JP2007205265A - ディーゼルエンジンの2段式過給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】高圧段ターボチャージャ6と低圧段ターボチャージャ5を備えたディーゼルエンジン1の2段式過給システム10において、スムーズに過給圧の制御を行うことができるディーゼルエンジンの2段式過給システムを提供する。
【解決手段】吸入空気量Qawを求める吸入空気量把握手段と、燃料噴射量Qfvを求める燃料噴射量把握手段と、前記吸入空気量Qawと前記燃料噴射量Qfvに基づいて排ガス流量Vg2を求める排ガス流量算出手段と、高圧段排気バイパス流路6eへ流入する排ガスの流入量Qbを制御する排ガス流入量制御手段とを備えると共に、前記排ガス流入量制御手段が、前記排ガス流量Vg2に基づいて前記高圧段排気バイパス流路6eへの排ガスの流入量Qbを制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、高圧段ターボチャージャと低圧段ターボチャージャを備えたディーゼルエンジンの2段過給システムに関する。
内燃機関の過給に関しては、排気ターボチャージャの作動領域を拡大することを目的に、ウェストゲートターボチャージャ、可変容量ターボチャージャ等が開発されてきている。しかし、エンジン回転数とトルクと排ガス流量の関係は図8に示すようなものであり、一つの過給器で内燃機関の広範囲の回転域における高圧力比(高過給圧)を得ようとする場合には、ターボチャージャの特性上から作動効率が低下するため、また、サージが起こり易くなり作動流量の範囲が減少するため、この高圧力比化には限界があった。
そのため、多段昇圧および過給器作動効率改善による高過給圧化を目的にした2段過給システムが使用されている。この2段過給システムでは、2個の過給器を直列2段配置とし、吸気を低圧段と高圧段の2段階に分けて昇圧して、各単段階での上昇圧力比を減少させることにより、作動効率の改善を図っている。
この2段過給システムの一つに、シーケンシャルタイプの2段過給システムがある。このシステムは、図1に示すように、容量が大きく異なる2つのターボチャージャ5,6を直列に配置すると共に、内燃機関1の運転状態に応じて適切な過給器5,6を選択できるようにバイパス6a,6eを設けて、過給システム10としての作動領域の拡大を図っている。
この2段過給システム10では、図9に示すように、低速回転〜中速回転においては、低圧段ターボチャージャ5を使用せずに小容量の高圧段ターボチャージャ6を使用して過給を行い、一方、高速回転・高負荷領域にある時に、この運転領域に適合した大容量の低圧段ターボチャージャ5を使用して、従来技術の単段過給システムと同等以上の過給を行う。
このシステム10では、低圧段ターボチャージャ5と高圧段ターボチャージャ6の容量に大きな差を持たせることで、シリーズタイプの2段過給システムでは、過給困難となるような運転領域でも、過給を行うことができる。
このシステム10においては、全負荷運転状態において、容量の小さい高圧段タービン6を作動させると排圧の上昇を招くため、運転状態によっては排気ガスの全量を、高圧段タービン6tをバイパスさせて低圧段タービン5tに流す必要がある。そのため、運転状態に応じて低圧段ターボチャージャ5と高圧段ターボチャージャ6を切り替えて使用する。
このシステム10では、低速・低負荷運転では、小流量の高圧段ターボチャージャ6を用いることにより、高過給及び高EGR率を実現し、低NOx及び低煤燃焼を実現し、また、小慣性のタービンとなることにより、高レスポンスとなるため加速時のターボラグが無くなり、ドライバビリティも向上する。また、高速・高負荷運転では、低圧段のターボに切り替えて使用することにより、エンジンの性能が悪化するのを回避する。
