JP2007217089A - エレベータの制振装置 - Google Patents

エレベータの制振装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007217089A
JP2007217089A JP2006037865A JP2006037865A JP2007217089A JP 2007217089 A JP2007217089 A JP 2007217089A JP 2006037865 A JP2006037865 A JP 2006037865A JP 2006037865 A JP2006037865 A JP 2006037865A JP 2007217089 A JP2007217089 A JP 2007217089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
car
actuator
vertical
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006037865A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5031241B2 (ja
Inventor
Nobuaki Tsumaki
宣明 妻木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2006037865A priority Critical patent/JP5031241B2/ja
Publication of JP2007217089A publication Critical patent/JP2007217089A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5031241B2 publication Critical patent/JP5031241B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Abstract

【課題】この発明は、高価な振動センサを不要とすることでコストを低減できるエレベータの制振装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】かご室4の外壁とかご枠2及び床部2bとの間には、かご室4に伝わる振動を制振する複数の垂直方向用アクチュエータ13及び水平方向用アクチュエータ14が配置されている。制振制御装置20は、水平方向用アクチュエータ14による制振動作は常に行うが、垂直方向用アクチュエータ13による制振動作は、かご1が加減速していないと判定される場合にのみ行う。
【選択図】図2

Description

この発明は、エレベータのかごの振動を制振するエレベータの制振装置に関するものである。
近年、エレベータの乗り心地を良くするためにかご室での振動を制振するエレベータの制振装置が発案されている。従来装置では、かご室とかご枠との間にアクチュエータが配置され、例えば、ガイドレールのたわみによる水平方向の振動、及び駆動装置のトルクリップルによる垂直方向の振動等が検出された場合に、それら振動を打ち消すようにかご室をアクチュエータによって変位させる(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−319739号公報
ところで、かご室での垂直方向の加速度には、かごの走行運転のための加減速による加速度と、トルクリップルや乗客の移動等による垂直方向の振動の加速度とが含まれており、振動による加速度は、かごの加減速による加速度に比べて小さい。
上記のような従来のエレベータの制振装置では、かごの加減速中にも垂直方向の制振動作を行うので、かごの加減速による加速度を検出できるように広範囲の加速度を検出する必要があるとともに、振動による細かな加速度の変化も検出できるように高精度で加速度を検出する必要があり、高価な振動センサが必要となる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、高価な振動センサを不要とすることで、コストを低減できるエレベータの制振装置を提供することである。
この発明に係るエレベータの制振装置は、かご室とかご枠との間に配置され、かご室の垂直方向の振動を制振するための垂直方向用アクチュエータと、かご室の垂直方向の振動を検出する振動検出手段と、垂直方向用アクチュエータの動作を制御する制振制御装置とを備え、制振制御装置は、かご室及びかご枠からなるかごが非加減速中であると判定される場合に、振動検出手段の出力に基づいて、垂直方向用アクチュエータによる制振動作を行い、かごが加減速中であると判定される場合に、垂直方向用アクチュエータによる制振動作を休止する。
この発明のエレベータの制振装置によれば、制振制御装置は、かご室及びかご枠からなるかごが非加減速中であると判定される場合に、振動検出手段の出力に基づいて、垂直方向用アクチュエータによる制振動作を行い、かごが加減速中であると判定される場合に、垂直方向用アクチュエータによる制振動作を休止するので、広範囲の加速度を検出する必要をなくすことができ、上記振動検出手段は安価な振動センサで対応できる。つまり、高価な振動センサを不要とすることができ、コストを低減できる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータのかごを示す側面図である。図において、かご1には、かご枠2とかご室4とが設けられている。かご枠2には、枠部2aと、枠部2aに載せられた床部2bと、枠部2a及び床部2b間を連結するブレース2cとが設けられている。かご室4は床部2bの上に載せられている。かご1は、乗場階に着床されている。かご室4と乗場6との間の出入口は、かごの戸7と乗場の戸8とによって開閉される。
