JP2007220177A - 垂直磁気記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】再生出力及びS/N比を向上しうる垂直磁気記録方式の磁気記録媒体を提供する。
【解決手段】 第1の記録層16と、第1の記録層との間で強磁性結合を形成する第2の記録層20と、第1の記録層16と第2の記録層20との間に形成され、非磁性層18bと、第1の記録層16と非磁性層18bとの間及び非磁性層18bと第2の記録層20との間の少なくとも一方に形成された強磁性層18a,18bとを有する中間層18とを有する。これにより、垂直磁気記録媒体の再生出力を向上することができる。また、中間層の強磁性層及び非磁性層の構成を適宜制御することにより、垂直磁気記録媒体のS/N比をも向上することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気記録媒体に係り、特に、垂直磁気記録に用いる垂直磁気記録媒体に関する。
磁気記録装置であるハードディスク装置は、コンピュータや各種携帯情報端末、例えばモバイルパソコン、ゲーム機、デジタルカメラ、車載ナビゲーションシステム等の外部記憶装置として広く使用されている。
近年、このようなハードディスク装置の記録媒体として、従来の面内記録媒体と比べて倍以上の高保磁力化が可能な垂直磁気記録媒体が注目されている。垂直磁気記録とは、記録媒体の面に垂直に、隣接する記録ビットが互いに反平行になるように磁区を形成する磁気記録方式である。
垂直磁気記録用の磁気記録媒体では、高密度記録を行うと磁区ドメインの減少により記録情報が消失する、いわゆる“熱揺らぎ”が問題となる。この熱揺らぎ抑制策には磁気異方性エネルギーKuの大きい材料の採用が有効である。その一方、磁気異方性エネルギーKuの増加により記録磁界も増加するため、その効果には限界がある。したがって、熱揺らぎ対策と十分な飽和記録特性の確保の両立が課題となっている。
この対策として、記録層を2層以上の多層構造にする試みがなされている。これは、磁気異方性の異なる記録層を積層することで記録特性の向上を図るものであるが、必要とされる磁気特性を得るため各層の組成、構造の制御は複雑且つ困難である。また、一般的に膜厚が非常に厚くなる傾向があり、ヘッドからの記録磁界が十分でなくなる問題がある。
このような背景において、記録層間に非磁性の中間層を設けた2層記録層を有するECC(Exchange Coupled Composite)媒体と呼ばれる垂直磁気記録媒体が提案されている。ECC媒体は、磁化容易軸が基板に対して垂直と面内、若しくは互いに斜め方向にある2層の磁性膜を、非磁性中間層を介して積層したものであり、熱的安定性を確保しつつ記録磁界を低減し、サイドイレースを抑制することが可能である。
特開2001−148110号公報
しかしながら、上記従来のECC媒体では、記録層の磁化容易軸方向が基板法線に対して斜め方向を向いているため、信号出力の損失が大きく十分なS/N比を確保することができなかった。このため、再生出力及びS/N比を向上しうる垂直磁気記録媒体が望まれていた。
本発明の目的は、再生出力及びS/N比を向上しうる垂直磁気記録方式の磁気記録媒体を提供することにある。
本発明の一観点によれば、第1の記録層と、前記第1の記録層との間で強磁性結合を形成する第2の記録層と、前記第1の記録層と前記第2の記録層との間に形成され、非磁性層と、前記第1の記録層と前記非磁性層との間及び前記非磁性層と前記第2の記録層との間の少なくとも一方に形成された強磁性層とを有する中間層とを有することを特徴とする垂直磁気記録媒体が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、第1の記録層と、前記第1の記録層との間で強磁性結合を形成する第2の記録層と、前記第1の記録層と前記第2の記録層との間に形成され、非磁性層と、前記第1の記録層と前記非磁性層との間及び前記非磁性層と前記第2の記録層との間の少なくとも一方に形成された強磁性層とを有する中間層とを有する垂直磁気記録媒体と、前記垂直磁気記録媒体の近傍に設けられ、前記垂直磁気記録媒体の所定の記録領域への磁気情報の記録及び前記垂直磁気記録媒体の所定の記録領域の磁気情報の読み出しを行う磁気ヘッドとを有することを特徴とする磁気記録装置が提供される。
