JP4971688B2 - 燃料電池システム - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、燃料電池に供給される反応ガスを効率的に加湿することが可能な加湿装置を備える燃料電池システムを提供することを課題とする。
これと逆に、第2ガスが反応ガスであり、第1ガスがオフガスである場合、反応ガス(第2ガス)と膜相との界面における物質移動係数が大きくなるので、膜相の水分が反応ガスに移動しやすくなると考えられる。
なお、第2ガスの流速を上昇させて効率的に水分交換するために、第2ガス流速上昇部は、第2ガスの流通方向において、ある程度の長さを有するように設定することが好ましい。
また、第2ガスが、第2ガス上流部から流路断面積減少区間を介することで、下流に位置する連続区間に、よどみ等を発生させずスムーズに流れ込むことができる。さらに、後記する実施形態のように、第2ガス流速上昇部(後記する連続区間)において中空糸膜束の周面(外周面、内周面)が径方向において、内側及び/又は外側に押圧されている場合、流路断面積が徐々に変化する流路断面積減少区間を備えたことにより、中空糸膜束が受ける応力が徐々に変化するため、例えば、中空糸膜が折れにくくなる。
これに加えて、第2ガス下流部における第2ガスの流路断面積は、流路断面積増加部の下流端における第2ガスの流路断面積と同一又はこれ以上であるので、第2ガス下流部において、第2ガスが受ける圧力損失が上がることなく、第2ガスは良好に拡散することができる。これにより、拡散した第2ガスが、通常、第2ガス下流部において複数にて設けられる第2ガスの排出口に分散し、加湿装置の外部にスムーズに流出することができる。
また、水分透過性を有する含水量の高い中空糸膜を介して、水分量の異なるガスの間で水分交換させる場合、中空糸膜内の径方向における水分の分布は、流通するガスに近い、その外周面近傍及び内周面近傍では、低くなると考えられている。そこで、このように中空糸膜外を通るオフガスの流速を上昇させることにより、前記したように、外周面近傍におけるオフガス中の水分の濃度が高められ、水分が、中空糸膜内に取り込まれやすくなり、その結果として、中空糸膜相内の水分が増加し、次いで、この水分が、中空糸膜相から反応ガスに順次に移動すると考えられる。
図1に示す燃料電池システム100は、図示しない燃料電池自動車に搭載されている。燃料電池システム100は、燃料電池スタック60と、これに酸素を含む空気(酸化剤ガス、第1ガス、反応ガス)を供給するコンプレッサ71(反応ガス供給手段)と、燃料電池スタック60に供給される空気を加湿するための加湿装置1Aと、燃料電池スタック60に水素(燃料ガス)を供給する水素タンク81(水素供給機器)と、を主に備えている。
そして、カソード62には加湿空気が供給されるようになっている。因みに、加湿空気はコンプレッサ71からの空気が、加湿装置1Aによって加湿されたものである。アノード63には、水素タンク81から水素が供給されるようになっている。
次に、加湿装置1Aの具体的構成について説明する。
図2に示すように、加湿装置1Aは、外形が略円柱体であって、その軸方向が燃料電池自動車の前後(走行)方向に沿うように配置されている。そして、コンプレッサ71からの空気(第1ガス)は、加湿装置1Aの前側からその内部に供給され、後記する中空糸膜42の内部を通り、加湿空気となって、その後側から排出されるようになっている。一方、カソード62からの水分量の多い高湿のオフガス(第2ガス)は、加湿装置1Aの後側からその内部に供給され、ケース10内であって中空糸膜42の外部を通り、水分交換によって水分量が減少した後、ケース10の前側の周面から排出されるようになっている。すなわち、加湿装置1A内において、空気の流れの向きと、オフガスの流れの向きとは、対向している。また、加湿装置1Aの軸方向と、加湿装置1A内における空気及びオフガスの流通方向とは、平行である。
なお、図3は模式図であり、わかりやすくするために、中空糸膜42の本数を減らすと共に、その外周面に模様を付し、その直径及び間隔を大きく記載したものである。
因みに、下流部Dにおける流路断面積S3は、流路断面積増加部Cの下流端におけるオフガスの流路断面積と、同一となっているが、流路断面積増加部Cの下流端におけるオフガスの流路断面積以上であればよい。
ケース10は、PC(ポリカーボネート)やPPO(ポリフェニレンオキサイド)等の硬質樹脂から形成された略円筒体であって、その中間部分が絞られている(窄んでいる)。ただし、ケース10は、筒状であればよく、例えば、角筒体であってもよい。
