JP2007206350A - 開閉装置利用によるディスプレイシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】開口部を開閉する開閉体を投影画像表示用のスクリーンとして活用できるのみならず、その開閉体の表面における投影画面の大きさを任意に変化させることができる開閉装置によるディスプレイシステムを得ることにある。
【解決手段】開口部を開閉する開閉体3の略フラットな表面を画像表示用のスクリーンとするディスプレイシステムであって、前記開口部の上部に連続施工または据え付けられて躯体から離れる方向へ前記開口部の上部から延出する延出構造物10に、閉鎖位置の前記開閉体3に投影画像を照射するためのプロジェクタ22を、その照射距離可変方向へ移動可能に設置したものである
【選択図】図1

Description

この発明は、建物等の構築・構造物の開口部やショーウインド等を開閉する開閉装置を利用したディスプレイシステムに関するものである。
近年の開閉装置、特にシャッターは、それ本来の開閉機能のほかに、周囲景観との調和媒体や広告媒体として利用することが多く、その手段として、シャッターにおける開閉体であるシャッターカーテンの表面に絵画や広告、宣伝等の塗装を施したり、それらの静止画が予め撮像等されたフィルムを貼着することは既に知られている。
なお、上記先行技術は当業者一般に知られた技術であって、文献公知発明に係るものではない。
従来のシャッターを周囲景観との調和媒体もしくは広告媒体とした構造では、シャッターカーテンの表面に塗装またはフィルム貼着による定常不変の静止画しか表示することができず、塗装の塗り替えやフィルムの張り替えを行わずに表示内容を変化・変更させることができないという課題があった。しかも、前述のような塗装やフィルム貼着による静止画は風雨等に晒されて劣化し易く、その劣化による剥がれが生じた際には前記静止画を更新しなければならず、その更新の都度、塗装の塗り替えやフィルムの張り替えを行わなければならず、その作業に多くの時間を費やすなど結果的にコスト高になるという課題があった。特に、前述のようにシャッターカーテンに一旦表示された静止画はその画面サイズを変化させることができないという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、開口部を開閉する開閉体を投影画像表示用のスクリーンとして活用できるのみならず、その開閉体表面における投影画面の大きさを任意に変化させることができる開閉装置利用によるディスプレイシステムを得ることを目的とする。
この発明に係る開閉装置利用によるディスプレイシステムは、開口部を開閉する表面略フラットな開閉体を画像表示用のスクリーンとするディスプレイシステムであって、前記開口部の上部に連続施工または据え付けられて躯体から離れる方向へ前記開口部の上部から延出する延出構造物に、閉鎖位置の前記開閉体に投影画像を照射するためのプロジェクタを、その照射距離可変方向へ移動可能に設置したものである。
この発明によれば、延出構造物に配置されたプロジェクタから閉鎖時の開閉体に投影画像信号を照射することにより、前記開閉体の略フラットな表面に静止画や動画等の投影画像を表示させることができるので、既存の開閉体を投影画像表示用のスクリーンとして活用できるばかりではなく、前記プロジェクタを前記開閉体に対する接近乃至離間方向へ移動させることができるので、その移動により、前記開閉体に照射された投影画像の画面サイズを変化させることができるという効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるディスプレイシステムに適用するシャッター装置とオーニング装置との組合せ構造を一部断面して示す概略側面図、図2は図1中のオーニング装置の分解斜視図、図3はディスプレイシステムの概要構成図である。
図1に示すディスプレイシステムは、建物等の構築・構造物やショーウインドもしくはガレージ等の開口部を昇降開閉するシャッター装置(開閉装置)1と、このシャッター装置1が組み付けられた建物における天井側躯体Wの外壁部に据え付けられ日除けや雨除けや開口部の意匠等として開口面から張り出し使用する巻取り・折畳可能なオーニング装置(延出構造物)10とを組み合わせて利用した構成となっており、その詳細を以下に順次説明する。