本発明によれば、第1の記録層と、第1の記録層との間で強磁性結合を形成する第2の記録層と、第1の記録層と第2の記録層との間に形成された中間層とを有する垂直磁気記録媒体において、中間層を、非磁性層と、第1の記録層と非磁性層との間及び非磁性層と第2の記録層との間の少なくとも一方に形成された強磁性層とにより構成するので、第1及び第2の記録層の特性を変えることなく、中間層の強磁性層によって垂直磁気記録層の飽和磁化Msを高めることができる。これにより、垂直磁気記録媒体の再生出力を向上することができる。また、中間層の強磁性層及び非磁性層の構成を適宜制御することにより、垂直磁気記録媒体のS/N比をも向上することができる。
また、中間層の強磁性層を、強磁性材料よりなる複数の粒状体と、粒状体の粒界に充填された非磁性材料とにより構成し、非磁性材料によって粒状体を磁気的に分離することにより、中間層の強磁性層を面内に連続して形成する場合と比較して、強磁性層が隣接する記録領域の記録情報に与える磁気的影響を低減することができる。これにより、垂直磁気記録媒体のS/N比を更に向上することができる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による垂直磁気記録媒体について図1乃至図6を用いて説明する。
図1は本実施形態による垂直磁気記録媒体の構造を示す概略断面図、図2は角型比の非磁性層膜厚依存性を示すグラフ、図3,図6は出力の強磁性層膜厚依存性を示すグラフ、図4はS/N比の強磁性層膜厚依存性を示すグラフ、図5は磁気特性の測定方向の角度に対する保持力の変化を示すグラフである。
はじめに、本実施形態による垂直磁気記録媒体の構造について図1を用いて説明する。
ガラス基板10上には、軟磁性材料よりなる裏打ち層12が形成されている。打ち層12上には、非磁性材料よりなる中間層14が形成されている。中間層14上には、強磁性材料よりなる第1の記録層16が形成されている。第1の記録層16上には、交換結合力制御層18が形成されている。交換結合力制御層18は、第1の記録層16上に形成された強磁性層18aと、強磁性層18a上に形成された非磁性層18bと、非磁性層18b上に形成された強磁性層18cとを有している。交換結合力制御層18上には、強磁性材料よりなる第2の記録層20が形成されている。これにより、第1の記録層16と、交換結合力制御層18と、第2の記録層20とからなる垂直磁気記録層22が構成されている。垂直磁気記録層22上には、保護層24が形成されている。
裏打ち層12は、記録ヘッドから発生した記録磁界を環流させ、磁束の閉磁路を形成するためのものであり、軟磁性材料、例えばCo系アモルファス合金、Ni系合金等により構成される。
中間層14は、裏打ち層12と垂直磁気記録層22との間の相互作用を防止するための層であり、非磁性材料、例えばRu、Cr、Rh、Ir及びこれらの合金等により構成される。
垂直磁気記録層22は、所定の磁気情報を記録するための層である。第1の記録層16と第2の記録層20との間に強磁性結合が形成され、両者の間の交換結合力が交換結合力制御層18によって制御されている。垂直磁気記録層22には、3層以上の強磁性結合を有する記録層を設けてもよい。
第1の記録層16と第2の記録層20とは、磁化容易軸が基板に対して垂直と面内、或いは互いに斜め方向に向いている。第1の記録層16及び第2の記録層20は、CoCr系合金、Co系グラニュラ等の垂直磁気記録用の強磁性材料により構成される。第1の磁性層16及び第2の記録層20は、同一の材料であってもよいし、異なる材料であってもよい。異なる材料を用いる場合には、ガラス基板10に近い第1の記録層16の方が、保護層24に近い第2の記録層20よりも垂直磁気異方性(Ku)が大きいことが望ましい。
強磁性層18a,18cは、垂直磁気記録層22の飽和磁化Msを高めるための層であり、高Ms強磁性材料であるCoを主成分とする強磁性材料、例えばCo、CoCr、CoPt、CoNi、CoFe、CoNiFe等により構成される。
