JP5206927B2 - 電子部品のピックアップ方法と装置 - Google Patents
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Description
上記搬送手段による電子部品の搬送に際しては、電子部品が飛び出さないように電子部品の周囲を囲ってあり、先端部のピックアップ位置では電子部品を取り出せるように上方が開放されている。
電子部品の形状などによっては、上記ピックアップ位置で電子部品が飛び出たり姿勢が傾斜したりして安定した状態で取り出すことができないことがあり、従来、電子部品の飛び出しや傾斜を防止するために、ピックアップ位置にストッパー手段を設けたり(特許文献1)、或いはシャッターを設けるようにしていた(特許文献2)。
本発明はそのような事情に鑑み、ストッパー手段やシャッターを設けることなく、ピックアップ位置での電子部品の飛び出しや傾斜を防止することができる電子部品のピックアップ方法と装置を提供するものである。
上記電子部品がピックアップ位置に供給される前に、上記ピックアップノズルをガイド位置に位置させて、該ピックアップノズルによりピックアップ位置に供給される電子部品をガイドするようにし、
上記ピックアップノズルによって取り出された電子部品に後続する電子部品は、上記電子部品がピックアップノズルによって取り出された後に、その後続する位置よりも上記ピックアップ位置の手前の位置まで前進されてからストッパ手段によりその前進が阻止され、かつ上記ピックアップノズルがガイド位置に復帰されたら、ストッパ手段による阻止が解除されてピックアップノズルによってガイドされながらピックアップ位置に前進供給されることを特徴とするものである。
また請求項2の発明は、 複数の電子部品の周囲を囲って搬送する搬送手段と、この搬送手段による電子部品の搬送方向前方に設けられたピックアップ位置と、このピックアップ位置に供給された電子部品を保持して該ピックアップ位置から取り出すピックアップノズルとを備えた電子部品のピックアップ装置において、
上記ピックアップノズルは、上記電子部品がピックアップ位置に供給される際に、電子部品がピックアップ位置に供給されるのをガイドするガイド位置に位置し、
上記搬送手段は、ピックアップ位置に供給された電子部品に後続する電子部品の前進を阻止するストッパ手段を備えており、該ストッパ手段は、上記ピックアップノズルがピックアップ位置の電子部品を取り出してから、再び上記ガイド位置に復帰されるまでの間、ピックアップ位置に供給された電子部品に後続する電子部品が、その後続する位置よりも前進した位置で当該電子部品の前進を阻止して、当該後続する電子部品がピックアップ位置に供給されるのを阻止することを特徴とするものである。
そして上記ピックアップノズルは、ピックアップ位置に供給された電子部品を取り出すために元々設けられているものであるから、従来のように新たにストッパー手段やシャッターを追加して設ける必要がなく、したがってコストの増大を抑制することができる。
また、上記ピックアップノズルによって取り出された電子部品に後続する電子部品は、上記電子部品がピックアップノズルによって取り出された後に、その後続する位置よりも上記ピックアップ位置の手前の位置まで前進されてからストッパ手段によりその前進が阻止されるようになっているので、次にピックアップノズルがガイド位置に復帰されてから、後続の電子部品がピックアップ位置に搬入されるまでの時間を短縮することができ、したがって高速化に寄与することができる。
図示実施例では、各電子部品1は下半分と上半分とがそれぞれ方形板状となっており、かつ上半分の方形板状部分が下半分の方形板状部分よりも大きく成形されて下半分の方形板状部分の四方に突出する形状となっている。
上記上部支持部材5のみは、上記ピックアップ位置Aよりも手前の位置で切り欠かれており、それによってストッパ部材6に当接した最先端の電子部品1aは、その天面が外部に露出するようになっている。これにより、ピックアップノズル7で最先端の電子部品1aの天面を吸着して上昇させることにより、該電子部品1aを搬送手段2から取り出して、次の工程に搬送することができるようになっている。
そして電子部品1が上記ストッパ部材6に当接した状態では、当該電子部品1が上記光を遮ることができるようになっており、光が遮ぎられたことによって、電子部品1が上記ピックアップ位置Aに供給されたことを検出することができるようになっている。
また、上記ピックアップノズル7にも電子部品1の天面を吸着保持するための吸着孔7aを形成してあり、この吸着孔7aも図示しない電磁開閉弁を介して上記真空源に連通させてある。
この後、上記ピックアップノズル7は吸着した電子部品1を次工程に受け渡すようになり、その受け渡しの際には、ピックアップノズル7の吸着孔7aへの負圧の導入が遮断されることになる(ステップ2)。
そして上記ピックアップノズル7が吸着保持した電子部品1を次の工程に受け渡すと、該ピックアップノズル7はピックアップ位置Aの上方のガイド位置Bに移動されるようになり(ステップ3)、この状態では、ピックアップノズル7の下面によって最先端の電子部品1aの天面をガイドすることができるようになる。このときのピックアップノズル7の下面と電子部品1aの天面との間のクリアランスは、20〜50μm程度が好ましい。
そして最先端の電子部品1がピックアップ位置Aに搬入されてストッパ部材6によりその前進が阻止されると、検出手段11がその状態を検出するので(ステップ5)、これによりピックアップノズル7の吸着孔7aに負圧が導入されて(ステップ6)、ピックアップ位置Aに搬入された最先端の電子部品1aを吸着保持する。この際には、搬送手段2の各吸着孔3a〜3cには未だ負圧が導入されていない。
