JP2007202838A - 遊技機用保持枠 - Google Patents
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Abstract
【課題】押し出し材を用いて保持枠を組み立てる場合に、製造時の誤差を吸収する。
【解決手段】パチンコ機を遊技場の島設備に保持するための保持枠20を、4辺を構成する枠構成部材を用いて組み立てる。例えば枠構成部材25,枠構成部材28を2枚の連結板35,36を用いて連結する場合には、連結板35,36によって枠構成部材25,28が非接触状態となるように挟持し、ネジ55により固定する。これにより、例えば枠構成部材25に設けられた貫通孔40,41の位置がずれている場合、又は枠構成部材28に設けられた貫通孔43,44の位置がずれている場合であっても、保持枠20を組み立てることが可能となる。
【選択図】図5
【解決手段】パチンコ機を遊技場の島設備に保持するための保持枠20を、4辺を構成する枠構成部材を用いて組み立てる。例えば枠構成部材25,枠構成部材28を2枚の連結板35,36を用いて連結する場合には、連結板35,36によって枠構成部材25,28が非接触状態となるように挟持し、ネジ55により固定する。これにより、例えば枠構成部材25に設けられた貫通孔40,41の位置がずれている場合、又は枠構成部材28に設けられた貫通孔43,44の位置がずれている場合であっても、保持枠20を組み立てることが可能となる。
【選択図】図5
Description
本発明は、遊技場の島設備に固定され、内部にパチンコ機等の遊技機が保持される保持枠に関するものである。
一般に、パチンコ店などの遊技場では、島設備と呼ばれる遊技機の集合用設備によって、複数の遊技機が整列して効率良く配設されている。この遊技場に配設される遊技機としては、パチンコ機や、スロットマシンが知られている。例えばパチンコ機を島設備に設置する場合、予め島設備には、パチンコ機を回動自在に保持する保持枠が固定されており、この保持枠を介して、パチンコ機が島設備に設置される。この保持枠は、4辺を構成する木材の板のうち、隣り合う2辺の木材をL字状の金具を用いて連結することで形成されている(特許文献1)。このようにして矩形制された保持枠は、その内側から島設備に釘を打ち込むことで、保持枠が島設備に固定される。
ところで、最近のパチンコ機においては、遊技者の遊技への興趣を惹くために、遊技盤上に設けられる役物や、液晶表示装置の表示画面がより大型化されている傾向にある。これら役物や、液晶表示装置の表示画面を大型化するには、遊技領域を流下するパチンコ球の流下経路を確保する、或いは入賞チャッカーやアタッカ等の入賞装置の設置領域を確保する必要もあることから、遊技領域も大型化する必要がある。これに合わせて、パチンコ機本体も大型化する必要があるが、島設備におけるパチンコ機の設置領域は予め決まっているため、保持枠の厚みを薄くする必要があるが、保持枠の厚みを薄くすることで、保持枠の強度(剛性)を維持させることができなくなるという問題がある。
このような問題を解決する方法として、木材を用いた保持枠から、例えばアルミなどの金属を用いた保持枠や、人工樹脂を用いた保持枠などが提供されてきている。例えば、保持枠を、金属や人工樹脂で保持枠を製造する場合、まず一体成型から製造することが考えられるが、保持枠を一体成型品から構成した場合、保持枠を製造する際のコストがかかるため、あまり好ましくない。一方、押し出し材を用いて保持枠を製造する場合、木材から保持枠を組み立てる場合と同様に、押し出し材を短辺、長辺の長さに合わせて切断することで、保持枠を構成する部材(以下、枠構成部材)が作成される。
特開平09−192318号公報
このような枠構成部材を用いて保持枠を組み立てる場合、例えば隣り合う枠構成部材の一方の切断面を、他方の枠構成部材に当接させた状態で、内側から連結部材を外側からネジを各枠構成部材の端部に設けられた挿通孔に挿通させた後に、連結部材に設けられたネジ孔に螺合させることで隣り合う枠構成部材を連結することで、保持枠が組み立てられる。しかしながら、枠構成部材を押し出し材から切断することによって作成した場合、枠構成部材の作成する際の切断面、或いは端縁部に、切断時のバリが残留していることが多く、また、枠構成部材に設けられる挿通孔は、挿通孔が設けられる面と直交する面を基準にして作成されるため、切断面の状態によっては挿通孔の位置がずれて加工されることがあり、連結部材のネジ孔と、挿通孔との位置がずれてしまい、隣り合う枠構成部材を連結部材とネジとを用いて連結させることができないという問題がある。
