JP2007217454A - 遮光性粘着テープ及びこれを用いたlcdモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】 表示装置等の電子機器、特にLCDパネルとバックライト筐体の間に貼着して使用してもLCDモジュールの誤作動を起こさない、遮光性粘着テープを提供すること。
【解決手段】 遮光性粘着テープの遮光層として、バインダー樹脂として塩酢ビ系樹脂等のハロゲンや硫黄を含有する樹脂を使用しないインキなどを適用し、遮光層中のハロゲン又は硫黄の含有量を0.3質量%未満とすることで、表示素子の誤作動を抑制できる。この遮光性粘着テープを使用したLCDモジュールは、誤作動や不具合が低減されており、信頼性が高い。
【選択図】 なし
【解決手段】 遮光性粘着テープの遮光層として、バインダー樹脂として塩酢ビ系樹脂等のハロゲンや硫黄を含有する樹脂を使用しないインキなどを適用し、遮光層中のハロゲン又は硫黄の含有量を0.3質量%未満とすることで、表示素子の誤作動を抑制できる。この遮光性粘着テープを使用したLCDモジュールは、誤作動や不具合が低減されており、信頼性が高い。
【選択図】 なし
Description
本発明は、遮光性を有する粘着テープに関し、より詳細には、LCD(Liquid Crystal Display)パネルとバックライト筐体の間に貼着して使用される光反射性と遮光性を併有する粘着テープに関する。
LCDモジュール(液晶表示装置)をはじめとする表示素子は、ワープロやパソコンを始めとする広範な分野で用いられており、特に電子手帳、携帯電話、PHS等においては益々小型化された電子機器の表示装置として用いられるようになってきた。このような表示素子の中で、例えば、サイドライト型バックライト方式のLCDモジュール(略図を図5に示す)は、一般に、バックライト筐体14の中に反射板13、導光板12、拡散シート10、必要に応じて使用されるプリズムシート9(輝度を高める)とLCDパネル15が順に積層されており、導光板の側方にランプリフレクタを設けた、LED(Light Emitting Diode)、冷陰極管等の光源11が配置されている。
更に、LCDパネル15とバックライト筐体14の間には粘着テープ8(通常額縁状に打ち抜かれ、その幅は通常約0.5mm〜約10mmである)が挟み込まれている。粘着テープ8は、バックライト筐体14のみでなく、プリズムシート9にも接し、プリズムシート9の下側に設置されている拡散シート10等を固定する役割や、ゴミの侵入の防止やクッション性を持たせて衝撃による上記各部品の割れを防ぐ役割も併せ有している。
近年のLCDモジュール等の表示装置の小型化・薄型化に伴い、表示装置を駆動する電子素子や電子回路の高精細化・高集積化もなされている。こうした高精細化に伴い、従来問題とならなかった要因であっても、電子素子や回路に不具合が生じる問題が生じている。不具合が生じる要因としては、電子素子の構成材料や、回路構成、あるいは、その周辺材料の問題等の多数の要因が考慮されるため、表示装置に不具合が生じても、その要因を特定することが難しく、あらゆる可能性を考慮したうえで対策を講じる必要があった。
周辺材料からの改善策としては、例えば、LCDモジュールの誤作動を防止するための遮光性粘着テープが開示されている(例えば、特許文献1参照)。当該遮光性粘着テープは、LCDパネルとバックライト筐体等の間を接着する粘着テープの遮光性を高めることで、光の入射によるLCDモジュールの誤作動を防止するものである。しかし、汎用の表示装置として多様な携帯電子機器に用いられ、相当数の製品が流通しているLCDモジュール装置等においては、より不具合の発生を抑制できる周辺材料が求められており、パネル等の貼着や固定に用いられる粘着テープにおいても例外ではなかった。
本発明の課題は、表示装置等の電子機器、特にLCDパネルとバックライト筐体の間に貼着して使用してもLCDモジュールの誤作動を起こさない、遮光性粘着テープを提供することにある。
本発明においては、遮光性粘着テープの遮光層として、バインダー樹脂として塩酢ビ系樹脂等のハロゲンや硫黄を含有する樹脂を使用しないインキなどを適用し、遮光層中のハロゲン又は硫黄の含有量を0.3質量%未満とすることで、表示素子の誤作動を抑制できることを見出し、上記課題を解決した。
すなわち本発明は、樹脂フィルムと粘着剤層との間に遮光層を有する遮光性粘着テープであって、前記遮光層のハロゲン又は硫黄の含有量が、0.3質量%未満である遮光性粘着テープを提供するものである。
また、本発明は、上記遮光性粘着テープが、LCDパネルとバックライト筐体の間に貼着されたLCDモジュールを提供するものである。
本発明の遮光性粘着テープは、表示装置の誤作動を低減できることから、各種表示装置用、特に省スペース化された薄型のLCDモジュール用の遮光性粘着テープとして好適に使用できる。
