JP2007201204A - 多層配線基板の製造方法及び製造装置並びに多層配線基板 - Google Patents

多層配線基板の製造方法及び製造装置並びに多層配線基板 Download PDF

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Abstract

【課題】工数が少なく効率よく短時間で製造することができると共に、生産コストを安価に抑えることができる多層配線基板の製造方法等を提供すること。
【解決手段】スルーホールが設けられた配線基板を用いる多層配線基板の製造方法であって、スルーホールを有する第1の配線基板のスルーホールごとに、球状導電体をそれぞれスルーホール上面と下面とにマウントする第1のステップと、球状導電体をスルーホールに圧入する第2のステップと、球状導電体を圧入した第1の配線基板の上面および下面に、電極を有する第2の配線基板をそれぞれ絶縁部材を介して重ね合わせることにより球状導電体と電極とを対向させる第3のステップと、重ね合わせた第1の配線基板と第2の配線基板とをプレス処理することにより球状導電体と電極を接合する第4のステップとを有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、多層配線基板の製造方法及び製造装置並びに多層配線基板に関し、例えば両面配線基板を用いて構成される多層配線基板の製造方法及び製造装置並びに多層配線基板に関する。
近年、電子機器の軽薄短小化、高機能化が急速に進んできており、それに伴い、電子部品の高密度実装化が要求されている。
そして、この電子部品の高密度実装化のために、4層配線基板や8層配線基板などの各種の多層配線基板が広く用いられるようになってきている。
このような多層配線基板における層間を電気的に接続する方法として、スルーホールめっき法、ビアめっき法、バンプ法、インプラント法などが知られている。
スルーホールめっき法は、導体層及び絶縁層を積層した積層板にドリルによって貫通孔を形成し、この貫通孔の内周面に導電部材によるめっき処理を施すことによって、導体層間を電気的に接続する方法である。
また、ビアめっき法は、導体層及び絶縁層を積層した積層板の絶縁層側を導体面が露出するところまで孔を開け、この孔を含めた絶縁層全体に導電部材によるめっき処理を施し、これによって導体層間を電気的に接続する方法である。
また、バンプ法は、導体層に対してエッチング処理、めっき処理、印刷処理等を施すことによりバンプを形成し、このバンプ上に導体層をプレス処理等により積層して導体層間を電気的に接続する方法である。
また、インプラント法は、両面基板に金型で貫通孔を開け、この貫通孔に金型にて導体部材を埋め込んで導体層間を電気的に接続する方法である。
さらに、ベース基材に形成した貫通孔に金属粒子及びその凝集体からなる導電性樹脂を充填して導体層間を電気的に接続する方法も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−144398号公報
しかし、上述した従来技術による方法では、工程数が多いことから、リードタイムが長くなるのみならず、歩留まりも悪くなってしまう。
しかも、製造設備が大がかりとなってしまうことから設備費用も高額となり、また、めっき液などの材料が必要となるために材料費も高額である。したがって、従来技術による方法では製造コストが高くなってしまう。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、工数が少なく効率よく短時間で製造することができると共に、生産コストを安価に抑えることができる多層配線基板の製造方法及び製造装置並びに多層配線基板を提供することを目的とする。
そこで、請求項1に記載の発明は、スルーホールが設けられた配線基板を用いる多層配線基板の製造方法であって、スルーホールを有する第1の配線基板の前記スルーホールごとに、球状導電体をそれぞれ前記スルーホール上面と下面とにマウントする第1のステップと、前記球状導電体を前記スルーホールに圧入する第2のステップと、前記球状導電体を圧入した前記第1の配線基板の上面および下面に、電極を有する第2の配線基板をそれぞれ絶縁部材を介して重ね合わせることにより前記球状導電体と前記電極とを対向させる第3のステップと、前記重ね合わせた前記第1の配線基板と前記第2の配線基板とをプレス処理することにより前記球状導電体と前記電極を接合する第4のステップとを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記第2のステップは、前記スルーホール上面および下面から突出する突出部を前記球状導電体により形成するように、前記球状導電体を前記スルーホールに圧入することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明であって、前記第2の配線基板に形成されたスルーホール上に球状導電体をマウントすることにより、前記第2の配線基板における前記電極を形成するステップを有することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明であって、前記球状導電体の大きさが、前記スルーホールの孔径の110〜130%であることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、スルーホールが設けられた配線基板を用いる多層配線基板の製造装置であって、前記配線基板を水平状態に載置する載置手段と、スルーホールを有する第1の配線基板の前記スルーホールごとに、前記スルーホールの孔径よりも大きい球状導電体をそれぞれ前記スルーホール上面と下面とにマウントするマウント手段と、前記マウントした球状導電体を前記スルーホールに圧入するプレス手段と、前記第1の配線基板上又は電極を有する第2の配線基板上に絶縁膜を形成する絶縁膜形成手段と、前記第1の配線基板上又は前記第2の配線基板上に形成した絶縁膜上を介して、前記第1の配線基板の上面と下面に前記第2の配線基板を重ねることにより前記球状導電体と前記電極とを対向させて熱プレスを行う熱プレス手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明であって、前記プレス手段は、前記スルーホールの上面および下面から突出する突出部を前記球状導電体により形成するように、前記球状導電体を前記スルーホールに圧入することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、スルーホールが設けられた第1の配線基板のスルーホールに2つの球状導電体が狭持されると共に、前記第1の配線基板に電極を有する第2の配線基板が絶縁部材を介して積層されることにより前記球状導電体と前記電極とが対向配置されて接続されることにより前記第1の配線基板と前記第2の配線基板とが電気的に接続されたことを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明であって、前記第1の配線基板は、その両面に配線パターンが形成されると共に、スルーホールの内周面の導電性被膜はめっき処理により形成されることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項7又は請求項8に記載の発明であって、前記第2の配線基板における前記電極は、前記第2の配線基板に形成されたスルーホールに球状導電体が狭持されることにより形成されることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項7から9のいずれか1項に記載の発明であって、前記配線基板間の距離は、5〜500μmであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、スルーホールが設けられた配線基板を用いる多層配線基板の製造方法であって、スルーホールを有する第1の配線基板の前記スルーホールごとに、球状導電体をそれぞれ前記スルーホール上面と下面とにマウントする第1のステップと、前記球状導電体を前記スルーホールに圧入する第2のステップと、前記球状導電体を圧入した前記第1の配線基板の上面および下面に、電極を有する第2の配線基板をそれぞれ絶縁部材を介して重ね合わせることにより前記球状導電体と前記電極とを対向させる第3のステップと、前記重ね合わせた前記第1の配線基板と前記第2の配線基板とをプレス処理することにより前記球状導電体と前記電極を接合する第4のステップとを有するので、複数の配線基板を用いてそれらの配線基板間の層間接続を球状導電体によって行なうことができ、工数が少なく効率よく短時間で製造することができると共に、生産コストを安価に抑えることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記第2のステップは、前記スルーホール上面および下面から突出する突出部を前記球状導電体により形成するように、前記球状導電体を前記スルーホールに圧入するので、球状導電体と他の配線基板の電極との接合を確実なものとすることが容易となる。
また、請求項3に記載の発明によれば、第2の配線基板に形成されたスルーホール上に球状導電体をマウントすることにより、第2の配線基板における前記電極を形成するステップを有するので、第2の配線基板のスルーホールから球状導電体の一部を電極として突出させることができ、したがって、第1の配線基板のスルーホールに圧入された球状導電球との接合をより確実なものとする。
また、請求項4に記載の発明によれば、前記球状導電体の大きさが、前記スルーホールの孔径の110〜130%であるので、層間接続の信頼性を維持することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、スルーホールが設けられた配線基板を用いる多層配線基板の製造装置であって、前記配線基板を水平状態に載置する載置手段と、スルーホールを有する第1の配線基板の前記スルーホールごとに、前記スルーホールの孔径よりも大きい球状導電体をそれぞれ前記スルーホール上面と下面とにマウントするマウント手段と、前記マウントした球状導電体を前記スルーホールに圧入するプレス手段と、前記第1の配線基板上又は電極を有する第2の配線基板上に絶縁膜を形成する絶縁膜形成手段と、前記第1の配線基板上又は前記第2の配線基板上に形成した絶縁膜上を介して、前記第1の配線基板の上面と下面に前記第2の配線基板を重ねることにより前記球状導電体と前記電極とを対向させて熱プレスを行う熱プレス手段とを備えたので、多層配線基板の製造工程をより少なく効率よく短時間で製造することができると共に、生産コストを安価に抑えることができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、前記プレス手段は、前記スルーホールの上面および下面から突出する突出部を前記球状導電体により形成するように、前記球状導電体を前記スルーホールに圧入するので、球状導電体と他の配線基板の電極との接合を確実なものとすることが容易となる。
また、請求項7に記載の発明によれば、スルーホールが設けられた第1の配線基板の前記スルーホールに2つの球状導電体が狭持されると共に、前記第1の配線基板に電極を有する第2の配線基板が絶縁部材を介して積層されることにより前記球状導電体と前記電極とが対向配置されて接続されることにより前記第1の配線基板と前記第2の配線基板とが電気的に接続されるので、複数の配線基板間の層間接続を導電体と電極との接合により行うことにより、工数が少なく効率よく短時間で製造することができると共に、生産コストを安価に抑えた多層配線基板を提供することができる。
また、請求項8に記載の発明によれば、第1の配線基板は、その両面に配線パターンが形成されるので、この第1基配線板と第2配線基板とを用いて4層以上の配線基板を提供することができる。
また、請求項9に記載の発明によれば、前記第2の配線基板における前記電極は、前記第2の配線基板に形成されたスルーホールに球状導電体が狭持されることにより形成されるので、第2の配線基板のスルーホールから球状導電体の一部を電極として突出させることができ、したがって、第1の配線基板のスルーホールに圧入された球状導電球との接合をより確実なものとする。
また、請求項10に記載の発明によれば、前記配線基板間の距離は、5〜500μmであるので、配線パターンの短絡の発生を抑えることができ、或いは高密度多層化を実現することができる。
本実施形態における多層配線基板の製造方法及び製造装置は、少なくとも1つの第1の配線基板のスルーホールに球状導電体を圧入し、この配線基板と電極を有する第2の配線基板とを、絶縁部材を介して球状導電体と電極とが対向するように積み重ね、その後プレス処理することにより、多層配線基板を製造する。すなわち、スルーホールが設けられた第1の配線基板のスルーホールごとに、球状導電体をそれぞれ前記スルーホール上面(上側の開口部)および下面(下側の開口部)にマウントし、これらの球状導電体をスルーホールに圧入した後、球状導電体を圧入した配線基板の上面および下面に、電極を有する第2の配線基板をそれぞれ絶縁部材を介して重ね合わせることにより球状導電体と電極とを対向させ、その後プレス処理することにより球状導電体と電極とを接合するものである。
