JP2007204558A - バイオマスからの液体燃料製造装置 - Google Patents

バイオマスからの液体燃料製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007204558A
JP2007204558A JP2006023485A JP2006023485A JP2007204558A JP 2007204558 A JP2007204558 A JP 2007204558A JP 2006023485 A JP2006023485 A JP 2006023485A JP 2006023485 A JP2006023485 A JP 2006023485A JP 2007204558 A JP2007204558 A JP 2007204558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
biomass
liquid fuel
gas
gasification
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006023485A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4644831B2 (ja
Inventor
Hisaaki Hanaoka
寿明 花岡
Shinji Fujimoto
真司 藤本
Kazuhiro Kumabe
和弘 隈部
Tomoaki Minowa
智朗 美濃輪
Satoshi Hirata
悟史 平田
Kinya Sakanishi
欣也 坂西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST filed Critical National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority to JP2006023485A priority Critical patent/JP4644831B2/ja
Publication of JP2007204558A publication Critical patent/JP2007204558A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4644831B2 publication Critical patent/JP4644831B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/10Biofuels, e.g. bio-diesel

Landscapes

  • Industrial Gases (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】加圧工程、圧縮工程を含まず、また、熱交換器不要で最低限度の窒素しか使用せず、更に未反応物を同装置内で再度循環させ無駄なく効率的に再利用する構成にしたバイオマスからの液体燃料製造装置の提供。
【解決手段】バイオマスを一定量保持して加熱体で加熱しガス化する複数のガス化部2を有し、ガス精製部4でガス化部2で発生したバイオマスガスから不純物質を除去する。ガス精製部4は2つ有し切り替えて使用する。精製されたバイオマス精製ガスを液体燃料製造部5で液体化してバイオマス液体燃料原液を製造し、気液分離部6でバイオマス液体燃料、水および軽質炭化水素に分離する。分離されたバイオマス液体燃料を減圧回収部7で減圧して回収し製品とする。ガス化されない未反応物を燃焼させ、また液体化されないガスを同装置内で再液化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、バイオマスをガス化して液体燃料を製造する装置に関する。更に詳しくは、バイオマス、例えば未利用樹、間伐材、製材残材、流木材、剪定材などの木質系バイオマス、建築廃材、下水汚泥、鶏糞、牛糞、RDFなどの廃棄物系バイオマス、雑草、牧草、サトウキビなどの草本系バイオマスを原料として、これを効率的にガス化し液体化して液体燃料を得るためのバイオマスからの液体燃料製造装置に関する。
液体燃料対象のバイオマスとは一般的に、エネルギー源として利用することのできる生物体を指し、太陽エネルギーを利用し、生成される再生可能なエネルギーの一つである。また、バイオマスはエネルギーに転換可能な唯一の再生可能な有機物である。
現在、我々が使用している1次エネルギーの30%以上が石油であり、その40%以上は輸送用液体燃料である。したがって液体燃料を、再生可能なバイオマスから製造することは大変有用である。バイオマスから液体燃料を製造することは、いくつかの技術の組み合わせで実現可能であり、従来から行われている。その中で、バイオマスをガス化し、COと水素を得て、触媒反応により液体燃料を製造することも行われており、その技術が注目されている。次に、従来行われている液体燃料を製造するための技術について説明する。
バイオマスは、木質系、廃棄物系および草本系と多種多様な形態のものがある。一方で、液体燃料製造工程ではCOと水素が必要となる。ここで、ガス化を経由してバイオマスから液体燃料を製造するプロセスは、バイオマスの種類に依らずCOと水素を得られる点で、他のプロセスよりも簡素化できる可能性がある。
バイオマスをガス化する場合、ガス収率、タールの生成量はガス化炉形式、ガス化剤、反応条件に大きく依存している。
ガス化炉形式は大きく分けて、固定床、流動床、噴流床がある。固定床は構造がシンプルで装置コストが安く、小規模向きである。ダウンドラフトとアップドラフトを比較すると、ダウンドラフトはアップドラフトよりもタール生成量が低い。流動床は中規模向きであるが、ガス化炉内のベッドの流動化を保つために、最小流動化速度の3倍以上に相当するプロセスフローガスを供給する必要があり、結果的にガス化ガス中には高濃度に窒素が含まれる。
また、タールの生成量も高い。噴流床は規模に依存せず、タールの生成量が低いという利点があるが、ガス化原料を粉砕する動力が必要であり、ガス化炉内で粉体を浮遊させるプロセスフローガスが必要であるため、流動床同様、ガス化ガス中には高濃度の窒素が含まれる。