また、この他に、端面に切断時のバリが残留した枠構成部材を用いて組み立てられた保持枠を作業者が運搬する、又は保持枠を島設備に組み付ける作業時に、作業者が上述したバリなどに手や腕を引っ掛けることで、怪我をしてしまうという問題もある。
本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、押し出し材を用いて保持枠を組み立てる場合に、製造時の誤差を吸収できるようにするとともに、保持枠を島設備に組み付ける等の作業時の怪我を防止することを目的とする。
本発明の遊技機用保持枠は、遊技場の島設備に固定され、遊技機を保持する保持枠であって、押し出し加工によって得られた部材をそれぞれの長さに切断することによって、前記保持枠の各辺を構成する複数の枠構成部材と、前記複数の枠構成部材のうち、隣り合う二辺の枠構成部材のそれぞれの端部に、前記保持枠の内壁面、及び外壁面からそれぞれ当接される一対の連結部材と、から構成され、前記一対の連結部材の一方にネジが挿通される挿通孔を、その他方に前記ネジが螺合するネジ孔を備えるともに、前複数の枠構成部材の両端部に、前記ネジが挿通される挿通孔を形成し、前記隣り合う二辺の枠構成部材を、前記枠構成部材の一方の端部と、隣り合う枠構成部材の端部とが非接触の状態、又は線接触された状態のいずれか一方の状態を保持した上で、前記一対の連結部材の一方に設けられた挿通孔から挿通されたネジを、他方に設けられたネジ孔に螺合させることで、前記隣り合う二辺の枠構成部材が前記一対の連結部材に挟持された状態で連結されることを特徴とする。
また、前記隣り合う二辺の枠構成部材の端面が当接する当接面を有するスペーサを備え、前記一対の連結部材を用いて隣り合う二辺の枠構成部材を連結する際に、前記スペーサは前記一対の連結部材、及び前記隣り合う二辺の枠構成部材によって挟持されることを特徴とする。
本発明の遊技機用保持枠によれば、遊技場の島設備に固定され、遊技機を保持する保持枠であって、押し出し加工によって得られた部材をそれぞれの長さに切断することによって、前記保持枠の各辺を構成する複数の枠構成部材と、前記複数の枠構成部材のうち、隣り合う二辺の枠構成部材のそれぞれの端部に、前記保持枠の内壁面、及び外壁面からそれぞれ当接される一対の連結部材と、から構成され、前記一対の連結部材の一方にネジが挿通される挿通孔を、その他方に前記ネジが螺合するネジ孔を備えるともに、前複数の枠構成部材の両端部に、前記ネジが挿通される挿通孔を形成し、前記隣り合う二辺の枠構成部材を、前記枠構成部材の一方の端部と、隣り合う枠構成部材の端部とが非接触の状態、又は線接触された状態のいずれか一方の状態を保持した上で、前記一対の連結部材の一方に設けられた挿通孔から挿通されたネジを、他方に設けられたネジ孔に螺合させることで、前記隣り合う二辺の枠構成部材が前記一対の連結部材に挟持された状態で連結されるから、例えば、枠構成部材に設けられる挿通孔の位置が寸法公差内でずれていた場合であっても、その公差分を吸収することができる。また、貫通孔の枠構成部材の両端部に設けられる挿通孔の直径をネジの直径よりも大きくしておけば、保持枠の製造時における寸法誤差を吸収することができる。
また、前記隣り合う二辺の枠構成部材の端面が当接する当接面を有するスペーサを備え、前記連結部材を用いて隣り合う二辺の枠構成部材を連結する際に、前記スペーサは前記複数の連結部材、及び前記隣り合う二辺の枠構成部材によって挟持されるから、枠構成部材の端面、或いは端縁部に設けられるバリ等に引っ掛けることを防止することができる。
図1及び図2に示すように、パチンコ機(遊技機)2は、基体となる本体部材3に、上部扉4及び下部扉5からなる2枚の前面扉6が本体部材3に対して回動自在となるように、図示しないヒンジ部を介して組み付けられる。上部扉4の中央には開口4aが設けられており、この開口4aは上部扉4の裏側に組み付けられるガラス7等の透光性を有する部材により遮蔽される。上部扉4が閉じている状態では、遊技の際に遊技領域(図示せず)を流下する遊技球や、遊技領域に設けられた、例えばセンター役物8や、入賞チャッカー9、始動チャッカー10等の入賞装置や、アタッカ11等の可動入賞装置等は上記開口4aを遮蔽するガラス7を介して視認される。
