JP2017191541A - パラメータ設定装置、パラメータ設定プログラム及びパラメータ設定方法 - Google Patents

パラメータ設定装置、パラメータ設定プログラム及びパラメータ設定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017191541A
JP2017191541A JP2016081829A JP2016081829A JP2017191541A JP 2017191541 A JP2017191541 A JP 2017191541A JP 2016081829 A JP2016081829 A JP 2016081829A JP 2016081829 A JP2016081829 A JP 2016081829A JP 2017191541 A JP2017191541 A JP 2017191541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machine
parameter
parameter setting
file
configuration file
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016081829A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6496272B2 (ja
Inventor
和臣 前田
Kazuomi Maeda
和臣 前田
国博 本間
Kunihiro Honma
国博 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP2016081829A priority Critical patent/JP6496272B2/ja
Priority to DE102017003529.6A priority patent/DE102017003529B4/de
Priority to US15/484,567 priority patent/US10416653B2/en
Priority to CN201710245670.3A priority patent/CN107300891B/zh
Publication of JP2017191541A publication Critical patent/JP2017191541A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6496272B2 publication Critical patent/JP6496272B2/ja
Priority to US16/400,456 priority patent/US11188054B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/408Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by data handling or data format, e.g. reading, buffering or conversion of data
    • G05B19/4083Adapting programme, configuration
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/409Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by using manual data input [MDI] or by using control panel, e.g. controlling functions with the panel; characterised by control panel details or by setting parameters
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/04Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers
    • G05B19/042Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers using digital processors
    • G05B19/0426Programming the control sequence
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/20Pc systems
    • G05B2219/25Pc structure of the system
    • G05B2219/25065Configure attributes of parameters
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/31From computer integrated manufacturing till monitoring
    • G05B2219/31103Configure parameters of controlled devices
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/33Director till display
    • G05B2219/33119Servo parameters in memory, configuration of control parameters
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/36Nc in input of data, input key till input tape
    • G05B2219/36046Adapt, modify program as function of configuration of machine

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

【課題】機械を駆動させるためのパラメータを容易に設定する。【解決手段】パラメータ設定装置10は、数値制御装置14が搭載される機械20を駆動させるためのパラメータ56を設定する。この場合、パラメータ設定装置10は、機械20の構成に関わる情報が記述された機械構成ファイル46を用いる。さらに、パラメータ設定装置10は、機械構成ファイル46に基づいてパラメータ56を生成するパラメータ生成部42と、生成されたパラメータ56を数値制御装置14に設定するパラメータ設定部44とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、機械を駆動させるためのパラメータを数値制御装置に設定するパラメータ設定装置、パラメータ設定プログラム及びパラメータ設定方法に関する。
数値制御装置は、工作機械や産業用ロボット等の機械に組み込まれ、機械が備える複数の軸を数値制御により動作させる。この種の数値制御装置は、数値制御装置を製造する工場から工作機械等を製造する機械製造現場に提供され、機械製造現場の製造作業者により機械に組み込まれる。そして組み込み後に、数値制御装置は、機械構造に応じて、製造作業員の手入力により機械を駆動させるためのパラメータ(機械構成や電気的構成の情報)が設定される。さらに数値制御装置が組み込まれた機械はワークの加工を行う使用現場に出荷される。
その後、数値制御装置及び機械は、特許文献1〜3に開示されているように、使用において加工物を形成するためのパラメータ(機械を駆動させるパラメータと区別するため、以下、加工パラメータという)が使用現場の加工作業者により設定され、ワークの加工を行う。
特開2009−295056号公報 特開2006−227721号公報 特開2002−108425号公報
ところで、数値制御装置を搭載する機械は、軸を駆動する構成(サーボモータ等)の種類が多いため、初期設定時に設定する機械を駆動させるためのパラメータも必然的に膨大且つ煩雑なものとなる。従って、機械製造現場の製造作業者は、機械を駆動させるためのパラメータを、数値制御装置を導入する際に大変な手間をかけて設定しなければならない。特に、機械を駆動させるためのパラメータは、実際の機械構成に適合しなければならないため、従来は、数値制御装置の製造工場の出荷時に工場作業者が、このパラメータを数値制御装置に設定することが難しかった(以下、製造作業者と工場作業者について単に作業者ともいう)。
本発明は、上記の実情を鑑みてなされたものであって、機械を駆動させるためのパラメータを容易に設定可能とすることで、作業者の手間を大幅に減らすことができるパラメータ設定装置、パラメータ設定プログラム及びパラメータ設定方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、数値制御装置が搭載される機械を駆動させるためのパラメータを設定するパラメータ設定装置であって、前記機械の構成に関わる情報が記述された機械構成ファイルと、前記機械構成ファイルに基づいて前記機械を駆動させるためのパラメータを生成するパラメータ生成手段と、生成された前記パラメータを前記数値制御装置に設定するパラメータ設定手段と、を備えることを特徴とする。
