JP2007203679A - インクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】インクジェットノズルが形成されたインク吐出面の周部にノズルガードを備えたインクヘッドをワイピングする際に、インク吐出面にダメージを与えることなく、かつ、ノズルガードにこびりついて堆積した汚れを拭き取ることを可能にする。
【解決手段】インクジェットノズルが形成されたインク吐出面の周部にノズルガードを備えたインクヘッドをワイピングするインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材において、インクヘッドのインク吐出面と当接する第1の厚さを備えた第1の領域と上記インクヘッドのノズルガードと当接する第2の厚さを備えた第2の領域とを有した可撓性を備えた板状体により構成し、上記第2の厚さを上記第1の厚さよりも厚くした。
【選択図】 図6
【解決手段】インクジェットノズルが形成されたインク吐出面の周部にノズルガードを備えたインクヘッドをワイピングするインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材において、インクヘッドのインク吐出面と当接する第1の厚さを備えた第1の領域と上記インクヘッドのノズルガードと当接する第2の厚さを備えた第2の領域とを有した可撓性を備えた板状体により構成し、上記第2の厚さを上記第1の厚さよりも厚くした。
【選択図】 図6
Description
本発明は、インクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材に関し、さらに詳細には、数値制御により記録紙などの媒体上に印刷、例えば、高速かつ高解像度でのカラー印刷などをインクジェット方式により行うインクジェットプリンタに用いて好適なインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材に関する。
なお、本明細書において「媒体」とは、普通紙などの紙類よりなる各種の記録媒体は勿論のこと、PVC、ポリエステルなどの樹脂材料やアルミ、鉄、木材のような材料などの各種の材料が含まれるものとする。
また、本明細書においてインクジェット方式とは、二値偏向方式あるいは連続偏向方式などの各種の連続方式や、サーマル方式あるいは圧電素子方式などの各種のオンデマンド方式を含む、従来より公知の各種の手法によるインクジェット技術による印刷方式を意味するものとする。
従来より、マイクロコンピューターによって全体の動作を制御され、媒体として、例えば、給紙装置によって供給された記録紙上に当該記録紙の幅方向(なお、本明細書においては、当該記録紙などの媒体の幅方向を、「主走査方向」と適宜称することとする。)で移動するインクヘッドを用い、インクジェット方式により媒体上に所定の印刷を行うようにしたインクジェットプリンタが知られている。
図1にはこうした従来のインクジェットプリンタの概略構成正面説明図が示されており、また、図2には図1に示すインクジェットプリンタの要部を示す概略構成斜視説明図が示されており、また、図3(a)には図2に示すインクヘッドのIII−III線による概略構成断面説明図が示されており、また、図3(b)には従来のインクジェットプリンタのワイパー装置に用いるブレード部材の概略構成斜視説明図が示されている。
ここで、このインクジェットプリンタ10は、装置全体の動きを制御するマイクロコンピューター12と、媒体として記録紙14を送り出す給紙装置(図示せず。)と、記録紙14と対向して配設され記録紙14上にインクジェット方式により画像を印刷するとともにレール部20上を記録紙14の搬送方向(記録紙14の長手方向であり、図1に示すXYZ直交座標系を示す参考図におけるZ軸方向である。なお、本明細書においては、当該記録紙14などの媒体の長手方向を、「副走査方向」と適宜称することとする。)に対して直交する方向(記録紙14の幅方向である主走査方向であり、図1に示すX軸方向である。)に往復自在に配置された複数のインクヘッド16と、インクヘッド16をレール部20に沿ってX軸方向に往復移動する駆動装置(図示せず。)とを備え、所定のプログラムに従ったマイクロコンピューター12の制御に基づいて、給紙装置によって送り出された記録紙14上において駆動装置によってインクヘッド16をX軸方向に往復させながら、インクヘッド16からインクを吐出させてインクジェット方式により印刷することができるようにしたものである。なお、符号30は、インクを充填したタンク(図示せず。)からそれぞれのインクヘッド16へインクを供給するためのインクチューブである。
上記したインクヘッド16のそれぞれには、インクジェット方式によりインクを吐出する複数のインクジェットノズル24が形成されている。
そして、各インクヘッド16は、インクジェットノズル24を汚れや損傷から防ぐための保護キャップとして、ステンレス製のノズルガード26を備えている(図2を参照する。)。このノズルガード26は、インクヘッド16におけるインクジェットノズル24が形成されたインク吐出面16aの周部を被覆するように配設された枠体であり、インク吐出面16aよりも長さLだけ突出するように構成されている(図3(a)を参照する。)。なお、インクヘッド16のインク吐出面16aには、撥水膜を形成する処理が施されている。
従って、インクヘッド16のインク吐出面16a側をテーブル上に載置したような場合であっても、ノズルガード26とテーブル面とが接触して、インクジェットノズル24が形成されたインク吐出面16aとテーブル面とが直接に接触することが防止され、インクジェットノズル24を汚れや損傷から防ぐことができる。
さらに、インクジェトプリンタ10の一方の側方部材18内部に位置設定されたインクヘッド16の待機位置の下方には、インクヘッド16のインク吐出面16aの拭き取り動作(ワイピング動作)を行うワイパー装置34が設置されている。即ち、ワイパー装置34は、インクヘッド16が待機位置にある非印刷時に、インクヘッド16のインク吐出面16aをワイピングすることができるように、インクヘッド16が待機位置に存在する場合におけるインク吐出面16aの下方に配置されている。
