JP2007201555A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、家族やグループ間で画像データを容易に共有することができるカメラを提供する。
【解決手段】本発明のデジタルカメラ10によれば、IDカード12による個人認証手段と、個人認証手段をデジタルカメラ10の本体内部に格納する格納手段と、無線機能による画像転送手段とを備えている。また、IDカードの設定及び無線機能により、撮像した画像をサーバー14に自動的にアップロードする。更に、IDカード12に個人のIDナンバーに加えて、一つ以上のグループ共有IDナンバーを設定する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明のデジタルカメラ10によれば、IDカード12による個人認証手段と、個人認証手段をデジタルカメラ10の本体内部に格納する格納手段と、無線機能による画像転送手段とを備えている。また、IDカードの設定及び無線機能により、撮像した画像をサーバー14に自動的にアップロードする。更に、IDカード12に個人のIDナンバーに加えて、一つ以上のグループ共有IDナンバーを設定する。
【選択図】 図1
Description
本発明はカメラに係り、特に個人情報等の識別情報を記録した情報記録手段を備えるとともに通信機能を備えたカメラに関する。
特許文献1に開示されたカメラは、外部からの信号に基づいて、画像以外の情報の書き込み、及び読み出しが可能な情報記録手段を備えている。この情報記録手段に対して読み書きされる情報としては、画像のプリント注文時に用いられる注文情報、決済情報、個人情報等の識別情報がある。これにより、特許文献1のカメラによれば、プリント注文の際に、手書きで注文情報、決済情報、個人情報等の識別情報を記入する必要がなく、情報記録手段に書き込んだ識別情報を読み出すだけでよいので、注文票や伝票等が不要になり、ペーパーレス化を達成できるという利点がある。
また、特許文献1によれば、カメラによって撮影され画像記録媒体に保存された画像データ、及びICチップに保存された個人情報は、カードリーダや無線通信によるデータの書き込み/読み込みによりサーバーに格納されている。また、情報記録手段であるICチップをカード形状にすることにより、カメラに着脱可能とすることも特許文献1に開示されている。
特開2002−354384号公報
しかしながら、特許文献1のカメラを使用したネットワークフォトシステムでは、一般家庭やオフィスに設置されたPCにより、画像や情報をサーバーからダウンロードする場合、URL、ID及びパスワード等の複数の情報を入力する必要があった。すなわち、従来のカメラを使用したネットワークフォトシステムでは、家族やグループ間で画像データを容易に共有することができなかった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、家族やグループ間で画像データを容易に共有することができるカメラを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、IDカードによる個人認証手段と、該個人認証手段をカメラ本体内部に格納する格納手段と、無線機能による画像転送手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記IDカードの設定及び前記無線機能により、撮像した画像をサーバーに自動的にアップロードすることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記IDカードに個人のIDナンバーに加えて、一つ以上のグループ共有IDナンバーが設定されていることを特徴とする。
また、前記IDカードにグループ共有IDナンバーが設定され、グループ内の他社がサーバーにアップロードしておいて画像を自動的にダウンロードすることを特徴とする。
更に、前記IDカードをカメラ本体に格納した状態で、グループIDナンバーをカメラ側の操作で切り替えることを特徴とする。
更にまた、前記IDカードに画像表示手段及び切替手段が備え付けられており、IDカード側の操作によりグループIDナンバーを切り替えることを特徴とする。
本発明に係るカメラによれば、カメラに着脱可能なIDカードに個人IDに限らず、一つ以上のグループIDを設定したので、家族やグループ間で画像データを容易に共有することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係るカメラの好ましい実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態のデジタルカメラ10を使用したネットワークフォトシステムの要図である。このネットワークフォトシステムは、無線機能を搭載したデジタルカメラ10において、デジタルカメラ10に差し込まれたIDカード12によって個人認証を行い、URL、IDナンバー、パスワード等の入力を必要とせず、自動的に撮影画像をサーバー14にアップロード、ダウンロードできるシステムである。個人情報としては、氏名、生年月日、自宅電話番号、携帯電話番号、電子メールアドレス等を例示できる。なお、デジタルカメラ10に搭載された画像記録媒体の構成は周知なので、ここでの詳細な説明は省略する。
