JP2007190911A - インクジェットプリントヘッド及びその駆動方法 - Google Patents

インクジェットプリントヘッド及びその駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007190911A
JP2007190911A JP2006343787A JP2006343787A JP2007190911A JP 2007190911 A JP2007190911 A JP 2007190911A JP 2006343787 A JP2006343787 A JP 2006343787A JP 2006343787 A JP2006343787 A JP 2006343787A JP 2007190911 A JP2007190911 A JP 2007190911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric film
piezoelectric
ink
print head
pressure chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006343787A
Other languages
English (en)
Inventor
Hwa Sun Lee
華 善 李
Kyo-Yeol Lee
▲きょう▼ 烈 李
Tae Kyoung Lee
泰 京 李
Chang-Youl Moon
彰 烈 文
Zaiyu Tei
在 祐 鄭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Publication of JP2007190911A publication Critical patent/JP2007190911A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14201Structure of print heads with piezoelectric elements
    • B41J2/14233Structure of print heads with piezoelectric elements of film type, deformed by bending and disposed on a diaphragm
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/08Machine parts specially adapted for dentistry
    • A61C1/14Tool-holders, i.e. operating tool holders, e.g. burr holders
    • A61C1/142Operating tool blocking means
    • A61C1/144Operating tool blocking means constricting the operating tool, e.g. chuck
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/08Machine parts specially adapted for dentistry
    • A61C1/14Tool-holders, i.e. operating tool holders, e.g. burr holders
    • A61C1/145Instruments or accessories for tool holders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/08Machine parts specially adapted for dentistry
    • A61C1/18Flexible shafts; Clutches or the like; Bearings or lubricating arrangements; Drives or transmissions
    • A61C1/185Drives or transmissions

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】低い駆動電圧で作動されて、圧電膜の厚さの均一度による影響をあまり受けないインクジェットプリントヘッド及びその駆動方法を提供する。
【解決手段】圧力チャンバ111を有する流路形成基板110と、流路形成基板110の上部に形成されて圧力チャンバにインクを吐出するための駆動力を提供する圧電アクチュエータ140とを備えるインクジェットプリントヘッドにおいて、圧電アクチュエータは、流路形成基板の上部に圧力チャンバに対応するように設けられる圧電膜142と、圧電膜の長手方向に交互に配列される複数の共通電極141及び複数の駆動電極143と、を備えるインクジェットプリントヘッドである。
【選択図】図3

