JP2007220746A - プリント配線板 - Google Patents

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Satoru Tsuruga
哲 鶴賀
Hiroki Maruo
弘樹 圓尾
Shinichi Nikaido
伸一 二階堂
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Abstract

【課題】製造工程が大幅に短縮でき、低コストに製造できるプリント配線板を提供する。
【解決手段】プリント配線板1は、リジッドプリント基板10の端部の表裏面に配置、形成された被接続部12A,13Aの対応する同士をフレキシブルプリント基板20で接続してなり、フレキシブルプリント基板20の一方の端部に形成した接続部22Aは、リジッドプリント基板10の被接続部12Aにはんだ付けされ、フレキシブルプリント基板20の他方の端部に形成した接続部22Bは、リジッドプリント基板10の被接続部13Aにはんだ付けされている。
【選択図】図3

Description

この発明はプリント配線板に関し、さらに詳しくは、両面に形成された導体パターンの導通が図られたプリント配線板に関する。
一般に、表面と裏面に導体パターンである導体層を有するプリント配線板では、その表面と裏面との導通を図るために、スルーホールまたはビアホール(以下、単にスルーホールという。)という接続用開口部を形成し、その後に銅(Cu)めっきを行って表面と裏面の導体層同士を接続している。このようなスルーホールは、図12〜図17に示すような工程を経て形成される。
先ず、図12に示すように、絶縁性基材101の両面に銅箔102,103が設けられたものを用意し、適切な大きさに裁断する。次に、図13に示すように、例えばドリルやレーザによってスルーホールを形成するための開口部104を形成する。このとき、開口部104には、形成工程において発生したスミア105が付着している。このスミア105を取り除くために、デスミアというクリーニング作業を行って図14に示すような清浄な基板を作製する。そして、開口部104の内壁にCuを確実に付着させるために、図15に示すように、開口部104の内壁に触媒106を付着させる。その後、図16に示すように、めっき工程を行って、開口部104の内壁と導体層102,103の表面に、銅めっき層107を形成して、両面の導通をとる。その後、図17に示すように、銅めっき層107および導体層102,103を所望の回路パターンにパターニングする。
この他に、スルーホールの構造や形成方法としては、例えば、特許文献1〜3に記載された技術が知られている。
しかしながら、上述のスルーホールの形成方法では、工程が煩雑になるという問題点がある。また、このような形成方法では、めっき工程を経るため、スルーホール部以外の部分に別途マスキング等を行わない限り銅箔表面にもめっき層がついてしまい、銅箔の厚さ全体が厚くなってしまうという問題点がある。また、スルーホール内部に析出させるCuの厚さが不均一であると、その後の回路形成の工程において歩留まりが悪くなる可能性がある。また、開口部の形成工程やめっき工程自体にも様々な不良が存在し、プリント配線板の信頼性や生産の歩留まりを低下させる原因となる。
特開平6−302957号公報 特開平9−82835号公報 特開2003−46160号公報
そこで、本発明は、スルーホール形成工程やめっき工程を経ることなく両面の導通がとれるプリント配線板を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、製造工程が大幅に短縮でき、低コストに製造できるプリント配線板を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、不良の発生を抑えることができるプリント配線板を提供することにある。
本発明は、プリント配線板であって、表裏面のそれぞれに導体パターンが形成され、表裏面の前記導体パターン同士を接続するための被接続部が形成された主基板と、両端部のそれぞれに接続部が形成され、前記接続部同士を結ぶ配線が形成され、一端部側の前記接続部が前記主基板の前記表面に形成された前記被接続部に接続され、他端側の前記接続部が前記裏面に形成された前記被接続部に接続されて、前記被接続部同士を前記配線で電気的に接続するフレキシブルプリント基板と、を備えることを要旨とする。
なお、フレキシブルプリント基板は、主基板に形成された開口部を通るように配置されていてもよい。このフレキシブルプリント基板の両端には、接続部が形成され、接続部が主基板の端部以外の領域に形成された被接続部に接続されていてもよい。
また、接続部は、フレキシブルプリント基板の両端で互いに反対側の面に形成されていてもよい。
