JP2000062197A - 描画ヘッド装置及びその清掃装置 - Google Patents

描画ヘッド装置及びその清掃装置

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JP2000062197A
JP2000062197A JP23135798A JP23135798A JP2000062197A JP 2000062197 A JP2000062197 A JP 2000062197A JP 23135798 A JP23135798 A JP 23135798A JP 23135798 A JP23135798 A JP 23135798A JP 2000062197 A JP2000062197 A JP 2000062197A
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suction
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nozzle
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Shinji Shiraishi
信二 白石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクヘッドのノズルが形成された面を損傷
することなく、しかも効果的にヘッドの清掃が行えるよ
うにする。 【解決手段】 このヘッド清掃装置20は、インクを噴
射するノズル11bを有するインクヘッド11を清掃す
るための装置であり、ノズル11b及びその周囲に付着
した異物を吹き飛ばすための空気を噴出する噴出装置2
1及び噴出ガイド21aと、噴出装置21により吹き飛
ばされた異物を吸引するための吸引ガイド22a及び吸
引装置22とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、描画ヘッド、特に
記録紙に対してインクを噴射する描画ヘッド装置に関す
る。また、描画ヘッドの清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録紙に対して文字等の情報を記録する
ための装置として、インクジェットプリンタが提供され
ている。このインクジェットプリンタは、記録紙の搬送
方向に対して直交する方向に移動自在に設けられたイン
クジェットヘッド(以下、単にインクヘッドと記す)を
有している。インクヘッドには、記録紙の搬送方向に沿
って多数のノズルが設けられており、このノズルからイ
ンクを記録紙に噴射して印刷が行われる。
【0003】このようなインクヘッドにおいては、ノズ
ル及びその周囲に飛散インク、紙繊維、塵等の異物が付
着するために、定期的に清掃する必要がある。そこで、
従来では、ゴム状のワイパー部材を、インクヘッドのノ
ズルが形成された面と平行に移動させ、ノズル周囲の異
物を除去するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インクヘッドのノズル
が形成された面には、実開平5−28639号公報に示
されるように、撥水処理がなされている場合が多い。こ
の撥水処理を施すことにより、インクをノズル出口から
後退させてインクがノズルから不用意に滴下するのを抑
えることができ、インク流路内のインクに対して常時加
圧が可能になる。
【0005】しかし、このような撥水処理面に対して、
前記のようなワイパー部材を用いて清掃を行うと、撥水
処理面がワイパー部材のブレードによって擦られてしま
い、撥水処理面の撥水性能が徐々に劣化する。このよう
な撥水性能の劣化はインクヘッドそのものの寿命と密接
に関連しており、特に大量に印刷する場合は撥水性能の
劣化が促進されてしまうので耐寿命性の点から問題とな
る。
【0006】また、毛細管現象を利用した非接触タイプ
のワイパー部材を用いてインクヘッドを清掃する技術も
提供されているが、紙繊維や塵等は除去されにくい。ま
た、インクヘッドは、前述のように、ノズルからインク
を記録紙に噴射して印刷を行うものであるが、ノズルか
ら噴射された液滴がメイン液滴とサテライト液滴とにな
る場合がある。このような2つの液滴が生じると、それ
ぞれの液滴の記録紙への到達時間の違いによりドットの
形状が乱れる場合がある。このような場合には、印刷の
品質が劣化する。
【0007】本発明の課題は、描画ヘッドのノズルが形
成された面を損傷することなく、しかも効果的にヘッド
の清掃が行えるようにすることにある。本発明の別の課
題は、噴射されたインクから生じる2つの液滴に起因す