本発明の遮光性粘着テープは、樹脂フィルムと粘着剤層との間に遮光層を有する遮光性粘着テープであって、前記遮光層のハロゲン又は硫黄の含有量が、0.3質量%未満のものである。
[樹脂フィルム]
本発明に使用する樹脂フィルムとしては、粘着シートに使用される公知慣用の樹脂フィルム等を用いることができ、例えば、セロファン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリスチレン、ポリイミド、ポリエステル等が挙げられる。なかでも、ポリエステルは、強度や絶縁性に優れるため好ましく使用できる。また、ポリエチレンテレフタレートはポリウレタン系樹脂を使用したインキ層との密着性も良好なため好ましく使用できる。
本発明に使用する樹脂フィルムとしては、粘着シートに使用される公知慣用の樹脂フィルム等を用いることができ、例えば、セロファン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリスチレン、ポリイミド、ポリエステル等が挙げられる。なかでも、ポリエステルは、強度や絶縁性に優れるため好ましく使用できる。また、ポリエチレンテレフタレートはポリウレタン系樹脂を使用したインキ層との密着性も良好なため好ましく使用できる。
本発明においては、樹脂フィルムが光反射性を有する光反射性樹脂フィルムであると、LCDモジュール等の表示装置の輝度を上げることができるため好ましい。そのなかでも絶縁性・光拡散反射性を有する白色のポリエチレンテレフタレートが最も好ましい。また樹脂フィルムが遮光性を有する遮光性樹脂フィルムであると、表示装置としてLCDを使用した場合にLCDのコントラストを上げるために好ましい。そのなかでも、黒色のポリエチレンテレフタレートが優れた遮光性を付与できるため好ましい。
市販されている光反射性樹脂フィルムとしては、麗光社製37W01、3M社製ESR、東レ製E#38、三菱化学ポリエステルフィルム製W400#38、帝人デュポン製テフレックスFW2#13等が厚みが薄く、反射性が高いため好ましい。
また、本発明においては、これらの中でも、ハロゲン(塩素・臭素・フッ素)又は硫黄の含有量が0.3質量%未満のものが好ましく、0.1質量%未満のものがより好ましく、ハロゲン又は硫黄を実質的に含有しないものが特に好ましい。ここで、ハロゲン又は硫黄の含有量は、EDX(Energy Dispersive X−ray Microanalyzer)で分析した際の検出量である。EDX分析装置としては、日立製作所製S−4500、S−2380N等が挙げられる。
支持体の厚みとしては、6〜100μmが好ましい。厚みが6μm以上の場合は、剥離時にフィルムのキレが発生しにくく、100μm以下の場合は、局面貼付時にハガレが発生しにくい。さらに好ましくは、12〜50μmである。
また、樹脂フィルム中には、反射性や遮光性を付与するため、白色顔料・黒色顔料等の各種顔料を添加することが好ましい。またフィルムの中には公知の各種添加剤、たとえば、酸化防止剤、帯電防止剤などが添加されていても良い。
[粘着剤層]
本発明に使用する粘着剤層は、樹脂フィルムや遮光層と良好な粘着性を有するものを使用でき、公知のアクリル系、ゴム系、シリコン系の粘着樹脂を使用することができる。そのなかでも、反復単位として炭素数2〜14のアルキル基を有するアクリル酸エステルに由来する反復単位を含有するアクリル系共重合体が、耐光性・耐熱性の点から好ましい。また、粘着剤層におけるアクリル系共重合体の含有量としては、粘着剤層全体の9〜55質量%の範囲であるものが特に好ましい。
本発明に使用する粘着剤層は、樹脂フィルムや遮光層と良好な粘着性を有するものを使用でき、公知のアクリル系、ゴム系、シリコン系の粘着樹脂を使用することができる。そのなかでも、反復単位として炭素数2〜14のアルキル基を有するアクリル酸エステルに由来する反復単位を含有するアクリル系共重合体が、耐光性・耐熱性の点から好ましい。また、粘着剤層におけるアクリル系共重合体の含有量としては、粘着剤層全体の9〜55質量%の範囲であるものが特に好ましい。
アクリル系共重合体としては、例えば、n−ブチルアクリレート、イソオクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソノニルアクリレート、エチルアクリレート等に由来する反復単位を含むアクリル系共重合体があげられる。これらの中でも、ハロゲン又は硫黄の含有量が0.3質量%未満のものが好ましく、0.1質量%未満のものがより好ましく、ハロゲン又は硫黄を実質的に含有しないものが特に好ましい。
さらに反復単位として、側鎖に水酸基、カルボキシル基、アミノ基などの極性基を有するアクリル酸エステルやその他のビニル系単量体に由来する反復単位を0.01〜15質量%の範囲で含有するのが好ましい。また黒インキ面と粘着剤の密着性を向上させるためには、側鎖にカルボキシル基を有するアクリル酸エステルを1.5〜10質量%の範囲で含有するのが好ましい。当該範囲内のものは、着色剤と粘着剤との密着性、及び初期密着性が良好となる。
