JP2007203395A - クーラント溶液製造装置及びクーラント溶液供給システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 クーラント溶液を自動的に製造するクーラント溶液製造装置及び製造されたクーラント溶液を工作機械等の被供給装置に自動的に供給するクーラント溶液供給システムを提供する点である。
【解決手段】クーラント原液Pを収容した容器21と、前記容器21からクーラント原液供給パイプ22を介して供給されるクーラント原液Qと水道水Hとを所定の割合で混合してクーラント溶液を製造する混合機24と、前記混合機24で製造された前記クーラント溶液Qを貯液する貯液タンク26と、前記貯液タンク26内のクーラント溶液Qをクーラント溶液送致パイプ30を介して各貯留タンク10に送致するポンプ28とから構成したことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】クーラント原液Pを収容した容器21と、前記容器21からクーラント原液供給パイプ22を介して供給されるクーラント原液Qと水道水Hとを所定の割合で混合してクーラント溶液を製造する混合機24と、前記混合機24で製造された前記クーラント溶液Qを貯液する貯液タンク26と、前記貯液タンク26内のクーラント溶液Qをクーラント溶液送致パイプ30を介して各貯留タンク10に送致するポンプ28とから構成したことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、クーラント溶液を自動的に製造するクーラント溶液製造装置及び製造されたクーラント溶液を工作機械等の被供給装置に自動的に供給するクーラント溶液供給システムに関する。
従来、クーラント溶液を製造する場合、使用目的に適合するクーラント原液を購入し、バケツなどを用い、製造マニュアルに従って水と混合して人為的に製造したり、あるいは、クーラント原液と水とを所定の割合で自動的に混合する機器を購入し、この機器にバケツなどを用いてクーラント原液と水とを人為的に供給して製造している。これらはいずれも、人為的で、自動的に所望のクーラント溶液を製造補充できる装置は、入手困難であるのが現状である。
そもそもクーラント溶液は、工作機械の例えばベッドやノズル回りに堆積した切り屑を清掃したり、刃物やワークを冷却したり、刃物の切れ味を維持する潤滑のため等に、クーラント溶液を必要な箇所に供給するものである。従って、工作機械を運転するために、工作機械が消費するクーラント溶液を貯めておく貯留タンクが付設されている。ところが、運転中に消費されたクーラント溶液を、クーラント溶液混合棟からバケツなどで人為的に運んで補充しているのが現状である。
一般に前記クーラント溶液混合棟は、工作機械が設置された工場建家の外側に設けられていることが多い関係上、消費されたクーラント溶液を溶液混合棟からバケツなどで人為的に運んで補充する作業は苦労をともない敬遠されると共に、工員の作業効率ダウンにも
つながる恐れがある等問題があった。
つながる恐れがある等問題があった。
解決しようとする問題点は、自動的に所望のクーラント溶液を製造できる装置は、入手困難であった点及び消費されたクーラント溶液をバケツなどで人為的に運んで補充する必要があったという点である。
本発明は、クーラント原液を収容した容器と、前記容器から供給されるクーラント原液と希釈液とを所定の割合で混合してクーラント溶液を製造する混合機と、前記混合機で製造された前記クーラント溶液を貯液する貯液タンクと、前記貯液タンク内のクーラント溶液をクーラント溶液送致パイプを介して各貯留タンクに送致するポンプと、から構成したことを最も主要な特徴とする。
本発明は、クーラント原液を収容した容器と、前記容器から供給されるクーラント原液と希釈液とを所定の割合で混合してクーラント溶液を製造する混合機と、前記混合機で製造された前記クーラント溶液を貯液する貯液タンクと、前記貯液タンク内のクーラント溶液をクーラント溶液送致パイプを介して各貯留タンクに送致するポンプと、から構成したから、クーラント溶液を製造する混合機に自動的にクーラント原液と水道水とを供給できると共に、製造されたクーラント溶液を工作機械等の被供給装置に自動的に供給することができる。
クーラント溶液の製造と供給を自動化するという目的を、クーラント溶液を製造する混合機と、前記混合機で製造された前記クーラント溶液を貯液する貯液タンクと、前記貯液タンク内のクーラント溶液をクーラント溶液送致パイプを介して各貯留タンクに送致するポンプとから構成したことにより実現した。