そして、このような多層配線基板の製造を実現するための製造装置においては、配線基板を水平状態に載置する載置手段と、スルーホールを有する第1の配線基板のスルーホールごとに、このスルーホールの孔径よりも大きい球状導電体をそれぞれスルーホール上面と下面とにマウントするマウント手段と、マウントした球状導電体をスルーホールに圧入するプレス手段と、第1の配線基板上又は電極を有する第2の配線基板上に絶縁膜を形成する絶縁膜形成手段と、第1の配線基板上又は第2の配線基板上に形成した絶縁膜上を介して、第1の配線基板と第2の配線基板とを重ねることにより球状導電体と電極とを対向させて熱プレスを行う熱プレス手段とを備えている。
このように多層配線基板を製造するにあたり、複数の配線基板を用い、しかもそれらの配線基板間の層間接続を球状導電体で行なうことにより、工数が少なく効率よく短時間で製造することができるため、生産コストを安価に抑えることができる。
ここで、第1の配線基板としては、基板両面にそれぞれ配線パターンが形成され、これらの配線パターンがスルーホールで接続される両面配線基板を用いることができ、第2の配線基板としては基板片面に配線パターン及び電極が形成された片面配線基板や第1の配線基板と同様に両面配線基板を用いることができる。
また、球状導電体としては、銅(Cu)ボールなどのほか、ビジニルベンゼン系樹脂からなる球状樹脂の表面に例えばSn/Ag系ハンダめっきを施した球状導電体を用いるようにしてもよい。
また、スルーホールから突出する突出部を球状導電体により形成するように、球状導電体をスルーホールに圧入して、配線基板のプレス処理をすれば、球状導電体の突出部がプレス処理により接合する面が大きくなり、球状導電体と電極との接合を確実なものとすることが容易となる。すなわち、球状導電体を突起状ランド、いわゆるバンプとして形成することにより、電極との接合度を向上させるのである。
さらに、球状導電体の大きさをスルーホールの孔径の100%より大きく150%より小さい大きさとするのが好適であり、これにより層間接続の信頼性を維持することができる。すなわち、球状導電体の直径がスルーホールの孔径に対して100%以下の場合には、この球状導電体をスルーホールにプレス等で圧入したとき、スルーホール内の充填が不十分となり、さらに、球状導電体同士の塑性変形量も小さくなるため、金属結合が完全なものとならない可能性がある。また、第1の配線基板からの突起部(突起状ランド)、いわゆるバンプの高さを高くコントロールすることができなくなる。一方で、球状導電体の直径がスルーホールの孔径に対して150%より大きい場合には、球状導電体が大きすぎて、スルーホール内に入る部分が少なくなり、スルーホール上面から圧入される球状導電体とスルーホール下面から圧入される球状導電体との間に隙間を発生させてしまうことになり、球状導電体同士の接合が不完全となってしまう。また、バンプの高さを低くコントロールすることができず、基板間の層間の厚みも大きくなってしまい、層間絶縁材が多量必要になってくると共に、積層された配線基板のトータルでの厚みも大きくなってしまい、高密度実装仕様の要求に答えられなくなってしまう。しかも、球状導電体とスルーホールの内壁との摩擦が大きくなり、プレス等の押圧力によりスルーホールが変形してしまう恐れもでてくる。
また、球状導電体の大きさをスルーホールの孔径の110〜130%とするのがさらに好適である。すなわち、このように球状導電体の大きさをスルーホールの孔径の110〜130%とすることによって、球状導電体とスルーホール内周面の銅被膜との金属接合の状態を良好にすることができ、しかも、スルーホール上面から圧入される球状導電体とスルーホール下面から圧入される球状導電体との間の金属接合の状態も良好にすることができる。
また、本実施形態における多層配線基板は、スルーホールが設けられた第1の配線基板の前記スルーホールに2つの球状導電体が狭持されると共に、第1の配線基板に電極を有する第2の配線基板が絶縁部材を介して積層されることにより球状導電体と電極とが対向配置され、球状導電体と電極とが接続されることにより第1の配線基板と前記第2の配線基板とが電気的に接続される。
このように複数の配線基板間の層間接続を球状導電体と電極との接合により行うことにより、工数が少なく効率よく短時間で製造することができると共に、生産コストを安価に抑えた多層配線基板を提供することができる。
また、第2の配線基板における電極は、第2の配線基板に形成されたスルーホールに球状導電体が狭持されることにより形成される。したがって、第2の配線基板のスルーホールから球状導電体の一部を電極として突出させることができる。その結果、第1の配線基板のスルーホールに圧入された球状導電球との接合をより確実なものとすることができ、第1の配線基板と第2の配線基板とで形成される多層配線基板の品質を向上させることができる。すなわち、球状導電体を突起状ランド、いわゆるバンプとして形成することにより、第1の配線基板の球状導電体との接合度を向上させるのである。
また、第1の配線基板は、その両面に配線パターンが形成されると共に、スルーホールの内周面の導電性被膜はめっき処理により形成される。したがって、第1の配線基板の上面パターンと下面パターンとをスルーホールで電気的に接続して第1の配線基板を両面配線基板とすることができ、第2の配線基板をこの第1の配線基板に対向させてプレスすることによって、容易に4層以上の多層配線基板の製造を行うことができる。
また、配線基板間の距離は、5〜500μmとすることが好適である。このようにすることにより、配線パターンの短絡の発生を抑えることができ、或いは高密度多層化を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。図1は本発明の実施形態における両面配線基板の製造工程を示す説明図、図2は本発明の実施形態における4層配線基板の製造工程を示す説明図、図3は図2におけるプレス装置の概略構成図、図4は図2における熱プレス装置の概略構成図である。
本実施形態に係る多層配線基板は、第1の配線基板(本実施形態においては両面配線基板10とする)に形成されたスルーホール上面及び下面からそれぞれ球状導電体を圧入後、第1の配線基板上に絶縁部材を介在させて第2の配線基板を重ね合わせ、その後熱プレス等の処理を行うことによって製造されるものであり、まず最初に、このように多層配線基板の製造に用いられる両面配線基板について説明する。
(両面配線基板の説明)
両面配線基板10は、図1(d)に示すように、ガラスエポキシ樹脂からなる板状基材2の所定位置に、複数のスルーホール4が形成され、各スルーホール4は、その内周面から両面基板の表裏面にかけて導電性被膜として銅被膜5,5が形成されており、両面配線基板10の表側面と裏側面とに形成された配線パターン6,7とは、開口部4’に円筒状の銅被膜5を形成したスルーホール4を介して導通されて接続されている。