上記によれば、パラメータ設定装置は、機械構成ファイル、パラメータ生成手段及びパラメータ設定手段を有することで、機械を駆動させるためのパラメータを容易に設定することができる。すなわち、機械の構成に関わる情報が記述された機械構成ファイルは、作業者の手作業を省いて、パラメータ生成手段により機械を駆動させるためのパラメータに簡単に変換される。よって例えば、工場出荷時に機械を駆動させるためのパラメータを設定することが可能となるため、機械製造現場において作業者がパラメータを設定する手間を大幅に削減することができる。
この場合、前記機械構成ファイルは、前記数値制御装置の機種、モータの種類と数及びアンプの種類と数の情報を有するオーダ情報と、前記機械内の結線を示す結線情報と、前記機械の軸構成の情報を有する機械情報と、を含むとよい。
このように、機械構成ファイルにオーダ情報、結線情報及び機械情報が含まれていることで、パラメータ設定装置は、機械を駆動させるためのパラメータを機械構成ファイルから容易且つ精度よく生成することができる。
上記構成に加えて、パラメータ設定装置は、前記機械構成ファイルを取得又は生成するファイル構築手段を備えるとよい。
このように、ファイル構築手段を備えることにより、パラメータ設定装置は、機械構成ファイルを簡単に取得又は生成してパラメータ生成手段に提供することができる。
また、前記ファイル構築手段は、前記オーダ情報、前記結線情報、前記機械情報を含む補完テーブルを有し、前記ファイル構築手段が取得又は生成した前記機械構成ファイルに、前記オーダ情報、前記結線情報、前記機械情報のうち一部の情報が不足している場合は、不足している情報を前記補完テーブルから自動的に追加するファイル補完手段を備えることが好ましい。
このように、ファイル構築手段がファイル補完手段を備えることで、オーダ情報、結線情報及び機械情報のうち情報が不足していても、ファイル補完手段が情報を補完して、この機械構成ファイルからパラメータを作成することができる。また例えば、工場の出荷段階ではアンプの結線が決まっていない等、機械構成ファイルを作れない可能性もあるが、一般的な機械構成として未完成部分を補完することで、機械構成ファイルが作れずにパラメータの設定に利用できなくなる不都合をなくすことができる。
さらに、前記ファイル補完手段は、不足している情報を前記補完テーブルから自動的に補完する際、作業者の確認が必要な情報を補完した場合に前記機械構成ファイルに未確認を示す情報を付加し、前記パラメータ生成手段は、機械を駆動するパラメータを生成する際、前記未確認を示す情報に基づき未確認を示すパラメータを生成する構成であるとよい。
すなわち、数値制御装置は、機械条件に適合させるために確認が必要な項目(例えば、結線情報やボールネジのピッチ等の機械情報等)が正しくない場合に、モータを駆動してしまうと、機械に不具合を生じさせる可能性がある。そのため、パラメータ設定装置は、確認が必要な情報を補完した場合に、未確認を示すパラメータを生成することで、数値制御装置に未確認を示すパラメータを設定する。よって、数値制御装置は、未確認を示すパラメータに基づき機械を駆動させないことにより、機械の故障等を回避することが可能となる。
そして、前記パラメータ設定装置は、前記ファイル構築手段で前記機械構成ファイルを自動生成して、該機械構成ファイルを前記パラメータ生成手段に提供する自動設定手段を備えるとよい。
このように、自動設定手段が、ファイル構築手段で機械構成ファイルを自動生成することで、情報を取得してからパラメータまでの生成を全て自動的に行うことができ、作業が一層簡単化する。
さらに、前記ファイル構築手段は、典型的な機械の前記機械構成ファイルをサンプルとして記憶する記憶媒体を有し、前記記憶媒体に記憶された前記機械構成ファイルを取得してもよい。
このように、典型的な機械の機械構成ファイルを取得することで、パラメータ設定装置は、作業者にパラメータをより簡単に設定させることができる。
またこの場合、前記記憶媒体は、複数の前記機械構成ファイルをサンプルとして記憶し、前記ファイル構築手段は、前記記憶媒体に記憶された複数の前記機械構成ファイルのうち、作業者によって選択された前記機械構成ファイルを取得するサンプル選択手段を備えるとよい。
このように、サンプル選択手段を備えることで、作業者が機械構成ファイルのサンプルから機械構成の似ている機械構成ファイルを選択すると、パラメータ設定装置は、それを利用して機械構成ファイルを簡単に作成することができる。
またさらに、前記ファイル構築手段は、類似機のパラメータを取得し、取得した前記パラメータから前記機械構成ファイルに変換する逆変換手段を備えるとよい。
このように、パラメータ設定装置は、逆変換手段を備えることで、例えば、機械製造現場において過去の類似機のパラメータを逆変換して、機械構成ファイルを生成することができる。また、逆変換手段は、数値制御装置の機種が異なる場合でも、逆変換された機械構成ファイルを元に、異なる機種のパラメータを生成及び設定することができ、その汎用性を一層向上させることができる。
さらにまた、前記ファイル構築手段は、作成済みの前記機械構成ファイルを取得するファイル取得手段を備えていてもよい。
このように、ファイル構築手段が、ファイル取得手段により作成済みの機械構成ファイルを取得することで、作成済みの機械構成ファイルを利用してパラメータをより一層簡単に作成することができる。
ここで、前記ファイル構築手段は、取得又は生成した前記機械構成ファイルを編集又はチェックするファイル編集手段を備えているとよい。
このように、ファイル構築手段は、ファイル編集手段を備えることで、取得又は生成した機械構成ファイルの内容を、作業者により簡易に変更や訂正させることができる。
また、前記パラメータ設定装置は、異なる機種の前記数値制御装置を選択させる機種選択手段を備え、前記パラメータ生成手段は、前記機種選択手段にて選択される機種毎の変換テーブルを有し、選択された機種の前記変換テーブルに基づき前記機械構成ファイルから前記パラメータを生成する構成であるとよい。
このように、パラメータ生成手段は、機種毎の変換テーブルを有することで、数値制御装置の機種に応じて、機械構成ファイルからより精度の高いパラメータを生成することができる。
さらに、前記パラメータ設定装置は、前記機械構成ファイルを前記数値制御装置に出力する出力手段を備えていてもよい。
このように、パラメータ設定装置は、出力手段によって機械構成ファイルを数値制御装置に出力することで、数値制御装置のパラメータ生成手段及びパラメータ設定手段によりパラメータを設定することも可能となる。また、機械構成ファイルを、パラメータを設定する別の機械でも利用することもできる。
また、前記目的を達成するために、本発明は、数値制御装置を搭載する機械を駆動させるためのパラメータを設定するパラメータ設定プログラムであって、装置を、前記機械の構成に関わる情報が記述された機械構成ファイルを取得又は生成可能な手段、前記機械構成ファイルに基づいて前記機械を駆動させるためのパラメータを生成するパラメータ生成手段、及び生成された前記パラメータを前記数値制御装置に設定するパラメータ設定手段、として機能させることを特徴とする。
さらに、前記目的を達成するために、本発明は、数値制御装置を搭載する機械を駆動させるためのパラメータを設定するパラメータ設定方法であって、前記機械の構成に関わる情報が記述された機械構成ファイルを取得又は生成するステップと、装置のパラメータ生成手段により、前記機械構成ファイルに基づいて前記機械を駆動させるためのパラメータを生成するパラメータ生成ステップと、装置のパラメータ設定手段により、生成された前記パラメータを前記数値制御装置に設定するパラメータ設定ステップと、を有することを特徴とする。
本発明に係るパラメータ設定装置、パラメータ設定プログラム及びパラメータ設定方法は、機械を駆動させるためのパラメータを容易に設定可能にして、作業者の手間を大幅に減らすことができる。
本発明の一実施形態に係るパラメータ設定装置、数値制御装置及び機械の全体構成を概略的に示す説明図である。 図1のパラメータ設定装置におけるパラメータ生成時の機能ブロック図である。 図3Aは、元情報から機械構成ファイルを生成し、機械構成ファイルから機械を駆動させるためのパラメータを生成する際の情報の一例を示す説明図であり、図3Bは、図3Aのパラメータの一部を分解した説明図である。 図4Aは、機械構成ファイルからパラメータに変換した例を示す説明図であり、図4Bは、パラメータから機械構成ファイルに逆変換した例を示す説明図である。 パラメータ設定装置のファイル構築部の機能部を示すブロック図である。 パラメータ設定装置のパラメータ生成部及びパラメータ設定部を示すブロック図である。 数値制御側設定プログラムでパラメータを生成及び設定する場合の機能部を示すブロック図である。 パラメータ設定方法の処理フローを示す第1フローチャートである。 図8に続くパラメータ設定方法の処理フローを示す第2フローチャートである。 類似機のパラメータから仮機械構成ファイルを生成して仮機械構成ファイルから機械構成ファイルを構築し、さらに機械構成ファイルからパラメータを設定した際の情報の一例を示す説明図である。 応用例に係るパラメータ設定装置の各構成、機械構成ファイル及びパラメータを示すブロック図である。 他の応用例に係るパラメータ設定装置の使用状態を示すブロック図である。
