JP2016074176A - インクジェットヘッドおよびインクジェットプリンター - Google Patents

インクジェットヘッドおよびインクジェットプリンター Download PDF

Info

Publication number
JP2016074176A
JP2016074176A JP2014207244A JP2014207244A JP2016074176A JP 2016074176 A JP2016074176 A JP 2016074176A JP 2014207244 A JP2014207244 A JP 2014207244A JP 2014207244 A JP2014207244 A JP 2014207244A JP 2016074176 A JP2016074176 A JP 2016074176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
sheet
inkjet head
ink
guard
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014207244A
Other languages
English (en)
Inventor
登志一 鈴木
Toshiichi Suzuki
登志一 鈴木
聖仁 廣田
Kiyohito Hirota
聖仁 廣田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Data Infotech Corp
Original Assignee
Oki Data Infotech Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Data Infotech Corp filed Critical Oki Data Infotech Corp
Priority to JP2014207244A priority Critical patent/JP2016074176A/ja
Publication of JP2016074176A publication Critical patent/JP2016074176A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】インクジェットヘッドのノズルと記録媒体が接触することにより、ノズルが損傷し、吐出不良の原因となることを防止することができるインクジェットヘッドを提供する。
【解決手段】ノズル面34にノズル孔を露出させたノズルガード22を配置することで、ノズルと記録媒体の接触を防止した。さらに、ノズルガードとノズル面の間にプレート32を挿入し、ノズルガードとノズル面の間にインクが入り込みにくくし、また、はみ出すインクの量を少なくした。
【選択図】図3

Description

本発明は、インクを吐出することによって画像を記録するインクジェットヘッドと、そのインクジェットヘッドを搭載したインクジェットプリンターに関する。
インクジェットヘッドから、紙や樹脂フィルムなどの記録媒体にインクを吐出し、画像を記録するインクジェットプリンターが知られている。インクジェットプリンターは、高画質化、耐久性、信頼性などの性能の向上が求められている。インクジェットヘッドのノズル面に異物が付着している場合、その影響でインクが吐出されないなどの吐出不良が生じる恐れがある。そのため、一般的なインクジェットプリンターでは、インクジェットヘッドのノズル面に付着したインクを弾性体のワイプブレードで定期的に拭き取り、付着物を除去している。
また、インクジェットヘッドは記録媒体に対して数ミリメートルの間隔を隔て、記録媒体の幅方向に往復移動する。記録媒体が歪むなどの異常搬送がある場合に、インクジェトヘッドと記録媒体が接触してしまう。インクジェットヘッドは、ノズルプレートに細孔を設け、そこからインクを吐出している。ノズルプレートは、樹脂製であり、記録媒体との接触によって、ノズルに再生不可能な傷が生じる場合がある。傷により吐出不良が生じると、インクジェットヘッドを交換するしかなくなる。そのため、ノズルをガードするガード部材を備える構成が考えられている。
例えば、従来の技術として特許3233164号公報があげられる。この技術は、ヘッドのノズル面に配置されたノズル列の両脇に、凸状のガード部材を配置することで、記録媒体が接触した場合であっても、直接ノズルに当たりにくく、損傷を防止するものである。
特許第3233164号公報