また、かご1は、複数本の主ロープ(図示せず)によって昇降路内に吊り下げられている。主ロープは、駆動装置(巻上機)9の駆動車に巻き掛けられている。かご1は、駆動装置9の駆動力によって昇降される。駆動装置9の動作は、運転制御装置10によって制御される。即ち、かご1の昇降は、運転制御装置10によって制御される。
かご1側方の昇降路壁には、かご1の昇降方向に延在するように一対のガイドレール11が取り付けられている。枠部2aの上部及び下部には、ガイドレール11に案内される複数のガイドローラ装置12が取り付けられている。かご1の昇降は、ガイドレール11及びガイドローラ装置12によって案内される。
次に、図2は、図1の線A−Aに沿う断面図である。図3は、図2の線B−Bに沿う断面図である。図において、かご室4とかご枠2との間には、かご室4の振動を制振するための複数の垂直方向用アクチュエータ13及び水平方向用アクチュエータ14が配置されている。
垂直方向用アクチュエータ13は、かご室4の上下にそれぞれ配置されている。垂直方向用アクチュエータ13は、かご室4をかご枠2に対して垂直方向(上下方向)に変位させるためのものである。
水平方向用アクチュエータ14は、かご室4の左右に配置された一対の左右方向用アクチュエータ16と、かご室4の前後に配置された複数の左側前後方向用アクチュエータ17及び右側前後方向用アクチュエータ18とを有している。
左右方向用アクチュエータ16は、かご室4の側壁と枠部2aとの間に配置されている。左右方向用アクチュエータ16は、かご室4をかご枠2に対して左右方向に変位させるためのものである。
左側前後方向用アクチュエータ17及び右側前後方向用アクチュエータ18は、かご室4の前壁及び後壁と、床部2bの突出部19との間に配置されている。左側前後方向用アクチュエータ17及び右側前後方向用アクチュエータ18は、かご室4をかご枠2に対して前後方向に変位させるためのものである。
かご枠2の上部には、垂直方向用アクチュエータ13及び水平方向用アクチュエータ14の動作を制御する制振制御装置20が取り付けられている。かご室4の下部には、振動検出手段である振動センサ21が取り付けられている。振動センサ21は、垂直方向の振動(加速度)と、水平方向(前後方向及び左右方向)の振動とを検出する。なお、図3では、ブレース2cの図示を省略している。この実施の形態では、エレベータの制振装置は、垂直方向用アクチュエータ13及び水平方向用アクチュエータ14と、制振制御装置20と、振動センサ21とを有している。
次に、図4は、図2のエレベータの制振装置を示すブロック図である。図において、制振制御装置20には、運転制御装置10、垂直方向用アクチュエータ13、左右方向用アクチュエータ16、左側前後方向用アクチュエータ17、右側前後方向用アクチュエータ18、及び振動センサ21が接続されている。制振制御装置20は、運転制御装置10及び振動センサ21の出力に基づいて、各アクチュエータ13,16〜18の動作をそれぞれ制御する。なお、制振制御装置20は、プログラム等の情報を格納する情報格納部(ROM及びRAM)と、情報格納部に格納された情報に基づいて演算処理を行う演算処理部(CPU)とを有するコンピュータである。
次に、図5は、図2の垂直方向用アクチュエータ13の拡大断面図である。図6は、図5の線C−Cに沿う断面図である。各アクチュエータ13,16〜18は同一方式のアクチュエータであり、それらの構造は同一である。具体例として、垂直方向用アクチュエータ13の構造について説明する。図において、垂直方向用アクチュエータ13は、高さ方向に沿う断面が中空の四角形である支持枠25と、一対の永久磁石26と、鉄心27aに電磁コイル27bが巻回された可動部27とを有している。
各永久磁石26は、同極が互いに対向するように支持枠25の内周に貼り付けられている。支持枠25の上部及び下部には貫通孔25aが設けられている。鉄心27aは、各永久磁石26間を通過するように貫通孔25aに挿通されている。電磁コイル27bは、鉄心27aに巻き付けられている。電磁コイル27bと各永久磁石26との間には、所定幅のギャップ29が設けられている。
ここで、電磁コイル27bに通電され、例えば図5における右側の電磁コイル27bの断面に紙面の表面から裏面へ向かう方向に電流が流されたとすると、左側の電磁コイル27bの断面には、紙面の裏面から表面へ向かう方向に電流が流れる。このとき、電磁コイル27bの右側及び左側の両側には、N極が対向するように永久磁石26がそれぞれ配置されているので、フレミングの左手の法則に基づき、電磁コイル27bには上方向の力が作用する。即ち、可動部27は、電磁コイル27bに通電されることで、図中の矢印に沿う直線上を進退できる。鉄心27aの変位方向は、電磁コイル27bに流される電流の向きによって決まる。鉄心27aが変位する力の大きさは、電磁コイル27bに流される電流に比例する。各永久磁石26は、可動部27の可変方向に沿った周囲に同じ極が互いに対向するように配置されている。
