JP2007196736A - 車両用ハブユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】 フランジ部にホイールや制動回転体を取り付ける際の作業性に優れるとともに、フランジ部にうねりが生じるのをより一層小さく抑えることができる車両用ハブユニットを提供する。
【解決手段】 フランジ部4のボルト孔5にハブボルトBが抜け落ちない程度に圧入され、ハブボルトBとフランジ部4におけるボルト孔5側の縁部4aとの間にハブボルトBの回転を防止する回り止め手段Rが設けられている車両用ハブユニットであって、回り止め手段Rを、ハブボルトBの座面Baに予め形成した凸部R1または凹部R2の一方と、ボルト孔5側の縁部4aにおける座面Baと対向する側の縁部対向面4a1に予め形成した凸部R1または凹部R2の他方とから構成し、凸部R1と凹部R2とが、互いに塑性変形を伴わずに係合されるようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】 フランジ部4のボルト孔5にハブボルトBが抜け落ちない程度に圧入され、ハブボルトBとフランジ部4におけるボルト孔5側の縁部4aとの間にハブボルトBの回転を防止する回り止め手段Rが設けられている車両用ハブユニットであって、回り止め手段Rを、ハブボルトBの座面Baに予め形成した凸部R1または凹部R2の一方と、ボルト孔5側の縁部4aにおける座面Baと対向する側の縁部対向面4a1に予め形成した凸部R1または凹部R2の他方とから構成し、凸部R1と凹部R2とが、互いに塑性変形を伴わずに係合されるようにした。
【選択図】 図2
Description
本発明は、車両用のハブユニットに関する。
従来より、自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持するものとして、ハブユニットが用いられている。このハブユニットは、転がり軸受と、この転がり軸受の軌道輪部材に一体に設けられたフランジ部とを備えている。フランジ部には、厚さ方向に貫通する複数のボルト孔が形成されており、各ボルト孔には、ハブボルトが圧入されることによって取り付けられている。これらのハブボルトは、圧入されることでフランジ部に対して回転したり、抜け落ちたりしないようになっている。
上記のハブユニットは、ハブボルトがフランジ部のボルト孔に圧入されることによって取り付けられているので、フランジ部のボルト孔側縁部が小さく塑性変形する。このため、フランジ部にうねりが生じていた。フランジ部にうねりが生じると、このフランジ部に取り付けられるブレーキディスクなどの制動回転体が回転中に面振れが生じ、制動時にジャダー音と呼ばれるブレーキの鳴きが発生する要因となる。
フランジ部のうねりを小さく抑える方法としては、ハブボルトとボルト孔との嵌め合いをできるだけ緩くすることが考えられるが、単に嵌め合いを緩くしただけでは、ハブボルトがフランジ部に対して回転し易くなるとともに、抜け落ち易くなる。これでは、ホイールや制動回転体などを取り付ける際の作業性が低下する。
フランジ部のうねりを小さく抑える方法としては、ハブボルトとボルト孔との嵌め合いをできるだけ緩くすることが考えられるが、単に嵌め合いを緩くしただけでは、ハブボルトがフランジ部に対して回転し易くなるとともに、抜け落ち易くなる。これでは、ホイールや制動回転体などを取り付ける際の作業性が低下する。
そこで、フランジ部のうねりを小さく抑えるべく、ハブボルトの回転を防止する回り止め手段を設け、ハブボルトとボルト孔との嵌め合いをハブボルトが抜けない程度に緩くしたハブユニットが提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載されているハブユニットは、ハブボルトの座面がテーパ状に形成され、このテーパ状の座面にナール(凹凸)が形成されている。フランジ部のボルト孔側縁部には、座面のテーパ形状と同一形状のテーパ部が軸方向に凹むように形成されている。ハブボルトは、そのテーパ状座面のナールがボルト孔縁部のテーパ部にくい込むように圧入されている。これによって、座面のナールとボルト孔縁部とが係合し、ハブボルトがフランジ部に対して回転しないようになっている。