従来の技術では、ノズルのガード部材は、ノズル列の両側の夫々に板状のプレートを固定したものである。そのため、ノズル面をキャップで密封しようとした場合に、ノズルプレートとガード部材の境界部分に段差があるため、キャップとの間に隙間ができ、密封が困難であるという問題があった。また、ノズル面だけにキャップを当てようとする場合に、狭小の位置にキャップを当てる必要があり、高精度の位置決めが必要となり、装置が複雑化してしまうなどの問題があった。また、ガード部材の表面をワイプしないことで、その表面に付着したインクが固化して積層した場合に記録媒体などを汚す恐れもあった。
このような問題に対して、本発明のインクジェットヘッドは、記録媒体にインクを吐出する複数のノズルからなるノズル列が配置されたノズル面から突出して設けられ、前記ノズル面の内の前記ノズル列を含む一部分が露出する開口部を備えるノズルガードを有するインクジェットヘッドにおいて、前記ノズルガードの外縁部が接着剤によって、前記インクジェットヘッドの本体部に固定され、前記ノズル面と前記ノズルガードの間に扁平なシートが配置され、該シートの中央部には前記ノズル面の内の前記ノズル列を含む一部分が露出する貫通孔が設けられ、前記ノズルガードによって前記シートが前記開口から露出せずに覆われ、前記シートの外周部、前記本体部および前記ノズルガードが接着剤によって固定され、前記シートが前記本体部および前記ノズルガードに前記外周部で固定されることで、前記シートの変形が規制され、前記シートが前記ノズルガードの開口からはみ出さずに、前記ノズルガードが前記ノズル面と前記記録媒体との接触を防止することを特徴とするインクジェットヘッド。
また、本発明のインクジェットプリンターは、上述のインクジェットヘッドと、記録媒体を搬送する搬送手段と、前記インクジェットヘッドを搭載し、前記記録媒体の搬送方向に交差する方向に移動するキャリッジと、を有し、前記インクジェットヘッドによって前記記録媒体に画像を記録するインクジェットプリンター。
本発明によって、ノズル面はキャップによって容易に密封できるインクジェットヘッド、およびそのインクジェトヘッドを搭載するインクジェットプリンターを提供できる。
図1は、インクジェットプリンターの概略図である。 図2は、キャップ機構を説明する概略図である。 図3は、ノズル面とキャップの位置関係を説明する図である。 図4は、ノズルガードを説明する概略図である。 図5は、インクジェットプリンターのブロック図である。
図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は、インクジェットプリンターの概略図である。本実施形態のインクジェットプリンター1は、図1に示すように、記録媒体50を水平に配置して図1の紙面奥から手前方向に搬送し、インクジェット方式のインクジェットヘッド9からインクを吐出して、記録媒体50の表面に記録データに応じた画像や文字などを記録する。記録媒体50は、紙、樹脂フィルムなどである。この紙面奥から手前方向を副走査方向と呼ぶ。
インクジェットプリンター1は、インクジェットヘッド9を複数台搭載して、記録媒体50の搬送方向と交差する方向、例では直交する方向、に往復走査するキャリッジ4と、インクジェットヘッド9のノズル面の汚れを拭き取るワイプユニット10と、インクジェットヘッド9のノズル及びノズルの周囲の乾燥を防止する為にキャップするキャッピングユニット12を備える。キャリッジ4の往復走査の方向を主走査方向と呼ぶ。また、インクジェットプリンター1は、記録データの受信や記録動作の制御を含む装置全体の制御を行う制御手段を備える。また、記録媒体50を搬送する搬送部を備える。搬送部は、図1の紙面奥行き方向に延ばされた略平板状のプラテン2の上に記録媒体50を搬送するための搬送ローラー対3を備える。その搬送ローラー対3がモーター5によってキャリッジ4の移動方向に沿う水平軸回りに回転するように配置されている。そして、この搬送ローラー対3は、回転軸と平行な回転軸回りに回転自在に支持されたグリットローラーと、グリットローラーに付勢され連れ回るピンチローラーを備える。モーター5によってグリットローラーを回転させると、記録媒体50はこのグリットローラーとピンチローラーに挟まれて搬送される。グリットローラーが、回転することで副走査方向に記録媒体50が搬送される。
キャリッジ4は、搬送部、プラテン2、ワイプユニット10、およびキャッピングユニット12の上方で、記録媒体50の搬送方向と直交する方向に延在されたキャリッジレール17に沿って移動可能に設けられている。また、キャリッジ4をキャリッジレール17上で位置制御および速度制御可能に往復移動させるモーター6を備える。モーター6はキャリッジレール17に沿って配置された無端ベルト7を駆動する。無端ベルト7にはキャリッジ4が固定されている。無端ベルト7はキャリッジ4の移動方向の両端側に配置されたプーリーに掛け回されている。また、リニアスケール8がキャリッジレール17に沿って設けられ、このリニアスケール8の目盛を検出するリニアセンサー16がキャリッジ4に配置されている。これにより、キャリッジ4の位置を検出可能とし、制御手段で位置を演算し、キャリッジ4に固定されている複数のインクジェットヘッド9の位置もそれに応じて取得できる。
