JP2007207160A - 設備制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】製造ラインを構成する複数の設備間の通信を必要とするインターロック制御の動作確認時間を短縮化し、ひいては製造ラインの稼動立ち上げ時間の短縮化を図ることを課題とする。
【解決手段】加工機インターロック制御部42とローダインターロック制御部32との間にインターフェースボックスを配設する。インターフェースボックスは、加工機インターロック制御部42から加工機コントローラ仕様で送信された信号aを入力し、該入力信号aに対応する出力信号b,cを、ローダインターロック制御部32へローダコントローラ仕様で出力するライブラリ51と、前記入力信号aの擬似入力信号zを発生する擬似入力信号発生部54と、前記擬似入力信号zに基いて、前記ローダインターロック制御部32から出力される出力信号を検査する出力信号検査機能部53とを有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、設備制御システムに関し、ファクトリーオートメーションの技術分野に属する。
一般に、自動車の製造ラインでは、シーケンサやプログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)等を用いた所謂シーケンス制御が行われる。シーケンス制御は、周知のように、予め定められた順序や手続きに従って予め定められた制御動作を逐次段階的に進めていくものである。その場合に、前段階の制御動作が完了した後又は一定時間を経過した後に次段階の制御動作に移行する場合や、前段階の制御結果に応じて次段階に行うべき制御動作を選定してからその次段階の制御動作に移行する場合等が様々に組み合わされて実行される。そして、前後の制御動作同士の干渉や妨害を防ぐために、次段階の制御動作への移行時に、例えばワークに作業を行う作業機械や該作業機械にワークを搬送するローダ等の複数の設備間での動作の連係関係を取り仕切るインターロック制御が行われる。
例えば、特許文献1には、複数の制御装置を備えたプログラマブルコントローラシステムにおいて、動作順序制御プログラムモジュールを実行する制御装置と、インターロック制御を含む入出力制御プログラムモジュールを実行する制御装置とをそれぞれ独立して設け、これらの制御装置間でネットワークを介して通信を行って全体としてシーケンスプログラムを逐次処理していく技術が開示されている。
特開平7−199801号公報(図2、図4)
ところで、従来、製造ラインを構成する複数の設備は、それぞれ制御盤等の独自のコントローラを有し、該コントローラ内に、設備本体を制御するための制御部の他、インターロック制御を実行するためのインターロック制御部が備えられて、このインターロック制御部同士が、例えば入出力配線(IO配線)等で接続されることにより、複数の設備間でインターロック信号がネットワークを介して送受信されるようになっている。その場合に、インターロック信号の構成や内容等、通信プロトコルの基本的な部分は共通の取極めが行われているが、例えばインターロック信号の入力信号前処理や出力後処理等は、設備メーカによってその処理時間やタイミングあるいは正負論理等が設備コントローラの仕様に応じて微妙に異なるユニークな部分であり、また、データストローブ信号等も、設備メーカが設備コントローラの仕様に応じて独自に設定・作成しているため、微妙な相違が生じている。そのため、各種設備メーカから各種設備を複数揃えて製造ラインを立ち上げる際には、これらを双方向に情報通信可能にネットワークを構築した上で、設備間でインターロック制御が正常に動作するか否かの確認や、正常に動作しなかった場合のインターロック制御プログラムの調整等を必ず行う必要があり、しかも設備を1台ずつ順に起動させて検査しなければならないので、製造ラインの稼動立ち上げに非常に長時間が掛かるという問題がある。
本発明は、シーケンス制御が行われるファクトリーオートメーション技術における前記問題に対処するもので、製造ラインを構成する複数の設備間の通信を必要とするインターロック制御の動作確認時間を短縮化し、ひいては製造ラインの稼動立ち上げ時間の短縮化を図ることを課題とする。
