JP2007186892A - ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数が少なく、反りや捻れに対する高い剛性が得られ、組立作業や廃棄時の異種材料毎の分離作業が容易であるドアを提供する。
【解決手段】ドア1Aは、木質板材よりなる前後2枚のパネル2F,2Bと、金属形材または樹脂形材よりなりかつ前後パネルを保持する左右1対の垂直なフレーム3L,3Rとを備え、左フレーム3Lは、前後パネル内面の左縁部間に介在される芯部31と、芯部に連なってその前後両側に設けられかつ前後パネルの左縁部がそれぞれ嵌め入れられる断面溝形の2つのパネル受け部32とを有し、右フレーム3Rは、前後パネル内面の右縁部間に介在される芯31部と、芯部に連なってその前後両側に設けられかつ前後パネルの右縁部がそれぞれ嵌め入れられる断面溝形の2つのパネル受け部32とを有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、開き戸、引き戸等のドアに関し、より詳細には、前後両面がパネルによって構成されているフラッシュ構造のドアに関する。
例えば、住宅用のドアとして、縦横に框組みされた木製芯材の前後両面に、木質板材よりなるパネルを接合し、さらに必要に応じて左右両縁部に木製の木口材を接合してなるフラッシュドアが広く知られている。
上述したフラッシュドアは、比較的軽量であって低コストで製造することが可能であるが、芯材が木製であるため、反りや捻れに対する剛性が不十分であった。
そこで、反りや捻れに対する剛性を高めるため、左右両縁の木製芯材に金属製補強材を組み合わせてなるフラッシュドアが提案されている。
金属製補強材は、例えば、断面溝形に形成されて木製芯材の内側に嵌め被せられており、また、該金属製補強材に横方向の芯材や桟材等が接合されている(下記特許文献1、2参照)。
しかしながら、このフラッシュドアの場合、木製芯材と金属製補強材とを組み合わせるため、その分だけ部品点数が増えてコストアップにつながる上、組立に手間が掛かり、また、廃棄時にも両者の分離が困難であるという問題があった。
また、従来のフラッシュドアの場合、芯材の前後各面に1枚物のパネルを貼り付けたものであったため、ドアの表面形態が一様となり、デザイン性に欠けるきらいがあった。
特開平5−1492号公報 特開平9−203278号公報
本発明の目的は、部品点数が少なく、反りや捻れに対する高い剛性が得られ、組立作業や廃棄時の異種材料毎の分離作業が容易であるドアを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、表面形態の多様化が可能であって、デザイン性に優れたドアを提供することにある。
本発明によるドアは、木質板材よりなる前後2枚のパネルと、金属形材または樹脂形材よりなりかつ前後パネルを保持する左右1対の垂直なフレームとを備えてなり、左フレームは、前後パネル内面の左縁部間に介在される芯部と、芯部に連なってその前後両側に設けられかつ前後パネルの左縁部がそれぞれ嵌め入れられる断面溝形の2つのパネル受け部とを有し、右フレームは、前後パネル内面の右縁部間に介在される芯部と、芯部に連なってその前後両側に設けられかつ前後パネルの右縁部がそれぞれ嵌め入れられる断面溝形の2つのパネル受け部とを有しているものである。
本発明のドアによれば、前後パネルを保持する左右1対のフレームが金属形材または樹脂形材よりなるので、左右両縁の木製芯材に金属製補強材を組み合わせるとともに横方向の芯材や桟材を使用する従来のフラッシュドアと比べて部品点数が少ないにもかかわらず、反りや捻れに対する高い剛性が得られる上、廃棄に際しても従来のフラッシュドアのように木製芯材と金属製補強材とを分離するといった面倒な作業が不要であるので分離作業を容易に効率良く行いうる。
本発明によるドアの好ましい形態として、前後いずれか一方のパネルの左縁部が左フレームのパネル受け部に嵌め入れられるとともに同パネルの内面に左フレームの芯部が取り付けられてなる第1ドアユニットと、前後いずれか他方のパネルの右縁部が右フレームのパネル受け部に嵌め入れられるとともに同パネルの内面に右フレームの芯部が取り付けられてなる第2ドアユニットとが、左右方向にスライド嵌合させられて組み立てられている場合がある。
上記のように、2つのドアユニットを個別に組み立てた後、両ドアユニットをスライド嵌合させて全体を組み立てるように構成すれば、組立作業および廃棄時の分離作業をきわめて簡単に行うことができる。