Description

本発明は、圧電方式によってインクを吐出するインクジェットプリントヘッド及びその駆動方法に関する。
一般的に、インクジェットプリントヘッドは、印刷用インクの微小な液滴を記録用紙上の所望の位置に吐出させて所定色の画像に印刷する装置である。このようなインクジェットプリントヘッドは、インク吐出方式によって2つに大分されうる。その一つは、熱源を利用してインクにバブルを発生させて、そのバブルの膨張力によってインクを吐出させる熱駆動方式のインクジェットプリントヘッドであり、他の一つは、圧電体を使用して、その圧電体の変形によりインクに加えられる圧力によりインクを吐出させる圧電方式のインクジェットプリントヘッドである。
図1は、従来の圧電方式のインクジェットプリントヘッドの一般的な構成を示す垂直断面図である。図1に示すように、流路形成基板10には、インク流路を構成するマニホルド13、複数のリストリクター12及び複数の圧力チャンバ11が形成されており、ノズル基板20には、複数の圧力チャンバ11のそれぞれに対応する複数のノズル22が形成されている。そして、流路形成基板10の上部には、圧電アクチュエータ40が設けられている。マニホルド13は、図示されていないインク貯蔵庫から流入されたインクを複数の圧力チャンバ11のそれぞれに供給する通路であり、リストリクター12は、マニホルド13から圧力チャンバ11の内部にインクが流入される通路である。複数の圧力チャンバ11は、吐出されるインクが充填されるものであって、マニホルド13の一側または両側に配列されている。圧力チャンバ11は、圧電アクチュエータ40の駆動によりその体積が変化することによって、インクの吐出または流入のための圧力変化を生成する。このために、流路形成基板10の圧力チャンバ11の上壁をなす部位は、圧電アクチュエータ40により変形される振動板14の役割を行う。
圧電アクチュエータ40は、流路形成基板10上に順次に積層された下部電極41と、圧電膜42と、上部電極43とを備える。下部電極41と流路形成基板10との間には、絶縁膜としてシリコン酸化膜31が形成されている。下部電極41は、シリコン酸化膜31の全面に形成され、共通電極の役割を行う。圧電膜42は、圧力チャンバ11の上部に位置するように下部電極41上に形成される。上部電極43は、圧電膜42上に形成され、圧電膜42に電圧を印加する駆動電極の役割を行う。上部電極43には、電圧印加用フレキシブル印刷回路(Flexible Printed Circuit:FPC)50が連結される。
上部電極43に駆動パルスを印加すれば、圧電膜42が変形されつつ振動板14を変形させて圧力チャンバ11の体積を変化させる。これにより、圧力チャンバ11の内部のインクがノズル22を通じて吐出される。多様な粘度のインクを効果的に吐出するためには、振動板14の変位を可能な限り大きくする必要がある。振動板14の変位は、圧電膜42の横方向の長さの変化量に依存する。圧電膜42の横方向の長さの変化量は、圧電膜42の横方向の長さ及び駆動電圧の大きさに依存する。ところが、圧電膜42の横方向の長さは、圧力チャンバ11の長さによって限定される。したがって、図1に示す圧電アクチュエータによれば、振動板14の変位を大きくするためには、駆動電圧の大きさを大きくしなければならない。また、圧電膜42の横方向の長さの変化量は、圧電膜42の厚さの均一度にも依存する。圧電膜42の厚さが不均一であれば、それだけ圧電膜42の横方向の長さの変化量も影響を受ける。
本発明は、前記問題点を解決するためになされたものであって、低い駆動電圧で作動されて、圧電膜の厚さの均一度による影響をあまり受けない圧電方式のインクジェットプリントヘッド及びその駆動方法を提供することを目的とする。
前記目的を解決するための本発明の圧電方式のインクジェットプリントヘッドは、圧力チャンバを有する流路形成基板と、前記流路形成基板の上部に形成されて、前記圧力チャンバにインクを吐出するための駆動力を提供する圧電アクチュエータとを備えるインクジェットプリントヘッドにおいて、前記圧電アクチュエータは、前記流路形成基板の上部に前記圧力チャンバに対応するように設けられる圧電膜と、前記圧電膜の長手方向に交互に配列される複数の共通電極及び複数の駆動電極と、を備える。
一実施形態として、前記流路形成基板と前記圧電アクチュエータとの間には、絶縁層が設けられる。
一実施形態として、前記複数の共通電極及び前記複数の駆動電極は、前記圧電膜の上部に形成される。
前述目的を解決するための本発明の圧電方式のインクジェットプリントヘッドの駆動方法は、圧力チャンバを有する流路形成基板と、前記流路形成基板の上部に形成されて、前記圧力チャンバにインクを吐出するための駆動力を提供する圧電アクチュエータとを備えるインクジェットプリントヘッドの駆動方法において、前記圧電アクチュエータの圧電膜を長手方向に複数のセクションに区分し、前記各セクションへ前記長手方向に駆動電界を印加することを特徴とする。
本発明に係るインクジェットプリントヘッド及びその駆動方法によれば、次のような効果が得られる。
第一に、圧電膜を長手方向に複数のセクションに分け、各セクションに駆動電界を印加することによって、圧電膜のサイズ及び駆動電圧の大きさが同じであるとき、従来の圧電アクチュエータに比べて変位を画期的に延ばしうる。
第二に、所望の圧電アクチュエータの変位が同じである場合に、圧電膜を複数のセクションに分けることによって、駆動電圧を顕著に下げうる。したがって、低電圧駆動の可能な圧電方式のインクジェットプリントヘッドの具現が可能である。
第三に、本発明に係るインクジェットプリンタの圧電アクチュエータは、圧電膜の変形量を算出するに当って、縦方向の圧電定数d33を使用するため、圧電膜の変形量が圧電膜の厚さにあまり影響を受けない。
第四に、圧電膜上に共通電極及び駆動電極を同時に形成できるので、電極を形成する工程が簡素化されて製造コストを低減させうる。
以下、図面において、同じ参照符号は、同じ構成要素を示し、図面上で各構成要素のサイズは、説明の明確性及び便宜のために誇張されている。また、一層が基板や他の層上に存在すると説明されるとき、その層は、基板や他の層に直接的に接しつつ、その上に存在してもよく、その間に第3の層が存在してもよい。以下、添付した図面を参照しつつ本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。