しかしながら、内燃機関の運転状態が、低速回転領域にある場合は、必要な過給圧を得るために排気ガスの全量を高圧段タービン6に送る必要があり、また、中速回転領域にある場合は、低圧段ターボチャージャ5及び高圧段ターボチャージャ6の両段を使用して過給を行うため、高圧段と低圧段の両タービンに送る排ガス流量を正確に制御する必要がある。
そのため、このシステム10では、流量制御用のバイパスバルブ6eを備えた高圧段排気バイパス流路6dを設ける。このバイパスバルブ6eには、排ガスの流量が大流量となる運転状態において、排圧の上昇を招かずに排ガスの全量を流せる流量特性を持ちつつ、一方、排ガスの流量が小流量〜中流量となる運転状態において、高圧段タービン6tの排ガスの流れを制御できることが要求される。
しかしながら、従来技術においては、2段過給システムにおけるターボチャージャの切替制御は、マップ制御やブースト制御で行っている。
最初にマップ制御について説明するが、このマップ制御では、図10に示すようなエンジンの回転数と燃料噴射量とをベースにしたバイパスバルブの弁開度を示すマップデータを参照して、バイパスバルブの弁開度を算出し、この弁開度に制御してターボチャージャの切替を行っている。
このマップ制御の場合には、ターボチャージャの動作とは関係なく、定常試験で作成されたマップデータに従ってバイパスバルブの制御が行われるため、高圧段ターボチャージャと、低圧段ターボチャージャの使用領域の間の過渡時にはターボラグのため、マップデータと実際の排ガス流量との間に差が生じてしまい、ブースト圧の低下等が発生するという問題がある。即ち、過渡時にはターボラグのために同じエンジン回転数と燃料噴射量でも排ガス流量が異なるため、ターボの作動状況が異なるからである。
この様子を図11に示す。図11は、一定速度からアクセルを踏み込んで燃料噴射量Qfを増加して、加速を開始した場合を示す。この燃料噴射量Qfの増加に伴い、エンジン回転数Neが上昇して、ブースト(過給圧)Pg2(B)が上昇する。このマップ制御の場合には、エンジン回転数Ne1になると、バイパスバルブの制御が開始され、Ne2になるとバイパスバルブを全開(100%)する。
この過渡時ではターボラグによってブーストPg2(B)は定常運転時のブーストPg1程高くならない。このように、ターボ効率が落ちている状態で定常状態と同じようにバイパスバルブを開閉すると、高圧段ターボチャージャの回転が急に下がるためにブーストPg2(B)が落ちてしまう現象が起こる。なお、Vg1は定常運転時の排ガス流量を示し、Vg2は過渡時の排ガス流量を示す。また、Spvはバイパスバルブ制御信号を示す。
次にブースト制御について説明するが、このブースト制御では、エンジンの吸入空気量を検出して、低吸入空気量域にある場合には、排気切替弁を強制的に開くことにより、即ち、吸入空気量を元にターボチャージャの切替を行うことにより、排気切替弁の上下流の圧力差を無くすと、排気切替弁をバタつかす力が排気切替弁に作用しなくなるので、排気切替弁のバタツキの発生を防止してビビリ音発生を防止することができる過給機付エンジンの制御方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、高圧段コンプレッサの出口の吸入空気圧を元にターボタチャージャの切替を行うことにより、エンジンの回転数の増大によって増大する吸気マニホールド圧力を得ることができ、排気切替弁が閉から開に切り替わったときの排圧減少によるトルク増大があってもこれと調和させ、円滑なトルク変化を得ることができる2段過給内燃機関の過給圧制御装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、これらの吸入空気量、又は、吸入空気圧を元にターボチャージャの切替を行う場合は、あくまで吸入される空気量、又は、空気圧であって、ターボチャージャの実際の挙動に影響を及ぼす排ガス流量ではないため、やはり、切替時にターボラグ等が生じるという問題がある。
