JP2007212076A - 加湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中空糸膜全体をバランスよく有効利用することができる加湿装置を提供すること。
【解決手段】本発明は、水分透過性の中空糸膜を介して、第1ガスと第2ガスとの間で水分の移動が行われる加湿装置2であって、筒状の外ケース31と、外ケース31内に収められ、第1ガスの流路である複数の中空糸膜を束ねた中空糸膜束25と、外ケース31に設けられ、中空糸膜束25の内部でそれぞれの中空糸膜の外側を流路とする第2ガスを外ケースの外部に排出する排出口21〜24と、を備えている。そして、中空糸膜束25の内部における第2ガスの流路は、排出口21〜24付近の断面積がその上流の断面積よりも小さくなっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、燃料電池システムなどに利用される加湿装置に関し、詳しくは、水分透過性の中空糸膜を使用する加湿装置に関する。
近年、燃料電池自動車などに搭載される燃料電池システムに関して、研究や開発が盛んに行われている。燃料電池システムでは、その主要部である燃料電池において、水素と空気(酸素)の電気化学反応による発電が行われる。そして、特に、固体高分子型の燃料電池などでは、その特性上、燃料電池に供給する気体(空気など)を加湿する装置が必要となる。
そして、その加湿装置としては、水分透過性の中空糸膜の束を利用したものが一般的となっている。中空糸膜束を利用した加湿装置では、たとえば、燃料電池から排出された多湿の空気(オフガス)中の水分を、燃料電池に供給される空気に移動させるようになっている。
その場合、一方の気体が各中空糸膜の内部を流れ、他方の気体が中空糸膜束の内部であり各中空糸膜の外部を流れることになる。そして、その際、後者の気体は、中空糸膜束全体を通過して流れることが望ましい。なぜなら、中空糸膜の利用されない部分が大きいと、効率的な水分移動が行われないからである。
そこで、たとえば、特許文献1では、中空糸膜束の内部であり各中空糸膜の外部を流れるオフガスを、インナパイプから入れて、外ケースの側面に設けられた排出口から外部に出すことで、中空糸膜の利用効率を高めることができる加湿装置に関する技術が開示されている。
なお、その場合、加湿装置内部におけるオフガスによる圧力損失を小さくするため、外ケース側面の排出口の開口面積は、その排出口が加湿装置の軸方向に単数、複数のいずれであったとしても(複数の場合はその面積の合計値を)、ある程度以上大きくしておく必要がある。
特開2004−6099号公報(段落0079、図3)
しかしながら、特許文献1の技術では、加湿装置の内部に入ったオフガスの大部分は、外ケース側面における排出口の上流寄りの部分から外部に流れ出るため、そのさらに下流の中空糸膜が有効に利用されていない、という問題があった。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、中空糸膜全体をバランスよく有効利用することができる加湿装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に係る本発明の加湿装置は、水分透過性の中空糸膜を介して、第1ガスと第2ガスとの間で水分の移動が行われる加湿装置であって、筒状の外ケースと、外ケース内に収められ、第1ガスの流路である複数の中空糸膜を束ねた中空糸膜束と、外ケースに設けられ、中空糸膜束の内部でそれぞれの中空糸膜の外側を流路とする第2ガスを外ケースの外部に排出する排出口と、を備えている。そして、中空糸膜束の内部における第2ガスの流路は、排出口付近の断面積がその上流の断面積よりも小さくなっている。
請求項1に係る本発明の加湿装置によれば、排出口付近の断面積がその上流の断面積よりも小さいので、第2ガスの流速(加湿装置の軸方向の流速。以下同様)は、排出口の付近でその上流部分よりも速くなる。それにより、第2ガスは、直進性が増し、排出口全体からバランスよく排出され、中空糸膜全体が有効に利用される、すなわち、加湿性が向上する。
請求項2に係る本発明の加湿装置は、外ケースの少なくとも一部において、第2ガスの流れの下流に向かうほどその内周面が筒内側にすぼむテーパ構造となっている。
請求項2に係る本発明の加湿装置によれば、外ケースを前記のようなテーパ構造とすることで、中空糸膜束の内部における第2ガスの流路について、排出口付近の断面積をその上流の断面積よりも小さくすることができる。