アップロードは幾つかのグループIDを設定しておくことが可能であり、一枚のIDカード12に一人以上の個人IDナンバーを登録してもよい。
ユーザーは撮影した画像をサーバー14にアップロードし、所定のグループIDを設定しておくことにより、ユーザーの家族及び友達は各自のデジタルカメラ10のIDカード12に上記グループIDを登録するだけで、サーバー14から容易に画像をダウンロードすることができ、撮影画像の共有化を行うことができる。
ここでは、グループ内の全ての人がIDカード12と同一メーカー製のデジタルカメラ10とを所持していることを想定したが、ユーザーのIDカード12を他社のデジタルカメラに差し込むことによりサーバー14から画像をダウンロード可能としてもよい。
図2は、個人IDナンバーの登録方法が示されたフローチャートである。
同図によれば、IDカード12には店舗若しくは工場において事前に任意のIDナンバーが書き込まれている(S(Step)10)。IDカード12を無線機能が搭載されているデジタルカメラ10の本体に差し込み(S20)、ユーザーが好みの個人IDナンバーを登録するか否かを選択する(S30)。ここでは、無線機能搭載のデジタルカメラ10を例にフローチャートを示しているが、デジタルカメラ10に限定されるものではなく、PC、PDAでも適用できる。また、その場合、無線機能ではなく有線のネットワークを通じてIDナンバーを登録することもできる。
次に、IDカード12を差し込んだデジタルカメラ10を操作してIDナンバーを設定し(S40)、無線通信を用いてサーバー14に個人IDナンバーを送信する(S50)。ここでも、対象はPC、PDAでも可能であり、若しくはIDカード12自体を操作することにより、IDナンバーを設定してもよい。すなわち、この場合、IDカード12には無線通信機能が搭載されている。
ここで、IDナンバーの入力方法としては、イ)デジタルカメラ10をPCに接続してPC経由でIDナンバーを入力する。ロ)IDカード12を差し込んだデジタルカメラ10の操作ボタン及び画像表示装置を用いて英数字及び文字を入力するとともに表示する。ハ)IDカード12自体のボタン及び画像表示装置を用いて英数字及び文字を入力するとともに表示する。ニ)デジタルカメラ10又はIDカード12に文字入力ボタンが備わっており、直接文字を入力する等の方法を採ることができる。
次に、サーバー14に登録するIDナンバーが新規登録が否かをチェックし(S60)、認証を行う(S70)。この後、サーバー14にユーザーの個人IDナンバーを登録する(S80)。次いで、サーバー14に正確にIDナンバーが登録されたことをデジタルカメラ10やPCを介してユーザーに通知する(S90)。これにより、登録が完了する(S100)。この後、一つのIDカード12に複数の個人IDナンバー又はグループIDナンバーを登録する場合には、S40に戻り、同様の処理を実行する。
図3は、グループIDナンバーの登録方法が示されたフローチャートであり、ユーザー1とユーザー2がグループ登録する場合を例として示している。
同図によれば、まず、個人IDナンバー登録時と同様の操作により、ユーザー1がグループIDナンバーを設定し(S100)、サーバー14に送信して(S110)、グループIDナンバーを登録する(S120)。次に、ユーザー2をグループ登録する場合には(S130)、サーバー14にユーザー2の個人IDナンバーを送信し、グループ登録する(S140)。
次いで、ユーザー2が自分のカードにグループIDナンバーを登録する場合には(S150)、グループIDナンバーをサーバー14に送信し(S160)、グループIDナンバーを登録する(S180)。
また、サーバー14は、このグループIDナンバーが新規登録ナンバーでない場合に(S190)、ユーザー2の個人IDナンバーがユーザー1によって登録されたグループに属しているかをチェックして認証を行い(S200)、グループに属していない場合には、デジタルカメラ側に登録不可と送信し(S210)、再登録を促す。グループに属している場合には、認証終了し(S220)、登録完了の表示をデジタルカメラ10側に送信し(S230)、登録が完了する。
なお、ユーザー1の操作の手間を減らすために、S140の手順を省略してもよい。その場合、他のユーザーはグループIDを自由に登録することができ、例えば、グループIDを登録しようとするユーザー2は、イ)自由に登録することができ自動的にグループ扱いになる。ロ)サーバー14側から既に登録されるグループIDであることの通知を受け、登録できない。ハ)通知は来るが自由に登録できる。の3通りのパターンとなる。また、ロ)の場合は、ユーザー1によるグループIDナンバーの登録時に、暗唱ナンバー等を新たに登録しておき、ユーザー2のグループ登録時に上記の暗唱ナンバーを入力するようにして登録完了としてもよい。
図4は、画像のアップロード方法が示されたフローチャートである。
同図によれば、デジタルカメラ10にIDカード12を差し込み(S300)、自動的にアップロードしない場合であって(S310)、保存画像を選択する場合には(S320)、選択画像にチェックを入れる(S330)。また、保存画像の全てを選択する場合には、撮影画像毎にアップロードする(S340)。