る印刷品質の劣化を抑えることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る描画ヘッ
ド清掃装置は、インクを噴射するノズルを有する描画ヘ
ッドを清掃するための装置であり、ノズル及びその周囲
に付着した異物を吹き飛ばすための空気を噴出する噴出
手段と、噴出手段により吹き飛ばされた異物を吸引する
ための吸引手段とを備えている。
【0009】この装置では、描画ヘッドのノズル及びそ
の周囲に空気が噴出され、これによりノズル近傍に付着
した飛散インク、紙繊維、塵等の異物が吹き飛ばされ
る。そして、吹き飛ばされた異物は吸引手段によって吸
引される。ここでは、空気の噴出によって飛散インク等
の異物を効果的に除去することができる。そして、この
清掃に際し、ノズルが形成された面にワイパー部材等を
接触させていないので、この面に撥水処理が施されてい
るような場合でも、撥水性能が劣化することはない。ま
た、吹き飛ばされた飛散インク等の異物は吸引手段によ
って吸引されて回収されるので、吹き飛ばされた異物が
再付着するのを防止できる。
【0010】請求項2に係る描画ヘッド清掃装置は、請
求項1の装置において、描画ヘッドは、記録紙に対して
インクの噴射を行う記録領域の間で移動自在に設けられ
ているとともに、記録領域以外のクリーニング位置に移
動可能である。そして、噴出手段は、クリーニング位置
に固定して設けられクリーニング位置の描画ヘッドのノ
ズル及びその周囲に空気を導く噴出ガイドを有してい
る。また、吸引手段は、クリーニング位置に固定して設
けられ噴出ガイドから噴出された空気及び異物を吸引す
るための吸引ガイドを有している。
【0011】この装置では、清掃を行う場合は、描画ヘ
ッドをクリーニング位置に移動させる。そして、この位
置に設けられている噴出ガイドによって、クリーニング
位置の描画ヘッドのノズル及びその周囲に空気を導く。
また、この噴出ガイドから噴出された空気及び噴出空気
によって吹き飛ばされた異物は、クリーニング位置に固
定して設けられた吸引ガイドを介して吸引回収される。
【0012】ここでは、描画ヘッドと別に噴出ガイド及
び吸引ガイドが設けられるので、描画ヘッド自体の構成
が簡単になるとともに、噴出ガイド及び吸引ガイドを移
動させる必要がなく、構成が簡単になる。請求項3に係
る描画ヘッド清掃装置は、請求項1の装置において、描
画ヘッドは記録紙に対して所定の方向に移動自在であ
る。そして、噴出手段は、描画ヘッドの一側面に装着さ
れ描画ヘッドとともに移動してノズル及びその周囲に空
気を導く噴出ガイドを有している。また、吸引手段は、
描画ヘッドの一側面と対向する側面に装着され描画ヘッ
ドとともに移動して噴出ガイドから噴出された空気及び
異物を吸引するための吸引ガイドを有している。
【0013】この装置では、描画ヘッドが記録紙に対し
て所定の方向に移動しながらインクを噴射し、印刷を行
う。そして、噴出手段及び吸引手段を構成する噴出ガイ
ド及び吸引ガイドは、それぞれ描画ヘッドの対向する側
面に装着され、描画ヘッドとともに移動する。このた
め、描画ヘッドがどのような位置にあっても清掃を行う
ことができる。また、噴出ガイド及び吸引ガイドが描画
ヘッドとは別に設けられている場合に比較して、噴出ガ
イド及び吸引ガイドをノズル部分に近接して配置でき、
飛散インク等の吹き飛ばし及び吸引を効率よく行える。
【0014】請求項4に係る描画ヘッド清掃装置は、請
求項1から3のいずれかの装置において、描画ヘッドの
ノズルが形成された面には撥水処理が施されている。こ
の場合には、インクをノズル出口から後退させておくこ
とができる。そして、このような撥水処理が施されてい
る場合でも、この撥水処理面にワイパー部材等が接触し
ないので、撥水性能の劣化を抑えることができる。
【0015】請求項5に係る描画ヘッド装置は、記録紙
に対してインクを噴射する装置であり、本体と吸引手段
と吸引制御手段とを備えている。本体は、記録紙に対し
て所定の方向に移動自在に設けられ、インクを噴射する
ためのノズルを有している。吸引手段はノズルから噴射
されるインクの一部を吸引する。吸引制御手段は吸引手
段の吸引タイミングを制御する。
【0016】この装置では、2つのインクの液滴による
印刷品質の劣化を抑えることができる。以下に、2つの
インク液滴による印刷品質の劣化について、詳細に説明
する。図1に示すように、描画ヘッド(インクヘッド)
からインクが噴射されると、このインクはメイン液滴M
と、このメイン液滴Mの後部に現れるサテライト液滴S
とに別れる場合がある。そして、これらの液滴M,S
は、記録紙Pへの到達時間が異なるので、記録紙におい
ては、図2の(b)(c)に示すように、サテライト液
滴によって液点が正常な形状ではなくなる。なお、図2
