JP2007198439A - 電動車両のオイルポンプ制御装置およびそれを搭載する電動車両 - Google Patents

電動車両のオイルポンプ制御装置およびそれを搭載する電動車両 Download PDF

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Abstract

【課題】電動オイルポンプを搭載した電動車両において、油圧供給先となる油圧式装置の条件に応じて電動オイルポンプの動作指令を適切に設定する。
【解決手段】電動オイルポンプからの油圧を受けて動作する油圧制御式変速機のギア段に応じて、低速段選択時および高速段選択時のそれぞれにおいて、電動オイルポンプの回転数指令を独立に設定する(S120、S130)。これにより、ギア段選択に応じて使用される油圧経路が変わることに対応させて、各ギア段選択時における電動オイルポンプ回転数を過不足なく設定して作動音の低減および燃費向上を図ることができる。
【選択図】図5

Description

この発明は、電動車両のオイルポンプ制御装置に関し、より特定的には、電動車両に搭載された電動オイルポンプの駆動制御に関する。
内燃機関および電動機を車両駆動力源として備えるハイブリッド車両において、電動機からの駆動力が油圧制御式変速機を介して駆動輪に伝達されるとともに、油圧制御式変速機に供給される油圧を発生するための電動オイルポンプを有する構成がたとえば特開2005−207304号公報(特許文献1)に開示されている。このような構成では、電動機の駆動力が変速機を介して駆動輪に伝達されるので、変速機を高低2段に変速することにより、またその変速比を“1”より大きく設定することにより、車両駆動力発生用の電動機を小型化しても十分な駆動アシストや回生制動を行なうことが可能となる。
特開2005−207304号公報 特開2002−225578号公報 特開2000−296720号公報
一般的に、ハイブリッド自動車では、エンジンを高効率領域に限定して運転させることにより燃費向上が図られる。したがってエンジンが低効率運転となる運転領域では電動機のみによる車両走行(以下、EV走行と称する)が志向される。このようなEV走行時においては機械式オイルポンプも停止しているため電動オイルポンプによって油圧式装置に対する油圧供給が実行される。
しかしながら、油圧制御式変速機ではギヤ段の選択に応じて使用される油圧経路が変わるため、油圧経路ごとに必要なオイル流量が異なることが考えられる。また、ギヤ段ごとに必要となる潤滑、冷却のためのオイル流量が異なることが考えられる。
したがって、油圧制御式変速機のギヤ段にかかわらず電動オイルポンプの作動条件を一律とする制御構成では、必要オイル流量が最大であるギヤ段に合せて上記作動条件を設定する必要がある。これにより、その他のギヤ段では過剰なオイル流量を供給することになり、燃費の悪化やオイルポンプ作動音の増大が発生する。
また、ハイブリッド自動車の発進時には一般にEV走行が実行されるため、ハイブリッド自動車のシステム起動時においては、電動オイルポンプによって車両起動に必要な油圧が確保されることとなる。この際に、車両起動時の状況によらず電動オイルポンプの作動条件を一律とした場合には、油圧の立上がり時間、すなわち車両起動までの所要時間が状況に応じて変化する可能性がある。また、静粛な車両発進を目的とするEV走行時には、電動オイルポンプの作動音は極力小さくすることが好ましいが、車両起動時において必要な油圧の確保と作動音低下との関係が問題となる。
エンジンを搭載しない電気自動車等の電動車両でも、機械式オイルポンプによる油圧発生が期待できないため、ハイブリッド車両のEV走行時における上述の課題は共通のものとなる。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、電動オイルポンプを搭載した電動車両において、電動オイルポンプの油圧供給先と
なる油圧式装置(代表的には油圧制御式変速機)の条件に応じて電動オイルポンプの動作指令を適切に設定して、燃費の改善および電動オイルポンプ作動音の低下を図ることである。
この発明の他の目的は、電動オイルポンプを搭載した電動車両において、車両起動時の状況に応じて電動オイルポンプの動作指令を適切に設定して、油圧の立上がり時間のばらつき低減および電動オイルポンプ作動音の低下の両立を図ることである。