まず、前記シャッター装置1は、開口部の両側に配置された左右一対のガイドレール2と、このガイドレール2間を昇降開閉する表面略フラットな開閉体であるシャッターカーテン3(図1ではガイドレール2間から前方へ一部を抽出して破線で示す)と、前記ガイドレール2の上部に配置されたシャッターケース4と、このシャッターケース4内に配置されて前記シャッターカーテン3を巻き上げ・巻き戻しする巻取りドラム5と、この巻取りドラム5を回転駆動する開閉機(モータ、制御装置、ブレーキ等を含む)6とからなっている。
次に、前記オーニング装置10は、図2に示すように、前記天井側躯体Wの外壁部に左右一対のブラケット11,12を介して回転自在に軸支された巻取りドラム13と、この巻取りドラム13を回転させる駆動手段14と、前記巻取りドラム13に巻装されたキャンバス15と、前記各ブラケット11,12の基端が連結されて前記天井側躯体Wに接近・離間する方向へ屈伸可能な左右一対のアーム16,17と、これらのアーム16,17の先端に架設されたキャンバス保持枠(前枠)18と、前記各ブラケット11,12の外側および前記巻取りドラム13の上部を覆うカバー部材19とからなり、前記キャンバス15の繰り出し先端部を前記キャンバス保持枠18に連結した構成となっている。
さらに詳しく説明すると、前記各アーム16,17は、それぞれの中途部にヒンジ部16a,17aを有しており、これらのヒンジ部16a,17aで前記キャンバス15の下面に沿った方向へ屈伸するようになっている。また、前記各アーム16,17は、それぞれのヒンジ部16a,17aにおいて当該アーム16,17のそれぞれを伸長方向に付勢するバネ部材(図示せず)を内蔵している。このようなアーム16,17は、前記キャンバス15の最大伸展状態で前記ヒンジ部16a,17aが相対方向へ所定の角度で屈曲した状態に保持され、これによって、前記巻取りドラム5によるキャンバス15の巻き上げ時に前記アーム16,17がそれぞれのヒンジ部16a,17aから相対方向に屈曲するようになっている。
この実施の形態1において、前記駆動手段14は、人為的操作によって前記巻取りドラム13を回転駆動する手動操作手段からなる構成としたが、その駆動手段14は、スイッチ操作で起動・停止制御される開閉機に置き換えることも可能であり、この場合、その開閉機を前記巻取りドラム13に内蔵させ、当該巻取りドラム13の内部に一体的に配置された従動ギアと前記開閉機の出力ギアとを噛合させればよい。なお、図2において、20は前記ブラケット11,12の取付強度を補強するために当該ブラケット11,12が取り付けられるベースプレート、21は前記カバー部材19の長手方向中途部を下側から支持するサポート部材であって、それらのベースプレート20およびサポート部材21はいずれも前記天井側躯体Wの外壁面に固着されるものである。
前述のように構成されたオーニング装置10において、左右両側の屈伸可能なアーム16,17の先端に架設されたキャンバス保持枠18の内側には、閉鎖位置のシャッターカーテン3の表面に静止画や動画等の投影画像を照射するプロジェクタ22(図1参照)が配置されている。このプロジェクタ22は、前記シャッターカーテン3の表面に照射された投影画像の全体形状を正規形状に補正するための画像補正機能を有している。このようなプロジェクタ22は、図3に示すように、パソコン23やビデオコーダ24またはビデオプレーヤ25等(その他に図示しないがTVチューナやカメラ等でもよい)の少なくとも1つから成る画像信号発信機器26を備え、この画像信号発信機器26から発信された画像情報信号を入力して当該入力画像情報信号に応じた画像を前記シャッターカーテン3の表面に照射するようになっている。
また、前記キャンバス保持枠18の内側に配置されたプロジェクタ22は、前記アーム16,17の屈伸可能動作によって前記シャッターカーテン3に接近乃至離間する方向へ移動可能となっている。さらに、前記画像信号発信機器26は、図示しないスピーカー等の音声発生器(音声出力手段)に音声情報信号を出力する機能を有している。