また、ガソリンエンジンでは、空燃比(A/F)を14〜15のストイキの一定になるように制御して運転するので、吸入空気流量から排ガス流量を容易に推定できるが、ディーゼルエンジンにおいては、吸入空気量と燃料噴射量を独立させて制御しているので、吸入空気量だけで排ガス流量を正確に推定することは困難であるという問題がある。
特開平3−213620号公報 特開平4−17725号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、高圧段ターボチャージャと低圧段ターボチャージャを備えたシーケンシャルタイプの2段式過給システムにおいて、ターボ特性を考慮して、排ガス流量を元にして、高圧段ターボチャージャと低圧段ターボチャジャの切替制御を行うことにより、過渡期においても、ブーストの落ち込みもなくスムーズに過給圧の制御を行うことができるディーゼルエンジンの2段式過給システムを提供することにある。
上記のような目的を達成するためのディーゼルエンジンの2段式過給システムは、ディーゼルエンジンの吸気流路の上流側から順に低圧段ターボチャージャの低圧段コンプレッサと高圧段ターボチャージャの高圧段コンプレッサを設けると共に、排気流路の上流側から順に前記高圧段ターボチャージャの高圧段タービンと前記低圧段ターボチャージャの低圧段タービンを設け、前記高圧段コンプレッサをバイパスする高圧段吸気バイパス流路と、前記高圧段タービンをバイパスする高圧段排気バイパス流路とを備えたディーゼルエンジンの2段過給システムにおいて、吸入空気量を求める吸入空気量把握手段と、燃料噴射量を求める燃料噴射量把握手段と、前記吸入空気量と前記燃料噴射量に基づいて排ガス流量を求める排ガス流量算出手段と、前記排ガス流量に基づいて前記高圧段排気バイパス流路へ流入する排ガスの流入量を制御する排ガス流入量制御手段とを備えて構成される。
この構成によれば、吸入空気量と燃料噴射量とから排ガス流量を算出し、この排ガス流量に基づいてターボチャージャの切替制御を行うため、ターボラグに起因するブーストの低下等の問題の発生を防止でき、過渡期においても、ブーストの落ち込みもなくスムーズに過給圧の制御を行うことができる。
また、上記のディーゼルエンジンの2段過給システムにおいて、前記排ガス流量算出手段が、前記排ガス流量として排ガス質量流量を算出し、前記排ガス流入量制御手段が、前記排ガス質量流量に基づいて前記高圧段排気バイパス流路への排ガスの流入量を制御するように構成される。なお、排ガス質量流量は、排ガスの量を質量で表すものである。
この構成により、排ガス質量流量は吸入空気量(質量)と燃料噴射量(質量)の和で算出できるので、算出が容易な排ガス質量流量に基づいて制御でき、比較的簡便な制御となる。なお、この質量流量を使用する場合には、回転−負荷で排ガスの密度はほぼ決まっているとの仮定のもとで使用する。
あるいは、上記のディーゼルエンジンの2段過給システムにおいて、排ガス密度を求める排ガス密度算出手段を備えると共に、前記排ガス流量算出手段は、前記排ガス流量として、前記吸入空気量と前記燃料噴射量と前記排ガス密度から排ガス体積流量を算出し、前記排ガス流入量制御手段が、前記排ガス体積流量に基づいて前記高圧段排気バイパス流路への排ガスの流入量を制御するように構成される。なお、排ガス体積流量は、排ガスの量を体積で表すものである。