前記課題を解決するため、本願の請求項1に記載の発明は、製造ラインを構成する複数の設備にそれぞれインターロック制御部を有するコントローラが備えられ、前記インターロック制御部及びネットワークを介して前記設備間で信号が送受信されるように構成された前記設備の制御システムであって、前記ネットワーク上で第1の設備のインターロック制御部と第2の設備のインターロック制御部との間にインターロック信号処理装置が配設され、該インターロック信号処理装置は、一方の設備のインターロック制御部から該設備のコントローラの仕様で送信された信号を入力し、該入力信号に対応する出力信号を、他方の設備のインターロック制御部へ該設備のコントローラの仕様で出力する信号処理部と、前記一方の設備のコントローラの仕様の入力信号と同等の擬似入力信号を発生する擬似入力信号発生部と、該擬似入力信号発生部で発生された前記擬似入力信号に基いて、前記他方の設備のインターロック制御部から出力される出力信号を検査する出力信号検査部とを有していることを特徴とする。
次に、本願の請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の設備制御システムにおいて、前記擬似入力信号発生部は、前記一方の設備のコントローラの仕様の数だけ設けられ、前記出力信号検査部は、前記他方の設備のコントローラの仕様の数だけ設けられ、前記信号処理部は、前記一方の設備のコントローラの仕様の数と前記他方の設備のコントローラの仕様の数とを組み合わせた数だけ設けられていることを特徴とする。
そして、本願の請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は2に記載の設備制御システムにおいて、前記第1の設備はワークに作業を行う作業機械であり、前記第2の設備は前記作業機械間でワークを搬送するローダであり、前記作業機械は複数設けられ、前記ローダは1つ設けられ、前記インターロック信号処理装置は各作業機械のコントローラ内に内蔵されていることを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、製造ラインを構成する複数の設備にそれぞれ設けられたインターロック制御部とネットワークとを介して前記設備間でインターロック信号が送受信されるシステム構成において、第1の設備と第2の設備との間にインターロック信号処理装置を配設し、一方の設備から送信されたそのコントローラの独自仕様の入力信号に対応する出力信号を他方の設備のコントローラの独自仕様の信号に変換して該他方の設備へ出力し、かつ、任意の1の設備のコントローラ仕様の入力信号と同等の擬似入力信号を発生して、該擬似入力信号に基いて、任意の他の1の設備から出力される出力信号を検査する(出力信号の良否や有無を検査する)ようにしたから、ネットワークに接続されておらず、また通信相手である他の設備が無い状態で、設備のインターロック制御の動作確認ができ、その結果、設備メーカ内で設備のインターロック制御動作が個別確認できて、現地納入後の製造ラインでの現地確認が不要あるいは短縮化され、もって製造ラインの稼動立ち上げ時間の短縮化が図られる。
この場合、インターロック信号処理装置は、多数種類のコントローラに接続可能なオープンネットワークのハード構成を有することが好ましい。また、インターロック信号処理装置は、より具体的には、複数の設備メーカのインターロック制御プログラムに対応したソフトライブラリを具備して構成する。これにより、あらゆる設備のインターロック制御部に接続可能なインターロック信号処理装置を用いて、現地納入前に設備毎にインターロック確認及びコントローラソフトの調整を行うことが可能となり、各設備を実際に現地に据え付けることなく、設備メーカ内で、製造ラインを構成する各設備のコントローラ仕様のソフト調整ができ、その結果、製造ラインの稼動立ち上げ期間を短縮することができることとなる。
次に、請求項2に記載の発明によれば、インターロック信号処理装置は、各設備毎に対応する数だけの、擬似入力信号発生部や出力信号検査部あるいは信号処理部を備えているので、各設備のインターロック確認及びコントローラソフトの調整に確実に容易に対応できることとなる。