図2は、本発明に係るインクジェットプリントヘッドの一実施形態の平面図であり、図3は、図2のインクジェットプリントヘッドの一実施形態に図示された圧電膜の長手方向の構造を示す垂直断面図である。
図2及び図3に示すように、インクジェットプリントヘッドは、インク流路が形成された流路形成基板110と、インク吐出圧力を提供するための圧電アクチュエータ140とを備える。流路形成基板110には、圧力チャンバ111、圧力チャンバ111にインクを供給するためのマニホルド113、及びリストリクター112を備える。流路形成基板110には、圧力チャンバ111からインクを吐出させるためのノズル122が形成されたノズル基板120が接合される。圧力チャンバ111の上部には、圧電アクチュエータ140の駆動により変形される振動板114が設けられる。流路形成基板110及びノズル基板120によってインク流路が定義される。
圧電アクチュエータ140は、流路形成基板110の上部に形成されて、圧力チャンバ111にインクの吐出のための駆動力を提供する役割を行う。圧電アクチュエータ140は、共通電極の役割を行う共通電極141と、電圧の印加によって変形される圧電膜142と、駆動電圧が印加される駆動電極143とを備える。共通電極141、圧電膜142及び駆動電極143は、流路形成基板110上に積層される。
流路形成基板110がシリコンウェーハからなる場合には、圧電アクチュエータ140と流路形成基板110との間には、絶縁層131が設けられることが望ましい。絶縁層131は、一例として、流路形成基板110の上面にプラズマ化学気相蒸着(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition:PECVD)により形成されるシリコン酸化膜でありうる。
ペースト状の圧電物質を絶縁層131上にスクリーンプリンティングにより所定の厚さに塗布することによって、圧電膜142を形成する。圧電膜142は、圧力チャンバ111に対応する位置に形成される。圧電物質としては多様なものが使用されうるが、望ましくは、PZT(Lead Zirconate Titanate)セラミック材料が使用されうる。
本発明に係る圧電方式のインクジェットプリントヘッドは、圧電膜142を長手方向に複数のセクションに区分し、各セクションに長手方向に分割された複数の駆動電界を印加することを特徴とする。このために、図2に示すように、圧電膜142の長手方向に複数の共通電極141と複数の駆動電極143とが交互に配列されている。
共通電極141及び駆動電極143は、導電性を有する金属物質からなる。共通電極141及び駆動電極143は、一つの金属層から形成されてもよく、Ti層及びPt層の二つの金属層からなってもよい。共通電極141及び駆動電極143は、絶縁層131及び圧電膜142の表面にTi及びPtをそれぞれスパッタリングにより所定の厚さに蒸着することによって形成されうる。また、共通電極141及び駆動電極143は、圧電膜142上に導電性金属物質、例えば、Ag−Pdペーストをスクリーンプリンティングすることによって形成されてもよい。Ag−Pdペーストをスクリーンプリンティングして共通電極141及び駆動電極143を形成した場合には、圧電膜142、共通電極141及び駆動電極143を所定温度、例えば、900〜1,000℃で焼結させる。その後、圧電膜142に電界を加えて圧電特性を発生させるポーリング工程を行う。共通電極141及び駆動電極143は、圧電膜142と絶縁層131との間に形成されてもよい。
図4を参照して、前述した駆動方法による圧電膜142の変位の計算例を説明する。図4に示すように、圧電膜142の長手方向にそれぞれ100個ずつの共通電極141及び駆動電極143を配置する。それにより、圧電膜142は、199個のセクション(S)に区分される。圧電膜142の長さを3000μm、共通電極141及び駆動電極143の幅を5μmとすれば、各セクション(S)の長さは、約10.05μmであり、以下では、便宜上10μmとみなす。それにより、圧電膜142の総有効長は、199×10μm=1990μmとなる。駆動電極143に駆動電圧を印加して各セクション(S)に駆動電界を形成する。それにより、圧電膜142が分極方向と同じ方向に引っ張られる。圧電膜142の分極方向の長さの変化率Lrは、下記式によって表現されうる。
Lr=d33×E
=d33×V/L
ここで、d33は、長手方向(分極方向と同じ方向)の圧電定数であり、Eは、電場の強度である。Vは、駆動電極143に印加される電圧であり、Lは、セクション(S)の距離である。
33は、横方向(分極方向に直角である方向)の圧電定数であるd31の約2倍である。したがって、圧電膜142の分極方向の長さの変化率Lrは、下記式で表示されうる。
Lr=−2×d31×V/L
一例として、d31=−100×10−12m/V(符号“−”は、圧電膜142の長さが縮少されることを意味する)、V=65V、L=10μmを前記式に代入すれば、Lr=1300μm/mである。Lrと圧電膜142の総有効長1990μmとを乗算すれば、圧電膜142の総長の変化量は、2.587μm=2587nmとなる。結果的に、長さ3000μmの圧電膜142を、単位長が10μmである199個のセクション(S)に分け、各セクション(S)に幅がそれぞれ5μmである共通電極141及び駆動電極143を設置した場合に、圧電膜142の長さの総変化量は2587nmとなる。
図1に示す従来の圧電アクチュエータ40の圧電膜42の長さの変化量を計算する。圧電膜42の分極方向は、圧電膜42の厚さ方向であり、上部電極43に印加される駆動電圧によって圧電膜42は厚さ方向に延びる。したがって、圧電膜42は、厚さ方向に直角である方向に縮まる。圧電膜42の厚さTを25μm、圧電膜42の長さLを3000μmとし、上部電極43に65Vの駆動電圧Vを印加した場合に、圧電膜42の長さの変化量は、以下の通りである。
圧電膜42の長さの変化量=d31×E×L
=(d31×V/T)×L
=(−100×10−12×65/25×10−6)×3000=−780nm