この構成により、吸入空気量(質量)と燃料噴射量(質量)の和を、排ガス温度の関数となる排ガス密度で割り算して求める排ガス体積流量に基づいて制御することができる。実際には、体積流量でターボ性能が変化し、ターボを通過した流体の体積に応じて仕事を取り出しているので、通常、ターボの動作状態を表すために体積流量が使用されている。なお、同一の質量でも温度が変わると体積が変わるので、排ガス温度から密度の補正をする。これにより、排ガス質量流量で制御する場合よりも、制御の精度を増すことができる。
更に、上記のディーゼルエンジンの2段過給システムで、前記排ガス流入量制御手段の制御において、前記排ガス流量が、前記高圧段タービンの容量の最大値である第1排ガス流量になったときから、前記高圧段排気バイパス流路への排ガスの流入量を増加し始め、前記高圧段ターボチャージャと前記低圧段ターボチャージャとの容量の比率によって設定された第2排ガス流量になったときに、前記排ガスの流入量を最大にするように構成される。
この構成によれば、排ガス流量とターボチャージャの容量との関係によって排ガスの流入量の制御、言い換えれば、バイパスバルブの弁開度の調整制御が行われるので、スムーズなターボチャジャの切替が可能となる。
本発明に係るディーゼルエンジンの2段式過給システムによれば、ターボチャージャの特性を考慮して、排ガス流量を指標にしてターボチャージャの切替制御を行うことにより、過渡時においても、ブーストの落ち込みも無くスムーズに過給圧の制御を行うことができる。
以下、本発明に係る実施の形態のディーゼルエンジンの2段過給システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、この2段過給システム10では、ディーゼルエンジン1の吸気流路3の上流側から順に低圧段ターボチャージャ5の低圧段コンプレッサ5cと高圧段ターボチャージャ6の高圧段コンプレッサ6cを設けると共に、排気流路4の上流側から順に高圧段ターボチャージャ6の高圧段タービン6tと低圧段ターボチャージャ5の低圧段タービン5tを設ける。
また、低圧段ターボチャージャ5には、低圧段タービン5tをバイパスするための低圧段排気バイパス流路5aを設け、この低圧段排気バイパス流路5aには、流れる排ガス流量を制御するためのウェストゲートバルブ5bを取り付ける。このウェストゲートバルブ5bは、過給圧供給管14からの過給圧で作動するアクチュエータ5dにより開弁、閉弁、または、その弁開度の調整が行われる。この調整により、ターボチャージャ5の過回転により、ターボチャージャ5の損傷を防ぎブースト圧を一定に保つことができる。
また、高圧段ターボチャージャ6には、吸気系においては、高圧段コンプレッサ6cをバイパスさせる高圧段吸気バイパス流路6aを設け、この高圧段吸気バイパス流路6aと吸気流路3との合流部位には、流れるガス量を制御するための高圧段吸気バイパスバルブ(図1では3方弁)6bを取り付ける。また、この高圧段吸気バイパスバルブ6bと吸気マニホールド3aとの間の吸気流路3には、圧縮されて温度が上昇した吸入空気を冷却するインタークーラ7を設ける。
更に、排気系においては、高圧段タービン6tをバイパスさせる高圧段排気バイパス流路6dを設け、この高圧段排気バイパス流路6dには、流れる排ガスの流量を制御するための高圧段排気バイパスバルブ6eを取り付ける。この高圧段排気バイパスバルブ6eは、2ウェイバルブ6gで制御されるアクチュエータ6fにより、開弁、閉弁、または、その弁開度の調整が行われる。このアクチュエータ6fは、過給圧供給管14からの過給圧で作動するが、2ウェイバルブ6gにより、開弁、閉弁及びその弁開度の調整が行われる。