(a)は、サテライト液滴のない、正常な液点の形状を
示している。
【0017】そこで請求項4に係る発明では、ノズルか
ら噴射されるインクの一部、すなわちサテライト液滴と
なる部分のインクを吸引し、サテライト液滴による異常
な液点の発生を防止するようにしている。
【0018】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図3に本発明の
一実施形態によるヘッド清掃装置を採用したインクジェ
ットプリンタ1を示す。このインクジェットプリンタ1
は、プリンタ本体部2と、プリンタ本体部2を支持する
脚部3とを有している。プリンタ本体部2は、一方向に
長い直方体形状のケース5を有している。ケース5の内
部には、記録紙を搬送するための搬送ローラ6と、搬送
ローラ6と平行に設けられたガイドレール7とが配置さ
れている。搬送ローラ6は、図示しない駆動部によって
駆動され、記録紙P(図の二点鎖線)を矢印Aで示す方
向に搬送する。
【0019】また、ガイドレール7に沿って、記録紙P
の搬送方向とは直交する矢印B方向にヘッドユニット1
0が移動自在に設けられている。ヘッドユニット10に
は、図4に示すように、インク色の異なる4つのインク
ヘッド11が収納されている。各インクヘッド11の上
部にはコネクタ11aが設けられ、下面にはインクを噴
射する多数のノズル11bが設けられている。この多数
のノズル11bは、ヘッドユニット10の移動方向Bと
は直交する方向に並べて配置されている。なお、この多
数のノズルが形成された面(以下、ノズル形成面と記
す)には、撥水処理が施されている。このヘッドユニッ
ト10は、記録紙Pにインクを噴射して印刷を行う記録
領域だけではなく、記録領域から横方向に外れたクリー
ニング位置C(図3参照)にも移動可能である。
【0020】ケース5の内部において、クリーニング位
置Cには、インクヘッド11のノズル付近を清掃するた
めのヘッド清掃装置20が設けられている。ヘッド清掃
装置20は、図5に模式的に示すように、空気を噴出す
る噴出装置21と、空気を吸引する吸引ポンプ等からな
る吸引装置22と、これらの装置の噴出及び吸引のタイ
ミングを制御するための制御部23とを有している。噴
出装置21の出口側には、インクヘッド11のノズル1
1b及びその周囲に空気を導くための管状の噴出ガイド
21aが接続されている。また、噴出ガイド21aと対
向するように管状の吸引ガイド22aが設けられてお
り、吸引装置22の入口側は、この吸引ガイド22aに
接続されている。
【0021】このような構成のインクジェットプリンタ
において、記録紙に対して印刷を行う場合は、記録紙が
搬送ローラ6によってA方向に搬送され、かつヘッドユ
ニット10がガイドレール7に沿って記録領域上をB方
向に移動しながら、インクヘッド11からインクが記録
紙上に噴射されて印刷が行われる。印刷が所定の期間行
われてクリーニング時期になった場合は、ヘッドユニッ
ト10をクリーニング位置Cに移動させる。そして、噴
出ガイド21aを介して、噴出装置21から空気をイン
クヘッド11のノズル及びその周囲に噴出させる。これ
により、ノズル及びその周囲の飛散インク、紙繊維、塵
等の異物が吹き飛ばされる。また空気の噴出と同期させ
て、吸引装置22により、吸引ガイド22aを介して、
噴出装置21によって吹き飛ばされた飛散インク等の異
物を吸引し、回収する。
【0022】ここでは、ノズル形成面に対して非接触で
清掃を行うことができ、ノズル形成面に施された撥水処
理層を損傷するのを抑えることができる。このため、撥
水性能を長期にわたって維持でき、ヘッドの寿命を延ば
すことができる。また、空気の噴出に同期して吸引を行
っているので、空気の噴出によって吹き飛ばされた異物
がノズル形成面に再付着するのを防止することができ
る。
【0023】〔第1実施形態の変形例〕図6に噴出ガイ
ドと吸引ガイドの変形例を示す。この例では、噴出空気
がノズル形成面に沿ってほぼ平行に流れるように、噴出
ガイド23aの開口の向きが形成されている。また、吸
引ガイド24aの開口は、噴出ガイド23aの開口と対
向し、かつノズルからのインクの噴射の妨げにならない
ように所定の隙間をあけて配置されている。
【0024】この例では、噴出ガイド23aから噴出さ
れた空気は、ノズル形成面に直接衝突しないので、噴出
空気によって除去された異物が他へ飛散するのを抑える
ことができる。しかも、噴出ガイド23aの開口と吸引
ガイド24aの開口とが対向しているので、ノズル形成
面から除去された異物は、効率よく吸引ガイド24aに
吸引回収される。
【0025】[第2実施例]図7に、本発明の第2実施
形態によるヘッド清掃装置を採用したインクジェットプ