下部扉5には、供給皿15、操作ハンドル16が設けられる。供給皿15には、遊技を開始する際に遊技球が供給される他に、遊技領域を流下する遊技球が、遊技領域に設けられた入賞口のいずれかに入賞したことを受けて払い出される賞球としての遊技球が受容される。操作ハンドル16は、遊技を行う際に操作され、この操作ハンドル16の操作を受けて内部に設けられた打出し用ボリューム(図示せず)の出力値が変化することによって、発射装置17の打ち出し強さが変化する。なお、操作ハンドル16を操作しない場合には、操作ハンドル16は、発射装置17における遊技球の打ち出しを行わない初期位置に位置する。なお、符号18は払出し口であり、この払出し口18を介して、賞球としての遊技球が払い出される。
図1及び図2に示すように、パチンコ機2は、遊技場の島設備に固定される保持枠20に回動自在に軸着される。例えば、パチンコ機2は、後述する保持枠20の図1中左側に設けられたヒンジ21,22によって回動自在に軸着される。このパチンコ機2は、通常、保持枠20に固定された状態(図1参照)に保持され、パチンコ機2に設けられた制御装置等の交換やメンテナンス作業を行う場合には、ヒンジ21,22を回動軸として図2に示す状態まで回動させる。なお、図2に示す位置にパチンコ機2がある場合には、本体部材3を保持枠20から取り外すことが可能となる。
図3に示すように、保持枠20は、4辺を構成する枠構成部材25〜28から構成されている。これら枠構成部材25〜28は、例えばアルミ製の押し出し材を所定の長さに切断し、そのそれぞれの端面に端面加工を施すことによって形成されている。これら枠構成部材25〜28のうち、枠構成部材25は保持枠20の上辺、枠構成部材26は保持枠20の下辺、枠構成部材27,28は、それぞれ保持枠20の側辺として配置される。これら枠構成部材25〜28のうち、枠構成部材25と枠構成部材26とが、その長さが同一の長さとなっている。また、枠構成部材27と枠構成部材28とが、その長さが同一の長さとなっている。なお、枠構成部材をアルミ製の押し出し材としているが、これに限定する必要はなく、この他に人工樹脂を用いた押し出し材であってもよい。
上述した枠構成部材25〜28は、その長手方向に直交する断面が略H形状からそれぞれ構成されている。これら枠構成部材25〜28は、長手方向に直交する断面のうち、長辺が保持枠20の奥行き方向に平行な方向となるように配置される。これにより、これら枠構成部材25〜28を用いて保持枠20を組み立てると、例えば、枠構成部材25の場合、保持枠20の外壁面と、内壁面との略中央に、枠構成部材25の長手方向に沿った凹部25a,25bがそれぞれ配置される。同様にして、枠構成部材26は、保持枠20の外壁面と、内壁面との略中央に、枠構成部材26の長手方向に沿った凹部26a,26bがそれぞれ配置された状態で保持される。
同様にして、枠構成部材27は、保持枠20の外壁面と、内壁面との略中央に、枠構成部材27の長手方向に沿った凹部27a,27bがそれぞれ配置された状態で保持される。同様にして、枠構成部材28は、保持枠20の外壁面と、内壁面との略中央に、各枠構成部材28の長手方向に沿った凹部28a,28bがそれぞれ配置された状態で保持される。なお、各構成部材25〜28に設けられる凹部の幅は同一の長さから構成されている。
これら枠構成部材25〜28のうち隣り合う二片の枠構成部材は、連結板(一対の連結部材)35,36を用いてネジ止め固定される。なお、隣り合う枠構成部材は、それぞれ同一の方法で連結されるので、以下では、枠構成部材25と枠構成部材28との連結部分を例に挙げて説明する。図4に示すように、枠構成部材25の端部には、凹部25aと凹部25bとの間を貫通する貫通孔40,41が設けられている。この貫通孔40,41は、枠構成部材25の凹部25a,25bの幅方向に、所定の間隔を空けて設けられている。同様にして、枠構成部材28の端部には、凹部28aと凹部28bとの間を貫通する貫通孔43,44が設けられている。なお、これら貫通孔40,41,43,44は、断面が円形状の貫通孔でも、枠構成部材の長手方向に延びる長孔形状の貫通孔でもよい。