特許文献1に記載されているハブユニットは、ハブボルトの座面がテーパ状に形成され、このテーパ状の座面にナール(凹凸)が形成されている。フランジ部のボルト孔側縁部には、座面のテーパ形状と同一形状のテーパ部が軸方向に凹むように形成されている。ハブボルトは、そのテーパ状座面のナールがボルト孔縁部のテーパ部にくい込むように圧入されている。これによって、座面のナールとボルト孔縁部とが係合し、ハブボルトがフランジ部に対して回転しないようになっている。
しかしながら、上記従来のハブユニットでは、座面のナールがボルト孔側縁部のテーパ部にくい込むように圧入されるので、ハブボルトを圧入する時に、ボルト孔側縁部のテーパ部が座面のナールに沿って塑性変形する。このため、フランジ部にうねりが生じ、制動時にブレーキの鳴きが発生するという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、フランジ部にホイールや制動回転体を取り付ける際の作業性に優れるとともに、制動時にブレーキの鳴きが発生するのを極力防止することができる車両用ハブユニットを提供することを目的とする。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、フランジ部にホイールや制動回転体を取り付ける際の作業性に優れるとともに、制動時にブレーキの鳴きが発生するのを極力防止することができる車両用ハブユニットを提供することを目的とする。
本発明は、転がり軸受と、この転がり軸受の軌道輪部材に一体に設けられたフランジ部とを備え、前記フランジ部の厚さ方向に貫通する複数のボルト孔にハブボルトが抜け落ちない程度に圧入され、前記ハブボルトと前記フランジ部におけるボルト孔側の縁部との間にハブボルトの回転を防止する回り止め手段が設けられている車両用ハブユニットであって、前記回り止め手段が、前記ハブボルトの座面に予め形成された凸部または凹部の一方と、前記ボルト孔側の縁部における前記座面と対向する側の縁部対向面に予め形成された前記凸部または凹部の他方とから構成され、前記凸部と前記凹部とが、互いに塑性変形を伴わずに係合されていることを特徴とする。
本発明によれば、ハブボルトの座面に凸部または凹部の一方が形成され、フランジ部のボルト孔側縁部における座面と対向する面に他方が形成されているので、当該ハブボルトがフランジ部に対して回転するのをより確実に防止することができる。
また、フランジ部のボルト孔にハブボルトが抜け落ちない程度に圧入されるとともに、回り止め手段を構成する凸部と凹部とが予め形成され、その凸部と凹部とが互いに塑性変形を伴わずに係合されているので、フランジ部にうねりが生じるのをより一層小さく抑えることができる。
本発明によれば、ハブボルトの座面に凸部または凹部の一方が形成され、フランジ部のボルト孔側縁部における座面と対向する面に他方が形成されているので、当該ハブボルトがフランジ部に対して回転するのをより確実に防止することができる。
また、フランジ部のボルト孔にハブボルトが抜け落ちない程度に圧入されるとともに、回り止め手段を構成する凸部と凹部とが予め形成され、その凸部と凹部とが互いに塑性変形を伴わずに係合されているので、フランジ部にうねりが生じるのをより一層小さく抑えることができる。
本発明によれば、ハブボルトがフランジ部に対して回転するのをより確実に防止することができるので、フランジ部にホイールや制動回転体を取り付ける際の作業性に優れる。また、フランジ部にうねりが生じるのをより一層小さく抑えることができるので、制動時にブレーキの鳴きが発生するのを極力防止することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用ハブユニット1を示す部分断面図であり、図2は、図1におけるX部を示す拡大図である。なお、図1の左右方向がハブユニット1の軸方向といい、図の左側を軸方向外側、右側を軸方向内側という。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用ハブユニット1を示す部分断面図であり、図2は、図1におけるX部を示す拡大図である。なお、図1の左右方向がハブユニット1の軸方向といい、図の左側を軸方向外側、右側を軸方向内側という。
図1に示すように、このハブユニット1は、自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持するもので、転がり軸受2と、転がり軸受2の軌道輪部材となるハブホイール3と、ハブホイール3に一体に設けられたフランジ部4とを備えている。