非磁性層18bは、第1の記録層16と第2の記録層20との間の交換結合力を制御する交換結合力制御層18の主たる役割を担う層であり、非磁性材料、例えばRu、Cr、Rh、Ir及びこれらの合金等により構成される。なお、本願明細書では、交換結合力制御層を中間層と表現することもある。
保護層24は、垂直磁気記録媒体上を磁気ヘッドが走査する際に表面を保護するための層であり、例えば炭素膜等により構成される。
ここで、本実施形態による垂直磁気記録媒体は、交換結合力制御層18が、Coを主成分とする強磁性材料よりなる強磁性層18a,18cを有することに主たる特徴がある。高Ms強磁性材料であるCoを主成分とする強磁性材料を含む層を設けることにより、垂直磁気記録層22の飽和磁化Msが増加するため、再生出力を増大することができる。また、交換結合力制御層18の各層の構成及び膜厚を詳細に制御することにより、S/N比においても向上を図ることができる。また、磁化容易軸方向が垂直ではないCoを主成分とする層を用いることにより、第1の記録層16及び第2の記録層20の磁化容易軸方向を任意の方向に変化させることができる。これにより、角度変化に対する保持力Hcの変化率をより小さくすることができる。強磁性層18a及び強磁性層18cは、必ずしも両方ともに設ける必要はなく、強磁性層18a又は強磁性層18cのいずれか一方のみを設けるようにしてもよい。
次に、交換結合力制御層18の各層の具体的な構成について図2乃至図6を用いて説明する。
図2は静磁気特性角型比(SQ)の非磁性層18bの膜厚依存性を示すグラフである。図2の測定では、非磁性層18bとしてRu膜を用いた。
図2に示すように、非磁性層18bの膜厚を変化することにより、SQ比が変化する。非磁性層18bの膜厚tが0.5nm以下、0.8nm以上では、SQ比はほぼ1である。これは、非磁性層18bの膜厚tが0.5nm<t<0.8nmにおいて、第1の記録層16と第2の記録層20とが非磁性層18bを介して反強磁性結合をしていることを示している。また、非磁性層18bの膜厚tがt≧0.8nmでは記録層は互いに独立して機能するため、交換結合力制御層18の効果が認められない。したがって、非磁性層18bの膜厚tは、t≦0.5nmに設定する必要がある。
図3は出力(Vf8)の強磁性層18a,18c膜厚の依存性を示すグラフである。図中、●印のプロットは第1の記録層16の膜厚を10nmとした場合であり、○印のプロットは第1の記録層16の膜厚を15nmとした場合である。図3の測定では、強磁性層18a,18cとしてCo膜を用いた。また、グラフの横軸は、強磁性層18a,18cのそれぞれの膜厚を示している。
図3に示すように、第1の記録層16の膜厚が10nm、15nmの何れの場合にも、出力は強磁性層18a,18cの膜厚の増加に伴って増加することが判る。したがって、出力の観点からは、強磁性層18a,18cの膜厚はより厚い方が望ましい。
図4は、S/N比の強磁性層18a,18cの膜厚の依存性を示すグラフである。縦軸は、強磁性層18a,18cを設けないときのS/N比の値を差し引いた値を示しており、値が大きいほどに強磁性層18a,18cの効果が大きいことを表す。図中、●印のプロットは第1の記録層16の膜厚を10nmとした場合であり、○印のプロットは第1の記録層16の膜厚を15nmとした場合である。図4の測定では、強磁性層18a,18cとしてCo膜を用い、非磁性層18bの膜厚は0.4nmとした。また、グラフの横軸は、強磁性層18a,18cのそれぞれの膜厚を示している。
図4に示すように、S/N比は、第1の記録層16の膜厚が10nm、15nmの何れの場合にも、強磁性層18a,18cの膜厚とともに増加してピーク値を示し、このピーク値を超えると減少に転じる。S/N比は、強磁性層18a,18cの膜厚が厚すぎると、強磁性層18a,18cを設けないときのS/N比の値よりも小さくなる。また、変化の度合いは第1の記録層16の膜厚に依存する。
図4の結果から、第1の記録層16の膜厚が10nmの場合には強磁性層18a,18cの膜厚tは0<t≦1nmの範囲に設定することが望ましく、第1の記録層16の膜厚が15nmの場合には強磁性層18a,18cの膜厚tは0<t≦2nmの範囲に設定することが望ましい。強磁性層18a,18cの膜厚は、採用した第1の記録層16の膜厚において、S/N比が強磁性層18a,18cを設けないときの値よりも大きくなるように適宜設定することが望ましい。