連結板35,36は、隣り合う二辺の枠構成部材を連結するために設けられている。これら連結板35,36のうち、連結板35は、枠構成部材25の凹部25aの底面と、枠構成部材28の凹部28aの底面とのそれぞれに沿うようにL字形に折り曲げた板金からなる。また、連結板36は、枠構成部材25の凹部25bの底面と、枠構成部材28の凹部28bの底面とのそれぞれに沿うようにL字形に折り曲げた板金からなる。なお、これら連結板35の奥行き方向の幅は、各枠構成部材25〜28の凹部の幅と同一、或いは凹部の幅よりも狭い長さから構成されている。また、この連結板35の厚みは、枠構成部材25凹部の深さよりも短い厚みとなる。なお、連結板35の一片35aには、ネジ55が挿通される挿通穴45,46が、他片35bには挿通孔47,48がそれぞれ設けられている。一方、連結板36の一片36aには、ネジ孔49,50が、他片36bには、ネジ孔51,52がそれぞれ設けられている。
次に、上述した構成の保持枠20の製造方法について説明する。連結板35の一片35aを枠構成部材25の凹部25aに、連結板36の一片36aを枠構成部材25の凹部25bにそれぞれ挿入した後、ネジ55を挿通穴45、貫通孔40の順で挿通させ、ネジ55の先端を連結板36の一片36aに設けられたネジ孔49に螺合させる。また、ネジ55を挿通穴46、貫通孔41の順で挿通させ、ネジ55の先端を連結板36の一片36aに設けられたネジ孔50に螺合させる。
その後、連結板35の他片35bと連結板36の他片36bとの間に枠構成部材28の端部を挿入し、ネジ55を連結板35の他片35bに設けられた挿通穴47、枠構成部材28に設けられた貫通孔43の順で挿通させた後、ネジ55の先端を連結板36の他片36bに設けられたネジ孔51に螺合させる。同様にして、ネジ55を連結板36の他片36bに設けられた挿通穴47、枠構成部材28に設けられた貫通孔43の順で挿通させた後、ネジ55の先端を連結板36の他片36bに設けられたネジ孔52に螺合させる。
この作業を、隣り合う枠構成部材の全てで行うことで、各枠構成部材が仮固定される。その後、保持枠20の大きさが所定の大きさとなるように調整し、ネジ55により本固定する。図5は、枠構成部材25と枠構成部材28とを連結した状態を示す斜視図であるが、ネジ55により本固定を行うと、枠構成部材25と、枠構成部材28とは、接触しない状態で連結板35,36に挟持された状態で連結される。これにより、例えば、隣り合う枠構成部材のうちのいずれか一方の貫通孔の位置がずれていても、連結板による隣り合う枠構成部材の連結を確実に行うことができる。また、枠構成部材のいずれかの外寸が多少寸法公差から外れていても、保持枠20を所定の大きさで組み立てることができる。また、連結板35,36の厚みは、枠構成部材の凹部の深さよりも短い長さからなるので、保持枠20が組み立てられたときに、連結板が突出することがないため、遊技場の島設備に保持枠を固定する際に、連結板の突出量を気にする必要がない。
本実施形態では、隣り合う枠構成部材を連結板によって連結させた場合に、隣り合う枠構成部材の端面が接触しない状態について説明したが、これに限定する必要はなく、例えば隣り合う枠構成部材の一方の端縁が、他方の枠構成部材の端縁に当接した状態で、連結されていてもよい。
本実施形態では、連結板によって隣り合う枠構成部材を連結する際に、隣り合う枠構成部材同士の間に隙間が生じることになるが、この隙間にスペーサを入れた状態で、隣り合う枠構成部材を連結させるようにしても良い。以下では、本実施形態と同一の構成となる箇所には同一の符号を付して説明する。
図6に示すように、スペーサ65は、人工樹脂や、ゴムなどの弾性材から構成される。このスペーサ65は、該スペーサ65の長手方向に直交する断面が円弧の内周をもつ扇形をした本体部66と、スペーサ65の長手方向の両端部に設けられた扇形状の抜け防止部67,68とから構成される。なお、本体部66の長さは、連結板35,36の幅と同一、又は連結板35,36の幅よりも長く形成されている。また、このスペーサ65の面70,71は、枠構成部材25〜28の長手方向と直交する断面と同一形状から構成されている。このスペーサ65の面70,71は、枠構成部材25〜28の長手方向の端面に当接されることから、以下では、当接面70,71として説明する。