そして、請求項3に記載の発明によれば、本発明の好ましい1態様として、1のローダと複数の作業機械との間でインターロック制御が行われる場合に、作業機械のコントローラ内に前記インターロック信号処理装置を内蔵したから、作業機械のメーカ側で、事前に、インターロック確認及びコントローラソフトの調整が行えることとなる。以下、発明の最良の実施形態を通して本発明をさらに詳しく説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る製造ラインLは、例えば自動車エンジンのクランクシャフトの加工ラインであって、工場フロアに据え付けられた複数のNC加工機(第1の設備)20…20と、これらの加工機20…20間でワークWを搬送するローダ(第2の設備)10とを有している。ローダ10はレール11に沿って水平方向(i)に走行し、アーム12の上下方向(ii)の伸縮によってワークWをNC加工機20に受け渡す。
図2に示すように、ローダ10及び加工機20にはそれぞれコントローラ30,40が備えられている。ローダコントローラ30は、ローダ本体10を制御するためのローダ制御部31と、インターロック制御を実行するためのインターロック制御部32とを有している。同様に、加工機コントローラ40は、加工機本体20を制御するための加工機制御部41と、インターロック制御を実行するためのインターロック制御部42とを有している。
さらに、加工機コントローラ40は、インターフェースボックス(インターロック信号処理装置)50を内蔵している。インターフェースボックス50は、信号処理部としてインターロック制御ロジックを搭載したインターロックライブラリ51と、タッチパネル52とを具備している。インターロックライブラリ51は、加工機インターロック制御部42と接続線Cで双方向に情報通信可能に接続され、ローダインターロック制御部32とネットワークNで双方向に情報通信可能に接続されている。なお、図2には、加工機本体20及び加工機コントローラ40は1つしか図示していないが、残りの複数の加工機本体20…20及び加工機コントローラ40…40もまた同様にローダ本体10及びローダコントローラ30とネットワークNで双方向に情報通信可能に接続されている。
次に、図3〜図4を参照して本実施形態のインターロック制御を説明するが、その前に従来例を概説する。
図7に示すように、従来、ローダコントローラ30と加工機コントローラ40とは、インターロック制御部32,42及びネットワークNを介して相互に信号が送受信されるように構成されており、本実施形態における前記インターフェースボックス50に相当するものはネットワークN上に配設されていない。
そして、図8〜図9に示すように、インターロック制御は、まず、ワーク待ち状態の加工機20側において、例えばワークが無いことや干渉が無いこと等を示すステータス信号の出力動作が行われる。そして、その後の出力後処理によって、加工機20側からローダ10側へ加工機ステータス信号がネットワークNを介して送信される。これを受けて、ワークを持った状態のローダ10側において、入力信号前処理が行われ、前記加工機ステータス信号を確認する。
次いで、ローダ10側では、ワークの取付けが可能か否かが判定され、一方、加工機20側では、加工機20の段替え状態を示す信号の出力動作が行われて、その後の出力後処理によって、ローダ10側へ加工機段替え状態信号がネットワークNを介して送信される。ローダ10側では、これを受けて、入力信号前処理が行われ、前記加工機段替え状態信号を確認する。
次いで、ローダ10側では、前記加工機段替え状態信号に基いて、加工機20に取付可能なワークの機種番号を算出する。そして、算出された機種番号のワークが取付可能か否かが判定され、取付不能な場合は異常処理に移行する一方、取付可能な場合はローダ10が水平方向に走行し、アームが下降して、チャックが開くことにより、ワークを加工機20に受け渡す。そして、データストローブ信号及びいま受け渡したワークの機種番号を指示する信号の出力動作が行われ、その後の出力後処理によって、ローダ10側から加工機20側へこれらのデータストローブ信号及びワーク機種番号指示信号がネットワークNを介して送信される。