ここで、ワイパー装置34は、その先端部がインクヘッド16のインク吐出面16aと接触しながらZ軸方向へ移動可能に配設された可撓性を有するブレード部材36を備えている。
なお、符号38は、ブレード部材36を保持するとともに、ワイパー装置36に設けられた駆動装置(図示せず。)によりZ軸方向に移動自在とされたブレードホルダーである。
また、ブレード部材36は各インクヘッド16に対してそれぞれ設けられているものであるが(図2を参照する。)、図1においては図面の視認性を向上するために、ブレード部材36の枚数を省略して示してある。
上記した可撓性を有するブレード部材36は、ゴムなどの弾性材料を用いて構成された板状体状の形状を備えているが、その厚さは全体にわたって均一の厚さTAを備えるように形成されている(図3(b)を参照する。)。
ワイパー装置34は、インクヘッド16が待機位置にあるときに駆動装置(図示せず。)により、ブレード部材36の先端部をインクヘッド16のインク吐出面16aに当接させた状態でZ軸方向に移動させるワイピング動作を行い、これによりインク吐出面16aの汚れやインクジェットノズル24の先端開口部24aの目詰まりなどを解消する(図2を参照する。)。
ところで、ノズルガード26を備えたインクヘッド16においては、撥水膜を形成されたインク吐出面16aに対してノズルガード26はインクが付着しやすく、しかも、ノズルガード26はインク吐出面16aよりも突出しているためごみやほこりが付着しやすいものであって、汚れが強力にこびりつき堆積しやすいものであった。
このようなノズルガード26にこびりついて堆積した汚れは、記録紙14への印刷時に記録紙14に付着したり、また、ノズルガード26に堆積した汚れがインク吐出面16aに達すると、ブレード部材36によるワイピング動作による拭き取り効果を低下させたり、あるいは、インク吐出面16aの保護のためにインク吐出面16aを封止するキャップ装置(図示せず。)の封止効果を低下させたりなどするため、速やかに除去する必要があった。
従来、このようなノズルガード26にこびりついて堆積した汚れを除去するために、インクヘッド16のインク吐出面16aをワイピングするブレード部材36の厚さTAを増すことが提案されていた。
即ち、ブレード部材36の拭き取り性能は、ブレード部材36の厚さTAに依存するものであり、ブレード部材36の厚さTAを厚くすればするほど、ブレード部材36自体の強度ならびに弾発力が高まり、所謂、腰が強くなって拭き取り性能は向上する。
従って、ノズルガード26にこびりついて堆積した汚れを拭き取ることが十分に可能なように厚さTAを増加したブレード部材36を用いるならば、ノズルガード26にこびりついて堆積した汚れを解消することができる。
しかしながら、ノズルガード26にこびりついて堆積した汚れを拭き取ることが十分に可能なように厚さTAを増加したブレード部材36は、ブレード部材36自体の強度ならびに弾発力が極めて強いため、インクヘッド16のインク吐出面16aに形成された撥水膜に大きなダメージを与え、撥水膜の耐久性を低下させるという問題点があった。
なお、本願出願人が特許出願時に知っている先行技術は、上記において説明したようなものであって文献公知発明に係る発明ではないため、記載すべき先行技術情報はない。
本発明は、従来の技術の有する上記したような種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インクジェットノズルが形成されたインク吐出面の周部にノズルガードを備えたインクヘッドをワイピングする際に、インク吐出面にダメージを与えることなく、かつ、ノズルガードにこびりついて堆積した汚れを拭き取ることが可能なインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明によるインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材は、先端部が当接するインクヘッドの領域に応じて厚さを異ならせるようにしたものである。
即ち、本発明のうち請求項1に記載の発明は、インクジェットノズルが形成されたインク吐出面の周部にノズルガードを備えたインクヘッドをワイピングするインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材において、インクヘッドのインク吐出面と当接する第1の厚さを備えた第1の領域と上記インクヘッドのノズルガードと当接する第2の厚さを備えた第2の領域とを有した可撓性を備えた板状体により構成し、上記第2の厚さを上記第1の厚さよりも厚くしたものである。
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、本発明のうち請求項1に記載の発明において、上記第1の領域と上記第2の領域とを分離したものである。
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、インクジェットノズルが形成されたインク吐出面の周部にノズルガードを備えたインクヘッドをワイピングするインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材において、インクヘッドのインク吐出面と当接する第1の厚さを備えた第1の領域と、上記インクヘッドのノズルガードと当接する第2の厚さを備えた第2の領域と、上記第1の領域と上記第2の領域を連結する蛇腹状部位とを有した可撓性を備えた板状体よりなり、上記第2の厚さが上記第1の厚さよりも厚くしたものである。