リンタ30を示している。この第2実施形態におけるイ
ンクジェットプリンタ30は、クリーニング位置にヘッ
ド清掃装置が設けられていないこと以外は前記第1実施
形態と同様である。
【0026】そして、この第2実施形態では、ヘッド清
掃装置31を構成するガイドが、ヘッドユニット10に
配置された各ヘッド11に設けられている。その概略を
図8に、また詳細を図9に示す。これらの図に示すよう
に、インクヘッド11の本体の一方の側面11cには噴
出ガイド32が設けられ、側面11cと対向する側の側
面11dには吸引ガイド33が設けられている。
【0027】噴出ガイド32は、チューブ34を介して
前記実施形態と同様の噴出装置21に連結されている。
噴出ガイド32は、管状の部材であり、側面11cに沿
って形成された開閉部32aと、ノズル形成面に沿って
形成された噴出部32bとが連続して形成されている。
開閉部32aにはピエゾ素子が設けられており、この開
閉部32aによって、チューブ34を介して送られてき
た空気を噴出部32bに通過させるかあるいは遮断する
かを制御することが可能である。
【0028】また、吸引ガイド33は、チューブ35を
介して前記実施形態と同様の吸引装置22に連結されて
いる。また、この吸引ガイド33は、噴出ガイド32と
同様に、開閉部33aと吸引部33bとを有している。
開閉部33aにはピエゾ素子が設けられ、吸引部33b
とチューブ35との間を連通あるいは遮断することが可
能である。吸引部33bの開口は噴出部32bの開口と
対向してかつ所定の隙間をあけて配置されており、ノズ
ル11bからのインクの噴射の妨げとならないようにな
っている。
【0029】なお、インクヘッド11の他の側面11e
にはインク供給用のチューブ36が設けられている。こ
のような構成の実施形態における印刷の動作は前記実施
形態と同様である。また、清掃の動作は、清掃の位置が
限定されないことを除いて前記実施形態と同様である。
【0030】ここでは、噴出ガイド32及び吸引ガイド
33がインクヘッド11に装着され、インクヘッド11
とともに移動可能である。したがって、インクヘッド1
1がどのような位置にあってもノズル及びその周囲の清
掃を行うことができる。 [第3実施形態]この実施形態は、ノズル形成面の清掃
効果も有しているが、主に、印刷品質の劣化を防止する
ための実施形態である。すなわち、前述のように、イン
クヘッドのノズルからインクが噴射された際に、メイン
の液滴に続くサテライト液滴によって印刷品質の劣化を
生じる場合があるが、ここでは、サテライト液滴を除去
するようにしている。
【0031】図10は、この実施形態に使用されるイン
クヘッドを示し、図11はその概略ブロック図を示して
いる。これらの図に示すように、このヘッド装置40
は、ほぼ直方体形状のインクヘッド本体41と、インク
ヘッド本体41に装着された吸引ガイド42と、吸引ガ
イド42に接続された吸引装置43と、吸引のタイミン
グを制御する吸引制御部44とを有している。
【0032】インクヘッド本体41は、上面に設けられ
たコネクタ41aと、下面に形成されたインクを噴出す
るための多数のノズル41bとを有している。また、側
面にはノズル41bにインクを供給するためのチューブ
41cを有している。吸引ガイド42は、チューブ45
を介して吸引装置43に接続されており、インクヘッド
本体41の側面に沿って設けられた開閉部42aと、ノ
ズル形成面に沿って配置された吸引部42bとを有して
いる。吸引装置43は吸引ポンプを有しており、印刷中
は常時運転されている。また、吸引制御部44は、吸引
ガイド42の開閉部42a内に設けられたピエゾ素子4
6と、このピエゾ素子46を作動させるための信号を遅
延させるための遅延回路47とを有している。なお、ピ
エゾ素子46を作動させるための信号は、インク噴射の
ためにインクヘッド本体41に与えられるドット信号を
用いている。なお、ピエゾ素子46と吸引装置43との
間には、吸引回収したインクを貯めるインクタンク48
が設けられている。
【0033】この実施形態の作用を図11及び図12を
用いて説明する。ドット信号がインクヘッド本体41に
印加されると、図11(a)に示すように、液滴が紙面
Pに向かって噴射される。このドット信号は、遅延回路
47によって所定時間の遅延を受けてピエゾ素子46に
印加される。これにより、吸引ガイド42の開閉部42
aが開き、吸引部42bがチューブ45を介して吸引装
置43に連通する。吸引装置43の吸引ポンプは印刷中
は常時運転されているので、噴射開始より所定時間遅れ
て開閉部42aが開くと、インクの液滴の後部が図11
の(b)(c)に示すように、吸引装置43側に吸引さ
れる。この吸引されたインクはインクタンク48に回収