これを受けて、加工機20側では、入力信号前処理が行われ、前記データストローブ信号の有ることを確認した後、前記ワーク機種番号指示信号を読み込んで、そのワークが加工可能であるかを確認する。そして、加工不能な場合は異常処理に移行する一方、加工可能な場合はワーク機種番号のアンサー信号の出力動作が行われ、その後の出力後処理によって、加工機20側からローダ10側へワーク機種番号アンサー信号がネットワークNを介して送信される。
一方、ローダ10側では、前記データストローブ信号及びワーク機種番号指示信号の出力後処理の後、ワーク機種番号アンサー信号を待つ状態となり、その待ち時間がタイムアップした場合は異常処理に移行する一方、待ち時間がタイムアップする前に加工機20側から前記のようにワーク機種番号アンサー信号がネットワークNを介して送信されてきた場合は入力信号前処理が行われ、前記ワーク機種番号アンサー信号を確認する。そして、ローダ10側から送信した指示信号のワーク機種番号と加工機20側から送信されてきたアンサー信号のワーク機種番号とが同じか否かが判定され、異なる場合は異常処理に移行する一方、同じ場合は、例えばローダ10側に干渉が無いこと等を示すローダステータス信号の出力動作が行われる。そして、その後の出力後処理によって、ローダ10側から加工機20側へローダステータス信号がネットワークNを介して送信される。これにより、ローダ10側の処理は終了する。
一方、加工機20側は、これを受けて、入力信号前処理が行われ、前記ローダステータス信号からローダ10側に干渉が無いことを確認した上で、加工を開始し、これにより、加工機20側の処理は終了する。
このように、従来のローダ10側及び加工機20側のインターロック処理は、ワーク機種番号の受渡のためのハンドシェーク処理(ローダ10側から加工機20側へのワーク機種番号指示信号及び加工機20側からローダ10側へのワーク機種番号アンサー信号)、ワーク機種番号の受渡時の機種番号のチェック処理(ローダ10側で行う指示信号のワーク機種番号とアンサー信号のワーク機種番号とが同じか否かの判定)、設備メーカによりタイミングや正負論理等が微妙に異なるインターロック信号の入力信号前処理及び出力後処理、並びに、ローダ10側で行う取付可能なワーク機種番号の算出処理等を含んで、それぞれが比較的長大複雑なものである。
これに対し、本実施形態では、インターロック制御は次のように行われる。まず、図3において、加工機20はワークW待ち状態であり、ローダ10はワークWを持った状態であり、そしてインターフェースボックス50のインターロックライブラリ51は処理待ちの状態である。まず、加工機インターロック制御部42から、ワークW無し、干渉無し等を示す加工機ステータス信号(a)が接続線Cを介してインターロックライブラリ51へ出力される(ステップS41)。インターロックライブラリ51は、これを受けて、入力信号前処理を実行し(ステップS51)、前記加工機ステータス信号の出力動作を行う(ステップS52)。そして、その後の出力後処理(ステップS53)によって、インターロックライブラリ51から加工機ステータス信号(b)がネットワークNを介してローダインターロック制御部32へ送信される。ローダインターロック制御部32は、これを受けて、加工機ステータス信号を確認する(ステップS31)。
一方、インターロックライブラリ51は、さらに、原単位設定ファイルから加工機20が加工可能なワークWの機種番号を読み出し(ステップS54)、その加工可能機種番号を示す信号の出力動作を行い(ステップS55)、その後の出力後処理(ステップS56)によって、インターロックライブラリ51から加工可能機種番号信号(c)がネットワークNを介してローダインターロック制御部32へ送信される。ローダインターロック制御部32は、これを受けて、加工可能機種番号信号を確認する(ステップS32)。
次いで、ローダインターロック制御部32は、前記の加工可能機種番号のワークWが取付可能か否かを判定し(ステップS33)、取付不能な場合はステップS31に戻る一方、取付可能な場合はローダ10が水平方向(i)に走行し、アーム12が上下方向(ii)に下降して、チャックが開くことにより、ワークWを加工機20に受け渡す(ステップS34)。そして、データストローブ信号(d)及びいま受け渡したワークWの機種番号を指示する信号(e)がネットワークNを介してローダインターロック制御部32からインターロックライブラリ51へ送信される(ステップS35)。併せて、干渉無し等を示すローダステータス信号(f)もネットワークNを介してローダインターロック制御部32からインターロックライブラリ51へ送信される(ステップS35)。ローダインターロック制御部32の制御動作はこれで終了である。