すなわち、圧電膜42の長さは、780nm縮小する。
二つの結果を比較すれば、本発明に係る圧電アクチュエータ140の変位は、従来の圧電アクチュエータ40の変位の約3.3倍となる。このような簡単な計算の結果から、圧電膜142を長手方向に複数のセクション(S)に分け、各セクション(S)に駆動電界を印加すれば、他の条件、例えば、圧電膜142の厚さ、長さ、駆動電圧の大きさが同一であっても、従来の圧電アクチュエータ40に比べて変位を画期的に延ばしうることが確認できる。
図4において、共通電極141及び駆動電極143の数をそれぞれn/2、圧電膜142の総長をL、各セクション(S)の長さをLとすれば、圧電膜142の有効総長は、(n−1)×Lとなる。したがって、圧電膜142の長さの変化量は、以下の通りである。
圧電膜142の長さの変化量=(−2×d31×E)×(n−1)×L
=(−2×d31×V/L)×(n−1)×L
=−2×d31×V×(n−1)
すなわち、圧電膜142の長さの変化量は、セクション(S)の数が多いほど、言い換えれば、共通電極141及び駆動電極143の幅と各セクション(S)の長さLとが小さいほど増加する。したがって、本発明に係る圧電方式のインクジェットプリントヘッドの圧電アクチュエータ140によれば、圧電膜142のサイズが同じであり、駆動電圧Vが同じである場合に、従来の圧電アクチュエータより大きな変位が得られる。従来の圧電アクチュエータ40は、圧電膜42の変形量を算出するに当って、分極方向(圧電膜42の厚さ方向)に直角である横方向の圧電定数d31を使用する。したがって、圧電膜42の厚さの均一性が維持されて初めて安定した駆動特性が得られる。しかし、本発明に係るインクジェットプリンタの圧電アクチュエータ140は、圧電膜142の変形量を算出するに当って、分極方向と同じ方向(圧電膜142の長手方向)である縦方向の圧電定数d33を使用する。したがって、圧電膜142の厚さの均一性が多少低下しても、これにより、圧電膜142の変位に大きな変化が発生せず、共通電極141及び駆動電極143が均一に形成されるならば、均一な変位を有する圧電アクチュエータ140の具現が可能である。これにより、均一な品質の画像を印刷できるインクジェットプリントヘッドの具現が可能である。
また、所望の圧電アクチュエータ140の変位が同じである場合に、圧電膜142を複数のセクション(S)に分けることによって、駆動電圧を顕著に下げうる。したがって、低電圧駆動の可能な圧電方式のインクジェットプリントヘッドの具現が可能である。
また、圧電膜42の下部及び上部にそれぞれ電極41、43が形成された従来のインクジェットプリントヘッドによれば、流路形成基板10上にシリコン酸化膜31を形成した後、その上に下部電極41を形成する。次いで、下部電極41上に圧電膜42を形成する。その後、圧電膜42上に上部電極43を形成する。しかし、本発明に係るインクジェットプリントヘッドによれば、流路形成基板110上にシリコン酸化膜からなる絶縁層131を形成し、その上に圧電膜142を形成する。その後、圧電膜142及び絶縁層131上に共通電極141及び駆動電極143を同時に形成しうる。したがって、従来のインクジェットプリントヘッドに比べて、電極141、143を形成する工程が簡素化されて、製造コストを低減させうる。
図5Aに示すように、本発明のインクジェットプリントヘッドによれば、駆動電極143に駆動電圧を印加すれば、圧電膜142の長さが延びつつ、振動板114が上側に変形されて圧力チャンバ111の体積が増加する。これにより、図示されていないインク保存部からマニホルド113及びリストリクター112を通じて圧力チャンバ111にインクが流入される。駆動電極143に印加された駆動電圧が除去されれば、図5Bに示すように、圧電膜142及び振動板114が元状態に復帰されつつ、圧力チャンバ111の体積が再び減少する。この体積の変化により、圧力チャンバ11内に形成された圧力波によって、ノズル122を通じてインクが吐出される。パルス形態の駆動電圧を駆動電極143に印加することによって反復的にインクを吐出しうる。
本発明に係る圧電方式のインクジェットプリントヘッド及びその駆動方法は、圧電アクチュエータ140の圧電膜142を長手方向に複数のセクション(S)に分割し、各セクション(S)にそれぞれ駆動電界を印加可能な電極141、143の構造及び駆動方法にその特徴がある。したがって、図2及び図3に示す流路形成基板110及びノズル基板120の構造は、単に一例に過ぎない。すなわち、圧電方式のインクジェットプリントヘッドには、多様な構造のインク流路が設けられうる。このようなインク流路は、図3に示す二つの基板110、120ではなく、それより多くの基板を使用して形成されてもよい。
以上、本発明の望ましい実施形態を詳細に説明したが、これは例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これから多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるという点が理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的な保護範囲は、特許請求の範囲によって決まらねばならない。
本発明は、インクジェットプリントヘッド関連の技術分野に好適に適用されうる。
従来の圧電方式のインクジェットプリントヘッドの一般的な構成を示す垂直断面図である。 本発明の一実施形態に係るインクジェットプリントヘッドの構造を示す平面図である。 図2に示すインクジェットプリントヘッドの一実施形態の垂直断面図である。 図2に示すインクジェットプリントヘッドの一実施形態の作用を説明するための垂直断面図である。 図2に示すインクジェットプリントヘッドの一実施形態によるインク吐出動作を示す図面である。 図2に示すインクジェットプリントヘッドの一実施形態によるインク吐出動作を示す図面である。
符号の説明
110 流路形成基板、
111 圧力チャンバ、
112 リストリクター、
113 マニホルド、
120 ノズル基板、
122 ノズル、
131 絶縁層、
140 圧電アクチュエータ、
141 共通電極、
142 圧電膜、
143 駆動電極。