各アクチュエータ13,16〜18の鉄心27aの両端は、かご室4の外壁及びかご枠2にそれぞれ当接されている。制振制御装置20は、振動センサ21の出力に基づいて、各アクチュエータ13,16〜18の電磁コイル27bの通電状態を、かご室4の振動を打ち消すように制御する(各アクチュエータ13,16〜18による制振動作)。
ここで、かご1の垂直方向の加速度について説明する。図7は、図1のかご1の垂直方向の加速度を示す説明図である。図において、かご1の垂直方向の加速度には、かご1の加減速による加速度と、例えば駆動装置のトルクリップル等による振動の加速度とが含まれている。加減速による加速度は、振動による加速度に比べて大きい。つまり、図に示すように、かご1の垂直方向の加速度の中で、振動による加速度が占める割合は小さい。また、効果的な制振動作を行うためには、細かい振動を検出できなければならない。
具体的に説明すると、例えば、振動による加速度は、垂直方向の加速度全体の中で1/100程度を占めている。効果的な制振動作を行うためには、振動による加速度の変化を1/100の精度で検出しなければならない。即ち、効果的な制振動作を行うためには、1/10000の精度で垂直方向の加速度の変化を検出する必要がある。
つまり、従来装置のように、垂直方向の制振動作を常に行おうとすると、広範囲の加速度を検出できるとともに微細な加速度も正確に検出でき、さらに検出速度が速い(サンプリング周期を短く設定できる)高価な振動センサが必要である。この実施の形態の制振制御装置20は、水平方向用アクチュエータ14による制振動作は、かご1が加減速しているか否かに拘わらず常に行うが、垂直方向用アクチュエータ13による制振動作は、かご1が加減速していないと判定される場合にのみ行う。
次に、図8は、図4の運転制御装置10の制御によるかご1の昇降速度を示す説明図である。図において、運転制御装置10は、かご1の昇降を開始する場合に、駆動装置9に対して加速指令を発し、かご1の昇降速度が所定速度に達するまでかご1を加速させる。また、運転制御装置10は、かご1の昇降速度が所定速度に達したことを検出した場合に、一定速度でかご1を走行させる。さらに、運転制御装置10は、かご位置検出装置(図示しない)からの情報に基づいて、かご1が所定位置に達したことを検出した場合に、駆動装置9に対して減速指令を発し、かご1を減速させるとともに停止させる。
制振制御装置20は、運転制御装置10との通信を行うことによって、加速指令及び減速指令のいずれか一方が運転制御装置10によって発せられているかどうかを判定する。制振制御装置20は、加速指令及び減速指令のいずれか一方が運転制御装置10によって発せられていると判定した場合に、かご1が加減速していると判定し、垂直方向用アクチュエータ13による制振動作を休止する。即ち、制振制御装置20は、加速指令及び減速指令の両方が運転制御装置10によって発せられていない場合、即ちかご1が停止している場合、及びかご1が一定速度で走行されている場合にのみ、垂直方向用アクチュエータ13を動作させる。
次に、動作について説明する。図9は、図4の制振制御装置20が行う垂直方向制振制御を示すフローチャートである。図において、制振制御装置20の電源が投入されると、垂直方向の振動が振動センサ21によって検出されているかどうかが判定される(ステップS1)。このとき、振動センサ21によって垂直方向の振動が検出されていると判定されると、加速指令又は減速指令が運転制御装置10によって発せられているかどうかが判定され(ステップS2)、加速指令又は減速指令が運転制御装置10によって発せられていると判定されなかった場合に、垂直方向用アクチュエータ13による制振動作が行われる(ステップS3)。
これに対して、垂直方向の振動が振動センサ21によって検出されていないと判定された場合と、加速指令及び減速指令の両方が運転制御装置10によって発せられていると判定された場合には、垂直方向用アクチュエータ13による制振動作が休止される(ステップS4)。
このようなエレベータ制振装置では、制振制御装置20は、かご1が非加減速中であると判定される場合に、振動センサ21の出力に基づいて、垂直方向用アクチュエータ13による制振動作を行い、かご1が加減速中であると判定される場合に、垂直方向用アクチュエータ13による制振動作を休止するので、広範囲の加速度を検出する必要をなくすことができ、安価な振動センサ21でも効果的な制振動作が行うことができる。つまり、高価な振動センサを不要とすることで、コストを低減できる。
具体的には、図7を用いて説明したように、効果的な制振動作を行うためには、従来装置では1/10000の加速度検出精度の振動センサが必要であったが、この実施の形態のエレベータ制振装置では1/100の加速度検出精度、即ち有効数字桁数が2桁小さい振動センサ21で済む。
また、垂直方向の加速度の検出精度を水平方向の加速度検出精度と同程度にすることができるので、振動センサ21を簡易化することができコストを低減できる。
また、制振制御装置20は、かご1の昇降を制御する運転制御装置10によって加速指令及び減速指令のいずれか一方が発せられている場合に、かご1が加減速中であると判定するので、かご1が加減速中であることをより確実に判定することができ、動作の信頼性を向上させることができる。
さらに、従来装置では、アクチュエータとしてモータが用いられる場合では回転する部品が用いられているので、例えばベアリングの劣化による故障等の問題があったが、この実施の形態のエレベータの制振装置では、垂直方向用アクチュエータ13は、永久磁石26と、電磁コイル27bと、直線上を進退できる鉄心27aを有するアクチュエータであり、回転する部品が用いられていないので、そのような問題を解消でき動作の信頼性を向上できる。