さらに、主基板は、リジッドプリント基板またはフレキシブルプリント基板のいずれであってもよい。
本発明によれば、スルーホール形成工程やめっき工程を経ることなく両面の導通がとれるプリント配線板を得ることができる。
また、本発明によれば、プリント配線板の製造工程が大幅に短縮でき、低コストで製造できる。
さらに、本発明によれば、不良の発生を抑えたプリント配線板を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態に係るプリント配線板の詳細を図面に基づいて説明する。但し、図面は模式的なものであり、各材料層の厚みやその比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
(第1の実施の形態)
図1〜図3を用いて、本発明の第1の実施の形態に係るプリント配線板1について説明する。図1はリジッドプリント基板10の要部を示す平面図、図2はリジッドプリント基板10に組み付けられるフレキシブルプリント基板20の平面図である。また、図3は、プリント配線板1の製造工程の一部を示すものであり、リジッドプリント基板10とフレキシブルプリント基板20とを接合する工程を示す側面図ある。
本実施の形態に係るプリント配線板1は、主基板としてのリジッドプリント基板10とフレキシブルプリント基板20とで構成されている。
図1および図3に示すように、リジッドプリント基板10は、絶縁性基材11と、この絶縁性基材11の表面および裏面にそれぞれパターン形成された複数(本実施の形態では表裏面で同数)の(表裏面で導通予定される)導体パターン12,13と、これらの導体パターン12,13が形成された絶縁性基材11の表裏面に図示しない接着層を介して形成されて、導体パターン12,13の大部分を覆うレジスト層14,15と、を備えて大略構成されている。なお、リジッドプリント基板10には、表裏面の導通予定される導体パターン12,13以外にも導体パターンを有するが、説明の便宜から、以下、表裏面の導通予定される導体パターンのみを説明する。
ここで、絶縁性基材11の構成材料としては、例えばガラスエポキシ、SEM3、紙エポキシなどを用いることができる。
導体パターン12,13は、絶縁性基材11の上に貼り付けた銅箔を例えばサブトラクティブ法によりパターン加工して形成されている。なお、銅箔としては、圧延銅箔、電解銅箔などを用いることができる。
図3に示すように、本実施の形態では、表裏面に形成された導体パターン12,13において、表裏面の導体パターン12,13同士を接続することが必要となるように回路設計された導体パターン12,13の被接続部12A,13Aを、絶縁性基材11の所定の端部に、表裏の位置関係になるように配置している。表裏面に形成された接続予定された導体パターン12,13の被接続部12A,13A同士は、絶縁性基材11を挟んで平面的に重なり合うような配置になっている。なお、表裏面に形成された対応する被接続部12A,13A同士は、従来ではスルーホールにて接続されるべき配線部分である。
なお、本実施の形態では、被接続部12A,13Aは、導体パターン12,13とほぼ同じ幅寸法に形成されているがこれに限定されるものではない。
図示しない接着層としては、例えば、ポリイミド系、エポキシ系、オレフィン系などの各種樹脂系接着剤を用いることができる。レジスト層としては、絶縁性基材と同様の樹脂などを用いることができる。レジスト層14,15としては、絶縁性基材11と同様の樹脂などを用いることができる。なお、これらレジスト層14,15は、図1および図3に示すように、被接続部12A,13Aを露出させるように形成されている。
図2および図3に示すように、本実施の形態のフレキシブルプリント基板20は、矩形状の絶縁性基材21の一方の面に、上記リジッドプリント基板10の被接続部12A,13Aと同数(図2においては5本)の配線パターン22が平行をなし且つ被接続部12A,13Aと同一のピッチで形成されている。配線パターン22の両端部は、それぞれ接続部22A,22Bとなっている。そして、配線パターン22が形成された絶縁性基材21の上には、接続部22A,22Bの配置領域のみが露出するようにカバー層23が形成されている。すなわち、接続部22A,22B同士の間の配線パターン22がカバー層23で覆われるように形成されている。絶縁性基材21の構成材料としては、例えばポリイミド、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等を用いることができる。