Claims (4)

  1. 圧力チャンバを有する流路形成基板と、前記流路形成基板の上部に形成されて、前記圧力チャンバにインクを吐出するための駆動力を提供する圧電アクチュエータとを備えるインクジェットプリントヘッドにおいて、
    前記圧電アクチュエータは、
    前記流路形成基板の上部に前記圧力チャンバに対応するように設けられる圧電膜と、
    前記圧電膜の長手方向に交互に配列される複数の共通電極及び複数の駆動電極と、を備えることを特徴とするインクジェットプリントヘッド。
  2. 前記流路形成基板と前記圧電アクチュエータとの間には、絶縁層が設けられたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリントヘッド。
  3. 前記複数の共通電極及び前記複数の駆動電極は、前記圧電膜の上部に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェットプリントヘッド。
  4. 圧力チャンバを有する流路形成基板と、前記流路形成基板の上部に形成されて、前記圧力チャンバにインクを吐出するための駆動力を提供する圧電アクチュエータとを備えるインクジェットプリントヘッドの駆動方法において、
    前記圧電アクチュエータの圧電膜を長手方向に複数のセクションに区分し、前記各セクションへ前記長手方向に駆動電界を印加することを特徴とするインクジェットプリントヘッドの圧電アクチュエータの駆動方法。
JP2006343787A 2006-01-21 2006-12-21 インクジェットプリントヘッド及びその駆動方法 Pending JP2007190911A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020060006583A KR100745758B1 (ko) 2006-01-21 2006-01-21 압전 액츄에이터를 채용한 잉크젯 프린트헤드