この発明による電動車両のオイルポンプ制御装置およびそれを搭載する電動車両では、電動車両は、電動機からの駆動力が油圧制御式変速機を介して駆動輪に伝達される構成を有し、かつ、前記油圧制御式変速機に供給する油圧を発生するための電動オイルポンプを備える。オイルポンプ制御装置は、検知手段と、回転数指令設定手段と、電動オイルポンプ駆動部とを備える。検知手段は、回転数指令設定手段を検知する。回転数指令設定手段は、前記検知手段により検知された前記油圧制御式変速機のギヤ段に応じて、前記電動オイルポンプの回転数指令値を可変設定する。電動オイルポンプ駆動部は、回転数指令設定手段により設定された前記回転数指令値に従って前記電動オイルポンプを駆動制御する。
上記電動車両のオイルポンプ制御装置およびそれを搭載する電動車両によれば、油圧制御式変速機のギヤ段ごとに、使用される油圧経路の相違を反映して電動オイルポンプの回転数指令値を最適に設定することができる。したがって、一部のギヤ段における電動オイルポンプの回転数指令値が過大に設定されることがなくなり、燃費の向上および電動オイルポンプの作動音の低減を図ることが可能となる。
好ましくは、この発明による電動車両のオイルポンプ制御装置およびそれを搭載する電動車両では、回転数指令設定手段は、前記油圧制御式変速機の各ギヤ段において、油温に応じて前記電動オイルポンプの回転数指令値を可変設定する。
上記電動車両のオイルポンプ制御装置およびそれを搭載する電動車両によれば、油温に応じてオイル粘性が変化することを反映して、高油温領域においても必要な油圧を発生できるように電動オイルポンプの指令値をさらに適正に設定することが可能となる。
この発明の他の構成による電動車両のオイルポンプ制御装置およびそれを搭載する電動車両では、電動車両は、油圧を発生するための電動オイルポンプおよび前記電動オイルポンプから前記油圧の供給を受けて動作する油圧式装置を備える。オイルポンプ制御装置は、油温検知手段と、起動制御手段とを備える。油温検知手段は、車両起動時に油温を検知する。起動制御手段は、油温検知手段により検知された油温に応じて、前記車両起動に伴う前記電動オイルポンプの起動時における前記電動オイルポンプの回転数の上昇速度を可変制御する。
好ましくは、起動制御手段は、第1の制御手段と、第2の制御手段とを含む。第1の制御手段は、前記油温が一定範囲内であるときに、前記電動オイルポンプの回転数の上昇速度が最大能力よりも制限されるように前記電動オイルポンプの起動を制御する。第2の制御手段は、前記油温が一定範囲外であるときに、前記第1の制御手段による前記電動オイルポンプの起動時と比較して前記上昇速度が大きくなるように、前記電動オイルポンプの起動を制御する。
また好ましくは、前記第1および前記第2の制御手段による前記電動オイルポンプの起動時のそれぞれにおいて、前記油圧が所定圧力に達するまでの時間が所定以下となるように、前記第1および第2の制御手段による前記電動オイルポンプの回転数の上昇速度は決
定される。
上記電動車両のオイルポンプ制御装置およびそれを搭載する電動車両によれば、車両起動に伴う電動車両の電動オイルポンプの起動時に、油温に応じて電動オイルポンプの起動条件を制御することができる。特に、電動オイルポンプの回転数上昇に伴って油圧の上昇を確保しやすい一定油温範囲内(常温領域)では、油圧の上昇が確保しにくい一定油温範囲外(高温領域あるいは低温領域)に比べて、電動オイルポンプの回転数の上昇速度を緩やかなものとできる。したがって、油圧が上昇しやすく油圧立上がり時間の確保に余裕がある油温のときには電動オイルポンプの作動音の低下を図るとともに、油圧立上がり時間の確保が相対的に困難な油温のときには、作動音低減よりも油圧の早期に立上げを優先して、車両を速やかに起動することが可能となる。特に、車両起動時における電動オイルポンプ起動時の油圧確保所要時間を油温によらずほぼ一定とすることにより、車両起動に要する時間のばらつきが低減されるので、車両運転性を向上することが可能となる。
この発明による電動車両のオイルポンプ制御装置によれば、電動オイルポンプを搭載した電動車両において、電動オイルポンプの油圧供給先となる油圧式装置(代表的には油圧制御式変速機)の条件に応じて電動オイルポンプの動作指令を適切に設定して、燃費の改善および電動オイルポンプ作動音の低下を図ることができる。
また、この発明による電動車両のオイルポンプ制御装置によれば、電動オイルポンプを搭載した電動車両において、車両起動時の状況に応じて電動オイルポンプの動作指令を適切に設定して、油圧の立上がり時間のばらつき低減および電動オイルポンプ作動音の低下の両立を図ることができる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では図中の同一または相当部分には同一符号を付してその説明は原則として繰返さないものとする。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態に従う電動車両の代表例として示されるハイブリッド車両の駆動装置の構成を説明するブロック図である。