また、代表的なガス化剤として、空気、二酸化炭素、水蒸気がある。空気を用いる場合は、外熱が不要であり、ガス化速度も速く、ガス収率も高い利点があるが、ガス化ガス中に窒素が混入する。また、酸素を用いる場合は同様の利点があるが、空気から窒素を分離するコストが高い。
二酸化炭素を用いる場合は、ガス化ガス中に窒素が混入しない、後段に液体燃料製造工程が続く場合、ガス化ガスの冷却工程が不要である利点があるが、外熱が必要で、反応速度が遅い。さらに、後段に液体燃料製造工程が続く場合、水素/CO比が低いため、液体燃料の収率が低くなる。水蒸気を用いる場合は、ガス化ガス中にプロセスフローガスとしての窒素の混入が低く、水素/CO比の高いガスが得られる。しかし、外熱が必要であり、過剰な水蒸気の使用はガス化ガス中の水蒸気分率が高くなるため、水として除去する冷却工程が必要となる。
ガス精製工程では、不純物を溶媒、特に水に溶解させる湿式法、水を使わない乾式法に大別できる。一般的には湿式法が用いられている。しかし、処理設備が巨大であること、さらに廃水処理のコストの点から、全体のプロセスのイニシャルコストおよびランニングコストを増大させている。
乾式法に関しては、圧力が大気圧、温度が130℃以下でガス化ガスに含まれるタール、粒子状物質を除去する方法が報告されている(例えば、非特許文献1、2参照)。これはサイクロンを用いて集塵する方法や砂や活性炭といった吸着剤を用いた方法である。湿式法および乾式法のいずれの除去方法も、精製ガス温度が130℃以下となるため、後段に続くプロセスが、精製ガス温度以上での反応温度が必要な場合、再加熱するための工程が必要となる。
また、これまでのガス精製方法は、大気圧付近で行われるため、後段のプロセスが液体燃料製造および膜分離など、加圧条件下で操業する場合は、ガスを圧縮する動力の投入が必要となる。それに従い、圧縮機が必要であり、プロセスのイニシャルコストの増大をもたらしている。また、ガス化ガスおよび精製後のガスの熱を回収する熱交換器を備えているものもあるが、熱交換器設置のためのイニシャルコストが増加する。
ガス化を経由するバイオマスからの液体燃料製造プロセスにおいては、有機系廃棄物をガス化し、ガス精製後、メタノールを製造する装置も発案されている。COと水素から液体燃料を製造する場合、平衡収率は数メガパスカル程度の加圧条件下が望ましい。しかし、従来の技術は圧力条件が限定されておらず、常圧の条件下では、高いメタノールを得るのが困難である。又、ガス化ガス及び精製後のガスの熱を回収する熱交換器を備えているものもあるが、熱交換器設置のためのイニシャルコストが増加する。さらに、精製ガスを昇圧する動力は、プロセスに投入するエネルギーの増大をもたらす。したがって、ブースタ装置設置のためイニシャルコストも増加する。
次に本発明に関わる具体的な従来例について説明する。バイオマスを燃焼させてガス化する技術においては、例えば酸素ガスを有する部分燃焼用ガスとバイオマスとを反応させ、バイオマスを部分燃焼させた後に、水蒸気を有するガス化用ガスと反応させバイオマスをガス化させる技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
又、バイオマスを燃焼させるに際し、相反するバイオマスの発熱反応とバイオマスの吸熱反応とをそれぞれ分離させた燃焼空間中とガス化空間中とにおいて、それぞれ行うようにした技術も開示されている(例えば特許文献2参照)。
圧縮精製する技術としては、例えば圧力スウィング吸着精製装置に適用され、ガスの一部を昇圧ガスの残部と膜分離精製装置で精製された後圧縮機により昇圧されたガスを導入し精製する技術が知られている(例えば特許文献3参照)。
メタノールを製造する技術においては、バイオマスをガス化して得られたガスを冷却してメタノール合成し、熱交換手段により外部から供給された水と熱交換して高温水蒸気を発生させ、これを精製してメタノール燃料を製造する技術が知られている(例えば特許文献4参照)。
又、バイオマスをガス化させるに際し、生成ガスに太陽光発電設備や風力発電設備で発電した電力により、水を水電解装置で電気分解し、生成ガス中の水素量を一酸化炭素量に対し2倍以上になるように水素ガスを供給しメタノールを製造する技術が知られている(例えば特許文献5参照)。
更に、バイオマスのガス化によって得られた水素と一酸化炭素を含むガスをガスタンクに貯蔵し、加圧ポンプで0.5〜5.0MPaに加圧した後、触媒を充填したメタノール合成部で生成したメタノールガスを冷却しメタノールを得る技術も知られている(例えば特許文献6参照)。
バイオマスをガス化する一連の装置を移動可能に構成した技術として、例えば粉砕されたバイオマスを一時貯蔵する工程の構成機器を搭載した移動車と、バイオマスをガス化した精製ガスの製造に伴う工程の構成機器を搭載した移動車として構成されたものが知られている(例えば特許文献7参照)。
さらにチャーを燃焼させる技術として、ガス化の触媒として粘土を使用するものであるが、チャーを燃焼させてバイオマスを補助的に加熱しガス化を促進させる技術が開示され、また、一酸化炭素及び水素を含むバイオマスガスを必要に応じてシフト反応装置により成分調整して二酸化炭素を除去した後、メタノール合成反応を行いメタノールを製造する技術も開示されている(例えば特許文献8参照)。
特開2002−235091号公報 特開2002−88379号公報 特開平6−210120号公報 特開2001−240878号公報 特開2002−193858号公報 特開2005−132739号公報 特開平9−176664号公報 特開2003−41268号公報 Hasler, P., and Nussbaumer, T., Biomass & Bioenergy, 16, 385 (1999) Devi, L., Ptasinski, K. J., and Janssen, F. J. J. G., Biomass & Bioenergy, 24, 125 (2003)
ガス化ガスおよび精製ガスを圧縮する工程は、プロセスのイニシャルコストおよび投入エネルギーの増加をもたらすため、圧縮行程を省略する必要がある。
ガス化工程でCOと水素を得るためには、通常ガス化剤として水蒸気を用いるが、イニシャルコスト増加の原因である冷却・水分離工程が不要な程度の水蒸気の投入にとどめる必要がある。