そして、ケース10は、オフガスの向きを基準として、その上流側(後側)から下流側(前側)に向かって、円筒状の上流部11と、縮径テーパ部12と、円筒状の中流部13と、拡径テーパ部14と、円筒状の下流部15とを有している。因みに、上流部11は前記した上流部Aに、縮径テーパ部12は流速上昇部Bの流路断面積減少区間B1に、中流部13は流速上昇部Bの連続区間B2に、拡径テーパ部14は流路断面積増加部Cに、下流部15が前記した下流部Dに、それぞれ対応する位置に配置されている。
上流部11及び下流部15の内径は略同一であり、中流部13の内径はこれよりも小さく設定されている。すなわち、中流部13の内周面13aは、上流部11の内周面11a、及び、下流部15の内周面15aに対して、径方向内側に突出しており、中流部13は中空糸膜束41の外周面を径方向内側に押圧している。
その結果として、オフガスで形成されるオフガス相と、中空糸膜42の周壁で形成される中空糸膜42相との間において、後記する物質移動係数が大きくなり、オフガスから中空糸膜42への水分(物質)の移動量が大きくなるように設計されている。
これにより、ある程度の長さで連続する流路断面積S2(<S1、S3)の区間を、オフガスが流れることになる。したがって、一般に、流路界面(ここでは中空糸膜42の外周面)で乱流が発生しにくい気体であるオフガスが、後記するように、中空糸膜42の外周面近傍において、乱流となりやすく、その結果として、物質移動係数が大きくなり、加湿効率の向上が図られている。
ここで、隣り合う相(ここではオフガス相と中空糸膜42相)の間における物質(ここでは水分)の移動量と、物質移動係数とについて、図4を参照して説明する。
まず、隣り合う相間における物質の移動量は、式(1)や式(2)で与えられる。よって、物質移動係数や、濃度差、分圧差が大きくなれば、隣り合う相間における物質の移動量が大きくなる。
物質の移動量=物質移動係数×その物質の濃度差 …(1)
物質の移動量=物質移動係数×その物質の分圧差 …(2)
物質移動係数=(A)「流れがない場合における物質の移動のしやすさを示す係数」+(B)「流れによる物質の移動のしやすさを示す係数」 …(3)
よって、本実施形態において、オフガス相と中空糸膜42相との間における水分の物質移動係数は、(A)「オフガスが流れていない場合の係数」と、(B)「流れるオフガスに起因する係数」との和によって与えられる。因みに、(B)「流れに起因する物質の移動のしやすさを示す係数」は、オフガスの流速が上昇すれば、大きくなる関係となっている。
この場合、オフガスの流速が上昇したことにより、式(3)における(B)「流れに起因する物質の移動のしやすさを示す係数」が大きくなり、物質移動係数が大きくなる。したがって、式(1)、式(2)により、オフガス相から中空糸膜42相への水分(物質)の移動量が増加する。次いで、中空糸膜42相の水分が、順次に、中空糸膜42の内側の空気に移動するので、空気の加湿効率が高くなると考えられる。
オフガスの流速が上昇したことに伴って、図4(a)に示すように、中空糸膜42の外表面近傍において乱流が発生した場合、この乱流が前記外表面近傍のオフガスを攪拌すると考えられる。これにより、オフガス中の水分の濃度が中空糸膜42の外周面からの距離に関わらず均一となると考えられる。そうすると、中空糸膜42の外周面近傍の水分濃度、水分の分圧が高くなると考えられる。すなわち、前記した式(1)、式(2)における、「物質の濃度差」、「物質の分圧差」が大きくなる。このようにして、中空糸膜42相への水分の移動量が増加するので、空気の加湿効率が高くなると考えられる。
このように中流部13(流速上昇部Bの連続区間B2)を経由することにより、流速が上昇したオフガスは、前側のポッティング部51の近傍まで流れやすくなる。これにより、前側(下流部D)の中空糸膜42を介しても水分交換しやすくなり、中空糸膜42の有効利用が図られる。
また、上流部11の内径は、中流部13の内径よりも大きく、そして、その内周面11aは中空糸膜束41を押圧していない。これにより、上流部11内における中空糸膜42間の隙間は広く、上流部11内に導入されたオフガスが加湿装置1Aの輪切り断面方向(径方向)に良好に拡散するように構成されている。よって、オフガスが、中空糸膜42間をむらなく一様に、前側に向かって流れるようになっている。
また、下流部15の内径は、中流部13の内径よりも大きく、そして、その内周面15aは中空糸膜束41を押圧していない。これにより、下流部15内における中空糸膜42間の隙間は広く、下流部15内に流れ込んだオフガスが受ける圧力損失は小さくなる。これにより、オフガスが、輪切り断面方向において、速やかに分散し、複数のオフガス排出口15bを介して、外部に排出されるようになっている。
中流部13の流路断面積S2を小さくしたことにより、オフガスが中流部13において受ける軸方向の圧力損失は大きくなるが、上流部11及び下流部15では、流路断面積S1、S3が大きいため、オフガスが受ける径方向の圧力損失が下がる。よって、ケース10の形状を設計する際に、中流部13における圧力損失の増加と、上流部11及び下流部15における圧力損失の低下とをバランスさせれば、加湿装置1A全体においてオフガスが受ける圧力損失を変更せずに、中流部13における流速を上昇させ、加湿効率を高めることができる。
