JP2007207879A - シールド導電路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シールド導電路1は、内部に電線が挿通される金属製の基幹パイプ10と、基幹パイプ10の周壁に取り付けられる取付部材としての分岐パイプ20と、分岐パイプ20を基幹パイプ10に対して固定する環状固定部材40とを備えている。分岐パイプ20は、基幹パイプ10の外方へ延びる筒状部21と、この筒状部21から側方に張り出すフランジ部24Bとを備えており、環状固定部材40は、分岐パイプ20の筒状部21を通す貫通孔を有すると共に基幹パイプ10の周囲に環状に固定される構成をなしており、分岐パイプ20のフランジ部24Bは、基幹パイプ10の周壁と環状固定部材40によって挟持されている。
【選択図】図1
Description
また、分岐パイプに限らず、基幹パイプに何らかの取付部材(例えばL字状の金具など)を取り付ける場合にも同様の問題が生じる。
請求項1の発明によれば、環状固定部材が基幹パイプの周囲に固定されることにより、取付部材の被支持部が基幹パイプと環状固定部材とに挟持されて安定的に保持されることとなる。従って、基幹パイプに対して取付部材を簡易にかつ良好に固定できる。
請求項2の発明によれば、複雑な加工を伴うことなく基幹パイプの周囲に環状固定部材を固定できる。
請求項3の発明によれば、基幹パイプの周壁を好適に締め付ける構成を、部品点数を抑えた簡易な構成で実現できる。
請求項4の発明によれば、円弧状の保持部材を介して基幹パイプの周壁を締め付けるようにしているため、基幹パイプの周囲においてより偏りなくかつ満遍なく押圧力が生じるようになる。
請求項5の発明によれば、基幹パイプに対して分岐パイプを取り付ける構成を簡易にかつ良好に実現できる。
請求項6の発明によれば、立ち上がり部が筒状部に嵌り込む形態で基幹パイプと分岐パイプとが連通するため、基幹パイプに対する分岐パイプの位置決めを精度高く良好に行うことができる。また、立ち上がり部が筒状部に嵌り込む形態とされているため、パイプ外からパイプ内への流体の進入或いはパイプ外からパイプ内への流体の漏洩を効果的に防止できる。
請求項7の発明によれば、環状固定部材による締め付けがシール部材によるシール性向上に効果的に作用し、パイプ外からパイプ内への流体の進入或いはパイプ内からパイプ外への流体の漏洩を極めて良好に防止できる。
請求項8の発明によれば、簡易な構成でシール部材を挟持でき、シール部材を外部に露出させずに基幹パイプと分岐パイプとの間に安定的に収容できるようになる。
基幹パイプ内及び分岐パイプ内に冷却水を流動させる構成の場合、基幹パイプに対し分岐パイプを安定的かつ漏洩なく固定することが求められるが、請求項9の発明によればこれを好適に実現できることとなる。
本発明の実施形態1について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態1に係るシールド導電路1を概略的に例示する側断面図である。図2は、図1の一部を拡大して示す斜視図である。図3は、図1の一部を拡大して示す断面図である。また、図4は、図1のシールド導電路1を基幹パイプ10の軸方向と直交する方向に切断した断面図である。
なお、この編組線は、基幹パイプ10の外部に延出した電線30の周囲を包囲する構成をなすものである。基幹パイプ10の一端側に接続される一方の編組線は、エンジンルーム内に屈曲して配索され、インバータのシールドケース(図示略)に接続される。一方、基幹パイプ10の他端側に接続される他方の編組線は、床板を貫通して車内に配索され、バッテリのシールドケース(図示略)に接続される。
金属パイプからなる基幹パイプ10を公知の金属加工によって形成すると共に、この基幹パイプ10の必要な位置に予め孔部11及び立ち上がり部12をバーリング加工によって形成しておく。
図9のように各部品を配置した後、基幹パイプ10及び筒状部21を組み付ける。基幹パイプ10において予め形成された立ち上がり部12は、端部側部材24におけるフランジ部24B及び周壁部24Cによって囲まれる空間に収められ、図10、図11のように、嵌合部24Aに対して外方から挿入される筒状部21の端部に嵌り込む格好となる。嵌合部24Aに挿入された筒状部21は、嵌合部24Aに対し溶接によって固定され一体化する。
また、このような分岐パイプ20の取り付けに際し、立ち上がり部12が筒状部21に嵌り込む形態で基幹パイプ10と分岐パイプ20とが連通するため、基幹パイプ10に対する分岐パイプ20の位置決めを精度高く良好に行うことができるようになっている。また、立ち上がり部12が筒状部21に嵌り込む形態とされているため、パイプ外からパイプ内への流体の進入或いはパイプ外からパイプ内への流体の漏洩を効果的に防止できる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)分岐パイプによる分岐数は本実施形態のように2本でなくてもよい。即ち、1本であってもよく、3本以上であってもよい。