COと水素から液体燃料を製造する場合、前述のように平衡収率は数メガパスカル程度の加圧条件下が望ましい。しかし、例えば前記特許文献例の場合は圧力条件が限定されておらず、仮に常圧の条件では、高いメタノール収率は得られない。このように従来の技術において、個々の技術においては適用できる条件のものもあるが、バイオマスをガス化して液体燃料を製造する全過程において必ずしも効率的に行われているとはいい難い。
液体燃料製造工程では、高い合成ガス(CO+水素)分圧が望ましいため、窒素、酸素、二酸化炭素、水蒸気濃度が低い、あるいは全くない精製ガスが得られる工程が必要である。更に、バイオマスをなるべく無駄のない構成でガス化し、液体燃料を効率的に製造する工程でなければならない。本発明は、かかる実状を背景に、前述の問題点を克服するためになされたものである。
即ち、本発明の目的は、ガス化を経由する液体燃料製造プロセスのイニシャルコストを増大させる要因であるガス圧縮装置、熱交換器を使用せず、投入エネルギーを増大させる要因であるガス化に必要な熱量を少なくし、ガス圧縮動力および液体燃料収率を低下させる要因である液体燃料合成工程での窒素、酸素、水蒸気、二酸化炭素等の濃度を低くしたバイオマスからの液体燃料製造装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、バイオマスをガス化し液体燃料を製造する一連の工程を能率的にするため、未反応物を同装置内で再度循環させ、無駄なく効率的に再使用する構成にしたバイオマスからの液体燃料製造装置を提供することにある。
かくして、本発明者はこのような課題背景に対して、鋭意研究を重ねた結果、ガス化ガスおよび精製ガスの加圧工程を含まず、圧縮動力およびこれに係る設備、および熱交換器が不要で、最低限度の窒素しか使用せず、プラントのイニシャルコストおよび投入エネルギーを低減しつつ、高い液体燃料の収率が得られるシンプルなプロセスを見出し、この知見に基いて本発明を完成させたものである。次にその具体的な手段について説明する。
本発明1のバイオマスからの液体燃料製造装置は、バイオマスを一定量保持して加熱体で加熱しガス化するガス化部と、前記ガス化部により発生したバイオマスガスから粒子状物質、タール、硫黄化合物および窒素化合物から選択される少なくとも1つ以上の物質を除去し、前記バイオマスガスを精製するバイオマスガス精製部と、前記精製されたバイオマス精製ガスを液体化してバイオマス液体燃料原液を製造する液体燃料製造部と、前記バイオマス液体燃料原液をバイオマス液体燃料、水および軽質炭化水素に分離する気液分離部と、前記気液分離部で分離されたバイオマス液体燃料を減圧して回収する減圧回収部と、前記ガス化部でガス化されない未反応物を燃焼させ、発生した熱を前記ガス化部へ供給する燃焼部と、からなっている。
本発明2のバイオマスからの液体燃料製造装置は、本発明1において、前記ガス化部は、バイオマスを600〜1000℃の温度で加熱し、1〜5MPaの圧力範囲でガス化することを特徴とする。バイオマスの加熱温度は、700〜800℃が好ましい。
本発明3のバイオマスからの液体燃料製造装置は、本発明1において、前記ガス化部底部にタール分解用触媒を設けていることを特徴とする。バイオマスをガス化部では半バッチ処理で行う。半バッチ処理とは、ガス化炉を開け原料バイオマスを投入後、加熱し、所定の圧力に上昇させた後、最低限の窒素、あるいは二酸化炭素、あるいはリサイクルガスを流通させガス化反応を進行させることを意味する。
本発明4のバイオマスからの液体燃料製造装置は、本発明1において、前記ガス化部を複数有し、これら複数のガス化部から所要のガス化部を選択しガス精製部に接続することにより複数のガス化部を順次稼動させる構成になっていることを特徴とする。
本発明5のバイオマスからの液体燃料製造装置は、本発明1から4において、前記ガス化部は、バイオマスが含む水分を含む供給水蒸気とバイオマス中の炭素のモル比を0から1の範囲でガス化することを特徴とする。
本発明6のバイオマスからの液体燃料製造装置は、本発明1から4において、前記ガス精製部は、前記バイオマスガスから粒子状物質、タール、硫黄化合物および窒素化合物から選択される少なくとも1つ以上の物質を200〜900℃の温度で、1〜5MPaの圧力範囲で除去することを特徴とする。
本発明7のバイオマスからの液体燃料製造装置は、本発明1から6において、前記ガス精製部を2つ有し、一方のガス精製部の吸着剤が破過する前に他方のガス精製部に流路を切り替えることができ、交互に使用が可能な構造を有していることを特徴とする。
本発明8のバイオマスからの液体燃料製造装置は、本発明1から7において、前記液体燃料製造部は、精製した前記バイオマス精製ガスを触媒反応により100〜400℃の温度で、1〜5MPaの圧力範囲で液体化することを特徴とする。
本発明9のバイオマスからの液体燃料製造装置は、本発明1から8において、前記気液分離部は、気液分離を室温から100℃の温度で行うことを特徴とする。
本発明10のバイオマスからの液体燃料製造装置は、本発明1から8において、前記液体燃料製造部は、液体化できなかった未反応前記バイオマスガスを再度液体化処理できるように構成したことを特徴とする。
本発明11のバイオマスからの液体燃料製造装置は、本発明1から8において、前記気液分離部は、気液分離できなかった未反応バイオマスガスを再度ガス化処理できるように前記ガス化部へ送り込むことを可能とした構成にしたことを特徴とする。
本発明12のバイオマスからの液体燃料製造装置は、本発明1から8において、前記気液分離部は、気液分離できなかった未反応バイオマスガスを再度液化処理できるように前記液体燃料製造部へ送り込むことを可能とした構成にしたことを特徴とする。
本発明13のバイオマスからの液体燃料製造装置は、本発明1から9において、前記未反応物はチャーであり、前記燃焼部は停止中のガス化部から取り出した前記チャーを燃焼させる装置であることを特徴とする。
本発明14のバイオマスからの液体燃料製造装置は、本発明1から13において、前記液体燃料製造装置の下部に据え付け台を設け、前記据え付け台を介して前記液体燃料製造装置を運搬できるようにしたことを特徴とする。
本発明15のバイオマスからの液体燃料製造装置は、本発明1から13において、前記液体燃料製造装置の下部に移動台車を設け、前記移動台車を介して前記液体燃料製造装置を移動できるようにしたことを特徴とする。