図1を参照して、この発明の実施の形態によるハイブリッド車両5は、内燃機関110および遊星歯車機構112を含んで構成される主動力源10と、出力軸20と、デファレンシャルギヤ30と、駆動輪40と、アシスト動力源50と、油圧制御式変速機60とを備える。電子制御ユニットで構成されるハイブリッドECU(HV−ECU)100は、ハイブリッド車両5が運転者の操作に適応して走行するように、図1に示した駆動装置の全体動作を制御する。
主動力源10の出力トルクは出力軸20に伝達され、その出力軸20からデファレンシャルギヤ30を介して駆動輪40にトルクが伝達されるように構成されている。一方、走行のための駆動力を出力する力行制御あるいはエネルギを回収する回生制御の可能な電動機で構成されるアシスト動力源50が設けられる。アシスト動力源50からの駆動力は、油圧制御式変速機60(以下、単に変速機60とも称する)を介して出力軸20および駆動輪40へ伝達される。これにより、アシスト動力源50と出力軸20との間で伝達するトルクが、変速機60で設定する変速比に応じて増減可能なように構成される。
変速機60は、設定する変速比が“1”以上となるように構成することができ、このよ
うに構成することにより、アシスト動力源50でトルクを出力する力行時に、アシスト動力源50で出力したトルクを増大させて出力軸20に伝達できるので、アシスト動力源50を低容量もしくは小型のものとすることができる。しかしながら、アシスト動力源50の運転効率を良好な状態に維持することが好ましいので、たとえば車速に応じて出力軸20の回転数が増大した場合には、変速比を低下させてアシスト動力源50の回転数を低下させる。また、出力軸20の回転数が低下した場合には、変速比を増大させることがある。
ハイブリッド車両5の駆動装置構成をさらに詳細に説明する。主動力源10は、内燃機関110と、モータジェネレータ111(以下、第1モータジェネレータ111もしくはMG1と記載する)と、これら内燃機関110および第1モータジェネレータ111の間でトルクを合成もしくは分配する遊星歯車機構112とを主体として構成されている。内燃機関(以下、エンジンと記載する)110は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼させて動力を出力する公知の動力装置であって、スロットル開度(吸気量)や燃料供給量、点火時期などの運転状態を電気的に制御できるように構成されている。その制御は、たとえばマイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(E−ECU)113によって行なうように構成されている。
機械式オイルポンプ32は、エンジン110の回転に伴って、すなわちエンジンから機械的動力を受けて回転することによって油圧を発生可能に構成されている。たとえば、機械式オイルポンプ32は、ダンパ120の出力軸に同軸上に配置され、エンジン110からトルクを受けて動作して油圧を発生する。
第1モータジェネレータ111は、たとえば永久磁石式同期電動機で構成され、電動機としての機能および発電機としての機能の両方を生じ得るように構成されて、インバータ114を介してバッテリなどの蓄電装置115に接続されている。そして、インバータ114を制御することにより、第1モータジェネレータ111の出力トルク(力行トルクあるいは回生トルク)を適宜に設定するようになっている。その設定を行なうために、マイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(MG1−ECU)116が設けられている。
遊星歯車機構112は、外歯歯車であるサンギヤ117と、そのサンギヤ117に対して同心円上に配置された内歯歯車であるリングギヤ118と、これらサンギヤ117およびリングギヤ118に噛合っているピニオンギヤを自転かつ公転自在に保持しているキャリア119とを3つの回転要素として作動作用を生じる公知の歯車機構である。内燃機関110の出力がダンパ120を介してそのキャリア119に連結されている。すなわちキャリア119は、遊星歯車機構112の入力要素となっている。
これに対して、サンギヤ117に第1モータジェネレータ111のロータ(図示せず)が連結されている。したがってサンギヤ117がいわゆる反力要素となっており、また、リングギヤ118が出力要素となっている。そして、リングギヤ118が出力部材としての出力軸20に連結されている。