アクリル系共重合体は、溶液重合法、塊状重合法、懸濁重合法、乳化重合法、紫外線照射法、電子線照射法によって共重合させることにより得ることができる。アクリル系共重合体の質量平均分子量は、40万〜140万が好ましく、更に好ましくは、60万〜120万である。
さらに粘着剤の凝集力をあげるために、架橋剤を添加するのが好ましい。架橋剤としては、例えば、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、キレート系架橋剤等があげられる。特に粘着剤層を設ける場合は、イソシアネート系架橋剤またはエポキシ系架橋剤を使用するのが好ましい。架橋剤の添加量としては、粘着剤層のゲル分率が25〜80%になるよう調整するのが好ましい。さらに好ましいゲル分率は、30〜70%である。そのなかでも35〜60%が最も好ましい。ゲル分率が25%以上であるとリワークした際に糊残りが生じにくい。一方、ゲル分率が80%未満であると接着力が良好である。接着性が低下する。ゲル分率は、養生後の粘着剤層の組成物をトルエン中に浸漬し、24時間放置後に残った不溶分の乾燥後の質量を測定し、元の質量に対する百分率で表す。
さらに粘着剤層の粘着力を向上させるため、粘着付与樹脂を添加しても良い。本発明の粘着テープの粘着剤層に添加する粘着付与樹脂は、ロジンやロジンのエステル化物等のロジン系樹脂;ジテルペン重合体やα−ピネン−フェノール共重合体等のテルペン系樹脂;脂肪族系(C5系)や芳香族系(C9)等の石油樹脂;その他、スチレン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン樹脂等が挙げられる。また、前記アクリル共重合体以外のアクリル樹脂を粘着付与樹脂として添加しても良い。
粘着付与樹脂の添加量としては、粘着剤樹脂がアクリル系共重合体である場合は、アクリル系共重合体100質量部に対して10〜60質量部を添加するのが好ましい。接着性を重視する場合は、20〜50質量部を添加するのが最も好ましい。また、粘着剤樹脂がゴム系の樹脂である場合は、ゴム系の樹脂100質量部に対して、粘着付与樹脂を80〜150質量部添加するのが好ましい。なお、一般的に粘着剤樹脂がシリコン系樹脂である場合は、粘着付与樹脂を添加しない。
また、必要に応じて、カーボンブラック等の黒色着色剤や、他の公知慣用の添加剤を添加することができる。他の添加剤としては、例えば、可塑剤、軟化剤、充填剤、顔料、難燃剤等が例示できる。
粘着剤層の厚みは、5〜50μmが好ましく、さらに好ましくは、10〜30μmである。5μm以上であれば、充分な接着性を得ることができ、また、50μm以下とすることで軽薄短小化の進む表示装置等に好適に適用できる。
[遮光層]
本発明における遮光層は、該層単独で、あるいは樹脂フィルムとの積層によって、光の入射を抑制する層である。本発明においては、該遮光層中のハロゲン又は硫黄の含有量を0.3質量%未満、より好ましくは0.1質量%未満、更に好ましくは実質的に含有しないものとすることで、本発明の遮光性粘着テープを使用した表示装置等の電子機器の誤作動を抑制できる。遮光層のハロゲン又は硫黄を上記含有量以下とすることで、表示装置の誤作動を抑制できる要因は明確ではないが、回路基板における銅張積層板や蒸着配線等の侵食を生じさせないことが要因の一つであると推測される。
本発明における遮光層は、該層単独で、あるいは樹脂フィルムとの積層によって、光の入射を抑制する層である。本発明においては、該遮光層中のハロゲン又は硫黄の含有量を0.3質量%未満、より好ましくは0.1質量%未満、更に好ましくは実質的に含有しないものとすることで、本発明の遮光性粘着テープを使用した表示装置等の電子機器の誤作動を抑制できる。遮光層のハロゲン又は硫黄を上記含有量以下とすることで、表示装置の誤作動を抑制できる要因は明確ではないが、回路基板における銅張積層板や蒸着配線等の侵食を生じさせないことが要因の一つであると推測される。
このような遮光層としては、バインダー樹脂として塩酢ビ系樹脂等のハロゲンや硫黄を含有する樹脂を使用しないインキからなるインキ層を好ましく使用できる。
遮光層を構成するインキに使用するバインダー樹脂としては、例えば、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、ニトロセルロースなどが使用できる。そのなかでも、粘着剤との密着性及び樹脂フィルムとの密着性からポリウレタン樹脂を好ましく使用できる。
また、着色材料としては、公知慣用の顔料や染料を使用することができ、黒の場合はカーボンブラック、白の場合は酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、黄色の場合は黄色酸化鉄、赤の場合はべんがら、青の場合は群青、紺青、銀の場合はアルミニウム粉、パールの場合は雲母チタン粉が、耐候性・耐熱性・インキ樹脂に対する分散性から好ましい。なかでも、黒色インキ層を形成できるものが好ましく、カーボンブラックが遮光性が良好であるため好ましい。