さらに、インクジェットヘッド9に記録用のインクを供給する着脱可能なインクカートリッジ14を備え、インクカートリッジ14とインクジェットヘッド9は、インクを供給するインクチューブ15によって接続されている。
本実施形態では、インクカートリッジ14には、カラー記録を行うための複数色のインクが備えられ、配管としての複数のインクチューブ15を介して、色ごとに、インクジェットヘッド9に供給できるようになっている。なお、インクカートリッジ14の内部には各々のインクに対応した複数のインクタンクが備えられ、各々のインクは各々対応するインクタンクに収容されている。
キャリッジ4は、下面側に、インクの色や記録範囲などに応じて、複数のインクジェットヘッド9が設けられ、インクチューブ15から供給されるインクは、同色の記録を行うインクジェットヘッド9に供給される。
なお、インクジェットヘッド9の詳細は図示しないが、各ノズルにインクを供給するインク室や、記録媒体と対向するノズル面には複数のインク吐出孔が設けられている。ノズルは吐出機構の構成や記録画素ピッチなどに応じて適宜の個数及び配列ピッチで設けることができる。例えば、256個などの多数のノズルを配列することができる。例えばインクジェットヘッド9は、記録素子として圧電素子を用いてもよいし、記録素子としてヒータを用いたインクジェットヘッドであっても良い。
モーター6の位置制御、速度制御は、制御手段の制御信号に応じて行われる。記録動作時にはインクジェットヘッド9がキャリッジレール17に沿って記録媒体50の上空を所定速度で往復移動するように、モーター6が制御される。また、モーター6はクリーニング動作時にはワイプユニット10の所定のワイピング位置にインクジェットヘッド9を移動できるようになっている。また、キャッピングユニット12は、インクジェットヘッド9のインクをノズルから外部に吸引することでインクジェットヘッド9のノズル孔の内部をクリーニングする。また未使用時にキャップすることで、ノズル内のインクの乾燥を防止する。キャッピングユニット12の概略構成は、キャップ11、キャップ駆動部、吸引ポンプ、廃インクボトル13、大気開放弁を有する。大気開放弁はノズル面をキャップ11で密閉した状態で、外気を導入する弁である。外気を導入することで圧力を変えることができる。
これらのうち、少なくともキャップ11はインクジェットヘッド9毎に設けられている。ただし、キャップ駆動部、吸引ポンプ、大気開放弁は、インクジェットヘッド9毎の動作が共通化できる場合には、複数のキャップ11に対して1台設ける構成としてもよい。
キャップ駆動部は、キャップ11の上下方向の位置を選択的に切り換えるための上下動を行うものであり、例えば、機械的、電磁的、流体的な適宜の昇降手段からなる。そのため、モーター6によってキャリッジレール17に沿って移動して、キャッピングユニット12の上方に位置させる。その状態のインクジェットヘッド9に対して、キャップ駆動部はキャップ11を上下方向に進退させ、キャップ11がインクジェットヘッド9のノズル面を密閉する状態と、それを解除する状態とを切り換えることができるようになっている。
吸引ポンプは、キャップの密閉空間内の空気、インクなどの内容物を吸引して、外部に排出するためのものであり、例えば、ロータリポンプなどを採用することができる。インクカートリッジ14からインクジェットヘッド9までインクを通液させるための通液手段として、吸引ポンプを用いることもできる。吸引ポンプは、吸引口がキャップ11に接続され、排出口が廃インクボトル13に接続されている。
ワイプユニット10は、インクジェットヘッド9をワイプユニット10の上方に移動させた状態で、インクジェットヘッド9のノズル面に対してワイプブレードを相対移動させることで、インクジェットヘッド9のノズル面を払拭して清掃する。
