JP2007187718A - 大型偏光板、その製造方法及び液晶表示装置 - Google Patents

大型偏光板、その製造方法及び液晶表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】少なくとも2枚のユニット偏光子が端面でつなぎ合わされた状態にある継ぎ目偏光板において、その継ぎ目部分が画面上で認識されにくくした大型偏光板及びその製造方法を提供し、さらにその大型偏光板を液晶表示装置に適用する。
【解決手段】まず、片側に易剥離性フィルム39が貼合されている複数枚のユニット偏光子31,31を用意する。これらを、それぞれの端面が接するように1枚ものの第一の透明保護膜35上に接着して大面積化させる。その後、易剥離性フィルム39を剥離し、次いで、その剥離面に1枚ものの第二の透明保護膜36を接着する。こうして、ユニット偏光子31,31間に継ぎ目32があるが、液晶セルに貼合した状態ではその継ぎ目が目立たなくした大型偏光板30が構成される。この偏光板30を液晶セルの片面に配置し、液晶セルの他面には別の偏光板を配置して、液晶表示装置とされる。
【選択図】図4

Description

本発明は、少なくとも2枚のユニット偏光子を面方向につなぎ合わせて配置する大型の偏光板及びその製造方法に関するものである。詳しくは、このように少なくとも2枚のユニット偏光子をつなぎ合わせても、その継ぎ目が認識されにくくした偏光板及びその製造方法に関するものである。本発明はまた、かかる偏光板を用いた液晶表示装置にも関係している。
現在、液晶テレビの超大型化が急速に進行しており、その液晶セルを構成するマザーガラス基板については、2m×2m程度まで大きくすることが可能であり、対角60インチ(約1,520mm )以上の超大型液晶テレビの製造が可能となってきている。そして、液晶テレビをはじめとする液晶表示装置では、液晶セルの前面(視認側)と背面(バックライト側)に、それぞれ偏光板を配置して、液晶層を通過する光を透過させ、又は遮断することにより、表示を行う方式が一般的であり、上下一対の偏光板は、それぞれの吸収軸が90度で交わるように配置されることが多い。
すなわち、図1に模式的な斜視図で示すように、液晶表示装置は、液晶セル10を挟んでその両側に前面側偏光板21及び背面側偏光板26が配置され、背面側偏光板26の背後にはバックライト50が配置されて、背面側偏光板26、さらに液晶セル10へと光を照射するようになっている。そして、前面側偏光板21の吸収軸22と背面側偏光板26の吸収軸27とが直交するように配置されている。一般に大型の液晶表示装置では、前面側偏光板21の吸収軸22が画面横方向(長手方向)、背面側偏光板26の吸収軸27が画面縦方向(短手方向)とされることが多い。
さて、偏光板は通常、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムにヨウ素などの二色性色素を吸着配向させた偏光子の少なくとも片面に、透明樹脂からなる保護膜を貼合した状態で製造される。二色性色素の吸着配向には延伸操作を伴うため、偏光板の幅を無限に大きくすることは不可能である。具体的には図2に模式的な斜視図で示すように、偏光板20はロール状で生産され、その長手方向に延伸されて、その方向が吸収軸22となり、それに直交する方向、つまり幅方向が透過軸24となる。そして、ロール状で生産される偏光板20の幅aは、現状ではたかだか、1,300mm程度までとか1,500mm程度までとかに限られている。
これに対し、縦×横の寸法比(アスペクト比と呼ばれる)が9:16のハイビジョンテレビの場合、例えば、対角72インチ(約1,830mm )の液晶表示装置では、その縦横寸法が約900mm×1,600mmとなり、また例えば、対角82インチ(約2,080mm)の液晶表示装置では、その縦横寸法が約1,000mm×1,800mmとなるので、吸収軸を短手方向とする偏光板、すなわち、透過軸が長手方向となる偏光板(図1の背面側偏光板26)は、1枚で構成することができなくなる。そこで、このような超大型液晶テレビにおいては、透過軸が長手方向となる側(通常背面側)で、複数枚の偏光板を面内方向につなぎ合わせて、大面積の偏光面を形成している。