以下、本発明に係るパラメータ設定装置、パラメータ設定プログラム及びパラメータ設定方法について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るパラメータ設定装置10は、内部に備えるパラメータ設定プログラム12(以下、単にプログラム12ともいう)により数値制御装置14のパラメータを設定する。既述したように、数値制御装置14は、装置を製造する工場16からメーカ等の機械製造現場18に提供されて、機械製造現場18の製造作業者により機械20に組み込まれる。さらに、数値制御装置14が組み込まれた機械20は、ワークの加工を行う使用現場19に出荷される。パラメータ設定装置10は、数値制御装置14の提供前又は機械20への組み込み時等に、例えば、ネットワーク接続又は外部メモリ(図示せず)等の情報伝達手段により、数値制御装置14と情報交換を行い、機械を駆動させるためのパラメータを設定する。
ここで、本明細書における「機械を駆動させるためのパラメータ」とは、機械20の機械構成や電気的構成を記述した変数にあたる。この機械20を駆動させるためのパラメータは、数値制御装置14の組み込み時に初期設定されると継続的に維持される。従って、ワークの加工時に加工内容をプログラムにより記述された加工パラメータとは異なる。以下、機械20を駆動させるためのパラメータを、説明の便宜のため単にパラメータともいう。パラメータは、機械20の機械構造に応じて、適切な動作範囲や動作条件で駆動させるために設定されるものであり、数値制御装置14の機種によって異なってもよい。
数値制御装置14が搭載される機械20としては、複数の軸を有する工作機械や産業用ロボット等があげられる。勿論、数値制御装置14が適用される機械20は、特に限定されるものではなく、適宜の改変を施すことにより、複合加工機、工場の製造ライン全体、又は民生用ロボット等に適用し得る。
以下では、発明の理解の容易化のため、まず機械製造現場18で製造されて使用現場19に設置される機械20、及び機械20に搭載される数値制御装置14の一構成例について概略的に説明する。
機械20は、例えば、ワークを位置決めする台と、ワークに加工を行う作業部とを有する工作機械、又は多軸ロボットとして構成され、複数の軸(本実施形態では、直交するX軸、Y軸、Z軸の3軸)を連動させて、機械20全体としての動作を行う。なお、機械20が有する軸数は、特に限定されず、1以上の軸を有していればよい。
機械20は、図1に示すように、X軸〜Z軸に沿って台や作業部をそれぞれ駆動させる第1〜第3モータ22a〜22c(複数のモータ22)と、第1〜第3モータ22a〜22cに接続される第1〜第3アンプ24a〜24c(複数のアンプ24)と、第1〜第3アンプ24a〜24cに指令信号を出力する第1〜第3制御回路26a〜26c(複数の制御回路26)とを備える。また、第1〜第3モータ22a〜22cには、第1〜第3検出器28a〜28cがそれぞれ設けられている。
第1〜第3モータ22a〜22cは、例えば、送り軸用のサーボモータや、ワークを加工等する主軸用のスピンドルモータ等が適用される。第1〜第3モータ22a〜22cは、第1〜第3アンプ24a〜24cから出力される駆動信号に従って可動軸23a〜23cを回転させる。また第1〜第3モータ22a〜22cは、回転時に、可動軸23a〜23cの回転位置、回転速度又はトルク等を制御する。可動軸23a〜23cは、図示しないギア機構やボールネジ等に連結され、台や作業部をX軸〜Z軸に沿って駆動させる。
第1〜第3アンプ24a〜24cは、例えばパワーアンプが適用され、第1〜第3制御回路26a〜26cから出力される制御指令に基づき駆動信号を生成して第1〜第3モータ22a〜22cに出力する。なお、数値制御装置14及び機械20は、1つのアンプから複数のモータに対し駆動信号を出力する構成でもよい。
第1〜第3制御回路26a〜26cは、機械20内で所定の配線を介して第1〜第3アンプ24a〜24cに接続されると共に、数値制御装置14に情報通信可能に接続される。機械20は、この第1〜第3制御回路26a〜26cと数値制御装置14とによって、NCコントローラ27を構成している。
第1〜第3検出器28a〜28cは、エンコーダ等の位置検出器や速度検出器が適用され、可動軸23a〜23cの駆動状態(位置や速度)を検出する。また第1〜第3検出器28a〜28cは、図示しない帰還回路を有しており、検出した位置情報や速度情報を数値制御装置14や第1〜第3アンプ24a〜24cに出力(フィードバック)する。なお、機械20は、第1〜第3検出器28a〜28cの他にも、工作機械の状態やワークの状態を検出する種々の検出器を有し、各検出器の検出信号を数値制御装置14に送信する構成でもよい。
上記のように構成された機械20は、数値制御装置14を組み込み可能な配置部30を有している。数値制御装置14は、供給元の工場16から提供されると、機械製造現場18において作業者により配置部30に設置されて配線が施されることで、第1〜第3制御回路26a〜26cに電気的に接続される。
数値制御装置14は、図示しない入出力インターフェース、プロセッサ及びメモリ等によって構成されるコンピュータを適用することができる。数値制御装置14の入出力インターフェースには、ユーザが操作を行う操作部、及び操作部やプロセッサの処理内容を表示する表示部が接続される。数値制御装置14のメモリには、使用現場19の加工作業者により、操作部を介して入力される又はCADデータから取り込む等により、図示しない加工プログラム(NCプログラム)が記憶される。
数値制御装置14のオペレーティングシステムは、設定された加工プログラムの加工パラメータに基づき、第1〜第3モータ22a〜22cの位置及び速度を時間軸上で認識する。そして、ワークの加工時には、第1〜第3制御回路26a〜26cのそれぞれに第1〜第3モータ22a〜22cの動作指令を適宜のタイミングで送信し、第1〜第3モータ22a〜22cを駆動させてワークの加工を行う。
次に、上記の機械20を駆動させるためのパラメータを設定するパラメータ設定装置10について説明する。パラメータ設定装置10は、図示しない入出力インターフェース、プロセッサ及びメモリ等によって構成されるコンピュータ(デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、スマートフォンやタブレット等の情報通信機器を含む)を適用し得る。
パラメータ設定装置10のメモリには、上述したプログラム12が記憶されている。パラメータ設定装置10のプロセッサは、このプログラム12を実行処理することで、図2に示すファイル構築部40(ファイル構築手段)、パラメータ生成部42(パラメータ生成手段)、パラメータ設定部44(パラメータ設定手段)を形成する。
ファイル構築部40は、パラメータを設定する際の情報源となる機械構成ファイル46(図3参照)を構築する。この「機械構成ファイル46」とは、作業者により入力や選択、又は読取がなされた種々の情報(元情報48)を適宜取捨及び統合することにより、パラメータを生成可能としたデータ群と言い得る。例えば、図3に示すように、機械構成ファイル46には、機械20が通常備えるモータ及びアンプの情報が含まれると共に、機械20内での結線の情報が含まれる。
また、機械構成ファイル46は、数値制御装置14の機種に関わらない、換言すれば、工場16が取り扱う数値制御装置14のあらゆる機種に対応した共通フォーマットに沿って生成されることが好ましい。例えば、数値制御装置14が、新規開発や仕様変更等により新たな機能を有するようになった場合には、機械構成ファイル46はその機能を加えた共通フォーマットに更新されるとよい。
また、上記の機械構成ファイル46を生成するための元情報48としては、オーダ情報50、結線情報52、機械情報54があげられる。
オーダ情報50は、メーカ側が要望した数値制御装置14の仕様情報にあたり、その情報群には数値制御装置14の機種、オプション機能、モータ22の種類と数、アンプ24の種類と数等が含まれる。機種には、図3A中のオーダ情報50において、ベイシック機能、FORM/SRAM、パッケージ、制御系統数、制御軸数、制御主軸数、機械グループ数、同期制御等が含まれる。また、オプション機能は、機械製造現場18側の要望に応じて、数値制御装置14及び機械20に選択的に付加されるものである(図3A中では図示せず)。例えば、オプション機能としては、3D加工に応じた制御機能、工作機械同士の干渉や工作機械と人との干渉を回避する回避機能、停電時等に電源を安全に遮断する電源遮断機能等があげられる。さらに、モータ22の種類と数には、図3A中のオーダ情報50のうち、サーボモータ数、モータモデルが含まれる。同様に、アンプ24の種類と数も、アンプ数、アンプモデルが含まれる(図3A中では図示せず)。
一方、結線情報52は、機械20内に設けられる構成同士を電気的に接続する配線の情報にあたる。例えば図1中の機械20において、結線情報52には、第1〜第3モータ22a〜22cと第1〜第3アンプ24a〜24cの結線36、及び第1〜第3アンプ24a〜24cと第1〜第3制御回路26a〜26cの結線38が含まれる。図3A中の結線情報52では、第1〜第3制御回路26a〜26cが第1〜第3モータ22a〜22c(第1〜第3アンプ24a〜24c)のうちどのモータに接続されているかを、サーボバススレーブとして示している。
さらに、機械情報54は、数値制御装置14が搭載される機械20の仕様情報にあたり、例えば、機械20の軸名称、外部検出器、機械20の移動単位の情報が含まれる(図3A中の機械情報54参照)。また、機械情報54には、機械20の軸の具体的な情報として、ボールネジの情報(ボールネジピッチ等)が含まれるとよい。
機械構成ファイル46は、ファイル構築部40に入力、選択又は読取がなされたオーダ情報50、結線情報52及び機械情報54を含むように構成される。なお、機械構成ファイル46は、情報の検索及び抽出が容易となるように複数の項目を系統毎にまとめたデータベースとして構成されることが好ましい。項目の一例としては[システム構成]、[軸]、[モータ、アンプの種類]、[サーボバス接続]等があげられる。