図1はクーラント溶液製造装置の概要を示す一部を切り欠いた斜視説明図、図2はクーラント溶液供給システムの概要を示す斜視説明図である。
前記クーラント溶液製造装置E1は図1に示すように、クーラント原液Pを収容したドラム缶等の容器21と、この容器21からクーラント原液供給パイプ22を介して供給されるクーラント原液Pと水道水供給パイプ23を介して供給される水道水Hとを所定の割合で混合してクーラント溶液Qを製造する混合機24と、この混合機24で製造されパイプ25を介して送致される前記クーラント溶液Qを貯液する貯液タンク26と、この貯液タンク26内のクーラント溶液Qをパイプ27を介して吸い上げると共に前記クーラント溶液送致パイプ30を介してクーラント溶液Qを前記各貯留タンク10に送致するポンプ28から構成されている。なお、希釈液として本実施例においては、水道水を用いたが、これは井戸水や河川等の流水あるいは、クーラント原液を希釈し所望のクーラント溶液が得られる溶媒なら良いのは勿論である。
上述したクーラント溶液製造装置E1で製造されたクーラント溶液Qを工作機械等の被供給装置Mに自動的に供給するクーラント溶液供給システムE2は、クーラント溶液Qの被供給装置Mの内部あるいわ隣接して配置されたクーラント溶液Qの貯留タンク10と、この貯留タンク10にクーラント溶液Qを製造し送致する前記クーラント溶液製造装置E1と、このクーラント溶液製造装置E1と前記貯留タンク10とを連通するクーラント溶液送致パイプ30とから構成されている。
さらに説明すると、前記貯留タンク10はこの実施例において図2に示すように、左右に4台ずつ計8台が、NC工作機械やマシニングセンター等クーラント溶液Qの被供給装置Mの内部にあるいは、隣接して配置されており、この各貯留タンク10は、それぞれ被供給装置Mにクーラント溶液Qを供給できるように連接されている。そして、各貯留タンク10は、貯留したクーラント溶液量の変動に対応して機械的に作動する開閉弁(図示しない)を介して前記クーラント溶液送致パイプ30と連通され、このクーラント溶液送致パイプ30は前記クーラント溶液製造装置E1に連通されている。
本発明の実施例1からなるクーラント溶液製造装置E1は、上述したように構成されているので、所要箇所に取り付けられている各バルブ類(図示しない)を自動的あるいわ手動で開けた後、コントロールパネルの駆動スイッチ(図示しない)をONすると、前記混合機24が作動して、前記ドラム缶等容器21からクーラント原液供給パイプ22を介してクーラント原液Pを吸引すると共に、この吸引されたクーラント原液Pと水道水供給パイプ23を介して供給される水道水Hとを所定の割合で混合してクーラント溶液Qを製造し、この製造されたクーラント溶液Qをパイプ25を介して貯液タンク26内に貯液し、この貯液タンク26内の貯液量が所定の量に達すると、本クーラント溶液製造装置E1は自動的に停止しこの状態を維持している。
必要に応じてコントロールパネルの前記ポンプ28の駆動スイッチ(図示しない)をONすると、前記ポンプ28が作動し、前記貯液タンク26内のクーラント溶液Qをパイプ27を介して吸い上げると共に、前記クーラント溶液送致パイプ30を介してクーラント溶液Qを前記各貯留タンク10に送致していく。この各行程は各貯留タンク10内の液量が所定の量に達するまで続けられる。
各貯留タンク10内の液量が所定の量に達し、各貯留タンク10に設けられているフロート式遮断弁(図示しない)つまり、機械的に作動する開閉弁(図示しない)が作動して液の供給が停止された後、前記貯液タンク26内の貯液量が所定の量に達すると、コントロールパネルからの指令で前記ポンプ28及び前記混合機24が停止して、この状態を維持している。
NC工作機械やマシニングセンター等クーラント溶液Qの被供給装置Mを稼働して、前記貯留タンク10内のクーラント溶液Qが消費され、液量が降下すると、前記フロート式遮断弁(図示しない)が作動し、液の供給が始まるとコントロールパネルからの指令で前記ポンプ28等が再作動してクーラント溶液Qが補充され、各貯留タンク10内の液量は常時満タンの状態が維持される。
上述した貯留タンク10内へのクーラント溶液Qの補充は、コントロールパネルにカレンダータイマーを設けておき、所定の時間が経過すると自動的に前記ポンプ28等が再作動してクーラント溶液Qを補充するように構成しても良い。