変速機60は、図1に示す構成例では、1組のラビニョ型遊星歯車機構によって構成されている。すなわち、変速機60には、それぞれ外歯歯車である第1サンギヤ121および第2サンギヤ122が設けられており、その第1サンギヤ121に第1のピニオン123が噛合するとともに、その第1のピニオン123が第2のピニオン124に噛合している。第2のピニオン124は、各サンギヤ121,122と同心円上に配置されたリングギヤ125に噛合している。なお、各ピニオン123,124は、キャリア126によって自転かつ公転自在に保持されている。また、第2サンギヤ122は、第2のピニオン1
24に噛合している。したがって、第1サンギヤ121およびリングギヤ125は、各ピニオン123,124とともにダブルピニオン型遊星歯車機構に相当する機構を構成し、また、第2サンギヤ122およびリングギヤ125は、第2のピニオン124とともにシングルピニオン型遊星歯車機構に相当する機構を構成している。
そして、第1サンギヤ121を選択的に固定する第1ブレーキB1と、リングギヤ125を選択的に固定する第2ブレーキB2とが設けられている。これらのブレーキB1,B2は摩擦力によって係合力を生じるいわゆる摩擦係合装置であり、多板形式の係合装置あるいはバンド形式の係合装置を採用することができる。そして、これらのブレーキB1,B2は、油圧による係合力に応じて、そのトルク容量が連続的に変化するように構成されている。さらに、第2サンギヤ122に前述したアシスト動力源50が連結され、またキャリア126が出力軸20に連結されている。
したがって、変速機60では、第2サンギヤ122がいわゆる入力要素であり、キャリア126が出力要素となっている。第1ブレーキB1を係合させることにより、変速比が“1”より大きい高速段(H)が設定され、第1ブレーキB1に代えて第2ブレーキB2を係合させることにより、高速段より変速比の大きい低速段(L)が設定されるように構成されている。
各変速段間での変速は、車速や要求駆動力(もしくはアクセル開度)などの走行状態に基づいて実行される。より具体的には、変速段領域を予めマップ(変速線図)として定めておき、検出された運動状態に応じていずれかの変速段を設定するように制御される。その制御を行なうためのマイクロコンピュータを主体とした電子制御装置(T−ECU)127が設けられている。
なお、図1に示す構成例では、アシスト動力源50として、トルクを出力する力行およびエネルギを回収する回生の可能なモータジェネレータ(以下、第2モータジェネレータ50もしくはMG2と記載する)が採用されている。この第2モータジェネレータ50は、一例として永久磁石式同期電動機であって、そのロータ(図示せず)は、第2サンギヤ122に接続されている。さらに、第2モータジェネレータ50は、インバータ128を介して蓄電装置(バッテリ)129に接続されている。そして、マイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(MG2−ECU)130によってインバータ128を制御することにより、力行および回生ならびにそれぞれの場合における出力トルクを制御するように構成されている。
なお、蓄電装置(バッテリ)129および電子制御装置130は、前述した第1モータジェネレータ111に対応する、バッテリ(蓄電装置)115および電子制御装置116と統合することも可能である。
また、HV−ECU100および各電子制御装置113,116,127,130のそれぞれが相互にデータを通信できるように接続されている。HV−ECU100は、E−ECU113、MG1−ECU116、MG2ECU130、T−ECU127に対して動作指令を発する。
図2には、主動力源の出力分配機構としてのシングルピニオン型遊星歯車機構112についての共線図が示される。
図2を参照して、キャリア119に入力されるエンジン110の出力トルクに対して、第1モータジェネレータ111による反力トルクをサンギヤ117に入力すると、これらのトルクを加減算した大きさのトルクが出力要素となっているリングギヤ118に現れる
。その場合、第1モータジェネレータ111のロータがそのトルクによって回転し、第1モータジェネレータ111は発電機として機能する。
また、リングギヤ118の回転数(出力回転数)を一定とした場合、第1モータジェネレータ111の回転数を大小に変化させることにより、エンジン110の回転数を連続的に(無段階)に変化させることができる。すなわち、エンジン110の回転数をたとえば燃費が最もよい回転数に設定する制御を、第1モータジェネレータ111を制御することによって行なうことができる。