この場合[システム構成]の項目には、例えば、オーダ情報50のベイシック機能から設定される系列と、オーダ情報50の制御系統数から設定される系統数と、オーダ情報50の制御軸数から設定される制御軸数と、オーダ情報50の制御主軸数から設定される制御主軸数と、機械情報54の軸名称から設定される軸名称とが含まれる。また、[軸]の項目には、機械情報54の移動単位から設定される移動単位が含まれる。さらに、[モータ、アンプの種類]の項目には、オーダ情報50のモータモデルからモータ22の情報(種類や数)が設定され、且つオーダ情報50のアンプモデルからアンプ24の情報(種類や数)が設定される(図示せず)。[サーボバス接続]の項目には、第1〜第3制御回路26a〜26cと機械20のX軸、Y軸、Z軸の結線36、38の情報が含まれる。
また、機械20を駆動させるためのパラメータ56としては、図3Bに示すように、パラメータ56毎に割り振られたパラメータ番号100(頭文字Nに続く数値)、機械20を駆動させるためのパラメータ56であることを示す表記番号102(Q1)、機械20の構成の系統を示す系統番号(頭文字Lに続く数値:図3A参照)、機械20の制御軸番号104(頭文字Aに続く数値)、パラメータ56の設定値106(頭文字Pに続く数値)があげられる。数値制御装置14は、図3Aに示すように、パラメータ番号100の順に羅列された各パラメータ番号100が有する系統番号、制御軸番号104、設定値106等を読み取ることで、機械20の機械構成や電気的構成を認識する。
機械構成ファイル46からパラメータ56を生成する場合は、例えば図4Aに示すように、機械構成ファイル46の[軸名称]X軸、Y軸、Z軸が、任意のパラメータ番号N01020において、X軸→A1、Y軸→A2、Z軸→A3に変換される。さらに図示例では、X軸(A1)の設定値としてP88が付与されており、Y軸(A2)の設定値としてP89が付与されており、Z軸(A3)の設定値としてP90が付与されている。
次に、パラメータ設定装置10のプログラム12が形成するファイル構築部40、パラメータ生成部42及びパラメータ設定部44の具体的な機能部及び処理内容について説明する。図5に示すように、ファイル構築部40は、情報取得部60、仮ファイル生成部62、ファイル編集部64(ファイル編集手段)、ファイル生成部66を有する。
情報取得部60は、上述した元情報48を取得する機能部であり、例えば、元情報48を取得するパターンとしては、以下の(a)〜(e)の方法があげられる。
(a)パラメータ設定装置10の操作部を介して作業者が手動で情報を入力する。
(b)機械構成ファイル46のサンプルから作業者が適宜のサンプルを選択する。
(c)機械製造現場18の数値制御装置14又は機械20に類似する類似機のパラメータを利用する。
(d)既に作成済みの機械構成ファイル46を利用する。
(e)作業者が保有している元情報48のデータを読み取る。
上記(a)の方法を実施するため、情報取得部60は情報入力部68を有する。情報入力部68は、パラメータ設定装置10の表示部に入力用の画面を表示させ、操作部を介して作業者が入力した元情報48を、メモリの情報入力部68用のデータ領域に記憶させる。
上記(b)の方法を実施するため、情報取得部60はファイル選択部70(サンプル選択手段)を有する。ファイル選択部70は、メモリのファイル選択部70用のデータ領域に、典型的な機械20の機械構成ファイルサンプル70a(換言すれば、元情報48がまとめられたもの)を1以上有している。そしてファイル選択部70は、選択用の画面を表示部に表示させ、操作部を介して作業者に機械構成ファイルサンプル70aを選択させる。
上記(c)の方法を実施するため、情報取得部60はパラメータ読取部72を有する。パラメータ読取部72は、パラメータの読み取りを促す案内画面を表示部に表示させ、また作業者が外部メモリ等に用意した類似機のパラメータを読み取ると、メモリのパラメータ読取部72用のデータ領域に記憶させる。なお、「類似機」とは、パラメータを設定する数値制御装置14に対して、機種、型番又はシリーズが一致することを指すものである。
上記(d)の方法を実施するため、情報取得部60はファイル読取部74(ファイル取得手段)を有する。ファイル読取部74は、作成済みの機械構成ファイル46の読み込みを促す案内画面を表示部に表示させ、また作業者が外部メモリ等に用意した作成済みの機械構成ファイル46を読み取ると、メモリのファイル読取部74用のデータ領域に記憶させる。
上記(e)の方法を実施するため、情報取得部60は情報読取部76を有する。情報読取部76は、表示部に情報の読み込みを促す案内画面を表示させ、また作業者が外部メモリ等に用意した元情報48を読み取ると、メモリの情報読取部76用のデータ領域に記憶させる。
情報取得部60は、パラメータ設定装置10のパラメータ設定の動作時に、上記(a)〜(e)のいずれの方法によって情報を装置に提供するかを作業者に選択させて、その選択に応じて内部の機能部に処理を実施させる。
また、ファイル構築部40の仮ファイル生成部62は、情報取得部60が取得した元情報48に基づき仮機械構成ファイルを自動生成する。仮機械構成ファイルは、機械構成ファイル46と同様の項目を有するものであり(図3Aも参照)、ファイル編集部64において編集可能な情報となっている。
仮ファイル生成部62は、元情報48が上記の(c)の方法で入力された場合に、パラメータ56から機械構成ファイル46を生成する(つまり、機械構成ファイル46からパラメータ56を生成する流れとは逆の流れとなる)逆変換部78(逆変換手段)を有している。逆変換部78は、メモリの逆変換部78用のデータ領域に逆変換テーブル78aを有し、パラメータ読取部72によりパラメータ56の取得がなされると、逆変換テーブル78aを参照して仮機械構成ファイルを生成する。
例えば図4Bに示すように、逆変換部78は、パラメータ56から機械構成ファイル46を生成する際に、パラメータ番号100や系統番号(図3A参照)から機械構成ファイル46のモータの情報に関するものであることを識別する。また、制御軸番号104のA1からX軸、A2からY軸、A3からZ軸を指していることを識別して、仮機械構成ファイルを生成する。
図5に戻り、仮ファイル生成部62は、後記のファイル補完部84と同様の機能を有するファイル補完部85(図5中の2点鎖線参照)を備えていてもよい。ファイル補完部85は、取得された元情報48に不足があった場合に、不足している情報を自動的に追加する。
また、仮ファイル生成部62の下流側に設けられるファイル編集部64は、生成された仮機械構成ファイルを作業者により編集可能とする機能部であり、編集操作部80及びファイルチェック部82を有する。編集操作部80は、情報入力用の画面を表示させ、操作部を介して作業者が入力した仮機械構成ファイルの訂正内容や追加・削除内容を、仮機械構成ファイルに上書きする。ファイルチェック部82は、メモリに記憶された仮機械構成ファイルを読み出して、その仮機械構成ファイルが論理的に正しいか又は機械20が物理的に動作し得るかを判断する。なお、ファイル編集部64は設けられなくてもよく、例えば機械構成ファイル46の編集を数値制御装置14側で行ってもよい。
ファイル構築部40は、上記のファイル編集部64により仮機械構成ファイルが編集される、あるいは編集が必要ない場合は仮機械構成ファイルがそのまま利用されることで、図3Aに示す機械構成ファイル46を生成する。
また、ファイル構築部40のファイル生成部66は、情報読取部76により元情報48を読み取った際に、仮機械構成ファイルの生成を介さずに、元情報48に基づき機械構成ファイル46を生成する。このファイル生成部66は、元情報48の一部に不足があった場合に、元情報48を補完して機械構成ファイル46を生成するファイル補完部84(ファイル補完手段)を有している。
ファイル補完部84は、オーダ情報50、結線情報52、機械情報54を含む補完テーブル84aをメモリの所定のデータ領域に記憶している。補完テーブル84aは、例えば、工場16側で過去に受注した数値制御装置14や機械20の情報をビッグデータとして利用し得る。ファイル補完部84は、読み取られた元情報48を参照して、記憶している補完テーブル84aの中から論理的に矛盾しない補完内容を推定し、不足している情報を自動的に追加する。
これにより、ファイル補完部84の処理後は、ファイル編集部64を介さずに機械構成ファイル46を構築することが可能となる。なお、ファイル構築部40は、図5中の点線に示すように、ファイル補完部84の下流側において、ファイル編集部64を介して機械構成ファイル46を生成する構成でもよい。
パラメータ設定装置10は、ファイル構築部40により機械構成ファイル46を構築した後、図6に示すように、パラメータ生成部42により機械構成ファイル46からパラメータ56を生成し、パラメータ設定部44により数値制御装置14にパラメータ56を設定する。なお、パラメータ56の生成前には、数値制御装置14の機種の選択を行う機種選択部86(機種選択手段)が設けられる。
機種選択部86は、機械構成ファイル46が実際に使用される、つまりパラメータ56が設定される数値制御装置14を、作業者に選択させる。例えば、機種選択部86は、選択用の画面を表示部に表示させ、操作部を介して機種を選択させる。なお、機種選択部86は、機械構成ファイル46が有する機種の情報から数値制御装置14の機種を自動的に選択する構成でもよい。
