JP2007083362A - アブレイシブウォータージェットによる基板切断方法、及び、基板切断装置。 - Google Patents

アブレイシブウォータージェットによる基板切断方法、及び、基板切断装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、ウォータージェットと研磨材とが所定の割合となり且つ均等に混合された状態のアブレイシブウォータージェットを該ノズル内に、人的な管理を必要とせず、適宜に供給することを目的とする。
【解決手段】水3に所要量のスラリー4を混入したスラリー混入液5を主タンク1内に収容すると共に、主タンク1内にスペーサ8を摺動自在に嵌装させて、スラリー混入液5と高圧流体9とをスペーサ8によって遮蔽状態とされた主タンク1内に個別に供給する工程と、主タンク1内に供給したスラリー混入液5に対して、水3とスラリー4とが均等に混合されるように撹拌するスラリー混入液5の撹拌工程とを行い、更に、主タンク1内に高圧流体9を供給して、その圧力9をスペーサ8に加えることによって、前記攪拌工程により水3とスラリー4とが均等に混合された状態のスラリー混入液5をノズル2に供給するように設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、水に所要量のスラリーを混入したスラリー混入液に高圧流体による圧力を加えてノズルから噴出させることによって基板を切断するアブレイシブウォータージェットによる基板切断方法、及び、基板切断装置に関するものである。
従来から、ワークをアブレイシブウォータージェットによって加工(切断)する方法は、一般的に、研磨材に高圧流体(ウォータージェット)による圧力を加えてノズルから噴出させてワークを加工するものである(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1のアブレイシブウォータージェットによるワーク加工方法とは、湿った状態の研磨材を研磨材タンク内に貯留する。そして、研磨材タンク内にコンプレッサによるエアの圧力で加圧すると、オリフィスから湿った状態の研磨材を円滑に滴下させる。さらに、滴下した湿った状態の研磨材をコンプレッサによるエアで研磨材供給管を介してアブレイシブノズルヘッドから噴出させてワークを加工する。その加工後に、使用した研磨材を再利用し、消耗した研磨材は、新研磨材タンクから補給するものである。
従って、研磨材タンクは、アブレイシブノズルヘッドに、ウォータージェットに混合してアブレイシブウォータージェットを発生させるための研磨材を供給する。このようにして、湿った状態の研磨材は、アブレイシブノズルヘッド内で、ウォータージェットと混合するように開示されている。
特開2000−767号公報(第3頁、図1)
しかしながら、従来のアブレイシブウォータージェットによるワーク加工方法によれば、ウォータージェットと研磨材との混合割合は、アブレイシブウォータージェットの状態にならないと判断が困難である。
なぜならば、ウォータージェットと研磨材との混合割合を所定の割合に設定しておかないと、アブレイシブノズルヘッド内で目詰まりをおこすこと、ワークを加工する加工能力が低下すること等のワーク切断上の諸問題が発生する。
このことから、湿った状態の研磨材を研磨材タンク内に単に貯留しているだけでは、アブレイシブノズルヘッドに限らず、該ノズルヘッドに到達するまでの経路内でも、湿った状態の研磨材が詰まりやすい。更に、ワーク加工の停止時に、前記した経路内での研磨材の沈降現象を非常に引き起こしやすいので、常に人的に管理する必要が生じる。
また、アブレイシブノズルヘッド内で、ウォータージェットと研磨材とが所定の割合となり且つ均等に混合されることは、人的な管理なしでは非常に困難と云える。
従って、本発明は、ウォータージェットと研磨材とが所定の割合となり且つ均等に混合された状態のアブレイシブウォータージェットをアブレイシブノズルヘッド内に、人的な管理を必要とせず、適宜に供給することを目的とするものである。
そこで、前記した技術的課題を解決するための本発明の請求項1に係わるアブレイシブウォータージェット(6)による基板切断方法は、水(3)に所要量のスラリー(4)を混入したスラリー混入液(5)を主タンク(1)内に収容すると共に、この主タンク(1)内のスラリー混入液(5)に高圧流体(9)による圧力を加えてノズル(2)から噴出させることによって基板(24)を切断するアブレイシブウォータージェット(6)による基板切断方法において、