着色材料の添加量としては、用途等に応じて適宜調整すればよく、インキ固形分に対して10〜70%が好ましい。より好ましくは、40〜50%である。10%以上あれば、好適に遮光性を示し、70%以下であれば、分散が良好となる。
遮光層を構成するインキ中には、ブロッキングによるピンホールの発生を抑制するため、添加剤として、シリカ及びPEワックスを添加することが好ましい。シリカ及びPEワックスの添加量としては、インキ固形分に対して1〜10質量%であることが好ましい。そのなかでも2〜7質量%がより好ましい。また、必要に応じてその他の各種添加剤を含有していてもよい。
インキ層の厚みとしては、遮光性やテープ打ち抜き時の加工性の観点から、1〜10μmが好ましい。
[光反射層]
本発明の遮光性粘着テープにおいては、遮光層の粘着剤層を有する面と反対面が光反射性を有することで、光反射効果を得ることができ、表示装置の輝度の向上を図ることができる。このような光反射層は、特に限定されるものではないが、反射率が60%以上であることが好ましく、より好ましく80%以上、最も好ましくは90%以上である。反射率が高いほど、輝度の向上効果が高い。当該反射層としては、銀やアルミ等の金属の蒸着層、白色樹脂層、白色或いは銀色の着色剤層等が挙げられる。また、市販の光反射性を有する樹脂フィルムをそのまま使用してもよいし、市販の光反射性を有する薄いフィルムを樹脂フィルム上に積層してもよい。
本発明の遮光性粘着テープにおいては、遮光層の粘着剤層を有する面と反対面が光反射性を有することで、光反射効果を得ることができ、表示装置の輝度の向上を図ることができる。このような光反射層は、特に限定されるものではないが、反射率が60%以上であることが好ましく、より好ましく80%以上、最も好ましくは90%以上である。反射率が高いほど、輝度の向上効果が高い。当該反射層としては、銀やアルミ等の金属の蒸着層、白色樹脂層、白色或いは銀色の着色剤層等が挙げられる。また、市販の光反射性を有する樹脂フィルムをそのまま使用してもよいし、市販の光反射性を有する薄いフィルムを樹脂フィルム上に積層してもよい。
また、使用する表示装置等の特性に応じて、輝度の向上や輝度ムラの低減等の効果を得るために、反射面側に部分的な光吸収層や光拡散層を設けることも好ましい。
光吸収層としては、黒印刷、グレー印刷等の着色印刷が挙げられる。そのなかでも黒印刷が光吸収性に優れ好ましい。
光拡散層としては、拡散効果を有する白色印刷や、ビーズ等による拡散コートが挙げられる。ビーズ等の拡散コートの場合は、その面は粘着剤を積層しないことが好ましい。
[遮光性粘着テープ]
本発明の遮光性粘着テープは、上記したハロゲン又は硫黄の含有量が少ない遮光層を樹脂フィルムと粘着剤層との間に有することにより、これを適用した表示素子等の誤作動を低減できる。特に、遮光性粘着テープ全体におけるハロゲン又は硫黄の含有量を0.3質量%未満、より好ましくは0.1質量%未満、更に好ましくは実質的に含有しないものとすることで、本発明の効果が特に優れたものとなる。
本発明の遮光性粘着テープは、上記したハロゲン又は硫黄の含有量が少ない遮光層を樹脂フィルムと粘着剤層との間に有することにより、これを適用した表示素子等の誤作動を低減できる。特に、遮光性粘着テープ全体におけるハロゲン又は硫黄の含有量を0.3質量%未満、より好ましくは0.1質量%未満、更に好ましくは実質的に含有しないものとすることで、本発明の効果が特に優れたものとなる。
本発明の遮光性粘着テープの実施形態としては、樹脂フィルムと粘着剤層との間に遮光層を有する構成であればよい。具体的には、図1に示したような、樹脂フィルムの一面のみに遮光層と粘着剤層とを有する実施形態や、図2に示したような、樹脂フィルムの一面に遮光層と粘着剤層とを有し、他面に粘着剤層を有する形態などが例示できる。また、図3に示したような、樹脂フィルムの両面に遮光層と粘着剤層とを有する実施形態であってもよい。また図4に示したような、光反射性樹脂フィルムの片面に反射層と遮光層を積層した支持体の両面に粘着剤層を設けた実施形態であってもよい。これら態様は使用用途によって適宜選択すればよい。
なお、粘着剤層は単層の粘着剤の層であっても良いが、両面粘着テープのような複数の粘着剤の層及びシートからなる多層であっても良い。
遮光層の樹脂フィルム上への積層は、インキ組成物の印刷により積層する方法が好ましく使用できる。印刷方式としては、凸版印刷、フレキソ印刷、ドライオフセット印刷、グラビア印刷、グラビアオフセット印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷等の公知慣用の方式により印刷、積層が可能である。その中でも、遮光用途では、グラビア印刷方式で、2〜4回重ねて樹脂フィルム上に印刷、積層することが、ピンホールが少なくなり、好ましい。
