JP2007207813A - 電子部品検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品の裏面状態に依存することなく電子部品の保持の有無について反射型センサによって正確に検出することができる電子部品検出装置を提供する。
【解決手段】反射型ファイバセンサ12は、コレット11に半導体チップ20が吸着されていない場合には、発光素子からの光をコレット11のテーパー面111aに対して垂直方向に入射させ、テーパー面111aから反射した光を受光することにより、出力がONとなる。その一方、反射型ファイバセンサ12は、コレット11の半導体チップ20が吸着された場合には、発光素子からの発光光が半導体チップ20の裏面に入射するが、半導体チップ20の裏面での反射光は受光されることなく、出力がOFFとなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばダイボンダ、チップマウンター、チップ移載機等の電子部品の組立実装装置において利用可能な電子部品検出装置に関する。
半導体チップ等の電子部品の組立実装に用いられる装置の中には、電子部品を保持して移送する手段を有するものがある。例えば、半導体チップを基板にボンディングする装置であるダイボンダでは、ボンディングチャックにより半導体チップを保持して基板上へと移送する。
このダイボンダにおいては、実装組立を確実に行うために、ボンディングチャックに半導体チップが正常にチャッキングされているか否かを検出するセンサが設けられる。
このダイボンダに用いられる検出センサとしては、特許文献1のような透過型光学式センサや、半導体チップの真空吸着時の真空到達度を検出する真空センサが用いられることがある。
特開2004−319854号公報
しかし、特許文献1のような透過型光学式センサは、例えばボンディングチャックを自動交換しなければならない複数種チップ用のダイボンダにおいては、それぞれのボンディングチャックに対応して取り付けねばならず、その構成上取り付けが困難であった。
また、上述した真空センサでは、検出精度、高速化に伴う応答性や、複数種チップ用のダイボンダに用いる場合にはその対応性に問題があった。
このような問題を解決すべく、図3に示すように、ボンディングチャック100の中央真下に反射型ファイバセンサ101を設置することも考えられる。
ボンディングチャック100は、コレットであり、先端に半導体チップを保持するための凹部を有している。図3(A)に示すように、ボンディングチャック100が半導体チップ102を保持していない場合には、反射型ファイバセンサ101は反射光が得られないために、出力がOFFの状態となる。
ボンディングチャック100が半導体チップ102を保持している場合には、原則として、図3(B)に示すように、反射型ファイバセンサ101は、半導体チップ102の裏面からの反射光を得て、出力がONの状態となる。
しかしながら、保持された半導体チップ102の膜厚が薄かったり、または、半導体チップ102の裏面の色、表面粗さ、凹凸状態等によっては乱反射を起こしてしまったりして、十分な反射光が反射型ファイバセンサ101において得られないことがあった。その結果、半導体チップ102の有無について検出ミスが生じてしまうという問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、電子部品の裏面状態に依存することなく電子部品の保持の有無について反射型センサによって正確に検出することができる電子部品検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の電子部品検出装置は、
先端部に電子部品を保持可能なテーパー面を有し該電子部品を保持して移送する移送ヘッドと、該移送ヘッドのテーパー面に対して信号光を垂直方向に入射し、該信号光の反射光を検知したときは該移送ヘッドに該電子部品が保持されておらず、該信号光の反射光を検知しないときは該移送ヘッドに該電子部品が保持されていることを検出する反射型センサとを有することを特徴とする。
また、前記移送ヘッドのテーパー面は鏡面加工されるようにしてもよい。
また、前記反射型センサは、反射型ファイバセンサであるようにしてもよい。
また、電子部品が供給される電子部品供給部と、前記移送ヘッドを備え前記移送ヘッドに保持された前記電子部品の位置を可動可能なヘッド移動装置と、前記電子部品の保持の有無を検出する反射型センサと、前記電子部品の実装されるワークを供給するワーク供給搬送部と、前記ワークの前記電子部品をボンディングする位置に接着剤を塗布する接着剤塗布部と、前記電子部品およびワークのボンディング位置を撮像画像データにより認識する画像認識処理装置を有するようにしてもよい。
本発明によれば、電子部品の裏面状態に依存することなく電子部品の保持の有無について反射型センサによって正確に検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態に係る電子部品検出装置は、例えば、図2に示すようなダイボンダ1に用いられ、図1に示すボンディング用チャックであるコレット11と、反射型ファイバセンサ12と、図2に示すコレット移動機構13とを備えている。
コレット11は、半導体チップ20を真空吸着して保持する。コレット11には、先端にテーパー状の凹部11aと、凹部11aと連通する中空孔である吸着孔11bとが形成されている。
凹部11aを構成するテーパー面111aは鏡面状に加工されている。凹部11aのテーパー面111aに半導体チップ20の上周縁が真空吸着により把持される。
吸着孔11bは、真空装置(図示せず)により半導体チップ20を真空吸引させるための凹部11aに連通した孔である。
コレット11は、移送ヘッドであり、この移送ヘッドが図2(B)における矢印X及び図2(A)におけるY方向に移動自在にコレット移動機構(ヘッド移動装置)13に支持されている。
反射型ファイバセンサ12は、半導体チップ20がコレット11に吸着されているか否かを検出するセンサである。
反射型ファイバセンサ12は、コレット11の下側に位置し、コレット11のテーパー面111aと対向するように配置されており、テーパー面111aに正対して傾けられて配置されている。
反射型ファイバセンサ12は、このように配置されることによって、コレット11に半導体チップ20が吸着されていない場合には、図1(A)に示すように、
LED(Light Emitting Diode)等の発光素子からの信号光をコレット11のテーパー面111aに対して垂直方向に入射させ、テーパー面111aから反射した光を受光することにより、出力がONとなる。
その一方、反射型ファイバセンサ12は、コレット11の半導体チップ20が吸着された場合には、図1(B)に示すように、発光素子からの信号光をコレット11のテーパー面111aに対して垂直方向に入射させると、発光光が半導体チップ20の裏面に入射するが、半導体チップ20の裏面での反射光は受光されることなく、出力がOFFとなる。
このように反射型ファイバセンサ12により半導体チップ20の吸着の有無が検出される。
この電子部品検出装置10を備えたダイボンダ1は、図2に示すように、基台31上に半導体チップ供給部32と、基板供給搬送部33と、接着剤塗布部34と、画像認識処理装置35とを備えている。なお、図2(B)においては、わかりやすくするために接着剤塗布部34及び画像認識処理装置35を省略している。
半導体チップ供給部32では、ウエハにおいて一つ一つダイシングされて切り離された半導体チップ20が供給される。基板供給搬送部33では、搬送レールによって半導体チップ20をボンディングするワークである基板40が搬送され、基板40は半導体チップ20のボンディングが行われるボンディング部33aに供給される。接着剤塗布部34では、基板供給搬送部33により搬送された基板40の半導体チップ20をボンディングする位置に接着剤が塗布される。画像認識処理装置35では、ボンディングされる基板40及び半導体チップ20について撮像された画像データに基づいて、半導体チップ20の基板40におけるボンディング位置の正確な位置合わせが行われる。
反射型ファイバセンサ12は、半導体チップ供給部32と基板供給搬送部33のボンディング部33aとの間に配置される。
このダイボンダ1では、まず、半導体チップ供給部32において半導体チップ20をコレット11に真空吸着してピックアップする。
半導体チップ20を吸着したコレット11は、移動機構13によりボンディング部33aの方向へと移動させられるが、その途中で、半導体チップ20の吸着の有無が反射型ファイバセンサ12により検出される。反射型ファイバセンサ12により信号光が半導体チップ20の裏面に入射されて、その反射光が受光されなければ、コレット11は半導体チップ20を正常に吸着していることが検出される。また、反射型ファイバセンサ12により信号光がコレット11のテーパー面111aに対して垂直方向に入射されて、その反射光が受光されると、コレット11が半導体チップ20を吸着していないことが検出される。
一方、基板供給搬送部33では、搬送レールにより基板40が接着剤塗布部34へと搬送されて、接着剤塗布部34により半導体チップ20をボンディングしようとする位置に銀ペースト等の接着剤が塗布される。接着剤が塗布されると、基板供給搬送部33により基板40はボンディング部33aに搬送される。
反射型ファイバセンサ12により、コレット11が半導体チップ20を正常に吸着していると検出された場合には、半導体チップを吸着したコレット11はコレット移動機構13によりボンディング部33aへと移動される。
そして、基板40の接着剤が塗布されたボンディング位置に、画像認識処理装置35により正確な位置合わせを行いつつ、コレット11により半導体チップ20の吸着を解放して半導体チップ20を搭載する。
このように本実施の形態の電子部品検出装置10では、コレット11が半導体チップ20を吸着していない場合には、反射型ファイバセンサ12から信号光をコレット11のテーパー面111aに対して垂直方向に入射させ、反射光を受光することにより、出力をONとして、コレット11が半導体チップ20を吸着している場合には、反射型ファイバセンサ12からの信号光をテーパー面111aに対して垂直方向に入射させると、半導体チップ20の裏面に入射するが、反射光は受光されることなく、出力がOFFとなるようにしたので、従来の反射型ファイバセンサ12による検出における出力とは反対になり、反射型ファイバセンサ12によって半導体チップ20の裏面からの反射光を受光する必要がなくなる。