インターロックライブラリ51は、これを受けて、入力信号前処理を実行し(ステップS57)、データストローブ信号の有ることを確認した後(ステップS58)、前記ワーク機種番号指示信号を読み込んで(ステップS59)、その指示された機種のワークWが加工可能であるかを確認する(ステップS60)。そして、加工可能か否かを判定して(ステップS61)、加工不能な場合は異常処理(ステップS63)に移行する一方、加工可能な場合は出力後処理を実行して(ステップS62)、ローダステータス信号(g)及びワーク機種番号指示信号(h)を接続線Cを介して加工機インターロック制御部42へ出力する。インターロックライブラリ51の制御動作はこれで終了である。
そして、加工機インターロック制御部42は、ローダステータス信号(g)を受けて、加工可能を確認した上で(ステップS42)、ワーク機種番号指示信号(h)を受けて、該信号(h)を読み込み、ワークWの加工を開始する。加工機インターロック制御部42の制御動作もこれで終了であり、以上でインターロック制御全体が終了する。
このように、本実施形態では、[1]ワーク機種番号の受渡のためのハンドシェーク処理(ステップS55〜S57,S59〜S62)、[2]ワーク機種番号の受渡時の機種番号のチェック処理(ステップS61)、[3]設備メーカによりタイミングや正負論理等が微妙に異なるインターロック信号の入力信号前処理及び出力後処理(ステップS51,S53,S56,S57,S62)、[4]加工機20側からのステータス信号(a)に基いて加工可能なワーク機種番号を読み出し、ローダ10側へ加工可能機種番号を通知する処理(ステップS54〜S56)等を、全てインターロックライブラリ51のインターロック制御ロジックの側で行っている。その結果、従来は、ローダ10側や加工機20側で行っていた前記各処理[1]〜[4]をインターフェースボックス(インターロック信号処理装置)50が行うので、ローダ10側のインターロック処理(ステップS31〜S35のみ)及び加工機20側のインターロック処理(ステップS41〜S43のみ)がそれぞれ縮小単純化している。
このように、本実施形態では、製造ラインLを構成する複数の設備10,20…20にそれぞれ設けられたインターロック制御部32,42…42とネットワークNとを介して前記設備10,20…20間でインターロック信号(a)〜(h)が送受信されるシステム構成において、第1の設備20と第2の設備10との間にインターロック信号処理装置50を配設している。そして、インターロック信号処理装置50は、一方の設備(加工機20又はローダ10であるがこの場合は加工機20)から送信されたそのコントローラ(40又は30であるがこの場合は40)の独自仕様の入力信号に対応する出力信号を他方の設備(ローダ10又は加工機20であるがこの場合はローダ10)のコントローラ(30又は40であるがこの場合は30)の独自仕様の信号に変換して該他方の設備(10)へ出力するようになっている。
その場合に、インターフェースボックス50には、複数メーカの加工機20…20と、1メーカのローダ10とに対応した、インターロック制御ロジックのソフトライブラリ51を有し、タッチパネル52の操作により、そのライブラリの選択ができるようになっている。そして、そのタッチパネル52の操作により、ローダ10及び加工機20とのインターロック信号の手動での入力テスト及びその出力信号の検査・モニタリングが可能で、加工機20のメーカ側では、ローダ10が無い状態であっても、ローダ10とのインターロックの確認がテストできるようになっている。なお、図3、図4に示す例は、加工機20が無い状態で、ローダ10から出力されるインターロック信号の検査・モニタリングを行う例を示している。