本実施の形態に係るプリント配線板1は、リジッドプリント基板10の端部の表裏面に配置、形成された被接続部12A,13Aの対応する同士をフレキシブルプリント基板20で接続したものである。フレキシブルプリント基板20の一方の端部に形成した接続部22Aは、リジッドプリント基板10の被接続部12Aにはんだ付けされ、フレキシブルプリント基板20の他方の端部に形成した接続部22Bは、リジッドプリント基板10の被接続部13Aにはんだ付けされている。
被接続部12A,13Aと接続部22A,22Bとをはんだ付けするには、少なくともどちらか一方の表面に、はんだめっき層を形成し、図3に示すようにフレキシブルプリント基板20の両端部をヒータチップ(加熱加圧ヘッド)30A,30Bで熱と圧力を加えればよい。なお、本実施の形態では、はんだめっき層を用いた接続法を用いたが、クリームはんだを用いる方法や、異方導電性フィルムを用いる方法等を適用することが可能である。
以下に、本実施の形態に適用される構成材料や寸法等の一例を示す。
導体パターンおよび配線パターンの材料:圧延銅箔、電解銅箔
導体パターンおよび配線パターンのピッチ:10〜500μm
導体パターンおよび配線パターンの幅:10〜500μm
導体パターンおよび配線パターンの厚さ:35μmを基本に、その1/2,1/3,1/4
リジッドプリント基板10の絶縁性基材11の厚さ:0.4,0.6,0.8,1.0,1.2,1.6,2.0,2.4mm等
フレキシブルプリント基板20の絶縁性基材21の厚さ:25μmを基本に、その1/2,1/3,1/4
接合材料:はんだ接合の場合は、鉛入りはんだペースト、鉛フリーはんあペースト、はんだめっき、錫めっきを、パターンの少なくとも一方に塗布またはめっき処理する。超音波接合の場合は、Auめっき、Niめっき/下地にAuめっきしたものを用いることができる。
接合方法:加熱によるはんだつけ、超音波による金属結合
このような構成のプリント配線板1では、従来のようにスルーホール形成(接続部開口部の開設)工程やめっき工程を経ることなく両面の導通がとれるプリント配線板1を得ることができる。また、本実施の形態では、プリント配線板1側にスルーホール形成工程やめっき工程を要しないため、製造工程が大幅に短縮でき、製造工程を大幅に低減することができる。さらに、上述のように、めっき工程を不要とするため、めっき不良の発生を抑えたプリント配線板1を実現できる。
また、これまでは、スルーホールの代替が可能であることを明確に示すため、被接続部12A,13Aは絶縁性基材11を挟んで平面的に重なり合う配置で説明してきたが、本発明の場合は、平面的に重なり合わない位置に被接続部12A,13Aを配置できる。つまり、接続さえ可能であれば接続位置は任意であり、フレキシブルプリント基板20は、それをつなぐことができる形状にすればよい。これは、スルーホールではできない構造、機能である。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態に係るプリント配線板2の要部を示す断面図である。なお、本実施の形態に係るプリント配線板2において、上記した第1の実施の形態に係るプリント配線板1と同一部分には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
上記第1の実施の形態は、主基板としてのリジッドプリント基板10の端縁部にフレキシブルプリント基板20を組み付けた例であるが、第2の実施の形態は、図4に示すように、フレキシブルプリント基板20をリジッドプリント基板10に形成した開口部16を通して組み付けている。なお、本実施の形態に係るプリント配線板2の他の構成は、上記第1の実施の形態に係るプリント配線板1と同様であるため説明を省略する。
本実施の形態のプリント配線板2の構成は、リジッドプリント基板10における表裏面の導体パターンを接続する箇所が、リジッドプリント基板10の中央部寄りに位置する場合に有効であり、被接続部12A,13Aをリジッドプリント基板10の端縁まで引き回すことを避けることができる。この結果、表裏面の導通を図るために配線長さを長くする必要がないため、配線抵抗の増大や信号伝搬速度の低下を避けることができる。
本実施の形態における作用・効果は、上記第1の実施の形態のプリント配線板1と同様である。
(第2の実施の形態の変形例)
図5は、上記第2の実施の形態のプリント配線板2の変形例を示している。この変形例に係るプリント配線板2Aは、上記第2の実施の形態に係るプリント配線板2において、リジッドプリント基板10に形成した開口部16を大きめに設定して、開口部16にフレキシブルプリント基板20を2つ通せるようにしたものであり、開口部16の開口縁にそれぞれのフレキシブルプリント基板20を接合したものである。このプリント配線板2Aでは、2つのフレキシブルプリント基板20で表裏面の導通をとればよいため1つ当たりの配線パターンの数を少なくでき、導体パターンや配線パターンのピッチも大きくすることができ、接合が容易となる。