本発明16のバイオマスからの液体燃料製造装置は、本発明3において、前記タール分解用触媒は、ドロマイト、CaO、Ni系触媒、Rh系触媒から選択される1の触媒であることを特徴とする。例えばドロマイトは珊等が海底に堆積して石灰石になった後、カルシウムの一部が海水中のマグネシウムと置き換わって得られたものである。カルシウムとマグネシウムがバイオマスに作用しタール分解する。
本発明17のバイオマスからの液体燃料製造装置は、本発明8において、前記触媒反応は、Cu―Zn系触媒、脱水用触媒としてγ―アルミナの添加、又はFe、Co、Ru系触媒から選択される1の触媒であることを特徴とする。用いる触媒の種類を変えることで、メタノール、ジメチルエーテル、ガソリン、灯油および軽油といった炭化水素を製造することができる。例えば、メタノールはCu−Zn系触媒を用いて、以下のような反応式で合成される。
CO+2H→CHO (1)
また、ジメチルエーテルは前記メタノール2分子を脱水した構造を有しているため、脱水用触媒としてγ−アルミナを添加することで、以下のような総括反応式により得られる。
3CO+3H→CHOCH+CO2 (2)
また、ガソリン、灯油および軽油といった炭化水素の製造は、Fe、Co、Ru系触媒を用いて、以下のような反応式で表される。
nCO+2nH→CnHn+nHO (3)
本発明のバイオマスからの液体燃料製造装置は、ガス圧縮装置、熱交換器を使用せず、ガス化に必要な熱量を少なくし、液体燃料合成工程での窒素、酸素、水蒸気、二酸化炭素等の濃度を低くしたので、簡素な構成になった。又、未反応物を再使用する形で同一装置内を循環させるようにして再処理するようにしたので、高い液体燃料の収率が得られることとなった。更に、ガス化炉を複数設ける構成にしたので複数のガス化炉を切り替えながら使用することで連続的な稼動となり、効率のよい装置となった。
以下、図面に基いて、本発明のバイオマスからの液体燃料製造装置について詳細を述べる。
[第1の実施形態]
図1に本発明のバイオマスからの液体燃料製造装置の第1の実施形態を示す。バイオマスからの液体燃料製造装置の構成は、前述の手段の項で説明したとおりである。バイオマスAは、バイオマスのガス化のためのガス化部2に投入される。このガス化部2は複数のガス化炉を有している。以降ガス化部2を第1系のガス化炉2aに代表させて説明する。バイオマスAの形態は細かい形状にした方が表面積が大きくなるのでガス化処理には有効である。
バイオマスAは一定量保持される形でガス化炉2aに装入される。この装入に際してはホッパー等の手段でもよいがその形式は問わない。バイオマスAを一定量にすることは、ガス化以降の反応条件がほぼ一定になることを考慮し、安定したガス化処理とするためである。又後述するバッチ処理のためでもある。本実施形態の装置は、バッチ処理を可能とする構成となっている。バッチ処理は、前述のように一定量のバイオマスをガス化炉に投入し、決められた少ない量の窒素、二酸化炭素等を流通させガス化反応を行うことをいっているが、この定量的に準備された複数のガス化炉のバイオマスを選択的に且つ段階的に順次ガス化進行させるのである。
このガス化部2は、ダウンドラフト型固定床ガス化炉形式であり、ガス化炉2a内にガス化原料のバイオマスAを充填し、プロセスフローガスとして少量の窒素、あるいは二酸化炭素が流通している。上部がバイオマスAを装入しガス化するガス化炉2aであり、下部はタールを分解する触媒の触媒収納部3aとなっている。後述するガス化炉2bに対しては、触媒収納部3bとなる。バイオマスAのガス化されたバイオマスガスはこの触媒収納部3aを介してガス化炉2aより排出される。
ここで、バイオマスAが含む水分を含め、水蒸気とバイオマス内の炭素のモル比([HO]/[C])が1までであれば熱交換器が不要である。このため少量の水蒸気を流通させることも可能である。このガス化工程は、この後の工程を含め同じ圧力に保たれている。この圧力は1〜5MPaの範囲であり、途中に昇圧させる加圧装置はない。
ガス化炉2aを外部から電気炉で加熱することで、バイオマスAのガス化が進行する。ガス化工程の後は次のガス精製部4に接続している。ガス化温度は、ガス化温度が高いほどガス収率は高くなるが、1000℃以上では高価な材質や特殊な構造のガス化炉形式が必要となるため、600〜1000℃が望ましい。さらに、ガス化温度が高い場合、バイオマス中の灰分が溶融し、ガス化炉内を閉塞する可能性があるため、700〜800℃が望ましい。
ガス化炉2a底部の触媒収納部3aにはタールを分解する触媒として、ドロマイト、CaO、Ni系触媒、Rh系触媒等の触媒を充填することができる。例えば、ドロマイトは前述のようにカルシウムとマグネシウムを含んでおり、タール分解に適した物質である。ガス化されたバイオマスガスに含まれるタール分は、触媒収納部3aのドロマイト上で分解される。
ガス化を促進させるためこのガス化炉2aに隣接して燃焼部1が設けられている。この燃焼部1にはガス化炉2aでガス化されなかった未反応物である未反応チャーが、ガス化炉2aの稼動が停止した後に取り出されて点線Bで示すように燃焼部1に装入される。チャーの燃焼による燃焼熱が、ガス化炉2aに対して補助的な加熱源として供給され、ガス化を促進する。
ガス化部2は複数系列具備されており、稼動中の例えば第1系のガス化炉2aのガス生成量が減少すれば、系内が減圧し始める前に他の系統の例えば第2系のガス化炉2bに切り替え、ガス化処理のための運転を継続することができる。この切り替えのための切り替え部Cが設けられていて、必要とするガス化炉の選択に従い適宜切り替え制御される。従って、複数のガス化炉は選択的に順次稼動させることができる。この構成にすることで一連のガス化処理を停止することなく連続的に行うことができ、処理能率が向上する。
ガス化炉2aから送り出されたガスは、バイオマスガスとしてガス精製部4に送り込まれる。このガス精製部4は、ガス化部2で発生したバイオマスガス中に含まれる粒子状物質、タール、硫黄化合物および窒素化合物を除去し、バイオマスガスを精製する装置である。このガス精製部4には、内部に脱塵用フィルター、タールを吸着させるための活性炭、木炭、砂等の吸着剤が充填されていて、ガス精製温度は200〜900℃に制御されている。