主タンク(1)内にスペーサ(8)を摺動自在に嵌装させて、スラリー混入液(5)と高圧流体(9)とをこのスペーサ(8)によって遮蔽状態とされた主タンク(1)内に個別に供給する工程と、
主タンク(1)内に供給したスラリー混入液(5)に対して、その水(3)とスラリー(4)とが均等に混合されるように撹拌するスラリー混入液(5)の撹拌工程とを行い、
更に、主タンク(1)内に高圧流体(9)を供給して、その圧力(9)をスペーサ(8)に加えることによって、スラリー混入液(5)の攪拌工程により水(3)とスラリー(4)とが均等に混合された状態のスラリー混入液(5)をノズル(2)に供給するように設定されていることを特徴とする。
また、前記した技術的課題を解決するための本発明の請求項2に係わるアブレイシブウォータージェット(6)による基板切断方法は、スペーサ(8)として、その内部に液体(11)が収容されていることを特徴とする。
また、前記した技術的課題を解決するための本発明の請求項3に係わるアブレイシブウォータージェット(6)による基板切断方法は、スペーサ(8)が比重1となるように設定されていることを特徴とする。
また、前記した技術的課題を解決するための本発明の請求項4に係わるアブレイシブウォータージェット(6)による基板切断装置(100)は、水(3)に所要量のスラリー(4)を混入したスラリー混入液(5)を収容する主タンク(1)と、この主タンク(1)内のスラリー混入液(5)に高圧流体(9)による圧力を加えて噴出させることによって基板(24)を切断するノズル(2)と、を少なくとも設けたアブレイシブウォータージェット(6)による基板切断装置(100)において、
主タンク(1)内には摺動自在に嵌装させるスペーサ(8)と、スラリー混入液(5)に対して、その水(3)とスラリー(4)とが均等に混合されるように撹拌するスラリー混入液(5)の撹拌器(10)とを備え、
更に、主タンク(1)内に高圧流体(9)を供給して、その圧力(9)をスペーサ(8)に加えることによって、スラリー混入液(5)の攪拌器(10)により水(3)とスラリー(4)とが均等に混合された状態のスラリー混入液(5)をノズル(2)に供給するように構成されていることを特徴とする。
また、前記した技術的課題を解決するための本発明の請求項5に係わるアブレイシブウォータージェット(6)による基板切断装置(100)は、スペーサ(8)として、その内部に液体(11)を収容するように構成されていることを特徴とする。
また、前記した技術的課題を解決するための本発明の請求項6に係わるアブレイシブウォータージェット(6)による基板切断装置(100)は、スペーサ(8)が比重1となるように構成されていることを特徴とする。
なお、前記した符号は、説明の便宜上付したものであり、本発明を図面に示される実施の形態に限定するものではない。
本発明によれば、水とスラリーとが均等に混合された状態のスラリー混入液を供給するアブレイシブウォータージェットを用いて基板を切断することにより、アブレイシブウォータージェットによる切断加工を安定し且つ連続して稼動させることができ、更に、切断加工された成形品(製品)の生産性をより一層向上させることができる、アブレイシブウォータージェットによる基板切断方法、及び、基板切断装置を提供すると云う優れた効果を奏する。
以下、図1に基づいて、最良の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係るアブレイシブウォータージェットによる基板切断装置100(以下、「切断装置100」と記す。)の概略図を示す。
図1に示す切断装置100は、主タンク1とノズル2とを少なくとも設ける。主タンク1は、ノズル2と配管7(7a)を介して連通する。このノズル2は、水3に所要量のスラリー4を混入したスラリー混入液5に高圧流体(図例では高圧水9)を加えてアブレイシブウォータージェット6として噴出する。
例えば、水3には、水道水・純水等の真水を用いる。そして、スラリー4には、アルミナ・シリカ・シリコンカーバイド・ガーネット等の砥粒材料を用いる。
つまり、スラリー4はノズル2に到達するまでに、主タンク1内で水4と混入してスラリー混入液5として供給されており、従来の湿った状態の研磨材を、アブレイシブノズルヘッド内で、ウォータージェットと混合するものとは全く異なるものと云える。
従って、このスラリー混入液5を主タンク1内から直接配管7(7a)を介してノズル2に供給するので、スラリー4量の過不足による目詰まりや加工能力低下といった問題は解消されると共に、ノズル2及び主タンク1からノズル2までの配管7(7a)において、人的に管理する必要が最小限に削減できる。