一方、IDカード12を差し込む前に保存画像を選択する場合には、保存画像からアップロードする画像を選択してチェックを入れ(S350)、この後、デジタルカメラ10にIDカード12を挿入する(S360)。
次に、アップロードの確認を行わない場合には(S370)、自動的に画像をアップロードする(S380)が、アップロードの確認を行う場合には、デジタルカメラ10の画像表示装置にアップロードの確認画面を表示させる(S390)。
次いで、アップロード時に添付するグループIDナンバーを設定しない場合には(S400)、現在設定中のIDナンバーを自動的に画像に添付する(S410)。また、アップロード時に添付するグループIDナンバーを設定する場合には、個人又はグループのIDナンバーを選択し添付する(S420)。
次に、画像の保存先のサーバーを検出し(S430)、アップロードする(S440)。そして、アップロード後の保存内容を変更する場合には(S450)、保存画像の追加と削除を実施し(S460)、添付IDナンバーを変更し(S470)、サーバーに画像の保存期間を設定する(S480)。
一方、アップロード後の保存内容を変更しない場合には、アップロードした画像をデジタルカメラ10側に残すのか消去するのかを選択し(S490)、残す場合にはメディアに保存し(S500)、消去する場合には消去する(S510)。以上の操作によりアップロードが完了する。
なお、アップロードの最中にIDカード12を抜いた場合には、アップロード終了した画像は消去され未処理の画像は保存されるようにするのか、又はアップロード終了した画像にチェックが入るようにするのかを選択することができ、再びアップロードの作業をする場合の手間を省くことができる。
図5は、画像のダウンロード方法が示されたフローチャートである。
ここでは、ユーザー1とユーザー2はグループ登録済みであり、ユーザー1によってアップロードされた画像をユーザー2がダウンロードする場合を例示している。
まず、ユーザー2がデジタルカメラ10を操作し、デジタルカメラ10側から保存画像の有無を問い合わせした場合には(S600)、グループIDナンバーをサーバー14に送信し、サーバー14に保存画像の有無を確認する(S610)。また、デジタルカメラ10側から保存画像の有無を問い合わせしない場合には、デジタルカメラ10から自動的にグループIDナンバーが送信され、サーバー14が自動的にグループIDナンバーを読み取る(S620)。
次に、サーバー14が保存画像に添付されているIDナンバーと照合し(S630)、一致していない場合には保存画像無し、とユーザー2のデジタルカメラに通知する(S640)。また、一致した場合には、自動的に画像をダウンロードするのかを選択する(S650)。ダウンロードしない場合には、保存画像有りとユーザー2のデジタルカメラ10に通知し(S660)、グループ内の保存画像の有無をデジタルカメラ側の画像表示装置に表示する(S670)。そして、保存画像があり(S680)、ダウンロードする場合には(S690)、ダウンロード画像を選択する(S700)。また、S650において、ダウンロードを選択した場合には、保存画像をユーザー2のデジタルカメラ10に転送し(S710)、ダウンロード画像を選択する(S700)。
この場合、ダウンロード画像を選択しない場合には、グループ内の全画像をダウンロードする(S720)。ダウンロード画像を選択する場合には、サーバー14に保存されている画像のサムネイルをデジタルカメラ10側で表示させ(S730)、ダウンロードする画像にチェックを入れて選択し(S740)、選択画像のみダウンロードする(S750)。
なお、S730において、サムネイル表示だけでなくサーバー14の画像保存先のフォルダ名、撮影者、日付等の付加情報を表示してもよい。また、S720において、自動的にグループ内の画像をダウンロードするように設定している場合には、自分でアップロードした画像は自動ダウンロードの対象外に設定してもよい。更に、IDカード12をデジタルカメラ10に差し込んでいなくても、サーバー14に保存された画像の有無をデジタルカメラ10又はIDカード12の画像表示装置に表示してもよい。
したがって、ユーザー2は、デジタルカメラ10及びIDカード12の設定を個人IDナンバー又はグループIDナンバーのいずれの場合についても、IDナンバーの設定に関わらず上記のフローチャートを進行することができる。
また、ユーザー2がサーバー14から画像をダウンロード中であっても、新たなグループ内のユーザーであるユーザー3は画像をダウンロードすることができる。
画像の保存先であるサーバー14は、ネットワークで結ばれており、例えばサーバー14がコンビニエンスストア又は家電量販店等の各店舗に一様にして置かれている場合、異なる店舗を利用するユーザーであっても画像の共有化ができる。
図6は、IDカードに対する情報書込みの概念図が示されている。
同図によれば、IDカード12には、デジタルカメラ10のシリアルナンバー、メーカー情報等の製造時の初期情報があらかじ書き込まれているが、ユーザーに購入された購入時、ユーザーによる使用時には、個人IDナンバー、家族IDナンバー、グループIDナンバー、及びその他の個人情報が購入店又はユーザーにより書き込まれる。また、IDカード12には撮影画像も書き込めることができ、この場合、このIDカード12が現行の記録メディアとして使用できる。