なお、遮光層を積層する樹脂フィルム表面は、公知慣用の易接着処理を施すのが好ましい。その中でもコロナ処理・プラズマ処理・プライマー処理から選ばれる易接着処理が好ましい。
粘着剤層は、粘着シートの塗布に一般的に使用されている方法で、樹脂フィルムや遮光層上に形成することができる。具体的には、例えば、粘着剤層を形成する組成物を樹脂フィルムや遮光層に直接塗布し、乾燥する方法、或いは、いったんセパレータ上に塗布し、乾燥後、樹脂フィルムや遮光層に貼り合わせる方法などで形成できる。
本発明の遮光性粘着テープの厚みは、20〜100μmであることが好ましく、30〜75μmであることがより好ましい。中でも、40〜65μmであることが特に好ましい。厚みが当該範囲のものは、表示装置用、特にLCDモジュール用として好適に使用できる。
本発明の遮光性粘着テープは、光入射による誤作動を抑制するために、10000cd/m2の光を照射した時の光透過量が1cd/m2以下であることが好ましい。より好ましくは0.1cd/m2以下である。例えば、10000cd/m2のライトボックスとしては、例えば、電通産業(株)製フラットイルミネーターHF−SL−A48LCGが使用できる。輝度計としては、例えば、(株)アイ・システム製アイスケール3、アイスケール4及び、(株)トプコンテクノハウス製BM−5A、BM−7、BM−9等が使用できる。
[LCDモジュール]
本発明の遮光性粘着テープは、ハロゲンや硫黄の含有量が低く、好ましくは実質的に含有しないことから、各種表示装置用に適しており、特に省スペース化された薄型のLCDモジュール用の遮光性粘着テープとして好適に使用できる。
本発明の遮光性粘着テープは、ハロゲンや硫黄の含有量が低く、好ましくは実質的に含有しないことから、各種表示装置用に適しており、特に省スペース化された薄型のLCDモジュール用の遮光性粘着テープとして好適に使用できる。
また、本発明の遮光性粘着テープは、優れた遮光性と接着性を実現できるため、LCDパネルとバックライト筐体とを有するLCDモジュールのLCDパネルとバックライト筐体の間の貼着用として好適である。このような、LCDモジュールとしては、例えば、サイドライト型バックライト方式のLCDモジュールなどが挙げられる。
本発明の遮光性粘着テープを使用したLCDモジュールは、誤作動や不具合が低減されており、信頼性が高い。また、光反射層を有する本発明の遮光性粘着テープを、遮光層側がLCDパネル側に向き、光反射層側がバックライト筐体側に向くよう貼付したLCDモジュールは、優れた輝度を実現できる。
サイドライト型バックライト方式の一般的な構成としては、図5に示したように、バックライト筐体14の中に反射板13、導光板12、拡散シート11、必要に応じて使用されるプリズムシート10(輝度を高める)とLCDパネル15が順に積層されており、導光板の側方にランプリフレクタを設けた、LED(Light Emitting Diode)、冷陰極管等の光源11が配置された構成である。本発明の遮光性粘着テープは、LCDパネル15とバックライト筐体14の間に額縁状に打ち抜かれて挟み込まれた態様を好ましい態様として例示できる。
本発明の遮光性粘着シートは、周辺機器の誤作動を抑制でき、信頼性が高い製品を与えることから、電子手帳、携帯電話、PHS等の小型化された電子機器の表示装置用として好適に使用でき、該遮光性粘着シートを含有するLCDモジュールは、これら電子機器用途に好適に使用できる。
以下に実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、以下に表示する部は、質量部である。
[黒色インキの作成]
表1に示す組成のグラビアインキ組成物をサンドミルで約1時間湿式分散し、黒インキa〜fを作成した。
表1に示す組成のグラビアインキ組成物をサンドミルで約1時間湿式分散し、黒インキa〜fを作成した。
カーボンブラック2:デグサ社製スペシャル250P
ポリウレタン:荒川化学社製KL−564
ポリエステル:東洋紡績社製バイロン300
ポリアミド:三和化学工業社製サンマイド#550
ニトロセルロース:旭化成工業社製HIG1/4
セルロースアセテートプロピオネート:イーストマン社製CAP482−05
シリカ:富士シリシア化学社製サイリシア350D
PEワックス:三井化学社製ハイワックス220MP
黒インキa〜f100部に、大日本インキ化学工業社製硬化剤「CVLハードナーNo.10」を4部、大日本インキ化学工業社製希釈剤「ダイレジューサーV No.20」を35部添加して黒色インキA〜Fを調整した。
[支持体の調整]
三菱化学ポリエステルフィルム(株)製白色PETフィルムW400#38に大日本インキ化学工業社製プライマー「SFプライマー935」を乾燥厚みが1μmになるよう塗工し、さらにその上に黒色インキA〜Fを乾燥厚みが4μmになるよう4回グラビアコートし、500Mの長さに巻き取った(巻き取り張力15N/m)。さらに40℃で2日間養生し、インキコートフィルムA〜Fを得た。