請求項3に係る本発明の加湿装置は、外ケースの内部に、さらに、外ケースと同心的に配置された芯部材を備えている。そして、中空糸膜束が芯部材の外周に配置されており、芯部材は、第2ガスの流れの下流側に向かうほど断面積が小さくなるテーパ構造となっている。
請求項3に係る本発明の加湿装置によれば、芯部材を前記のようなテーパ構造とすることで、第2ガスの流れを加湿装置の軸方向の中心部に向けることができ、それにより、排出口の奥の部分からの第2ガスの排出を促進することができる。
請求項4に係る本発明の加湿装置は、外ケースの内部に、さらに、外ケースと同心的に配置された芯部材を備えている。そして、中空糸膜束が芯部材の外周に配置されており、芯部材は、第2ガスの流れの下流側に向かうほど断面積が大きくなるテーパ構造となっている。
請求項4に係る本発明の加湿装置によれば、芯部材を前記のようなテーパ構造とすることで、中空糸膜束の内部における第2ガスの流路について、排出口付近の断面積をその上流の断面積よりも小さくすることができる。
請求項5に係る本発明の加湿装置は、排出口が、外ケース内における第2ガスの流れ方向に複数設けられており、第2ガスの流れの下流側ほどその開口面積が大きくなっている。
請求項5に係る本発明の加湿装置によれば、複数の排出口の開口面積を前記のように異ならせることで、それぞれの排出口からバランスよく第2ガスを排出することができる。
請求項6に係る本発明の加湿装置は、第2ガスの流路に第2ガスを流入させる流入口を複数備えている、そして、その複数の流入口は、第2ガスの流れの上流側ほどその開口面積が大きくなっている。
請求項6に係る本発明の加湿装置によれば、複数の流入口の開口面積を前記のように異ならせることで、それぞれの流入口からバランスよく第2ガスを流入させることができる。
請求項7に係る本発明の加湿装置は、中空糸膜束において、外ケースの中心部に近いほど中空糸膜の密度が低くなっている。
請求項7に係る本発明の加湿装置によれば、第2ガスが中空糸膜束の内部において加湿装置の中心部近くを多く流れ、それにより、排出口の奥の部分からの第2ガスの排出を促進することができる。
本発明の加湿装置によれば、中空糸膜全体をバランスよく有効利用することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら、詳細に説明する。図1は、本実施形態の燃料電池システムの全体構成図である。この燃料電池システムは、たとえば、燃料電池自動車などに搭載されるものである。
図1に示すように、燃料電池システムSは、コンプレッサ1、加湿装置2、燃料電池FCおよび水素タンク3を備えて構成される。
なお、実際には、配管の適所に開閉弁が設けられ、また、それらの開閉弁やコンプレッサ1などはECU(Electronic Control Unit)により制御されるが、それらは図示を省略している。
コンプレッサ1は、外部から酸素を含む空気(第1ガス)を取り込み、その空気を加湿装置2に供給する装置である。
加湿装置2は、燃料電池FCのカソードCから供給された多湿のオフガス(第2ガス)の水分(HO)を、中空糸膜HF(Hollow Fiber)を介して移動させることにより、コンプレッサ1から供給された空気を加湿し、その加湿空気を燃料電池FCのカソードCに供給するための装置である。加湿装置2の詳細については、図2〜図5を用いて後記する。
燃料電池FCは、陽イオン交換型の固体高分子電解質膜(以下、「固体高分子膜」という)PEM(Polymer Electrolyte Membrane)を、カソードCとアノードAで挟んだ構成となっている。なお、図1では、燃料電池FCは、単セルの構成として示しているが、実際にはこの単セルを直列に複数接続した構成となっている。
そして、燃料電池FCでは、カソードCに酸化剤ガスとしての加湿空気が供給され、アノードAに燃料ガスとしての水素(H)が供給され、水素と酸素との電気化学反応により発電が行われる。
次に、図2を参照しながら、加湿装置の構成について説明する(適宜図1参照)。図2は、加湿装置の外観を示す斜視図である。
図2に示すように、加湿装置2の外ケース31は、外径が一定で内径がテーパの形状となっている。加湿装置2において、コンプレッサ1から供給された空気は、キャップ27の内部に入り、芯部材26の周囲に配置された中空糸膜束25(中空糸膜HFを束ねたもの。充填率は30〜70%程度)におけるそれぞれの中空糸膜HFの内部に入り込み、当該内部を流れ、キャップ28の内部を経由して外部に出る。
また、燃料電池FCのカソードCから供給されるオフガスは、図2の左側から加湿装置2の内部に入り込み、加湿装置2の側面の右方に設けられた排出口21〜24から加湿装置2の外部に抜け、マニホールド29によって収集される。なお、排出口21〜24は、加湿装置2の周方向に複数組設けられている。