ここで、両面配線基板10の製造工程を図1(a)〜(d)を用いて具体的に説明する。
まず、図1(a)に示すように、厚さ60μmのガラスエポキシ樹脂からなる板状基材2の両面に厚さ12μmの銅箔3,3を設けた両面配線基板用基材1を用意する。なお、ガラスエポキシ樹脂からなる板状基材に代えて、ガラスフッ素樹脂、ポリイミド、セムスリー、アルミナなどから構成される板状基材を用いるようにしてもよい。また、銅箔に代えてその他の金属箔、たとえば銀箔などを用いるようにしてもよい。
次に、図1(b)に示すように、NCドリルなどを用いて、板状基材2の所定位置に150μm径の複数の貫通孔たる開口部4’を形成する。
開口部4’を形成した後、酸、アルカリ洗浄等の前処理を行い、次に、導電化処理としてカーボン処理を行う。その後、図1(c)に示すように、その開口部4’の内周面全体に電解銅めっき処理を施し、これにより内周面に厚さ10μmの銅被膜5を有する孔径130μmのスルーホール4を形成する。
そして、図1(d)に示すように、パターンニングレジストを塗布して露光、現像、エッチングという周知の工程を経て基板両面に配線パターン6,7を形成し、両面配線基板10を得る。
また、両面配線基板10として、スルーホール4を開口部4’の内周面に円筒状の銅被膜5を形成したスルーホールとして説明したが、開口部4’の内周面に銅被膜5を設けないスルーホール4を有する両面配線基板10としてもよい。
(両面配線基板を用いた4層配線基板の製造装置の説明)
次に、上述の両面配線基板10を用いて、例えば図7(d)に示す4層配線基板を製造するための本実施形態における多層配線基板製造装置(以下、「製造装置30」とする。)について説明する。
製造装置30は、図2に示すように、両面配線基板10のスルーホール4の上面(配線パターン6側)および下面(配線パターン7側)に、それぞれこのスルーホール4の孔径よりも大きい2つの後述する球状導電体9a,9bをマウントするマウント手段としてのボールマウンタ40と、前述のボールマウンタ40によってマウントした球状導電体9a,9bをスルーホール4の上面及び下面からそれぞれ圧入し、球状導電体9a,9bをスルーホール4に狭持させるプレス手段としてのプレス装置50と、球状導電体9a,9bをスルーホール4に狭持させた両面配線基板10上或いは後述の第2の配線基板12a,12b上に絶縁膜を形成する絶縁膜形成手段としてのラミネータ70と、両面配線基板10の上面および下面に電極13aを有する第2の配線基板12aと電極13bを有する第2の配線基板12bとを、球状導電体9aと電極13aとの位置合わせをし、球状導電体9bと電極13bとの位置合わせをして積み重ねることにより球状導電体9a,9bと電極13a,13bを対向させた後、ホットプレスで熱圧着して多層配線基板を完成させる熱プレス手段としての熱プレス装置80とから構成される。
ボールマウンタ40は、例えば球状導電体9a,9bを吸引可能なノズル(図示せず)を具備し、個別に又は多数の球状導電体9a,9bを両面配線基板10の片面ごと或いは両面に略同時にマウント可能としたものであり、周知の半田ボールマウンタと同様の構成のものを用いることができる。
プレス装置50は、図3に示すように、両面配線基板10を水平状態に載置する載置手段としてのプレス台51と、前述のボールマウンタ40によってマウントした球状導電体9a,9bを、弾性部材を用いてスルーホール4に圧入し、球状導電体9a,9bをスルーホール4に狭持させるプレス部52とを有している。
プレス台51は、ベース54上にSUS製の水平載置板53を設けて両面配線基板10や第2の配線基板12a,12b等を水平に載置可能としている。そして、水平載置板53の上方には弾性部材53aを設けている。
また、プレス部52は、SUS製の水平押圧板56を介して弾性部材57を下面に設けたプレス体55を、連結杆58を介して上下昇降自在に配設したものであり、プレス台51に載置された両面配線基板10を所定の荷重で押圧することができる。なお、59は動力伝達ケース、60は操作盤である。
ラミネータ70は、絶縁膜として用いるフィルム状熱硬化性エポキシ樹脂の絶縁シートである絶縁部材11を両面配線基板10或いは第2の配線基板12a,12b上に載置可能としている。なお、絶縁シートとして、フィルム状熱可塑性ポリイミド樹脂の絶縁シートを使用してもよく、耐熱性及び加工性の面で150〜300℃のガラス転移点のものを使用することが望ましい。また、フィルム状の絶縁シートに代えて、熱硬化性エポキシ樹脂や熱可塑性ポリイミド樹脂を主成分とした液状の絶縁性接着剤を絶縁膜として使用することも好適である。
熱プレス装置80は、図4に示すように、両面配線基板10及び第2の配線基板12a,12bを水平状態に載置する載置手段としての熱プレス台71と、球状導電体9a,9bをスルーホール4に狭持させた両面配線基板10の上面に電極13aを有する第2の配線基板12aを、下面(配線パターン7側)に電極13bを有する第2の配線基板12bを、球状導電体9aと電極13aとが、そして球状導電体9bと電極13bとが対向するように位置合わせして、積み重ねる積み重ね手段(図示せず)と、積み重ね後の両面配線基板10を熱プレス台71とによりホットプレス(熱プレスともいう)する熱プレス部75とを有している。
熱プレス台71は、ベース74上にヒータ(図示せず)によって加熱されるSUS製の水平載置板73を設けて絶縁膜が形成された両面配線基板10及び第2の配線基板12a,12bを水平に載置可能としており、積み重ね手段によって第2の配線基板12a、両面配線基板10,第2の配線基板12bの順に上記の如く上方に積み重ねることができるようになっている。
また、熱プレス部75は、SUS製の水平押圧板76を介して下面に設けられ、ヒータ(図示せず)によって加熱される熱プレス体77を、連結杆78を介して上下昇降自在に配設したものであり、熱プレス台71に載置された両面配線基板10を所定の荷重で押圧すると共に加熱することができる。なお、79は動力伝達ケース、72は操作盤である。
(4層配線基板についての説明)
上記製造装置30を用いた本実施形態に係る多層配線基板である4層配線基板20について、図5(a)〜(d)、図6、図7(a)〜(c)を参照しながら説明する。
まず、上述したスルーホール4が形成された両面配線基板10を用意する。ここで、両面配線基板10には多数のスルーホール4が形成されているが、説明の便宜上、多数のスルーホール4のうち1つのスルーホール4を例に挙げ説明する。
次に、ボールマウンタ40によって、図5(a)に示すように、両面配線基板10のスルーホール4上面に球状導電体9aをマウントする。なお、このマウントは、球状導電体9aがスルーホール4の上端面開口縁部に仮固定される程度の圧力で行われる。