一方、図7には、一つ以上のIDナンバーが登録されているIDカード12が差し込まれたデジタルカメラ10において、デジタルカメラ10の操作ボタン16の操作によって、ユーザー及びIDナンバー等の切り替えを行うことが示されている。この場合、デジタルカメラ10液晶モニタ18にユーザーの顔画像又は個人名やIDナンバーが表示される。
また、図8には、IDカード12に画像表示部20及びユーザーIDの切替ボタン22が備え付けられており、切替ボタン22の操作によりグループIDナンバーや個人IDナンバー等を切り替えることが示されている。
なお、実施の形態では、ID番号の認証手段をサーバー14側に持たせたが、これに限定されるものではなく、デジタルカメラ10側に持たせてもよい。この場合、未登録のIDカード12がデジタルカメラ10側に装着されると、カメラ制御が不能なる等のセキュリティー制御を行うことが好ましい。
図9には、デジタルカメラ10の構成を示すブロック図が示されている。
デジタルカメラ10の撮影ボタン24は、デジタルカメラ10を把持したユーザーの右手の人指し指によって半押し及び全押し操作される。この半押し操作時にフォーカス調整が行われ、この後に全押し操作されることにより被写体像がレンズ装置26を介してCCD(撮像素子)28に結像される。
液晶モニタ18はデジタルカメラ10の背面には設けられ、デジタルカメラ10の背面には、液晶モニタ18の他、電源スイッチ、モード選択スイッチ、メニュー/OKキー、キャンセルキー、及び十字キー等の操作ボタン16が設けられている。電源スイッチは、デジタルカメラ10全体の動作の開始と停止、すなわち電池30からの電力供給の開始と停止を指示するために操作される。モード選択スイッチは、静止画を撮影するカメラモード、動画を撮影する動画モード、及び記録メディアに記録している画像を再生表示する再生モードのうち一つのモードを選択するスイッチであり、選択したモードに基づく画像が液晶モニタ18に表示される。メニュー/OKキーは、液晶モニタ18の画面上にメニューを表示させる指令を行うためのメニューボタンとしての機能と、選択内容の確定及び実行などを指令するOKボタンとしての機能とを兼備した操作キーである。キャンセルキーは、選択項目など所望の対象の消去や指示内容の取消し、あるいは1つ前の操作状態に戻らせる時などに使用される。十字キーは、上下左右の4方向に傾倒自在に設けられ、モード等の設定における各種設定項目の選択や、設定内容の変更及び記録した画像の消去を指示する操作キーとして使用されるとともに、ズームの倍率調整、再生時のコマ送り/戻し等を指示する操作キーとして使用される。
このデジタルカメラ10は、中央処理装置(CPU)36によってその全体動作が統括制御されている。 CPU36は、所定のプログラムに従ってカメラシステムを制御する制御手段として機能するとともに、自動露出(AE)演算、自動焦点調節(AF)演算、ホワイトバランス(WB)調整演算など、各種演算を実施する演算手段として機能する。
バス38を介してCPU36と接続されたROM40には、CPU36が実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納され、EEPROM42には、CCD画素欠陥情報、カメラ動作に関する各種定数/情報等が格納されている。
また、メモリ(SDRAM)44は、プログラムの展開領域及びCPU36の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データや音声データの一時記憶領域として利用される。記録部(HDD)46は画像データ専用の一時記憶メモリであって、デジタルカメラ10の十字キーの操作によって消去可能である。
撮影ボタン24は、撮影開始の指示を入力する操作ボタンであり、半押し時にオンになるS1スイッチと、全押し時にオンになるS2スイッチとを有する二段ストローク式のスイッチで構成されている。
液晶モニタ18は、ユーザインターフェース用表示画面としても利用され、必要に応じてメニュー情報や選択項目、設定内容などの情報が表示される。また、液晶モニタ18には、記録部46に記録された画像データが縮小されてサムネイル表示される。この液晶モニタ18は液晶ディスプレイであるが、これに代えて、有機ELなど他の方式の表示装置を用いることも可能である。
デジタルカメラ10は、メディアソケット47を有し、メディアソケット47には記録メディア48が装着される。記録メディアの形態は特に限定されず、スマートメディア(商標)に代表される半導体メモリカード、可搬型小型ハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクなど、種々の媒体を用いることができる。
メディアコントローラ50は、メディアソケット47に装着される記録メディア48に適した入出力信号の受渡しを行うために所要の信号変換を行う。
