JP2007187052A - 車両用消音器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンドプレートのバーリング部と、入出力パイプと、接続管を良好に溶接で同時に固定できる車両用消音器の提供。
【解決手段】 消音器本体1のエンドプレート5から外側へ筒状に形成されたバーリング部10を貫通して設けられたインレットパイプ7にフロントパイプ11を固定した車両用消音器において、フロントパイプ11の端部に、外側へ折り返した形状のカール部14を形成し、カール部14をインレットパイプ7の内側に挿入して配置した後、該カール部14の折り返した端部14aと、インレットパイプ7の端部7aと、バーリング部10の端部10aをこれらの全周に亘って溶接X3で同時に固定した。
【選択図】 図2

Description

本発明は車両用消音器に関し、特に、車両用消音器の入出力パイプと接続管の固定構造に関する。
従来、消音器本体のエンドプレートから外側へ筒状に形成されたバーリング部を貫通して設けられた入出力パイプに接続管を固定した車両用消音器の技術が公知になっている。
図7(a)に示すように、このような車両用消音器は、通常、接続管011を入出力パイプ07の内側に挿入して配置した後、エンドプレート05のバーリング部010の端部010aと、入出力パイプ07の端部07aと、接続管011の外周部011aをこれらの全周に亘って溶接X01で同時に固定している。(特許文献1〜4参照)。
特開平6−117242号公報 特開平7−310537号公報 特開平10−89059号公報 特開2002−89230号公報
しかしながら、近年、軽量化を主な目的として排気系部材は薄肉化が進められており、特に、入出力パイプ07や接続管011等の排気管の肉厚は1mm以下に形成されるため、図7(b)に示すように、溶接X01を行う際に接続管011の外周部が溶断する虞がある。
従って、上記溶接時に入熱のコントロールを行ったり、溶接後に溶断の有無を入念にチェックする工程が必要となり、この種の車両用消音器の効率的な生産性を阻害しているという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、エンドプレートのバーリング部と、入出力パイプと、接続管を良好に溶接で同時に固定できる車両用消音器を提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、消音器本体のエンドプレートから外側へ筒状に形成されたバーリング部を貫通して設けられた入出力パイプに接続管を固定した車両用消音器において、前記接続管の端部に、外側へ折り返した形状のカール部を形成し、前記カール部を入出力パイプの内側に挿入して配置した後、該カール部の折り返した端部と、入出力パイプの端部と、バーリング部の端部をこれらの全周に亘って溶接で同時に固定したことを特徴とする。
請求項1記載の発明にあっては、消音器本体のエンドプレートから外側へ筒状に形成されたバーリング部を貫通して設けられた入出力パイプに接続管を固定した車両用消音器において、前記接続管の端部に、外側へ折り返した形状のカール部を形成し、前記カール部を入出力パイプの内側に挿入して配置した後、該カール部の折り返した端部と、入出力パイプの端部と、バーリング部の端部をこれらの全周に亘って溶接で同時に固定したため、エンドプレートのバーリング部と、入出力パイプと、接続管を良好に溶接で同時に固定できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
なお、本実施例1では、入出力パイプをインレットパイプに、接続管をフロントパイプにそれぞれ適用した場合について説明する。
図1は本発明の実施例1の車両用消音器の側断面図、図2は本実施例1の要部拡大断面図、図3はフロントパイプ、インレットパイプ、バーリング部の固定を説明する図、図4は本実施例1の車両用消音器の排気系を説明する概略図である。
先ず、全体構成について説明する。
図1に示すように、本実施例1の車両用消音器が採用された消音器本体1は、シェル2と、インナープレート3,4と、エンドプレート5,6と、インレットパイプ7と、アウトレットパイプ8と、テールパイプ9が備えられている。
シェル2は、略円盤状のインナープレート3,4及びエンドプレート5,6の外周に巻回されてその巻回方向端部が消音器本体1の長手方向に図外の溶接で固定される他、その両側周縁部がエンドプレート5,6の全周に亘って溶接X1,X2で固定されている。
これにより、消音器本体1の内部には、インナープレート3,4によって仕切られた3つの室R1,R2,R3が形成されている。
インレットパイプ7は、インナープレート3,4を貫通して、その一方側端部が後述するエンドプレート5のバーリング部10を介してフロントパイプ11に連通した状態で設けられ、他方側端部が室R3に連通した状態で設けられている。
アウトレットパイプ8は、インナープレート3,4を貫通して、その一方側端部が室R1に連通した状態で設けられ、他方側端部がエンドプレート6から外側へ円筒状に突出したバーリング部12を介してテールパイプ9に連通した状態で設けられている。
また、インナープレート3,4には、隣接する室同士を連通状態とする排気ガス流通孔O1,O2が形成されている。
次に、エンドプレート5のバーリング部10、インレットパイプ7、フロントパイプ11の固定構造について説明する。
図2に示すように、エンドプレート5には、外側へ円筒状に突出するバーリング部10が形成されると共に、このバーリング部10を貫通した状態でインレットパイプ7が配置されている。
また、本実施例1では、インレットパイプ7の端部7aがバーリング部10の端部10aから所定の長さW1だけ外側へ突出した状態で配置されている。
また、フロントパイプ11の端部には、環状のカラー部材13を包み込むように外側に折り返されたカール部14が形成されると共に、このカール部14がインレットパイプ7の内側7bに挿入された状態で配置されている。
また、本実施例1では、カール部14の折り返された端部14aがインレットパイプ7の端部7aから所定の長さW2だけ外側へ突出した状態で配置されている。
そして、上記バーリング部10の端部10a、インレットパイプ7の端部7a、カール部14の端部14a、カラー部材13の一部外周がこれらの全周に亘って溶接X3で固定されている。
一方、図1に示すように、エンドプレート6は、エンドプレート5と同様に、バーリング部12にアウトレットパイプ8の他方側端部が貫通した状態で配置されると共に、このアウトレットパイプ8の内側にテールパイプ9の端部9aが挿入された状態でこれらの全周に亘って溶接X4で固定されている。
その他、前述した各構成部材の素材や厚みは適宜設定できるが、本実施例1の各構成部材は全てステンレス製であり、少なくともインレットパイプ7、フロントパイプ11の肉厚は1mm以下(例えば、0.6mmまたは0.8mm)で薄肉化したものが採用されている。
次に、作用を説明する。
このように構成された車両用消音器を製造する際には、先ず、消音器本体1を組み立てる一方、フロントパイプ11となるステンレス製円筒状の素材の端部をカール加工することにより外側に折り返されたカール部14を形成する。
次に、図3(a)に示すように、フロントパイプ11のカール部14の内側にカラー部材13を外嵌させた状態として、該カール部14をインレットパイプ7の内側に挿入することにより、図3(b)に示すように、カール部14の端部14aをインレットパイプ7の端部7aから所定の幅W2だけ外側へ突出した状態とする。
この際、上記幅W2によって容易にフロントパイプ11の挿入代を決定でき、該フロントパイプ11を適正な位置に配置できる。
また、カラー部材13は、その内径がフロントパイプ11の外径よりも僅かに小さく形成されており、これによって、直管部11aとカール部14の内側14bに密着した状態で設けられている
なお、カラー部材13を予めフロントパイプ11の外周部11aに外嵌させた状態としてカール加工を行ってカール部14を形成しても良い。
次に、バーリング部10の端部10a、インレットパイプ7の端部7a、カール部14の端部14a、カラー部材13の一部外周をこれらの全周に亘って溶接X3で固定する。
この際、溶接X3がカラー部材13の一部外周に掛かるものの、フロントパイプ11の直管部11aに掛かることがないため、該直管部11aが溶断する虞がなく、良好に溶接X3を行うことができる。
なお、溶接X3は、インレットパイプ7、バーリング部10、カール部14の各端部7a,10a,14a同士を固定すれば良く、さらに、前述したように、カラー部材13は直管部11aとカール部14の内側14bに密着した状態で設けられて位置ずれする虞がないため、必ずしもカラー部材13を固定する必要はない。
即ち、フロントパイプ11の端部が折り返されたカール部14によって、溶接部位である端部14a付近と直管部11aを離間させることができ、これによって、溶接X3が直管部11aに及ぼす悪影響を防止できる。