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007190911A true JP2007190911A (ja) 2007-08-02

Family

ID=38166136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006343787A Pending JP2007190911A (ja) 2006-01-21 2006-12-21 インクジェットプリントヘッド及びその駆動方法

Country Status (4)

Country Link
US (2) US7722166B2 (ja)
EP (1) EP1815990A1 (ja)
JP (1) JP2007190911A (ja)
KR (1) KR100745758B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108705864B (zh) * 2018-07-26 2024-04-05 南京沃航智能科技有限公司 高效低压驱动压电喷头

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06320723A (ja) * 1993-05-12 1994-11-22 Seiko Epson Corp インクジェットヘッド
JPH11157065A (ja) * 1997-11-27 1999-06-15 Fujitsu Ltd インクジェットヘッド
JP2002059544A (ja) * 2000-08-17 2002-02-26 Seiko Epson Corp インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置
JP2004066496A (ja) * 2002-08-01 2004-03-04 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2004284363A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Samsung Electronics Co Ltd インクジェットプリントヘッドの圧電アクチュエータ及びその形成方法
JP2005022165A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Kyocera Corp 液滴吐出用部材及び液滴吐出装置
JP2005238846A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Samsung Electronics Co Ltd 圧電方式のインクジェットプリントヘッドと、そのノズルプレートの製造方法
JP2006272664A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4520374A (en) * 1981-10-07 1985-05-28 Epson Corporation Ink jet printing apparatus
US5983471A (en) * 1993-10-14 1999-11-16 Citizen Watch Co., Ltd. Method of manufacturing an ink-jet head
US5589898A (en) 1995-06-07 1996-12-31 Reuters Limited Method and system for color vision deficiency correction
US6309117B1 (en) 2000-08-17 2001-10-30 Nortel Networks Limited System and method for adjustment of color presentation in networked media
CN1157151C (zh) 2000-12-26 2004-07-14 陈言 色觉检测/矫正方法和设备及其应用
JP4362859B2 (ja) * 2001-01-26 2009-11-11 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録ヘッドおよびプリンタ
US6931151B2 (en) 2001-11-21 2005-08-16 Intel Corporation Method and apparatus for modifying graphics content prior to display for color blind use
US6623119B2 (en) 2002-01-11 2003-09-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method for modifying image-processing software in response to visual test results
JP3879685B2 (ja) * 2002-03-18 2007-02-14 セイコーエプソン株式会社 圧電素子、圧電アクチュエータ、及び、液体噴射ヘッド
JP2004136461A (ja) * 2002-10-15 2004-05-13 Brother Ind Ltd 液体圧力発生機構
WO2004073512A1 (en) 2003-02-21 2004-09-02 Harman/Becker Automotive Systems (Becker Division) Gmbh Method for obtaining a colour palette in a display to compensate for colour blindness
JP2004330724A (ja) * 2003-05-12 2004-11-25 Toyama Prefecture 圧電素子アクチュエータ及びその製造方法
US7681998B2 (en) * 2004-06-02 2010-03-23 Fujifilm Corporation Laminated piezoelectric element, liquid droplet ejection head using same, and image forming apparatus comprising same