このガス精製部4は2系列有し、内部の吸着剤が破過する前に流路を切り替えられる構成になっている。例えばガス化部2からのバイオマスガスの流路が第1系のガス精製部4aに接続されていたのを、吸着剤が破過する前に第2系のガス精製部4bに流路を切り替えるのである。図はその構成になっていて、切り替え手段4cにより流路を切り替えられるようにしている。
このような構成にすれば、切り替えにより停止した第1系のガス精製部4aの破過直前の吸着剤を取り出し、新しい吸着剤を充填し待機させることができる。第2のガス精製部4bの吸着剤が破過直前になれば第1のガス精製部4aに流路を再び切り替える。このことを繰り返し行えば、ガス精製工程を停止することなく連続的に進めることができる。
次にガス精製部4で精製されたバイオマス精製ガスは、液体化した液体燃料を製造するために液体燃料製造部5に送り込まれる。液体燃料製造工程は、ガス精製工程の送出口側に接続されていて精製されたバイオマス精製ガスを受け入れる。液体燃料製造工程では、望ましい液体燃料を製造するための触媒が充填されている。液体燃料がメタノールであればCu−Zn系触媒であり、ジメチルエーテルは前記メタノール2分子を脱水した構造を有しているため、脱水用触媒としてγ−アルミナ触媒の添加が必要である。また、液体燃料がガソリン、灯油および軽油といった炭化水素系のものであればFe、Co、Ru系触媒を用いる。
このように触媒を変えることで各々の目的生成物を得ることができる。この液体燃料製造部5では、触媒反応により100〜400℃の温度で1〜5MPaの圧力範囲で液体燃料を製造する。この製造された液体燃料は液体燃料原液として気液分離部6へ送り込まれる。液体燃料製造部5で製造した液体燃料原液は、水および軽質炭化水素等を含んでいる。このため、この気液分離部6で液体燃料精製液、水、軽質炭化水素、未反応ガス等に分離される。分離された水はこの工程で凝縮し気液分離部6外に排出される。
次にこの気液分離部6で分離された液体燃料精製液は減圧回収部7へ送り込まれる。この減圧回収部7では分離された液体燃料精製液を冷却し減圧する。減圧回収部7には減圧弁7aが設けられていて、気液分離部7の送り出し口に接続している。水及び液体燃料は飽和蒸気圧曲線が異なり、冷却工程で沸点が高い物質から液体として系外に取り出すことができる。減圧弁7aを介して取り出された液体燃料精製液が利用可能な正規の製品としての液体燃料7bであり、タンク等に回収される。
[第2の実施形態]
図2は本実施の形態に係るバイオマスからの液体燃料製造装置の第2の実施形態を示す図である。液体燃料製造工程において、1回の工程だけで処理ができない場合を考慮した実施形態である。液体燃料製造部5で液体化されなかった未反応ガスをこの液体燃料製造部5の受け入れ口に戻す流路5aを設けたものである。この流路5aを設けたことにより、バイオマス精製ガスをこの液体燃料製造部5に何回も流すことによって、未反応ガスを再使用の形で液体化させる。従って、バイオマス精製ガスを効率よく液体化させることができる。
[第3の実施形態]
図3は本実施の形態に係るバイオマスからの液体燃料製造装置の第3の実施形態を示す図である。バイオマス液体燃料原液を気液分離部6の冷却工程で液体燃料および水と分離された後、未反応ガスをガス化工程上流に流路6aを介して戻すように構成した。これにより、未反応ガスを再度ガス化し、再度液体化処理を行い、再度気液分離処理を行うのである。このように本実施の形態はCOと水素に効率良く転換できるような構造を有している。
[第4の実施形態]
図4は本実施の形態に係るバイオマスからの液体燃料製造装置の第4の実施形態を示す図である。バイオマス液体燃料原液を気液分離部6の冷却工程で液体燃料および水と分離された後、未反応ガスを液体燃料製造工程上流に流路6bを介して戻すように構成した。これにより、未反応ガスを再度液体化処理を行い、再度気液分離処理を行う。
第2〜第4の実施形態例は、いずれも未反応物を同一装置内を循環させ再使用することにより、バイオマスを無駄なく有効に利用し、液体燃料の収率を高める例である。次にいずれの実施形態においても適用可能な他の実施形態を説明する。即ち、バイオマスからの液体燃料製造装置の下部に据え付け台8を設け、この据え付け台8を介して前記液体燃料製造装置を運搬できるようにした例と、バイオマスからの液体燃料製造装置の下部に移動台車9を設け、この移動台車9を介して前記液体燃料製造装置を移動できるようにした例である。
例えば、装置の下部の据え付け台8をクレーン等で持ち上げ液体燃料製造装置を所定位置に運搬することができる。又、装置の下部の移動台車9を人手又は動力で牽引することで液体燃料製造装置を所定位置に移動することができる。実施の形態を示す図は、移動台車9を設けた図にしているが、据え付け台8であってもよい。
以上、実施の形態例を種々説明したが、本発明はこれら実施形態例に限定されないことはいうまでもない。
本発明のバイオマスからの液体燃料製造装置、すなわち、再生可能なバイオマスから高効率に液体燃料を製造し、かつ経済性の高いプラントに関するものであるが、その原理を生かせる限り、他の分野、例えば、低質な石炭の利用分野に適用可能であり、その利用分野は広範囲に及ぶものである。
第1の実施形態に係るバイオマスからの液体燃料製造装置のブロック図である。 第2の実施形態に係るバイオマスからの液体燃料製造装置のブロック図である。 第3の実施形態に係るバイオマスからの液体燃料製造装置のブロック図である。 第4の実施形態に係るバイオマスからの液体燃料製造装置のブロック図である。
符号の説明
1.燃焼炉
2.ガス化部
3a、3b.触媒収納部
4.ガス精製部
5.液体燃料製造部
5a.流路
6.気液分離部
6a、6b.流路
7.減圧回収部
7a.減圧弁
7b.液体燃料
8.据え付け台
9.移動台車

Claims (17)

  1. バイオマスを一定量保持して加熱体で加熱しガス化するガス化部と、
    前記ガス化部により発生したバイオマスガスから粒子状物質、タール、硫黄化合物および窒素化合物から選択される少なくとも1つ以上の物質を除去し、前記バイオマスガスを精製するガス精製部と、
    前記精製されたバイオマス精製ガスを液体化してバイオマス液体燃料原液を製造する液体燃料製造部と、
    前記バイオマス液体燃料原液をバイオマス液体燃料、水および軽質炭化水素に分離する気液分離部と、
    前記気液分離部で分離されたバイオマス液体燃料を減圧して回収する減圧回収部と、