ここで、中空糸膜HFとは、たとえば、ポリイミドなどの高分子材料から形成された糸状の膜であり、その周壁に水分透過性を有する直径数ナノメートルの微細孔を多数有している。
続いて、図3を参照しながら、加湿装置の内部構造について説明する(適宜図1、図2参照)。図3は、図2の加湿装置のA−A断面図である。なお、図2と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
図3に示すように、加湿装置2は、軸方向の右側にいくほど断面積が小さくなるテーパ構造の内ケース32を備えている。その内ケース32内の右側には、図3の右方、つまり、オフガスの流れの下流側に向かうほど断面積が小さくなるテーパ構造を有する芯部材26が挿入されている。また、芯部材26の左側の内ケース32において、オフガスが通過可能な複数の流入口35が設けられており、図3の左側から入ったオフガスは流入口35を通過して中空糸膜束25の内部に流入するようになっている。
複数組の排出口21〜24(開口面積はすべて同じ)を有する外ケース31は、図3の右方、つまり、オフガスの流れの下流に向かうほどその内周面が筒内側にすぼむ(だんだん狭くなる)テーパ構造となっている。また、図3の右方にいくにつれて、中空糸膜束25の内部(かつ、それぞれの中空糸膜HFの外側)におけるオフガスの流路において、排出口21〜24の付近の断面積(幅が図3の「b」程度)が、そのオフガスの上流部分、すなわち、たとえば、オフガスの流入口35の付近の断面積(幅が図3の「a」程度)よりも小さくなっている。
なお、図3では、理解を容易にするため、a>bとなるように図示してあるが、オフガスの流路の断面積が図3の右方にいくにつれて小さくなっていくのであれば、a=b、あるいは、a<bの関係となっていてもよい。
つまり、具体的には、まず、図3に示すように、加湿装置2の軸の中心からオフガスの流入口35の付近の中空糸膜束25までの長さ(径)をR、加湿装置2の軸の中心から排出口21〜24の付近の中空糸膜束25までの長さ(径)をrとする。そうすると、オフガスの流入口35の付近の断面積はπ(R+a)−πR=π(2aR+a)、排出口21〜24の付近の断面積はπ(r+b)−πr=π(2br+b)となる。
したがって、オフガスの流路の断面積が図3の右方にいくにつれて小さくなるためには、π(2aR+a)>π(2br+b)、つまり、(2aR+a)>(2br+b)が必要十分条件となり、この関係を満たせば、a≦bであってもよい。
ポッティング部33およびポッティング部34は、中空糸膜HFの中空内部のみが外部に開放されるように、各中空糸膜HF間や、中空糸膜束25と内ケース32の間、および、中空糸膜束25と外ケース31の間を封止固定する部材である。
これらの構成により、中空糸膜束25は、図3の右方にいくほど、外ケース31の中心部に近づくようになっている。
続いて、空気とオフガスの流れについて説明する。コンプレッサ1から供給された空気は、キャップ27の内部を経由してそれぞれの中空糸膜HFの内部に入り込み、当該内部を流れ、キャップ28の内部を経由して加湿空気として排出される。
また、燃料電池FCのカソードCから供給されたオフガスは、図3の左方から内ケース32の内部に入り込み、流入口35を経由して、中空糸膜束25の内部でそれぞれの中空糸膜HFの外側を通過し、排出口21〜24から排出され、マニホールド29によって収集される。
そして、多湿のオフガス中の水分が中空糸膜HFを介して空気側に移動することで、空気が加湿される。
このように、中空糸膜束25の内部におけるオフガスの流路において、排出口21〜24の付近の断面積がその上流部分よりも小さいので、オフガスの流速(加湿装置2の軸方向の流速。以下同様)は、排出口21〜24の付近ではその上流よりも速くなる。これにより、オフガスは、直進性が増し、排出口21から多く排出されることなく、排出口21〜24のそれぞれからバランスよく排出され、中空糸膜全体(つまり、中空糸膜束25の右端部分も)が有効に利用される、すなわち、加湿性が向上する。
また、外ケース31と芯部材26を図3のようなテーパ構造とすることで、排出口21〜24の付近の断面積をその上流の断面積よりも小さくしつつ、中空糸膜束25の内部におけるオフガスの流れを加湿装置2の軸方向の中心部に向けることができる。それにより、排出口21〜24の奥の部分(排出口24側)からのオフガスの排出を促進し、排出口21〜24のそれぞれからバランスよくオフガスを排出することができる。