すなわち、図3、図4に図示したように、インターフェースボックス(インターロック信号処理装置)50は、一方の設備(この場合は加工機20)のコントローラ(40)の仕様の入力信号(a)と同等の擬似入力信号zを発生する擬似入力信号発生部54(図3参照)と、該擬似入力信号発生部54で発生された前記擬似入力信号zに基いて、他方の設備(この場合はローダ10)のインターロック制御部(32)から、信号処理部であるインターロックライブラリ51へ出力される出力信号(e),(f)を検査する出力信号検査機能部53(図4参照)とを具備している。
そして、図5に示すように、タッチパネル52の図示しないメニュー画面で、加工機インターロック制御部42からインターロックライブラリ51への擬似入力信号zの入力テストを選択すると、接続線入力テスト画面が表示され、この画面で加工機ステータス信号のボタン52aをタッチ(押下)すると、該加工機ステータス信号(a)に同等の擬似入力信号zが前記発生部54で発生する(図3参照)。その結果、ローダ10のインターロック制御部32から、対応する出力信号(e),(f)が、インターロックライブラリ51へ出力されないことが、前記検査機能部53で確認されたときは、エラーランプ52bが点灯するので、リセットボタン52cをタッチして調整をやり直す。
これに対し、ローダ10のコントローラ30の仕様であって、対応する出力信号(e),(f)が、ローダ10のインターロック制御部32からインターロックライブラリ51へ出力されることが、前記検査機能部53で確認されたときは、図6に示すように、ネットワーク出力結果画面が表示され、この画面で、ワーク機種番号指示信号のランプ52dとローダステータス信号のランプ52eとが点灯する。そして、良好な出力確認ができれば、戻るボタン52fをタッチして、別の擬似入力信号zの入力テストを行う。
なお、複数の加工機20に対応するインターロックライブラリ51と、ローダ10のインターロック制御部32及び各加工機20のインターロック制御部42とで入出力される全てのインターロック信号は、タッチパネル52のメニュー画面(図6に示したメニューボタン52gをタッチするとメニュー画面が表示される)を切り換えることにより、擬似入力信号発生部54によるあらゆる種類の擬似入力信号の発生及び出力信号検査機能部53によるあらゆる種類の出力信号の検査・モニタリングを行うことが可能になっている。例えば、図3、図4に例示した出力信号検査機能部53により、他の信号(b),(c),(g),(h)の検査・モニタリングを行うこともでき、また、擬似入力信号発生部54により、他の種々のインターロック信号と同等の擬似入力信号を発生させることもできる。
このように、本実施形態では、任意の1の設備のコントローラ仕様の入力信号と同等の擬似入力信号zを発生して、該擬似入力信号zに基いて、任意の他の1の設備のコントローラのインターロック制御部から出力される出力信号を検査するようにしたから、ネットワークNに接続されておらず、また通信相手である他の設備が無い状態で、設備10,20…20のインターロック制御の動作確認ができ、その結果、設備メーカ内で設備10,20…20のインターロック制御動作が個別確認できて、現地納入後の製造ラインLでの現地確認が不要あるいは短縮化され、もって製造ラインLの稼動立ち上げ時間の短縮化が図られる。
この場合、インターロック信号処理装置50は、多数種類のコントローラに接続可能なオープンネットワークのハード構成を有することが好ましい。また、インターロック信号処理装置50は、より具体的には、複数の設備メーカのインターロック制御プログラムに対応したソフトライブラリ51を具備して構成する。これにより、あらゆる設備のインターロック制御部に接続可能なインターロック信号処理装置50を用いて、現地納入前に設備10,20…20毎にインターロック確認及びコントローラソフトの調整を行うことが可能となり、各設備10,20…20を実際に現地に据え付けることなく、設備メーカ内で、製造ラインLを構成する各設備10,20…20のコントローラ仕様のソフト調整ができ、その結果、製造ラインLの稼動立ち上げ期間を短縮することができることとなる。
また、インターロック信号処理装置50は、各設備10,20…20毎に対応する数だけの、擬似入力信号発生部54や出力信号検査機能部53あるいは信号処理部51を備えているので、各設備10,20…20のインターロック確認及びコントローラソフトの調整に確実に容易に対応できることとなる。