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、本発明のうち請求項1、2または3のいずれか1項に記載の発明において、上記板状体の外側部にリブを形成するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項5に記載の発明は、本発明のうち請求項1、2、3または4のいずれか1項に記載の発明において、上記板状体の表面の全部または一部にフッ素樹脂コーティングを施したものである。
本発明によれば、インクジェットノズルが形成されたインク吐出面の周部にノズルガードを備えたインクヘッドをワイピングする際に、インク吐出面にダメージを与えることなく、かつ、ノズルガードにこびりついて堆積した汚れを拭き取ることが可能になるという優れた効果が奏される。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明によるインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
なお、以下の説明においては、図1乃至図3を参照しながら説明した従来のインクジェットプリンタや後述する各実施の形態と同一または相当する構成については、それぞれ同一の符号を用いて示すことにより、その構成ならびに作用の詳細な説明は適宜に省略することとする。
図4、図5(a)(b)ならびに図6には、本発明の実施の形態の一例によるインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材が示されている。なお、図4は図3(a)に相当する概略構成一部断面説明図であり、また、図5(a)は図4に示す構成からブレード部材のみを取り出した状態におけるブレード部材の概略構成説明図であり、また、図5(b)は、図5(a)に示すブレード部材の概略構成斜視説明図であり、図6は本発明の実施の形態の一例によるインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材の動作状態を示す図2に相当する概略構成斜視説明図である。
このブレード部材100は、例えば、弾性材料であるエチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)などを一体成形して構成された板状体状の形状を備えているが、図3(b)に示す従来のブレード部材36が全体にわたって均一の厚さTAを備えているものであるのに対し、ブレード部材100は当接するインクヘッド16の領域に応じてその厚さを異ならせるように形成されている。
即ち、ブレード部材100は、ブレードホルダー38により支持される領域を除く領域たる可撓性を備えた領域が、幅W方向において、インクヘッド16のインク吐出面16aと先端部100aが当接する領域R1(図5(a)において斜線で示す領域)と、先端部100aがインクヘッド16のノズルガード26と当接する領域R2(図5(a)においてドットで示す領域)とに領域分割されて、領域R2の厚さT2が領域R1の厚さT1よりも厚くなる、即ち、T1<T2となるように寸法設定されている。
なお、この実施の形態においては、ブレード部材100の領域R1および領域R2以外の領域、即ち、ブレードホルダー38により支持される領域も、厚さT2を有するように寸法設定されている。
ここで、厚さT1は、例えば、1mmであり、一方、厚さT2は、例えば、2mmである。
また、ブレード部材100においては、領域R1と領域R2との境界が切り欠かれてスリット102が形成されている。これにより、領域R1と領域R2とはそれぞれ分離独立して屈曲することは可能となる。
以上の構成において、ブレード部材100を、例えば、図5(b)に示す表面側からインクヘッド16のインク吐出面16aをワイピングするようにワイパー装置に取り付けて、ノズルガード26を配設したインクヘッド16をワイピングすると、図6に示すように、インクヘッド16のインク吐出面16aはブレード部材100の領域R1でワイピングされ、インクヘッド16のノズルガード26はブレード部材100の領域R2でワイピングされる。
ここで、領域R2の厚さT2は領域R1の厚さT1よりも厚いため、領域R2はその強度ならびに弾発力が強められ、所謂、腰が強くなって拭き取り性能はR1よりも著しく向上されている。このため、領域R2によりノズルガード26をワイピングすることにより、ノズルガード26にこびりついて堆積した汚れを拭き取ることができる。
一方、領域R1の強度ならびに弾発力は領域R1より小さいので、領域R1によりインクヘッド16のインク吐出面16aをワイピングしても、インク吐出面16aにダメージを与えることがない。
また、このブレード部材100においては、領域R1と領域R2との間にスリット102が設けられているため、領域R1と領域R2と動作の独立性を十分に確保することができる。このため、領域R1によるインクヘッド16のインク吐出面16aのワイピング動作と、領域R2によるノズルガード26のワイピング動作とを、互いに影響を及ぼされることなく効率よく行うことができる。
このように、ブレード部材100をワイパー装置34に用いることにより、インクヘッド16のインク吐出面16aに対する拭き取り性能を向上させ、またインクジェットノズル24のように繊細な部材に対しては柔らかい当接をするので、インクヘッド16を傷めることなく、かつ、ノズルガード26に付着した汚れを確実に除去することができる。
次に、図7には、本発明の他の実施の形態の一例によるインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材が示されている。
このブレード部材200は、領域R1と領域R2とを連結する蛇腹状領域202を備えている点において、上記したブレード部材100と異なる。
ブレード部材200においては、領域R1と領域R2との間に蛇腹状領域202が設けられているため、領域R1と領域R2との動作の独立性を十分に確保することができる。しかも、スリット102がないため、スリット102からブレード部材の裏面へのインクの回り込みを防止することができ、ブレード部材におけるインクの付着領域を最小限に押さえることができるので、機材の汚れを防止することができるようになる。
