JP2007197980A - 引戸における樹脂パネルの取付構造 - Google Patents

引戸における樹脂パネルの取付構造 Download PDF

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Akio Kubota
晃生 窪田
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Abstract

【課題】環境温度の上昇などにより樹脂パネルに膨張が発生しても、引戸において前後に配置される扉の接触を解消する。
【解決手段】フレーム1に形成された中空な受け部2の片側に第1の支持部4を、他方側に第2の支持部5を対向して備え、第1の支持部と第2の支持部の間に形成された溝状の開口6を通じて受け部内に挿入される樹脂パネル3が、パッキン7を介してフレームに取り付けられ、第2の支持部の断面幅wが第1の支持部の断面幅Wより長く、かつ第1の支持部の垂直方向の長さHが第2の支持部の垂直方向の長さhより長く、樹脂パネルが膨張する場合に樹脂パネルを第2の支持部側へ反らせる。
【選択図】図1

Description

本願発明は、各種キャビネットの前面部に設けられる引戸において樹脂パネルをフレームに取り付けるための構造に関する。
図3に示したカップボード11をはじめとする各種キャビネットには、前面部に引戸12が設けられたものがあり、引戸12の左右方向のスライドにより前面部を開閉し、収納物の取り出し、収納を可能にしている。
引戸12において前後に配置される扉13は、一般に、中空なフレームを矩形に組み上げて形成されたフレーム体14の内側に矩形のパネル15が取り付けられて形成される。パネル15には、キャビネットの内部を視認できるように、透明または半透明な樹脂パネルが採用され始めている。
図4は、引戸における樹脂パネルの取付構造を例示した要部断面図である。
フレーム14aは、樹脂パネル15aの端縁部が挿入される受け部16を有している。受け部16は中空であり、片側に第1の支持部17を、他方側に第2の支持部18を備えている。第1の支持部17および第2の支持部18は、ともに断面略L字型の形状を有し、対向配置され、両者間に溝状の開口19を形成している。
樹脂パネル15aをフレーム14aに取り付ける際には、樹脂パネル15aの端縁部を、開口19を通じて受け部16内に挿入する。次いで、開口19から受け部16内にゴムなどから形成されるパッキン20を圧入し、樹脂パネル15aの端縁部を第1の支持部17に向けて押圧する。こうして、樹脂パネル15aは、パッキン20を介してフレーム14aに取り付けられる。
ところで、樹脂パネル15aは環境温度などによって膨張することがある。この場合、図5に要部を拡大して示したように、樹脂パネル15aは長さ方向xに膨張するが、樹脂パネル15aの取付けのために設けられたパッキン20が樹脂パネル15aの端縁部を押圧する力fの向きは第1の支持部17側であり、力fは樹脂パネル15aを矢印y方向に反らせるように作用する。このようにして樹脂パネル15aに生じる反りにより、図3に示した前後に配置される扉13が接触することがあり、扉13の開け閉めに支障をきたすことがあった。
特許文献1には、スチールプレートを折り曲げて形成したスチールパッキンをパネルの端縁部に嵌め、サッシ枠体に形成されたパネル嵌入用の凹状溝にパネルの端縁部を嵌入する構造が記載されている。
だが、特許文献1では、上記の樹脂パネル15aの反りについて考慮されていなく、引戸12における前後の扉13の接触の解消は示唆されない。
実用新案登録第3087071号
本願発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、環境温度の上昇などにより樹脂パネルに膨張が発生しても、引戸において前後に配置される扉の接触を解消することのできる引戸における樹脂パネルの取付構造を提供することを課題としている。
本願発明は、上記の課題を解決するために、第1に、フレームに形成された中空な受け部の片側に第1の支持部を、他方側に第2の支持部を対向して備え、第1の支持部と第2の支持部の間に形成された溝状の開口を通じて受け部内に挿入される樹脂パネルが、パッキンを介してフレームに取り付けられる引戸における樹脂パネルの取付構造であって、第2の支持部の断面幅が第1の支持部の断面幅より長く、かつ第1の支持部の垂直方向の長さが第2の支持部の垂直方向の長さより長く、樹脂パネルが膨張する場合に樹脂パネルを第2の支持部側へ反らせることを特徴としている。
本願発明は、第2に、受け部内に挿入される樹脂パネルの端縁部の表面が、樹脂パネル端縁部の裏面と第2の支持部の間に圧入されるパッキンにより第1の支持部に当接し、樹脂パネルの端縁部が、パッキンを介して第1の支持部と第2の支持部の間に挟持されることを特徴としている。
本願の第1の発明によれば、フレームに形成された中空の受け部に対向して備えた第1の支持部と第2の支持部において、第2の支持部の断面幅が第1の支持部の断面幅より長く、かつ第1の支持部の垂直方向の長さが第2の支持部の垂直方向の長さより長いため、環境温度の上昇などによって樹脂パネルが膨張することがあっても、樹脂パネルの端縁部にパッキンより加えられる力は、樹脂パネルを断面幅の長い第2の支持部側に反らせるように作用する。その結果、樹脂パネルは断面幅の短い第1の支持部側に反ることはなく、断面幅の長い第2の支持部側に反りが生ずる。断面幅の長い第2の支持部によって前後の扉間の間隔に余裕を持たせることができるため、樹脂パネルが反っても、前後の扉が接触することはない。
本願の第2の発明によれば、第1の支持部をキャビネットの外側に向けて配置する場合、樹脂パネルが透明なものであっても、樹脂パネルの取付けに用いられるパッキンが外から目立ちにくくなり、外観が良好となる。
図1は、本願発明の引戸における樹脂パネルの取付構造の一実施形態を示した要部拡大断面図である。
フレーム1は中空な部材であり、矩形に組み上げることにより引戸の扉のフレーム体を形成する。材質は特に制限されず、広く用いられているアルミニウムなどとすることができ、押出成形などによって容易に成形することができる。
矩形のフレーム体において内縁部に位置する部位には、中空の受け部2が形成されている。受け部2は、フレーム体の内側に取り付けられる樹脂パネル3の端縁部が挿入される部位であり、片側に第1の支持部4を、他方側に第2の支持部5を備えている。第1の支持部4、第2の支持部5はともに断面略L字型の形状を有し、互いに対向している。第2の支持部5の断面幅wは第1の支持部4の断面幅Wより長く(w>W)、かつ第1の支持部4の垂直方向の長さHが、第2の支持部5の垂直方向の長さhより長くなっている(H>h)。このような第1の支持部4と第2の支持部5の間に溝状の開口6が形成されている。
樹脂パネル3は、フレーム1により組み上げられる矩形のフレーム体の内側に収まる矩形の板体とされている。樹脂パネル3の採用により、扉を軽量なものとすることができ、引戸としての操作性を良好にする。材質については特に制限されず、アクリル樹脂などの一般的な樹脂を採用することができる。キャビネットの内部を視認可能にし、ディスプレイ機能を持たせるためには、樹脂は透明または半透明なものであることが好ましい。
樹脂パネル3をフレーム1に取り付ける際には、樹脂パネル3の端縁部を、開口6を通じて受け部2内に挿入する。この状態において、ゴムなどの弾力性を有するパッキン7を、開口6を通じて樹脂パネル3の端縁部の裏面と第2の支持部5の間に圧入する。パッキン7は、樹脂パネル3を第1の支持部4側に押圧するため、樹脂パネル3の端縁部の表面が第1の支持部4の内向きの突出端部4aに当接する。こうして、樹脂パネル3の端縁部は、パッキン7を介して第1の支持部4と第2の支持部5の間に挟持され、樹脂パネル3はフレーム1に取り付けられる。
樹脂パネル3は、上記の通りの利点を有する一方で、環境温度の上昇などにともなって膨張が生じることがある。しかしながら、図1に示した実施形態では、フレーム1に形成された受け部2に備えた第1の支持部4の垂直方向の長さHを第2の支持部5の垂直方向の長さhより長くしているため、図2に示したように、樹脂パネル3が長さ方向xに膨張する場合、パッキン7が樹脂パネル3の端縁部を押圧する力fは、樹脂パネル3を第2の支持部5側に反らせるように作用する。その結果、樹脂パネル3に発生する反りの方向zは第2の支持部5側となる。
したがって、樹脂パネル3に反りが発生したとしても、樹脂パネル3は断面幅の短い第1の支持部4側に反ることはなく、断面幅の長い第2の支持部5側に反る。断面幅の長い第2の支持部5によって前後の扉間の間隔に余裕を持たせることができるため、樹脂パネル3が反っても、前後の扉が接触することはない。引戸において前後に配置される扉の接触を解消することができる。
また、図1に示した実施形態では、上記の通り、パッキン7は、樹脂パネル3の端縁部の裏面と第2の支持部5の間に圧入され、樹脂パネル3の端縁部の表面を第1の支持部4の突出端部4aに当接させるため、第1の支持部4がキャビネットの外側に向けて配置される場合、樹脂パネル3が透明なものであっても、パッキン7は外から目立ちにくくなり、外観が良好となる。
なお、図1および図2に示した樹脂パネル3の取付構造は、図3に示したようなフレーム体14において下側に配置されるフレームについてのものであるが、図1および図2に示した樹脂パネル3の取付構造は、フレーム体14の上側に配置されるフレームにも等しく適用される。
本願発明の引戸における樹脂パネルの取付構造の一実施形態を示した要部拡大断面図である。 図1に示した実施形態において、樹脂パネルが膨張する場合の反りの発生について示した要部拡大断面図である。 キャビネットの一例としてカップボードを示した斜視図である。 本願発明前の引戸における樹脂パネルの取付構造を示した要部断面図である。 図4に示した樹脂パネルの取付構造において、樹脂パネルが膨張する場合の反りの発生について示した要部拡大断面図である。
符号の説明
1 フレーム
2 受け部
3 樹脂パネル
4 第1の支持部
4a 突出端部
5 第2の支持部
6 開口
7 パッキン