フランジ部4には、その厚さ方向に貫通する複数のボルト孔5が形成されている。これらのボルト孔5には、ハブボルトBの首部B1が圧入されることによって支持されている。また、フランジ部4におけるボルト孔5側の縁部4a(以下、ボルト孔側縁部4aという。)には、その軸方向外側に座ぐり部6が形成されている。
フランジ部4には、その厚さ方向に貫通する複数のボルト孔5が形成されている。これらのボルト孔5には、ハブボルトBの首部B1が圧入されることによって支持されている。また、フランジ部4におけるボルト孔5側の縁部4a(以下、ボルト孔側縁部4aという。)には、その軸方向外側に座ぐり部6が形成されている。
上記の車両用ハブユニット1において、ハブボルトBの首部B1とフランジ部4のボルト孔5との嵌め合いは、ハブボルトBがフランジ部4に対して抜け落ちない程度に緩くされている。具体的には、ハブボルトBのフランジ部4に対する引き抜き力が、400kgf程度に設定されている。
また、車両用ハブユニット1には、ハブボルトBとフランジ部4のボルト孔側縁部4aとの間に、当該ハブボルトBの回転を止める回り止め手段Rが設けられるとともに、当該ハブボルトBが抜け落ちを補助的に防止する抜け止め補助手段Sが設けられている。
また、車両用ハブユニット1には、ハブボルトBとフランジ部4のボルト孔側縁部4aとの間に、当該ハブボルトBの回転を止める回り止め手段Rが設けられるとともに、当該ハブボルトBが抜け落ちを補助的に防止する抜け止め補助手段Sが設けられている。
ハブホイール3は、炭素鋼(S55C)などで構成されたもので、断面円形状の小径部8と、小径部8の軸方向内側の端部が径方向外側に屈曲変形されたかしめ部9と、小径部8より径が大きく当該小径部8から軸方向外側に向かって連続して設けられた断面円形状の大径部10とを具備している。また、ハブホイール3における大径部10には、その外周面から径外方向に延びる上記のフランジ部4が設けられている。
転がり軸受2は、例えば複列玉軸受で、一対の外輪軌道面11a,11bを有する外輪12と、内周面がハブホイール3の小径部8の外周面8aに密接するように挿嵌された内輪部材13とを備えている。そして、内輪部材13には、軸方向内側の外輪軌道面11bに対向する内輪軌道面14aが径外側に設けられており、ハブホイール3の大径部10の外周面には、軸方向外側の外輪軌道面11aに対向する内輪軌道面14bが設けられている。
また、転がり軸受2には、互いに対向する内外輪軌道面に転動自在に配列された転動体である一対の玉15と、これらの玉15をそれぞれ周方向に所定の間隔で保持する一対の保持器16とが設けられている。さらに、転がり軸受2は、外輪12の外周面12aから径外方向に延びて懸架装置のナックル(図示せず)が固定される軸受フランジ17と、ハブホイール3と外輪12との間に形成される環状空間を軸方向両端から密封するシール部材18とを有している。
ハブボルトBは、例えばクロムモリブデン鋼(SCM435)からなるもので、ボルト孔5の孔径より大径の頭部B2と、頭部B2に一体で設けられる上記の首部B1と、首部B1に一体で設けられるねじ部B3とを有している。首部B1の径は、ねじ部B3の径より若干大きく形成されており、当該首部B1とねじ部B3との境界には、段差部B4が形成されている。そして、首部B1の外周には、ボルト孔側縁部4aとの摩擦抵抗を増大させるセレーションB11が形成されている。
図2に示すように、回り止め手段Rは、ハブボルトBの座面Baに予め形成された凸部R1または凹部R2の一方と、ボルト孔側縁部4aにおける座面Baと対向する側の縁部対向面4a1に予め形成された前記凸部R1または凹部R2の他方とから構成されている。そして、凸部R1と凹部R2とは、互いに塑性変形を伴わずに係合されている。
具体的には、本実施形態では、ハブボルトBの座面Baに凸部R1が予め形成され、ボルト孔縁部4aの縁部対向面4a1に凹部R2が予め形成されている。
なお、ハブボルトBの座面Baに凹部R2が形成され、ボルト孔縁部4aの縁部対向面4a1に凸部R1が形成されてもよい。
具体的には、本実施形態では、ハブボルトBの座面Baに凸部R1が予め形成され、ボルト孔縁部4aの縁部対向面4a1に凹部R2が予め形成されている。
なお、ハブボルトBの座面Baに凹部R2が形成され、ボルト孔縁部4aの縁部対向面4a1に凸部R1が形成されてもよい。
凸部R1は、複数の半球状の凸部本体R11から構成されており、これらの凸部本体R11が、円環状の座面B5の周方向に所定の間隔をおいて配置されている。