図5は、磁気特性の測定方向の角度に対する保持力Hcの変化を示したものである。縦軸は膜垂直方向から測定した場合の保持力を100%としたときの保持力の値を示しており、横軸は膜垂直方向と測定方向とのなす角度を示している。角度の変化に対する保持力の変化が小さいほど、サイドイレース耐性が高いことを表す。図中、◆印のプロットは強磁性層18a,18cを設けない場合であり、▲印のプロットは強磁性層18a,18cの膜厚を0.5nmとした場合であり、■印のプロットは強磁性層18a,18cの膜厚を1.0nmとした場合であり、●印のプロットは強磁性層18a,18cの膜厚を1.5nmとした場合である。図5の測定では、強磁性層18a,18cとしてCo膜を用いた。
図5に示すように、強磁性層18a,18cの膜厚が厚いほどに角度の変化に対する保持力の変化が小さくなっており、サイドイレース耐性が高いことが判る。したがって、サイドイレース耐性の観点からは、強磁性層18a,18cの膜厚はより厚い方が望ましい。
図6は、強磁性層18a又は強磁性層18cのいずれか一方を設けた場合における出力の強磁性層18a,18cの膜厚の依存性を示すグラフである。縦軸は強磁性層18a,18cを設けないときの出力の値を差し引いた値を示している。図中、●印のプロットは強磁性層18aのみを設けた場合であり、■印のプロットは強磁性層18cのみを設けた場合である。図6の測定では、強磁性層18a,18cとしてCo膜を用いた。
図6に示すように、強磁性層18a又は強磁性層18cのいずれか一方を設けただけでも、出力の増加が認められる。出力増加の効果は、強磁性層18aのみを設けた方が、強磁性層18cのみを設けた場合よりも高かった。強磁性層18cのみを設けた場合には、膜厚0.5nmをピークとしてそれ以上の膜厚では逆に出力の減少が認められた。
図6の結果から、強磁性層18a,18cは、少なくとも一方を設けることにより出力増加の効果を得ることができる。また、出力と膜厚との関係は強磁性層18aと強磁性層18cとで異なっており、強磁性層18aの膜厚と強磁性層18cの膜厚とは必ずしも同じにする必要はない。他の特性をも見極めたうえで適宜設定することが望ましい。
次に、本実施形態による垂直磁気記録媒体の製造方法について図1を用いて説明する。
まず、ガラス基板10上に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚50〜100nm程度の軟磁性材料、例えばCo系アモルファス合金やNi系合金を堆積し、裏打ち層12を形成する。
次いで、裏打ち層12上に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚20nm程度の非磁性材料、例えばRu,Cr,Rh,Ir等を堆積し、中間層14を形成する。
次いで、中間層14上に、例えば膜厚15nm程度のCoCrPt−SiOグラニュラ等よりなる第1の記録層16を形成する。
次いで、第1の記録層16上に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚1nm程度のCoを含む強磁性材料、例えばCo,CoCr,CoPt,CoNi,CoFe,CoNiFe等を堆積し、強磁性層18aを形成する。
次いで、強磁性層18a上に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚0.5nm程度の非磁性材料、例えばRu,Cr,Rh,Ir等を堆積し、非磁性層18bを形成する。
次いで、非磁性層18b上に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚1nm程度のCoを含む強磁性材料、例えばCo,CoCr,CoPt,CoNi,CoFe,CoNiFe等を堆積し、強磁性層18aを形成する。
こうして、強磁性層18a、非磁性層18b及び強磁性層18cよりなる交換結合力制御層18を形成する。
次いで、交換結合力制御層18上に、例えば膜厚5nm程度のCoCrPt−SiOグラニュラ等よりなる第2の記録層20を形成する。
こうして、第1の記録層16、交換結合力制御層18及び第2の記録層18よりなる垂直磁気記録層22を形成する。