従って、従来の発明に比べて溶接X3の際に入熱のコントロールを行ったり、溶接X3の後に溶断の有無を入念に確認する工程を省略することができ、この種の車両用消音器の効率的な生産性を促進できる。
また、カラー部材13によって周辺部位の剛性を強化でき、インレットパイプ7やフロントパイプ11等の軽量化を図りつつ、耐久性を向上できる。
このように構成された車両用消音器では、図4に示すように、エンジン15のシリンダヘッドに接続されるエキゾーストマニホールド16と、触媒コンバータ17と、サブマフラ18と、メインマフラ19から構成される排気系のうち、メインマフラ19として採用され、図1に示すように、フロントパイプ11を介して消音器本体1に流入する排気ガス(破線矢印で図示)が、インレットパイプ7から室R3に流入して拡張作用を受けて消音される。
次に、室R3の排気ガスは、排気ガス流通孔O1,O2を介して室R2,R1の順番で流入する間に拡縮作用を受けて消音される。
最後に、室R1の排気ガスは、アウトレットパイプ8を介してテールパイプ9から外部へ排出される。
次に、効果を説明する。
以上説明したように、本実施例の車両用消音器にあっては、消音器本体1のエンドプレート5から外側へ筒状に形成されたバーリング部10を貫通して設けられたインレットパイプ7にフロントパイプ11を固定した車両用消音器において、フロントパイプ11の端部に、外側へ折り返した形状のカール部14を形成し、カール部14をインレットパイプ7の内側に挿入して配置した後、該カール部14の折り返した端部14aと、インレットパイプ7の端部7aと、バーリング部10の端部10aをこれらの全周に亘って溶接X3で同時に固定したため、エンドプレート5,6のバーリング部10と、インレットパイプ7と、フロントパイプ7を良好に溶接X3で同時に固定できる。
以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、車両用消音器の具体的な内部構造やそれに伴う排気ガスの流れについては適宜設定できる。
また、本実施例1では、入出力パイプをインレットパイプ7に、接続管をフロントパイプ11にそれぞれ適用したが、入出力パイプをアウトレットパイプ8に、接続管をテールパイプ9にそれぞれ適用しても良い。
同様に、車両用消音器はメインマフラ19に限らず、サブマフラ18等に採用しても良い。
また、図5に示すように、カラー部材13の端部にテーパ状の傾斜部13aを形成して溶接X3がフロントパイプ11の直管部11aに掛かるのをより確実に防止しても良い。
さらに、図6に示すように、カラー部材13を省略してしても良い。
本発明の実施例1の車両用消音器の側断面図である。 本実施例1の要部拡大断面図である。 フロントパイプ、インレットパイプ、バーリング部の固定を説明する図である。 本実施例1の車両用消音器の排気系を説明する概略図である。 その他の実施例の要部拡大断面図である。 その他の実施例の要部拡大断面図である。 従来の車両用消音器を説明する図であり、問題点を説明する図である。
符号の説明
O1、O2 排気ガス流通孔
R1、R2、R3 室
X1、X2、X3、X4 溶接
1 消音器本体
2 シェル
3、4 インナープレート
5、6 エンドプレート
7 インレットパイプ
7a、8a、9a、10a、14a 端部
7b 内側
8 アウトレットパイプ
9 テールパイプ
10、12 バーリング部
11 フロントパイプ
11a 直管部
13 カラー部材
14 カール部
14b 内側
15 エンジン
16 エキゾーストマニホールド
17 触媒コンバータ
18 サブマフラ
19 メインマフラ

Claims (1)

  1. 消音器本体のエンドプレートから外側へ筒状に形成されたバーリング部を貫通して設けられた入出力パイプに接続管を固定した車両用消音器において、
    前記接続管の端部に、外側へ折り返した形状のカール部を形成し、
    前記カール部を入出力パイプの内側に挿入して配置した後、該カール部の折り返した端部と、入出力パイプの端部と、バーリング部の端部をこれらの全周に亘って溶接で同時に固定したことを特徴とする車両用消音器。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Patent Citations (1)

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