また、走行中にエンジン110を停止させていれば、第1モータジェネレータ111が逆回転しており、その状態から第1モータジェネレータ111を電動機として動作させて正回転方向にトルクを出力させると、キャリア119が連結されているエンジン110にこれを正回転させる方向のトルクが作用し、したがって、第1モータジェネレータ111によりエンジン110を始動(モータリングもしくはクランキング)することができる。その場合、出力軸20には、その回転を止める方向のトルクが作用する。したがって、走行のための駆動トルクは、第2モータジェネレータ50の出力するトルクを制御することによって維持でき、同時にエンジンの始動を円滑に行なうことができる。なお一般に、この種のハイブリッド形式は機械分配式あるいはスプリットタイプと称されている。
図3には、変速機60に含まれるラビニオ型遊星歯車機構についての共線図が示される。
図3を参照して、第2ブレーキB2によってリングギヤ125を固定することによって、低速段Lが設定される。低速段Lの設定時には、第2モータジェネレータ50の出力したトルクは、変速比に応じて増幅されて出力軸20に付加される。
これに対して、第1ブレーキB1によって第1サンギヤ121を固定した場合には、低速段Lより変速比の小さい高速段Hが設定される。この高速段Hにおける変速比も“1”より大きいので、第2モータジェネレータ50の出力したトルクは、その変速比に応じて増大されて出力軸20に付加される。
なお、各変速段L,Hが定常的に設定されている状態では、出力軸20に付加されるトルクは、第2モータジェネレータ50の出力トルクを変速比に応じて増大させたトルクとなるが、変速過渡状態では、各ブレーキB1,B2でのトルク容量や回転数変化に伴う慣性トルクなどの影響を受けたトルクとなる。また、出力軸20に付加されるトルクは、第2モータジェネレータ50の駆動状態では正トルクとなり、被駆動状態では負トルクとなる。
上記の油圧制御式変速機60内のブレーキB1,B2に対して油圧を給排してその係合および開放の制御を行なうように、図4に示す油圧制御装置31が設けられている。
図4を参照して、油圧制御装置31は、機械式オイルポンプ32と、電動オイルポンプ33と、オイルパン34と、油圧回路38とを含む。油圧回路38は、オイルポンプ32,33で発生した油圧をライン圧に調整するとともに、そのライン圧を元圧として昇圧した油圧を各ブレーキB1,B2に対して給排し、かつ適宜の箇所に潤滑のためのオイルを供給する。
機械式オイルポンプ32は、図1にも示すように、エンジン110の運転に伴って駆動されることによって油圧を発生する。
電動オイルポンプ33は、モータ(図示せず)によって駆動されるポンプであって、ケーシング(図示せず)の外部などの適宜の箇所に取付けられ、バッテリなどの直流電源39から電力(供給電圧Veop)を受けるEOPドライバ90によって制御される。たとえば、EOPドライバ90は、デューティ制御可能な半導体スイッチング素子(代表的には、トランジスタ等)を含んで構成され、このデューティ制御により上記モータへの供給電流を制御することにより、電動オイルポンプ33の回転数等の動作量が、HV−ECU100からの動作指示に従って制御される。
電動オイルポンプ33の回転数は、回転数センサ39♯により検知可能である。たとえば、EOPドライバ90は、回転数センサ39♯の出力に基づく電流フィードバック制御により、電動オイルポンプ33の回転数制御を実行可能である。
油圧制御装置31によって油圧が制御される油圧経路内には、油温センサ37が設けられる。油温センサ37は、測定対象となる油の温度に応じた電圧を出力する。油温Toilを示す油温センサ37の出力は、HV−ECU100へ送出される。
油圧回路38は、複数のソレノイドバルブや切換バルブあるいは調圧バルブ(それぞれ図示せず)を備え、調圧や油圧の給排を電気的に制御できるように構成されている。なお、各オイルポンプ32,33の吐出側には、それぞれのオイルポンプ32,33の吐出圧で開き、これとは反対方向には閉じる逆止弁35,36が設けられる。また、油圧回路38に対して、機械式オイルポンプ32および電動オイルポンプ33は、互いに並列に接続されている。また、ライン圧を調圧するバルブ(図示せず)は、吐出量を増大させてライン圧を高くし、これとは反対に吐出量を減じてライン圧を低くする2つの状態にライン圧を制御するように構成されている。
上述したハイブリッド車両は、主動力源10とアシスト動力源(第2モータジェネレータ)50との2つの動力源を備えているので、これらを有効に利用して低燃費で排ガス量の少ない運転が行なわれる。またエンジン110を駆動する場合であっても、第1モータジェネレータ111によって最適燃費となるようにエンジン110の回転数が制御される。さらに、減速時あるいは制動時には車両の有する回生エネルギが電力として回生される。そして、第2モータジェネレータ50を駆動してトルクアシストする場合、車速が遅い状態では変速機60を変速段Lに設定して出力軸20に付加するトルクを大きくし、車速が増大した状態では変速機60を高速段Hに設定して第2モータジェネレータ50の回転数を相対的に低下させ損失を低下し、効率のよいトルクアシストが実行できる。