パラメータ生成部42は、数値制御装置14の機種の選択がなされると、その機種に応じたパラメータ56を機械構成ファイル46から生成する。パラメータ生成部42は、メモリのパラメータ生成部42用のデータ領域に機種毎の変換テーブル42aを有し、選択された機種に基づき1つの変換テーブル42aを読み出す。そして、読み出した変換テーブル42aを参照して、機械構成ファイル46からパラメータ56を生成する。
パラメータ設定部44は、パラメータ設定装置10の入出力インターフェースを動作させて、パラメータ設定装置10の外部にパラメータ56を出力する。例えば、パラメータ56の設定では、外部メモリ(CD−ROMやHDD等の記憶媒体)にパラメータ56を記憶し、数値制御装置14にこの外部メモリを接続することで、数値制御装置14にパラメータ56を記憶させる方法をとり得る。あるいは、パラメータ設定装置10と数値制御装置14を有線又は無線によりネットワーク接続することで、数値制御装置14にパラメータ56を記憶させる方法をとり得る。
また、このシステムでは、機械構成ファイル46を数値制御装置14に提供することで、数値制御装置14側でパラメータ56を生成及び設定する方法を採用してもよい。そのため、パラメータ設定装置10は、図6中に示すように、パラメータ設定装置10の入出力インターフェースを動作させて、ファイル構築部40が構築した機械構成ファイル46を外部に出力する機械構成ファイル出力部88(出力手段)を有する。機械構成ファイル出力部88は、パラメータ設定部44と同様に、外部メモリやネットワーク接続により数値制御装置14に機械構成ファイル46を記憶させる方法をとり得る。なお、パラメータ設定装置10は、機械構成ファイル46を外部に出力する前に、機種選択部86を介して数値制御装置14の機種を選択させ(図6の点線参照)、機械構成ファイル出力部88が出力する機械構成ファイル46の情報を機種に応じて変化させてもよい。
一方、数値制御装置14が機械構成ファイル46からパラメータ56の生成及び設定を行う場合、数値制御装置14は、メモリに記憶された数値制御側設定プログラム13(パラメータ設定プログラム)をプロセッサが実行することで、図7に示すような機能部を構築する。具体的に、数値制御装置14内には、機械構成ファイル読取部90、ファイル編集部92(ファイル編集手段)、ファイル更新部94、パラメータ変換部96(パラメータ生成手段)及びパラメータ書込部98(パラメータ設定手段)が形成される。
機械構成ファイル読取部90は、外部メモリ又はネットワーク接続により提供された機械構成ファイル46を読み取って、メモリの機械構成ファイル読取部90用のデータ領域に仮機械構成ファイルとして記憶させる。ファイル編集部92は、パラメータ設定装置10のファイル編集部64と同様に、編集操作部80及びファイルチェック部82を有し、仮機械構成ファイルを数値制御装置14側で編集及びチェックする。ファイル更新部94は、記憶されている機械構成ファイル46を、ファイル編集部92が編集した機械構成ファイル46に更新する。なお、数値制御装置14は、ファイル編集部92及びファイル更新部94を備えていなくてもよい。
一方、数値制御装置14のパラメータ変換部96は、この数値制御装置14の機能や機種に応じた変換テーブル96aを有している。パラメータ変換部96は、変換テーブル96aを参照して、ファイル更新部94により更新された機械構成ファイル46を(又は機械構成ファイル読取部90が読み取った機械構成ファイル46をそのまま)数値制御装置14のパラメータ56に変換する。また、パラメータ書込部98は、パラメータ変換部96が生成したパラメータ56を、数値制御装置14の適宜のデータ領域に直接書き込むことでパラメータ56を設定する。
また図5及び図6に示すように、パラメータ設定装置10は、元情報48を取得するだけで、数値制御装置14にパラメータ56を自動的に設定する又は機械構成ファイル46を登録する自動生成設定部99(自動設定手段)を備えていてもよい。これにより例えば、工場16で数値制御装置14を多数製造する場合等に、パラメータ56の生成及び設定を迅速且つ連続的に行うことが可能となる。
例えば、自動生成設定部99は、図5及び図6中の1点鎖線で囲う各機能部によって実現することができる。すなわち、ファイル構築部40は、情報読取部76、ファイル生成部66を順次動作させることで、元情報48を読み取った後に機械構成ファイル46を自動的に生成する。そして、機種選択部86では、ファイル内の機種情報に基づき数値制御装置14を自動的に選択する。さらに、パラメータ生成部42は選択された機種に基づきパラメータ56を自動生成し、パラメータ設定部44は生成されたパラメータ56を数値制御装置14に自動設定する。これにより、工場16の工場作業者の手間をかけずに数値制御装置14にパラメータ56を設定することができる。
本実施形態に係るパラメータ設定装置10及びプログラム12は、基本的には、以上のように構成されるものであり、以下、パラメータ56の生成時の処理フロー(パラメータ設定方法)について説明する。
パラメータ設定装置10(プログラム12)は、動作時に図2に示す機能部を形成して、ファイル構築部40により機械構成ファイル46を取得又は生成する構築ステップと、パラメータ生成部42により機械構成ファイル46に基づいて機械20を駆動させるためのパラメータ56を生成するパラメータ生成ステップと、パラメータ設定部44により生成されたパラメータ56を数値制御装置14に設定するパラメータ設定ステップとを順次行う。
より詳細には、図8に示す構築ステップにおいて、パラメータ設定装置10の情報取得部60は、元情報48を得る方法を作業者に選択させる(ステップS10)。例えば、上述した(a)〜(e)の方法のうちいずれの方法をとるかを選択させる画面を表示部に表示して作業者に選択を促す。
そして(a)の方法を採る場合は、情報入力部68が入力用の画面を表示し、元情報48であるオーダ情報50、結線情報52、機械情報54を作業者に入力させる(ステップS11)。(b)の方法を採る場合、ファイル選択部70が選択用の画面を表示し、機械構成ファイル46の元となる機械構成ファイルサンプル70aを選択させる(ステップS12)。(c)の方法を採る場合、パラメータ読取部72が案内画面を表示して、作業者が保有する類似機のパラメータ56を読み取る(ステップS13)。(d)の方法を採る場合、ファイル読取部74が案内画面を表示して、作業者が保有する作成済みの機械構成ファイル46を読み取る(ステップS14)。
そして、ステップS11〜S14のいずれかを実施した場合は、仮ファイル生成部62により、取得した元情報48から仮機械構成ファイルを生成する(ステップS15)。なお、仮機械構成ファイルの生成時に、(c)の方法により類似機のパラメータ56を読み取った場合には、逆変換部78において読み取ったパラメータ56を逆変換テーブル78aに従って変換し、仮機械構成ファイルを作成する。
次に、ファイル編集部64のファイルチェック部82は、生成された仮機械構成ファイルの論理的なエラーを判断し(ステップS16)、エラーがある場合に仮機械構成ファイルの編集を作業者に実施させる(ステップS17)。一方、仮機械構成ファイルにエラーを発見しない場合には、仮機械構成ファイルの編集を行うか否かを選択させ(ステップS18)、編集を行う場合はステップS17に進み、編集を行わない場合は仮機械構成ファイルを機械構成ファイル46とする。
ステップS17を実施した場合には、編集した仮機械構成ファイルのチェックをファイルチェック部82で再び行い(ステップS19)、エラーを発見した場合にはステップS17に戻してエラー箇所を修正させる。エラーを発見しない場合には、編集した仮機械構成ファイルを機械構成ファイル46とする。
一方、(e)の方法を採る場合は、情報読取部76が案内画面を表示して、作業者が保有する元情報48を読み取る(ステップS20)。その後、ファイル補完部84により、読み取った元情報48の内容が不足しているか充足しているかを判断し(ステップS21)、元情報48の内容が不足している場合には、ステップS22に進む。そしてステップS22では、ファイル補完部84が補完テーブル84aを元に不足している箇所の情報を埋めて、ファイル生成部66により機械構成ファイル46を生成する。また、元情報48の内容が不足していない場合には、ステップS22を飛ばして機械構成ファイル46を生成する。
以上の構築ステップの終了後、図9に示すように、パラメータ設定装置10はパラメータ生成ステップを実行する。パラメータ生成ステップでは、まず機種選択部86が選択用の画面を表示し、数値制御装置14の機種を作業者に選択させる(ステップS30)。次に、パラメータ生成部42において、選択した機種に応じた変換テーブル42a、あるいはプログラム12に組み込まれたロジックに従って機械構成ファイル46からパラメータ56を生成する(ステップS31)。
そして、パラメータ生成ステップの後は、パラメータ設定ステップを実施する。このパラメータ設定ステップでは、パラメータ生成部42にて生成されたパラメータ56を、パラメータ設定部44により外部メモリ又はネットワーク接続を介して、数値制御装置14に記憶させる(ステップS32)。
また、パラメータ設定装置10は、生成した機械構成ファイル46を数値制御装置14に記憶させることもできる。この場合、機械構成ファイル出力部88が、外部メモリ又はネットワーク接続を介して、機械構成ファイル46を出力することで(ステップS33)、数値制御装置14に機械構成ファイル46を登録する。数値制御装置14側では、図7に示す機能部により順次処理を行うことで、上記と同様に、機械構成ファイル46からパラメータ56を生成及び設定することができる。