そして、EGRに関して、EGRクーラ12とEGR弁13を備えたEGR流路11を、排気マニホールド4aと、吸気マニホールド3aとを接続して設ける。このEGR流路11により、排気マニホールド4aから吸気マニホールド3aへ、EGRクーラ12とEGR弁13とを経由してEGRガスGeを導入する。
更に、このディーゼルエンジンの2段過給システム10では、図示しないが、吸入空気量把握手段、燃料噴射量把握手段、排ガス密度算出手段、排ガス流量算出手段、排ガス流入量制御手段を備えて構成する。
この吸入空気量把握手段は、吸入空気量Qawを求める手段であり、MAF(マスエアフローセンサ)の測定値や、エンジン回転数とトルク(負荷)をベースにした目標吸入空気量のマップデータから求めた目標吸入空気量などから、吸入空気量Qawを求める。また、燃料噴射把握手段は、燃料噴射量Qfvを求める手段であり、目標燃料噴射量から求めるが、実際の燃料噴射量を算出して求める方法でもよい。
排ガス密度算出手段は、排気温度センサなどで計測された排ガス温度、または、エンジン回転数とトルクをベースにした排ガス温度のマップデータ等から算出される排ガス温度Tgを基に排ガス密度ρgを求める手段であり、排ガス温度Tgをベースにした排ガス密度ρgのデータから、現在の排ガス温度Tgに対する排ガス密度ρgを求める。また、排ガス流量算出手段は、吸入空気量Qawと燃料噴射量Qfvに基づいて排ガス流量Vg2を求める手段である。
また、排ガス流入量制御手段は、算出された排ガス流量Vg2に基づいて高圧段排気バイパス流路6eへ流入する排ガスの流入量Qbを制御する手段であり、高圧段排気バイパスバルブ6eとこれを制御するバイパスバルブ制御機構(アクチュエータ6f,2ウェイバルブ6g)とこのバイパスバルブ制御機構を制御するバイパスバルブ制御装置からなる。
これらの吸入空気量把握手段、燃料噴射量把握手段、排ガス流量算出手段等の演算手段とバイパスバルブ制御装置は、ディーゼルエンジン1を制御するエンジン・コントロール・ユニット(ECU)と呼ばれるエンジン制御装置に組込まれる。
そして、本発明の排ガス流入制御手段は、エンジン10の運転状態が低速・低負荷時には高圧段排気バイパス流路6dの高圧段排気バイパスバルブ6eを閉弁し、中速・中負荷時はこのバイパスバルブ6eを徐々に開弁し、高速・高負荷時はこのバイパスバルブ6eを全開する制御を行う。
図2にエンジンの運転状態を示すエンジン回転数とトルクに対する排ガス流量を模式的に示す。図2に示すように、低速・低負荷時で排ガス流量が少ないときは高圧段ターボチャージャ6の高圧段作動領域となり、高速・高負荷時で排気ガスの流量が多いときは低圧段ターボチャージャ5の低圧段作動領域となる。
そして、図2に示すように、この高圧作動領域から低圧段作動領域に移行する部分に、中速・中負荷時のバイパス弁開度制御領域(ハッチング部分)が設けられる。このバイパス弁開度制御領域では、図3に示すように、高圧段排気バイパスバルブ6eを排ガス流量の増加に伴って徐々に開弁し、高圧段排気バイパス流路6dを使用して高圧段ターボチャージャ6の作動領域から徐々に低圧段ターボチャジャ5の作動領域に移行する。
そして、本発明においては、図2に示すように、高圧段ターボチャージ6のみが作動する高圧段作動領域と、低圧段ターボチャージャ5のみが作動する低圧段作動領域との間のバイパス弁開度制御領域におけるターボチャージャ5、6の切替操作で、高圧段排気バイパス弁6eの弁開度を図3に示すように、排ガス流量Vg2に基づいて制御する。即ち、排ガス流量Vg2が第1排ガス流量Q1になった時から、弁開度を0%から増加し始め、排ガス流量Vg2が第2排ガス流量Q2になった時に最大の弁開度(100%)とし、それ以後、即ち、排ガス流量Vg2がQ2以上では、最大の弁開度(100%)を維持する。