凹部R2は、凸部本体R11を包含する大きさで断面円形状にくり抜かれた複数の凹部本体R21から構成されており、これらの凹部本体R21が、縁部対向面4a1の周方向に凸部本体R11と合致する位置にそれぞれ配置されている。凹部本体R21は、凸部本体R11を包含する大きさに形成されているので、凹部本体R21と凸部本体R11とが係合する際に、互いに塑性変形が生じないようになっている。なお、凸部R1及び凹部R2は、それぞれ単数でもよく、互いの形状は、係合時に塑性変形を伴わなければよい。
凹部R2は、凸部本体R11を包含する大きさで断面円形状にくり抜かれた複数の凹部本体R21から構成されており、これらの凹部本体R21が、縁部対向面4a1の周方向に凸部本体R11と合致する位置にそれぞれ配置されている。凹部本体R21は、凸部本体R11を包含する大きさに形成されているので、凹部本体R21と凸部本体R11とが係合する際に、互いに塑性変形が生じないようになっている。なお、凸部R1及び凹部R2は、それぞれ単数でもよく、互いの形状は、係合時に塑性変形を伴わなければよい。
抜け止め補助手段Sは、座ぐり部6に内嵌されてフランジ部4をハブボルトBの頭部B2とによって軸方向に挟む円環状の止めフランジS1と、止めフランジS1から径内方向に延び、ハブボルトBを径内方向に弾性的に押圧する押圧部S2とを備えている。
押圧部S2は、複数の押圧片S21からなり、止めフランジS1の軸方向外側の面に所定の間隔をおいて設けられている(図3参照)。そして、押圧片S21の径内側先端部は、ハブボルトBの段差部B4に突き当てられている。このように構成された抜け止め補助手段Sによって、ハブボルトBがフランジ部4に対して軸方向内側にスライドするのを防止している。
押圧部S2は、複数の押圧片S21からなり、止めフランジS1の軸方向外側の面に所定の間隔をおいて設けられている(図3参照)。そして、押圧片S21の径内側先端部は、ハブボルトBの段差部B4に突き当てられている。このように構成された抜け止め補助手段Sによって、ハブボルトBがフランジ部4に対して軸方向内側にスライドするのを防止している。
上記のように構成された車両用ハブユニット1によれば、ハブボルトBの座面Baに形成された凸部R1が、フランジ部4のボルト孔側縁部4aに形成された凹部R2に係合されているので、当該ハブボルトBがフランジ部4に対して回転するのをより確実に防止することができる。また、フランジ部4のボルト孔5にハブボルトBが抜け落ちない程度に圧入されるとともに、回り止め手段Rを構成する凸部R1と凹部R2とが予め形成され、その凸部R1と凹部R2とが互いに塑性変形を伴わずに係合されているので、フランジ部にうねりが生じるのをより一層小さく抑えることができる。
図4は、第2実施形態にかかる車両用ハブユニット1のハブボルトBとフランジ部4との嵌め合いを示す部分断面図である。
本実施形態が第1実施形態と異なる点は、回り止め手段Rと抜け止め補助手段Sとを兼ねる回り抜け止め手段RSが設けられている点である。
図4に示すように、回り抜け止め手段RSは、ハブボルトBとボルト孔側縁部4aとが互いに係合された時に固着力を発揮する嫌気性接着剤Mからなるもので、ハブボルトBまたはボルト孔縁部4aの少なくとも一方にプレコートされている。具体的には、本実施形態では、ハブボルトBの座面Ba及び首部B1の外周面B1aにプレコートされている。なお、嫌気性接着剤Mは、ボルト孔側縁部4aの縁部対向面4a1及びボルト孔側縁部4aの内周面4a2にプレコートされてもよく、ボルト孔側縁部4aの内周面4a2のみにプレコートされてもよい。
本実施形態が第1実施形態と異なる点は、回り止め手段Rと抜け止め補助手段Sとを兼ねる回り抜け止め手段RSが設けられている点である。
図4に示すように、回り抜け止め手段RSは、ハブボルトBとボルト孔側縁部4aとが互いに係合された時に固着力を発揮する嫌気性接着剤Mからなるもので、ハブボルトBまたはボルト孔縁部4aの少なくとも一方にプレコートされている。具体的には、本実施形態では、ハブボルトBの座面Ba及び首部B1の外周面B1aにプレコートされている。なお、嫌気性接着剤Mは、ボルト孔側縁部4aの縁部対向面4a1及びボルト孔側縁部4aの内周面4a2にプレコートされてもよく、ボルト孔側縁部4aの内周面4a2のみにプレコートされてもよい。