例えば、特開 2004-93825 号公報(特許文献1)には、複数の液晶パネルから構成される大型の液晶表示装置において、その背面側には、複数枚の偏光板をつなぎ合わせてなる偏光板を配置すること、好ましくは、個々の液晶パネルに対応させて1枚ずつ偏光板を配置することが開示されている。また、上記の如き対角80インチ級の超大型液晶テレビにおいて、背面側には、画面の短手方向を吸収軸として、長手方向(幅方向)に2枚の偏光板をつなぎ合わせて配置することもある。
特開2004−93825号公報
しかしながら、複数枚の偏光板を端面でつなぎ合わせ、しかも継ぎ目が目立たないようにするのは、製造技術上極めて困難であり、継ぎ目部分の表示領域に筋として現れる問題があった。そこで本発明は、上記従来の問題点を解決しようとするものであり、その目的は、少なくとも2枚のユニット偏光子が端面でつなぎ合わされた状態にある継ぎ目偏光板において、その継ぎ目部分が画面上で認識されにくくした大型偏光板及びその製造方法を提供し、さらにその大型偏光板を液晶表示装置に適用することにある。
すなわち、本発明による大型偏光板は、複数枚のユニット偏光子が端面でつなぎ合わされた状態にある偏光子層と、その両面を覆うように貼合されたそれぞれ1枚ものからなる一対の透明保護膜とで構成される。
このような継ぎ目のある偏光板は、前述の如く透過軸方向の幅が広いものに対して必要となる。そこでこの大型偏光板は、吸収軸が短手方向にある偏光板に対して有効である。また、吸収軸に直交する方向(透過軸方向)の幅が1,300mm 以上である場合、さらには1,500mm 以上である場合に、特に有効である。
端面でつなぎ合わされた隣り合う2枚のユニット偏光子は、両者の間隙が20μm 以下となるようにつなぎ合わされているのが有利である。また、偏光子層を両面から覆う一対の透明保護膜は、セルロース系樹脂や環状オレフィン系樹脂で構成するのが有利である。これら一対の透明保護膜は、両面で同じ材質のものを用いてもよいし、両面で異なる材質のものを用いてもよい。一対の透明保護膜のうち一方は、位相差板としての機能を有するもので構成することもできる。
これらの大型偏光板において、一方の透明保護膜の外側には、液晶セルに貼り合わせるための粘着剤層を設けることが好ましいが、その粘着剤層を光拡散性のもので構成することは、偏光子の継ぎ目が認識されにくくするうえで一層有効である。
この大型偏光板は、片側に易剥離性フィルムが貼合された複数枚のユニット偏光子を、それぞれの端面が接するように1枚ものからなる第一の透明保護膜上に接着して大面積化させた後、易剥離性フィルムを剥離し、次いで、その剥離面に1枚ものからなる第二の透明保護膜を接着する方法により、製造することができる。
また、本発明による液晶表示装置は、上記いずれかの大型偏光板が、液晶セルの片面に配置されているものである。液晶セルのもう一方の面には、通常、1枚ものからなる偏光板が配置され、この場合、その1枚もの偏光板の吸収軸は、前記片面に配置された継ぎ目のある大型偏光板の吸収軸と直交するようになっている。
本発明によれば、偏光子自体は端面でつなぎ合わせるが、その両面にそれぞれ1枚ものからなる透明保護膜を貼合することで、透明保護層の界面反射がなくなり、継ぎ目が目立たなくなる。一方の透明保護膜の外側に光拡散性の粘着剤層を配置すれば、継ぎ目が認識されにくくなる効果が一層顕著になる。
以下、添付の図面も適宜参照しながら、本発明を詳細に説明する。
図3は、本発明に係る大型偏光板の一形態を示す断面模式図である。この図に示すように、本発明では、少なくとも2枚のユニット偏光子31,31が端面でつなぎ合わされた状態にある偏光子層の両面を、それぞれ1枚ものからなる一対の透明保護膜(それぞれ、第一の透明保護膜35及び第二の透明保護膜36とする)で覆って、大型の偏光板30を構成する。偏光子層には、ユニット偏光子31,31のつなぎ合わせ部分としての継ぎ目32が形成される。図示の例では、ユニット偏光子31と第一の透明保護膜35、そしてユニット偏光子31と第二の透明保護膜36とが、それぞれ接着剤層34を介して貼合されている。また、一対の透明保護膜35,36のうち一方(図示の例では、第二の透明保護膜36)の外側に、粘着剤層38を設けて、液晶セルへ貼合できるようにするのが一般的である。