図2は、キャップ機構を説明する概略図である。インクジェットヘッド9には、ノズルガード22が接着剤23で固定されている。ノズルガード22は、インクジェットヘッド9のノズルの周囲を覆う金属製のプレートである。キャップ11は、本体20にインクジェットヘッド9に当接する当接部21が設けられている。当接部21は柔軟性のある樹脂やエラストマーで、できている。キャップ11内には、多孔質の樹脂製のシートのインク受19が配置されている。インク受19は、キャップ11内にインクジェットヘッド9がインクを吐出した場合に、インクが飛び散らない様に受ける。また、本体20には、外部と連通する点線で示されている吸引孔29が設けられ、チューブ18を介して廃インクボトル13に接続されている。吸引ポンプ28はキャップ内からインクや空気を吸う。また、吸引ポンプ28はチューブ18の途中に配置されている。チューブ18の他方の端は、廃インクボトル13に接続され、吸引されたインク等はこの廃インクボトル13に収容される。
バネ24は、キャップ11をキャップ台25からインクジェットヘッド9の方向に付勢する。キャップ台25とベース27の間にカム26が備わる。カム26を回転させ、ベース27に対してキャップ台25を所定に位置に移動する。キャップ11をインクジェットヘッド9方向に移動させることができる。これにより当接部21がノズルガード22に当接し、密閉できる。当接部21は、キャップ台25の移動と、バネ24の付勢により、変形してノズルガード22と接する。
図3は、ノズル面とキャップの位置関係を説明する図である。インクジェットヘッド9のノズル面側から見た図である。インクジェットヘッド9のノズル面、すなわちノズルプレート表面34には、インクを吐出するノズルが列状に配列されたノズル列30がある。そのノズル列30を取り囲むように開口部31を備えるノズルガード22が配置されている。ノズルガード22の外縁部の全周とインクジェットヘッド9の側面を、そこから空気が漏れない様に、接着剤23によって固定している。一点鎖線で示される当接位置33は、キャップ11の当接部21とノズルガード22が接する部分を示す。インクジェットヘッド9のノズル列30を含むノズル面は、ノズルガード22およびキャップ11によって密閉される。ノズルガード22は接着剤23によって周囲が固定されているため、開口部31付近はノズル面との間に微小な隙間が生じる。その隙間を埋めるように点線で示されたシート32がノズル列30の長手方向に沿って配置されている。シート32はノズルガード22とノズルプレート表面34の間に配置される。また、シート32は当接位置33に対応する位置に配置される。
インクジェットヘッド9のノズルの配置されているノズルプレート表面34は撥水層が設けられ、インクの濡れ広がりを防止している。そのため、ノズルプレート表面34には、接着剤等を付着させない方が良い。そのため、接着剤で開口部31の縁を封止できないため、開口部31の縁とノズルプレート表面34の間には、微小な隙間が存在する。ノズルガード22とノズルプレート表面34の間に微小空間が存在する為、その部分にインクが入り込む恐れがある。インクが、微小空間に入り込むと、キャップ11によって密閉した時に当接部21がノズルガード22を押すことで、開口部31の縁からインクがはみ出し、ノズル列30まで到達し、ノズルのメニスカスを壊したり、増粘したインクがノズルに入り込んだりして、吐出不良の原因となる。それを防止するために、その隙間を埋めるシート32を配置する。シート32は、インクの影響を受けにくい平らな薄板が良く、特に、合成ゴムなどの樹脂シートが好ましい。更に好ましくは弾性部材で構成され、ノズルプレート表面34やノズルガード22の表面の凹凸部分に対応して変形することで、その凹凸部分により形成される隙間を塞ぐことのできる物が好ましい。また、シート32を弾性のある樹脂で作ることで、ノズル面に凹凸がある場合でも、その凹凸に対応して変形できるので、ノズルプレート表面34とノズルガード22間で形成される空間を塞ぐことができる。特にインクジェットヘッド9の構造が原因となり、ノズル面に凹凸が生じるような場合は、樹脂シートでシート32を構成することが好ましい。ノズル面のノズル列が形成されている部分がノズルプレート表面34から突出している場合は特に好ましい。例えば、ノズルプレート表面がポリイミドフィルムで構成され、そのフィルムが接着剤などでインクジェトヘッドのフレームやインクを吐出するためのアクチュエーター部分等に固定されている。そのような構成の場合に、アクチュエーター部分や接着部がフレームに対して突出していると、ノズル面に凹凸が表れる。また、ノズルガード22の開口部31よりアクチュエーター部分の方が長い場合に、凹凸ができるので、特に効果がある。