縮径テーパ部12は、流速上昇部Bの流路断面積減少区間B1に相当する位置に配置された部分であって、上流部11(上流部A)と中流部13(流速上昇部Bの連続区間B2)との間に配置されている。そして、縮径テーパ部12の内周面12aは、後側(オフガスの上流側)から前側(オフガスの上流側)に向かって、徐々に縮径、つまり、内周面12aと芯部材31の外周面との距離は徐々に小さくなっている。これにより、オフガスが、上流部11から縮径テーパ部12を介して中流部13に、よどみ等を発生させず、スムーズに流れ込むようになっていると共に、オフガスの流速が上昇するようになっている。したがって、縮径テーパ部12においても、中流部13と同様に、オフガス相から中空糸膜42相への水分の移動量が大きくなり、これにより、空気が良好に加湿されるようになっている。
また、このように縮径テーパ部12を設けたことにより、中流部13による押圧によって中空糸膜束41が径方向内側に押されても、中空糸膜束41を構成する中空糸膜42が折れにくくなっている。よって、縮径テーパ部12と中流部13との境界は、面取りされていることが好ましく、側断面視においてR状、つまり、滑らかな曲面であることが望ましい。
拡径テーパ部14は、中流部13と下流部15との間に配置されている。そして、拡径テーパ部14の内周面14aは、後側(オフガスの上流側)から前側(オフガスの上流側)に向かって、徐々に拡径、つまり、内周面14aと芯部材31の外周面との距離は徐々に大きくなっている。これにより、オフガスが、中流部13から拡径テーパ部14を介して下流部15に、よどみ等を発生させず、スムーズに流れ込むようになっている。
また、このように拡径テーパ部14を設けたことにより、中流部13によって中空糸膜束41が径方向内側に押されても、中空糸膜42が折れにくくなっている。よって、中流部13と拡径テーパ部14との境界は、面取りされていることが好ましく、側断面視においてR状、つまり、滑らかな曲面であることが望ましい。
フロントキャップ21は、ケース10の前側開口に蓋をするように、ケース10に取り付けられている。そして、フロントキャップ21内にコンプレッサ71から空気が導入され、次いで、この空気が各中空糸膜42内に導入されるようになっている。
フロントマニホールド22は、複数のオフガス排出口15bから外部に排出したオフガスを集合させるためのカバーである。フロントマニホールド22は、その内部にリング状の中空部を有しており、周方向かつ多段で形成されたオフガス排出口15bを覆うようにケース10に取り付けられている。そして、水分交換後のオフガスが、オフガス排出口15bから、前記リング状の中空部を介して、外部に排出されるようになっている。
リアキャップ23は、ケース10の後側開口に蓋をするように、ケース10に取り付けられている。そして、中空糸膜42から流出した加湿空気が、リアキャップ23内を介して、外部に流出するようになっている。
芯部材31は、細長の円柱体であって、その後側にオフガスが導入される中空部31aを有している。そして、芯部材31は、ケース10内に、軸が一致するように配置されている。また、中空部31aを取り囲む周壁には、中空部31aに導入されたオフガスが、芯部材31を囲む中空糸膜束41(詳しくは、中空糸膜42同士の間)に流出するように、複数のオフガス流入口31b(第2ガス流入口)が形成されている。
中空糸膜束41は、所定本数(例えば10〜10000本)の中空糸膜42を束ねたものである。そして、中空糸膜束41は、ケース10の軸方向に沿って、ケース10と芯部材31との間に装填されると共に、前側及び後側のポッティング部51、51(封止部)を介して、ケース10及び芯部材31に固定されている。すなわち、加湿装置1Aは、軸方向において、ポッティング部51、51の間に水分交換を行う水分交換部を有している。
中空糸膜42は、ポリイミド等から形成された、極細長の円筒体であって、その外径は3mm以下、好ましくは、0.2〜1.0mm以下である。中空糸膜42は、その周壁に数nmの複数の微細孔を有しており、これにより、中空糸膜42は、水分(水蒸気)の透過性を有している。
なお、中空糸膜42はこのように細いため、ケース10の中流部13の内周面13aによって中空糸膜束41が径方向内側に押されても、中空糸膜42が潰れることはない。
このような加湿装置1Aを備える燃料電池システム100によれば、主として次の効果を得ることができる。