本発明によるドアの上記形態において、第1ドアユニットを構成する前記一方のパネルの内面に、両ドアユニットを嵌合させた際に右フレームの芯部と隣接するように左サブフレームが取り付けられ、第2ドアユニットを構成する前記他方のパネルの内面に、両ドアユニットを嵌合させた際に左フレームの芯部と隣接するように右サブフレームが取り付けられている場合がある。
上記のように、両ドアユニットにサブフレームが付加されることによって、反りや捻れに対する剛性が更に高められる。
サブフレームの材料は、フレームとのネジ接合が可能なものであれば特に限定されないが、通常、木材が用いられる。
上記の場合において、左右それぞれのフレームとサブフレームとが、フレームの外側からネジによって接合されているのが好ましい。
上記のように、両ドアユニットにサブフレームを付加して、フレームとサブフレームとをフレームの外側からネジによって接合するように構成すれば、それによって両ドアユニットが一体化されるため、組立作業および分離作業が容易となる。
本発明によるドアの他の好ましい形態として、左フレームが、前後いずれか一方のパネルの内面に取り付けられる芯部第1部分および前後2つのパネル受け部を構成する第1部材と、前後いずれか他方のパネルの内面に取り付けられかつ第1部材の芯部第1部分に左右方向にスライド嵌合させられる芯部第2部分を構成する第2部材とよりなり、右フレームが、前記他方のパネルの内面に取り付けられる芯部第1部分および前後2つのパネル受け部を構成する第1部材と、前記一方のパネルの内面に取り付けられかつ第1部材の芯部第1部分に左右方向にスライド嵌合させられる芯部第2部分を構成する第2部材とよりなり、前記一方のパネルの左縁部が左フレーム第1部材のパネル受け部に嵌め入れられるとともに同パネルの内面に左フレーム第1部材の芯部第1部分および右フレーム第2部材が取り付けられてなる第1ドアユニットと、前記他方のパネルの右縁部が右フレーム第1部材のパネル受け部に嵌め入れられるとともに同パネルの内面に右フレーム第1部材の芯部第1部分および左フレーム第2部材が取り付けられてなる第2ドアユニットとが、左右方向にスライド嵌合させられて組み立てられている場合がある。
上記のように、左右各フレームを第1部材および第2部材で構成して、これらと前後パネルとを2つのドアユニットに分けて組み立てた後、両ドアユニットをスライド嵌合させて全体を組み立てるように構成すれば、組立作業および廃棄時の分離作業を簡単に行うことができる。また、上記の場合、ドアユニットどうしの嵌合箇所が多くなるため、その分だけ高い組立精度が得られ、また、強度も向上する。
本発明によるドアの上記第2の形態において、左右各フレームの第1部材と第2部材とが、第1部材の外側からネジによって接合されている場合がある。
上記のように、左右各フレームの第1部材と第2部材とを第1部材の外側からネジによって接合すれば、それによって両ドアユニットを一体化することができるため、組立作業および分離作業が容易となる。また、上記の場合、サブフレームが不要となるため、その分だけドアの軽量化を図ることができ、また、組立および分解がし易くなっている。
本発明によるドアの上記第1および第2の形態において、両ドアユニットを嵌合させた際に前後パネル間に形成される上端開口部および下端開口部に、スペーサが嵌め込まれて固定されている場合がある。
上記の場合、ドアの上端開口部および下端開口部に嵌め込まれて固定されたスペーサが、両ドアユニットが互いに離れる方向に移動するのを阻止して両者の嵌合状態を保持するため、それによってドアの組立強度が高められる。また、上記の場合、ドアユニットの組立作業および分離作業を簡単に行うことができる。
本発明によるドアにおいて、左右各フレームが、その外側面に木口部を有している場合がある。
上記の場合、金属形材または樹脂形材よりなるフレームの一部によって木口部が構成されるので、その分だけ部品点数を少なくすることができ、また、木口部を任意の形態とすることができるので、デザインの多様化が図れる。
また、本発明によるドアにおいて、左右各フレームが、その外側面に木口取付部を有しているとともに、該木口取付部に、木口材が取り付けられている場合もある。
上記の場合、木口材として、フレームを形成している金属形材または樹脂形材とは別の木材等の材料を使用することができるという利点がある。
また、上記の場合、パネルと木口材との間に左右各フレームのパネル受け部の一部が外観に現れ、該部分が縦モールとして機能するため、それによってドアのデザイン性が高められる。
本発明によるドアにおいて、前後各パネルが、上下方向に並べられた複数枚のパネル部材よりなる場合がある。