さらにまた、垂直方向用アクチュエータ13及び水平方向用アクチュエータ14は同一方式のアクチュエータであるので、各アクチュエータ13,16〜18の制御用プログラムを簡易化することができ、制振制御装置20の演算処理部の負荷を低減できる。また、各アクチュエータ13,16〜18のインバータの制御回路を共通化することができ、電源チェックや短絡センサ等の保護回路の構成も共通化できる。さらに、横方向の制振のノウハウをそのまま活かすことができる。つまり、信頼性及び保守性に優れた安価な装置とすることができる。
実施の形態2.
図10は、この発明の実施の形態2によるエレベータの制振装置を示す正面図である。図11は、図10のエレベータの制振装置を示すブロック図である。実施の形態1では、かご室4とかご枠2との間には、垂直方向用アクチュエータ13及び水平方向用アクチュエータ14が配置されていたが、この実施の形態2では、垂直方向用アクチュエータ13だけが、かご室4とかご枠2との間に配置されている。
各ガイドローラ装置30には、ガイドレール11に案内された複数のガイドローラ30a、及び垂直方向用アクチュエータ13と同一方式の水平方向用アクチュエータ(図示せず)がそれぞれ組み込まれている。各ガイドローラ装置30のガイドローラ30aは、図示は省略するが、ガイドレール11の前後及びかご1側の三方からガイドレール11に押し当てられるように設けられている。ガイドローラ装置30の水平方向用アクチュエータは、各ガイドローラ30aをガイドレール11に押しつけるように駆動する。
かご枠2の下部には、水平方向用振動センサ31が取り付けられている。制振制御装置32は、水平方向用振動センサ31の出力に基づいて、ガイドローラ装置30の動作を制御する。具体的には、制振制御装置32は、振動を打ち消すように、かご枠2をガイドレール11に対して水平方向(前後及び左右)へ変位させる。
かご室4の下部には、垂直方向用振動センサ33が取り付けられている。制振制御装置32は、垂直方向用振動センサ33及び運転制御装置10からの情報に基づいて、垂直方向用アクチュエータ13の動作を制御する。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、垂直方向用アクチュエータ13と同一方式の水平方向用アクチュエータを、ガイドローラ装置30に内蔵しても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、水平方向用振動センサ31をかご枠2に取り付けるとともに、垂直方向用アクチュエータ13をかご室4に取り付けているので、精度良く制振動作を行うことができる。
なお、実施の形態1,2では、制振制御装置20,32は、加速指令及び減速指令のいずれか一方が運転制御装置10によって発せられている場合に、かご1が加減速中であると判定すると説明したが、振動センサ21及び垂直方向用振動センサ33によって検出された垂直方向の加速度が、かご1の昇降運転中の加減速状態であることを判断するために予め定められた基準値以上となっている時間が、所定時間に達した場合に、かご1が加減速中であると判定してもよい。例えば、垂直方向の加速度が振動センサ21及び垂直方向用振動センサ33によって検出できる加速度の上限値及び下限値となっている時間が、所定時間に達した場合等に、かご1が加減速中であると判定してよい。
このように、垂直方向の加速度が所定時間、基準値以上となった場合に、かご1が加減速中であると判定させることで、例えば乗客が飛び跳ねた場合等でも、かご1が加減速しているかどうかをより正確に判定できる。
この発明の実施の形態1によるエレベータのかごを示す側面図である。 図1の線A−Aに沿う断面図である。 図2の線B−Bに沿う断面図である。 図2のエレベータの制振装置を示すブロック図である。 図の垂直方向用アクチュエータの拡大断面図である。 図5の線C−Cに沿う断面図である。 図1のかごの垂直方向の加速度を示す説明図である。 図4の運転制御装置の制御によるかごの昇降速度を示す説明図である。 図4の制振制御装置が行う垂直方向制振制御を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2によるエレベータの制振装置を示す正面図である。 図10のエレベータの制振装置を示すブロック図である。
符号の説明
1 かご、2 かご枠、4 かご室、10 運転制御装置、11 ガイドレール、13 垂直方向用アクチュエータ、14 水平方向用アクチュエータ、20,32 制振制御装置、21 振動センサ(振動検出手段)、26 永久磁石、27 可動部、30 ガイドローラ装置、30a ガイドローラ、31 水平方向用振動センサ、33 垂直方向用振動センサ。

Claims (6)

  1. かご室とかご枠との間に配置され、上記かご室の垂直方向の振動を制振するための垂直方向用アクチュエータと、
    上記かご室の垂直方向の振動を検出する振動検出手段と、
    上記垂直方向用アクチュエータの動作を制御する制振制御装置と
    を備え、
    上記制振制御装置は、上記かご室及びかご枠からなるかごが非加減速中であると判定される場合に、上記振動検出手段の出力に基づいて、上記垂直方向用アクチュエータによる制振動作を行い、上記かごが加減速中であると判定される場合に、上記垂直方向用アクチュエータによる制振動作を休止することを特徴とするエレベータの制振装置。
