JP2007221456A - 携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】接点板を交換する際の脱着作業性を向上できるとともに、接点板に変形等が生じ難い携帯端末を提供する。
【解決手段】携帯端末10は、電源に給電するためのバッテリコネクタ20が下筐体12の下部12Aに収容されている。バッテリコネクタ20は、下筐体12の下部12Aに左右の給電端子部21,22を備える。左給電端子部21は、下筐体12内に収容された回路基板25に固定された絶縁性の本体26と、本体26に支持されて回路基板25に導通する導通端子27と、導通端子27に接触するとともに外部露出し、かつ、外部の接点端子29に接触可能な接点部材31とを備える。接点部材31は、導通端子27に接触する接点板32と、接点板32の縁部34を保持する絶縁性の保持部材33とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、筐体に収容された電源に給電するためのバッテリコネクタを備えた携帯端末に関する。
携帯電話等の携帯端末のなかには、第1筐体および第2筐体を携帯状態から伸長状態まで連結部を介して開閉自在に連結し備えた折畳み式の携帯端末がある。
このような携帯端末は、第1筐体に表示部および表示部の上方にレシーバを備え、第2筐体に複数の操作キーからなる操作キー部および操作キー部の下方に送話部を備えるとともに、第2筐体の上部角部から突出可能なアンテナを備えている。
また、この携帯端末は、第2筐体に収容された電源に給電するためのバッテリコネクタを備える。バッテリコネクタは、第2筐体に収容された回路基板に絶縁性の本体が固定され、この本体に第2コンタクト(導通端子)が支持され、支持された導通端子が第2筐体内の回路基板に導通され、この導通端子のバネ部に第1コンタクト(接点板)が弾性接触されている。
導通端子に接触された接点板は、本体に保持されるとともに、外部の接点端子に接触可能に外部露出されている。
外部露出されている部位を、外部の接点端子に接触することで、接点板、導通端子、回路基板および給電端子を経て電源に電気的に接続して給電する(例えば、特許文献1)。
特開2005−5097号公報
ところで、携帯端末に取り付けた接点板に傷等が生じた場合、接点板を本体から脱着させて新たな接点板と交換する必要がある。
しかし、接点板は端子単体であり、剥き出し状態で極小な形状なので、交換する際に脱着し難く、かつ、接点板自体を変形させる虞がある。
以上のような問題は、折畳み式の携帯電話についてのみ生ずる問題ではなく、ストレートタイプの携帯電話や、複数の筐体がスライド式、回転式により伸長配置される携帯電話、あるいは電話機能を備えない携帯端末全般に生ずるものである。
本発明は、前述した不都合を解消するためになされたものであり、その目的は、接点板を交換する際の脱着作業性を向上できるとともに、接点板に変形等が生じ難い携帯端末を提供することにある。
本発明の携帯端末は、筐体に収容された電源に給電するためのバッテリコネクタを備えた携帯端末であって、前記バッテリコネクタは、前記筐体内の回路基板に導通する導通端子と、前記導通端子に接触する接点板と、前記接点板の縁部を保持する保持部材とを備え、前記接点板および前記保持部材は前記バッテリコネクタに着脱可能に保持されるとともに、前記接点板は他の部品の接点端子と接触可能に露出するよう構成したことを特徴とする。
接点板の縁部を保持部材で保持することで、接点板を掴みやすくできる。これにより、接点板を交換する際に、接点板を本体から容易に取り外すことができ、新たな接点板を本体に容易に取り付けることができる。
さらに、接点板の縁部を保持部材で保持することで、接点板の縁部を保持部材で補強して、接点板の強度を高めることができる。
さらに、本発明は、前記導通端子が前記接点板に対して弾性接触するバネ部を有することを特徴とする。
導通端子が接点板に対してバネ部を介して弾性接触するため、導通端子および接点板の導通状態を確実に維持できるとともに、接点板を交換した後にも導通状態を確実に回復できる。
また、本発明は、前記保持部材が、前記接点板における少なくとも片面の縁部を覆う枠形状であることを特徴とする。