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06320723A (ja) * 1993-05-12 1994-11-22 Seiko Epson Corp インクジェットヘッド
JPH11157065A (ja) * 1997-11-27 1999-06-15 Fujitsu Ltd インクジェットヘッド
JP2002059544A (ja) * 2000-08-17 2002-02-26 Seiko Epson Corp インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置
JP2004066496A (ja) * 2002-08-01 2004-03-04 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2004284363A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Samsung Electronics Co Ltd インクジェットプリントヘッドの圧電アクチュエータ及びその形成方法
JP2005022165A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Kyocera Corp 液滴吐出用部材及び液滴吐出装置
JP2005238846A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Samsung Electronics Co Ltd 圧電方式のインクジェットプリントヘッドと、そのノズルプレートの製造方法
JP2006272664A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20070076987A (ko) 2007-07-25
US8002391B2 (en) 2011-08-23
EP1815990A1 (en) 2007-08-08
US20100194828A1 (en) 2010-08-05
KR100745758B1 (ko) 2007-08-02
US7722166B2 (en) 2010-05-25
US20070171262A1 (en) 2007-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4638750B2 (ja) インクジェットプリントヘッドの圧電アクチュエータ、及びその形成方法
JP4386924B2 (ja) インクジェットヘッドの圧電アクチュエータの形成方法
KR100668309B1 (ko) 노즐 플레이트의 제조 방법
KR101179335B1 (ko) 스크린 프린팅에 의한 후막 형성 방법 및 잉크젯 헤드의압전 액츄에이터 형성 방법
JP2006123550A (ja) ノズルプレートとそれを備えたインクジェットプリントヘッド及びノズルプレートの製造方法
JP4829165B2 (ja) 圧電素子製造方法及び液体吐出ヘッド製造方法
US20040246313A1 (en) Piezoelectric actuator of an ink-jet printhead and method for forming the same
JP2005238846A (ja) 圧電方式のインクジェットプリントヘッドと、そのノズルプレートの製造方法
JP2004262225A (ja) 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置
JP2007203733A (ja) 圧電方式のインクジェットプリントヘッド
JP5422529B2 (ja) インクジェットヘッド
US8672458B2 (en) Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus
JP5407162B2 (ja) インクジェットヘッド、インクジェットヘッドを備えた塗布装置及びインクジェットヘッドの駆動方法
JP2010021375A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置並びに圧電素子
JP2009233946A (ja) 液体吐出装置
JP2010228145A (ja) 記録装置
JP2007190911A (ja) インクジェットプリントヘッド及びその駆動方法
JP2004004177A (ja) 製膜装置とその液状体充填方法及びデバイス製造方法とデバイス製造装置並びにデバイス
KR20070078206A (ko) 압전 액츄에이터를 채용한 잉크젯 프린트헤드의 구동방법
JP2012218186A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2008207493A (ja) 液滴吐出ヘッド、液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置
JP2004106217A (ja) インクジェットヘッドおよびそれを備えたインクジェット式記録装置
JP2006224609A (ja) 液体噴射ヘッドの製造方法
JP2004106216A (ja) インクジェットヘッドおよびそれを備えたインクジェット式記録装置
JP2009208369A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090826

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100126

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100216

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100218

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20100326

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110614