中流部13(連続区間B2)及び縮径テーパ部12(流路断面積減少区間B1)において、中空糸膜42外を通るオフガスの流速を選択的に上昇させることにより、オフガスと中空糸膜42との間において、水分の物質移動係数が大きくなる。加えて、中空糸膜42の表面近傍で乱流が発生した場合、オフガス相と中空糸膜42相との間において、水分の濃度差及び分圧差が大きくなる。これにより、オフガス相から中空糸膜42相への水分の移動量が増加する。そして、中空糸膜42相の水分が、その内部を流れる空気に移動し、この空気が好適に加湿され、加湿空気となる。その結果として、加湿装置1Aによる空気の加湿効率が高くなり、よって、良好に加湿された空気(加湿空気)が、燃料電池スタック60に供給される。ゆえに、固体高分子膜61の湿潤性は確保されて、燃料電池スタック60は好適に発電することができる。
また、前記した実施形態では、燃料電池スタック60に供給される空気を加湿する構成を例示したが、水素(反応ガス)を加湿する構成であってもよい。
ケース18の前側には、複数のオフガス排出口18bが形成されている。芯部材32は、流路断面積減少区間B1に対応する位置に、その外径が前側(オフガスの下流側)に向かって徐々に大きくなる拡径テーパ部32cと、連続区間B2に対応する位置に外径が大きい外径拡大部32dと、流路断面積増加部Cに対応する位置に、その外径が前側に向かって徐々に小さくなる縮径テーパ部32eとを有している。また、芯部材32は、芯部材31と同様に、中空部32aと、オフガス流入口32bとを有している。
すなわち、前記した実施形態では、加湿装置1Aの一部である流速上昇部B(流路断面積減少区間B1及び連続区間B2)においてのみオフガスの流速が上昇するとしたが、加湿装置の全体において、空気(第1ガス)及びオフガス(第2ガス)の少なくとも一方の流速が上昇する構成であればよい。
10 ケース
11 上流部
12 縮径テーパ部
13 中流部
13a 内周面
14 拡径テーパ部
15 下流部
15b オフガス排出口
31 芯部材
31a 中空部
31b オフガス流入口
41 中空糸膜束
42 中空糸膜
60 燃料電池スタック
71 コンプレッサ
100 燃料電池システム
A 上流部(第2ガス上流部)
B 流速上昇部
B1 流路断面積減少区間
B2 連続区間流速上昇部
C 流路断面積増加部
D 下流部(第2ガス下流部)
Claims (4)
- 反応ガスが供給されることで発電する燃料電池と、
反応ガスを前記燃料電池に供給する反応ガス供給手段と、
水分透過性を有する中空糸膜を有し、当該中空糸膜を介して、前記燃料電池に供給される反応ガスと前記燃料電池から排出されたオフガスとの間で水分交換し、前記反応ガスを加湿する加湿装置と、
を備える燃料電池システムであって、
前記加湿装置は、
筒状のケースと、前記中空糸膜を複数束ねて構成されると共に前記ケースに収容された中空糸膜束とを備え、反応ガス及びオフガスの一方である第1ガスが前記中空糸膜の内部を流通し、反応ガス及びオフガスの他方である第2ガスが前記ケース内であって前記中空糸膜の外部を流通する構成であって、
前記ケース内への第2ガスの流入口を有する第2ガス上流部と、
前記第2ガス上流部の下流に配置されると共に、第2ガスの下流に向かうにつれて、第2ガスの流路断面積が減少する流路断面積減少区間と、
前記流路断面積減少区間の下流に配置されると共に、当該流路断面積減少区間の下流端と同一又は下流端以下の第2ガス流路断面積が連続する連続区間と、
前記連続区間の下流に配置されると共に、第2ガスの下流に向かうにつれて、第2ガスの流路断面積が増加する流路断面積増加部と、
前記流路断面積増加部の下流に配置されると共に、当該流路断面積増加部の下流端と同一又は下流端以上の第2ガス流路断面積を有し、前記ケース外への第2ガスの排出口を有する第2ガス下流部と、
を有し、
前記加湿装置内において、第1ガスの流れの向きと、第2ガスの流れの向きとは、対向している
ことを特徴とする燃料電池システム。 - 前記ケースの内周面が径方向内側に突出することで、前記流路断面積減少区間が構成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
- 前記第1ガスは前記燃料電池に供給される反応ガスであり、前記第2ガスは前記燃料電池から排出されたオフガスであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料電池システム。
- 前記中空糸膜束の内側であって、前記ケース及び前記中空糸膜束の中心軸線上に配置された芯部材を備え、
前記芯部材は、第2ガスが導入される中空部と、前記中空部を囲む周壁とを備え、
第2ガスの前記流入口は、前記周壁に周方向で複数形成されており、
第2ガスは、前記中空部、前記流入口を通って、前記ケース内へ流入する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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