パラメータ設定装置10及び数値制御装置14は、以上のフローを行うことで、作業者が数値制御装置14の初期設定を行う手間を大幅に低減させることができる。以下、本発明の効果についての理解を深めるため、パラメータ56から機械構成ファイル46に逆変換した後、機械構成ファイル46からパラメータ56を生成する具体例について図10を参照して説明する。
パラメータ設定装置10のパラメータ読取部72は、図8中のステップS13において、例えば、図10に示す類似機のパラメータ(以下、類似機パラメータ200という)を読み取る。この類似機パラメータ200の読取に基づき、仮ファイル生成部62が図10に示す仮機械構成ファイル202を生成する。ここで、類似機が直線軸の移動単位としてミリ単位を用いている場合、類似機パラメータ200もミリ単位に基づく数値で提供されることになる。よって、仮ファイル生成部62が生成する仮機械構成ファイル202もミリ単位で生成される。
これに対し、今回の数値制御装置14が直線軸の移動単位としてインチ単位を用いている場合、作業者は、ファイル編集部64において仮機械構成ファイル202の[軸]の直線軸の移動単位をインチ系に変更する(図10の機械構成ファイル204参照)。これにより、ファイル構築部40において構築される機械構成ファイル204は、パラメータ206をインチ単位で指定することができる。
従って、図10に示すように、パラメータ生成部42において、上記の機械構成ファイル204に基づき生成されたパラメータ206は、制御軸番号104に続く設定値106がインチ単位に変換される。この図示例から分かるように、仮機械構成ファイル202の1箇所の修正に対し、パラメータ206は、多くのデータが変換されている。すなわち従来は、作業者により1つ1つのパラメータを変更していたものが、パラメータ設定装置10によりパラメータ206を一括で設定することができ、作業者の手間が大幅に低減されることが分かる。
なお、パラメータ設定装置10は、種々の応用例及び変形例をとり得ることは勿論である。例えば、図11に示す応用例に係るパラメータ設定装置10Aは、製造作業者の確認が必要な情報がある場合に、機械構成ファイル300に未確認を示す情報を付加する構成となっている。具体的には、ファイル構築部40Aのファイル補完部84Aは、補完テーブル84a(図5参照)から不足している情報を自動的に補完する際、補完情報の生成と共に、製造作業者の確認が必要な情報か否かを判別し、確認が必要な場合に未確認を示す情報を付与する。例えば、未確認を示す情報は、機械構成ファイル300の確認が必要な項目の隣に、フラグ300a(図示例では、*)で付加される。
パラメータ生成部42Aは、機械構成ファイル300にフラグ300aが含まれる場合に、その項目に関連するパラメータ番号に未確認を示すパラメータ(パラメータフラグ302a:図示例では、*)を含むように、パラメータ302を生成する。これにより、パラメータ設定部44は、パラメータフラグ302aを有するパラメータ302を、数値制御装置14に設定する。
そして、数値制御装置14は、パラメータ302内にパラメータフラグ302aを認識した場合に、機械20を駆動させない構成となっている。すなわち、機械20は、機械条件に適合させるために確認が必要な項目(例えば、結線情報やボールネジのピッチ等の機械情報等)が正しくない場合に、モータ22を駆動してしまうと、故障等の不具合が生じる可能性がある。そのため、数値制御装置14は、パラメータフラグ302aに基づき機械20を駆動させないことで、機械20の不具合を回避することが可能となる。なお、数値制御装置14は、製造作業者がパラメータフラグ302aを正常と判断して確認済み操作を行った場合に、パラメータフラグ302aを解消して、機械20を駆動可能とする。
以上のように、本実施形態に係るパラメータ設定装置10、パラメータ設定プログラム12及びパラメータ設定方法は、機械20の構成に関わる情報が記述された機械構成ファイル46により、作業者の手作業を省いて、機械20を駆動させるためのパラメータ56に簡単に変換される。そのため、機械製造現場18において作業者がパラメータ56を設定する手間を大幅に減らし、数値制御装置14の使い勝手を一層向上させることができる。
この場合、機械構成ファイル46にモータ22の情報、アンプ24の情報及び結線の情報が含まれていることで、パラメータ設定装置10は、機械20を駆動させるためのパラメータ56を論理的に正しい内容で生成することができる。また例えば、工場16の出荷段階ではアンプ24の結線が決まっていない等、機械構成ファイル46を作れない可能性もあるが、ファイル補完部84が一般的な機械構成として未完成部分を補完することで、機械構成ファイル46が作れずにパラメータ56の設定に利用できなくなる不都合をなくすことができる。さらに、逆変換部78は、数値制御装置14の機種が異なる場合でも、逆変換された機械構成ファイル46を元に、異なる機種のパラメータ56を生成及び設定することができ、その汎用性を一層向上させることができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。例えば、パラメータ設定装置10は、工場16に設けられるだけでなく、種々の場所(現場)に設けられてよい。例えば図12に示すように、パラメータ設定装置10は、機械製造現場18に設置されて、機械製造現場18において数値制御装置14に対しパラメータ56を設定する構成とすることができる。これにより、機械製造現場18における機械20の製造前又は製造中に、作業者が任意のタイミングでパラメータ設定装置10を使用して、パラメータ56を生成及び設定することができる。またこの場合は、工場16のパラメータ設定装置10Aで機械構成ファイル46を生成して機械製造現場18に提供し、機械製造現場18のパラメータ設定装置10Bで生成された機械構成ファイル46(作成済みの機械構成ファイル)を読み込み、製造作業者が編集を行ってパラメータ56を生成する等の使用方法を採ることもできる。
また例えば、上述の実施形態では、パラメータ設定装置10、数値制御装置14及び機械20がそれぞれ独立したシステムとして説明したが、パラメータ設定装置10、数値制御装置14及び機械20は、設計に応じて相互に一体化したシステムとして構成され得る。具体的には、パラメータ設定プログラム12が数値制御装置14内に設けられる、つまりパラメータ設定装置10と数値制御装置14が一体化されていてもよい。また、システムは、数値制御装置14と機械20が一体化されていてもよく、パラメータ設定装置10と機械20が一体化されていてもよく、あるいはパラメータ設定装置10、数値制御装置14、機械20が全て一体化された構成でもよい。
10…パラメータ設定装置
12…パラメータ設定プログラム(プログラム)
14…数値制御装置 20…機械
22…モータ 24…アンプ
26…制御回路 40…ファイル構築部
42…パラメータ生成部 44…パラメータ設定部
46、204…機械構成ファイル 48…元情報
50…オーダ情報 52…結線情報
54…機械情報 56、206…パラメータ
60…情報取得部 64…ファイル編集部
68…情報入力部 70…ファイル選択部
70a…機械構成ファイルサンプル 72…パラメータ読取部
74…ファイル読取部 76…情報読取部
78…逆変換部 84…ファイル補完部
86…機種選択部 88…機械構成ファイル出力部
99…自動生成設定部

Claims (15)

  1. 数値制御装置が搭載される機械を駆動させるためのパラメータを設定するパラメータ設定装置であって、
    前記機械の構成に関わる情報が記述された機械構成ファイルと、
    前記機械構成ファイルに基づいて前記機械を駆動させるためのパラメータを生成するパラメータ生成手段と、
    生成された前記パラメータを前記数値制御装置に設定するパラメータ設定手段と、を備える
    ことを特徴とするパラメータ設定装置。
  2. 請求項1記載のパラメータ設定装置において、
    前記機械構成ファイルは、
    前記数値制御装置の機種、モータの種類と数及びアンプの種類と数の情報を有するオーダ情報と、
    前記機械内の結線を示す結線情報と、
    前記機械の軸構成の情報を有する機械情報と、を含む
    ことを特徴とするパラメータ設定装置。
  3. 請求項2記載のパラメータ設定装置において、
    前記パラメータ設定装置は、前記機械構成ファイルを取得又は生成するファイル構築手段を備える
    ことを特徴とするパラメータ設定装置。
  4. 請求項3記載のパラメータ設定装置において、
    前記ファイル構築手段は、前記オーダ情報、前記結線情報、前記機械情報を含む補完テーブルを有し、前記ファイル構築手段が取得又は生成した前記機械構成ファイルに、前記オーダ情報、前記結線情報、前記機械情報のうち一部の情報が不足している場合は、不足している情報を前記補完テーブルから自動的に追加するファイル補完手段を備える
    ことを特徴とするパラメータ設定装置。
  5. 請求項4記載のパラメータ設定装置において、
    前記ファイル補完手段は、不足している情報を前記補完テーブルから自動的に補完する際、作業者の確認が必要な情報を補完した場合に前記機械構成ファイルに未確認を示す情報を付加し、
    前記パラメータ生成手段は、機械を駆動するパラメータを生成する際、前記未確認を示す情報に基づき未確認を示すパラメータを生成する
    ことを特徴とするパラメータ設定装置。
  6. 請求項4又は5記載のパラメータ設定装置において、