嫌気性接着剤Mは、例えば、(株)スリーボンドから販売されているスリーボンド2446で、エポキシ樹脂と硬化剤とが複数のマイクロカプセル内に別々に封入されている。マイクロカプセルは、ハブボルトBがボルト孔5に圧入された際に破壊され、これによってエポキシ樹脂と硬化剤とが互いに反応して固着力を発揮するようになっている。
上記のように構成されたハブユニット1によれば、ハブボルトBとフランジ部4との嵌め合いを緩くしても、ハブボルトBとボルト孔側縁部4aとが嫌気性接着剤Mによって固着されているので、当該ハブボルトBがフランジ部4に対して回転したり、抜け落ちたりするのをより確実に防止することができる。また、嫌気性接着剤Mは、マイクロカプセルが破壊されるまで接着力を発揮しないので、組み付け時の作業性に優れている。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、フランジ部4は、外輪12の外周面に設けられてもよい。また、本発明の構造を、円錐ころ軸受形式の車両用ハブユニットにも適用できる。
例えば、フランジ部4は、外輪12の外周面に設けられてもよい。また、本発明の構造を、円錐ころ軸受形式の車両用ハブユニットにも適用できる。
1 車両用ハブユニット
2 複列玉軸受(転がり軸受)
3 ハブホイール(軌道輪部材)
4 フランジ部
4a ボルト孔側の縁部
4a1 縁部対向面
5 ボルト孔
B ハブボルト
Ba 座面
R 回り止め手段
R1 凸部
R2 凹部
2 複列玉軸受(転がり軸受)
3 ハブホイール(軌道輪部材)
4 フランジ部
4a ボルト孔側の縁部
4a1 縁部対向面
5 ボルト孔
B ハブボルト
Ba 座面
R 回り止め手段
R1 凸部
R2 凹部
Claims (1)
- 転がり軸受と、この転がり軸受の軌道輪部材に一体に設けられたフランジ部とを備え、
前記フランジ部の厚さ方向に貫通する複数のボルト孔にハブボルトが抜け落ちない程度に圧入され、前記ハブボルトと前記フランジ部におけるボルト孔側の縁部との間にハブボルトの回転を防止する回り止め手段が設けられている車両用ハブユニットであって、
前記回り止め手段が、前記ハブボルトの座面に予め形成された凸部または凹部の一方と、前記ボルト孔側の縁部における前記座面と対向する側の縁部対向面に予め形成された前記凸部または凹部の他方とから構成され、
前記凸部と前記凹部とが、互いに塑性変形を伴わずに係合されていることを特徴とする車両用ハブユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006014911A JP2007196736A (ja) | 2006-01-24 | 2006-01-24 | 車両用ハブユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006014911A JP2007196736A (ja) | 2006-01-24 | 2006-01-24 | 車両用ハブユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007196736A true JP2007196736A (ja) | 2007-08-09 |
Family
ID=38451790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006014911A Pending JP2007196736A (ja) | 2006-01-24 | 2006-01-24 | 車両用ハブユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007196736A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015002264A (ja) * | 2013-06-14 | 2015-01-05 | 旭化成Fdkエナジーデバイス株式会社 | 蓄電モジュール |
-
2006
- 2006-01-24 JP JP2006014911A patent/JP2007196736A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015002264A (ja) * | 2013-06-14 | 2015-01-05 | 旭化成Fdkエナジーデバイス株式会社 | 蓄電モジュール |
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