なお、本実施形態では、外ケース31が筒内側にだんだん厚くなるテーパ構造となっているが、外ケース31の厚さが均一で加湿装置2の全体としてすぼむ構造となっていてもよい。
また、前記したオフガスの流速の高速化による直進性の向上などだけで対応しきれないような場合には、図4に示すように排出口21a〜24aを、オフガスの流れの下流側ほどその開口面積が大きくなるようにすればよい。そうすれば、さらに、排出口21aからオフガスを排出しにくく、排出口24aからオフガスを排出しやすくなる、つまり、それぞれの排出口21a〜24aからバランスよくオフガスを排出することができる。
さらに、オフガスの流入口35a〜35dを、オフガスの流れの上流側(図4の左側)ほどその開口面積が大きくしておけば、より上流側からオフガスが中空糸膜束25の内部に流れ込みやすくなり、中空糸膜HF全体が有効に利用されることになり、好ましい。
そこで、次に、図4を参照しながら、加湿装置の第1変形例について説明する(適宜図1〜図3参照)。図4は、第1変形例の加湿装置の内部構造を示した断面図である。なお、図4は、図3に対応した図であり、図3と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
図4に示した加湿装置2aが図3の加湿装置2と異なっている点は、排出口21a〜24aがオフガスの流れの下流側ほどその開口面積が大きくなっていること、および、内ケース32aにおける流入口35a〜35dがオフガスの流れの上流側ほどその開口面積が大きくなっていることである。
この場合の空気とオフガスの流れについて説明する。まず、コンプレッサ1から供給された空気の流れは、図3の場合と同様である。
そして、燃料電池FCのカソードCから供給されたオフガスの流れも、図3の場合とほぼ同様であるが、次の2点で異なっている。
まず、流入口35a〜35dがオフガスの流れの上流側ほどその開口面積が大きくなっていることで、流入口35aからオフガスが流入しやすく、流入口35dからオフガスが流入しにくくなっている。すなわち、それぞれの流入口35a〜35dからバランスよくオフガスを中空糸膜束25の内部に流入させることができ、中空糸膜HF全体が有効に利用されることになる。
また、排出口21a〜24aの開口面積がオフガスの流れの下流側ほど大きくなっていることで、排出口21aからオフガスが排出しにくく、排出口24aからオフガスが排出しやすくなっている。すなわち、それぞれの排出口21a〜24aからバランスよくオフガスを排出させることができ、中空糸膜HF全体が有効に利用されることになる。
次に、図5を参照しながら、加湿装置の第2変形例について説明する(適宜図1〜図4参照)。図5は、第2変形例の加湿装置の内部構造を示した断面図である。なお、図5は、図4に対応した図であり、図4と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
図5に示した加湿装置2bが図4の加湿装置2aと異なっている点は、外ケース31bがテーパ構造ではなく平坦な構造となっていること、および、内ケース32bと芯部材26aが図5の右方、つまり、オフガスの流れの下流側に向かうほど断面積が大きくなるテーパ構造となっていることである。なお、排出口21b〜24bは、図4の排出口21a〜24aの場合と同様、その開口面積がオフガスの流れの下流側ほど大きくなっている。また、流入口35e〜35hも、図4の流入口35a〜35dの場合と同様、その開口面積がオフガスの流れの上流側ほど大きくなっている。
この場合の空気とオフガスの流れについて説明する。まず、コンプレッサ1から供給された空気は、図4の場合と同様に、キャップ27の内部を経由して、それぞれの中空糸膜HFの内部に入り込み、当該内部を流れ、キャップ28の内部を経由して外部に排出される。
また、燃料電池FCのカソードCから供給されたオフガスは、キャップ28の内部を経由して内ケース32bの内部に入り込み、さらに、流入口35e〜35hを経由して中空糸膜束25の内部を通過し、排出口21b〜24bから排出され、マニホールド29によって収集される。
このように、排出口21b〜24bの付近の断面積(幅が図の「d」程度)が、流入口35e〜35hの付近の断面積(幅が図の「c」程度)よりも小さいので、オフガスの流速は、排出口21b〜24bの付近では流入口35e〜35hの付近よりも速くなる。それにより、オフガスは、直進性が増し、排出口21b〜24bのそれぞれからバランスよく排出され、中空糸膜HF全体が有効に利用される。