    前記パラメータ設定装置は、前記ファイル構築手段で前記機械構成ファイルを自動生成して、該機械構成ファイルを前記パラメータ生成手段に提供する自動設定手段を備える
    ことを特徴とするパラメータ設定装置。
  7. 請求項3〜6のいずれか1項に記載のパラメータ設定装置において、
    前記ファイル構築手段は、典型的な機械の前記機械構成ファイルをサンプルとして記憶する記憶媒体を有し、前記記憶媒体に記憶された前記機械構成ファイルを取得する
    ことを特徴とするパラメータ設定装置。
  8. 請求項7記載のパラメータ設定装置において、
    前記記憶媒体は、複数の前記機械構成ファイルをサンプルとして記憶し、
    前記ファイル構築手段は、前記記憶媒体に記憶された複数の前記機械構成ファイルのうち、作業者によって選択された前記機械構成ファイルを取得するサンプル選択手段を備える
    ことを特徴とするパラメータ設定装置。
  9. 請求項3〜8のいずれか1項に記載のパラメータ設定装置において、
    前記ファイル構築手段は、類似機のパラメータを取得し、取得した前記パラメータから前記機械構成ファイルに変換する逆変換手段を備える
    ことを特徴とするパラメータ設定装置。
  10. 請求項3〜9のいずれか1項に記載のパラメータ設定装置において、
    前記ファイル構築手段は、作成済みの前記機械構成ファイルを取得するファイル取得手段を備える
    ことを特徴とするパラメータ設定装置。
  11. 請求項3〜10のいずれか1項に記載のパラメータ設定装置において、
    前記ファイル構築手段は、取得又は生成した前記機械構成ファイルを編集又はチェックするファイル編集手段を備える
    ことを特徴とするパラメータ設定装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のパラメータ設定装置において、
    前記パラメータ設定装置は、異なる機種の前記数値制御装置を選択させる機種選択手段を備え、
    前記パラメータ生成手段は、前記機種選択手段にて選択される機種毎の変換テーブルを有し、選択された機種の前記変換テーブルに基づき前記機械構成ファイルから前記パラメータを生成する
    ことを特徴とするパラメータ設定装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のパラメータ設定装置において、
    前記パラメータ設定装置は、前記機械構成ファイルを前記数値制御装置に出力する出力手段を備える
    ことを特徴とするパラメータ設定装置。
  14. 数値制御装置を搭載する機械を駆動させるためのパラメータを設定するパラメータ設定プログラムであって、
    装置を、
    前記機械の構成に関わる情報が記述された機械構成ファイルを取得又は生成可能な手段、
    前記機械構成ファイルに基づいて前記機械を駆動させるためのパラメータを生成するパラメータ生成手段、
    及び生成された前記パラメータを前記数値制御装置に設定するパラメータ設定手段、として機能させる
    ことを特徴とするパラメータ設定プログラム。
  15. 数値制御装置を搭載する機械を駆動させるためのパラメータを設定するパラメータ設定方法であって、
    前記機械の構成に関わる情報が記述された機械構成ファイルを取得又は生成するステップと、
    装置のパラメータ生成手段により、前記機械構成ファイルに基づいて前記機械を駆動させるためのパラメータを生成するパラメータ生成ステップと、
    装置のパラメータ設定手段により、生成された前記パラメータを前記数値制御装置に設定するパラメータ設定ステップと、を有する
    ことを特徴とするパラメータ設定方法。
JP2016081829A 2016-04-15 2016-04-15 パラメータ設定装置、パラメータ設定プログラム及びパラメータ設定方法 Active JP6496272B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016081829A JP6496272B2 (ja) 2016-04-15 2016-04-15 パラメータ設定装置、パラメータ設定プログラム及びパラメータ設定方法
DE102017003529.6A DE102017003529B4 (de) 2016-04-15 2017-04-11 Parametereinstellvorrichtung, Parametereinstellprogramm und Parametereinstellverfahren
US15/484,567 US10416653B2 (en) 2016-04-15 2017-04-11 Parameter setting device and parameter setting method
CN201710245670.3A CN107300891B (zh) 2016-04-15 2017-04-14 参数设定装置以及参数设定方法
US16/400,456 US11188054B2 (en) 2016-04-15 2019-05-01 Parameter setting device and parameter setting method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016081829A JP6496272B2 (ja) 2016-04-15 2016-04-15 パラメータ設定装置、パラメータ設定プログラム及びパラメータ設定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017191541A true JP2017191541A (ja) 2017-10-19
JP6496272B2 JP6496272B2 (ja) 2019-04-03

Family

ID=59981103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016081829A Active JP6496272B2 (ja) 2016-04-15 2016-04-15 パラメータ設定装置、パラメータ設定プログラム及びパラメータ設定方法

Country Status (4)

Country Link
US (2) US10416653B2 (ja)
JP (1) JP6496272B2 (ja)
CN (1) CN107300891B (ja)
DE (1) DE102017003529B4 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020108917A (ja) * 2018-12-29 2020-07-16 鴻富錦精密電子(成都)有限公司 加工装置誤差補正方法及びそのシステム
US11435721B2 (en) 2019-10-11 2022-09-06 Fanuc Corporation Parameter setting device and parameter setting system for machine tool
US11556107B2 (en) 2018-12-29 2023-01-17 Hongfujin Precision Electronics (Chengdu) Co., Ltd. Machining apparatus error correction system and method using safe, correction and alarm intervals

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6520545B2 (ja) * 2015-08-10 2019-05-29 オムロン株式会社 サポート装置およびサポートプログラム
EP3312688A1 (de) * 2016-10-18 2018-04-25 Siemens Aktiengesellschaft Automatische optimierung der parametrierung einer bewegungssteuerung
JP6557295B2 (ja) * 2017-07-26 2019-08-07 ファナック株式会社 パラメータ設定支援装置
JP7043782B2 (ja) * 2017-10-20 2022-03-30 オムロン株式会社 サーボモータ調整装置およびサーボモータ調整方法
CN107966954B (zh) * 2017-11-24 2020-04-17 江俊逢 一种计算机数字控制方法与系统
JP6708677B2 (ja) * 2018-03-01 2020-06-10 ファナック株式会社 数値制御装置
US11144036B2 (en) * 2018-03-28 2021-10-12 Mitsubishi Electric Corporation Selection device, selection method, and recording medium
WO2019190778A2 (en) * 2018-03-30 2019-10-03 Ryo Ichimura Method and apparatus for configuration of a motion controller
CN110347433A (zh) * 2018-04-03 2019-10-18 京东方科技集团股份有限公司 参数配置方法、装置及显示装置
JP6983102B2 (ja) * 2018-04-17 2021-12-17 三菱電機株式会社 エンジニアリング装置及び制御システム