そして、1のローダ10と複数の加工機20…20との間でインターロック制御が行われる場合に、加工機20のコントローラ40内に前記インターロック信号処理装置50を内蔵したから、加工機20のメーカ側で、事前に、インターロック確認及びコントローラソフトの調整が行えることとなる。
なお、前記実施形態は、本発明の最良の実施形態ではあるが、特許請求の範囲を逸脱しない限り、種々の修正や変更を施してよいことはいうまでもない。
本発明は、製造ラインを構成する複数の設備間の通信を必要とするインターロック制御の動作確認時間を短縮化し、ひいては製造ラインの稼動立ち上げ時間の短縮化を図ることが可能な技術であるから、ファクトリーオートメーションの技術分野において広範な産業上の利用可能性を有する。
本発明の最良の実施の形態に係る製造ラインの構成を示す概略図である。 前記製造ラインを構成する設備の制御システム図である。 前記制御システムが実行するインターロック制御動作の前半部を示すフローチャートである。 同じく後半部を示すフローチャートである。 加工機側からの擬似入力信号を発生させる入力テスト時にタッチパネルに表示される画面の1例を示す説明図である。 ローダ側への出力信号を検査する出力信号検査時にタッチパネルに表示される画面の1例を示す説明図である。 図2と対比して従来の設備制御システム図である。 図3、図4と対比して従来の設備制御システムが実行するインターロック制御動作の前半部を示すフローチャートである。 同じく後半部を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ローダ本体(第2の設備)
20 加工機本体(第1の設備)
30 ローダコントローラ
32 インターロック制御部
40 加工機コントローラ
42 インターロック制御部
50 インターフェースボックス(インターロック信号処理装置)
51 インターロックライブラリ(信号処理部)
52 タッチパネル
53 出力信号検査機能部
54 擬似入力信号発生部
a 入力信号
e,f 出力信号
L 製造ライン
N ネットワーク
W ワーク
z 擬似入力信号

Claims (3)

  1. 製造ラインを構成する複数の設備にそれぞれインターロック制御部を有するコントローラが備えられ、前記インターロック制御部及びネットワークを介して前記設備間で信号が送受信されるように構成された前記設備の制御システムであって、
    前記ネットワーク上で第1の設備のインターロック制御部と第2の設備のインターロック制御部との間にインターロック信号処理装置が配設され、
    該インターロック信号処理装置は、
    一方の設備のインターロック制御部から該設備のコントローラの仕様で送信された信号を入力し、該入力信号に対応する出力信号を、他方の設備のインターロック制御部へ該設備のコントローラの仕様で出力する信号処理部と、
    前記一方の設備のコントローラの仕様の入力信号と同等の擬似入力信号を発生する擬似入力信号発生部と、
    該擬似入力信号発生部で発生された前記擬似入力信号に基いて、前記他方の設備のインターロック制御部から出力される出力信号を検査する出力信号検査部とを有していることを特徴とする設備制御システム。
  2. 請求項1に記載の設備制御システムにおいて、
    前記擬似入力信号発生部は、前記一方の設備のコントローラの仕様の数だけ設けられ、
    前記出力信号検査部は、前記他方の設備のコントローラの仕様の数だけ設けられ、
    前記信号処理部は、前記一方の設備のコントローラの仕様の数と前記他方の設備のコントローラの仕様の数とを組み合わせた数だけ設けられていることを特徴とする設備制御システム。
  3. 請求項1又は2に記載の設備制御システムにおいて、
    前記第1の設備はワークに作業を行う作業機械であり、
    前記第2の設備は前記作業機械間でワークを搬送するローダであり、
    前記作業機械は複数設けられ、
    前記ローダは1つ設けられ、
    前記インターロック信号処理装置は各作業機械のコントローラ内に内蔵されていることを特徴とする設備制御システム。
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