また、デジタルカメラ10は、パソコンその他の外部機器と接続するための通信手段としてUSBインターフェース部52を備えている。このUSBインターフェース部52に接続された、通信端子であるコネクタに、不図示のUSBケーブルを介して外部機器を接続することにより、外部機器との間で画像データ等のデータの受渡しが可能となる。もちろん、通信方式はUSBに限らず、その他の通信方式を適用してもよい。
次に、デジタルカメラ10の撮影機能について説明する。
モード選択スイッチによってカメラモード又は動画モードが選択されると、カラーCCD固体撮像素子(以下CCDと記載)28を含む撮像部に電源が供給され、撮影可能な状態になる。
レンズ装置26は、屈曲光学系を有する撮影レンズ群100と絞り兼用メカシャッター56とを含む光学ユニットである。レンズ装置26は、CPU36によって制御されるレンズ駆動部58、絞り駆動部60によって電動駆動され、ズーム制御、フォーカス制御及びアイリス制御が行われる。
撮影レンズ群100を通過した光は、CCD28の受光面に結像される。CCD28の受光面には多数のフォトダイオード(受光素子)が二次元的に配列されており、各フォトダイオードに対応して赤(R)、緑(G)、青(B)の原色カラーフィルタが所定の配列構造で配置されている。また、CCD28は、各フォトダイオードの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する電子シャッター機能を有している。CPU36は、タイミングジェネレータ62を介してCCD28での電荷蓄積時間を制御する。なお、CCD28に代えてMOS型など他の方式の撮像素子を用いてもよい。
CCD28の受光面に結像された被写体像は、各フォトダイオードによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、CPU36の指令に従いタイミングジェネレータ62から与えられる駆動パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出される。
CCD28から出力された信号はアナログ処理部(CDS/AMP)64に送られ、ここで画素毎のR、G、B信号がサンプリングホールド(相関二重サンプリング処理)され、増幅された後、A/D変換器66に加えられる。A/D変換器66によってデジタル信号に変換された点順次のR、G、B信号は、画像入力コントローラ68を介してメモリ44に記憶される。
画像信号処理回路70は、メモリ44に記憶されたR、G、B信号をCPU36の指令に従って処理する。すなわち、画像信号処理回路70は、同時化回路(単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して色信号を同時式に変換する処理回路)、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含む画像処理手段として機能し、CPU36からのコマンドに従ってメモリ44を活用しながら所定の信号処理を行う。
画像信号処理回路70に入力されたRGBの画像データは、画像信号処理回路70において輝度信号及び色差信号に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施される。画像信号処理回路70で処理された画像データは記録部46に記録される。
撮影画像を液晶モニタ18にモニタ出力する場合、データ記録部46から画像データが読み出され、バス38を介してビデオエンコーダ72に送られる。ビデオエンコーダ72は、入力された画像データを表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換して液晶モニタ18に出力する。
撮影ボタン24が半押しされ、S1がオンになると、デジタルカメラ10はAE及びAF処理を開始する。すなわち、CCD28から出力された画像信号はA/D変換後に画像入力コントローラ68を介してAF検出回路74並びにAE/AWB検出回路76に入力される。
AE/AWB検出回路76は、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割エリアごとにRGB信号を積算する回路を含み、その積算値をCPU36に提供する。CPU36は、AE/AWB検出回路76から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(撮影EV値)を算出する。求めた露出値と所定のプログラム線図に従い、絞り値とシャッタースピードが決定され、これに従いCPU36はCCD28の電子シャッター及びアイリスを制御して適正な露光量を得る。
また、AE/AWB検出回路76は、自動ホワイトバランス調整時には、分割エリアごとにRGB信号の色別の平均積算値を算出し、その算出結果をCPU36に提供する。CPU36は、Rの積算値、Bの積算値、Gの積算値を得て、各分割エリアごとにR/G及びB/Gの比を求め、これらR/G、B/Gの値のR/G、B/Gの色空間における分布等に基づいて光源種判別を行い、判別された光源種に適したホワイトバランス調整値に従って、例えば、各比の値がおよそ1になるように、ホワイトバランス調整回路のR、G、B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を制御し、各色チャンネルの信号に補正をかける。前述した各比の値を1以外の値になるようにホワイトバランス調整回路のゲイン値を調整すると、ある色味が残った画像を生成することができる。