三菱化学ポリエステルフィルム(株)製白色PETフィルムW400#38に大日本インキ化学工業社製プライマー「SFプライマー935」を乾燥厚みが1μmになるよう塗工し、さらにその上に黒色インキA〜Fを乾燥厚みが4μmになるよう4回グラビアコートし、500Mの長さに巻き取った(巻き取り張力15N/m)。さらに40℃で2日間養生し、インキコートフィルムA〜Fを得た。
[粘着剤の調整]
(アクリル系共重合体の調製1)
冷却管、攪拌機、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器にn−ブチルアクリレート92.8部、酢酸ビニル5部、アクリル酸2部、β−ヒドロキシーエチルアクリレート0.2部と、重合開始剤として2,2’−アゾビスイソブチルニトリル0.2部とを酢酸エチル100部に溶解し、窒素置換後、80℃で8時間重合して質量平均分子量80万のアクリル系共重合体1を得た。
(アクリル系共重合体の調製1)
冷却管、攪拌機、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器にn−ブチルアクリレート92.8部、酢酸ビニル5部、アクリル酸2部、β−ヒドロキシーエチルアクリレート0.2部と、重合開始剤として2,2’−アゾビスイソブチルニトリル0.2部とを酢酸エチル100部に溶解し、窒素置換後、80℃で8時間重合して質量平均分子量80万のアクリル系共重合体1を得た。
(アクリル系粘着剤組成物1の調製)
上記アクリル系共重合体1を100部、荒川化学(株)製不均化ロジンエステル「スーパーエステルA100」を20部、及び三井石油化学工業(株)製粘着付与樹脂「FTR6100」20部をトルエンで希釈し、固形分40質量%の粘着剤組成物1を得た。
上記アクリル系共重合体1を100部、荒川化学(株)製不均化ロジンエステル「スーパーエステルA100」を20部、及び三井石油化学工業(株)製粘着付与樹脂「FTR6100」20部をトルエンで希釈し、固形分40質量%の粘着剤組成物1を得た。
(アクリル系共重合体の調整2)
冷却管、攪拌機、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器にn−ブチルアクリレート50部、2エチルヘキシルアクリレート44.8部、アクリル酸1部、β−ヒドロキシーエチルアクリレート0.2部と、重合開始剤として2,2’−アゾビスイソブチルニトリル0.2部とを酢酸エチル100部に溶解し、窒素置換後、80℃で8時間重合して質量平均分子量60万のアクリル系共重合体2を得た。
冷却管、攪拌機、温度計、滴下漏斗を備えた反応容器にn−ブチルアクリレート50部、2エチルヘキシルアクリレート44.8部、アクリル酸1部、β−ヒドロキシーエチルアクリレート0.2部と、重合開始剤として2,2’−アゾビスイソブチルニトリル0.2部とを酢酸エチル100部に溶解し、窒素置換後、80℃で8時間重合して質量平均分子量60万のアクリル系共重合体2を得た。
(アクリル系粘着剤組成物2の調製)
上記アクリル系共重合体2を100部、荒川化学(株)製不均化ロジンエステル「スーパーエステルA100」10部をトルエンで希釈し、固形分40質量%の粘着剤組成物1を得た。
上記アクリル系共重合体2を100部、荒川化学(株)製不均化ロジンエステル「スーパーエステルA100」10部をトルエンで希釈し、固形分40質量%の粘着剤組成物1を得た。
(実施例1)
[粘着テープの作製]
アクリル系粘着剤組成物1に日本ポリウレタン工業社製「コロネートL−45」(イソシアネート系架橋剤)を1.5部配合し、充分に撹拌した後、離型処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが18μmとなるよう塗工して、100℃で2分間乾燥して粘着剤層を得た。これをインキコートフィルム(A)の両面に転写し、80℃の熱ロールで4kgf/cmの圧力でラミネートし、さらに、40℃で2日間養生して、両面粘着テープを得た。
[粘着テープの作製]
アクリル系粘着剤組成物1に日本ポリウレタン工業社製「コロネートL−45」(イソシアネート系架橋剤)を1.5部配合し、充分に撹拌した後、離型処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが18μmとなるよう塗工して、100℃で2分間乾燥して粘着剤層を得た。これをインキコートフィルム(A)の両面に転写し、80℃の熱ロールで4kgf/cmの圧力でラミネートし、さらに、40℃で2日間養生して、両面粘着テープを得た。
(実施例2)
インキコートフィルム(A)の代わりにインキコートフィルム(B)を用いた以外は、実施例1と同様にして、両面粘着テープを得た。
インキコートフィルム(A)の代わりにインキコートフィルム(B)を用いた以外は、実施例1と同様にして、両面粘着テープを得た。
(実施例3)
インキコートフィルム(A)の代わりにインキコートフィルム(C)を用いた以外は、実施例1と同様にして両面粘着テープを得た。
インキコートフィルム(A)の代わりにインキコートフィルム(C)を用いた以外は、実施例1と同様にして両面粘着テープを得た。
(実施例4)
インキコートフィルム(A)の代わりにインキコートフィルム(D)を用いた以外は、実施例1と同様にして両面粘着テープを得た。
インキコートフィルム(A)の代わりにインキコートフィルム(D)を用いた以外は、実施例1と同様にして両面粘着テープを得た。
(実施例5)
インキコートフィルム(A)の代わりにインキコートフィルム(E)を用いた以外は、実施例1と同様にして両面粘着テープを得た。
インキコートフィルム(A)の代わりにインキコートフィルム(E)を用いた以外は、実施例1と同様にして両面粘着テープを得た。
(実施例6)
インキコートフィルム(A)の代わりにインキコートフィルム(F)を用いた以外は、実施例1と同様にして両面粘着テープを得た。
インキコートフィルム(A)の代わりにインキコートフィルム(F)を用いた以外は、実施例1と同様にして両面粘着テープを得た。
(実施例7)
アクリル系粘着剤組成物1の代わりにアクリル系粘着剤組成物2を用いた以外は、実施例1と同様にして両面粘着テープを得た。
アクリル系粘着剤組成物1の代わりにアクリル系粘着剤組成物2を用いた以外は、実施例1と同様にして両面粘着テープを得た。
(比較例1)
インキコートフィルム(A)の代わりにインキコートフィルム(F)を用いた以外は、実施例1と同様にして両面粘着テープを得た。
インキコートフィルム(A)の代わりにインキコートフィルム(F)を用いた以外は、実施例1と同様にして両面粘着テープを得た。
上記実施例及び比較例にて得られた両面粘着テープについて、以下の項目の評価を行った。得られた結果を表2〜4に示す。
[元素分析]
EDX(日立製作所製S−2380N)にて粘着テープの粘着剤層表面を以下の測定条件にてハロゲン元素・硫黄の量を測定した。
可動絞り:3、加速電圧:15KV、倍率:200倍、W・D:25、
測定時間:100秒、制限視野
EDX(日立製作所製S−2380N)にて粘着テープの粘着剤層表面を以下の測定条件にてハロゲン元素・硫黄の量を測定した。
可動絞り:3、加速電圧:15KV、倍率:200倍、W・D:25、
測定時間:100秒、制限視野
[ライトボックスによるテープの遮光性評価]
電通産業(株)製ライトボックス「フラットイルミネーターHF−SL−A48LCG」が10000cd/m2になるよう調整し、その上に遮光性粘着テープを置き、遮光性粘着テープを透過する光を(株)アイ・システム製輝度計「アイスケール3」で測定する。
電通産業(株)製ライトボックス「フラットイルミネーターHF−SL−A48LCG」が10000cd/m2になるよう調整し、その上に遮光性粘着テープを置き、遮光性粘着テープを透過する光を(株)アイ・システム製輝度計「アイスケール3」で測定する。
[ゲル分率]
養生後の粘着剤層の組成物をトルエン中に浸漬し、24時間放置後に残った不溶分の乾燥後の質量を測定し、元の質量に対する百分率で表した。
養生後の粘着剤層の組成物をトルエン中に浸漬し、24時間放置後に残った不溶分の乾燥後の質量を測定し、元の質量に対する百分率で表した。
[接着力]
接着力はJIS−Z0237(2000)の180度引き剥がし接着力の試験方法に従って下記の手順により求めた。
ステンレス板にポリエステルフィルム25μmで裏打ちした20mm幅の実施例及び比較例の粘着テープを、環境温度23℃、湿度50%の条件下において、2kgのローラーで1往復加圧貼付し1時間放置後、テンシロン万能引張試験機(オリエンテック製、RTA100)を用い、同一の温度湿度条件下で300mm/minの速度で引っ張って、180度引き剥がし接着力を測定した。
接着力はJIS−Z0237(2000)の180度引き剥がし接着力の試験方法に従って下記の手順により求めた。
ステンレス板にポリエステルフィルム25μmで裏打ちした20mm幅の実施例及び比較例の粘着テープを、環境温度23℃、湿度50%の条件下において、2kgのローラーで1往復加圧貼付し1時間放置後、テンシロン万能引張試験機(オリエンテック製、RTA100)を用い、同一の温度湿度条件下で300mm/minの速度で引っ張って、180度引き剥がし接着力を測定した。
[LCDモジュールの誤作動の有無)
日本電気(株)製:N506iに標準装着されるLCDモジュールを、実施例、比較例の遮光性粘着テープで接着した。60℃90%RH下で500時間LEDを点灯し、LCDモジュールが誤作動を起こさないか評価した。
○:誤作動しない。
×:誤作動する。
日本電気(株)製:N506iに標準装着されるLCDモジュールを、実施例、比較例の遮光性粘着テープで接着した。60℃90%RH下で500時間LEDを点灯し、LCDモジュールが誤作動を起こさないか評価した。
○:誤作動しない。
×:誤作動する。