    前記ガス化部でガス化されない未反応物を燃焼させ、発生した熱を前記ガス化部へ供給する燃焼部と、
    からなるバイオマスからの液体燃料製造装置。
  2. 請求項1に記載のバイオマスからの液体燃料製造装置において、前記ガス化部は、バイオマスを600〜1000℃の温度で加熱し、1〜5MPaの圧力範囲でガス化することを特徴とするバイオマスからの液体燃料製造装置。
  3. 請求項1に記載のバイオマスからの液体燃料製造装置において、前記ガス化部底部にタール分解用触媒を設けていることを特徴とするバイオマスからの液体燃料製造装置。
  4. 請求項1に記載のバイオマスからの液体燃料製造装置において、前記ガス化部を複数有し、これら複数のガス化部から所要のガス化部を選択しガス精製部に接続することにより複数のガス化部を順次稼動させる構成になっていることを特徴とするバイオマスからの液体燃料製造装置。
  5. 請求項1から4に記載のバイオマスからの液体燃料製造装置から選択される1項において、前記ガス化部は、バイオマスが含む水分を含む供給水蒸気とバイオマス中の炭素のモル比を0から1の範囲でガス化することを特徴とするバイオマスからの液体燃料製造装置。
  6. 請求項1から4に記載のバイオマスからの液体燃料製造装置から選択される1項において、前記ガス精製部は、前記バイオマスガスから粒子状物質、タール、硫黄化合物および窒素化合物から選択される少なくとも1つ以上の物質を200〜900℃の温度で、1〜5MPaの圧力範囲で除去することを特徴とするバイオマスからの液体燃料製造装置。
  7. 請求項1から6に記載のバイオマスからの液体燃料製造装置から選択される1項において、前記ガス精製部を2つ有し、一方のガス精製部の吸着剤が破過する前に他方のガス精製部に流路を切り替えることができ、交互に使用が可能な構造を有していることを特徴とするバイオマスからの液体燃料製造装置。
  8. 請求項1から7に記載のバイオマスからの液体燃料製造装置から選択される1項において、前記液体燃料製造部は、精製した前記バイオマス精製ガスを触媒反応により100〜400℃の温度で、1〜5MPaの圧力範囲で液体化することを特徴とするバイオマスからの液体燃料製造装置。
  9. 請求項1から8に記載のバイオマスからの液体燃料製造装置から選択される1項において、前記気液分離部は、気液分離を室温から100℃の温度で行うことを特徴とするバイオマスからの液体燃料製造装置。
  10. 請求項1から8に記載のバイオマスからの液体燃料製造装置から選択される1項において、前記液体燃料製造部は、液体化できず排出された未反応前記バイオマスガスを再度液体化処理できるように前記液体燃料製造部に戻す構成にしたことを特徴とするバイオマスからの液体燃料製造装置。
  11. 請求項1から8に記載のバイオマスからの液体燃料製造装置から選択される1項において、前記気液分離部は、気液分離できなかった未反応バイオマスガスを再度ガス化処理できるように前記ガス化部へ送り込むことを可能とした構成にしたことを特徴とするバイオマスからの液体燃料製造装置。
  12. 請求項1から8に記載のバイオマスからの液体燃料製造装置から選択される1項において、前記気液分離部は、気液分離できなかった未反応バイオマスガスを再度液化処理できるように前記液体燃料製造部へ送り込むことを可能とした構成にしたことを特徴とするバイオマスからの液体燃料製造装置。
  13. 請求項1から9に記載のバイオマスからの液体燃料製造装置から選択される1項において、前記未反応物はチャーであり、前記燃焼部は反応後停止中のガス化部から取り出した前記チャーを燃焼させる装置であることを特徴とするバイオマスからの液体燃料製造装置。
  14. 請求項1から13に記載のバイオマスからの液体燃料製造装置から選択される1項において、前記液体燃料製造装置の下部に据え付け台を設け、前記据え付け台を介して前記液体燃料製造装置を運搬できるようにしたことを特徴とするバイオマスからの液体燃料製造装置。
  15. 請求項1から13に記載のバイオマスからの液体燃料製造装置から選択される1項において、前記液体燃料製造装置の下部に移動台車を設け、前記移動台車を介して前記液体燃料製造装置を移動できるようにしたことを特徴とするバイオマスからの液体燃料製造装置。
  16. 請求項3に記載のバイオマスからの液体燃料製造装置において、前記タール分解用触媒は、ドロマイト、CaO、Ni系触媒、Rh系触媒から選択される1の触媒であることを特徴とするバイオマスからの液体燃料製造装置。
  17. 請求項8に記載のバイオマスからの液体燃料製造装置において、前記触媒反応は、Cu―Zn系触媒、脱水用触媒としてγ―アルミナの添加、又はFe、Co、Ru系触媒から選択される1の触媒で反応させることを特徴とするバイオマスからの液体燃料製造装置。
JP2006023485A 2006-01-31 2006-01-31 バイオマスからの液体燃料製造装置 Expired - Fee Related JP4644831B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006023485A JP4644831B2 (ja) 2006-01-31 2006-01-31 バイオマスからの液体燃料製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006023485A JP4644831B2 (ja) 2006-01-31 2006-01-31 バイオマスからの液体燃料製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007204558A true JP2007204558A (ja) 2007-08-16