上述したハイブリッド車両は、エンジン110の動力による走行、エンジン110と第2モータジェネレータ50とを使用した走行、第2モータジェネレータ50のみを使用した走行(EV走行)のいずれもが可能であって、これらの走行形態は、アクセル開度などの駆動要求量や車速などに基づいてHV−ECU100によって判断され選択される。たとえば、バッテリの充電量が十分であって、駆動要求量が相対的に小さい場合、あるいは静粛な発進が手動選択された場合などでは、第2モータジェネレータ50を使用した電気自動車に類した走行の形態が選択されて、エンジン110は停止させられる。
その状態からアクセルペダルが大きく踏み込まれるなど駆動要求量が増大した場合、あるいはバッテリの充電量が低下した場合、もしくは静粛な発進から通常走行に手動切換された場合には、エンジン110が始動されてエンジン110を使用した走行(以下、エンジン走行とも称する)の形態に切換られる。
エンジン110の始動は、第1モータジェネレータ111をモータとして機能させるモータリング(クランキング)により行なわれる。その場合、図2に示すように第1モータ
ジェネレータ111によってサンギヤ117にこれを正回転させる方向にトルクを加えると、リングギヤ118にはこれを逆転させる方向にトルクが作用する。このリングギヤ118は出力軸20に連結されているから、エンジン110の始動に伴うトルクが車両を減速させる方向のトルクとなる。そこで、エンジン110の始動時には、このようないわゆる反力トルクを相殺するように第2モータジェネレータ50によってトルクを出力させる。
図5は、本発明の実施の形態1による電動車両のオイルポンプ制御を説明するフローチャートである。
図5を参照して、HV−ECU100は、ステップS100により、油圧制御式変速機60のギヤ段を取得する。上述のように、変速機60のギヤ段はT−ECU127によって決定されるので、HV−ECU100は、T−ECU127との通信により変速機60のギヤ段を取得することができる。
HV−ECU100は、ステップS110により、変速機60のギヤ段が低速段Lおよび高速段Hのいずれであるかを判定する。そして、変速機60のギヤ段が低速段Lである場合には、HV−ECU100は、ステップS120により電動オイルポンプ33の回転数指令NeopをVeop=NLに設定する。一方、変速機60のギヤ段が高速段Hである場合には、HV−ECU100は、ステップS130により電動オイルポンプ33の回転数指令をVeop=NHに設定する。このように、変速機のギヤ段に応じて電動オイルポンプ33の回転数指令Neopを独自に設定することが可能となる。
変速機60ではギヤ段の選択に応じて使用される油圧経路が変わる。ここで、油圧経路の状況の差異等により、変速機60での動作に必要な油圧を確保するために必要なオイル流量、すなわち必要な電動オイルポンプ33の回転数は、ギヤ段および油圧経路ごとに異なってくる。したがって、各ギヤ段について必要となる電動オイルポンプ33の回転数を実験的に予め求めておくことにより、変速機60のギヤ段ごとに最適な回転数指令Veopを設定することができる。
これにより、変速機60の各ギヤ段選択時において、電動オイルポンプ33の回転数を過剰に上昇させることなく必要な油圧を確保することができる。したがって、電動オイルポンプ33の作動音の低減および燃費向上を図ることが可能となる。
なお、油温の上昇に応じてオイル粘性が低下すると同一油圧を確保するために必要なオイル流量が増加する。したがって、図6に示すように、それぞれのギヤ段での必要オイル流量は温度依存性を有する。したがって、それぞれのギヤ段について、油温Toilの変化に対応した必要オイル流量を予め測定しておくことにより、より適切に電動オイルポンプ33の回転数指令Veopを設定することができる。すなわち、図6に示した2本の特性線のうちの、一方が高速段H選択時の回転数指令値NHに対応し、他方が低速段L選択時の回転数指令値NLに対応する。
このように、ギヤ段ごとに電動オイルポンプ33の回転数指令Neopを設定する構成において、各ギヤ段について油温に応じて回転数指令Neopを設定可能とすることにより、電動オイルポンプ33の回転数指令をさらに適切なものとすることができる。