主タンク1内には、摺動自在に嵌装させるスペーサ8を備える。このスペーサ8によって遮蔽状態とされたスラリー混入液5と高圧水9とを主タンク1内に個別に供給させる。そして、このスラリー混入液5に対して、その水3とスラリー4とが均等に混合されるように撹拌するスラリー混入液5の撹拌器10を備える。
更に、主タンク1内に高圧水9を供給して、その圧力9をスペーサ8に加えることによって、スラリー混入液5の攪拌器10により水3とスラリー4とが均等に混合された状態のスラリー混入液5をノズル2に供給する。
スペーサ8は、主タンク1内にスラリー混入液5と高圧水9とを個別に供給するための遮断部材の役割をし、図例のとおり、スラリー混入液5に浮遊した状態となる。そして、スペーサ8が主タンク1内を上下方向に摺動する際、スペーサ8が水平方向に保持した状態で上下動するように構成される。
このスペーサ8の浮遊状態をより一層安定させるために、スペーサ8の内部に液体11、例えば、水3、或は、その他の溶液を収容するようにすることが望ましい。このスペーサ8に収容する液体11の比重は、スラリー混入液5よりも小さい値にする。
即ち、この液体11は、比重を1にすることがより一層望ましい。
また、スペーサ8の上面12側、或は、下面13側が、主タンク1の摺動方向の両壁面14側(14a・14b)に衝突しないように、主タンク1内の高圧水9側に段部15(15a)、及び、スラリー混入液5側に段部15(15b)を夫々備える。
つまり、スペーサ8を下方向に摺動させる場合、高圧水9側に圧力を大きく加えて、スペーサ8の上面12側を押圧する一方で、スペーサ8を上方向に摺動させる場合、スラリー混入水5側に圧力を大きく加えて、スペーサ8の下面13側を押圧する。
なお、スペーサ8は、主タンク1内を摺動自在に嵌装できれば、図例に限定せず、主タンク1の両側面に嵌め込む構造にすることも可能である。そして、主タンク1内のスペーサ8を上下方向に限定せず、任意の方向、例えば、左右方向にスペーサ8を摺動自在に配置構成することも可能である。
また、主タンク1内に高圧流体(高圧水9)を供給・排出するための水3を貯留する水源タンク16を設ける。この水源タンク16は、主タンク1に配管7(7b)及び水3を高圧水9にするための適宜な圧力ポンプ17を介して連通する。
つまり、水源タンク16、圧力ポンプ17、配管7(7b)によって、主タンク1内の水3に所定圧力を加えて高圧水9とすることにより、主タンク1内のスペーサ8の上面12側を押圧する。一方、主タンク1内の高圧水9を排出するために、配管7(7c)を介して水源タンク16に循環する。この配管7(7c)には、高圧水9(水3)を再利用するために、浄化フィルタ18を介して水源タンク16に循環する。
従って、主タンク1内の高圧水9において、スペーサ8が下方向に摺動する場合、配管7(7b)側が開状態、配管7(7c)側が閉状態となる。一方、スペーサ8が上方向に摺動する場合、配管7(7b)側が閉状態、配管7(7c)側が開状態となる。このことにより、水3(高圧水9)を主タンク1内に適宜に供給・排出することができる。
スラリー混入液5の撹拌器10は、スラリー混入液5に対して、その水3とスラリー4とが均等に混合させるために、主タンク1内の壁面14(14b)側に備える。そして、スペーサ8の下面13側と衝突して攪拌器10が停止・損傷しないように、壁面14(14b)と段部15(15b)との間に備える。そして、この攪拌器10には、スラリー混入液5を攪拌させるスクリュー部19と、該スクリュー部19を攪拌駆動させる攪拌駆動手段20とを備える。
例えば、スラリー混入液5に対するスラリー4の混合割合が、5体積%以上且つ70体積%以下となる所定の割合で混合されることが望ましい。この数値の根拠として、70体積%より大きい場合、ノズル2内で目詰まりをおこしやすく、一方、5体積%より小さい場合、基板24を切断加工する加工能力が低下すること等の基板切断上の諸問題が発生することから前述した数値に設定する。
なお、この攪拌器10として、マグネット型を採用することが望ましい。このマグネット型の攪拌器10とは、該スクリュー部19をスラリー混入液5に浮遊状態とする。
つまり、スクリュー部19と攪拌駆動手段20とが磁石で云う、S極同士、或は、N極同士の離反状態を保持する。この離反状態を保持できれば、主タンク1内の壁面14(14b)側に配置構成せず、主タンク1内の両側面側に、適宜に配置変更が可能である。