この第1排ガス流量Q1は、高圧段タービン6tの容量の最大値であり、排ガス流量Vg2が、この第1排ガス流量Q1になるときから、弁開度を0%から増加し始め、高圧段排気バイパス流路6dへの排ガスの流入量Qbを増加し始める。
また、第2排ガス流量Q2は、高圧段ターボチャージャ6と低圧段ターボチャージャ5との容量の比率によって設定された値であり、この第2排ガス流量Q2になると弁開度を100%とし、高圧段排気バイパス流路6dへの排ガスの流入量Qbを最大とする。
つまり、排ガス流入量制御手段の制御において、排ガス流量Vg2が、高圧段タービン6tの容量の最大値である第1排ガス流量Q1になったときから、高圧段排気バイパス流路6eへの排ガスの流入量Qbを増加し始め、高圧段ターボチャージャ6と低圧段ターボチャージャ5との容量の比率によって設定された第2排ガス流量Q2になったときに、排ガスの流入量Qbを最大にする。
この第2排ガス流量Q2は、二つのターボチャージャ5、6の特性によって決まる値であり、過給と排圧の特性や排ガスの特性により判断され、概略的には、排ガス流量が増加し低圧段ターボチャージャ5の効率が上がってきた所となる。
そして、第1の実施の形態では、この排ガス流量Vg2の算出は、図4に示すように、{吸入空気量(質量)Qaw(g/cyc)+燃料噴射量Qfv(mm3 /cyc)×燃料密度ρf(g/mm3 )}により、1気筒の1サイクルあたりの排ガス質量Qgc(g/min)を算出し(Qgc=Qaw+Qfv×ρf)、これに、気筒数Ncとエンジン回転数Ne(rpm)/2を乗じて、排ガス質量流量Vg2w(g/min)を算出する(Vg2w=Qgc×Nc×Ne/2)。この排ガス質量流量Vg2wを排ガス流量Vg2とする(Vg2=Vg2w)。
つまり、排ガス流量算出手段が、排ガス流量Vg2として排ガス質量流量Vg2wを算出する。そして、排ガス流入量制御手段が、この排ガス質量流量Vg2wに基づいて高圧段排気バイパス流路6dへの排ガスの流入量Qbを制御する。
また、第2の実施の形態では、この排ガス流量Vg2の算出は、図5に示すように、{吸入空気量(質量)Qaw(g/cyc)+燃料噴射量Qfv(mm3 /cyc)×燃料密度ρf(g/mm3 )}により、1気筒の1サイクルあたりの排ガス質量Qgc(g/cyc)を算出し(Qgc=Qaw+Qfv×ρf)、これに、気筒数Ncとエンジン回転数Ne(rpm)/2を乗じて、排ガス質量流量Vg2w(g/min)を算出する(Vg2w=Qgc×Nc×Ne/2)。この排ガス質量流量Vg2w(g/min)を排ガス温度(℃)の関数となる排ガス密度ρg(g/mm3 )で割算して、排ガス体積流量Vg2v(mm3 /min)を算出し(Vg2v=Vg2w/ρg)、これを排ガス流量Vg2とする(Vg2=Vg2v)。なお、この排ガス密度(g/mm3 )ρgは、排ガス温度(℃)をベースにした予め定められたデータとして記憶されている。
なお、実際には排ガスの体積流量でターボ性能が変わるので、排ガス質量流量Vg2wではなく、排ガス体積流量Vg2vに換算してターボの制御を行うのが好ましい。
つまり、排ガス流量算出手段は、排ガス流量Vg2として、吸入空気量Qawと燃料噴射量Qfwと排ガス密度ρgから排ガス体積流量Vg2vを算出し、排ガス流入量制御手段が、排ガス体積流量Vg2vに基づいて高圧段排気バイパス流路6dへの排ガスの流入量Qbを制御する。
この排ガス流量Vg2に基づく高圧段排気バイパスバルブ6eの制御は、例えば、図6に示すような制御フローに基づいて行われる。この図6の制御フローは、高圧段排気バイパスバルブ6eの制御を行う際に繰り返し呼ばれる制御フローとして例示してある。
この制御フローがスタートすると、ステップS11で、MAFで計測された吸入空気量Qawや、燃料噴射で使用する燃料噴射量Qfvを読み込む。排ガス流量Vg2として排ガス体積流量Vg2vを使用する場合には排ガス温度Tgも読み込む。なお、排ガス温度センサが無い場合には、その時にエンジン回転数と負荷から、エンジン回転数と負荷をベースに排ガス温度を示すマップデータから排ガス温度Tgを推定する。
次のステップS12で、排ガス流量Vg2を算出する。この排ガス流量Vg2の算出は上述したように図4や図5のような排ガス流量の計算フローに従って、ステップS11で読み込んだ吸入空気量Qawと燃料噴射量Qfvとから排ガス質量流量Vg2wを算出する。また、排ガス体積流量Vg2vを使用する場合は排ガス温度Tgから排ガス密度ρgを算出し、この排ガス密度ρgで排ガス質量流量Vg2wを割り算して排ガス体積流量Vg2vを算出する。
そして、次のステップS13で、この算出した排ガス流量Vg2から、高圧段排気バイパスバルブ6eの弁開度を算出する。次のステップS14で、この弁開度になるように、高圧段排気バイパスバルブ6eの弁開度を制御する。この弁開度の制御では、単純な制御ではDUTY制御を行うが、より高精度な制御では、高圧段排気バイパスバルブ6eのリフトのフィードバック制御を行う。このステップS14を終えるとリターンする。
一方、高圧段コンプレッサ6c側の高圧段吸気バイパスバルブ7の制御では、吸気流路3と高圧段吸気バイパス流路6aの圧力差をモニターして、高圧段吸気バイパス流路6aの圧力が大きくなった場合には開く制御をするか、あるいは、自動弁として自動的に開くようにしておく。また、高圧段排気バイパスバルブ6eが全開に近くなると仕事をしなくなるので、高圧段排気バイパスバルブ6eの弁開度に閾値を設けて開く等する。これらの場合は、それぞれ対応するマップを予め作成しておいて、それに基づいて制御する。
この制御フローに従うことにより、排ガス流量Vg2を算出して、この排ガス流量Vg2を基に高圧段排気バイパスバルブ6eの弁開度を制御するので、排ガス流量Vg2に基づいて高圧段排気バイパス流路6dへの排ガスの流入量Qbを制御することができる。
図7に、この実施の形態において、一定速度からアクセルを踏み込んで、燃料噴射量Qfを増加して加速を開始した時の、排ガス流量(体積)Vg2とブーストPg2(A)の様子を示す。Vg1は定常運転時の排ガス流量(体積)を、Pg2(B)は従来技術のマップ制御を行った場合のブーストを示す(図11のPg2(B)と同じ)。また、Neはエンジンの回転数を、Qfは燃料噴射量を、Spvは高圧段排気バイパスバルブ6eの制御信号を示す。
この図7によれば、この過渡時の挙動、高圧段ターボチャージャ6に流れる排ガス流量Vg2を考慮して高圧段排気バイパスバルブ6eの開度制御を行うので、ブーストPg1で示すように、従来技術のブーストPg2(B)のような落ち込みもなく、スムーズに制御することができることが分かる。
従って、上記の構成のディーゼルエンジンの2段過給システム10によれば、吸入空気量Qawと燃料噴射量Qfvとから排ガス流量Vg2を算出し、この排ガス流量Vg2に基づいてターボチャージャ5,6の切替制御を行うため、ターボラグに起因するブーストの低下等の問題の発生を防止でき、過渡時においても、ブーストの落ち込みも無くスムーズに過給圧の制御を行うことができる。
本発明に係る実施の形態のディーゼルエンジンの2段過給システムの構成を示す図である。 排ガス流量とターボチャージャの作動領域の関係を示す図である。 2段過給システムにおける排ガス流量と高圧段排気バイパスバルブの弁開度の関係を示す図である。 排ガス流量(質量)の計算フローを示す図である。 排ガス流量(体積)の計算フローを示す図である。 本発明に係る実施の形態のディーゼルエンジンの2段過給システムの制御フローを示す図である。 実施例と従来例の制御とブーストを示す図である。 エンジンの運転領域(エンジン回転数、トルク)と排ガス流量との関係を示す図である。 エンジンの運転領域(エンジン回転数、トルク)と高圧段ターボチャージャと低圧段ターボチャージャの作動領域を示す概念図である。 従来技術の制御で使用される、エンジン回転数、燃料噴射量をベースに高圧段排気バイパスバルブの弁開度を示すマップデータの例である。 従来技術におけるマップ制御によるブーストの過渡時の挙動を示す図である。
符号の説明
1 ディーゼルエンジン
2 エンジン本体
3 吸気流路
4 排気流路
5 低圧段ターボチャージャ
5a 低圧段排気バイパス流路
5b ウェストゲートバルブ
5c 低圧段コンプレッサ
5t 低圧段タービン
6 高圧段ターボチャージャ
6a 高圧段吸気バイパス流路
6b 高圧段吸気バイパス弁
6c 高圧段コンプレッサ
6d 高圧段排気バイパス流路
6e 高圧段排気バイパスバルブ
6f アクチュエータ
6g 2ウェイバルブ
6t 高圧段タービン
10 2段過給システム
A 吸気
G 排気ガス
Ge EGRガス
Nc 気筒数
Ne エンジン回転数
Qaw 吸入空気量(質量)
Qgc 1気筒の1サイクルあたりの排ガス質量
Qfv 燃料噴射量(体積)
Vg2 排ガス流量
Vg2w 排ガス質量流量
Vg2v 排ガス体積流量
ρf 燃料密度
ρg 排ガス密度

Claims (4)

  1. ディーゼルエンジンの吸気流路の上流側から順に低圧段ターボチャージャの低圧段コンプレッサと高圧段ターボチャージャの高圧段コンプレッサを設けると共に、排気流路の上流側から順に前記高圧段ターボチャージャの高圧段タービンと前記低圧段ターボチャージャの低圧段タービンを設け、前記高圧段コンプレッサをバイパスする高圧段吸気バイパス流路と、前記高圧段タービンをバイパスする高圧段排気バイパス流路とを備えたディーゼルエンジンの2段過給システムにおいて、
    吸入空気量を求める吸入空気量把握手段と、燃料噴射量を求める燃料噴射量把握手段と、前記吸入空気量と前記燃料噴射量に基づいて排ガス流量を求める排ガス流量算出手段と、前記排ガス流量に基づいて前記高圧段排気バイパス流路へ流入する排ガスの流入量を制御する排ガス流入量制御手段とを備えたことを特徴とするディーゼルエンジンの2段過給システム。
  2. 前記排ガス流量算出手段が、前記排ガス流量として排ガス質量流量を算出し、前記排ガス流入量制御手段が、前記排ガス質量流量に基づいて前記高圧段排気バイパス流路への排ガスの流入量を制御することを特徴とする請求項1記載のディーゼルエンジンの2段過給システム。
  3. 排ガス密度を求める排ガス密度算出手段を備えると共に、前記排ガス流量算出手段は、前記排ガス流量として、前記吸入空気量と前記燃料噴射量と前記排ガス密度から排ガス体積流量を算出し、前記排ガス流入量制御手段が、前記排ガス体積流量に基づいて前記高圧段排気バイパス流路への排ガスの流入量を制御することを特徴とする請求項1記載のディーゼルエンジンの2段過給システム。
  4. 前記排ガス流入量制御手段の制御において、前記排ガス流量が、前記高圧段タービンの容量の最大値である第1排ガス流量になったときから、前記高圧段排気バイパス流路への排ガスの流入量を増加し始め、前記高圧段ターボチャージャと前記低圧段ターボチャージャとの容量の比率によって設定された第2排ガス流量になったときに、前記排ガスの流入量を最大にすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のディーゼルエンジンの2段過給システム。
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