保持部材を枠形状に形成し、枠形状の保持部材で、接点板における少なくとも片面の縁部を覆う。これにより、接点板を一層掴みやすくするとともに、接点板の強度を一層高めることができる。
本発明によれば、接点板の縁部を保持部材で保持して接点板を掴みやすくすることで、接点板を交換する際の脱着作業性を向上できるという効果を有する。
さらに、接点板の縁部を保持部材で保持して接点板の強度を高めることで、接点板に変形等が生じ難くできるという効果を有する。
(第1実施形態)
図1に示すように、第1実施形態の携帯端末10は、上筐体11および下筐体(筐体)12を連結部13を介して携帯状態から伸長状態まで開閉自在に連結し、上筐体11に表示部14を備え、表示部14の上方にレシーバ15を備え、下筐体12に複数の操作キー16Aからなる操作キー部16を備え、操作キー部16の下方に送話部17を備えた折畳み式の携帯電話である。
なお、本発明は、ストレートタイプの携帯電話や、複数の筐体がスライド式、回転式により伸長配置される携帯電話、あるいは電話機能を備えない携帯端末全般に適用可能である。
この携帯端末10は、下筐体12に電源(図示せず)が収容され、この電源に給電するためのバッテリコネクタ20が下筐体12の下部12Aに収容されている。バッテリコネクタ20は、下筐体12の下部12Aに左右の給電端子部21,22を備え、左右の給電端子部21,22のうち、一方が正極給電端子部、他方が負極給電端子部を構成する。
なお、左右の給電端子部21,22は、左右対称の部材であり、以下、左給電端子部21について説明して右給電端子部22の説明を省略する。
図2に示すように、左給電端子部21は、下筐体12内に収容された回路基板25に固定された絶縁性の本体26と、本体26に支持されて回路基板25に導通する導通端子27と、導通端子27に接触するとともに外部露出し、かつ、外部の接点端子29に接触可能な接点部材(具体的には、接点板32)31とを備える。
下筐体12は裏カバー12Bと表カバー12Cとからなり、内部空間30を形成する。
外部の接点端子29は、図示しない置台の接点端子である。
図2、図3に示すように、絶縁性の本体26は、回路基板25の表面25Aに固定され、導通端子27を収納する端子収納部35と、接点部材31を収納する接点部材収納部36(図3参照)とを備える。
接点部材収納部36は、端子収納部35に連通するとともに外部に連通し、左右の側部36A,36Bに左右のガイド溝38,39がそれぞれ形成されている。
図2に示すように、導通端子27は、下端部27Aが回路基板25に半田28で固定され、下端部27aから上方に延びたバネ部41を有する。バネ部41は、本体26の端子収納部35内に収納されている。
バネ部41は、接触部位41Aが端子収納部35内から接点板32に向けて突出され、接点板32に対して弾性変形することで接触部位41Aが接点板32に弾性接触する。
図3、図4に示すように、接点部材31は、導通端子27に接触する接点板32と、接点板32の縁部34(図4(B),(C)参照)を保持する絶縁性の保持部材33とを備える。
接点板32は、導通端子27に接触するとともに外部露出し、かつ、外部の接点端子29(図2参照)に接触可能な矩形状の端子である。
保持部材33は、外形が略矩形状に形成され、左右の側部33A,33Bに左右のガイド部44,45をそれぞれ備え、外部に臨む側に外側矩形枠部位46を備え、下筐体12の内部空間30(図2参照)に臨む側に内側門形枠部位47(図4(A)参照)を備える。
左右のガイド部44,45を、接点部材収納部36の左右のガイド溝38,39(図3参照)にそれぞれ挿通することで、保持部材33(すなわち、接点部材31)が接点部材収納部36に保持される。
図3に示すように、外側矩形枠部位46は、外側開口部46Aを備え、この外側開口部46Aに接点板32の外面32Aが臨むことで、外面32Aが外部に露出する。
よって、接点板32の外面32Aが外部に露出することで、置台の接点端子29(図2参照)に接触する。
これにより、接点板32、導通端子27、回路基板25および給電端子(図示せず)を経て電源に電気的に接続して給電する。
さらに、外側矩形枠部位46で、接点板32のうち外部に臨む外面(片面)32Aの4辺の縁部34A(図4(B),(C)参照)を覆うことで接点板32を補強する。
図4に示すように、内側門形枠部位47は、内側開口部47Aを備え、この内側開口部47Aに接点板32の内面32Bが臨むことで、内面32Bが下筐体12の内部空間30(図2参照)に露出する。