従って、スラリー混入液5の攪拌器10によって、主タンク1内に水3とスラリー4との混合割合が所定の割合となったスラリー混入液5に対して、その水3とスラリー4とが均等に混合されるように攪拌することができる。
また、スラリー混入液5を貯蔵する貯蔵タンク21を設ける。この貯蔵タンク21は、主タンク1に配管7(7d)を介して連通する。そして、主タンク1内に配管7(7d)を介して、スラリー混入液5を供給するために加圧する適宜な圧力ポンプ22を備える。
つまり、貯蔵タンク21、圧力ポンプ22、配管7(7d)によって、主タンク1内のスラリー混入液5に所定圧力を加えることにより、主タンク1内のスペーサ8の下面13側に供給する。このことは、主タンク1内に供給されたスラリー混入液5を配管7(7a)、ノズル2を介してアブレイシブウォータージェット6として使用した後に、貯蔵タンク21から主タンク1内にスラリー混入液5を適宜に供給できるように構成される。
従って、主タンク1内のスラリー混入液5において、スペーサ8が下方向に摺動する場合、配管7(7a)側が開状態、配管7(7d)側が閉状態となり、一方、スペーサ8が上方向に摺動する場合、配管7(7a)側が閉状態、配管7(7d)側が開状態となる。
また、貯蔵タンク21内に水3を供給するために、前述した水源タンク16から配管7(7f)を介して連通する。この水源タンク16を共有せず、別タンク(図示なし)を備えることも可能である。そして、貯蔵タンク21内に所要量のスラリー4を供給するために、スラリー源タンク23を備える。
つまり、図例の切断装置100によれば、貯蔵タンク21内にて水3と所要量のスラリー4との混合割合が所定の割合となった状態でスラリー混入液5として貯留されているので、面倒な人的な管理も必要とせず、貯蔵タンク21内から配管7(7d)を介して主タンク1内にスラリー混入液5を適宜に供給することができる。
一方、主タンク1内のスラリー混入液5を排出することは、前述した配管7(7a)、ノズル2を介して、アブレイシブウォータージェット6として基板24に噴出することを意味する。そして、対象となる基板24とは、例えば、ウェーハ基板、樹脂封止(パッケージ)基板等を表し、樹脂封止基板には、樹脂封止済のリードフレーム、プラスチック基板、セラミック基板、ガラス基板、或は、その他の樹脂封止基板を用いる。
つまり、水3とスラリー4との混合割合が所定の割合となることに加えて、水3とスラリー4とが均等に混合された状態のスラリー混入液5をアブレイシブウォータージェット6として用いて、基板24を切断することができる。
基板24の切断分離後に発生する切断屑25を含むスラリー混入液5は、すべて廃棄処理するのではなく、キャッチャ26内に捕集する。この捕集されたスラリー混入液5は、配管7(7e)を介して貯蔵タンク21に循環する。この配管7(7e)には、スラリー混入液5を再利用するために、浄化フィルタ27を介して貯蔵タンク21に循環する。その際、切断屑25を浄化フィルム27にて廃棄処理し、再利用されるスラリー混入水5のみを配管7(7e)を介して貯蔵タンク21内に供給される。
なお、この切断装置100における人的管理を最小限に削減するために、少なくとも、主タンク1、並びに、貯蔵タンク21における全面、或は、所定箇所面を透明性のある適宜なタンクにすることも可能である。
ここで、切断装置100における基板切断方法を説明する。
まず、主タンク1内にスラリー混入液5、水3(高圧水9)が夫々供給される。このとき、主タンク1内において、スラリー混入液5はスラリー混入液5の攪拌器10によって攪拌されて、その水3とスラリー4とが均等に混合された状態となる。この状態図が図1となる。
次に、開状態の配管7(7b)を介して圧力ポンプ17にて主タンク1側に水3を送り込み、この水3を高圧水9として主タンク1のスペーサ8の上面12側に供給すると、高圧水9がスペーサ8の上面12側を押圧してスペーサ8を下方向に摺動させる。このスペーサ8を下方向に摺動させることにより、開状態の配管7(7a)を介してノズル2から攪拌器10にて攪拌されて、その水3とスラリー4とが均等に混合された状態のスラリー混入液5をアブレイシブウォータージェット6として噴出させる。このとき、配管7(7c)、及び、配管7(7d)は、閉状態となる。