表2、3に示した結果から明らかなように、実施例の粘着テープは、ハロゲン元素及び硫黄を含有しておらず高い遮光性を有しているため、LCDの誤作動がない。一方、表4に示した結果から明らかなように、比較例のテープは支持体或いは粘着剤にハロゲン元素或いは硫黄を含有しているため、LCDが誤作動する。
1:樹脂フィルム
2:遮光層
3:支持体
4:粘着層
5:光反射性樹脂フィルム
6:光反射層
7:ドライバー
8:粘着テープ
9:プリズムシート
10:拡散シート
11:光源
12:導光板
13:反射板
14:バックライト筐体
15:LCDパネル
2:遮光層
3:支持体
4:粘着層
5:光反射性樹脂フィルム
6:光反射層
7:ドライバー
8:粘着テープ
9:プリズムシート
10:拡散シート
11:光源
12:導光板
13:反射板
14:バックライト筐体
15:LCDパネル
Claims (9)
- 樹脂フィルムと粘着剤層との間に遮光層を有する遮光性粘着テープであって、前記遮光層のハロゲン又は硫黄の含有量が、0.3質量%未満であることを特徴とする遮光性粘着テープ。
- 10000cd/m2の光を照射した時の光の透過量が1cd/m2以下である請求項1記載の遮光性粘着テープ。
- 前記インキ層が、黒色のインキ層である請求項1又は2に記載の遮光性粘着テープ。
- 前記粘着剤層が、アクリル系共重合体を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の遮光性粘着テープ。
- 前記樹脂フィルムが、白色又は黒色のポリエチレンテレフタレートからなる請求項1〜4のいずれかに記載の遮光性粘着テープ。
- 前記樹脂フィルムと遮光層との間に光反射層を有する請求項1〜5のいずれかに記載の遮光性粘着テープ。
- 前記光反射層が、白色のインキ層である請求項6に記載の遮光性粘着テープ。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の遮光性粘着テープが、LCDパネルとバックライト筐体の間に貼着されたことを特徴とするLCDモジュール。
- LCDパネルとバックライト筐体とを有するLCDモジュールであって、
該LCDパネルと該バックライト筐体とが、請求項6又は7に記載の遮光性粘着テープで貼着され、
該遮光性粘着テープにおける遮光層側がLCDパネル側に向き、光反射層側がバックライト筐体側に向くよう貼付されたことを特徴とするLCDモジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006036436A JP2007217454A (ja) | 2006-02-14 | 2006-02-14 | 遮光性粘着テープ及びこれを用いたlcdモジュール |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=38495086
Family Applications (1)
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JP2006036436A Pending JP2007217454A (ja) | 2006-02-14 | 2006-02-14 | 遮光性粘着テープ及びこれを用いたlcdモジュール |
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JP (1) | JP2007217454A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009197041A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Sekisui Chem Co Ltd | 表示装置組み立て用粘着テープ及びこれを用いた表示モジュールユニット |
JP2009215355A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-09-24 | Dic Corp | 耐油性両面粘着テープ |
JP2016175967A (ja) * | 2015-03-19 | 2016-10-06 | 大日精化工業株式会社 | 遮光性粘着テープ及びこれを用いた液晶表示装置 |
CN112721380A (zh) * | 2021-01-05 | 2021-04-30 | 武汉华星光电半导体显示技术有限公司 | 显示面板及其制备方法 |
-
2006
- 2006-02-14 JP JP2006036436A patent/JP2007217454A/ja active Pending
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CN112721380A (zh) * | 2021-01-05 | 2021-04-30 | 武汉华星光电半导体显示技术有限公司 | 显示面板及其制备方法 |
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