Claims (2)

  1. フレームに形成された中空な受け部の片側に第1の支持部を、他方側に第2の支持部を対向して備え、第1の支持部と第2の支持部の間に形成された溝状の開口を通じて受け部内に挿入される樹脂パネルが、パッキンを介してフレームに取り付けられる引戸における樹脂パネルの取付構造であって、第2の支持部の断面幅が第1の支持部の断面幅より長く、かつ第1の支持部の垂直方向の長さが第2の支持部の垂直方向の長さより長く、樹脂パネルが膨張する場合に樹脂パネルを第2の支持部側へ反らせることを特徴とする引戸における樹脂パネルの取付構造。
  2. 受け部内に挿入される樹脂パネルの端縁部の表面が、樹脂パネル端縁部の裏面と第2の支持部の間に圧入されるパッキンにより第1の支持部に当接し、樹脂パネルの端縁部が、パッキンを介して第1の支持部と第2の支持部の間に挟持される請求項1記載の引戸における樹脂パネルの取付構造。
JP2006016881A 2006-01-25 2006-01-25 引戸における樹脂パネルの取付構造 Pending JP2007197980A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60177282U (ja) * 1984-05-01 1985-11-25 立山アルミニウム工業株式会社 ガラス障子
JPH05187173A (ja) * 1991-07-17 1993-07-27 Stanley Works:The パネルドアの枠組

Patent Citations (2)

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