よって、接点板32の内面32Bが下筐体12の内部空間30に露出することで、導通端子27(図2参照)に接触する。
さらに、内側門形枠部位47で、内面32Bの上縁および左右縁の3縁部34Bを覆うことで接点板32を補強する。
なお、接点板32を保持部材33に取り付ける方法としては、一例として、接点板32を保持部材33に圧入で取り付けたり、インサート形成で取り付けることが可能である。
以上説明したように、第1実施形態の携帯端末10によれば、接点板32の縁部34を保持部材33で保持することで、接点部材31を掴みやすくできる。
これにより、接点部材31(すなわち、接点板32)を交換する際に、接点部材31を本体26から容易に取り外すことができ、新たな接点部材31を本体26に容易に取り付けることができる。
また、さらに、第1実施形態の携帯端末10によれば、導通端子27が接点板32に対して弾性接触するバネ部41を有しているため、導通端子27および接点板32の導通状態を確実に維持できるとともに、接点板32を交換した後にも導通状態を確実に回復できる。
さらに、接点板32の縁部34を保持部材33で保持することで、接点板32の縁部34を保持部材33で補強して、接点板32の強度を高めることができる。
加えて、保持部材33を枠形状に形成し、枠形状の保持部材33で、接点板32の外面32Aの縁部34Aを覆う。
これにより、接点部材31を一層掴みやすくするとともに、接点板32の強度を一層高めることができる。
つぎに、第1実施形態の保持部材33の変形例1〜3を図5(A)〜図5(C)に基づいて説明する。なお、変形例1〜3の接触部材において第1実施形態と同一・類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
(変形例1)
図5(A)に示す変形例1の保持部材50は、第1実施形態の内側門形枠部位47を内側矩形枠部位51に代えたものである。
内側矩形枠部位51を用いることで、内面32Bの上縁および左右縁の3縁部34Bに加えて、内面32Bの下縁を覆うことができる。
このように、内側矩形枠部位51で、接点板32の内面32Bの4辺の縁部34Bを覆うことで接点板32を一層補強する。
この内側矩形枠部位51は、外側矩形枠部位46と左右対称の部位である。よって、保持部材50は、左右対称の部材となり、接点板32の外面32Aおよび内面32Bを同様に使用することができる。
例えば、保持部材50を取り付ける際に、保持部材50の向きを考慮する必要がないので作業性の向上が図れる。
加えて、変形例1の保持部材50によれば、第1実施形態の携帯端末10と同様の効果が得られる。
(変形例2)
図5(B)に示す変形例2の保持部材60として、第1実施形態の矩形状の保持部材33に代えて左右の保持バー61,62を用いたものである。
すなわち、左右の保持バー61,62を、接点板32の縁部34のうち、左右の縁部に設けることで、左右の保持バー61,62が接点部材(接点板32)の着脱方向に沿って配置される。
接点板32の左右の縁部に保持バー61,62を設けることで、接点部材を掴みやすくできる。これにより、接点板32を交換する際に、接点部材(接点板32)を本体26から容易に取り外すことができ、新たな接点部材(接点板32)を本体26に容易に取り付けることができる。
加えて、左右の保持バー61,62を、接点板32の縁部34のうち、左右の縁部に設けることで接点板32を補強できる。
(変形例3)
図5(C)に示す変形例3の保持部材70として、第1実施形態の矩形状の保持部材33に代えて摘み片を用いたものである。
すなわち、摘み片(保持部材)70を、接点板32の縁部34のうち、上縁部(すなわち、手前側)に設けることで、摘み片70が接点部材(接点板32)の着脱方向の手前側に設けられている。
接点板32の手前側の縁部に摘み片70を設けることで、摘み片70を掴みやすい位置に配置できる。これにより、接点板32を交換する際に、接点部材(接点板32)を本体26から容易に取り外すことができ、新たな接点部材(接点板32)を本体26に容易に取り付けることができる。
加えて、摘み片70を、接点板32の縁部34のうち、上縁部(すなわち、手前側)に設けることで接点板32を補強できる。