上記のように前後各パネルを複数枚のパネル部材で構成するようにすれば、例えばパネル部材として表面の色柄や上下幅が異なるものを適宜組み合わせることにより、パネルの表面形態に関して容易にデザインの多様化を図ることができる。
上記の場合において、上下に隣り合うパネル部材の縁部どうしが、本実または相じゃくりによって接合されているのが好ましい。
上記のように隣接パネル部材どうしを本実または相じゃくりによって接合すれば、それによってパネル全体の剛性を高めることができる。
本発明によるドアにおいて、前後パネルにおける所要高さ位置のパネル部材に孔または切欠きよりなる開口部が形成されるとともに、該開口部に透光板が嵌め込まれることによって、明かり窓が形成されている場合がある。
上記の場合、一部のパネル部材に開口部を形成すれば、残りのパネル部材については通常のものをそのまま使用することができるので、明かり窓付きドアを簡単にかつ低コストで製造し得る。また、上記の場合、開口部を有するパネル部材の配置を適宜変更するだけで、明かり窓の配置を自由に設定することができる。さらに、上記の場合、将来、明かり窓が不要になったときには、開口部を有するパネル部材を開口部なしのパネル部材に交換するだけで済むので、対応が容易であり、経済的である。
また、本発明によるドアにおいて、前後パネルにおける最下位のパネル部材に切欠きまたは孔よりなる開口部が形成されるとともに、該開口部の縁に扉が取り付けられることによって、ペット用出入口が形成されている場合もある。
上記の場合、最下位のパネル部材に開口部を形成すれば、残りのパネル部材については通常のものをそのまま使用することができるので、ペット用出入口付きドアを簡単にかつ低コストで製造し得る。また、上記の場合、将来、ペット用出入口が不要になったときには、開口部を有するパネル部材を開口部なしのパネル部材に交換するだけで済むので、対応が容易であり、経済的である。
なお、上記2つの場合において、明かり窓とペット用出入口を同じ大きさに設定しておけば、使用するパネル部材を共通化できるため、コスト的に有利である。
本発明によるドアにおいて、左右いずれか一方のフレームにおける長さ中間部の内側に該フレームと同一の金属形材または樹脂形材よりなる垂直な引き手形成用フレームが取り付けられるとともに、引き手形成用フレームのパネル受け部に嵌め入れられるように前後パネルの対応する縁部が矩形状に切り欠かれることによって、前後パネルの表面に、前記一方のフレームおよび引き手形成用フレームの露出部分よりなる凹状の引き手部が形成されている場合がある。
上記の場合、フレームと同一の金属形材または樹脂形材を引き手形成用フレームとして利用することにより、引き手部を備えたドアを簡単にかつ低コストで製造し得る。
次に、図1〜11を参照して本発明の実施形態を説明する。
なお、以下の説明において、図2、4〜9、11それぞれの下を「前」といい、同各図の上を「後」といい、同各図の左右を「左右」というものとする。
[第1実施形態]
本発明によるドアの第1実施形態が図1〜3に示されている。
図1〜3のドア(1A)は、木質板材よりなる前後2枚のパネル(2F)(2B)と、金属形材または樹脂形材よりなる左右1対の垂直なフレーム(3L)(3R)とを備えている。
前後各パネル(2F)(2B)は、上下方向に並べられた複数枚のパネル部材(21)よりなる。
図示は省略したが、上下に隣り合うパネル部材(21)の縁部どうしは、本実または相じゃくりによって接合されている。もっとも、隣り合うパネル部材(21)の縁部どうしは、突き付けとすることも可能である。
左フレーム(3L)は、前後パネル(2F)(2B)内面の左縁部間に介在される芯部(31)と、芯部(31)に連なってその前後両側に設けられかつ前後パネル(2F)(2B)の左縁部がそれぞれ嵌め入れられる断面溝形の2つのパネル受け部(32)とを有している。
右フレーム(3R)は、前後パネル(2F)(2B)内面の右縁部間に介在される芯部(31)と、芯部(31)に連なってその前後両側に設けられかつ前後パネル(2F)(2B)の右縁部がそれぞれ嵌め入れられる断面溝形の2つのパネル受け部(32)とを有している。
さらに、左右各フレーム(3L)(3R)は、その外側面に木口部(33)を有している。
上記ドア(1A)は、第1ドアユニット(11)および第2ドアユニット(12)から組み立てられている。
第1ドアユニット(11)は、後パネル(2B)の左縁部が左フレーム(3L)の後側のパネル受け部(32)に嵌め入れられ、後パネル(2B)の内面に左フレーム(3L)の芯部(31)が取り付けられ、さらに、後パネル(2B)の内面に、両ドアユニット(11)(12)を嵌合させた際に右フレーム(3R)の芯部(31)と隣接するように右サブフレーム(4R)が取り付けられてなる(図3(a)参照)。