CN110303209B (zh) * 2019-07-02 2021-05-28 东莞市迪蒙数控机械有限公司 一种电火花成型机操控流程自动化控制方法
US11300950B2 (en) * 2020-02-03 2022-04-12 Rockwell Automation Technologies, Inc. Systems and methods for automatic configuration of intelligent electronic devices

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03110508U (ja) * 1990-02-22 1991-11-13
JP2007052505A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Fanuc Ltd 数値制御装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09212226A (ja) * 1996-02-05 1997-08-15 Fanuc Ltd Cnc装置におけるパラメータ設定方法
JP3373115B2 (ja) 1996-05-10 2003-02-04 ファナック株式会社 数値制御装置に対するコントロールソフトウェアの入力設定方法
JP2002108425A (ja) 2000-09-29 2002-04-10 Toyoda Mach Works Ltd 加工装置の制御パラメータ設定装置及び加工装置
JP2006227721A (ja) 2005-02-15 2006-08-31 Yaskawa Electric Corp パラメータ設定支援装置およびパラメータの表示方法
JP3110508U (ja) 2005-02-21 2005-06-23 新明和工業株式会社 格納式荷受台昇降装置及びそれを車体枠に取り付ける方法
JP3925557B2 (ja) * 2005-02-28 2007-06-06 オムロン株式会社 パラメータ設定装置
US7974732B2 (en) 2008-04-28 2011-07-05 Spirit Aerosystems, Inc. Reconfigurable numerical control for multi level modular machine
JP5226391B2 (ja) 2008-06-06 2013-07-03 株式会社キーエンス 設定支援装置及びコンピュータプログラム
KR101280083B1 (ko) * 2009-03-25 2013-06-28 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 파라미터 설정 장치
JP4948680B1 (ja) * 2011-05-17 2012-06-06 三菱電機株式会社 パラメータ設定装置およびパラメータ設定システム
WO2014070055A1 (en) * 2012-10-31 2014-05-08 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method for configuring a communication device using a configuration file template
CN104823410B (zh) * 2012-12-05 2019-01-08 三菱电机株式会社 参数设定系统、程序管理装置以及信息处理装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03110508U (ja) * 1990-02-22 1991-11-13
JP2007052505A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Fanuc Ltd 数値制御装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020108917A (ja) * 2018-12-29 2020-07-16 鴻富錦精密電子(成都)有限公司 加工装置誤差補正方法及びそのシステム
US11556107B2 (en) 2018-12-29 2023-01-17 Hongfujin Precision Electronics (Chengdu) Co., Ltd. Machining apparatus error correction system and method using safe, correction and alarm intervals
JP7379149B2 (ja) 2018-12-29 2023-11-14 鴻富錦精密電子(成都)有限公司 加工装置誤差補正方法及びそのシステム
US11435721B2 (en) 2019-10-11 2022-09-06 Fanuc Corporation Parameter setting device and parameter setting system for machine tool
JP7491678B2 (ja) 2019-10-11 2024-05-28 ファナック株式会社 工作機械のパラメータ設定装置及びパラメータ設定システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN107300891B (zh) 2020-05-01
DE102017003529B4 (de) 2022-03-24
US20170300036A1 (en) 2017-10-19
CN107300891A (zh) 2017-10-27
US20190258224A1 (en) 2019-08-22
US10416653B2 (en) 2019-09-17
JP6496272B2 (ja) 2019-04-03
DE102017003529A1 (de) 2017-10-19
US11188054B2 (en) 2021-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6496272B2 (ja) パラメータ設定装置、パラメータ設定プログラム及びパラメータ設定方法
TWI806875B (zh) 用於機械加工之電腦實施方法、非暫時性電腦可讀媒體、電腦控制設備、以及工作站
JP5817256B2 (ja) 機械制御プログラム作成装置
JP6150903B2 (ja) 加工情報管理装置および工具経路生成装置
JP5802377B2 (ja) 工作機械の工具交換装置
Martinov et al. Approach to the diagnosis and configuration of servo drives in heterogeneous machine control systems
US20090164038A1 (en) Method for optimizing the machining process in a machine
US10551822B2 (en) CAD/CAM-CNC integrated system
JP2019188558A (ja) 工具選定装置及び機械学習装置
JP2006107043A (ja) 工作機械制御装置
CN113950651A (zh) 信息处理装置、信息处理方法及信息处理程序
JP2005100327A (ja) 中央データ・バンクを有するcnc製造システム
KR101468751B1 (ko) 그래픽 기반의 사용자 인터페이스를 갖는 수치제어시스템
JP2010218036A (ja) ロボットオフラインプログラミング装置
WO2017101700A1 (zh) 与数控系统直接通讯的计算机辅助制造方法及装置和系统
US20200225642A1 (en) Method For Controlling A Machine Tool And Machine Tool
JP2009223354A (ja) アラーム情報を表示する機能を有する数値制御装置
US20220342381A1 (en) Managing a machine tool method, for example method of mapping toolpath data and machine code, a control device, and a machine tool
US20210405611A1 (en) Virtual computerized numerical control machine system and method
JP2008269501A (ja) 加工支援システム、それに適用する統合サーバおよび統合サーバプログラム
JP6566151B2 (ja) システム設計支援装置およびシステム設計支援方法
JP5763352B2 (ja) Ncプログラム作成装置
JP3925506B2 (ja) Cad/cam装置
JP6779418B1 (ja) 設計支援装置、設計支援方法および設計支援プログラム
WO2022138055A1 (ja) 情報処理装置および情報処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180919

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6496272

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150