JP2007194743A - 携帯端末ホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で且つ少ない部品点数によりコストの上昇を抑えることができ、また、端子が常に外部に露出することのない構成を実現する。
【解決手段】
携帯電話端末1をホルダに載置するに際し、携帯電話端末1を固定爪14a,14bに係止してリリースボタン部20を没方向へ押し下げると、ドラムアクチュエータ30を下から担持しているスライドバーが移動し、当該ドラムアクチュエータ30が没方向へ移動可能となる。次いで、携帯電話端末1を可動爪15a,15bに係止すると、ドラムアクチュエータ30が没方向へ押し下げられ、そのドラムアクチュエータ30内に収納されていた接続端子が露出し、その接続端子が携帯電話端末1の底面に設けられている端子と電気的に接続されるようになる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば携帯電話端末やPDA(Personal Digital Assistant)端末などの所定の携帯端末を載置可能となされ、当該携帯端末が載置された時に、その携帯端末が備えている外部端子へ電気的に接続可能となされた電気接点を備えた携帯端末ホルダに関する。
特開平10−171555号の公開特許公報(特許文献1)には、ステーションの載置面から出没可能とした給電端子を、携帯端末の下面を本体部の当接面に当接させて装着箇所に相対的に位置する状態とすることで、携帯端末の下面の位置決め孔により位置決め突起を本体部の内側に押し込み、これにスライド板を介して連動するリンクレバーがコイルスプリングによって付勢される方向を逆転させて、スライド板を上限箇所から下限箇所に移動させ、携帯端末の長孔にステーションの位置決めピンを係合させると共に、給電端子をスライド板及び支持板を介して載置面から突出させて、携帯端末の背面の受電端子に接触させる構成となされた、携帯端末充電ユニットの充電用端子部構造が開示されている。
また、特開2002−125323号の公開特許公報(特許文献2)には、充電器に対して携帯端末を位置決め固定する構造において、携帯端末の外形面に当該外形面より没した凹部とスリットを設けると共に、充電器に、凹部とスリットに嵌合され且つ凹部とスリットの内面に当接することで充電器に対し携帯端末を高さ方向に浮いた状態で位置決め保持する弾性ロック片とフックを設け、携帯端末と充電器にそれぞれ凹部と弾性ロック片、スリットとフックを嵌合することによって携帯端末を位置決め保持したときに互いに接触する端子を設けた構成となされた、充電器に対する携帯端末の固定構造が開示されている。
特開平10−171555号公報(図1) 特開2002−125323号公報(図1)
ところで、上述した特開平10−171555号の公開特許公報に開示されている携帯端末充電ユニットの充電用端子部構造においては、携帯端末の下面の位置決め孔により位置決め突起を本体部の内側に押し込み、これにスライド板を介して連動するリンクレバーがコイルスプリングによって付勢される方向を逆転させて、スライド板を上限箇所から下限箇所に移動させ、そのスライド板及び支持板を介して、給電端子自体を載置面から突出させる構成となされているため、非常に複雑であり且つ多くの部品が必要となり、コストの上昇が避けられない。
また、上記特開2002−125323号の公開特許公報に開示されている充電器に対する携帯端末の固定構造によれば、充電器は、弾性ロック片とフックにより携帯端末を浮いた状態に位置決めすると共に、上記フックを携帯端末のスリットと勘合させた時に、当該携帯端末の端子と充電器の端子が互いに接触するようになされているが、上記充電器の端子が常に外部に露出する構成となされているため好ましくない。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、携帯端末が載置された時に、その携帯端末が備えている外部端子へ電気的に接続可能となされた電気接点を備えたホルダにおいて、簡単な構成で且つ少ない部品点数によりコストの上昇を抑えることができ、また、端子が常に外部に露出することのない構成を実現可能とした携帯端末ホルダを提供することを目的とする。