このように球状導電体9aを両面配線基板10のスルーホール4上面にマウントした後、両面配線基板10の上下を反転させ、図5(b)に示すように、両面配線基板10のスルーホール4下面に球状導電体9bをマウントする。なお、このマウントは、上記と同様に球状導電体9bがスルーホール4の下端面開口縁部に仮固定される程度の圧力で行われる。
ここで、球状導電体9a,9bの直径は150μmであり、一方でスルーホール4の孔径は130μmであるため、球状導電体9a,9bはスルーホール4を通過することはない。
また、球状導電体9a,9bの種類は特に限定されることはないが、長期間の導通性に対する信頼性を確保する観点から、たとえば、銅(Cu)等の金属からなる球状体を用いることが好適である。また、ビジニルベンゼン系樹脂からなる球状樹脂の表面に例えばSn/Ag系ハンダめっきを施した球状導電体9a,9bを用いるようにしてもよい。なお、球状とは、完全な球体をいうのではなく、本実施形態における多層配線基板を製造することができるような形状であれば、円錐形や三角錐に近い導電体も球状導電体に含まれる。
次に、球状導電体9a,9bがマウントされた両面配線基板10をプレス装置50のプレス台51に載置する。図5(c)に示すように、プレス台51の水平載置板53上には弾性部材53aが設けられており、プレス体55の下面には弾性部材57が設けられている。そして、弾性部材57を下面に設けたプレス体55を降下させて両面配線基板10を所定の荷重で押圧する。これにより、両面配線基板10にマウントされた球状導電体9a,9bは、図5(d)に示すように、スルーホール4に圧入され、球状導電体9a,9bはスルーホール4に狭持される。
ここで、球状導電体9a,9bは弾性部材53a,57を介してプレスされるため、その上部は完全に平らに変形されることはなく、ある程度の球形を保つとともに両面配線基板10上面及び下面からそれぞれ所定量上方及び下方に突出する突出部としての上部球状凸部91a,91bが形成される。また、上記プレスによりスルーホール4上面から圧入される球状導電体9aとスルーホール下面から圧入される球状導電体9bとが互いに押圧することになり、略平らに変形された変形部92a,92bが形成され、球状導電体9aと球状導電体9bとが金属接合される。さらに、スルーホール4内部の隙間を埋める状態となる。なお、弾性部材53a,57を用いることに代えて、水平載置板53及びプレス体55を凹状にすることによって上部球状凸部91a,91bを形成するようにしてもよい。また、両面配線基板10として、スルーホール4を開口部4’の内周面に円筒状の銅被膜5を形成したスルーホールとして説明したが、図6に示すように、開口部4’の内周面に銅被膜5を設けないスルーホール4を有する両面配線基板10としてもよい。
次に、片面に配線パターン14が形成され、球状導電体9a,9bと電気的接続するための電極13a,13bをそれぞれ有する第2の配線基板12a,12bを用意する。なお、配線パターン14上にレジストを設けず配線パターン14の一部を露出させた部位を電極13a,13bとすることもできる。そして、この第2の配線基板12aをラミネータ70の所定位置に取り付け、ラミネータ70によって、図7(a)に示すように、この第2の配線基板12a上に絶縁部材11である45μmのフィルム状熱硬化樹脂を載置して第2の配線基板12aの配線パターン14側の面を被い、150℃で加熱してロールラミネートする。また、第2の配線基板12aと同様に、第2の配線基板12b上にフィルム状熱硬化樹脂である絶縁部材11を載置して、第2の配線基板12bの配線パターン14側の面を被い、ラミネータ70によってロールラミネートする(図7(b)参照)。
続いて、熱プレス装置80の熱プレス台71に、積み重ね手段によって、上記の如く絶縁部材11でラミネートした第2の配線基板12aを電極13aが上方となるように載置し、この第2の配線基板12a上に、球状導電体9a,9bをスルーホール4に狭持させた両面配線基板10の上面を球状導電体9aと電極13aとが対向するように位置合わせをして積み重ねる。そして、両面配線基板10の下面に上記の如く絶縁部材11でラミネートした第2の配線基板12bの配線パターン14側を対向させ、球状導電体9bと電極13bとが対向するように位置合わせをして積み重ねる。すなわち、図7(c)に示すように、両面配線基板10にマウントされた球状導電体9a,9bの上部球状凸部91a,91bがそれぞれ電極13a,13bに対向するように積層用の第2の配線基板12a,12bを積み重ねる。この積み重ねの際には、両面配線基板10,第2の配線基板12a,12bにそれぞれ設けられたアライメントマーク(図示せず)を用いて位置合せを行い、これにより接続すべき球状導電体9a,9bと電極13a,13b間の位置合わせが可能となる。
そして、熱プレスによって、重ね合わせられた両面配線基板10,第2の配線基板12a,12bを150℃で加熱しながら1kg/cmで5分間押圧して熱プレスを行い、さらに、170℃で加熱しながら1kg/cmで5分間の熱プレスを行う。その後、熱オーブン装置(図示せず)によって、170℃で60分間アフターキュアを行うことにより、図7(d)に示すように、球状導電体9aと電極13a、球状導電体9bと電極13bとを接合することにより、両面配線基板10と、第2の配線基板12a,12bとの間における層間接続を行う。このようにして、1つの両面配線基板10と2つの第2の配線基板12a,12bとによって4層配線基板20を製造することができる。なお、絶縁部材11は130℃で軟化して面配線基板と第2の配線基板12a,12bとの間を接合し、160℃で硬化する。
ここで、熱プレス装置80の熱プレス部75の押圧力によって、両面配線基板10にそれぞれ狭持された球状導電体9a,9bの上部球状凸部91a,91b同士がその突出形状により絶縁部材11を突き抜けて電極13a,13bと接合(接続)され、電気的に接続される。
以上のように、本実施形態によれば、両面配線基板10のスルーホール4上にそれぞれ球状導電体9a,9bをマウントすると共に圧入してスルーホール4に球状導電体9a,9bを狭持し、第2の配線基板12a,12b上を絶縁部材11で被った後、第2の配線基板12a、両面配線基板10、第2の配線基板12bを順に位置合わせして重ね合わせ、熱プレスで加熱圧接するという簡易かつ少ない工程で配線基板の4層化が可能となるため、短時間かつ安価な4層配線基板を製造することが可能となる。しかも、このように工程が少ないために、歩留まりを向上させることができる。
また、リジット基板(硬質素材に配線パターンを形成した基板)のように基板厚が厚いために、スルーホールの孔径が両面配線基板の厚みと略同等以下にならざるを得ないような場合であっても、球状導電体を2つ用いることにより、層間の電気的接続を行うことができる。