ユニット偏光子31,31は、具体的には、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムに二色性色素が吸着配向したもので構成することができる。二色性色素としてヨウ素を用いたヨウ素系偏光フィルムや、二色性色素として二色性有機染料を用いた染料系偏光フィルムがあるが、いずれも使用可能である。ポリビニルアルコール系樹脂フィルムに、延伸操作と二色性色素の吸着操作、さらに二色性色素の吸着配向を固定化するための操作(通常はホウ酸水溶液に浸漬する処理)を施すことにより、このような二色性色素が吸着配向した偏光子を得ることができる。
ユニット偏光子31,31は、それから形成される大型偏光板を液晶セルに配置して前面側から観察したときに継ぎ目が目立たなくするうえで、継ぎ目32の間隙をできるだけ小さくするのが好ましく、特にその間隙が20μm 以下となるようにするのが好ましい。なお、間隙を埋めるため、表示品位を下げない程度に偏光子同士が端部で部分的に重なるようにしてもよい。
偏光子層を挟んで配置される一対の透明保護膜35,36は、それぞれ透明な各種の樹脂フィルムで構成することができる。透明保護膜35,36を構成する樹脂フィルムとしては、例えば、トリアセチルセルロースやジアセチルセルロース、セルロースアセテートブチレートなどを包含するセルロース系樹脂、ノルボルネンの如き環状オレフィンをモノマーとする環状オレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂などからなるものを挙げることができる。なかでも、セルロース系樹脂からなるフィルムや環状オレフィン系樹脂からなるフィルムは、光弾性係数が小さく、しかも耐熱性に優れるため、好ましく用いられる。
透明保護膜35,36のうち少なくとも一方は、光学的に等方性の樹脂フィルム、すなわち無配向の樹脂フィルムで構成するのが、光学特性の面で好ましい。光学的に等方性の樹脂フィルムとしては、上で例示した各種樹脂のなかでも、セルロース系樹脂からなるフィルムや環状オレフィン系樹脂からなるフィルムが好適である。透明保護膜35,36の両方を、このような光学的に等方性の樹脂フィルムで構成してもよい。
また、一対の透明保護膜35,36のうち一方には、位相差板としての機能を持たせてもよい。位相差板としての機能とは具体的には、樹脂フィルムに、面内及び必要に応じて厚み方向の位相差(レターデーション)を発現させることである。透明保護膜の一方に位相差板としての機能を付与すれば、液晶層や偏光板に起因して生ずる視野角の狭さを補償するために通常貼合される位相差板の役割を、この透明保護膜に担わせることができ、その分、液晶表示装置とするときの貼合枚数が少なくなる。位相差板としての機能を持たせる場合、その面内位相差は、例えば、30〜200nm程度の範囲から、液晶表示装置に必要とされる光学特性に合わせて適宜選べばよい。透明保護膜35,36のうち一方に位相差板としての機能を持たせる場合、その偏光板を液晶セルに貼合するときに、その位相差板機能を有する透明保護膜が液晶セル側となるようにするのが一般的である。
上で例示したセルロース系樹脂、環状オレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂などからなるフィルムに対し、一軸又は二軸の延伸を施すことにより、このような位相差を発現させることができる。なかでも、環状オレフィン系樹脂フィルムに位相差を発現させたものは、光学特性や熱的特性(特に光弾性係数)の面で好ましい。このような延伸フィルムのほか、例えばセルロース系樹脂からなる基材フィルムに、液晶性化合物を塗布したり、無機層状化合物を含む層を塗布したりして、位相差を発現させたフィルムも、位相差板としての機能を有する透明保護膜として用いることができる。
一対の透明保護膜35,36のうち一方(図示の例では第二の透明保護膜36)の外側に粘着剤層38を設ける場合、この粘着剤層38は、光学的に透明なもので構成することもできるが、光拡散性のもので構成するのが、偏光子の継ぎ目の認識されにくさを高めるうえで好ましい。粘着剤は、感圧式接着剤とも呼ばれ、押さえるだけで他物質の表面に接着し、またこれを被着面から引き剥がす場合には、被着物に強度さえあればほとんど痕跡を残さずに除去できる粘弾性体である。粘着剤には、アクリル系のもの、塩化ビニル系のもの、合成ゴム系のもの、天然ゴム系のもの、シリコーン系のものなどがあり、これらのなかから、透明で光学的に等方性のものを選択して用いればよい。これらのなかでもアクリル系の粘着剤は、ハンドリング性や透明性などの点から好ましい樹脂体の一つである。