本発明の携帯端末ホルダは、所定の携帯端末が載置される筐体と、筐体内に配されている所定の基板に一方の端部が電気的に接続され他方の端部が開放端となされた接続端子と、一部が筐体上に設けられた孔部から突没方向へ移動可能となされると共に、当該一部が突位置にある時には接続端子の他方の端部を内部に収納し、外力により当該一部が没位置となされた時には接続端子の他方の端部が露出する接続端子収納孔を備えたアクチュエータ部と、アクチュエータの一部を突位置へ保持するためのバネ弾性力を有する第1のバネ部と、一方の端部が筐体上に設けられたガイド孔に沿って突没方向へ移動可能となされ、他方の端部が筐体内に配置されると共に所定の傾斜面を備えたボタン部と、ボタン部の所定の傾斜面と当接する傾斜面を備え、ボタン部の突没方向への移動を傾斜面同士の摺動を介して所定のスライド方向への移動に変換すると共に、ボタン部が突位置にある時のスライド位置でアクチュエータを下方向から担持し、一方、外力によりボタン部が没位置となされた時のスライド位置でアクチュエータに対する下方向からの担持を開放するスライド部と、ボタン部が突位置にある時の位置へ、スライド部のスライド位置を保持するためのバネ弾性力を有する第2のバネ部とを有することにより、上述した課題を解決する。
すなわち、本発明によれば、ボタン部が外力により没方向へ移動させられた時、アクチュエータ部を担持しているスライド部がスライドし、アクチュエータ部に対する下方向からの担持を開放する。そして、アクチュエータ部が外力により没方向へ移動させられると、そのアクチュエータ部の内部に収納されていた接続端子の他方の端子(開放端)が、接続端子収納孔から外部へ露出する。言い換えると、本発明によれば、ボタン部を外力により没方向へ移動させ、更に、アクチュエータ部を外力により没方向へ移動させるようにしないと、接続端子の他方の端子を外部へ露出させることができない。
本発明においては、アクチュエータ部と第1のバネ部、ボタン部と第2のバネ部、スライド部という少ない部品点数で且つ簡単な部品のみにより構成されているため、コストを抑えることができ、また、本発明においては、ボタン部を外力により没方向へ移動させ、更に、アクチュエータ部を外力により没方向へ移動させるようにしてはじめて、接続端子の他方の端子が外部へ露出するようになされているため、端子が不用意に外部に露出してしまうようなことがない。
以下、図面を参照しながら、本発明の携帯端末ホルダの一実施形態について説明する。
なお、本実施形態では、本発明のホルダが載置される携帯端末の一例として、携帯電話端末を挙げているが、勿論、ここで説明する内容はあくまで一例であり、本発明はこの例に限定されないことは言うまでもない。
〔携帯端末ホルダの構成〕
本発明実施形態の携帯端末ホルダ10は、図1〜図3に示すように、上部筐体11と下部筐体12が組み合わされて構成され、それら上部筐体11と下部筐体12により内部に所定の空隙部が形成されている。そして、当該ホルダ10内部の空隙部には、接続端子50による電気的な接触を通じて携帯電話端末1の内蔵二次電池へ充電電流を供給するための充電回路の他、例えば、接続端子50による電気的な接触を通じて携帯電話端末1との間で様々な情報通信を行うための通信インターフェース回路等が実装された回路基板や、後述するドラムアクチュエータ30、リリースボタン20、スライドバー、巻きバネなどが収納されている。なお、図1は、上部筐体11と下部筐体12が組み合わされた状態の本実施形態の携帯端末ホルダ10と、当該携帯端末ホルダ10に載置されることになる携帯電話端末1の概略斜視図を示しており、図2は、上部筐体11の概略斜視図を、図3は、上部筐体11にドラムアクチュエータ30、リリースボタン20等が組み込まれた状態の概略斜視図を示している。