このような事態は、最先端の電子部品1aがストッパ部材6によりその前進が阻止されて、その状態が検出手段11によって検出されてから、吸着孔3aによって最先端の電子部品1aが吸着保持されるまでの間にタイムラグがあると、最先端の電子部品1aに後続の電子部品からの押圧力が作用するのでそれにより押し出されて発生することになる。
そして上述したように電子部品1の形状が、例えば上半分の方形板状部分が下半分の方形板状部分よりも大きく成形されて下半分の方形板状部分の四方に突出する形状となっている場合のように、電子部品1の相互の接触面に凹凸がある場合に発生し易くなり、また電子部品1の搬送速度が速い場合にも発生し易くなる。
他方、図3に示すように、上記ピックアップノズル7が上昇されて最先端の電子部品1aがピックアップ位置Aから取り出されると、これに後続する電子部品1の前進が再開されるようになるが、新たに最先端となった電子部品1がピックアップ位置Aに搬入される前に、すなわちストッパ部材6に当接する前に、上記搬送手段2の各吸着孔3a〜3cに負圧が導入されて(ステップ1)、後続の電子部品1がそれぞれ底部支持部材3に吸着保持されるようになる。したがって、新たに最先端となった電子部品1が後続の電子部品に押し出されて、その上面が傾斜するような事態が生じることはない。なお、各吸着孔3a〜3cに負圧を導入するタイミングは、ピックアップノズル7の上昇後からの経過時間と電子部品1の進む距離より予め設定しておく。
以後、上述の作動が繰り返されて、ピックアップノズル7により電子部品1がピックアップ位置Aから1つずつ取り出されるようになる。
この場合には、最先端の電子部品1aがピックアップノズル7に吸着保持されたら、吸着孔3b、3cへの負圧の導入を維持したまま最先端の電子部品1aを吸着する吸着孔3aへの負圧の導入を遮断することが望ましい。しかしながら、ピックアップノズル7の吸着力の方が搬送手段2の吸着力よりも大きい場合には、吸着孔3aへの負圧の導入を継続したままとしてもよい。
そして、ピックアップノズル7が最先端の電子部品1aを取り出して次工程に受け渡し、再びピックアップノズル7がガイド位置Bに復帰されたら、上記吸着孔3a〜3cの負圧を遮断すれば、各電子部品1を前進させることができる。
図5の従来のシーケンスは、飛び出しや傾斜の危険性がない電子部品1を処理する場合のシーケンスを示しており、本実施例では、処理すべき電子部品1の種類に応じて、本発明のシーケンスと従来のシーケンスとを選択使用することができるようになっている。
上記従来のシーケンスでは、電子部品1がピックアップ位置Aに搬入されたことが検出手段11によって検出されてから(ステップ1)、搬送手段2の吸着孔3a〜3cに負圧を導入して(ステップ2)、各電子部品1を吸着保持するようになっている。この後、ピックアップノズル7が下降して電子部品1をピックアップ可能な状態となったら(ステップ3)、ピックアップノズル7の吸着孔7aに負圧が導入されて電子部品1を吸着し(ステップ4)、この状態となったら搬送手段2の吸着孔3a〜3cへの負圧の導入が解除されてから(ステップ5)、ピックアップノズル7が上昇して吸着保持した電子部品1をピックアップ位置Aから取り出すようになる。
そしてピックアップノズル7がピックアップ位置Aから吸着保持した電子部品1を取り出すことによって後続の電子部品1が前進するようになり、電子部品1がピックアップ位置Aに搬入されたことが検出手段11によって検出されれば、以後上述の作動が繰り返されるようになる。
3a〜3c 吸着孔(ストッパ手段) 7 ピックアップノズル
7a 吸着孔 11 検出手段
A ピックアップ位置 B ガイド位置
Claims (3)
- 搬送手段によって搬送されてくる電子部品がピックアップ位置に供給されたら、該ピックアップ位置に供給された電子部品をピックアップノズルで保持して該ピックアップ位置から取り出すようにした電子部品のピックアップ方法において、
上記電子部品がピックアップ位置に供給される前に、上記ピックアップノズルをガイド位置に位置させて、該ピックアップノズルによりピックアップ位置に供給される電子部品をガイドするようにし、
上記ピックアップノズルによって取り出された電子部品に後続する電子部品は、上記電子部品がピックアップノズルによって取り出された後に、その後続する位置よりも上記ピックアップ位置の手前の位置まで前進されてからストッパ手段によりその前進が阻止され、かつ上記ピックアップノズルがガイド位置に復帰されたら、ストッパ手段による阻止が解除されてピックアップノズルによってガイドされながらピックアップ位置に前進供給されることを特徴とする電子部品のピックアップ方法。 - 複数の電子部品の周囲を囲って搬送する搬送手段と、この搬送手段による電子部品の搬送方向前方に設けられたピックアップ位置と、このピックアップ位置に供給された電子部品を保持して該ピックアップ位置から取り出すピックアップノズルとを備えた電子部品のピックアップ装置において、
上記ピックアップノズルは、上記電子部品がピックアップ位置に供給される際に、電子部品がピックアップ位置に供給されるのをガイドするガイド位置に位置し、
上記搬送手段は、ピックアップ位置に供給された電子部品に後続する電子部品の前進を阻止するストッパ手段を備えており、該ストッパ手段は、上記ピックアップノズルがピックアップ位置の電子部品を取り出してから、再び上記ガイド位置に復帰されるまでの間、ピックアップ位置に供給された電子部品に後続する電子部品が、その後続する位置よりも前進した位置で当該電子部品の前進を阻止して、当該後続する電子部品がピックアップ位置に供給されるのを阻止することを特徴とする電子部品のピックアップ装置。 - 上記ストッパ手段は、搬送手段に設けられた吸着孔を備えており、該吸着孔に導入される負圧により電子部品を吸着保持して当該電子部品の前進を阻止することを特徴とする請求項2に記載のピックアップ装置。
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