(第3の実施の形態)
図6は、本発明の第3の実施の形態に係るプリント配線板3の要部を示している。
プリント配線板3は、主基板としてのリジッドプリント基板40と、フレキシブルプリント基板50とを組み付けて構成されている。
リジッドプリント基板40は、絶縁性基材41と、この絶縁性基材41の表面および裏面にそれぞれパターン形成された複数(本実施の形態では表裏面で同数)の導体パターン42,43と、これらの導体パターン42,43が形成された絶縁性基材41の表裏面に図示しない接着層を介して形成されて、導体パターン42,43の大部分を覆うレジスト層44,45と、を備えて大略構成されている。
ここで、絶縁性基材41の構成材料としては、例えばガラスエポキシ、SEM3、紙エポキシなどを用いることができる。
導体パターン42,43は、絶縁性基材の上に貼り付けた銅箔を例えばサブトラクティブ法によりパターン加工して形成されている。なお、銅箔としては、圧延銅箔、電解銅箔などを用いることができる。
図6に示すように、本実施の形態では、表裏面に形成された導体パターン42,43において、表裏面の導体パターン42,43同士を接続することが必要となるように回路設計された導体パターン42,43の被接続部42A,43Aを、絶縁性基材41の端部より内側(中央寄り)の位置に、表裏の位置関係になるように配置している。表裏面に形成された接続予定された導体パターン42,43の被接続部42A,43A同士は、絶縁性基材41を挟んで平面的に重なり合うような配置になっている。なお、表裏面に形成された対応する被接続部42A,43A同士は、従来の接続方法でではスルーホールにて接続されるべき配線部分である。
図6に示すように、本実施の形態では、リジッドプリント基板40における被接続部42A,43Aが設けられた場所は、端縁から中央部に寄った位置であり、端縁部までは距離を有している。また、このようなリジッドプリント基板40の被接続部42A,43Aに両端を接合されるフレキシブルプリント基板50は、リジッドプリント基板40の端縁を回り込んで配置される。特に、本実施の形態では、図6に示すように、リジッドプリント基板40においてフレキシブルプリント基板50が回り込む領域(フレキシブルプリント基板50の内側となる領域)に、電子部品61,62,63が実装されている。
フレキシブルプリント基板50は、矩形状の絶縁性基材51の一方の面に、上記リジッドプリント基板40の被接続部42A,43Aと同数の配線パターン52が平行をなし且つ被接続部42A,43Aと同一のピッチで形成されている。配線パターン52の両端部は、それぞれ接続部52A,52Bとなっている。そして、配線パターン52が形成された絶縁性基材51の上には、接続部52A,52Bの配置領域のみが露出するようにカバー層53が形成されている。すなわち、接続部52A,52B同士の間の配線パターン52がカバー層53で覆われるように形成されている。絶縁性基材51の構成材料としては、例えばポリイミド、PEN、PET等を用いることができる。
本実施の形態に係るプリント配線板3は、リジッドプリント基板40の表裏面に配置、形成された被接続部42A,43Aの対応する同士をフレキシブルプリント基板50で接続したものである。フレキシブルプリント基板50の一方の端部に形成した接続部52Aは、リジッドプリント基板40の被接続部42Aにはんだ付けされ、フレキシブルプリント基板50の他方の端部に形成した接続部52Bは、リジッドプリント基板40の被接続部43Aにはんだ付けされている。
被接続部42A,43Aと接続部52A,52Bとをはんだ付けするには、少なくともどちらか一方の表面に、はんだめっき層を形成し、フレキシブルプリント基板50の両端部を、上記第1の実施の形態と同様に、ヒータチップ(図3参照)で熱と圧力を加えればよい。なお、本実施の形態では、はんだめっき層を用いた接続法を用いたが、クリームはんだを用いる方法や、異方導電性フィルムを用いる方法等を適用することが可能である。
上述したように、本実施の形態では、フレキシブルプリント基板50が、リジッドプリント基板40に実装された電子部品61,62,63を覆っている。このため、フレキシブルプリント基板50は、リジッドプリント基板40の表裏面の導通を図る機能の他に電子部品61,62,63の保護機能を有している。
また、図7に示すように、絶縁性基材51の表面に銅箔や、導電性塗料、導電性ペーストを塗布してなるシールド用導電材料層54を設ければ、主基板に実装された電子部品61に対する電気的シールド効果を実現することができる。
(第4の実施の形態)
図8は、本発明の第4の実施の形態に係るプリント配線板4を示している。本実施の形態のプリント配線板4は、リジッドプリント基板70に開口部16を形成し、この開口部16を通してフレキシブルプリント基板80を組み付けた構成であるが、フレキシブルプリント基板80には両端部で反対の面に位置する接続部82A,82Bを設けている。
リジッドプリント基板70は、絶縁性基材71と、この絶縁性基材71の表面および裏面にそれぞれパターン形成された複数(本実施の形態では表裏面で同数)の導体パターン72,73と、これらの導体パターン72,73が形成された絶縁性基材71の表裏面に図示しない接着層を介して形成されて、導体パターン72,73の大部分を覆うレジスト層74,75と、を備えて大略構成されている。
ここで、絶縁性基材71の構成材料としては、例えばガラスエポキシ、SEM3、紙エポキシなどを用いることができる。
導体パターン72,47は、絶縁性基材71の上に貼り付けた銅箔を例えばサブトラクティブ法によりパターン加工して形成されている。なお、銅箔としては、圧延銅箔、電解銅箔などを用いることができる。
図8に示すように、本実施の形態では、表裏面に形成された導体パターン72,73において、表裏面の導体パターン72,73同士を接続することが必要となるように回路設計された導体パターン72,73の被接続部72A,73Aを、絶縁性基材71に形成した開口部16の開口縁における対岸同士に、表裏の位置関係になるように配置している。なお、表裏面に形成された対応する被接続部72A,73A同士は、従来の接続方法でではスルーホールにて接続されるべき配線部分である。
フレキシブルプリント基板80は、矩形状の絶縁性基材81の一端から中央部までに亘り、上記リジッドプリント基板70の被接続部72A,73Aと同数の配線パターン82が平行をなし且つ接続部72A,73Aと同一のピッチで形成されている。そして、これら配線パターン82は、スルーホール部83を介して絶縁性基材81の他方の面に他端に至る配線パターン82が形成されている。配線パターン82の両端部は、それぞれ接続部82A,82Bとなっており、互いに反対側の面に配置されている。そして、配線パターン82が形成された絶縁性基材81の両面には、接続部82A,82Bの配置領域のみが露出するようにカバー層84が形成されている。すなわち、接続部82A,82B同士の間の配線パターン82およびスルーホール部83がカバー層83で覆われるように形成されている。絶縁性基材81の構成材料としては、例えばポリイミド、PEN、PET等を用いることができる。
本実施の形態においても、従来のようにスルーホール形成(接続部開口部の開設)工程やめっき工程を経ることなく両面の導通がとれるプリント配線板4を得ることができる。また、本実施の形態では、プリント配線板4側にスルーホール形成工程やめっき工程を要しないため、製造工程が大幅に短縮でき、製造工程を大幅に低減することができる。さらに、上述のように、めっき工程を不要とするため、めっき不良の発生を抑えたプリント配線板4を実現できる。なお、本実施の形態では、プリント配線板4の面積が非常に広く、フレキシブルプリント基板80が一部に限られ、小さな面積で実現可能であり、しかも、開口部として許される幅が非常に狭い場合に有効である。この他、図9に示すように、フレキシブルプリント基板80Aを一点鎖線の部分で折り曲げて互いに重ね合わせて、図10に示すように接続部82A,82Bが互いに反対の面に位置するようにしたものを用いてもよい。なお、図11は、フレキシブルプリント基板80Aを、リジッドプリント基板70に開口部16に組み付けた状態を示す断面図である。このように開口部16の幅が折り畳んだフレキシブルプリント基板80Aを収納できるほど広い場合に、この形態を適用できる。このようなフレキシブルプリント基板80Aを用いればスルーホールを形成する必要がない。
なお、本実施の形態では、スルーホール部83を備えたフレキシブルプリント基板80を用いたが、一方の面のみに配線パターン82が形成されたフレキシブルプリント基板を捻って開口部16の被接続部82A,82Bに接続してもよい。
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態の開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
上記した各実施の形態では、主基板としてリジッドプリント基板を適用したが、フレキシブルプリント基板を適用してもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るプリント配線板におけるリジッドプリント基板を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るプリント配線板におけるフレキシブルプリント基板の平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るプリント配線板の製造工程を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るプリント配線板の要部断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るプリント配線板の変形例を示す要部断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るプリント配線板を示す要部断面図である。 第3の実施の形態に係るプリント配線板の変形例を要部断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るプリント配線板を示す要部断面図である。 第4の実施の形態にプリント配線板に用いるフレキシブルプリント基板の変形例を示す平面図である。 第4の実施の形態にプリント配線板に用いるフレキシブルプリント基板の変形例を示し、フレキシブルプリント基板を折り畳んだ状態を示す断面図である。 第4の実施の形態にプリント配線板の変形例を示す要部断面図である。 従来のプリント配線板のスルーホールの形成工程の工程断面図である。 従来のプリント配線板のスルーホールの形成工程の工程断面図である。 従来のプリント配線板のスルーホールの形成工程の工程断面図である。 従来のプリント配線板のスルーホールの形成工程の工程断面図である。 従来のプリント配線板のスルーホールの形成工程の工程断面図である。 従来のプリント配線板のスルーホールの形成工程の工程断面図である。
符号の説明
1,2,2A,3,4 プリント配線板
10 リジッドプリント基板(主基板)
11 絶縁性基材
12,13 導体パターン
12A,13A 被接続部
14,15 レジスト層
16 開口部
20 フレキシブルプリント基板
21 絶縁性基材
22 配線パターン
22A,22B 接続部
23 カバー層
40,70 リジッドプリント基板(主基板)
41 絶縁性基材
42,43 導体パターン
42A,43A 被接続部
44,45 レジスト層
50,80,80A フレキシブルプリント基板
51 絶縁性基材
52 配線パターン
52A,52B 接続部
53 カバー層
61,62,63 電子部品

Claims (9)

  1. 表裏面のそれぞれに導体パターンが形成され、表裏面の前記導体パターン同士を接続するための被接続部が形成された主基板と、
    両端部のそれぞれに接続部が形成され、前記接続部同士を結ぶ配線が形成され、一端部側の前記接続部が前記主基板の前記表面に形成された前記被接続部に接続され、他端側の前記接続部が前記裏面に形成された前記被接続部に接続されて、前記被接続部同士を前記配線で電気的に接続するフレキシブルプリント基板と、
    を備えることを特徴とするプリント配線板。
  2. 前記フレキシブルプリント基板は、前記主基板に形成された開口部を通るように配置されていることを特徴とする請求項1に記載されたプリント配線板。
  3. 前記接続部は、前記主基板の端部以外の領域に形成された前記被接続部に接続されていることを特徴とする請求項1に記載されたプリント配線板。
  4. 前記接続部は、前記フレキシブルプリント基板の両端で互いに反対側の面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載されたプリント配線板。
  5. 前記主基板は、リジッドプリント基板またはフレキシブルプリント基板であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載されたプリント配線板。
  6. 前記フレキシブルプリント基板は、前記主基板上に実装された電子部品を覆うように配置されていることを特徴とする請求項3に記載されたプリント配線板。
  7. 前記フレキシブルプリント基板の外側面に、シールド用導電材料層を設けたことを特徴とする請求項6に記載されたプリント配線板。
  8. 前記主基板における前記開口部を挟んだ位置の一対の端部の一方の表面側と他方の裏面側に被接続部が形成され、
    前記フレキシブルプリント基板は、片面の前記両端部にそれぞれ前記接続部が形成されたものであり、前記フレキシブルプリント基板を折り曲げることにより前記接続部がそれぞれ対応する前記被接続部に対向するように配置されていることを特徴とする請求項2に記載されたプリント配線板。
  9. 前記フレキシブルプリント基板は、両面の前記配線同士を接続するスルーホールを有することを特徴とする請求項2に記載されたプリント配線板。
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