次いで、垂直磁気記録層22上に、例えば膜厚4nm程度の炭素膜よりなる保護層24を形成する。
この後、保護層24上に潤滑剤(図示せず)を塗布し、本実施形態による垂直磁気記録媒体を完成する。
このように、本実施形態によれば、第1の記録層と、第1の記録層との間で強磁性結合を形成する第2の記録層と、第1の記録層と第2の記録層との間に形成された中間層(交換結合力制御層)とを有する垂直磁気記録媒体において、中間層を、非磁性層と、第1の記録層と非磁性層との間及び非磁性層と第2の記録層との間の少なくとも一方に形成された強磁性層とにより構成するので、第1及び第2の記録層の特性を変えることなく、中間層の強磁性層によって垂直磁気記録層の飽和磁化Msを高めることができる。これにより、垂直磁気記録媒体の再生出力を向上することができる。また、中間層の強磁性層及び非磁性層の構成を適宜制御することにより、垂直磁気記録媒体のS/N比をも向上することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による垂直磁気記録媒体について図7及び図8を用いて説明する。なお、図1に示す第1実施形態による垂直磁気記録媒体と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。
図7は本実施形態による垂直磁気記録媒体の構造を示す概略断面図、図8はS/N比の強磁性層膜厚依存性を示すグラフである。
はじめに、本実施形態による垂直磁気記録媒体の構造について図7を用いて説明する。なお、図7(a)は本実施形態による垂直磁気記録媒体の全体的構成を示す断面図であり、図7(b)は本実施形態による垂直磁気記録媒体の垂直磁気記録層の詳細を示す拡大断面図である。
図7(a)に示すように、本実施形態による垂直磁気記録媒体における基本的な膜構成は、図1に示す第1実施形態による垂直磁気記録媒体と同様である。本実施形態による垂直磁気記録媒体の主たる特徴は、交換結合力制御層18がグラニュラ状の膜により構成されている点にある。
すなわち、本実施形態による垂直磁気記録媒体における交換結合力制御層18は、図7(b)に示すように、Co粒状体とその粒界に充填されたSiOとにより構成されSiOによってCo粒状体が互いに磁気的に分離された強磁性層18a′と、Ru粒状体とその粒界に充填されたSiOとにより構成されSiOによってRu粒状体が互いに分離された非磁性層18b′と、Co粒状体とその粒界に充填されたSiOとにより構成されSiOによってCo粒状体が互いに磁気的に分離された強磁性層18c′とにより構成されている。
このようにして交換結合力制御層18を構成することにより、強磁性層18a′及び強磁性層18c′が隣接する記録領域の記録情報に与える磁気的影響を低減できるため、強磁性層18a′及び強磁性層18c′をグラニュラ化しない第1実施形態の場合よりもS/N比を向上することができる。
図8は、S/N比の強磁性層18a′,18c′の膜厚の依存性を示すグラフである。縦軸は強磁性層18a′,18c′を設けないときのS/N比の値を差し引いた値を示しており、値が大きいほどに強磁性層18a′,18c′の効果が大きいことを表す。図8の測定では、第1の記録層16の膜厚を15nm、非磁性層18b′の膜厚を0.4nmとした。グラフの横軸は、強磁性層18a′,18c′のそれぞれの膜厚を示している。
図8に示すように、S/N比は、強磁性層18a′,18c′の膜厚とともに増加して約1nmのときにピーク値に達し、このピーク値を超えると減少する。図8のピーク値を図4に示す第1実施形態による垂直磁気記録媒体におけるピーク値と比較すると、S/N比差で約2倍程度向上することができた。
強磁性層18a′,18c′を構成する強磁性材料は、Coのほか、CoCr、CoPt、CoNi、CoFe、CoNiFe等を適用することができる。
非磁性層18b′を構成する非磁性材料の粒状体は、Ruのほか、Cr、Rh、Ir及びこれらの合金等を適用することができる。
また、強磁性層18a′,18c′を構成する強磁性材料の粒状体及び非磁性層18b′を構成する非磁性材料の粒状体を分離する材料としては、Si,Al,Mgを含む絶縁材料、例えばSiO,Al,MgO等や、Ag,Cr等の非磁性金属材料を適用することができる。