(3)上記実施形態では、取付部材として分岐パイプ20を例に挙げたが、分岐パイプ以外の取付部材を対象としてもよい。例えば、L字金具などの取付金具(基幹パイプ10を所定位置に固定するための取付金具等)を取付部材として本発明を適用してもよい。L字金具を取付部材とし、上記実施形態と同様の基幹パイプ10に取り付ける場合、L字金具のうちの基幹パイプ10に支持される部分を被支持部とし、その被支持部からL字状に折れ曲がる部分を延出部として上記実施形態と同様の構成を用いることで実現できる。この場合、環状固定部材に形成される貫通孔から延出部を通すこととなるが、この貫通孔は円形としなくてもよく、シール部材35やスペーサー55などは省略することもできる。
10…基幹パイプ
11…孔部
12…立ち上がり部
20…分岐パイプ(取付部材)
21…筒状部(延出部)
24…端部部材
24A…嵌合部
24B…フランジ部(被支持部、張り出し部)
24C…周壁部
30…電線
35…シール部材
40…環状固定部材
41…円弧状部
42…屈曲突出部
44…貫通孔
50…保持部材
Claims (9)
- 内部に電線が挿通される金属製の基幹パイプと、
前記基幹パイプの外方へ延びる延出部と、前記延出部の側方に配される形態で当該延出部と一体的に形成され、前記基幹パイプの周壁に支持される被支持部と、を備えた取付部材と、
前記延出部を通す貫通孔を有すると共に前記基幹パイプの周囲に環状に固定され、前記取付部材の前記被支持部を前記基幹パイプの前記周壁と共に挟持する環状固定部材と、
を備えることを特徴とするシールド導電路。 - 前記環状固定部材は、その一部に塑性加工を施すことにより前記基幹パイプを締め付ける形態で形状保持されることを特徴とする請求項1に記載のシールド導電路。
- 前記環状固定部材は、前記基幹パイプの周壁に沿う円弧状部と、前記円弧状部の両端からそれぞれ折れ曲がる形態で前記基幹パイプの外方側に屈曲して突出する屈曲突出部とを有し、前記屈曲突出部に対する塑性加工により前記円弧状部の内径が定められる構成をなすことを特徴とする請求項2に記載のシールド導電路。
- 前記基幹パイプの周壁に沿う円弧状に形成されると共に、当該基幹パイプと前記環状固定部材との間において前記環状固定部材に締め付けられる形態で配される保持部材を有し、
前記保持部材は、前記環状固定部材の内径に応じた曲率に設定されるようになっていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のシールド導電路。 - 前記取付部材は、前記基幹パイプから分岐する分岐パイプからなり、
前記基幹パイプは、前記周壁に前記分岐パイプと連通する孔部が形成されており、
前記延出部は、前記孔部を介して前記基幹パイプと連通する筒状部とされ、
前記被支持部は、前記筒状部から側方に張り出すフランジ部とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のシールド導電路。 - 前記基幹パイプの前記周壁には、前記基幹パイプの外方に向けて筒状に立ち上がる立ち上がり部が形成され、この立ち上がり部の内部が前記孔部とされており、
前記基幹パイプは、前記立ち上がり部が前記分岐パイプの前記筒状部に嵌り込む形態で当該分岐パイプと連通していることを特徴とする請求項5に記載のシールド導電路。 - 前記フランジ部と前記基幹パイプの周壁との間には、環状のシール部材が設けられていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のシールド導電路。
- 前記筒状部の端部側には、当該筒状部の外側に嵌合する筒状の嵌合部と、前記嵌合部の側方に張り出す前記フランジ部と、前記フランジ部の外周端に続く筒状の周壁部と、を備えた端部側部材が固定されており、
前記筒状部の端部は、前記嵌合部の端部よりも前記基幹パイプ側に突出しており、
前記シール部材は、前記筒状部の端部と、前記周壁部とに囲まれる形態で、前記フランジ部と前記基幹パイプの前記周壁とに挟持されていることを特徴とする請求項7に記載のシールド導電路。 - 前記基幹パイプと前記分岐パイプは、前記孔部を介して冷却水が流動可能とされていることを特徴とする請求項5ないし請求項8のいずれかに記載のシールド導電路。
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