また、図8には、本発明の他の実施の形態の一例によるインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材が示されている。
このブレード部材300は、領域R2における表面の外側部にリブ302を備えている点において、上記したブレード部材100、200と異なる。
ブレード部材300においては、リブ302により、ブレード部材の裏面へのインクの回り込みを一層確実に防止することができ、また、領域R2の強度を向上することができる。
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(5)に示すように変形することができるものである。
(1)上記した実施の形態において、各ブレード部材100、200、300の表面の全部または一部にフッ素樹脂コーティングを施してもよく、このようにすると、各ブレード部材100、200、300の表面にインクが付着し難くなる。
(2)上記した実施の形態においては、ブレード部材100の表面がインクヘッド16のインク吐出面16aに当接するように設置するよう例示したが、これに限られるものではないことは勿論であり、ブレード部材100の裏面をインクヘッド16のインク吐出面16aに当接するようにしてもよいものである。
(3)上記した実施の形態においては、ブレード部材100はエチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)より構成するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、ゴムのように可撓性を備えた材料であればよく、例えば、樹脂を用いてもよい。
(4)上記した実施の形態においては、ブレード部材100は境界R1と境界R2との間にスリット102を有するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、境界R1と境界R2との間にスリットを設けなくてもよい。
(5)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(4)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、インクヘッドからインクジェット方式によりインクを吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに利用することができる。
10 インクジェットプリンタ
12 マイクロコンピューター
14 記録紙
16 インクヘッド
16a インク吐出面
18 側方部材
20 レール部
24 インクジェットノズル
24a 先端開口部
26 ノズルガード
30 インクチューブ
34 ワイパー装置
36 ブレード部材
38 ブレードホルダー
100 ブレード部材
102 スリット
200 ブレード部材
202 蛇腹状領域
300 ブレード部材
302 リブ
R1、R2 領域
12 マイクロコンピューター
14 記録紙
16 インクヘッド
16a インク吐出面
18 側方部材
20 レール部
24 インクジェットノズル
24a 先端開口部
26 ノズルガード
30 インクチューブ
34 ワイパー装置
36 ブレード部材
38 ブレードホルダー
100 ブレード部材
102 スリット
200 ブレード部材
202 蛇腹状領域
300 ブレード部材
302 リブ
R1、R2 領域
Claims (5)
- インクジェットノズルが形成されたインク吐出面の周部にノズルガードを備えたインクヘッドをワイピングするインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材において、
インクヘッドのインク吐出面と当接する第1の厚さを備えた第1の領域と前記インクヘッドのノズルガードと当接する第2の厚さを備えた第2の領域とを有した可撓性を備えた板状体よりなり、
前記第2の厚さが前記第1の厚さよりも厚い
ことを特徴とするインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材。 - 請求項1に記載のインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材において、
前記第1の領域と前記第2の領域とが分離されている
ことを特徴とするインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材。 - インクジェットノズルが形成されたインク吐出面の周部にノズルガードを備えたインクヘッドをワイピングするインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材において、
インクヘッドのインク吐出面と当接する第1の厚さを備えた第1の領域と、前記インクヘッドのノズルガードと当接する第2の厚さを備えた第2の領域と、前記第1の領域と前記第2の領域を連結する蛇腹状部位とを有した可撓性を備えた板状体よりなり、
前記第2の厚さが前記第1の厚さよりも厚い
ことを特徴とするインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材。 - 請求項1、2または3のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材において、
前記板状体の外側部にリブを形成した
ことを特徴とするインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材。 - 請求項1、2、3または4のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材において、
前記板状体の表面の全部または一部にフッ素樹脂コーティングを施した
ことを特徴とするインクジェットプリンタにおけるワイパー装置に用いるブレード部材。
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