ここで、前記キャンバス保持枠18は、前記巻取りドラム13によるキャンバス15の巻き下げ限界位置(各アーム16,17の屈曲限界位置)で前記プロジェクタ22を包み込み収納する断面形状とすることが好ましい。また、前記画像信号発信機器26は前記シャッターケース4内など任意の収納部に配置し、その画像信号発信機器26と前記プロジェクタ22とを、前記各アーム16,17の中空内部に挿通して前記キャンバス保持枠18の内側に沿わせた配線で接続するものとする。この場合、電源も前記各アーム16,17の中空内部に挿通して前記キャンバス保持枠18の内側に沿わせた配線でプロジェクタ22に接続すればよい。さらにプロジェクタ22は、投影画像の照射角度を容易に調整できるようにキャンバス保持枠18に対して取付角度を可変可能に取り付けてもよい。そして、前記プロジェクタ22は、投影画像の照射時に音声を発生する音声発生機構(図示せず)が組み込まれた構成とすることが好ましい。
次に動作について説明する。
シャッター装置1の巻取りドラム5の巻き戻し動作で左右のガイドレール2間にシャッターカーテン3が接地位置まで繰り出され、かつ、オーニング装置10の巻取りドラム13の回転駆動によりキャンバス15が使用位置に繰り出された図1の最大展開状態において、画像信号発信機器26およびプロジェクタ22を稼働させると、そのプロジェクタ22から前記シャッターカーテン3の略フラットな表面に静止画や動画等の画像信号が照射されることにより、前記シャッターカーテン3の表面に投影画像が表示される。ここで、前述のようなキャンバス15の最大展開状態では、前記プロジェクタ22からの画像信号照射によって前記シャッターカーテン3に表示される投影画像の画面サイズは最大となる。
このような最大画面サイズの状態から前記巻取りドラム13によりキャンバス15を適度に巻き上げると、前記プロジェクタ22がシャッターカーテン3に近づいて前記プロジェクタ22からシャッターカーテン3までの照射距離が短くなることにより、その分、前記シャッターカーテン3の表面における投影画像の画面サイズが小さくなる。したがって、前記キャンバス15の伸展度合いを調整することによって、前記シャッターカーテン3の表面における投影画像の画面サイズを任意に調整することができる。尚、このとき、シャッターカーテン3上においては、プロジェクタ22からの投影画像の照射位置がずれる場合があるので、この場合は前記プロジェクタ22の角度を変える等して当該プロジェクタ22からの照射角度を適宜調整できるようにする。また、前記プロジェクタ22は、シャッターカーテン3までの照射距離が変わった場合等に照射光の強さを調整できるようにしておくものとする。
以上説明した実施の形態1によれば、シャッター装置1とオーニング装置10とを組合せ、前記オーニング装置10のキャンバス15の繰り出し先端部が連結されて当該キャンバス15の繰り出し・巻き上げ方向に移動するキャンバス保持枠18の内側にプロジェクタ22を搭載し、このプロジェクタ22から閉鎖位置のシャッターカーテン3の表面に画像信号を照射するように構成したので、前記シャッターカーテン3を前記プロジェクタ22からの画像信号照射による投影画像のスクリーンとして活用できるのみならず、前記キャンバス15の伸展度合いを調整することによって前記シャッターカーテン3の表面における投影画像の画面サイズを任意に調整することができるという効果がある。
また、前記プロジェクタ22は、シャッターカーテン3の表面に照射された投影画像の全体形状を補正するための画像補正機能を有しているので、前記シャッターカーテン3に表示された投影画像の歪みや縦横比率の変化等を修正して正規形状の投影画像を表示することができるという効果がある。すなわち、延出構造物であるオーニング装置10のキャンバス保持枠18に保持されたプロジェクタ22は、その照射方向がシャッターカーテン(開閉体)3に対して垂直でないため、シャッターカーテン3の表面に照射された投影画像が歪んだり縦横比率が変化したりするが、その歪みや縦横比率の変化を前記画像補正機能により修正して正規形状の投影画像を表示させることができるという効果がある。
さらに、前記プロジェクタ22は、画像信号発信機器26から画像情報信号を入力し、この入力画像情報信号に応じた画像をシャッターカーテン3の表面に照射投影するので、一般的な画像情報記憶媒体を用いて前記シャッターカーテン3の表示すべき投影画像の内容を容易に選択・変更することができるという効果がある。また、前記画像信号発信機器26は、音声発生機器へ前記投影画像にマッチした音声情報信号を出力する機能を有しているので、開閉体であるシャッターカーテン3の表面に対して音声を伴う投影画像を表示させることができるという効果がある。
また、前述のようにキャンバス保持枠18の内側に搭載されたプロジェクタ22は、前記オーニング装置10の巻取りドラム13によるキャンバス15の巻き上げ収納位置で前記キャンバス保持枠18によって包み込み収納されるように構成したので、前記プロジェクタ22が露出するようなことがなくなって当該プロジェクタ22の盗難を防止することができるという効果がある。さらに、前記キャンバス保持枠18の内側に搭載されたプロジェクタ22はキャンバス15によって太陽光から遮られるので、昼間でも前記シャッターカーテン3の表面に鮮明な投影画像を表示させることができる共に、前記プロジェクタ22を雨水等からも保護できるという効果がある。さらには、前述のようにシャッター装置1のシャッターカーテン3とオーニング装置10を利用したディスプレイシステムは、建物の軒などを増築する必要がなく、かつ、既存のシャッターカーテン3を投影画像表示用のスクリーンとして活用できると共に、既存のオーニング装置10のキャンバス保持枠18に前記プロジェクタ22を配置することができるという効果がある。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2によるディスプレイシステムを備えたシャッター装置を示す概略的な断面図、図5は図4中のプロジェクタを示す正面図、図6は図5の斜視図であり、図1から図3と同一または相当部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
この実施の形態2では、シャッター装置1据え付け部の天井部を延出構造物W1として当該延出構造物W1の内部にプロジェクタ22を配置し、このプロジェクタ22を前記シャッター装置1に接近・離間する方向へ移動させることが可能な構成としたものである。この実施の形態2において、前記プロジェクタ22はプロジェクタ本体22aに投影ミラー22bを開閉可能に取り付け、かつ前記プロジェクタ22aの下面両側にコロ27を軸支すると共に、前記延出構造物W1の内部には前記コロ27を転動させるためのガイドレール28を配置し、このガイドレール28に沿って前記プロジェクタ22を走行移動可能としたものである。
このように構成した実施の形態2においても、前記プロジェクタ22をシャッター装置1のシャッターカーテン3に接近乃至離間する方向へ移動距離を調整することにより、前記実施の形態1の場合と同様に前記プロジェクタ22からの投影画像信号の照射によるシャッターカーテン3表面における投影画像の画面サイズを任意に調整することができるという効果がある。また、前述のように延出構造物W1の内部にプロジェクタ22を配置したことにより、そのプロジェクタ22が太陽光や雨水等に晒させるようなこともなくなって前記シャッターカーテン3の表面に鮮明な投影画像を表示させることができると共に、前記プロジェクタ22の盗難も防止できるという効果がある。
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3によるディスプレイシステムが備えるプロジェクタを示す正面図、図8は図7のプロジェクタを斜め上方から見た斜視図、図9は図7のプロジェクタを斜め下方から見た斜視図であり、図1から図6と同一または相当部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
前記実施の形態2では、延出構造物W1内のガイドレール28上にプロジェクタ22を走行移動可能に支承させたが、この実施の形態3では、前記プロジェクタ22を走行架台29の下部に一体化し、この走行架台29の下部両側にコロ27を軸支し、このコロ27を延出構造物W1内部のガイドレール28上に走行可能に支承させたものである。
