JP3709542B2 - 素子の搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、素子の搬送装置に関するもので、主として、光電変換素子の検査装置における搬送方式に主眼をおいて開発された発明である。
【0002】
【従来の技術】
光電変換素子、特にチップLED等の発光素子の検査装置での測定項目は、ダイオード特性の他に輝度、色調の検査が必要であるため、レンズ面上方を開放する必要があり、搬送装置の一般は図4に示すようにチップLED1の基板面2を吸引ノズル3にて吸着して搬送し、検査時には横から検査用プローブ4,5を電極部6に接触させる方式か、あるいは、チップLEDを横からクランプして搬送し、検査時には下面側より検査用プローブを入れる方式であった。
【0003】
しかし、チップLED1の基板面2を吸引ノズル3で吸着保持し、横から検査用プローブ4,5を入れる方式では、検査用プローブ5の当接部分より手前側の電極部6(メッキ部)の断線部分7や不良部分が検出できず、図5に示すように基板8に断線部分7を有した通電しないチップLED1を実装する危険性を有していた。
【0004】
他方、チップLEDを横からクランプして搬送し、下面より検査用プローブを入れる方式では、上記搬送方式の問題点は解決するもののワークであるチップLEDに外力がかかり、チップLEDの基板部が損傷したり、あるいは、電極部(メッキ部)に傷が付く等の問題があった。特に近年チップLEDの微小化が進んでいるため、この点は大きな問題となる。
【0005】
そこで、素子(例えばチップLED)の側面を吸引手段により吸着保持して移送し、検査すれば、チップLED等の素子に外傷を与えることなく、電極部の断線不良も検出できるものとなるが、供給された素子の側面を吸着保持する場合には、位置ズレを起こしやすく、位置合わせ手段が必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、素子の側面を吸着保持して、素子の表裏面を検査可能領域とすると共に、供給装置から供給された素子が位置ズレを起こしていた場合にも定位置に位置合わせを行い検査位置に移送することを可能とする素子の搬送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、素子の側面を吸着保持する保持部を備え、保持した素子を間欠的に移送する移送手段と、移送手段の保持部に素子を供給する供給手段からなる素子の搬送手段であって、保持部には素子の隣接する2側面に当接可能な当接面が形成されており、供給手段が移送手段の保持部に素子を供給する位置には、保持部の下方側に載置テーブルが配置されていると共に、載置テーブルに供給された素子を保持部の当接面に押し付ける位置合わせ機構が設けられ、位置合わせ機構によって載置テーブル上で位置合わせされた状態の素子を保持部に吸着保持して移送することを特徴とする素子の搬送装置を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に従って、実施例と共に本発明の実施の形態について説明する。図1は、搬送装置の一実施例を示す正面図であり、図2は、同平面である。尚、図1は作図上90度回転させたもので、図中左方が天、右方が地である。
【0009】
搬送装置は、図1に示されるように、素子(実施例ではチップLED1)の供給手段となるピックアンドプレース11と、検査装置内の移送装置12を主要部とするものであるが、図2に現れるように、パーツフィーダ9、搬送レール10を付属装置として備えている。
【0010】
実施例での搬送対象は、チップLED1であり、チップLED1は、図4及び図5に示されるように、下面側に電極部6を備えた平面視で矩形状(長方形、図3に示される。)のものである。実施例ではチップLED1を搬送対象とするが、本発明では、これに限らず平面視で矩形状の素子であれば良い。
【0011】
前工程で製造されたチップLED1はパーツフィーダ9に投入され、表裏を揃え一列に整列させられ、搬送レール10に搬送される。搬送レール10に整列されたチップLED1は、ピックアンドプレース11により、搬送レール10から一つずつ検査装置の移送装置12に供給される。
【0012】
ピックアンドプレース11は、図2に示されるように8個の吸着ノズル40を等間隔に配置したもので、図示されていない吸引装置と吸引連結管41にて連結されている。ピックアンドプレース11は、下降して吸着ノズル40で、チップLED1を吸着して上昇し、間欠的に移動し、移送装置12の供給位置15で下降して吸着を解除して、載置テーブル22上にチップLED1を載置する。
【0013】
移送装置12は、円形の回転体13の外周にチップLED1の側面を吸着して保持する保持部14が等間隔の8箇所に配置されている。回転体13は間欠的に回転移動し、保持部14も間欠的に移動する。保持部14は、供給位置15でチップLED1を受け取り、検査位置16に移動し、検査終了後、排出位置17で検査済みチップLED1を排出シュート18に送り出す。尚、排出後、チップLED1は、検査結果に応じて分類される。
【0014】
保持部14は、図3に示されるようにバキューム孔19が水平方向に設けられ、チップLED1の一側面を直接吸着保持するもので、外周ガイド及び下面レールのない搬送方式とされている。尚、バキューム孔19は、吸引連結管41により図示されていないロータリバルブを介して吸引装置と連結されており、供給位置15から排出位置17までは継続して吸引力を発生できるようになっていると共に、供給位置15と排出位置17では、図示されていない電磁弁の作動により吸引装置との連通、遮断を切り替えることができるようになっている。
【0015】
図3中排出位置17の左方に位置する保持部14’は、チップLED1を保持していない状態を示している。該保持部14’から明らかなように、保持部14,14’には、チップLED1の隣接する2側面に当接可能な当接面20,21が形成されている。搬送対象のチップLED1が平面視で矩形の形状であるので、当接面20,21も直角に位置している。
【0016】
ピックアンドプレース11が移送装置12の保持部14にチップLED1を供給する位置で、保持部14の下方側に載置テーブル22が固定配置されている。載置テーブル22は、チップLED1が載置された場合、チップLED1が保持部14とほぼ同様な高さとなる位置に配置されている。
【0017】
載置テーブル22の近傍に位置合わせ機構23が配置される。位置合わせ機構23は、保持部14の移動が停止している間に載置テーブル22に供給されたチップLED1を保持部14の当接面20,21に押し付けるもので、位置合わせ機構23は、チップLED1の保持部14の当接面20,21に当接する側面でない隣接する2つの側面に当接する位置合わせ面24,25を有する位置合わせ部材26を有する。
【0018】
位置合わせ部材26の駆動は、エアシリンダ27の力による。エアシリンダ27のロッド28にスライド部材29を接続し、スライド部材29にブラケット30を介して、位置合わせ部材26を取り付けている。エアシリンダ27は、位置合わせ面24,25の接合部を位置合わせされた状態の平面視で矩形状のチップLED1の対角線方向に移動させる。従って、シリンダ27が作動すると、スライド部材29は案内レール31に沿って、保持部14の隣接する当接面20,21の接合部に向かって摺動し、位置合わせ部材26も同方向に移動する。
【0019】
保持部14のバキューム孔19による吸引を停止した状態で位置合わせ部材26を移動させることにより、チップLED1は載置テーブル22上を、保持部14の当接面20,21に規制されながら、その一角を当接面20,21の接合部に押し付けられ位置合わせされる。この後、バキューム孔19に吸引力を発生させて位置合わせ機構23によって載置テーブル22上で位置合わせされた状態のチップLED1を保持部14のバキューム孔19に吸着保持して移送する。上記のように位置合わせが行なわれるので、チップLED1などの搬送対象物が相似形であれば、搬送対象物が若干大小しても保持部14は位置合わせした状態で搬送対象物を保持できる。本実施例ではチップLED1という発光素子を搬送対象としているが、受光素子(例えばホトダイオード)であっても有効であることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、如上のように構成されるため次のような効果を発揮する。第1に、素子の側面を吸着保持するものであるので、素子の表裏面を検査可能領域とすることができる。
【0021】
第2に、載置テーブルに供給された素子を保持部の当接面に押し付ける位置合わせ機構が設けられているので、供給装置から供給された素子が位置ズレを起こしていた場合にも、定位置に位置合わせを行って、検査位置に移送することができる搬送装置となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送装置の一実施例を示す正面図
【図2】同平面図
【図3】移送装置の拡大平面図
【図4】従来の移送装置を示す説明図
【図5】従来の検査の問題点を示す説明図
【符号の説明】
1.....チップLED
2.....基板面
3.....吸引ノズル
4,5...検査用プローブ
6.....電極部
7.....断線部分
8.....基板
9.....パーツフィーダ
10....搬送レール
11....ピックアンドプレース
12....移送装置
13....回転体
14,14’保持部
15....供給位置
16....検査位置
17....排出位置
18....排出シュート
19....バキューム孔
20,21.当接面
22....載置テーブル
23....位置合わせ機構
24,25.位置合わせ面
26....位置合わせ部材
27....エアシリンダ
28....ロッド
29....スライド部材
30....ブラケット
31....案内レール
40....吸着ノズル
41....吸引連結管
Claims (1)
- 素子の側面を吸着保持する保持部を備え、保持した素子を間欠的に移送する移送手段と、移送手段の保持部に素子を供給する供給手段からなる素子の搬送手段であって、保持部には素子の隣接する2側面に当接可能な当接面が形成されており、供給手段が移送手段の保持部に素子を供給する位置には、保持部の下方側に載置テーブルが配置されていると共に、載置テーブルに供給された素子を保持部の当接面に押し付ける位置合わせ機構が設けられ、位置合わせ機構によって載置テーブル上で位置合わせされた状態の素子を保持部に吸着保持して移送することを特徴とする素子の搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000163484A JP3709542B2 (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 素子の搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000163484A JP3709542B2 (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 素子の搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001341835A JP2001341835A (ja) | 2001-12-11 |
JP3709542B2 true JP3709542B2 (ja) | 2005-10-26 |
Family
ID=18667226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000163484A Expired - Lifetime JP3709542B2 (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 素子の搬送装置 |
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