以上のように、HV−ECU100のうちの図5に示したオイルポンプ制御を実行する機能部分と、図4に示したEOPドライバ90によって、本発明の実施の形態1によるオイルポンプ制御装置が構成される。特に、EOPドライバ90は本発明における「電動オイルポンプ駆動部」に対応し、図5のステップS120およびS130は、本発明での「
回転数指令設定手段」に対応する。
なお、本発明の実施の形態1によるオイルポンプ制御は、ハイブリッド車両のEV走行時だけでなく、図1の構成においてエンジン110を含む主動力源10および機械式オイルポンプ33を省略した電気自動車としての電動車両に対しても適用可能である。すなわち、「電動機」である第2モータジェネレータ50からの駆動力が油圧制御式変速機60を介して電動機に伝達される構成を備える電気自動車(電動車両)に対しても本発明を適用することが可能である。
[実施の形態2]
実施の形態2では車両起動に伴う電動オイルポンプ33の起動制御について説明する。
なお、実施の形態2についても、図1と同様のハイブリッド車両ならびにハイブリッド車両から内燃機関および機械駆動式オイルポンプの配置を省略した構成の電気自動車等の電動車両について適用することができる。
図7は、実施の形態2によるオイルポンプ制御を説明するフローチャートである。
図7を参照して、HV−ECU100は、ステップS200により、油温センサ37の出力により油温Toilを取得する。さらに、HV−ECU100は、ステップS210により、車両起動時における油温領域を判定する。たとえば、低温領域を判定するためのしきい値Tlおよび高温領域を判定するためのThを予め定めておき、Tl≦Toil≦Thのときには、油温が常温領域であると判定される。これに対して、Toil>ThまたはToil<Tlの場合には、油温は、高温領域または低温領域であると判定される。
HV−ECU100は、油温が常温領域である場合には、ステップS220により、作動音低減を優先して電動オイルポンプ33を起動する。これに対して、HV−ECU100は、油温が高温領域または低温領域である場合には、ステップS230により、油圧立上げ速度を優先して電動オイルポンプ33を起動する。
図8には、油温領域による電動オイルポンプの起動制御の比較が示される。
一般に、車両起動時における油温が高温領域あるいは低温領域である場合には、電動オイルポンプ33の回転数上昇に伴う油圧の上昇速度は、常温領域の場合と比較して相対的に低くなる。
したがって、図8に示されるように、高温領域あるいは低温領域では、電動オイルポンプ33の回転数が最速に立上がるように、電動オイルポンプ33の起動を制御する。たとえば、EOPドライバ90内の半導体スイッチング素子のデューティ比に特に制限を設けずに、電動オイルポンプ33への供給電流を能力内で最大に設定して、電動オイルポンプ33を起動する。これに伴い、符号200に示されるように、電動オイルポンプ33の回転数は速やかに上昇する。
これに対して、油温の常温領域では、電動オイルポンプ33の回転数上昇に伴う油圧の上昇速度が高く、油圧確保が比較的容易である。したがって、高温領域あるいは低温領域と同一の条件で電動オイルポンプ33の回転数を上昇させると、油圧の立上がりは、高温領域あるいは低温領域時と比較して速くなることが想定される。
このため、常温領域では、高温領域あるいは低温領域の場合と比較して、電動オイルポンプ33の回転数上昇に制限が加えられるように、電動オイルポンプ33の起動が制御される。たとえば、上記半導体スイッチング素子のデューティ比に上限を設けることにより、電動オイルポンプ33起動時における回転数の上昇を緩やかにすることができる。これ
に伴い、符号210に示すように、電動オイルポンプ33は、高温領域あるいは低温領域と比較して緩やかに上昇する。この結果、常温領域では電動オイルポンプ33の作動音を低減することができる。
ここで、常温領域における電動オイルポンプ33の回転数上昇制限については、高温領域あるいは低温領域における油圧確保時間(時刻t0〜t1の所要時間)と、常温領域とのにおける油圧確保時間との間の差が所定以下となるように調整されることが好ましい。このような構成とすることにより、電動オイルポンプ33の起動時における油温にかかわらず、車両起動時における油圧確保までの所要時間をほぼ一定とすることができる。
特に、車両起動時において、電動オイルポンプ33の起動による油圧確保の完了後に、エンジン起動等の一連の車両起動動作を許可するような制御構成では、実施の形態2による電動オイルポンプの起動制御の適用により、車両起動に要する時間のばらつきが低減されるので、車両運転性を向上することが可能となる。