また、この第2変形例の加湿装置2bでは、芯部材26aを図5に示したようなテーパ構造とすることで、外ケース31bをテーパ構造にするなどの手間をかけることなく、オフガスの流路について、排出口21b〜24bの付近の断面積を流入口35e〜35hの付近の断面積よりも小さくすることができる。
なお、図3〜図5の加湿装置2,2a,2bにおいて、中空糸膜束25は、外ケース31,31a,31bの軸方向の中心部に近いほど中空糸膜HFの密度(充填率)が低い構造とすることもできる。そうすれば、中心部の充填率が低いので、オフガスは、中心部近くを流れやすくなり、より奥(排出口24,24a,24b)から排出されやすくなるため、中空糸膜HFが有効に利用されることになる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれらに限定されるものではない。たとえば、1組の排出口を4個として説明したが、他の個数でもよい。また、オフガスを加湿装置の内側から流入する構成としたが、加湿装置の外側、つまり、排出口と同様、外ケース側から流入する構成としてもよい。
さらに、図4に示した外ケース31aと図5に示した芯部材26aを組み合わせるなど、様々な組み合せや変形例が可能である。その他、具体的な構成について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
本実施形態の燃料電池システムの全体構成図である。 加湿装置の外観を示す斜視図である。 図2の加湿装置のA−A断面図である。 第1変形例の加湿装置の内部構造を示した断面図である。 第2変形例の加湿装置の内部構造を示した断面図である。
符号の説明
FC 燃料電池
HF 中空糸膜
1 コンプレッサ
2,2a,2b 加湿装置
3 水素タンク
21〜24,21a〜24a,21b〜24b 排出口
25 中空糸膜束
26,26a 芯部材
31,31a,31b 外ケース
35,35a〜35h 流入口

Claims (7)

  1. 水分透過性の中空糸膜を介して、第1ガスと第2ガスとの間で水分の移動が行われる加湿装置であって、
    筒状の外ケースと、
    前記外ケース内に収められ、前記第1ガスの流路である複数の中空糸膜を束ねた中空糸膜束と、
    前記外ケースに設けられ、前記中空糸膜束の内部でそれぞれの前記中空糸膜の外側を流路とする前記第2ガスを前記外ケースの外部に排出する排出口と、を備え、
    前記中空糸膜束の内部における前記第2ガスの流路は、前記排出口付近の断面積がその上流の断面積よりも小さい
    ことを特徴とする加湿装置。
  2. 前記外ケースは、少なくともその一部において、前記第2ガスの流れの下流に向かうほどその内周面が筒内側にすぼむテーパ構造となっていることを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
  3. 前記外ケースの内部に、さらに、前記外ケースと同心的に配置された芯部材を備え、
    前記中空糸膜束は前記芯部材の外周に配置されており、
    前記芯部材は、前記第2ガスの流れの下流側に向かうほど断面積が小さくなるテーパ構造となっていることを特徴とする請求項2に記載の加湿装置。
  4. 前記外ケースの内部に、さらに、前記外ケースと同心的に配置された芯部材を備え、
    前記中空糸膜束は前記芯部材の外周に配置されており、
    前記芯部材は、前記第2ガスの流れの下流側に向かうほど断面積が大きくなるテーパ構造となっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加湿装置。
  5. 前記排出口は、前記外ケース内における前記第2ガスの流れ方向に複数設けられており、前記第2ガスの流れの下流側ほどその開口面積が大きいことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の加湿装置。
  6. 前記第2ガスの流路に前記第2ガスを流入させる流入口を、さらに備え、
    当該流入口は、前記外ケース内における前記第2ガスの流れ方向に複数設けられており、その複数の流入口は、前記第2ガスの流れの上流側ほどその開口面積が大きいことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の加湿装置。
  7. 前記中空糸膜束は、前記外ケースの中心部に近いほど前記中空糸膜の密度が低いことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の加湿装置。
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