  2. 上記制振制御装置は、上記かごの昇降を制御する運転制御装置が加速指令及び減速指令のいずれか一方を発している場合に、上記かごが加減速中であると判定することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制振装置。
  3. 上記制振制御装置は、上記振動検出手段によって検出された垂直方向の加速度が基準値以上となっている時間が、所定時間に達した場合に、上記かごが加減速中であると判定することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制振装置。
  4. 上記垂直方向用アクチュエータは、鉄心に電磁コイルが巻回された可動部と、上記可動部の可変方向に沿った周囲に同じ極が互いに対向するように配置された複数の永久磁石とを有していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のエレベータの制振装置。
  5. 上記垂直方向用アクチュエータと同一方式のアクチュエータであるとともに、上記かご室とかご枠との間に配置され、上記かご室の水平方向の振動を制振するための水平方向用アクチュエータをさらに備え、
    上記振動検出手段はさらに、上記かご室の水平方向の振動を検出し、
    上記制振制御装置はさらに、上記かごが加減速中か否かに拘わらずに、上記振動検出手段の出力に基づいて、上記水平方向用アクチュエータによる制振動作を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のエレベータの制振装置。
  6. かごの昇降方向に延在するガイドレールに案内されるガイドローラと、上記垂直方向用アクチュエータと同一方式であり、上記ガイドローラを上記ガイドレール側に押さえつけるように駆動する水平方向用アクチュエータとを有し、上記かご枠に取り付けられて、上記かご枠の水平方向の振動を制振するガイドローラ装置をさらに備え、
    上記振動検出手段は、上記かご室に取り付けられて、上記かご室の垂直方向の振動を検出する垂直方向用振動センサと、上記かご枠に取り付けられて、上記かご枠の水平方向の振動を検出する水平方向用振動センサとを有し、
    上記制振制御装置は、上記かごが非加減速中であると判定される場合に、上記垂直方向用振動センサの出力に基づいて、上記垂直方向用アクチュエータによる制振動作を行うとともに、上記かごが加減速中か否かに拘わらず、上記水平方向用振動センサの出力に基づいて、上記ガイドローラ装置による制振動作を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のエレベータの制振装置。
JP2006037865A 2006-02-15 2006-02-15 エレベータの制振装置 Expired - Fee Related JP5031241B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006037865A JP5031241B2 (ja) 2006-02-15 2006-02-15 エレベータの制振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006037865A JP5031241B2 (ja) 2006-02-15 2006-02-15 エレベータの制振装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007217089A true JP2007217089A (ja) 2007-08-30
JP5031241B2 JP5031241B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=38494792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006037865A Expired - Fee Related JP5031241B2 (ja) 2006-02-15 2006-02-15 エレベータの制振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5031241B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009070141A1 (en) * 2007-11-30 2009-06-04 Otis Elevator Company Passive magnetic elevator car steadier
JP2009126675A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Mitsubishi Electric Corp エレベータ装置及び振動抑制装置
JP2014115823A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Fuji Xerox Co Ltd 移動判定プログラム及び情報処理装置
CN114423700A (zh) * 2019-09-30 2022-04-29 三菱电机株式会社 大楼设备的振动测定装置和管理系统