光拡散性の粘着剤は、粘着剤を構成する上記の如き樹脂体中に微粒子を分散させて、光拡散性を発現させたものである。光拡散性を発現させるために配合される微粒子として、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、シリカなどからなるものが挙げられ、これらのいずれかが、上記の如き樹脂体中に分散されて、光拡散性の粘着剤となる。
粘着剤層38を光拡散性のもので構成する場合、そのヘイズは20%以上であるのが好ましく、さらには40%以上、とりわけ60%以上であるのが一層好ましい。ヘイズは、JIS K 7105 に規定される値であって、(拡散透過率/全光線透過率)×100(%) で表される。
粘着剤層38を光拡散性のもので構成するほか、透明保護膜36の表面に光拡散性フィルムを貼合することによっても、継ぎ目が目立ちにくくする効果を得ることができる。この場合は、さらにその上に、透明な粘着剤層を設ければよい。光拡散性フィルムは、例えば、熱可塑性樹脂中に微粒子を分散させてフィルム化したものでありうる。光拡散性を発現させる微粒子としては、先に光拡散性粘着剤について説明したのと同様のものが挙げられ、これらのいずれかを、アクリル系樹脂などの熱可塑性樹脂中に分散させてフィルム化したものなどが、使用できる。
ユニット偏光子31と第一の透明保護膜35、またユニット偏光子31と第二の透明保護膜36とをそれぞれ接合する接着剤34,34は、両者に対して接着能を有する任意のものでありうる。例えば、ポリビニルアルコール系樹脂の水溶液や、ウレタン系の樹脂が水中に分散したものの如き水系の接着剤、また上記した粘着剤(感圧式接着剤)などが、接着剤34,34として用いられる。適当な水系の接着剤があれば、粘着剤に比べて接着剤層34,34を薄くできるので、好ましい。
第一の透明保護膜35及び第二の透明保護膜36が同じ種類の樹脂からなる場合には、これらをユニット偏光子31の両面に接合するための接着剤34,34として、通常同じ種類のものを使用することができる。一方、第一の透明保護膜35及び第二の透明保護膜36がそれぞれ異なる種類の樹脂で構成される場合には、それぞれに対して接着性を有する接着剤があれば、ユニット偏光子31の両面で同じ種類の接着剤を用いることができ、またそのような適当な接着剤がない場合には、両面で異なる接着剤を用いてもよい。
次に、上記のような大型偏光板を製造する方法について説明する。図4は、本発明に係る大型偏光板の製造工程を示す断面模式図である。
まず、図4の(A)に示すように、片側に易剥離性フィルム39が貼合された複数枚のユニット偏光子31を用意する。易剥離性フィルム39は、必要に応じて接着剤を介することにより、ユニット偏光子31に対して適度の接着力を示すが、後の工程、具体的には図4の(B)から(C)に移る工程で、ユニット偏光子31から容易に剥離できるものであればよい。例えば、トリアセチルセルロースフィルムは、通常偏光板の透明保護膜として用いられるが、その場合には表面にケン化処理などの表面処理を施したうえで、ポリビニルアルコール系接着剤を介してポリビニルアルコール系偏光子に接合することで、強固な接着力を示す。このようなケン化処理をはじめとする表面処理を施さなければ、トリアセチルセルロースフィルムは、ポリビニルアルコール系接着剤を介してポリビニルアルコール系偏光子に接合したときに、適度の接着力を示すが、容易に剥離できるようになる。そこで、表面処理が施されていないトリアセチルセルロースフィルムを易剥離性フィルム39として用い、ポリビニルアルコール系接着剤を介してユニット偏光子31に貼合することができる。その他、例えば、従来プロテクトフィルムとして用いられている粘着剤つきポリエチレンテレフタレートフィルムなども、易剥離性フィルム39となりうる。
次に、図4の(B)に示すように、これらユニット偏光子31,31を、それぞれの端面が接するように1枚ものからなる第一の透明保護膜35上に接着して大面積化させる。このとき、端面で接するユニット偏光子31,31の間には、継ぎ目32が形成される。接着には、上で説明したような接着剤34が用いられる。その後、易剥離性フィルム39を剥離して、図4の(C)に示す構成とする。
次いで、図4の(D)に示すように、その剥離面に1枚ものからなる第二の透明保護膜36を接着する。このときの接着にも、上で説明したような接着剤34が用いられる。こうして、複数枚のユニット偏光子31,31が端面でつなぎ合わされた状態にある偏光子層の両面に、それぞれ1枚ものからなる一対の透明保護膜35,36が貼合された、本発明に係る大型偏光板を製造することができる。その後必要に応じ、さらに図4の(E)に示すように、第二の透明保護膜36の外側に、粘着剤層38を設けることができる。
本発明の大型偏光板は、以上説明したように、複数枚のユニット偏光子31,31が端面でつなぎ合わされた状態にある偏光子層の両面に、それぞれ1枚ものからなる一対の透明保護膜35,36が貼合されたものであるが、その他に、液晶層や偏光板の視野角補償に望まれる位相差板など、適宜な光学層を積層することもできる。第二の透明保護膜36が位相差板としての機能を有しない場合には、その上に位相差板を積層するのが有効である。位相差板をはじめとする追加の光学層は、液晶セルと継ぎ目偏光板の間で必要な個所に、適宜配置すればよい。
次に、液晶表示装置について説明する。図5は、本発明の大型偏光板を液晶表示装置に適用した場合の一形態を示すものであって、(A)はその断面模式図である。この図に示すように、液晶表示装置は一般に、2枚のセル基板(図示せず)の間に液晶が封入されてなる液晶セル10と、その両面に配置された一対の偏光板21,30とを備えている。そして本発明では、それら一対の偏光板21,30のうち一方30を、上で説明したところの、複数枚のユニット偏光子31,31が端面でつなぎ合わされた状態にある偏光子層の両面に、それぞれ1枚ものからなる一対の透明保護膜35,36が貼合された大型偏光板で構成する。大型偏光板30は、その偏光子層に継ぎ目32を有している。また、継ぎ目のある偏光板30の外側にはバックライト50が配置されている。そして、背面側に配置されたバックライト50からの光のうち、液晶セル10とバックライト50の間にある背面側偏光板30の透過軸に平行な直線偏光だけが液晶セル10に入射するようになっている。
図5の(B)は、同(A)に示した部材のうち、前面側偏光板21、液晶セル10、背面側のユニット偏光子31,31がつなぎ合わされた状態で継ぎ目のある偏光子層、及びバックライト50だけを取り出し、特に前面側偏光板21と背面側偏光子31の軸関係がわかるようにした模式的な斜視図である。この図に示すように、前面側偏光板21の吸収軸22は、画面の長手方向(横方向)、また背面側の偏光子31の吸収軸33は、画面の短手方向(縦方向)となっており、上下一対の偏光板は、それぞれの吸収軸が直交するように配置されている。
前面側偏光板21は、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムからなる偏光子の片面又は両面に透明保護膜が設けられた一般的なもので構成することができる。偏光子としては、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムにヨウ素が吸着配向された吸着配向したヨウ素系偏光フィルムや、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムに二色性有機染料が吸着配向した染料系偏光フィルムがあるが、いずれも使用可能である。前面側偏光板21は、長手方向に吸収軸があるため、1枚もので構成することができる。
液晶セル10は、透過光量をスイッチングするために液晶を2枚の基板間に封入し、電圧印加により液晶の配向状態を変化させる機能を有するものであればよい。液晶セル10を構成する液晶の種類やその駆動方式は特に限定されず、公知の垂直配向(VA)方式、横電界(IPS)方式、ツイステッドネマティック(TN)方式など、偏光を用いて表示を行う各種方式の液晶セルに対して、本発明を適用することができる。
以下、実施例及び比較例を示して本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。
[実施例1]
(a)偏光子層に継ぎ目のある偏光板の作製
先に説明した図4の(A)に示すように、ポリビニルアルコールフィルムにヨウ素が吸着配向しているユニット偏光子31を、表面処理が施されていないトリアセチルセルロースフィルム(易剥離性フィルム)39に、ポリビニルアルコール系接着剤を介して貼り合わせ、同図に示す構成の易剥離性フィルムのついた偏光板を作製した。この際、ユニット偏光子31は、吸収軸が長手方向となるように、かつ継ぎ目間隙が10μm となるようにした。次に、図4の(B)に示すように、1枚ものからなるケン化処理が施されたトリアセチルセルロースフィルム(第一の透明保護膜)35上に、この偏光板2枚を、それぞれの吸収軸に平行な端面が接するように透明な粘着剤34を介して貼り合わせ、同図に示す構成とした。この状態では、2枚のユニット偏光子31,31が吸収軸に平行な端面でつなぎ合わされており、全体では吸収軸が短手方向(図において紙面を突き切る方向)になっている。
その後、易剥離性フィルム39を剥がして、図4の(C)に示す構成とした。さらに、易剥離性フィルム39を剥がした後のポリビニルアルコール偏光子31側に、ノルボルネン系樹脂からなる透明フィルム(第二の透明保護膜)36を、透明な粘着剤34を介して貼合し、図4の(D)に示す構成の継ぎ目偏光板とした。その後、この継ぎ目偏光板の第二の透明保護膜36側に透明な粘着剤を塗布して厚さ25μm の粘着剤層38を形成し、図4の(E)に示す構成の粘着剤つき継ぎ目偏光板を作製した。
(b)液晶表示装置の作製と評価
液晶セルの前面側に、住友化学(株)製でポリビニルアルコール−ヨウ素系偏光子の両面にセルロース系の保護フィルムが貼合された偏光板“SRN542A-SL6” の1枚ものをその吸収軸が画面の長手方向となるように貼合し、背面側には、上記(a)で作製した粘着剤つき継ぎ目偏光板を、その粘着剤層38を介して、かつ継ぎ目偏光板の吸収軸が前面側偏光板の吸収軸と直交するように貼合し、液晶表示装置を作製した。この液晶表示装置の積層構成及び軸の関係は、図5と同じである。
この液晶表示装置について、黒表示の状態及び動画を表示させた状態で、それぞれ正面及び斜めから観察した。その結果、黒表示状態では、正面から観察したときにわずかに継ぎ目が確認されたが、斜めから観察したときは継ぎ目が確認されなかった。一方、動画表示状態では、正面及び斜めとも継ぎ目が確認されなかった。
[実施例2]
ノルボルネン系樹脂からなる第二の透明保護膜36側に形成する粘着剤層38を、微粒子が分散している光拡散性の粘着剤(厚さ25μm 、ヘイズ70%)に変えた以外は、実施例1の(a)と同様にして粘着剤つき継ぎ目偏光板を作製し、さらにそれを、実施例1の(b)と同様にして液晶セルに適用し、評価した。その結果、黒表示状態では、正面及び斜めとも継ぎ目が確認されなかった。また動画表示状態でも、正面及び斜めとも継ぎ目が確認されなかった。
[比較例1]
透明保護膜/ポリビニルアルコール−ヨウ素系偏光子/透明保護膜の構成である一般的な偏光板であって、吸収軸が長手方向となっているものを2枚用い、それぞれの吸収軸に平行な端面が接するように、かつ継ぎ目間隙が10μm となるようにつなぎ合わせ、その一方の透明保護層表面には実施例1と同じ透明な粘着剤を塗布して厚さ25μm の粘着剤層を形成し、粘着剤つき継ぎ目偏光板を作製した。この粘着剤つき継ぎ目偏光板を液晶セルの背面側に適用した以外は、実施例1の(b)と同様にして液晶表示装置を作製し、評価した。その結果、黒表示状態及び動画表示状態のいずれにおいても、正面及び斜めとも継ぎ目がはっきりと確認された。
この例で作製した液晶表示装置の積層構成は図6に断面模式図で示すとおりであって、液晶セル10の前面側には1枚ものの前面側偏光板21が貼合され、背面側には、2枚が端面でつなぎ合わされた形の偏光板40が粘着剤層38を介して貼合されており、さらにその背面にはバックライト50が配置されている。背面側で2枚がつなぎ合わされている偏光板40はそれぞれ、偏光子31の両側に接着剤44,44を介して透明保護層45,46が積層されたものである。偏光板40は、継ぎ目42を有しており、その間隙は10μm である。なお、この例における偏光板の吸収軸方向は、図5の(B)と同じである。
[比較例2]
一方の透明保護層表面に形成する粘着剤層38を、実施例2で用いたのと同じ光拡散性の粘着剤(厚さ25μm 、ヘイズ70%)に変えた以外は、比較例1と同様にして光拡散性粘着剤つき継ぎ目偏光板を作製し、さらにそれを液晶セルの背面側に適用して液晶表示装置を作製し、評価した。その結果、黒表示状態及び動画表示状態のいずれにおいても、正面及び斜めとも継ぎ目がはっきりと確認された。
以上の実施例及び比較例の主な配置条件と評価結果を、表1にまとめた。
Figure 2007187718
表1に示すとおり、透明保護層/偏光子/透明保護層の構成である偏光板2枚を横につなぎ合わせた状態の継ぎ目偏光板を用いた比較例1及び2では、継ぎ目がはっきりと観察された。これに対し、本発明に従って、ユニット偏光子2枚を横につなぎ合わせた状態でその両面にそれぞれ1枚ものからなる透明保護膜を設けた実施例1及び2では、偏光板の継ぎ目がほとんど又はまったく観察されなくなった。特に、液晶セルへ貼合するための粘着剤を光拡散性のものとすれば、継ぎ目が認識されにくくなる効果が顕著になる。
液晶セルとそれを挟む一対の偏光板の関係を模式的に示す斜視図である。 ロール状で生産される偏光板の軸関係を模式的に示す斜視図である。 本発明に係る大型偏光板の一形態を示す断面模式図である。 本発明に係る大型偏光板の製造工程を示す断面模式図である。 本発明に係る液晶表示装置の一形態を示し、(A)は断面模式図、(B)は軸関係を説明するための模式的な斜視図である。 比較例1及び2の液晶表示装置の積層構成を示す断面模式図である。
符号の説明
10……液晶セル、
20……ロール状の偏光板、
a……ロール偏光板の幅、
21……前面側偏光板、
22……前面側又はロール偏光板の吸収軸、
24……偏光板の透過軸、
26……背面側偏光板、
27……背面側偏光板の吸収軸、
30……大型偏光板、
31……ユニット偏光子、
32……偏光子の継ぎ目、
33……ユニット偏光子の吸収軸、
34……接着剤(感圧式のこともある)、
35……第一の透明保護膜、
36……第二の透明保護膜、
38……粘着剤層(光拡散性のこともある)、
39……易剥離性フィルム、
40……継ぎ目偏光板(従来)、
42……偏光板(従来)の継ぎ目、
44……接着剤(従来)、
45,46……透明保護膜(従来)、
50……バックライト。

Claims (10)

  1. 複数枚のユニット偏光子が端面でつなぎ合わされた状態にある偏光子層と、該偏光子層の両面を覆うように貼合されたそれぞれ1枚ものからなる一対の透明保護膜とで構成されることを特徴とする、大型偏光板。
  2. 吸収軸が短手方向にある請求項1に記載の大型偏光板。
  3. 吸収軸と直交する方向の幅が1,300mm 以上である請求項1又は2に記載の大型偏光板。
  4. 端面でつなぎ合わされた隣り合う2枚のユニット偏光子は、両者の間隙が20μm 以下となるようにつなぎ合わされている請求項1〜3のいずれかに記載の大型偏光板。
  5. 透明保護膜は、セルロース系樹脂及び環状オレフィン系樹脂から選ばれる請求項1〜4のいずれかに記載の大型偏光板。
  6. 一対の透明保護膜のうち一方は、位相差板としての機能を有する請求項1〜5のいずれかに記載の大型偏光板。
  7. 一方の透明保護膜の外側に光拡散性の粘着剤層を有する請求項1〜6のいずれかに記載の大型偏光板。
  8. 片側に易剥離性フィルムが貼合された複数枚のユニット偏光子を、それぞれの端面が接するように1枚ものからなる第一の透明保護膜上に接着して大面積化させた後、易剥離性フィルムを剥離し、次いで、その剥離面に1枚ものからなる第二の透明保護膜を接着することを特徴とする、大型偏光板の製造方法。
  9. 請求項1〜7のいずれかに記載の大型偏光板が、液晶セルの片面に配置されていることを特徴とする液晶表示装置。
  10. 液晶セルの他面には、1枚ものからなる偏光板が配置され、その1枚もの偏光板の吸収軸は、前記片面に配置された継ぎ目のある大型偏光板の吸収軸と直交している請求項9に記載の液晶表示装置。
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