その結果、半導体チップ20の裏面の色、表面粗さ、凹凸状態等や膜厚に依存することなく、簡便な反射型ファイバセンサ12を用いることにより確実にコレット11における半導体チップ20の吸着の有無を検出することができる。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形が可能である。例えば、本実施の形態では、反射型ファイバセンサ12を用いる例について説明したが、必ずしもファイバセンサである必要はなく、反射型センサであれば本発明を適用することが可能である。
また、本実施の形態では、半導体チップ20の吸着の有無を検出する例について説明したが、コレット11により吸着できる電子部品であればよく、半導体チップ以外のチップ素子の吸着の有無の検出に用いることも可能である。
また、本実施の形態では、電子部品検出装置10をダイボンダ1に用いた例について説明したが、電子部品を吸着して搬送する工程を実施する組立実装装置には本発明を適用することが可能であり、例えばチップ部品装着機であるチップマウンターやダイシング済みチップをトレー容器に整列させる装置であるチップ搭載機に本発明を適用することは可能である。
また、本実施の形態では、ワークである基板40に半導体チップ20をボンディングするダイボンダ1の例について説明したが、ワークとしては基板40ではなくリードフレームに半導体チップ20をボンディングするダイボンダにも本発明は適用できる。
また、本実施の形態では、電子部品である半導体チップ20を吸着する例について説明したが、電子部品を必ずしも吸着させる必要はなく、例えば物理的に電子部品を把持して保持する場合にも本発明を適用することは可能である。
また、本実施の形態では、コレット11を用いる例について説明したが、コレット11に限らず、テーパー面111aで電子部品を保持する保持手段であれば本発明を適用することができる。
本発明の実施形態に係る半導体チップ吸着検出装置の概略構成を表す説明図であり、(A)はコレットに半導体チップが吸着されていない場合を表した説明図であり、(B)はコレットに半導体チップが吸着された場合を表した説明図である。 (A)は図1に示した半導体チップ吸着検出装置を備えたダイボンダの概略構成を表す平面図であり、(B)は(A)に示したダイボンダの概略構成を表す側面図である。 従来の半導体チップ吸着検出装置の概略構成を表す説明図であり、(A)はコレットに半導体チップが吸着されていない場合を表した説明図であり、(B)はコレットに半導体チップが吸着された場合を表した説明図である。
符号の説明
1 ダイボンダ
10 電子部品検出装置
11 コレット
11a 凹部
111a テーパー面
12 反射型ファイバセンサ
13 コレット移動機構
33a ボンディング部
40 基板

Claims (4)

  1. 先端部に電子部品を保持可能なテーパー面を有し該電子部品を保持して移送する移送ヘッドと、該移送ヘッドのテーパー面に対して信号光を垂直方向に入射し、該信号光の反射光を検知したときは該移送ヘッドに該電子部品が保持されておらず、該信号光の反射光を検知しないときは該移送ヘッドに該電子部品が保持されていることを検出する反射型センサとを有することを特徴とする電子部品検出装置。
  2. 前記移送ヘッドのテーパー面は鏡面加工されたことを特徴とする請求項1に記載の電子部品検出装置。
  3. 前記反射型センサは、反射型ファイバセンサであることを特徴とする請求項1または2に記載の電子部品検出装置。
  4. 電子部品が供給される電子部品供給部と、前記移送ヘッドを備え前記移送ヘッドに保持された前記電子部品の位置を可動可能なヘッド移動装置と、前記電子部品の保持の有無を検出する反射型センサと、前記電子部品の実装されるワークを供給するワーク供給搬送部と、前記ワークの前記電子部品をボンディングする位置に接着剤を塗布する接着剤塗布部と、前記電子部品およびワークのボンディング位置を撮像画像データにより認識する画像認識処理装置を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子部品検出装置。
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JP2012116507A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Shibuya Seiki Co Ltd ワーク箱詰め装置

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JPS61287195A (ja) * 1985-06-13 1986-12-17 松下電器産業株式会社 部品装着機における部品位置認識装置

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