JP7251588B1 (ja) 2021-09-27 2023-04-04 フジテック株式会社 エレベータ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07215634A (ja) * 1994-02-03 1995-08-15 Hitachi Ltd エレベーターかご室床の浮上装置
JPH09240930A (ja) * 1996-03-11 1997-09-16 Toshiba Corp エレベータの制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07215634A (ja) * 1994-02-03 1995-08-15 Hitachi Ltd エレベーターかご室床の浮上装置
JPH09240930A (ja) * 1996-03-11 1997-09-16 Toshiba Corp エレベータの制御装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009126675A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Mitsubishi Electric Corp エレベータ装置及び振動抑制装置
WO2009070141A1 (en) * 2007-11-30 2009-06-04 Otis Elevator Company Passive magnetic elevator car steadier
CN101878176A (zh) * 2007-11-30 2010-11-03 奥蒂斯电梯公司 被动磁升降机车厢稳定器
JP2011505308A (ja) * 2007-11-30 2011-02-24 オーチス エレベータ カンパニー 受動的磁石式エレベータかご安定器
CN101878176B (zh) * 2007-11-30 2014-02-05 奥蒂斯电梯公司 被动磁升降机车厢稳定器
US8905197B2 (en) 2007-11-30 2014-12-09 Otis Elevator Company Passive magnetic elevator car steadier
JP2014115823A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Fuji Xerox Co Ltd 移動判定プログラム及び情報処理装置
CN114423700A (zh) * 2019-09-30 2022-04-29 三菱电机株式会社 大楼设备的振动测定装置和管理系统
CN114423700B (zh) * 2019-09-30 2023-07-14 三菱电机株式会社 大楼设备的振动测定装置和管理系统
JP7251588B1 (ja) 2021-09-27 2023-04-04 フジテック株式会社 エレベータ
JP2023052723A (ja) * 2021-09-27 2023-04-12 フジテック株式会社 エレベータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5031241B2 (ja) 2012-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010064862A (ja) エレベータの電磁式緩衝装置
WO2006073105A1 (ja) エレベータ
JP5196914B2 (ja) エレベータ制御装置
JP5031241B2 (ja) エレベータの制振装置
US20200130985A1 (en) Elevator system
JP6592376B2 (ja) エレベーター及び救出運転方法
US20190233251A1 (en) Method and an elevator control unit for controlling a doorstep gap of an elevator and an elevator
JP4716669B2 (ja) エレベータの運転制御装置
JP5659085B2 (ja) エレベータ制御装置
WO2012124067A1 (ja) ロープ式の間隔調整装置及びエレベーターの制御装置
JP2009227389A (ja) エレベータ装置
JP5084113B2 (ja) エレベーター装置の異常検出装置
JP5528592B1 (ja) エレベータ装置
JP4397720B2 (ja) エレベータ装置
JP4761879B2 (ja) エレベータ
JP2011057321A (ja) エレベータ
US11345570B2 (en) Electronic safety actuator electromagnetic guidance
JP2013060248A (ja) エレベータのドア開閉装置
JP5365090B2 (ja) エレベーター装置
JP2008162766A (ja) エレベータ
JPH0592886A (ja) エレベーターの制振装置
JP2012041157A (ja) エレベータ
JP5829869B2 (ja) エレベータの非常停止装置
JP5114913B2 (ja) エレベーターの速度検出装置
JP2009126675A (ja) エレベータ装置及び振動抑制装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5031241

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees