JP2007187718A - 大型偏光板、その製造方法及び液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】まず、片側に易剥離性フィルム39が貼合されている複数枚のユニット偏光子31,31を用意する。これらを、それぞれの端面が接するように1枚ものの第一の透明保護膜35上に接着して大面積化させる。その後、易剥離性フィルム39を剥離し、次いで、その剥離面に1枚ものの第二の透明保護膜36を接着する。こうして、ユニット偏光子31,31間に継ぎ目32があるが、液晶セルに貼合した状態ではその継ぎ目が目立たなくした大型偏光板30が構成される。この偏光板30を液晶セルの片面に配置し、液晶セルの他面には別の偏光板を配置して、液晶表示装置とされる。
【選択図】図4
Description
(a)偏光子層に継ぎ目のある偏光板の作製
先に説明した図4の(A)に示すように、ポリビニルアルコールフィルムにヨウ素が吸着配向しているユニット偏光子31を、表面処理が施されていないトリアセチルセルロースフィルム(易剥離性フィルム)39に、ポリビニルアルコール系接着剤を介して貼り合わせ、同図に示す構成の易剥離性フィルムのついた偏光板を作製した。この際、ユニット偏光子31は、吸収軸が長手方向となるように、かつ継ぎ目間隙が10μm となるようにした。次に、図4の(B)に示すように、1枚ものからなるケン化処理が施されたトリアセチルセルロースフィルム(第一の透明保護膜)35上に、この偏光板2枚を、それぞれの吸収軸に平行な端面が接するように透明な粘着剤34を介して貼り合わせ、同図に示す構成とした。この状態では、2枚のユニット偏光子31,31が吸収軸に平行な端面でつなぎ合わされており、全体では吸収軸が短手方向(図において紙面を突き切る方向)になっている。
液晶セルの前面側に、住友化学(株)製でポリビニルアルコール−ヨウ素系偏光子の両面にセルロース系の保護フィルムが貼合された偏光板“SRN542A-SL6” の1枚ものをその吸収軸が画面の長手方向となるように貼合し、背面側には、上記(a)で作製した粘着剤つき継ぎ目偏光板を、その粘着剤層38を介して、かつ継ぎ目偏光板の吸収軸が前面側偏光板の吸収軸と直交するように貼合し、液晶表示装置を作製した。この液晶表示装置の積層構成及び軸の関係は、図5と同じである。
ノルボルネン系樹脂からなる第二の透明保護膜36側に形成する粘着剤層38を、微粒子が分散している光拡散性の粘着剤(厚さ25μm 、ヘイズ70%)に変えた以外は、実施例1の(a)と同様にして粘着剤つき継ぎ目偏光板を作製し、さらにそれを、実施例1の(b)と同様にして液晶セルに適用し、評価した。その結果、黒表示状態では、正面及び斜めとも継ぎ目が確認されなかった。また動画表示状態でも、正面及び斜めとも継ぎ目が確認されなかった。
透明保護膜/ポリビニルアルコール−ヨウ素系偏光子/透明保護膜の構成である一般的な偏光板であって、吸収軸が長手方向となっているものを2枚用い、それぞれの吸収軸に平行な端面が接するように、かつ継ぎ目間隙が10μm となるようにつなぎ合わせ、その一方の透明保護層表面には実施例1と同じ透明な粘着剤を塗布して厚さ25μm の粘着剤層を形成し、粘着剤つき継ぎ目偏光板を作製した。この粘着剤つき継ぎ目偏光板を液晶セルの背面側に適用した以外は、実施例1の(b)と同様にして液晶表示装置を作製し、評価した。その結果、黒表示状態及び動画表示状態のいずれにおいても、正面及び斜めとも継ぎ目がはっきりと確認された。
一方の透明保護層表面に形成する粘着剤層38を、実施例2で用いたのと同じ光拡散性の粘着剤(厚さ25μm 、ヘイズ70%)に変えた以外は、比較例1と同様にして光拡散性粘着剤つき継ぎ目偏光板を作製し、さらにそれを液晶セルの背面側に適用して液晶表示装置を作製し、評価した。その結果、黒表示状態及び動画表示状態のいずれにおいても、正面及び斜めとも継ぎ目がはっきりと確認された。
20……ロール状の偏光板、
a……ロール偏光板の幅、
21……前面側偏光板、
22……前面側又はロール偏光板の吸収軸、
24……偏光板の透過軸、
26……背面側偏光板、
27……背面側偏光板の吸収軸、
30……大型偏光板、
31……ユニット偏光子、
32……偏光子の継ぎ目、
33……ユニット偏光子の吸収軸、
34……接着剤(感圧式のこともある)、
35……第一の透明保護膜、
36……第二の透明保護膜、
38……粘着剤層(光拡散性のこともある)、
39……易剥離性フィルム、
40……継ぎ目偏光板(従来)、
42……偏光板(従来)の継ぎ目、
44……接着剤(従来)、
45,46……透明保護膜(従来)、
50……バックライト。
Claims (10)
- 複数枚のユニット偏光子が端面でつなぎ合わされた状態にある偏光子層と、該偏光子層の両面を覆うように貼合されたそれぞれ1枚ものからなる一対の透明保護膜とで構成されることを特徴とする、大型偏光板。
- 吸収軸が短手方向にある請求項1に記載の大型偏光板。
- 吸収軸と直交する方向の幅が1,300mm 以上である請求項1又は2に記載の大型偏光板。
- 端面でつなぎ合わされた隣り合う2枚のユニット偏光子は、両者の間隙が20μm 以下となるようにつなぎ合わされている請求項1〜3のいずれかに記載の大型偏光板。
- 透明保護膜は、セルロース系樹脂及び環状オレフィン系樹脂から選ばれる請求項1〜4のいずれかに記載の大型偏光板。
- 一対の透明保護膜のうち一方は、位相差板としての機能を有する請求項1〜5のいずれかに記載の大型偏光板。
- 一方の透明保護膜の外側に光拡散性の粘着剤層を有する請求項1〜6のいずれかに記載の大型偏光板。
- 片側に易剥離性フィルムが貼合された複数枚のユニット偏光子を、それぞれの端面が接するように1枚ものからなる第一の透明保護膜上に接着して大面積化させた後、易剥離性フィルムを剥離し、次いで、その剥離面に1枚ものからなる第二の透明保護膜を接着することを特徴とする、大型偏光板の製造方法。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の大型偏光板が、液晶セルの片面に配置されていることを特徴とする液晶表示装置。
- 液晶セルの他面には、1枚ものからなる偏光板が配置され、その1枚もの偏光板の吸収軸は、前記片面に配置された継ぎ目のある大型偏光板の吸収軸と直交している請求項9に記載の液晶表示装置。
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