このようなスペーサ65を枠構成部材25と枠構成部材28との連結部分に組み込む場合の手順の一例を示す。連結板35の一片35aを枠構成部材25の凹部25aに、連結板36の一片36aを枠構成部材25の凹部25bにそれぞれ挿入した後、ネジ55を挿通穴45、貫通孔40の順で挿通させ、ネジ55の先端を連結板36の一片36aに設けられたネジ孔49に螺合させる。また、ネジ55を挿通穴46、貫通孔41の順で挿通させ、ネジ55の先端を連結板36の一片36aに設けられたネジ孔50に螺合させる。この状態で、スペーサ65を連結板35と連結板36との間に挿入し、スペーサ65の当接面70を、枠構成部材25の端面25cに当接させる。
その後、連結板35の他片35bと連結板36の他片36bとの間に枠構成部材28の端部を挿入し、スペーサ65の当接面71に枠構成部材28の端面28cを押し当てる。この状態で、ネジ55を連結板35の他片35bに設けられた挿通穴47、枠構成部材28に設けられた貫通孔43の順で挿通させた後、ネジ55の先端を連結板36の他片36bに設けられたネジ孔51に螺合させる。同様にして、ネジ55を連結板36の他片36bに設けられた挿通穴47、枠構成部材28に設けられた貫通孔43の順で挿通させた後、ネジ55の先端を連結板36の他片36bに設けられたネジ孔52に螺合させる。この作業を隣り合う枠構成部材のそれぞれで行った後、ネジ55による本固定を行うことで、保持枠20が完成する。
保持枠が組み立てられたときには、スペーサ65は、本体部66が連結板35,36によって挟持されており、本体部の長手方向の両端部設けられた抜け防止部が設けられていることでスペーサ65が連結された部分から脱落することを防止している。また、枠構成部材25の端面25cとスペーサ65の当接面70とが、また、枠構成部材28の端面28cとスペーサ65の当接面71とがそれぞれ当接されていることにより、枠構成部材25の端縁部、又は枠構成部材28の端縁部にバリ等が設けられていても、スペーサ65によって枠構成部材25,28の端縁部をそれぞれ保護することになるから、例えば保持枠20の組み立て時や、遊技場の島設備に保持枠20を固定する、或いは保持枠20の運搬時等、取り扱い時の怪我を防止することが可能となる。
本実施形態では、保持枠の内壁面側に配置される連結板のそれぞれにネジ孔を設けた構成としているが、これに限定する必要はなく、例えば、連結板にネジ孔の代わりに挿通孔を設け、この挿通孔に挿通されたネジをナットに螺合させることも可能である。この場合、ナットは、連結板に固定されていてもいなくてもよい。
2 パチンコ機(遊技機)
20 保持枠
25〜28 枠構成部材
35,36 連結板(連結部材)
45〜48 挿通孔
49〜52 ネジ孔
65 スペーサ
20 保持枠
25〜28 枠構成部材
35,36 連結板(連結部材)
45〜48 挿通孔
49〜52 ネジ孔
65 スペーサ
Claims (2)
- 遊技場の島設備に固定され、遊技機を保持する保持枠であって、
押し出し加工によって得られた部材をそれぞれの長さに切断することによって、前記保持枠の各辺を構成する複数の枠構成部材と、
前記複数の枠構成部材のうち、隣り合う二辺の枠構成部材のそれぞれの端部に、前記保持枠の内壁面、及び外壁面からそれぞれ当接される一対の連結部材と、から構成され、
前記一対の連結部材の一方にネジが挿通される挿通孔を、その他方に前記ネジが螺合するネジ孔を備えるともに、前複数の枠構成部材の両端部に、前記ネジが挿通される挿通孔を形成し、
前記隣り合う二辺の枠構成部材を、前記枠構成部材の一方の端部と、隣り合う枠構成部材の端部とが非接触の状態、又は線接触された状態のいずれか一方の状態を保持した上で、前記一対の連結部材の一方に設けられた挿通孔から挿通されたネジを、他方に設けられたネジ孔に螺合させることで、前記隣り合う二辺の枠構成部材が前記一対の連結部材に挟持された状態で連結されることを特徴とする遊技機用保持枠。 - 前記隣り合う二辺の枠構成部材の端面が当接する当接面を有するスペーサを備え、
前記一対の連結部材を用いて隣り合う二辺の枠構成部材を連結する際に、前記スペーサは前記一対の連結部材、及び前記隣り合う二辺の枠構成部材によって挟持されることを特徴とする請求項1記載の遊技機用保持枠。
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