上記上部筐体11の外側部分には、四箇所の保持台13a,13b,13c,13dと、二箇所の固定爪14a,14bが設けられている。上記四箇所の保持台13a,13b,13c,13dは、携帯電話端末1が載置される時に、その端末1の位置決めを行うと共に当該端末1の四隅を保持するためのものである。上記固定爪14a,14bは、上部筐体11に一体化(固定)されており、携帯電話端末1が載置された時に、当該端末1の一端部の二箇所に設けられている固定爪係止部2a,2bを、爪部により係合した状態で支持するために設けられている。
また、上部筐体11には、二つの可動爪15a,15bが配設される可動爪装着孔16a,16bと、後述するドラムアクチュエータ30が配設されるドラムアクチュエータ装着孔18、及び、リリースボタン20が配設されると共に当該リリースボタン20のガイドリブとしての機能を備えたリリースボタン装着孔17が設けられている。
上記可動爪15a,15bは、上部筐体11に設けられている上記可動爪装着孔16a,16bを貫通した状態となされ、爪部を備えた一端部が上部筐体11の外部側に位置し、一方、他端部が上部筐体11の内部側に位置するように配設されている。当該可動爪15a,15bの他端部は、上部筐体11の内側部分に設けられている図示しない固定板バネ等により、当該可動爪15a,15bの爪部突起方向側へ弾性力がかけられるようにバネ止めされている。そして、可動爪15a,15bは、携帯電話端末1が載置された時に、当該端末1の両側面部に設けられている可動爪係止部3a,3b(3bは図示を省略)を、上記爪部により係合した状態で且つ上記固定板バネによる弾性力により支持する。
上記リリースボタン20は、図1〜図3及び図4に示すように、上部筐体11の内部側から上記リリースボタン装着孔17を挿通して当該上部筐体11の外部側に突出するように配されるボタンヘッド部21と、上記リリースボタン装着孔17の孔幅よりも大きい幅となされた肩部22c,22bを有すると共に上記ボタンヘッド部21が上記リリースボタン装着孔17を貫通している状態の時に上記リリースボタン装着孔17の孔中心軸に対して例えば45度等の所定の角度となる傾斜面22aを有するボタン基部22とが、一体成型されて構成されている。すなわち、当該リリースボタン20は、上記ボタンヘッド部21が上部筐体11のリリースボタン装着孔17内を突没方向にのみ摺動可能となされており、また、上記ボタンヘッド部21は、ボタン基部22の肩部22c,22bが上部筐体11の内壁面に突き当たる位置まで上部筐体11の外部側へ突出する状態と、逆に、上部筐体11の内部側へ一部没入する状態とを取り得るようになされている。
上記ドラムアクチュエータ30は、図1〜図3及び図5に示すように、上部筐体11の内部側から上記ドラムアクチュエータ装着孔18を挿通して、その一部のみが当該上部筐体11の外部側に突出するように配されるドラム部34と、上記上部筐体11の内部側に位置し、上部筐体11の内部側に設けられる図示しない遊嵌部に遊動可能な状態で係合される突起部36a,36bと、上記突起部36a,36bをドラム部34へ掛け渡す架設腕部35a,35bと、一方のバネ端部が上部筐体11若しくは下部筐体12の所定の部位に当接されることで当該ドラムアクチュエータ30をバネ弾性力により保持する後述するアクチュエータ保持バネのコイル部が環装されるコイル環装部33と、アクチュエータ保持バネの他方のバネ端部に掛止されるバネ端掛止部32とが、非導電性の合成樹脂等により一体成型されて構成されている。すなわち、当該ドラムアクチュエータ30は、上記アクチュエータ保持バネにより、上記ドラム部34の一部が上記ドラムアクチュエータ装着孔18から外部へ突出するように保持されており、例えば、上記突出しているドラム部34に対して外部から押し込む力が加えられたときには没入可能となされ、逆にその力が開放された時にはドラムアクチュエータ装着孔18内へ突出した元の状態へ復元可能となされている。また、当該ドラムアクチュエータ30のドラム部34は、略々半円筒形状となされ、その円筒面部に、長辺が円周方向となされた長方形状孔部31が所定個数(この例では5個)設けられている。当該長方形状孔部31内には、後述する接続端子50の外部接点部が収納される。
また、上記上部筐体11の内部側には、図6に示すようなスライドバー40が配設されている。当該スライドバー40は、上記リリースボタン20のボタン基部22が遊挿されるボタン基部遊挿孔部43と、携帯電話端末1が当該携帯端末ホルダ10に載置されていない時に上記ドラムアクチュエータ30のドラム部34を下方向から担持する担持部42と、後述する巻きバネが多少遊びを持った状態で環装される巻きバネ環装棒41とが、非導電性の合成樹脂等により一体成型されて構成されている。上記ボタン基部遊挿孔部43には、当該孔部43の孔中心軸に対して例えば45度等の所定の角度となる傾斜面43aが設けられている。そして、当該傾斜面43aは、上記リリースボタン20のボタン基部22の傾斜面22aに接触した状態で摺動するための摺接面となされている。
〔ドラムアクチュエータ、リリースボタン、スライドバーの関係及び動作例〕
以下、上記ドラムアクチュエータ30、リリースボタン20、スライドバー40の配置、及び、それらの相互関係を説明する。
図7〜図11には、上記ドラムアクチュエータ30とリリースボタン20とスライドバー40の配置状態を示す。なお、図7は、上部筐体11を取り去った状態で上記ドラムアクチュエータ30とリリースボタン20とスライドバー40の配置を上側から見た図であり、図8は、上記ドラムアクチュエータ30とリリースボタン20とスライドバー40の配置を下側から見た図、図9〜図11は、上記ドラムアクチュエータ30とリリースボタン20とスライドバー40の配置を側面側から見た図である。
上記ドラムアクチュエータ30は、通常の状態では、前記スライドバー40の担持部42により、ドラム部34が下方向から担持されている。さらに、前述したように、ドラムアクチュエータ30のコイル環装部33にはアクチュエータ保持バネ61のコイル部が環装され、当該アクチュエータ保持バネ61の一方のバネ端部が上部筐体11若しくは下部筐体12の所定の部位に当接され、他方のバネ端部がドラムアクチュエータ30のバネ端掛止部32に掛止されているため、当該ドラムアクチュエータ30は、常に上部筐体11のドラムアクチュエータ装着孔18側、つまり下方から上方向へ持ち上げる力が加えられている。
また、当該ドラムアクチュエータ30の五つの長方形状孔部31には、五個の接続端子50の外部接点部が個々に配置されている。五個の接続端子50は、それぞれ例えば針金状の金属導電性材料により形成されており、開放端である一端部50aが山状に屈曲加工され、前記外部接点部としてドラムアクチュエータ30の各長方形状孔部31内に収納されており、中間部がコイル状に巻かれて弾性バネを形成しており、他端部50bが図示しない回路基板等に電気的に接続されている。
スライドバー40の巻きバネ環装棒41は、その開放端部が、上部筐体11或いは下部筐体12の図示しない所定の凹部に遊挿されている。また、当該巻きバネ環装棒41には、巻きバネ60が環装されている。そして、当該巻きバネ60の一方の端部は、スライドバー40の側面部(巻きバネ環装棒41が固定側面部)に当接し、他方の端部は、上記上部筐体11或いは下部筐体12の図示しない所定の凹部の開放端面に当接するようになされている。すなわち、本実施形態において、上記スライドバー40は、上記巻きバネ環装棒41に環装されている巻きバネ60の反発力により、上記上部筐体11或いは下部筐体12の所定の凹部の開放端面に対して相対応する逆方向、つまりスライドバー40の担持部方向へ、常に押されるようになされている。
また、前述したように、スライドバー40のボタン基部遊挿孔部43には、前記リリースボタン20が配されており、当該リリースボタン20のボタン基部22の傾斜面22aが、上記ボタン基部遊挿孔部43の傾斜面43aに接触した状態で摺動可能となされている。また、リリースボタン20は、前述したように、ボタンヘッド部21が上部筐体11のリリースボタン装着孔17に挿通されている。
本実施形態の携帯端末ホルダ10は、上述したような構成を備えていることで、例えば図9〜図11に示すように、上記リリースボタン20のボタンヘッド部21に例えば図中矢印70aに示すような上側から押さえ付けられ且つ巻きバネ60の弾性力よりも大きな外力が加えられ、当該リリースボタン20が下方向へ下がった場合、上記スライドバー40は、図中矢印70bに示す方向へ移動することになる。
このようにスライドバー40が図中矢印70b方向へ移動すると、当該スライドバー40の担持部42もそれにつれて移動することになる。そしてその結果、ドラムアクチュエータ30は、上記担持部42による下方向からの支えを失うことになる。このように、担持部42による下方向からの支えを失った場合、ドラムアクチュエータ30は、前記アクチュエータ保持バネ61の弾性力のみにより、下方から上方向へ持ち上げられている状態となる。
このような状態において、上記ドラムアクチュエータ30のドラム部34に対して、例えば図10,図11中の矢印71a方向へ上記アクチュエータ保持バネ61の弾性力よりも大きな外力が加えられると、当該ドラムアクチュエータ30は、図中下方向へ押し下げられることになる。そして、当該ドラムアクチュエータ30が図中下方向へ押し下げられると、前記長方形状孔部31内に収納されていた接続端子50の外部接点部(50a)が外部へ露出した状態となる。
一方、リリースボタン20のボタンヘッド部21とドラムアクチュエータ30のドラム部34に対して加えられていた力が開放された場合、上記ドラムアクチュエータ30のドラム部34は、上記アクチュエータ保持バネ61の弾性力により元の位置へ戻る。またこの時の上記スライドバー40は上記巻きバネ環装棒41に環装されている巻きバネ60によるバネ反発力により図中矢印70cに示す方向へ移動する。その結果、上記リリースボタン20のボタンヘッド部21は、図中矢印70dに示すように上側へ移動して元の状態に戻ることになる。
〔携帯電話端末の載置例〕
本実施形態の携帯端末ホルダ10は、上述したように、リリースボタン20を下方向に押し下げる力を加えることにより、上記ドラムアクチュエータ30を下方から支えている担持部42が移動するようになされており、当該担持部42がドラムアクチュエータ30の下方から外れた時にはじめてドラムアクチュエータ30を下方向へ押し下げ可能となされている。すなわち言い換えると、本実施形態の携帯端末ホルダ10によれば、リリースボタン20を下方向に押し下げる力を加えた後、次いで、ドラムアクチュエータ30を下方向へ押し下げる力を加えた時にのみ、接続端子50の外部接点部(50a)が外部へ露出するような構成となされており、例えば、リリースボタン20にだけ押し下げ力を加えたとしても、若しくは、ドラムアクチュエータ30にだけ押下力を加えたとしても、接続端子50の外部接点部(50a)が外部へ露出するようなことはない。
より具体的に説明すると、本実施形態の携帯端末ホルダ10に携帯電話端末1を載置する場合には、先ず、前述の図1〜図3に示した固定爪14a,14bに携帯電話端末の固定爪係止部2a,2bを係合させ、図12に示すように、リリースボタン20側に携帯電話端末1の底面を置くことにより、当該リリースボタン20に下方向への押下力を加える。これにより、スライドバー40が図10中矢印70b方向へ移動し、前記担持部42もそれにつれて移動する。
次いで、図13に示すように、上記リリースボタン20に下方向への押下力を加えつつ、ドラムアクチュエータ30側に携帯電話端末1の底面を置き、当該ドラムアクチュエータ30に下方向への押下力を加える。これにより、上記スライドバー40はさらに図10中矢印70b方向へ移動し、前記担持部42もそれにつれて移動すると共に、ドラムアクチュエータ30も下方向へ押し下げられる。
その後、さらにリリースボタン20に下方向への押下力を加えつつ、ドラムアクチュエータ30に下方向への押下力を加えると、ドラムアクチュエータ30の下部分を支えていた担持部42が外れる。これにより、前述の図1〜図3に示した可動爪15a,15bに、携帯電話端末1の可動爪係止部3a,3bが係合するようになり、図14に示すように、携帯電話端末1は携帯端末ホルダ10に完全に載置されることになる。そしてこの時、上記ドラムアクチュエータ30から外部へ露出した接続端子50の外部接点部(50a)は、携帯電話端末1の底面側に設けられている充電用,情報通信用の接続端子と接触する。これにより、本実施形態の携帯端末ホルダ10は、携帯電話端末1の内蔵二次電池の充電や、携帯電話端末との間の情報通信が可能となる。
〔設計上の留意点〕
本実施形態の携帯端末ホルダ10は、前述したように、リリースボタン20を下方向に押し下げる力を加えた後、次いで、ドラムアクチュエータ30を下方向へ押し下げる力を加えた時にのみ、接続端子50の外部接点部(50a)が外部へ露出するような構成に設計されているが、当該設計を行う際には、以下の三点に留意する必要がある。
第1の留意点として、図14に示すように、ドラムアクチュエータ30が最下方にまで押し下げられた時に、スライドバー40の上記ドラムアクチュエータ側最下部エッジライン80aが、ドラムアクチュエータ30のスライドバー側エッジライン80bよりも「下」になるように設計することが大事である。つまり、スライドバー40の最下部エッジライン80aがドラムアクチュエータ30のエッジライン80bよりも例えば「上」になっていたとすると、携帯電話端末1の固定爪係止部2a,2bを係合するべき固定爪14a,14bが何らかの理由により破損等してしまった場合や、携帯電話端末1の固定爪係止部2a,2b側の端部が可動爪係止部3a,3b側の端部よりも先に上へ持ち上がってしまった場合に、未だ下がったままの状態のドラムアクチュエータ30のエッジを、巻きバネ60の力で押された上記スライドバー40が押さえつける状態になってしまい、携帯電話端末1をホルダ10から完全に外したとしても、ドラムアクチュエータ30が元の位置に戻らなくなってしまう虞がある。このため本実施形態では、上記スライドバー40の最下部エッジライン80aがドラムアクチュエータ30のエッジライン80bよりも必ず「下」になるような設計が行われている。
第2の留意点として、ドラムアクチュエータ30側のアクチュエータ保持バネ61の力が、スライドバー40の巻きバネ60の力よりも「強く」なるように設計することが重要である。すなわち例えば、携帯電話端末1が外されてリリースボタン20を押し下げていた力が開放され、スライドバー40が巻きバネ60の反発力により元の位置へ戻される際に、例えばドラムアクチュエータ30のエッジが図14中の位置80dでスライドバー40の端部と突き当たった状態になったとしても、上記スライドバー40の巻きバネ60の力よりも上記ドラムアクチュエータ30のアクチュエータ保持バネ61の力の方が「強」ければ、必ずドラムアクチュエータ30が上方向の元の位置へ戻れるようになる。勿論、スライドバー40の端部とドラムアクチュエータ30のエッジ部分が、動作中に干渉しないように設計するようにしても良い。但し、その場合、スライドバー40のスライドストローク値を大きく設定するか、若しくは、ドラムアクチュエータ30を下から支える担持部42の面積を小さく設計しなければいけなくなり、スライドバー40のスライドストローク量を大きくするということは、リリースボタン20のストローク量が大きくなるということであり、その場合、リリースボタン20が上部筐体11の外部へ突出する量が若干大きくなってしまう可能性がある。
第3の留意点として、本実施形態の携帯端末ホルダ10は、前記固定爪14a,14bを例えば可動爪とする方式を採用することも可能であるが、その場合、携帯電話端末1が載置される際に、リリースボタン20への押下力よりも先にドラムアクチュエータ30への押下力がかかる可能性があるため、必ずリリースボタン20側が先に押下されるように、ドラムアクチュエータ30を下から支える担持部42の面積を大きく設計する必要がある。つまり、リリースボタン20への押下力よりも先にドラムアクチュエータ30への押下力がかかった場合でも、担持部42による下からの支えが外れてしまわないように設計する必要がある。
〔まとめ〕
以上説明したように、本実施形態の携帯端末ホルダ10は、リリースボタン20を下方向に押し下げる力を加えた後、次いで、ドラムアクチュエータ30を下方向へ押し下げる力を加えた時にのみ、接続端子50の外部接点部(50a)が外部へ露出するような構成となされているため、接続端子が常に外部に露出することがない。
また、本実施形態の携帯端末ホルダ10によれば、上記リリースボタン20、スライドバー40、ドラムアクチュエータ30等の主要部品は、それぞれ合成樹脂等の一体成型により形成可能であり、且つ、それらの外形形状も非常に簡単であるため、それらを成型する際の金型も簡単に設計でき、製造コストの上昇を抑えることができる。また、その他の構成部品としては、巻きバネ60やアクチュエータ保持バネ61、接続端子50など、非常に簡単で且つ少数の部品のみを用意すれば良い。このため、本実施形態の携帯端末ホルダ10は、非常に低コストにて製造することができる。
さらに本実施形態の携帯端末ホルダ10によれば、リリースボタン20の押し下げに応じてスライドバー40をスライドさせるような機構を採用しているため、ホルダ自体の外形形状を薄型にすることができる。
なお、上述した実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。
例えば、本発明の携帯端末ホルダに載置される携帯端末は、上述した携帯電話端末に限定されず、例えばPDA等の各種の携帯端末であっても良い。
また、上述の実施形態では、携帯端末を横置きするベットタイプのホルダを例に挙げたが、携帯端末を縦置きするスタンドタイプのホルダにも勿論適用可能である。
その他、上述したリリースボタンやスライドバー、ドラムアクチュエータの外形デザインは一例であり、本発明はそれらデザインに限定されることはない。
本実施形態の携帯端末ホルダと当該携帯端末ホルダに載置されることになる携帯電話端末の概略斜視図である。 本実施形態の携帯端末ホルダを構成する上部筐体の概略斜視図である。 本実施形態の携帯端末ホルダを構成する上部筐体にドラムアクチュエータ、リリースボタン等が組み込まれた状態の概略斜視図である。 本実施形態の携帯端末ホルダの主要部品の一つであるリリースボタンの概略斜視図である。 本実施形態の携帯端末ホルダの主要部品の一つであるドラムアクチュエータの概略斜視図である。 本実施形態の携帯端末ホルダの主要部品の一つであるスライドバーの概略斜視図である。 スライドバーにリリースボタンやドラムアクチュエータ等が組み付けられた状態を上面側から見た概略斜視図である。 スライドバーにリリースボタンやドラムアクチュエータ等が組み付けられた状態を下面側から見た概略斜視図である。 ドラムアクチュエータとリリースボタンとスライドバー等の配置を側面側から見た図であり、各構成が初期位置となっている状態を示す概略側面図である。 ドラムアクチュエータとリリースボタンとスライドバー等の配置を側面側から見た図であり、リリースボタンとドラムアクチュエータが上側から押し下げられている途中の状態を示す概略側面図である。 ドラムアクチュエータとリリースボタンとスライドバー等の配置を側面側から見た図であり、リリースボタンとドラムアクチュエータが完全に下まで押し下げられた状態を示す概略側面図である。 本実施形態の携帯端末ホルダに携帯電話端末を載置する場合において、携帯電話端末によりリリースボタンが下方向への押下される最初の状態を示す概略側面図である。 本実施形態の携帯端末ホルダに携帯電話端末を載置する場合において、携帯電話端末によりリリースボタンとドラムアクチュエータが共に下方向への押下される途中の状態を示す概略側面図である。 本実施形態の携帯端末ホルダに携帯電話端末が完全に載置された状態を示す概略側面図である。
符号の説明
1 携帯電話端末、2a,2b 固定爪係止部、3a,3b 可動爪係止部、10 携帯端末ホルダ、11 上部筐体、12 下部筐体、13a,13b,13c,13d 携帯電話端末の保持台、14a,14b 固定爪、15a,15b 可動爪、16a,16b 可動爪装着孔、17 リリースボタン装着孔、18 ドラムアクチュエータ装着孔、20 リリースボタン、21 ボタンヘッド部、22 ボタン基部、30 ドラムアクチュエータ、31 長方形状孔部、32 バネ端掛止部、33 コイル環装部、34 ドラム部、35a,35b 架設腕部、36a,36b 突起部、40 スライドバー、41 巻きバネ環装棒、42 担持部、43 ボタン基部遊挿孔部、 50 接続端子、60 巻きバネ、61 アクチュエータ保持バネ

Claims (6)

  1. 所定の携帯端末が載置される筐体と、
    上記筐体内に配されている所定の基板に一方の端部が電気的に接続され、他方の端部が開放端となされた接続端子と、
    一部が上記筐体上に設けられた孔部から突没方向へ移動可能となされると共に、上記一部が突位置にある時には上記接続端子の他方の端部を内部に収納し、外力により上記一部が没位置となされた時には上記接続端子の他方の端部が露出する接続端子収納孔を備えたアクチュエータ部と、
    上記アクチュエータ部の上記一部を上記突位置へ保持するためのバネ弾性力を有する第1のバネ部と、
    一方の端部が上記筐体上に設けられたガイド孔に沿って突没方向へ移動可能となされ、他方の端部が筐体内に配置されると共に所定の傾斜面を備えたボタン部と、
    上記ボタン部の所定の傾斜面と当接する傾斜面を備え、上記ボタン部の突没方向への移動を上記傾斜面同士の摺動を介して所定のスライド方向への移動に変換すると共に、上記ボタン部が突位置にある時のスライド位置で上記アクチュエータを下方向から担持し、外力により上記ボタン部が没位置となされた時のスライド位置で上記アクチュエータに対する上記下方向からの担持を開放するスライド部と、
    上記ボタン部が突位置にある時の位置へ、上記スライド部のスライド位置を保持するためのバネ弾性力を有する第2のバネ部と、
    を有することを特徴とする携帯端末ホルダ。
  2. 請求項1記載の携帯端末ホルダであって、
    少なくとも上記アクチュエータ部よりも上記ボタン部に近い位置に、上記所定の携帯端末に設けられている固定爪係止用孔部に係合される固定爪部を有することを特徴とする携帯端末ホルダ。
  3. 請求項2記載の携帯端末ホルダであって、
    上記ボタン部よりも上記アクチュエータ部に近い位置に、上記所定の携帯端末に設けられている可動爪係止用孔部に係合される可動爪部を有することを特徴とする携帯端末ホルダ。
  4. 請求項1記載の携帯端末ホルダであって、
    上記スライド部のエッジのうち上記アクチュエータ部に最も近いエッジは、上記アクチュエータ部のエッジのうち上記スライド部に最も近いエッジの位置よりも少なくとも下となされていることを特徴とする携帯端末ホルダ。
  5. 請求項1記載の携帯端末ホルダであって、
    上記第1のバネ部のバネ弾性力は、上記第2のバネ部のバネ弾性力よりも強くなされていることを特徴とする携帯端末ホルダ。
  6. 請求項1記載の携帯端末ホルダであって、
    上記接続端子の上記一方の端部は、少なくとも、上記所定の携帯端末の内部二次電池を充電するための充電回路基板に電気的に接続されていることを特徴とする携帯端末ホルダ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009165239A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Sanyo Electric Co Ltd 充電台
JP2011019340A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Nec Casio Mobile Communications Ltd 電力供給装置
JP2016028879A (ja) * 2014-07-14 2016-03-03 セイコーエプソン株式会社 充電装置および充電システム

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