具体的には、強磁性層18a′,18c′には、例えばCo(SiO),Co(SiO)10,Co(SiO)15,Co(AlO,Co(AlO10,Co(AlO15等を用いることができ、非磁性層18b′には、Ru(SiO),Ru(SiO)10,RuCr10,RuCr15,Ru(MgO),Ru(MgO)15,Ru(MgO)20,Ru(AlO,Ru(AlO10,Ru(AlO15,Cr(MgO)15,Cr(MgO)20,Cr(MgO)22等を用いることができる。なお、各材料の下付数字は、at%を表す。
次に、本実施形態による垂直磁気記録媒体の製造方法について図7を用いて説明する。
まず、ガラス基板10上に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚50〜100nm程度の軟磁性材料、例えばCo系アモルファス合金やNi系合金を堆積し、裏打ち層12を形成する。
次いで、裏打ち層12上に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚20nm程度の非磁性材料、例えばRu,Cr,Rh,Ir等を堆積し、中間層14を形成する。
次いで、中間層14上に、例えば膜厚15nm程度のCoCrPt−SiOグラニュラ等よりなる第1の記録層16を形成する。
次いで、第1の記録層16上に、例えばスパッタ法により、例えばCoとSiOとをスパッタし、膜厚が例えば1nmであり、Co粒状体とその粒界に充填されたSiOとにより構成されSiOによってCo粒状体が互いに磁気的に分離された強磁性層18a′を形成する。その際、成膜ガス圧を、例えば0.2Paとする。
次いで、強磁性層18a′上に、例えばスパッタ法により、例えばRuとSiOとをスパッタし、膜厚が例えば0.4nmであり、Ru粒状体とその粒界に充填されたSiOとにより構成されSiOによってRu粒状体が互いに分離された非磁性層18b′を形成する。その際、成膜ガス圧を、例えば0.4Pa又は0.8Paとする。
次いで、非磁性層18b′上に、例えばスパッタ法により、例えばCoとSiOとをスパッタし、膜厚が例えば1nmであり、Co粒状体とその粒界に充填されたSiOとにより構成されSiOによってCo粒状体が互いに磁気的に分離された強磁性層18c′を形成する。その際、成膜ガス圧を、例えば0.2Paとする。
こうして、強磁性層18a′、非磁性層18b′及び強磁性層18c′よりなる交換結合力制御層18を形成する。
次いで、交換結合力制御層18上に、例えば膜厚5nm程度のCoCrPt−SiOグラニュラ等よりなる第2の記録層20を形成する。
こうして、第1の記録層16、交換結合力制御層18及び第2の記録層18よりなる垂直磁気記録層22を形成する。
次いで、垂直磁気記録層22上に、例えば膜厚4nm程度の炭素膜よりなる保護層24を形成する。
この後、保護層24上に潤滑剤(図示せず)を塗布し、本実施形態による垂直磁気記録媒体を完成する。
このように、本実施形態によれば、第1の記録層と、第1の記録層との間で強磁性結合を形成する第2の記録層と、第1の記録層と第2の記録層との間に形成された中間層(交換結合力制御層)とを有する垂直磁気記録媒体において、中間層を、非磁性層と、第1の記録層と非磁性層との間及び非磁性層と第2の記録層との間の少なくとも一方に形成された強磁性層とにより構成するので、第1及び第2の記録層の特性を変えることなく、中間層の強磁性層によって垂直磁気記録層の飽和磁化Msを高めることができる。これにより、垂直磁気記録媒体の再生出力を向上することができる。また、中間層の強磁性層及び非磁性層の構成を適宜制御することにより、垂直磁気記録媒体のS/N比をも向上することができる。
また、中間層の強磁性層を、強磁性材料よりなる複数の粒状体と、粒状体の粒界に充填された非磁性材料とにより構成し、非磁性材料によって粒状体を磁気的に分離することにより、中間層の強磁性層を面内に連続して形成する場合と比較して、強磁性層が隣接する記録領域の記録情報に与える磁気的影響を低減することができる。これにより、垂直磁気記録媒体のS/N比を更に向上することができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態による磁気記録装置について図9を用いて説明する。