このような構成とした実施の形態3によれば、前記走行架台29をボックス状に構成することで、その走行架台29の内部に画像信号発信機器26を収納配置することができるという効果がある。
ここで、前記走行架台29とプロジェクタ22は、首振り回転可能な接続構造にするなど、走行架台29に対してプロジェクタ22の角度を調節可能な構成としてもよい。この場合、シャッターカーテン3に対するプロジェクタ22の照射角度を変えることができ、これにより、シャッターカーテン3の表面における投影画像の照射位置を適宜選択・変更・調節することができるという効果がある。
なお、前記実施の形態における開閉装置は、開閉体を巻取り・繰り出して開口部を開閉するタイプのシャッター、オーニング、ロールスクリーン、ブラインドなどの開閉装置でもよく、または、開閉体を巻き取ったり繰り出したりしないで開口部を開閉するタイプのシャッターや扉、引戸、オーバーヘッドドア、スライディングウォール、門扉などの開閉装置でもよい。また、開閉体は、スラット、シート、ネット、パネルなどのいずれによって構成されていてもよく、これらやその他の部材を組み合わせて構成されていてもよい。さらに、開閉体の開閉方向は、上下方向でも横方向でも斜め方向等いずれの方向としてもよい。
この発明の実施の形態1によるディスプレイシステムに適用するシャッター装置とオーニング装置との組合せ構造を一部断面して示す概略側面図である。 図1中のオーニング装置の分解斜視図である。 ディスプレイシステムの概要構成図である。 この発明の実施の形態2によるディスプレイシステムを備えたシャッター装置を示す概略的な断面図である。 図4中のプロジェクタを示す正面図である。 図5の斜視図である。 この発明の実施の形態3によるディスプレイシステムが備えるプロジェクタを示す正面図である。 図7のプロジェクタを斜め上方から見た斜視図である。 図7のプロジェクタを斜め下方から見た斜視図である。
符号の説明
1 シャッター装置(開閉装置)
2 ガイドレール
3 シャッターカーテン(開閉体)
4 シャッターケース
5 巻取りドラム
6 開閉機
10 オーニング装置(延出構造物)
11,12 ブラケット
13 巻取りドラム
14 駆動手段
15 キャンバス
16,17 アーム
16a,17a ヒンジ部
18 キャンバス保持枠
19 カバー部材
20 ベースプレート
21 サポート部材
22 プロジェクタ
23 パソコン
24 ビデオコーダ
25 ビデオプレーヤ
26 画像信号発信機器
27 コロ
28 ガイドレール
29 走行架台
W 天井側躯体
W1 延出構造物

Claims (4)

  1. 開口部を開閉する表面略フラットな開閉体を画像表示用のスクリーンとするディスプレイシステムにおいて、
    前記開口部の上部に連続施工または据え付けられて躯体から離れる方向へ前記開口部の上部から延出する延出構造物に、閉鎖位置の前記開閉体に投影画像を照射するためのプロジェクタを、その照射距離可変方向へ移動可能に設置したことを特徴とする開閉装置利用によるディスプレイシステム。
  2. 延出構造物は、開口部の上部に据え付けられて使用時に前記躯体から離れる方向へ展開され、不使用時に巻き取られ及び/又は折り畳まれるオーニング装置からなり、このオーニング装置におけるキャンバス支持枠の先端枠部内側にプロジェクタが設置されていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置利用によるディスプレイシステム。
  3. 延出構造物は、躯体の開閉装置据え付け部の天井部からなり、この天井部の内部にプロジェクタが開閉体へ接近乃至離間する方向及び/又はその逆方向へ移動可能に配置されていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置利用によるディスプレイシステム。
  4. プロジェクタは、開閉体のスクリーン領域に照射された投影画像の全体形状を補正するための画像補正機能を有していることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の開閉装置利用によるディスプレイシステム。
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