される。
【0034】このような状態では、サテライト液滴はほ
ぼなくなり、また生じたとしても、図11の(d)
(e)(f)に示すように、メイン液滴に比較して非常
に少量となる。したがって、記録紙上においては、図1
2(b)に示すように、メイン液滴とサテライト液滴と
による液点は、サテライト液滴が全くない場合の正常な
液点(図12(a))と比較してほぼ同じとなり、印刷
品質を良好にできる。
【0035】また、インクの一部と同時に飛散インクや
塵等の異物をも吸引できるので、ノズル及びその周囲の
清掃も可能になる。なお、遅延回路47の遅延時間及び
吸引のための時間(量)は、予め実験により求めてお
く。
【0036】
【発明の効果】本発明では、非接触でノズル及びその周
囲の清掃を行えるので、ヘッドの寿命を延ばすことがで
き、また空気噴出による吹き飛ばされた飛散インク等の
異物を吸引するので、異物のノズル部分への再付着を防
止できる。また、インク噴射後において所定のタイミン
グでインクの一部を吸引するので、サテライト液滴によ
る印刷品質の劣化を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の課題の1つを説明するための図。
【図2】本発明の課題の1つを説明するための図で、ノ
ズルから噴射されたインクによる液点を示す図。
【図3】本発明の第1実施形態が採用されたインクジェ
ットプリンタの概略斜視図。
【図4】第1実施形態のヘッドユニットの概略斜視図。
【図5】第1実施形態によるヘッド清掃装置の概略構成
図。
【図6】第1実施形態の変形例によるヘッド清掃装置の
概略構成図。
【図7】第2実施形態が採用されたインクジェットプリ
ンタの概略斜視図。
【図8】第2実施形態のヘッドユニットの概略斜視図。
【図9】第2実施形態のインクヘッドの斜視図。
【図10】第3実施形態のインクヘッド本体の斜視図。
【図11】第3実施形態のインクヘッド装置のブロック
図。
【図12】第3実施形態によるインクヘッドから噴射さ
れたインクの液滴の様子を示す図。
【図13】第3実施形態による液点の様子を示す図。
【符号の説明】
11 インクヘッド 11b ノズル 20,31 ヘッド清掃装置 21 噴出装置 21a,23a,32 噴出ガイド 22,43 吸引装置 22a,24a,33,42 吸引ガイド 44 吸引制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクを噴射するノズルを有する描画ヘッ
    ドを清掃するための描画ヘッド清掃装置であって、 前記ノズル及びその周囲に付着した異物を吹き飛ばすた
    めの空気を噴出する噴出手段と、 前記噴出手段により吹き飛ばされた異物を吸引するため
    の吸引手段と、を備えた描画ヘッド清掃装置。
  2. 【請求項2】前記描画ヘッドは、記録紙に対してインク
    の噴射を行う記録領域の間で移動自在に設けられている
    とともに、前記記録領域以外のクリーニング位置に移動
    可能であり、 前記噴出手段は、前記クリーニング位置に固定して設け
    られ前記クリーニング位置の描画ヘッドのノズル及びそ
    の周囲に空気を導く噴出ガイドを有し、 前記吸引手段は、前記クリーニング位置に固定して設け
    られ前記噴出ガイドから噴出された空気及び異物を吸引
    するための吸引ガイドを有している、請求項1に記載の
    描画ヘッド清掃装置。
  3. 【請求項3】前記描画ヘッドは記録紙に対して所定の方
    向に移動自在であり、 前記噴出手段は、前記描画ヘッドの一側面に装着され前
    記描画ヘッドとともに移動して前記ノズル及びその周囲
    に空気を導く噴出ガイドを有し、 前記吸引手段は、前記描画ヘッドの前記一側面と対向す
    る側面に装着され前記描画ヘッドとともに移動して前記
    噴出ガイドから噴出された空気及び異物を吸引するため
    の吸引ガイドを有している、請求項1に記載の描画ヘッ
    ド清掃装置。
  4. 【請求項4】前記描画ヘッドのノズルが形成された面に
    は撥水処理が施されている、請求項1から3のいずれか
    に記載の描画ヘッド清掃装置。
  5. 【請求項5】記録紙に対してインクを噴射する描画ヘッ
    ド装置であって、 記録紙に対して所定の方向に移動自在に設けられ、イン
    クを噴射するためのノズルを有する本体と、 前記ノズルから噴射されるインクの一部を吸引するため
    の吸引手段と、 前記吸引手段の吸引タイミングを制御する吸引制御手段
    と、を備えた描画ヘッド装置。
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