JP4644831B2 JP4644831B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=38484303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006023485A Expired - Fee Related JP4644831B2 (ja) 2006-01-31 2006-01-31 バイオマスからの液体燃料製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4644831B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008189704A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 National Institute Of Advanced Industrial & Technology バイオマスからの液体燃料製造装置
JP2009242248A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 National Institute Of Advanced Industrial & Technology ジメチルエーテルの製造方法および製造装置
WO2012020685A1 (ja) * 2010-08-09 2012-02-16 三菱重工業株式会社 バイオマスガス化ガス精製システム及び方法、メタノール製造システム及び方法
WO2012020684A1 (ja) * 2010-08-09 2012-02-16 三菱重工業株式会社 バイオマスガス化ガス精製システム及び方法、メタノール製造システム及び方法
JP2016008688A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 中国電力株式会社 合成ガス供給システム
CN105602621A (zh) * 2016-01-19 2016-05-25 青岛理工大学 利用钢渣余热资源化生物质并生产高品质燃料气的技术

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105524638B (zh) * 2016-01-19 2018-10-16 青岛理工大学 一种同步处理铬渣及pvc塑料的方法
CN105524631B (zh) * 2016-01-19 2018-10-23 青岛理工大学 一种利用污泥制备能源气同时无害化铬渣的方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001240878A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd バイオマスのガス化システム及びメタノール合成システム
JP2002121571A (ja) * 2000-07-26 2002-04-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd バイオマスのガス化システム
JP2002285171A (ja) * 2001-01-19 2002-10-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd バイオマスガス化炉及びバイオマスガス化方法
JP2003171675A (ja) * 2001-09-25 2003-06-20 Ebara Corp 液体燃料合成システム
JP2005272530A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Central Res Inst Of Electric Power Ind バイオマス発電システム
JP2005289856A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 National Institute Of Advanced Industrial & Technology バイオマスによるジメチルエーテルの製造方法
JP2006016470A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Jfe Engineering Kk ガス精製装置及び該ガス精製装置で使用された除去剤の再生方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001240878A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd バイオマスのガス化システム及びメタノール合成システム
JP2002121571A (ja) * 2000-07-26 2002-04-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd バイオマスのガス化システム
JP2002285171A (ja) * 2001-01-19 2002-10-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd バイオマスガス化炉及びバイオマスガス化方法
JP2003171675A (ja) * 2001-09-25 2003-06-20 Ebara Corp 液体燃料合成システム
JP2005272530A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Central Res Inst Of Electric Power Ind バイオマス発電システム
JP2005289856A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 National Institute Of Advanced Industrial & Technology バイオマスによるジメチルエーテルの製造方法
JP2006016470A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Jfe Engineering Kk ガス精製装置及び該ガス精製装置で使用された除去剤の再生方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008189704A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 National Institute Of Advanced Industrial & Technology バイオマスからの液体燃料製造装置