さらに、スルーホール4の間隙を球状導電体9a,9bによってほぼ埋め込むことができるため、信頼性を向上させることができる。すなわち、スルーホール4に間隙が発生すると、その後の加工工程で水分や薬品等が残留し易く、それにより部品等に影響を与える可能性があるが、本実施形態の多層配線基板はその間隙が球状導電体9a,9bによってほぼ埋め込むことができるため、そのような影響を抑制することができる。
なお、本実施形態においては、第2の配線基板12a,12b上に絶縁部材11をラミネートするようにしたが、両面配線基板10の両面に絶縁部材11をラミネートするようにしてもよい。
(6層配線基板についての説明)
次に、上記製造装置30を用いて、本実施形態に係る多層配線基板である6層配線基板21について、図5(a)〜(d)、図8(a)〜(f)を参照しながら説明する。図8は、6層配線基板21を製造する工程を示す説明図である。
まず、上述したスルーホール4が形成された2枚の第2の配線基板である両面配線基板15a,15b(図5(d)における両面配線基板10と同様の両面配線基板。)を用意する。ここで、両面配線基板15a,15bには多数のスルーホール4が形成されているが、説明の便宜上、多数のスルーホール4のうち1つのスルーホール4を例に挙げ説明する。
次に、ボールマウンタ40によって、図8(a)に示すように、両面配線基板15a,15bのスルーホール4にそれぞれ球状導電体9c,9dをマウントする。なお、このマウントは、球状導電体9c,9dがそれぞれスルーホール4の端面開口縁部に仮固定される程度の圧力で行われる。
ここで、球状導電体9c,9dの直径は、スルーホール4の孔径の100%より大きく、200%以下のもののうち、絶縁部材11の厚みとの関係で、後述する球状導電体9a,9bとの金属接合が良好になり、かつ積み重ねた配線基板間の厚みが大きくならないものを選択する。また、球状導電体9c,9dの種類は特に限定されることはないが、球状導電体9a,9bと同様のものを用いるのが望ましい。なお、球状とは、完全な球体をいうのではなく、本実施形態における多層配線基板を製造することができるような形状であれば、円錐形や三角錐に近い導電体も球状導電体に含まれる。
次に、球状導電体9cがマウントされた両面配線基板15aをプレス装置50のプレス台51に載置し、図8(b)に示すように、弾性部材57を下面に設けたプレス体55を降下させて両面配線基板15aを所定の荷重で押圧する。また、同様に、球状導電体9dがマウントされた両面配線基板15bをプレス装置50のプレス台51に載置し、図8(b)に示すように、弾性部材57を下面に設けたプレス体55を降下させて両面配線基板15bを所定の荷重で押圧する。これにより、両面配線基板15a,15bにそれぞれマウントされた球状導電体9c,9dは、図8(c)に示すように、スルーホール4に圧入され、球状導電体9c,9dはそれぞれスルーホール4に狭持される。なお、球状導電体9c,9dをプレスする際には、水平載置板53には弾性部材53aを設けない。
ここで、球状導電体9c,9dは弾性部材57を介してプレスされるため、その上部は完全に平らに変形されることはなく、ある程度の球形を保つとともに両面配線基板15a,15b上面から所定量上方に突出する突出部としての上部球状凸部91c,91dが形成される。一方、球状導電体9c,9dの下部は、水平なプレス台に押圧されるために、略平らに変形された変形部92c,92dが形成され、スルーホール4の下部の隙間を埋める状態となる。なお、この弾性部材57はプレス体55ではなく、プレス台51に設けるようにしても良い。また、弾性部材57ではなく、プレス体55を凹状にすることによって上部球状凸部91c,91dを形成するようにしてもよい。
次に、上記の如くプレスされた両面配線基板15aをラミネータ70の所定位置に取り付け、ラミネータ70によって、図8(d)に示すように、この両面配線基板15a上に絶縁部材11を載置して両面配線基板15aで被い、150℃で加熱してロールラミネートする。また、同様にして、上記の如くプレスされた両面配線基板15bをラミネータ70の所定位置に取り付け、ラミネータ70によって、図8(d)に示すように、この両面配線基板15b上に絶縁部材11を載置して両面配線基板15bで被い、150℃で加熱してロールラミネートする(図8(e)参照)。
さらに、上述したスルーホール4が形成された両面配線基板10を用意し、上述した図5(a)〜(d)の手順にて、図5(d)に示すように、球状導電体9a,9bを、スルーホール4の上面及び下面にそれぞれ圧入した両面配線基板10を作製する。
続いて、熱プレス装置80の熱プレス台71に、上記の如くロールラミネートした両面配線基板15aを球状凸部91cが上方になるように載置し、この両面配線基板15a上に球状導電体9a,9bをスルーホール4に狭持した両面配線基板10を載置し、さらにこの両面配線基板10上に、上記の如くロールラミネートした両面配線基板15bを上部球状凸部91dが下方となるように積み重ね手段によって積み重ねる。すなわち、図8(f)に示すように、両面配線基板10に圧入された球状導電体9aの上部球状凸部91aが両面配線基板15aに圧入された球状導電体9cと対向し、両面配線基板10に圧入された球状導電体9bの上部球状凸部91bが両面配線基板15bに圧入された球状導電体9dと対向するように積み重ねる。この積み重ねの際には、両面配線基板10及び両面配線基板15a,15bにそれぞれ設けられたアライメントマーク(図示せず)を用いて位置合せを行い、これにより接続すべき球状導電体9a〜9dの位置合わせが可能となる。
そして、熱プレスによって、重ね合わせられた両面配線基板10及び両面配線基板15a,15bを150℃で加熱しながら1kg/cmで5分間押圧して熱プレスを行い、さらに、170℃で加熱しながら1kg/cmで5分間の熱プレスを行う。その後、熱オーブン装置(図示せず)によって、170℃で60分間アフターキュアを行うことにより、図8(g)に示すように、球状導電体9aと9c,9bと9dを接合し、両面配線基板10及び両面配線基板15a,15bにおける層間接続を行う。このようにして、1つの両面配線基板10と2つの両面配線基板15a,15bによって6層配線基板21を製造することができる。なお、絶縁部材11は130℃で軟化して両面配線基板10及び両面配線基板15a,15b間を接合し、160℃で硬化する。
ここで、熱プレス装置80の熱プレス部75の押圧力によって、両面配線基板10に狭持された球状導電体9a,9bの上部球状凸部91a,91b、及び両面配線基板15a,15bに狭持された球状導電体9c,9dの上部球状凸部91c,91dがその突出形状により絶縁部材11を突き抜けて接合(接続)され、これにより両面配線基板10及び両面配線基板15a,15bが電気的に接続される。しかも、両面配線基板10及び両面配線基板15a,15bのスルーホール4の間隙を球状導電体9a〜9dによってほぼ埋め込むことができる。
以上のように、本実施形態によれば、スルーホール4を有する第1の配線基板である両面配線基板10のスルーホール4ごとに、球状導電体9をそれぞれスルーホール4の上面と下面とにマウントした後、これらの球状導電体9をスルーホール4に圧入し、さらに球状導電体9を圧入した両面配線基板10の上面および下面に、電極である球状導電体9c,9dを有する第2の配線基板である両面配線基板15c,15dをそれぞれ絶縁部材11を介して両面配線基板10の上面及び下面にそれぞれ重ね合わせることにより球状導電体9a,9bと電極である球状導電体9c,9dとを対向させ、このように重ね合わせた両面配線基板10と両面配線基板15a,15bとを熱プレスで加熱圧接するという簡易かつ少ない工程で配線基板の6層化が可能となるため、短時間でかつ安価な6層配線基板を製造することが可能となる。しかも、このように工程が少ないために、歩留まりを向上させることができる。
また、リジット基板(硬質素材に配線パターンを形成した基板)のように基板厚が厚いために、スルーホールの孔径が両面配線基板の厚みと略同等以下にならざるを得ないような場合であっても、球状導電体を2つ用いることにより、層間の電気的接続を行うことができる。
さらに、スルーホール4の間隙を球状導電体9a〜9dによってほぼ埋め込むことができるため、信頼性を向上させることができる。すなわち、スルーホール4に間隙が発生すると、その後の加工工程で水分や薬品等が残留し易く、それにより部品等に影響を与える可能性があるが、本実施形態の多層配線基板はその間隙が球状導電体9a〜9dによってほぼ埋め込むことができるため、そのような影響を抑制することができる。
なお、両面配線基板15bに代えて、図9(a)に示すように、フレキシブル両面配線基板15cを第2の配線基板として用いるようにしてもよい。この場合、両面配線基板15bに代えて用いるフレキシブル両面配線基板15cには球状導電体9dをマウント及び圧入しない。このようにフレキシブル両面配線基板15cを用いて、熱プレスすることにより、図9(b)に示すように、6層配線基板の薄型化が可能となる。さらに、図10(a)に示すように、両面配線基板15aに代えて、フレキシブル両面配線基板15dを第2の配線基板として用いるようにしてもよい。この場合、両面配線基板15aに代えて用いるフレキシブル両面配線基板15dには球状導電体9cをマウント及び圧入しない。このように両面配線基板15a,15bに代えて、フレキシブル両面配線基板15c,15dを用いて、熱プレスすることにより、図10(b)に示すように、さらなる6層配線基板の薄型化が可能となる。しかも、フレキシブル基板の可撓性を利用して配線の自由度を高めることができる。
ここで、本実施形態におけるスルーホール4の大きさと球状導電体9a,9bとの大きさの関係について説明する。
球状導電体9a,9bの直径は、層間接続の信頼性を維持するために、スルーホール4の孔径に対して100%より大きく、150%より小さい範囲内であることが望ましい。
その理由として、球状導電体9a,9bの大きさをスルーホールの孔径の100%より大きく150%より小さい大きさとするのが好適であり、これにより層間接続の信頼性を維持することができる。すなわち、球状導電体9a,9bの直径がスルーホールの孔径に対して100%以下の場合には、この球状導電体9a,9bをスルーホール4にプレス等で圧入したとき、スルーホール4内の充填が不十分となり、さらに、球状導電体9a,9b同士の塑性変形量も小さくなるため、金属結合が完全なものとならなくなる可能性がある。また、第1の配線基板からの突起部(突起状ランド)、いわゆるバンプの高さを高くコントロールすることができなくなる。一方で、球状導電体9a,9bの直径がスルーホール4の孔径に対して150%より大きい場合には、球状導電体9a,9bが大きすぎて、スルーホール4内に入る部分が少なくなり、スルーホール4上面から圧入される球状導電体9a,9bとスルーホール4下面から圧入される球状導電体9a,9bとの間に隙間を発生させてしまうことになり、球状導電体9a,9b同士の接合が不完全となってしまう。また、バンプの高さを低くコントロールすることができず、基板間の層間の厚みも大きくなってしまい、層間絶縁材が多量必要になってくると共に、積層された配線基板のトータルでの厚みも大きくなってしまい、高密度実装仕様の要求に答えられなくなってしまう。しかも、球状導電体9a,9bとスルーホール4の内壁との摩擦が大きくなり、プレス等の押圧力によりスルーホール4が変形してしまう恐れもでてくる。
また、球状導電体9の大きさをスルーホールの孔径の110〜130%とするのがさらに好適である。すなわち、このように球状導電体9の大きさをスルーホール4の孔径の110〜130%とすることによって、球状導電体9とスルーホール4内周面の銅被膜との金属接合の状態を良好にすることができ、しかも、スルーホール4上面から圧入される球状導電体とスルーホール4下面から圧入される球状導電体との間の金属接合の状態も良好にすることができる。
次に、両面配線基板10と第2の配線基板間の距離について説明する。両面配線基板10と第2の配線基板間の距離は、5μmより短いと両面配線基板10と第2の配線基板との対向する配線パターンの短絡が発生しやすくなり、一方で、この距離を500μmより大きくすると高密度多層化に沿わなくなる。
したがって、両面配線基板10と第2の配線基板間の距離は、5〜500μmの範囲内であることが望ましい。この距離は、球状導電体9a〜9dの大きさ、電極13a,13bの高さ、スルーホール4の孔径、及び絶縁部材11などの要素により決定される。
(信頼性評価試験)
上述のように製造された4層配線基板20及び6層配線基板21を用いて、信頼性評価試験を行った。前処理としては、125℃で24時間のベーキングを行い、その後30℃、湿度80%で96時間吸湿させた後、リフロー炉で320℃の熱処理を行った。そして、この吸湿と熱処理を3回繰り返した。その後、温度サイクル試験(−25℃,10分→125℃,10分)を1000サイクル行った。
この信頼性評価試験の結果、導通抵抗値、絶縁抵抗値、外観等での異常はなく、良好であり、信頼性は極めて高いものであることを裏付ける結果が得られた。
(その他の多層配線基板について)
図示しないが、図7(a)〜(d)の手順や図8(a)〜(g)の手順を組み合わせることにより、一つの基板上に異なる数の基板を積層させることができる。したがって、従来であればできなかった部分多層化を容易に行うことができ、基板の軽量化、省スペース化、コストダウンなどを図ることができる。しかも、基板材料が少なくてすむため、よりコストダウンを図ることが可能となる。