なお、図7に示したフローチャートにおいて、ステップS200が本発明の「油温検知手段」に対応し、ステップS210〜S230は本発明での「起動制御手段」に対応する。特に、ステップS220は本発明における「第1の制御手段」に対応し、ステップS230は本発明での「第2の制御手段」に対応する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に従う電動車両の代表例として示されるハイブリッド車両の駆動装置の構成を説明するブロック図である。 主動力源の遊星歯車機構の共線図である。 変速機のラビニオ型遊星歯車機構の共線図である。 油圧制御式変速機へ油圧を供給する油圧制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による電動車両のオイルポンプ制御を説明するフローチャートである。 必要オイル流量の温度依存性を説明する概念図である。 本発明の実施の形態2による電動車両のオイルポンプ制御を説明するフローチャートである。 油温領域による電動オイルポンプの起動制御の相違を説明する概念図である。
符号の説明
5 ハイブリッド車両、10 主動力源、20 出力軸、30 デファレンシャルギヤ、31 油圧制御装置、32 機械式オイルポンプ、33 電動オイルポンプ、34 油圧回路、35,36 逆止弁、37 油温センサ、38 油圧回路、39 直流電源、39♯ 回転数センサ(電動オイルポンプ)、40 駆動輪、50 第2モータジェネレータ(MG2,アシスト動力源)、60 油圧制御式変速機、90 EOPドライバ、100 HV−ECU(駆動制御装置)、110 内燃機関(エンジン)、111 第1モータジェネレータ(MG1)、112 シングルピニオン型遊星歯車機構、113,116,127,130 電子制御装置(ECU)、114,128 インバータ、115 蓄電装置、117,121,122 サンギヤ、118,125 リングギヤ、119,1
26 キャリア、120 ダンパ、123,124 ピニオン、200 電動オイルポンプ回転数推移(高油音/低油音時)、210 電動オイルポンプ回転数推移(油音常温時)、B1,B2 ブレーキ、NH 回転数指令値(高速段)、NL 回転数指令値(低速段)、Toil 油温、Neop 回転数指令(電動オイルポンプ)。

Claims (6)

  1. 電動機からの駆動力が油圧制御式変速機を介して駆動輪に伝達される構成を有し、かつ、前記油圧制御式変速機に供給する油圧を発生するための電動オイルポンプを備えた電動車両のオイルポンプ制御装置であって、
    回転数指令設定手段を検知する検知手段と、
    前記検知手段により検知された前記油圧制御式変速機のギヤ段に応じて、前記電動オイルポンプの回転数指令値を可変設定する回転数指令設定手段と、
    前記回転数指令設定手段により設定された前記回転数指令値に従って前記電動オイルポンプを駆動制御する電動オイルポンプ駆動部とを備える、電動車両のオイルポンプ制御装置。
  2. 前記回転数指令設定手段は、前記油圧制御式変速機の各ギヤ段において、油温に応じて前記電動オイルポンプの回転数指令値を可変設定する、請求項1記載の電動車両のオイルポンプ制御装置。
  3. 油圧を発生するための電動オイルポンプおよび前記電動オイルポンプから前記油圧の供給を受けて動作する油圧式装置を備えた電動車両のオイルポンプ制御装置であって、
    車両起動時に油温を検知する油温検知手段と、
    前記油温検知手段により検知された油温に応じて、前記車両起動に伴う前記電動オイルポンプの起動時における前記電動オイルポンプの回転数の上昇速度を可変制御する起動制御手段とを備える、電動車両のオイルポンプ制御装置。
  4. 前記起動制御手段は、
    前記油温が一定範囲内であるときに、前記電動オイルポンプの回転数の上昇速度が最大能力よりも制限されるように前記電動オイルポンプの起動を制御する第1の制御手段と、
    前記油温が一定範囲外であるときに、前記第1の制御手段による前記電動オイルポンプの起動時と比較して前記上昇速度が大きくなるように、前記電動オイルポンプの起動を制御する第2の制御手段とを含む、請求項3記載の電動車両のオイルポンプ制御装置。
  5. 前記第1および前記第2の制御手段による前記電動オイルポンプの起動時のそれぞれにおいて、前記油圧が所定圧力に達するまでの時間が所定以下となるように、前記第1および第2の制御手段による前記電動オイルポンプの回転数の上昇速度は決定される、請求項4記載の電動車両のオイルポンプ制御装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のオイルポンプ制御装置を搭載する、電動車両。
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