JP4711980B2 (ja) * 2007-01-31 2011-06-29 独立行政法人産業技術総合研究所 バイオマスからの液体燃料製造装置
JP2009242248A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 National Institute Of Advanced Industrial & Technology ジメチルエーテルの製造方法および製造装置
WO2012020685A1 (ja) * 2010-08-09 2012-02-16 三菱重工業株式会社 バイオマスガス化ガス精製システム及び方法、メタノール製造システム及び方法
WO2012020684A1 (ja) * 2010-08-09 2012-02-16 三菱重工業株式会社 バイオマスガス化ガス精製システム及び方法、メタノール製造システム及び方法
JP2012036317A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd バイオマスガス化ガス精製システム及び方法、メタノール製造システム及び方法
JP2012036316A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd バイオマスガス化ガス精製システム及び方法、メタノール製造システム及び方法
US8946307B2 (en) 2010-08-09 2015-02-03 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Biomass gasification gas purification system and method and methanol production system and method
US9242907B2 (en) 2010-08-09 2016-01-26 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Biomass gasification gas purification system and method, and methanol production system and method
JP2016008688A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 中国電力株式会社 合成ガス供給システム
CN105602621A (zh) * 2016-01-19 2016-05-25 青岛理工大学 利用钢渣余热资源化生物质并生产高品质燃料气的技术

Also Published As

Publication number Publication date
JP4644831B2 (ja) 2011-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10653995B2 (en) Sorption enhanced methanation of biomass
US10087121B2 (en) Production of hydrocarbon liquids
JP4644831B2 (ja) バイオマスからの液体燃料製造装置
US20080098654A1 (en) Synthetic fuel production methods and apparatuses
JP5686803B2 (ja) メタン熱分解及び二酸化炭素転換反応を含む炭素含有物質のガス化方法
US20080103220A1 (en) Synthetic fuel production using coal and nuclear energy
US9394171B2 (en) Method and system for biomass hydrogasification
RU2670761C9 (ru) Регулирование кислого газа в процессе производства жидкого топлива
AU2010272097B2 (en) Hydrogen Production Method and Hydrogen Production System
CN102781818A (zh) 使用化石燃料来增加生物质基燃料效益
EA013194B1 (ru) Способ получения этанола
JP2010024448A (ja) 代替天然ガスの製造設備及び方法
JPWO2008069251A1 (ja) バイオマスからの液体燃料製造装置および製造方法
KR102278209B1 (ko) 대체 천연 가스 제조 방법 및 장치 및 이를 포함하는 네트워크
JP2006205135A (ja) 複合廃棄物処理システム
JP4224240B2 (ja) 液体燃料合成システム
JP4711980B2 (ja) バイオマスからの液体燃料製造装置
Liu et al. Synthetic natural gas production by sorption enhanced steam hydrogasification based processes for improving CH4 yield and mitigating CO2 emissions
JP4124627B2 (ja) 液体燃料合成システム
CN101663376B (zh) 联合进行发电和产生烃
JP5182635B2 (ja) 高級炭化水素油製造装置および製造方法
EP2584023A1 (en) Method of producing a syngas composition
RU2785188C1 (ru) Способ получения синтетических углеводородов при энергетической утилизации твердых органических соединений
WO2021149765A1 (ja) 有機物質の製造方法及び有機物質製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100827

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101112

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees