JP2007192096A - 回転式気体圧縮機 - Google Patents

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【課題】圧縮室に漏洩させることなく、ロータの回転軸を支持するフロントサイドブロックのフロント側軸受部に潤滑油を供給することができる回転式気体圧縮機を提供する。
【解決手段】回転軸19を有するロータ25と、筒状のシリンダ本体21と、回転軸19を支持するリア側軸受部50を有するリアサイドブロック23と、回転軸19を支持するフロント側軸受部51を有するフロントサイドブロック22とにより形成されたシリンダ室24でロータ25の回転に伴って容積が増減する圧縮室28を有する回転式気体圧縮機10である。圧縮機構12は、リア側軸受部50とフロント側軸受部51とに吐出室33から潤滑油を供給するための油供給路40を有し、油供給路40は、リアサイドブロック23に形成され吐出室33の底部とリア側軸受部50とを通じるリア供給路部41と、これとフロント側軸受部51とを通じ回転軸19に形成された軸供給路部42とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転軸と一体的に回転可能なロータの回転に伴って容積が増減する圧縮室を有する圧縮機構で気体を圧縮する回転式気体圧縮機に関する。
従来の回転式気体圧縮機は、ハウジングの内方に、外部から気体を取り入れ可能な吸入室と、外部に気体を排出可能な吐出室と、吸入室から気体を吸入し吸入した気体を圧縮し圧縮した気体を吐出室へ吐出する圧縮工程が行われる圧縮機構とが設けられ、吐出室の底部に潤滑油が貯留されるものがある。この圧縮機構は、筒状のシリンダ本体と、その両端を覆うフロントサイドブロックおよびリアサイドブロックとによりシリンダ室を形成し、シリンダ室に回転軸を有するロータが回転自在に収容される構成とされており、フロントサイドブロックが吸入室に隣接し、かつリアサイドブロックが吐出室に隣接している。回転軸は、その一端部がフロントサイドブロックに設けられたフロント側軸受部に回転自在に支持され、かつ他端部がリアサイドブロックに設けられたリア側軸受部に回転自在に支持されている。圧縮機構では、シリンダ室でロータの外周面に沿って圧縮室が形成され、この圧縮室の容積がロータの回転に伴って増減することにより、圧縮工程が行なわれる(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、このような回転式気体圧縮機では、吐出室からリア側軸受部およびフロント側軸受部に連通する油供給路が形成されており、圧縮された気体により高められた吐出室の圧力を利用して吐出室の潤滑油を油供給路に流すことにより、リア側軸受部およびフロント側軸受部に潤滑油を供給し、ロータの回転を円滑なものとしている。
特開2000−265984号公報
ところが、圧縮機構は、吐出室側から見て、リアサイドブロック、シリンダ本体およびフロントサイドブロックを有していることから、油供給路は、フロント側軸受部への潤滑油の供給を可能なものとするために、リアサイドブロックを穿孔して形成されたリア供給路部と、シリンダ本体の周壁部を穿孔して形成されたシリンダ供給路部と、フロントサイドブロックを穿孔して形成されたフロント供給路部とを経てフロント側軸受部に至る構成とされている。リアサイドブロック、シリンダ本体およびフロントサイドブロックは、ボルトで締め付けられて互いに固く締結されているが、油供給路を流れる潤滑油は、吐出室において圧縮された気体により高圧とされていることから、リア供給路部とシリンダ供給路部との間、およびシリンダ供給路部とフロント供給路部との間において油供給路から漏れ出して圧縮室に浸入する虞がある。この漏れ出した潤滑油は、高圧であると共に高温でもあることから、圧縮室に浸入すると、圧縮室に吸入される気体を温めてしまう。圧縮機構では、圧縮室に吸入される気体が温められると、圧縮室に吸入した気体の密度が低下するので、圧縮工程における体積効率の低下を招いてしまう。
そこで、本発明の目的は、圧縮室に浸入させることなく、ロータの回転軸を支持するフロントサイドブロックのフロント側軸受部に潤滑油を供給することができる回転式気体圧縮機を提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1に記載の回転式気体圧縮機は、外部から気体を取り入れ可能な吸入室と、気体を外部へと排出可能であり底部に潤滑油が貯留される吐出室と、前記吸入室から気体を吸入し吸入した気体を圧縮し圧縮した気体を前記吐出室へ吐出する圧縮機構とを収容するハウジングを備え、前記圧縮機構は、回転軸と一体的に回転可能なロータと、該ロータを取り囲む筒状のシリンダ本体と、前記回転軸の一端部を回転自在に支持するリア側軸受部が設けられ前記シリンダ本体の一端を覆いかつ前記吐出室に隣接するリアサイドブロックと、前記回転軸の他端部を回転自在に支持するフロント側軸受部が設けられ前記シリンダ本体の他端を覆うフロントサイドブロックとを有し、該フロントサイドブロック、前記リアサイドブロックおよび前記シリンダ本体により形成されるシリンダ室で前記ロータの外周面に沿って前記ロータの回転に伴って容積が増減する圧縮室が形成される回転式気体圧縮機であって、前記圧縮機構は、前記リア側軸受部および前記フロント側軸受部に前記吐出室の圧力を利用して該吐出室から前記潤滑油を供給するための油供給路を有し、該油供給路は、前記リアサイドブロックに形成され前記吐出室の前記底部と前記リア側軸受部とを通じるリア供給路部と、前記回転軸に形成され、該回転軸の前記一端部から前記他端部に向けて延在し、前記リア供給路部と前記フロント側軸受部に通じる軸供給路部とを有することを特徴とする。
請求項2に記載の回転式気体圧縮機は、請求項1に記載の回転式気体圧縮機であって、前記軸供給路部は、前記回転軸のラジアル方向に延在し前記リア供給路部に連通可能なリア側連通部分と、該リア側連通部分に一端部で通じ前記回転軸のスラスト方向に延在する軸貫通部分と、該軸貫通部分の他端部に通じ前記回転軸のラジアル方向に延在し前記フロント側軸受部に通じるフロント側連通部分とを有することを特徴とする。
請求項3に記載の回転式気体圧縮機は、請求項2に記載の回転式気体圧縮機であって、前記フロントサイドブロックの前記フロント側軸受部には、前記回転軸の回転に伴って前記フロント側連通部分が前記回転軸の外周面に描く軌跡に沿って前記回転軸を取り巻くフロント側円周溝が設けられ、前記リアサイドブロックの前記リア側軸受部には、前記回転軸の回転に伴って前記リア側連通部分が前記回転軸の外周面に描く軌跡に沿って前記回転軸を取り巻きかつ前記リア供給路部に通じるリア側円周溝が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の回転式気体圧縮機は、請求項2に記載の回転式気体圧縮機であって、前記回転軸の前記一端部には、前記リア供給路部および前記リア側連通部分に通じ前記回転軸を取り巻くリア側円周溝が設けられ、前記回転軸の前記他端部には、前記フロント側連通部分に通じ前記回転軸を取り巻くフロント側円周溝が設けられていることを特徴とする。
請求項1および請求項2の回転式気体圧縮機では、油供給路がリア供給路部と軸供給路部とを経ることにより吐出室からフロント側軸受部に至る構成とされていることから、リアサイドブロックと回転軸との間すなわちリア側軸受部を除くと、単一の部材に設けられた通路を経て吐出室からフロント側軸受部に至ることとなる。ここで、油供給路は、リア側軸受部およびフロント側軸受部に潤滑油を供給するものであることから、リアサイドブロックと回転軸との間で油供給路から漏れ出す潤滑油は問題とはならない。このため、油供給路から漏れ出した潤滑油が直接圧縮室へと浸入することを防止することができ、フロント側軸受部に潤滑油を供給することができる。
請求項3の回転式気体圧縮機では、フロント側軸受部にはフロント側円周溝が設けられかつリア側軸受部にはリア側円周溝が設けられているので、油供給路からフロント側軸受部およびリア側軸受部に供給された潤滑油を回転軸の全周に渡り行き渡らせることができる。また、軸供給路部は、回転軸の回転姿勢に拘わらず、リア側円周溝を介してリア供給路部に連通することができ、フロント側円周溝を介してフロント側軸受部に通じることができるので、圧縮機構が作動している際であっても油供給路による潤滑油の供給を行うことができる。
請求項4の回転式気体圧縮機では、回転軸の一端部にはフロント側円周溝が設けられかつ他端部にはリア側円周溝が設けられているので、油供給路からフロント側軸受部およびリア側軸受部に供給された潤滑油を回転軸の全周に渡り行き渡らせることができる。また、軸供給路部は、回転軸の回転姿勢に拘わらず、リア側円周溝を介してリア供給路部に連通することができ、フロント側円周溝を介してフロント側軸受部に通じることができるので、圧縮機構が作動している際であっても油供給路による潤滑油の供給を行うことができる。
本発明に係る気体圧縮機によれば、油供給路がリア供給路部と軸供給路部とを経ることにより吐出室からフロント側軸受部に至る構成とされていることから、リアサイドブロックと回転軸との間のリア側軸受部を除くと、単一の部材に設けられた通路を経て吐出室からフロント側軸受部に至ることとなる。ここで、油供給路は、リア側軸受部およびフロント側軸受部に潤滑油を供給するものであることから、リアサイドブロックと回転軸との間で油供給路から漏れ出す潤滑油は問題とはならない。このため、油供給路から漏れ出した潤滑油が直接圧縮室へと浸入することを防止することができ、ロータの回転軸を支持するフロントサイドブロックのフロント側軸受部に潤滑油を供給することができる。
本発明を図1ないし図3に示した実施例に沿って詳細に説明する。
図1は、車両用空調システムに採用された回転式気体圧縮機10を模式的に示す分解斜視図であり、図2は、図1のI―I線に沿って得られた模式的な断面図である。
回転式気体圧縮機10は、冷却媒体の気化熱を利用して冷却を行なう冷房システムとして機能を有する車両用空調システムで気体状態の冷却媒体すなわち冷媒ガスを圧縮するために用いられ、車両用空調システムの凝縮器、蒸発器等(図示せず。)と共に冷却媒体の循環経路を構成する。回転式気体圧縮機10は、車両のエンジン(図示せず。)から駆動力を受けて動作し、蒸発器から取り入れた冷媒ガスを圧縮し、この圧縮した冷媒ガスを凝縮器へ排出する。
回転式気体圧縮機10は、ハウジング11と、圧縮機構12と、伝達機構13とを備える。ハウジング11は、ハウジング本体14およびフロントハウジング15を有する。ハウジング本体14は、一端開放の円筒形状を呈しており、その開放端がフロントハウジング15により閉鎖されている。ハウジング11は、フロントハウジング15に設けられた吸入ポート16と、ハウジング本体14に設けられた吐出ポート17とを有し、吸入ポート16および吐出ポート17により外部と内方とが連通されている。吐出ポート17は、凝縮器(図示せず。)に接続され、吸入ポート16は、蒸発器(図示せず。)に接続される。ハウジング11の内方に、圧縮機構12が収容されている。
圧縮機構12には、エンジン(図示せず。)の駆動力が伝達機構13を介して伝達される。伝達機構13は、ベルト(図示せず。)が巻き掛けられるプーリ18が後述する圧縮機構12の回転軸19にクラッチ機構20を介して接続されており、エンジンからの駆動力を断続自在に回転軸19に伝達することができる。
圧縮機構12は、内周の断面が楕円形状を呈する筒状のシリンダ本体21と、その両開放端に取り付けられたフロントサイドブロック22およびリアサイドブロック23とを有する。シリンダ本体21、フロントサイドブロック22およびリアサイドブロック23は、その内方に冷媒ガスが圧縮されるシリンダ室24(図2参照。)を構成する。フロントサイドブロック22は、フロントハウジング15に当接して配置されている。シリンダ室24の内方には、ロータ25が収容されている。
ロータ25は、断面が円形の円柱形状を呈し(図2参照。)、シリンダ室24の中心軸線に等しい回転軸線を有する回転軸19が設けられている。回転軸19は、一端部19aがリアサイドブロック23に設けられたリア側軸受部50に回転自在に支持され、他端部19bがフロントサイドブロック22に設けられたフロント側軸受部51に回転自在に支持されている。回転軸19は、他端部19b側でフロントハウジング15を貫通し、前述した伝達機構13のプーリ18に接続されている。回転軸19は、プーリ18を介してエンジン(図示せず。)から伝達された回転動力によりロータ25を回転させる。
ロータ25には、図2に示すように、複数のベーン26が設けられている。各ベーン26は、スリット状のベーン溝27に進退可能に保持されており、各ベーン溝27は、凹所22a(図1参照。)、23aに連通可能である。凹所22a、23aは、各サイドブロック22、23に対を為して形成され、後述するように各ベーン溝27に潤滑油を供給することができる。
各ベーン26は、それぞれが各ベーン溝27に供給される潤滑油の圧力を受け、シリンダ室24をロータ25の回転方向に沿って複数のチャンバ(28)に区画する。複数のチャンバ(28)は、それぞれがロータ25の回転に伴って容積が増減する圧縮室28として機能する。
各圧縮室28は、図1に示すように、吸入ポート16を経て蒸発器(図示せず。)から冷媒ガスを取り入れることが可能とされている。吸入ポート16は、ハウジング11の外方で蒸発器(図示せず。)に通じ、ハウジング11の内方で吸入室29に通じている。吸入室29は、互いに当接するフロントハウジング15とフロントサイドブロック22との間に形成されている。吸入室29は、フロントサイドブロック22を貫通する吸入孔30を介してシリンダ室24(図2参照。)すなわち各圧縮室28に通じている。
各圧縮室28は、取り入れた冷媒ガスを圧縮し、圧縮した冷媒ガスを吐出空間31(図2参照。)およびサイクロンブロック32を経て吐出室33に吐出する。サイクロンブロック32には油分離部34が設けられている。油分離部34は、冷媒ガスがサイクロンブロック32を通過するときに冷媒ガスに含まれる潤滑油を冷媒ガスから分離する。この分離された潤滑油は、吐出室33の下方に形成された油溜め部35に貯留される。吐出室33に吐出された高圧の圧縮された冷媒ガスは、吐出ポート17を経て凝縮器(図示せず。)へと排出される。油溜め部35の潤滑油は、吐出室33の圧力により油供給路40を経て圧縮機構12に供給され、一部が圧縮機構12の各摺動個所に到達しその摺動を円滑なものとし、残部が凹所22a、23aに到達し各ベーン26を進退させるべく各ベーン26を付勢にする。
本発明に係る回転式気体圧縮機10では、油供給路40が従来の気体圧縮機と異なる構成とされている。この油供給路40について、以下に説明する。図3は、油供給路40の構成を説明するための模式的な斜視図である。
油供給路40は、リアサイドブロック23に設けられたリア供給路部41と、回転軸19に設けられた軸供給路部42とを有する。
リア供給路部41は、リアサイドブロック23を穿孔して形成されており(図1参照。)、一端41aがリアサイドブロック23の下端に開放し、他端41bがリア側軸受部50に開放している。リア供給路部41の一端41aは、吐出室33の油溜め部35に連通しており、他端41bは、リア側円周溝43に接続している。リア側円周溝43は、リア側軸受部50で回転軸19を取り巻くように、リアサイドブロック23に形成された環状の溝である。このリア側円周溝43に軸供給路部42が連通可能とされている。
軸供給路部42は、リア側連通部分44と、軸貫通部分45と、フロント側連通部分46とを有する。リア側連通部分44は、回転軸19の一端部19aに位置し、外周面から中心まで回転軸19をラジアル方向(回転軸19の半径方向)に穿孔して形成されている(図1参照。)。リア側連通部分44は、回転軸19のスラスト方向(回転軸19の軸線方向)で見て、リア側円周溝43と等しい位置とされており、回転軸19の回転姿勢に拘わらず、常にリア側円周溝43に通じている。このリア側連通部分44に軸貫通部分45が通じている。
軸貫通部分45は、回転軸19の中心すなわち回転軸19の回転軸線上をスラスト方向に穿孔して形成されており、回転軸19の一端面19cに開放し回転軸19の一端部19aを経て他端部19bまで延在している(図1参照。)。軸貫通部分45は、回転軸19を穿孔して形成される構成であることから、回転軸19の一端面19cに開放しているが、潤滑油の供給の際には一端面19cに開放する必要はないので、図示は略すが一端面19cに開放する個所が封止されている。軸貫通部分45は、回転軸19の一端部19aでリア側連通部分44と交差して連通し、かつ回転軸19の他端部19bでフロント側連通部分46と交差して連通している。
フロント側連通部分46は、回転軸19の他端部19bに位置し、外周面から中心まで回転軸19をラジアル方向に穿孔して形成されている(図1参照。)。回転軸19のスラスト方向で見て、フロント側連通部分46と等しい位置にフロント側円周溝47が設けられている。フロント側円周溝47は、フロント側軸受部51で回転軸19を取り巻くように、フロントサイドブロック22に形成された環状の溝であり、回転軸19の回転姿勢に拘わらず、常にフロント側連通部分46に通じている。
回転式気体圧縮機10は、図1に示すように、圧縮機構12が作動することにより、蒸発器(図示せず。)から吸入室29を経て冷媒ガスを圧縮室28に取り入れ、圧縮室28が取り入れた冷媒ガスを圧縮し、圧縮室28が圧縮した冷媒ガスを吐出室33に吐出し、この冷媒ガスを凝縮器(図示せず。)へと排出する。この冷媒ガスには、圧縮機構12に供給された潤滑油が混入しているが、冷媒ガスが吐出室33へと吐出される際、サイクロンブロック32の油分離部34により潤滑油が冷媒ガスから分離されて吐出室33の油溜め部35に貯留される。
ここで、圧縮機構12が作動すると、圧縮された冷媒ガスの圧力により吐出室33が高圧となることから、吐出室33の油溜め部35に貯留された潤滑油に高い圧力が付与される。このため、油溜め部35の潤滑油は、油供給路40を経て圧縮機構12へと供給されることとなる。詳細には、油溜め部35の潤滑油は、吐出室33の圧力が圧縮された冷媒ガスにより高圧となることにより、一端41aからリア供給路部41に流れ込み他端41bからリア側円周溝43に流れ込む。リア側円周溝43に到達した潤滑油は、一部がリア側軸受部50に供給されることとなり、残部が軸供給路部42のリア側連通部分44に流れ込む。ここで、前述したように、回転軸19の回転姿勢に拘わらずリア側円周溝43とリア側連通部分44とは通じていることから、回転軸19が回転していても潤滑油の流れが妨げられることはない。
リア側軸受部50に供給された潤滑油は、リア側軸受部50と回転軸19との間を均一的に潤滑すると共に、一部がリアサイドブロック23の凹所23aに到達し、残部が回転軸19の一端面19c含むリアサイドブロック23とサイクロンブロック32との間に形成された空間48に到達する。この空間48は、図示は略すが凹所23aに通じており、各ベーン溝27の圧力の緩衝空間として機能すると共に、凹所23a、フロントサイドブロック22の凹所22aおよび各ベーン溝27と協働して各ベーン26を進退させるための各ベーン26の背圧空間として機能する。リア側連通部分44に流れ込んだ潤滑油は、軸貫通部分45に流れ込む。軸貫通部分45に流れ込んだ潤滑油の一部は、回転軸19の一端面19c側へ向かうが、前述したように一端面19cに開放する個所は封止されているので、空間48に流れ込むことはない。このため、軸貫通部分45に流れ込んだ潤滑油は、回転軸19の一端部19a側から他端部19b側へと向かいフロント側連通部分46に流れ込む。フロント側連通部分46に流れ込んだ潤滑油は、フロント側円周溝47に流れ込む。ここで、前述したように、回転軸19の回転姿勢に拘わらずフロント側円周溝47とフロント側連通部分46とは通じていることから、回転軸19が回転していても潤滑油の流れが妨げられることはない。フロント側円周溝47に流れ込んだ潤滑油は、フロント側軸受部51に供給され、フロント側軸受部51と回転軸19との間を均一的に潤滑すると共に、一部がフロントサイドブロック22の凹所22aに到達する。
本発明に係る回転式気体圧縮機10では、油供給路40を経てフロント側軸受部51に潤滑油を供給する際、油供給路40の潤滑油が各圧縮室28へと直接浸入することを防止することができる。これは、以下のことによる。前述したように、油供給路40は、リア供給路部41と軸供給路部42とを経ることにより、吐出室33の油溜め部35の潤滑油をフロント側軸受部51へと供給することができるが、リア供給路部41は単一の部材であるリアサイドブロック23を穿孔して形成されており、かつ軸供給路部42は単一の部材である回転軸19を穿孔して形成されているので、リア供給路部41と軸供給路部42との接続個所を除くと潤滑油が漏れ出すことはない。ここで、リア供給路部41と軸供給路部42とは、リア側軸受部50が接続個所とされていることから、漏れ出す潤滑油はリア側軸受部50への供給分となり、各圧縮室28へと直接浸入することはない。このことから、回転式気体圧縮機10では、油供給路40からの潤滑油の漏洩を防止することができ、かつリア側軸受部50およびフロント側軸受部51へ潤滑油を適切に供給することができる。
また、回転式気体圧縮機10では、軸供給路部42がリア供給路部41に連通するリア側円周溝43を介してリア側軸受部50に通じており、フロント側円周溝47を介してフロント側軸受部51に通じていることから、回転軸19の回転姿勢に拘わらず、吐出室33の油溜め部35の潤滑油をリア側軸受部50およびフロント側軸受部51に供給することができる。
さらに、回転式気体圧縮機10では、油供給路40が上記した構成を有していることから、従来の回転式気体圧縮機のように高い加工精度を必要とすることなく、漏れ出した潤滑油が直接各圧縮室28へと浸入することを防止することができ、かつフロント側軸受部51に潤滑油を供給することができる。これは、次のことによる。
従来の回転式気体圧縮機の油供給路40´は、図4に示すように、本発明の軸供給路部42が設けられておらず、リア供給路部41に加えて、リアサイドブロック23、シリンダ本体21の周壁部およびフロントサイドブロック22を穿孔して形成された貫通孔60、61、62が設けられている。従来の油供給路40´では、リアサイドブロック23とシリンダ本体21との間を接続する個所、およびシリンダ本体21とフロントサイドブロック22との間を接続する個所において潤滑油の漏れが生じる虞がある。特に、フロントサイドブロック22の貫通孔62は、シリンダ本体21の周壁部とフロント側軸受部とを繋ぐ必要があることから、回転軸19のスラスト方向に沿うシリンダ本体21の周壁部に対して、傾斜する方向に延在されている。このため、シリンダ本体21とフロントサイドブロック22との間を接続する個所、すなわち貫通孔61と貫通孔62とを接続する個所では、互いの軸線方向が異なることに伴って、貫通孔62の開口部を大きくする必要があると共に流路抵抗が大きくなることから、潤滑油の漏洩が生じやすくなる。この潤滑油の漏洩を防止するために、従来の回転式気体圧縮機では高い加工精度が必要とされる。これに対し、本発明の回転式気体圧縮機10では、前述したように、リア供給路部41と軸供給路部42との高い加工精度を必要とすることなく、潤滑油の漏洩を防止することができかつフロント側軸受部51に潤滑油を供給することができる油供給路40を設けることができる。
回転式気体圧縮機10では、従来の回転式気体圧縮機に比較して、油供給路40からの各圧縮室28での圧縮工程における体積効率への影響を低減することができる。これは、次のことによる。吐出室33は、圧縮された冷媒ガスにより、高圧かつ高温であることから、油溜め部35に貯留された潤滑油も高圧かつ高温である。油供給路40は、油溜め部35の潤滑油が流れ込むことから、穿孔された部材の温度を上昇させることとなる。この際、従来の回転式気体圧縮機の油供給路は、シリンダ本体21の周壁部を穿孔して形成された貫通孔61(図4参照。)を有していたことから、本発明の油供給路40のように回転軸19を穿孔して形成された軸貫通部分45(図2参照。)を有することと比較して、各圧縮室28までの間隔が小さくなる。このため、各圧縮室28に吸入される冷媒ガスは、油供給路を流れる潤滑油の温度の影響を受けて密度が低下する虞があることによる。
回転式気体圧縮機10では、フロントサイドブロック22にはフロント側円周溝47が設けられ、かつリアサイドブロック23にはリア側円周溝43が設けられているので、フロント側軸受部51およびリア側軸受部50と回転軸19との間を均一的に潤滑することができる。
したがって、本発明に係る回転式気体圧縮機10では、各圧縮室28に漏洩させることなく、ロータ25の回転軸19を支持するフロントサイドブロック22のフロント側軸受部51に潤滑油を供給することができる。
次に、本実施例の変形例1について説明する。この変形例1の特徴部分はリア側連通部分44´およびフロント側連通部分46´が回転軸19を貫通するように穿孔して形成されていることである。図5に示すように、回転軸19の軸供給路部42は、上記した実施例と同様の軸貫通部分45と、リア側連通部分44´と、フロント側連通部分46´とを有する。リア側連通部分44´およびフロント側連通部分46´は、回転軸19の回転軸線を通るように回転軸19のラジアル方向に穿孔されて形成され、回転軸19の一方の外周面から他方の外周面に到達するすなわち回転軸19を貫通している。この変形例1の回転式気体圧縮機10´は、上記した実施例の回転式気体圧縮機10と同様の効果を得ることができ、各圧縮室28に漏洩させることなく、ロータ25の回転軸19を支持するフロントサイドブロック22のフロント側軸受部51に潤滑油を供給することができる。
さらに、本実施例の変形例2について説明する。この変形例2の特徴部分はリア側円周溝43´およびフロント側円周溝47´が回転軸19に形成されていることである。図6に示すように、リア側円周溝43´は、回転軸19を取り巻くように回転軸19の外周面に形成された溝であり、リア供給路部41およびリア側連通部分44に通じている。フロント側円周溝47´は、回転軸19を取り巻くように回転軸19の外周面に形成された溝であり、フロント側連通部分46に通じている。この変形例2の回転式気体圧縮機10´´は、上記した実施例の回転式気体圧縮機10と同様の効果を得ることができ、各圧縮室28に漏洩させることなく、ロータ25の回転軸19を支持するフロントサイドブロック22のフロント側軸受部51に潤滑油を供給することができる。
なお、上記した実施例では、油供給路40の軸供給路部42は、リア側連通部分44と軸貫通部分45とフロント側連通部分46とを有していたが、回転軸19を穿孔して形成されリア側軸受部50とフロント側軸受部51とを通じさせるものであればよく、上記した実施例に限定されるものではない。
上記した実施例では、油供給路40の軸供給路部42の軸貫通部分45は、回転軸19の回転軸線上に位置されていたが、回転軸19のスラスト方向に延在するように穿孔して形成されているものであれば、例えば、回転軸19の回転軸線から偏芯していてもよく、上記した実施例に限定されるものではない。
上記した実施例では、フロントサイドブロック22のフロント側軸受部51にはフロント側円周溝47が設けられ、リアサイドブロック23のリア側軸受部50にはリア側円周溝43が設けられていたが、これらをなくすことができる。しかしながら、油供給路40での潤滑油の流れを円滑なものとすることができると共にフロント側軸受部51およびリア側軸受部50と回転軸19との間を満遍なく潤滑することができるので、フロント側円周溝47およびリア側円周溝43を設けることが望ましい。
上記した実施例では、回転軸19とロータ25とは別の部材で構成されていたが、回転軸19が伝達機構13からの回転動力を受けることによりロータ25が回転されるものであればよく、一体的に構成することができる。
上記した実施例では、回転式気体圧縮機10は、車両用空調システムに採用されていたが、例えば、GHP(ガスヒートポンプ)に採用してもよく、上記した実施例に限定されるものではない。
上記した実施例では、内方が楕円形状を呈する筒状のシリンダ本体21の軸線上に回転軸線を持つようにロータ25が設けられた同心ロータ式の圧縮機に適用した例を示したが、例えば、内方が円形状を呈する筒状のシリンダの内側に、そのシリンダの軸線とは異なる回転軸線を持つようにロータが配置される偏心ロータ式の圧縮機に適用しても良く、上記した実施例に限定されるものではない。
本発明に係る回転式気体圧縮機を示す模式的な断面図である。 図1のI―I線に沿って得られた模式的な断面図である。 油供給路を模式的に示す斜視図である。 従来の回転式気体圧縮機を示す模式的な断面図である。 本発明に係る回転式気体圧縮機の他の例を示す模式的な断面図であり、回転軸の周辺を部分的に示している。 本発明に係る回転式気体圧縮機の図1および図5とは異なる例を示す模式的な断面図であり、回転軸の周辺を部分的に示している。
符号の説明
10、10´、10´´ 回転式気体圧縮機
11 ハウジング
12 圧縮機構
19 回転軸
19a 一端部
19b 他端部
21 シリンダ本体
22 フロントサイドブロック
23 リアサイドブロック
25 ロータ
28 圧縮室
29 吸入室
33 吐出室
40 油供給路
41 リア供給路部
42 軸供給路部
43、43´ リア側円周溝
44、44´ リア側連通部分
45 軸貫通部分
46、46´ フロント側連通部分
47、47´ フロント側円周溝
50 リア側軸受部
51 フロント側軸受部

Claims (4)

  1. 外部から気体を取り入れ可能な吸入室と、気体を外部へと排出可能であり底部に潤滑油が貯留される吐出室と、前記吸入室から気体を吸入し吸入した気体を圧縮し圧縮した気体を前記吐出室へ吐出する圧縮機構とを収容するハウジングを備え、
    前記圧縮機構は、回転軸と一体的に回転可能なロータと、該ロータを取り囲む筒状のシリンダ本体と、前記回転軸の一端部を回転自在に支持するリア側軸受部が設けられ前記シリンダ本体の一端を覆いかつ前記吐出室に隣接するリアサイドブロックと、前記回転軸の他端部を回転自在に支持するフロント側軸受部が設けられ前記シリンダ本体の他端を覆うフロントサイドブロックとを有し、
    該フロントサイドブロック、前記リアサイドブロックおよび前記シリンダ本体により形成されるシリンダ室で前記ロータの外周面に沿って前記ロータの回転に伴って容積が増減する圧縮室が形成される回転式気体圧縮機であって、
    前記圧縮機構は、前記リア側軸受部および前記フロント側軸受部に前記吐出室の圧力を利用して該吐出室から前記潤滑油を供給するための油供給路を有し、
    該油供給路は、前記リアサイドブロックに形成され前記吐出室の前記底部と前記リア側軸受部とを通じるリア供給路部と、
    前記回転軸に形成され、該回転軸の前記一端部から前記他端部に向けて延在し、前記リア供給路部と前記フロント側軸受部に通じる軸供給路部とを有することを特徴とする回転式気体圧縮機。
  2. 前記軸供給路部は、前記回転軸のラジアル方向に延在し前記リア供給路部に連通可能なリア側連通部分と、該リア側連通部分に一端部で通じ前記回転軸のスラスト方向に延在する軸貫通部分と、該軸貫通部分の他端部に通じ前記回転軸のラジアル方向に延在し前記フロント側軸受部に通じるフロント側連通部分とを有することを特徴とする請求項1に記載の回転式気体圧縮機。
  3. 前記フロントサイドブロックの前記フロント側軸受部には、前記回転軸の回転に伴って前記フロント側連通部分が前記回転軸の外周面に描く軌跡に沿って前記回転軸を取り巻くフロント側円周溝が設けられ、
    前記リアサイドブロックの前記リア側軸受部には、前記回転軸の回転に伴って前記リア側連通部分が前記回転軸の外周面に描く軌跡に沿って前記回転軸を取り巻きかつ前記リア供給路部に通じるリア側円周溝が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の回転式気体圧縮機。
  4. 前記回転軸の前記一端部には、前記リア供給路部および前記リア側連通部分に通じ前記回転軸を取り巻くリア側円周溝が設けられ、前記回転軸の前記他端部には、前記フロント側連通部分に通じ前記回転軸を取り巻くフロント側円周溝が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の回転式気体圧縮機。
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