また、シート32を配置することで、ノズルガード22がキャップ11によって押された場合の変形量が制限され、インクが滲み出る量も少なくなる。ノズル列30の先端側と後端側は開口部31までの距離が他の部分より長く構成されているので、その部分では、インクがはみ出してもノズル列30まで到達しにくい。また、シート32は樹脂製の場合に、インクの溶剤の影響で縮んだり伸びたり変形する場合がある。変形すると例えば、シート32が開口部31からはみ出すなどして、ノズル列30に悪影響を及ぼす恐れがある。そのため、シート32の外周とインクジェットヘッド9を固定する必要がある。この固定は固定部35に接着剤を塗布し、シート32の外周とインクジェットヘッド9を固定する。固定部35はシート32の外周に沿って点在する。固定部35は、例えば1cm毎になどの所定の間隔で、接着剤によってインクジェットヘッド9に固定する。インクジェットヘッド9側は、ノズルプレート表面34の縁と、インクジェットヘッド9の金属あるいは樹脂製の本体20に接着剤が付着することになる。ノズルガード22側は、裏側の表面に接着剤が付着する。ノズルガード22、インクジェットヘッド9、シート32が固定部32に塗布した接着剤で固定さる。外周が固定されるの、シート32が縮んだり伸びたりしても、変形が抑制されるのではみ出すことがない。シート32の外周を全て固定しても良いが、好ましくは点在した固定部35によって固定されることが好ましい。接着剤の量を少なくでき、接着剤によるシートの柔軟性を損なうことを防止できるからである。
開口部31の長手方向の一方の端部部分は、開口の幅を広くしている。ノズル面をワイプするワイプブレードが開口部31の幅より狭く加工されている。そのワイプブレードの位置が多少ずれていても、縁に沿って移動させ、ノズル列30の部分を払拭できるように案内する為である。シート32がはみ出ない様に開口部31の幅は狭く加工される。そのため、ワイピングする場合にワイプブレードの位置精度を高める必要がある。しかし、開口部31の吐出不良に影響がない位置に幅広化し、ワイプブレードを案内することで、位置精度を多少は落とすことが可能となる。
図4は、ノズルガードを説明する概略図である。ノズルガード22と破線で示されているシート32の配置の関係を説明する概略図である。ノズルガード22のインクジェットヘッド9と対向する側、すなわち内側の複数個所で、点線で示された接着剤36が広がっている。固定部35に塗布された接着剤36は、ノズルガード22をインクジェットヘッド9に固定する際に、押圧される。そのため接着剤36のように広がる。そして、ノズルガード22、インクジェットヘッド9、シート32の3部品を固定する。シート32の外周で固定されるので、縮んでもノズル列30には届かず、安定したインクの吐出ができる。また伸びても外周が固定されているので、開口31から出て、ノズル列30に悪影響を与える位置まで変形することはない。
図5は、インクジェットプリンターのブロック図である。制御手段40は、演算、制御、判別、設定などの処理動作を実行するCPUを備える制御手段である。制御手段40はROM41に格納されていう制御プログラムに従って動作する。RAM42は、記録データのバッファや制御手段40による処理のワークエリア、データの一時記憶等に用いられる。キャリッジ移動モーター駆動回路43は制御手段40の制御によって動作し、キャリッジ4を移動させるモーター6を駆動する。リニアセンサー16は、キャリッジ4の位置を検出するセンサーである。キャリッジレール17に沿って配置されたリニアスケール8の目盛をリニアセンサー16で検出する。制御手段40は、このセンサー出力に基づいてキャリッジ4の位置を演算して取得する。ヘッド駆動回路44は制御手段40によって制御される。ヘッド駆動回路44を介して、インクジェットヘッド9を動作させる。インクジェットヘッド9が複数搭載されている場合、制御部40及びヘッド駆動回路44は、各々のインクジェットヘッド9を個別に駆動させることができる。ヘッド駆動回路44は制御手段40から入力された情報に基づいて、各インクジェットヘッド9のインク吐出もしくは不吐出のタイミングを生成し、インクジェットヘッド9を駆動させる。インク吐出をさせる場合は、オン波形を生成し、不吐出させる場合には、オフ波形を生成し、各インクジェットヘッド9へ転送する。吐出のタイミングはキャリッジ4の位置に応じて決められる。
記録媒体搬送手段45は、制御手段40の制御によって動作する。記録媒体搬送手段45は、モーター5、搬送ローラー対3を含む。搬送ローラー対3を動作させて記録媒体50を搬送する。ワイプブレード移動モーター駆動回路46は制御手段40の制御によって動作する。ワイプブレード移動モーター駆動回路46はワイプブレードによってノズル面を払拭するため、ワイプブレードを移動させるモーターを駆動する。吸引ポンプ駆動回路47は、制御手段40の制御によって動作する。吸引ポンプ駆動回路47は、吸引ポンプ28を駆動する。キャップ移動モーター駆動回路48は、制御手段40の制御によって動作する。キャップ移動モーター駆動回路48は、はカム26を駆動し、キャップ11の昇降をさせることができる。