図9は本実施形態による磁気記録装置の構造を示す概略図である。
本実施形態では、第1又は第2実施形態による垂直磁気記録媒体を用いた磁気記録装置について説明する。
本実施形態による磁気記録装置30は、例えば平たい直方体の内部空間を区画する箱形の筐体本体32を備えている。収容空間には、記録媒体としての1枚以上の磁気ディスク34が収容されている。磁気ディスク34は、図1に示す第1実施形態による垂直磁気記録媒体、又は図7に示す第2実施形態による垂直磁気記録媒体である。磁気ディスク34は、スピンドルモータ36の回転軸に装着されている。スピンドルモータ36は、例えば7200rpmや10000rpmといった高速度で磁気ディスク34を回転させることができる。筐体本体32には、筐体本体32との間で収容空間を密閉する蓋体すなわちカバー(図示せず)が結合される。
収容空間には、ヘッドアクチュエータ38がさらに収容されている。このヘッドアクチュエータ38は、垂直方向に延びる支軸40に回転自在に連結されている。ヘッドアクチュエータ38は、支軸40から水平方向に延びる複数のアクチュエータアーム42と、各アクチュエータアーム42の先端に取り付けられてアクチュエータアーム42から前方に延びるヘッドサスペンションアセンブリ44とを備えている。アクチュエータアーム42は、磁気ディスク34の表面および裏面ごとに設置されている。
ヘッドサスペンションアセンブリ44は、ロードビーム46を備えている。ロードビーム46は、いわゆる弾性屈曲域でアクチュエータアーム42の前端に連結されている。弾性屈曲域の働きで、ロードビーム46の前端には、磁気ディスク34の表面に向かって所定の押し付け力が作用する。ロードビーム46の前端には、磁気ヘッド48が支持されている。磁気ヘッド48は、ロードビーム46に固定されるジンバル(図示せず)に姿勢変化自在に受け止められている。
磁気ディスク34の回転に基づき磁気ディスク34の表面で気流が生成されると、気流の働きで磁気ヘッド48には正圧すなわち浮力および負圧が作用する。浮力および負圧とロードビーム46の押し付け力とが釣り合うことで磁気ディスク34の回転中に比較的に高い剛性で磁気ヘッド48は浮上し続けることができる。
アクチュエータアーム42には、例えばボイスコイルモータ(VCM)といった動力源50が接続されている。この動力源50の働きでアクチュエータアーム42は支軸40回りで回転することができる。こうしたアクチュエータアーム42の回転に基づきヘッドサスペンションアセンブリ44の移動は実現される。磁気ヘッド48の浮上中に支軸40回りでアクチュエータアーム42が揺動すると、磁気ヘッド48は径方向に磁気ディスク34の表面を横切ることができる。こうした移動に基づき、磁気ヘッド48を磁気ディスク34上の所望の記録トラックに位置決めすることができる。
このようにして、第1又は第2実施形態による垂直磁気記録媒体を用いて磁気記録装置を構成することにより、垂直磁気記録媒体の再生出力及びS/N比を向上することができる。これにより、磁気記録装置の特性及び信頼性を向上することができる。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記第1及び第2実施形態では、交換結合力制御層18を強磁性層/非磁性層/強磁性層の3層構造としたが、強磁性層/非磁性層又は非磁性層/強磁性層の2層構造としてもよい。また、上述の強磁性層及び非磁性層とは異なる別の層を更に挿入してもよい。
また、上記第1及び第2実施形態では、第1の記録層16及び第2の記録層20をグラニュラ材料により構成した場合を示したが、グラニュラ材料ではないCoCrPtその他の記録層材料により構成してもよい。
また、裏打ち層12、中間層14、保護層24の構成も上記実施形態に記載のものに限定されるものではなく、垂直磁気記録媒体に要求される特性等に応じて適宜変更することができる。
本発明の第1実施形態による垂直磁気記録媒体の構造を示す概略断面図である。 垂直磁気記録媒体の角型比の非磁性層膜厚依存性を示すグラフである。 出力の強磁性層膜厚依存性を示すグラフである。 S/N比の強磁性層膜厚依存性を示すグラフである。 磁気特性の測定方向の角度に対する保持力の変化を示すグラフである。 出力の強磁性層膜厚依存性を示すグラフである。 本発明の第2実施形態による垂直磁気記録媒体の構造を示す概略断面図である。 S/N比の強磁性層膜厚依存性を示すグラフである。 本発明の第3実施形態による磁気記録装置の構造を示す概略図である。
符号の説明
10…ガラス基板
12…裏打ち層
14…中間層
16…第1の記録層
18…交換結合力制御層
18a,18c,18a′,18c′…強磁性層
18b,18b′…非磁性層
20…第2の記録層
22…垂直磁気記録層
24…保護層
30…磁気記録装置
32…筐体本体
34…磁気ディスク
36…スピンドルモータ
38…ヘッドアクチュエータ
40…支軸
42…アクチュエータアーム
44…ヘッドサスペンションアセンブリ
46…ロードビーム
48…磁気ヘッド
50…動力源

Claims (10)

  1. 第1の記録層と、
    前記第1の記録層との間で強磁性結合を形成する第2の記録層と、
    前記第1の記録層と前記第2の記録層との間に形成され、非磁性層と、前記第1の記録層と前記非磁性層との間及び前記非磁性層と前記第2の記録層との間の少なくとも一方に形成された強磁性層とを有する中間層と
    を有することを特徴とする垂直磁気記録媒体。
  2. 請求項1記載の垂直磁気記録媒体において、
    前記強磁性層は、強磁性材料よりなる複数の粒状体と、前記粒状体の粒界に充填された非磁性材料とを有し、前記非磁性材料によって前記粒状体が磁気的に分離されている
    ことを特徴とする垂直磁気記録媒体。
  3. 請求項2記載の垂直磁気記録媒体において、
    前記非磁性層は、非磁性材料よりなる複数の粒状体と、前記粒状体の粒界に充填された他の非磁性材料とを有し、前記他の非磁性材料によって前記粒状体が分離されている
    ことを特徴とする垂直磁気記録媒体。
  4. 請求項2又は3記載の垂直磁気記録媒体において、
    前記他の非磁性材料は、Si,Al,MGを含む絶縁材料、Ag又はCrである
    ことを特徴とする垂直磁気記録媒体。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の垂直磁気記録媒体において、
    前記強磁性層を構成する強磁性材料は、Co又はCoを主成分とする合金である
    ことを特徴とする垂直磁気記録媒体。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の垂直磁気記録媒体において、
    前記非磁性層を構成する前記非磁性材料は、Ru,Cr,Rh,Ir又はこれらの合金である
    ことを特徴とする垂直磁気記録媒体。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の垂直磁気記録媒体において、
    前記非磁性層は、0.5nm以下の膜厚を有する
    ことを特徴とする垂直磁気記録媒体。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の垂直磁気記録媒体において、
    前記強磁性層は、2nm以下の膜厚を有する
    ことを特徴とする垂直磁気記録媒体。
  9. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の垂直磁気記録媒体において、
    前記強磁性層は、1nm以下の膜厚を有する
    ことを特徴とする垂直磁気記録媒体。
  10. 第1の記録層と、前記第1の記録層との間で強磁性結合を形成する第2の記録層と、前記第1の記録層と前記第2の記録層との間に形成され、非磁性層と、前記第1の記録層と前記非磁性層との間及び前記非磁性層と前記第2の記録層との間の少なくとも一方に形成された強磁性層とを有する中間層とを有する垂直磁気記録媒体と、
    前記垂直磁気記録媒体の近傍に設けられ、前記垂直磁気記録媒体の所定の記録領域への磁気情報の記録及び前記垂直磁気記録媒体の所定の記録領域の磁気情報の読み出しを行う磁気ヘッドと
    を有することを特徴とする磁気記録装置。
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