デジタルカメラ10におけるAF制御は、例えば映像信号のG信号の高周波成分が極大になるようにフォーカシングレンズ(撮影レンズ群100を構成するレンズ光学系のうちフォーカス調整に寄与する移動レンズ)を移動させるコントラストAFが適用される。すなわち、AF検出回路74は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、画面内(例えば、画面中央部)に予め設定されているフォーカス対象エリア内の信号を切り出すAFエリア抽出部、及びAFエリア内の絶対値データを積算する積算部から構成される。
AF検出回路74で求めた積算値のデータはCPU36に通知される。CPU36は、レンズ駆動部58を制御してフォーカシングレンズを移動させながら、複数のAF検出ポイントで焦点評価値(AF評価値)を演算し、評価値が極大となるレンズ位置を合焦位置として決定する。そして、求めた合焦位置にフォーカシングレンズを移動させるようにレンズ駆動部58を制御する。なお、AF評価値の演算はG信号を利用する態様に限らず、輝度信号(Y信号)を利用してもよい。
撮影ボタン24が半押しされ、S1オンによってAE/AF処理が行われ、撮影ボタン24が全押しされ、S2オンによって記録用の撮影動作がスタートする。S2オンに応動して取得された画像データは画像信号処理回路70において輝度/色差信号(Y/C信号)に変換され、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリ44に格納される。
メモリ44に格納されたY/C信号は、圧縮伸張回路78によって所定のフォーマットに従って圧縮された後、メディアコントローラ50を介して記録メディア48に記録される。例えば、静止画についてはJPEG形式で記録される。
モード選択スイッチにより再生モードが選択されると、記録メディア48に記録されている最終の画像ファイル(最後に記録されたファイル)の圧縮データが読み出される。最後の記録に係るファイルが静止画ファイルの場合、この読み出された画像圧縮データは、圧縮伸張回路78を介して非圧縮のYC信号に伸張され、画像信号処理回路70及びビデオエンコーダ72を介して表示用の信号に変換された後、液晶モニタ18に出力される。これにより、当該ファイルの画像内容が液晶モニタ24の画面上に表示される。
静止画の一コマ再生中(動画の先頭フレーム再生中も含む)に、十字キーの右キー又は左キーを操作することによって、再生対象のファイルを切り換えること(順コマ送り/逆コマ送り)ができる。コマ送りされた位置の画像ファイルが記録メディア48から読み出され、上記と同様にして静止画像や動画が液晶モニタ18に再生表示される。なお、デジタルカメラ10は、電源回路80を介して供給される二次電池30の電力によって駆動される。
また、デジタルカメラ10には、二次電池30を充電するためのコネクタ(不図示)が設けられている。更にまた、記録部46に記憶された画像データを他の機器に転送するコネクタ(不図示)が設けられている。
更にまた、デジタルカメラ10には、IDカード12に記録された個人IDナンバーを無線によってサーバー14に送信する無線機90が内蔵されている。以上がデジタルカメラ10の全体構成である。
10…デジタルカメラ、12…IDカード、14…サーバー、16…操作ボタン、18…画像表示部、20…画像表示部、22…切替ボタン
Claims (3)
- 撮像した被写体像を画像記録媒体に記録可能なカメラにおいて、
IDカードによる個人認証手段と、該個人認証手段をカメラ本体内部に格納する格納手段と、無線機能による画像転送手段とを備えたことを特徴とするカメラ。 - 前記IDカードの設定及び前記無線機能により、撮像した画像をサーバーに自動的にアップロードすることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
- 前記IDカードに個人のIDナンバーに加えて、一つ以上のグループ共有IDナンバーが設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ。
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Cited By (1)
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JP2010182028A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-19 | Gear Nouve Co Ltd | 建築物撮影システム |
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2006
- 2006-01-23 JP JP2006014368A patent/JP2007201555A/ja active Pending
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