多層配線基板の製造プロセスが、プレス処理、及び熱プレス処理のみで行うことができるため、必要な箇所に必要な大きさの配線基板を貼り合わせることにより、いわゆる、部分多層化が可能となる。
以上、実施形態を通じて本発明を説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、種々の変更を行うことができることはいうまでもない。
例えば、球状導電体9やスルーホール4の導電性被膜の表面に半田めっき処理を施すようにすることもできる。このようにすれば、スルーホール4に球状導電体9を圧入した後にリフロー処理を行うことによって、球状導電体9をより両面配線基板10,15a、15bに固定することができるので、その後の工程において基板の取り扱いが容易となる。
また、両面配線基板10,15a,15bを熱プレスにより両面配線基板間の接着を行うようにしたが、これらの両面配線基板間に用いる絶縁部材11を常温で接着可能な絶縁性接着剤を用いることにより、常温でのプレスを行うようにしてもよい。
また、本発明の実施形態に記載した各種の数値は、例示に過ぎず、これに限られるものではなく、適宜変更することによって最適な多層配線基板を製造することができる。
また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明の効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明の実施形態における両面配線基板の製造工程を示す説明図である。 本発明の実施形態における多層配線基板の製造工程に用いる製造装置の説明図である。 図2におけるプレス装置の概略構成図である。 図2における熱プレス装置の概略構成図である。 本発明の実施形態における4層配線基板の製造工程を示す説明図である。 本発明の実施形態における別の4層配線基板を示す説明図である。 本発明の実施形態における4層配線基板の製造工程を示す説明図である。 本発明の実施形態における6層配線基板の製造工程を示す説明図である。 本発明の実施形態における別の6層層配線基板を示す説明図である。 本発明の実施形態におけるさらに別の6層層配線基板を示す説明図である。
符号の説明
4 スルーホール
9a,9b 球状導電体
9c,9d 球状導電体(電極)
12a,12b,15a,15b 第2の配線基板
13a,13b 電極
10 両面配線基板(第1の配線基板)
20 4層配線基板
21 6層配線基板
30 製造装置
40 ボールマウンタ
50 プレス装置
70 ラミネータ
80 熱プレス装置
91 球状凸部

Claims (10)

  1. スルーホールが設けられた配線基板を用いる多層配線基板の製造方法であって、
    スルーホールを有する第1の配線基板の前記スルーホールごとに、球状導電体をそれぞれ前記スルーホール上面と下面とにマウントする第1のステップと、
    前記球状導電体を前記スルーホールに圧入する第2のステップと、
    前記球状導電体を圧入した前記第1の配線基板の上面および下面に、電極を有する第2の配線基板をそれぞれ絶縁部材を介して重ね合わせることにより前記球状導電体と前記電極とを対向させる第3のステップと、
    前記重ね合わせた前記第1の配線基板と前記第2の配線基板とをプレス処理することにより前記球状導電体と前記電極を接合する第4のステップと、
    を有することを特徴とする多層配線基板の製造方法。
  2. 前記第2のステップは、前記スルーホール上面および下面から突出する突出部を前記球状導電体により形成するように、前記球状導電体を前記スルーホールに圧入する
    ことを特徴とする請求項1に記載の多層配線基板の製造方法。
  3. 前記第2の配線基板に形成されたスルーホール上に球状導電体をマウントすることにより、前記第2の配線基板における前記電極を形成するステップを有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多層配線基板の製造方法。
  4. 前記球状導電体の大きさが、前記スルーホールの孔径の110〜130%であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の多層配線基板の製造方法。
  5. スルーホールが設けられた配線基板を用いる多層配線基板の製造装置であって、
    前記配線基板を水平状態に載置する載置手段と、
    スルーホールを有する第1の配線基板の前記スルーホールごとに、前記スルーホールの孔径よりも大きい球状導電体をそれぞれ前記スルーホール上面と下面とにマウントするマウント手段と、
    前記マウントした球状導電体を前記スルーホールに圧入するプレス手段と、
    前記第1の配線基板上又は電極を有する第2の配線基板上に絶縁膜を形成する絶縁膜形成手段と、
    前記第1の配線基板上又は前記第2の配線基板上に形成した絶縁膜上を介して、前記第1の配線基板の上面と下面に前記第2の配線基板を重ねることにより前記球状導電体と前記電極とを対向させて熱プレスを行う熱プレス手段と、を備えたことを特徴とする多層配線基板の製造装置。
  6. 前記プレス手段は、前記スルーホールの上面および下面から突出する突出部を前記球状導電体により形成するように、前記球状導電体を前記スルーホールに圧入することを特徴とする請求項5に記載の多層配線基板の製造装置。
  7. スルーホールが設けられた第1の配線基板の前記スルーホールに2つの球状導電体が狭持されると共に、前記第1の配線基板に電極を有する第2の配線基板が絶縁部材を介して積層されることにより前記球状導電体と前記電極とが対向配置されて接続されることにより前記第1の配線基板と前記第2の配線基板とが電気的に接続されたことを特徴とする多層配線基板。
  8. 前記第1の配線基板は、その両面に配線パターンが形成されると共に、前記スルーホールの内周面の導電性被膜はめっき処理により形成されることを特徴とする請求項7に記載の多層配線基板。
  9. 前記第2の配線基板における前記電極は、前記第2の配線基板に形成されたスルーホールに球状導電体が狭持されることにより形成されることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の多層配線基板。
  10. 前記配線基板間の距離は、5〜500μmであることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の多層配線基板。
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