つぎに、第2実施形態の携帯端末80を図6に基づいて説明する。なお、第2実施形態の携帯端末80において第1実施形態と同一・類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
(第2実施形態)
図6に示す第2実施形態の携帯端末80は、接点部材31の保持部材33を下枠体12の表カバー12Bに固定したもので、その他の構成は第1実施形態と同様である。
具体的には、表カバー12Bの下部に溝部12Dを形成し、溝部12Dに保持部材33の上部33Cを取り付ける。
そして、表カバー12Bを下カバー12Cに矢印のように合体させることにより、保持部材33を接点部材収納部36(図3参照)に収納して、接点部材31の接点板32を導通端子27に接触させる。
一方、保持部材33を接点部材収納部36から取り外す場合には、表カバー12Bを下カバー12Cから外して表カバー12Bおよび下カバー12Cの合体を解除する。
表カバー12Bとともに保持部材33が接点部材収納部36から取り出され、接点板32と導通端子27との接触が解除される。
そして、表カバー12Bの溝部12Dから接点部材31を外して、接点部材31の交換をおこなう。これにより、接点部材31の交換をより一層簡単におこなうことができる。
加えて、第2実施形態の携帯端末80によれば、第1実施形態の携帯端末10と同様の効果が得られる。
なお、前記実施形態では、携帯端末として折畳み式の携帯電話を例示したが、これに限らないで、複数の筐体がスライド式、回転式により伸長配置される携帯電話、あるいは電話機能を備えない携帯端末全般に用いることも可能である。
また、前記実施形態では、接点板32における少なくとも片面の縁部として接点板32の外面32Aを例示したが、これに限らないで、接点板32の内面32Bとすることも可能である。
さらに、前記実施形態で例示した下筐体12、バッテリコネクタ20、回路基板25、本体26、導通端子27、外部の接点端子29、接点板32、バネ部41、保持部材33等の形状は、これに限定するものではなく、適宜変更が可能である。
本発明は、筐体に収容された電源に給電するためのバッテリコネクタを備えた携帯端末への適用に好適である。
本発明に係る携帯端末(第1実施形態)を示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 第1実施形態に係る携帯端末の接点部材および本体を示す斜視図である。 図4(A)は第1実施形態に係る携帯端末の接点部材を示す斜視図、図4(B)は図4(A)のB−B線断面図、図4(C)は図4(A)のC−C線断面図である。 図5(A)は第1実施形態の変形例1を示す斜視図、図5(B)は第1実施形態の変形例2を示す斜視図、図5(C)は第1実施形態の変形例3を示す斜視図である。 本発明に係る携帯端末(第2実施形態)を示す断面図である。
符号の説明
10,80 携帯端末
12 下筐体(筐体)
20 バッテリコネクタ
21 左給電端子部
22 右給電端子部
25 回路基板
26 本体
27 導通端子
29 外部の接点端子
31 接点部材
32 接点板
32A 外面(片面)
32B 内面
33,50,60 保持部材
34 縁部
34A 外面の縁部
34B 内面の縁部
41 バネ部
70 保持部材(摘み片)

Claims (3)

  1. 筐体に収容された電源に給電するためのバッテリコネクタを備えた携帯端末であって、
    前記バッテリコネクタは、
    前記筐体内の回路基板に導通する導通端子と、
    前記導通端子に接触する接点板と、前記接点板の縁部を保持する保持部材とを備え、
    前記接点板および前記保持部材は前記バッテリコネクタに着脱可能に保持されるとともに、前記接点板は他の部品の接点端子と接触可能に露出するよう構成したことを特徴とする携帯端末。
  2. 前記導通端子が前記接点板に対して弾性接触するバネ部を有することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記保持部材が、前記接点板における少なくとも片面の縁部を覆う枠形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末。
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