次に、アブレイシブウォータージェット6により基板24を所定形状に切断分離し、成形品(製品)を完成させる。一方、切断分離後の切断屑25を含むスラリー混入液5は、キャッチャ26内に捕集され、次に、配管7(7e)介して再利用されるスラリー混入液5のみ貯蔵タンク21内に循環される。そして、切削屑25は浄化フィルタ27にて廃棄処理される。
次に、対象となる基板24が完全に切断分離されると、配管7(7a)及び配管7(7b)は閉状態となり、配管7(7d)を介して圧力ポンプ22にて主タンク1側にスラリー混入液5を貯蔵タンク21から供給すると、スペーサ8の下面13側を押圧してスペーサ8を上方向に摺動させる。このスペーサ8を上方向に摺動させることにより、開状態の配管7(7c)を介して再利用されるスラリー混入液5のみ水源タンク16内に循環される。そして、不要な水3は浄化フィルタ18にて浄化されて廃棄処理される。
以上のことから、本実施形態によれば、基板24の切断加工で用いる、水3(高圧水9)及びスラリー混入液5を、基板24の切断加工時に、適宜に供給することができるので、最小限に人的管理を削減できると共に、切断装置100を安定し且つ連続して稼動させることができる。
図1は、本発明に係るアブレイシブウォータージェットによる基板切断装置の概略図を示す。
符号の説明
1 主タンク
2 ノズル
3 水
4 スラリー
5 スラリー混入液
6 アブレイシブウォータージェット
7 配管7(7a・7b・7c・7d・7e・7f)
8 スペーサ
9 高圧水(高圧流体)
10 攪拌器
11 液体
12 上面
13 下面
14(14a・14b) 壁面
15(15a・15b) 段部
16 水源タンク
17・22 圧力ポンプ
18・27 浄化フィルタ
19 スクリュー部
20 攪拌駆動手段
21 貯蔵タンク
23 スラリー源タンク
24 基板
25 切断屑
26 キャッチャ
100 切断装置

Claims (6)

  1. 水に所要量のスラリーを混入したスラリー混入液を主タンク内に収容すると共に、この主タンク内のスラリー混入液に高圧流体による圧力を加えてノズルから噴出させることによって基板を切断するアブレイシブウォータージェットによる基板切断方法において、
    前記した主タンク内にスペーサを摺動自在に嵌装させて、前記したスラリー混入液と高圧流体とをこのスペーサによって遮蔽状態とされた主タンク内に個別に供給する工程と、
    前記した主タンク内に供給したスラリー混入液に対して、その水とスラリーとが均等に混合されるように撹拌するスラリー混入液の撹拌工程とを行い、
    更に、前記した主タンク内に高圧流体を供給して、その圧力を前記スペーサに加えることによって、前記したスラリー混入液の攪拌工程により水とスラリーとが均等に混合された状態のスラリー混入液を前記ノズルに供給するように設定されていることを特徴とするアブレイシブウォータージェットによる基板切断方法。
  2. 前記したスペーサとして、その内部に液体が収容されていることを特徴とする請求項1に記載のアブレイシブウォータージェットによる基板切断方法。
  3. 前記したスペーサが比重1となるように設定されていることを特徴とする請求項1、又は、請求項2に記載のアブレイシブウォータージェットによる基板切断方法。
  4. 水に所要量のスラリーを混入したスラリー混入液を収容する主タンクと、この主タンク内のスラリー混入液に高圧流体による圧力を加えて噴出させることによって基板を切断するノズルと、を少なくとも設けたアブレイシブウォータージェットによる基板切断装置において、
    前記した主タンク内には、摺動自在に嵌装させるスペーサと、前記したスラリー混入液に対して、その水とスラリーとが均等に混合されるように撹拌するスラリー混入液の撹拌器とを備え、
    更に、前記した主タンク内に高圧流体を供給して、その圧力を前記スペーサに加えることによって、前記したスラリー混入液の攪拌器により水とスラリーとが均等に混合された状態のスラリー混入液を前記ノズルに供給するように構成されていることを特徴とするアブレイシブウォータージェットによる基板切断装置。
  5. 前記したスペーサとして、その内部に液体を収容するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載のアブレイシブウォータージェットによる基板切断装置。
  6. 前記したスペーサが比重1となるように構成されていることを特徴とする請求項4、又は、請求項5に記載のアブレイシブウォータージェットによる基板切断装置。
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