制御手段40の制御によってインクジェットプリンター1の各機能が制御される。また、制御手段40に予めワイピング動作条件、キャッピングの動作条件などの情報を格納しておくことで、所定のワイピング、キャッピングの動作を行うことができる。上記ワイピング条件の例として、ワイプブレード18の移動速度及びワイプブレード18のインクジェットヘッド9のノズル面30の擦摺回数などが挙げられる。また、キャッピング条件の例として、キャップ11とインクジェットヘッド9の当接力を所定の圧にするためのカム26の位置に応じたモーターの回転数などである。
本発明はインクジェットヘッドを備えるプリンターに利用できる。
1 インクジェットプリンター
2 プラテン
3 搬送ローラー対
4 キャリッジ
5 モーター
6 モーター
7 無端ベルト
8 リニアスケール
9 インクジェットヘッド
10 ワイプユニット
11 キャップ
12 キャッピングユニット
13 廃インクボトル
14 インクカートリッジ
15 インクチューブ
16 リニアセンサー
17 キャリッジレール
21 当接部
22 ノズルガード
23 接着剤
24 バネ
25 キャップ台
26 カム
27 ベース
28 吸引ポンプ
29 吸引孔
30 ノズル列
32 シート
50 記録媒体

Claims (5)

  1. 記録媒体にインクを吐出する複数のノズルからなるノズル列が配置されたノズル面から突出して設けられ、前記ノズル面の内の前記ノズル列を含む一部分が露出する開口部を備えるノズルガードを有するインクジェットヘッドにおいて、
    前記ノズルガードの外縁部が接着剤によって、前記インクジェットヘッドの本体部に固定され、
    前記ノズル面と前記ノズルガードの間に扁平なシートが配置され、
    該シートの中央部には前記ノズル面の内の前記ノズル列を含む一部分が露出する貫通孔が設けられ、前記ノズルガードによって前記シートが前記開口から露出せずに覆われ、
    前記シートの外周部、前記本体部および前記ノズルガードが接着剤によって固定され、前記シートが前記本体部および前記ノズルガードに前記外周部で固定されることで、前記シートの変形が規制され、前記シートが前記ノズルガードの開口からはみ出さずに、前記ノズルガードが前記ノズル面と前記記録媒体との接触を防止することを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記シートの前記外周部、前記本体部および前記ノズルガードが、前記シートの外周に沿って点在する固定部において前記接着剤によって固定されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記シートは弾性を有する樹脂製であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載のインクジェットヘッドと、
    記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記インクジェットヘッドを搭載し、前記記録媒体の搬送方向に交差する方向に移動するキャリッジと、
    を有し、前記インクジェットヘッドによって前記記録媒体に画像を記録するインクジェットプリンター。
  5. 前記ノズル列の配列された方向に沿って移動しながらワイピングするワイプブレードをさらに有し、
    前記ノズルガードは、中央から一方の端部の方向に向かい前記開口部の幅が漸次広くなる部分と、該開口部の幅が漸次広くなる部分から他方の端部の方向に向かい幅が一定となる部分を有し、
    前記ワイプブレードは、前記一方の端部側からワイピングが行われ、前記ワイプブレードが前記開口部の幅が変化する部分の縁にそって案内され、前記ノズル面をワイピングすることを特徴とする請求項4に記載のインクジェットプリンター。
JP2014207244A 2014-10-08 2014-10-08 インクジェットヘッドおよびインクジェットプリンター Pending JP2016074176A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014207244A JP2016074176A (ja) 2014-10-08 2014-10-08 インクジェットヘッドおよびインクジェットプリンター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014207244A JP2016074176A (ja) 2014-10-08 2014-10-08 インクジェットヘッドおよびインクジェットプリンター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016074176A true JP2016074176A (ja) 2016-05-12