このように各貯留タンク10内の液量を簡単に満タンにできる状態は、前記ドラム缶など容器21内のクーラント原液Pが全部消費されるまで長時間に亘って維持される。従って、前記ドラム缶など容器21を交換するだけの簡単な作業のみで、前述した従来のように、消費されたクーラント溶液を頻繁に溶液混合棟からバケツなどで人為的に運んで補充する作業など、危険と苦労をともなう作業から開放されて工員の作業効率を向上することができる。
しかも、各貯留タンク10内の液量の検知に電気的なセンサを用いないので、貯留タンクが使用される環境に左右されることなく、長期間に亘って確実にしかも安価に用いることができる。
10 クーラント溶液の貯留タンク
20 クーラント溶液製造装置
21 容器
22 クーラント原液供給パイプ
24 混合機
26 貯液タンク
28 ポンプ
30 クーラント溶液送致パイプ
Q クーラント溶液
P クーラント原液
H 希釈液(水、溶媒等)
20 クーラント溶液製造装置
21 容器
22 クーラント原液供給パイプ
24 混合機
26 貯液タンク
28 ポンプ
30 クーラント溶液送致パイプ
Q クーラント溶液
P クーラント原液
H 希釈液(水、溶媒等)
Claims (3)
- クーラント原液を収容した容器と、
前記容器から供給されるクーラント原液と希釈液とを所定の割合で混合してクーラント溶液を製造する混合機と、
前記混合機で製造された前記クーラント溶液を貯液する貯液タンクと、
前記貯液タンク内のクーラント溶液をクーラント溶液送致パイプを介して各貯留タンクに送致するポンプと、
から構成したことを特徴とするクーラント溶液製造装置。 - 請求項1記載のクーラント溶液製造装置であって、
前記混合機に供給されるクーラント原液は、クーラント原液が充填されている容器を前記クーラント溶液製造装置内に搬入し、前記容器から直接クーラント原液供給パイプを介して前記混合機に供給するようにしたことを特徴とするクーラント溶液製造装置。 - 被供給装置にまたは隣接して配置されたクーラント溶液の貯留タンクと、前記貯留タンクを相互に、機械的に作動する開閉弁を介して前記クーラント溶液送致パイプで連通し、前記クーラント溶液送致パイプを、前記クーラント溶液製造装置に連接したことを特徴とするクーラント溶液供給システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006023346A JP2007203395A (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | クーラント溶液製造装置及びクーラント溶液供給システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006023346A JP2007203395A (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | クーラント溶液製造装置及びクーラント溶液供給システム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007203395A true JP2007203395A (ja) | 2007-08-16 |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013230521A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Matsuno Seisakusho:Kk | クーラント供給装置 |
JP2021065938A (ja) * | 2019-10-17 | 2021-04-30 | Ckd株式会社 | 希釈液補充装置、及び、希釈液補充方法 |
JP7546273B2 (ja) | 2020-10-21 | 2024-09-06 | 岩本工業株式会社 | 混合液供給装置 |
Citations (2)
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JPH0647649A (ja) * | 1992-01-06 | 1994-02-22 | Naaku Kk | 加工油の自動調合、補給装置 |
JPH1029132A (ja) * | 1996-07-11 | 1998-02-03 | Kayaba Ind Co Ltd | 水溶性切削液の供給システム |
-
2006
- 2006-01-31 JP JP2006023346A patent/JP2007203395A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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