Family

ID=55950696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014207244A Pending JP2016074176A (ja) 2014-10-08 2014-10-08 インクジェットヘッドおよびインクジェットプリンター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016074176A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3517302A2 (en) 2018-01-30 2019-07-31 Riso Kagaku Corporation Ink jet printing apparatus
CN112895720A (zh) * 2021-01-28 2021-06-04 深圳市润天智数字设备股份有限公司 喷墨打印装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3517302A2 (en) 2018-01-30 2019-07-31 Riso Kagaku Corporation Ink jet printing apparatus
US10759170B2 (en) 2018-01-30 2020-09-01 Riso Kagaku Corporation Ink jet printing apparatus
CN112895720A (zh) * 2021-01-28 2021-06-04 深圳市润天智数字设备股份有限公司 喷墨打印装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6006140B2 (ja) インクジェットプリンター
JP4998243B2 (ja) 液体吐出装置
JP6597650B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2010046838A (ja) 画像記録装置
JP4305529B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2008200849A (ja) インクジェット記録装置
JP2016032930A (ja) インクジェットプリンター
JP2015231729A (ja) インクジェットプリンター
WO2015190221A1 (ja) インクジェットヘッドおよびインクジェットプリンター
US10919300B2 (en) Cap unit for recording head and inkjet recording apparatus including the same
JP2016074176A (ja) インクジェットヘッドおよびインクジェットプリンター
WO2015190222A1 (ja) インクジェットヘッドおよびインクジェットプリンター
JP6658609B2 (ja) 記録ヘッドの回復システム及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP6401967B2 (ja) 液体吐出装置
JP6575501B2 (ja) インクジェット記録装置
JP6067398B2 (ja) インクジェットプリンター
JP6658571B2 (ja) 記録ヘッドの回復システム及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP6589893B2 (ja) ヘッドクリーニング機構およびそれを備えたインクジェット記録装置
JP2007130808A (ja) インクジェット記録装置
WO2016051825A1 (ja) インクジェットプリンター
JP6589891B2 (ja) ヘッドクリーニング機構およびそれを備えたインクジェット記録装置
JP2019018355A (ja) 記録ヘッド及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP6673254B2 (ja) ヘッドクリーニング機構及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP2019025740A (ja) 記録ヘッド及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP6900817B2 (ja) ヘッドクリーニング機構及びそれを備えたインクジェット記録装置