第2ドアユニット(12)は、前パネル(2F)の右縁部が右フレーム(3R)の前側のパネル受け部(32)に嵌め入れられ、前パネル(2F)の内面に右フレーム(3R)の芯部(31)が取り付けられ、さらに、前パネル(2F)の内面に、両ドアユニット(11)(12)を嵌合させた際に左フレーム(3L)の芯部(31)と隣接するように左サブフレーム(4L)が取り付けられてなる(図3(a)参照)。
これらのドアユニット(11)(12)は、左右方向にスライド嵌合させられた状態、即ち、第1ドアユニット(11)の後パネル(2B)の右縁部が第2ドアユニット(12)の右フレーム(3R)の後側のパネル受け部(32)に嵌め入れられるとともに、第2ドアユニット(12)の前パネル(2F)の左縁部が第1ドアユニット(11)の左フレーム(3L)の前側のパネル受け部(32)に嵌め入れられた状態(図3(b)参照)で、固定手段により結合一体化されている。
上記の固定手段としては、左右それぞれのフレーム(3L)(3R)とサブフレーム(4L)(4R)とをフレーム(3L)(3R)の外側から接合する複数本のネジ(51)(図1参照)と、両ドアユニット(11)(12)を嵌合させた際に前後パネル(2F)(2B)間に形成される上端開口部および下端開口部に嵌め込まれて固定されるスペーサ(6)(図3(c)および(d)参照)とが用いられている。なお、固定手段は、ネジ(51)とスペーサ(6)のうちいずれか一方のみを使用するようにしてもよい。
上記ドア(1A)の構成部品を更に詳しく説明する。
まず、パネル部材(21)は、例えば、基材(211)と、基材(211)の表面に形成された化粧層(212)とで構成されている。基材(211)の材料としては、合板、無垢板、集成材、パーティクルボード、繊維板等が挙げられる。化粧層(212)の材料としては、突板の表面に着色・塗装仕上げを施したもの、樹脂シート、紙、人工突板の表面に印刷を施したもの、基材(211)の表面に直接施された印刷層や塗装層等が挙げられる。
パネル部材(21)の寸法は、特に限定されないが、例えば、厚さが6〜15mm程度となされ、左右長さがドア間口と同等の500〜1000mm程度となされ、また、上下幅が、パネル(2F)(2B)を7枚で構成する場合で300mm程度、4枚で構成する場合で500mm程度となされる。なお、上下幅は必ずしも全てのパネル部材(21)について同一であることを要さず、上下幅の異なる数種類のパネル部材(21)を適宜組み合わせて前後パネル(2F)(2B)を構成するようにしてもよい。同様に、パネル部材(21)の表面の色や柄についても、全て統一する他、数種類のものを組み合わせてもよく、それによってドア(1A)の表面形態のデザインの多様化を容易に図ることができる。
この実施形態では、各フレーム(3L)(3R)の芯部(31)は、断面方形の中空状のものとなされている。また、芯部(31)には、その内部を左右方向に3分割するように2つの仕切壁(311)が備えられている。両仕切壁(311)の前後幅中央部には、互いに開口部が向かい合うように形成された断面C形のタッピンネジ用下孔部(312)が設けられている。
前側のパネル受け部(32)は、芯部(31)の外側壁から延長状に伸びる前方突出壁(321)と、前方突出壁(321)の先端から内方に折れ曲がった曲折縁(322)と、芯部(31)の前側壁のうち曲折縁(322)に対向する外縁部分とで構成されている。同様に、後側のパネル受け部(32)は、芯部(31)の外側壁から延長状に伸びる後方突出壁(321)と、後方突出壁(321)の先端から内方に折れ曲がった曲折縁(322)と、芯部(31)の後側壁のうち曲折縁(322)に対向する外縁部分とで構成されている。
木口部(33)は、芯部(31)およびパネル受け部(32)の外側に形成された断面略方形の中空状のものであって、その外側面には、複数本の縦リブ(331)が設けられている。
フレーム(3L)(3R)における所要の複数の高さ位置には、ネジ(51)を挿通させるための孔(図示略)が左右方向貫通状にあけられている。
フレーム(3L)(3R)の材料は、パネル(2F)(2B)を保持して必要な剛性が得られる金属または樹脂の形材であれば特に限定されないが、ドアの総重量を抑えられる点ではアルミニウムを使用するのが好ましい。
フレーム(3L)(3R)の寸法は、パネル(2F)(2B)の寸法やフレーム(3L)(3R)の材料強度等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、芯部(31)は、左右幅が40〜50mm程度、前後パネル(2F)(2B)の間隙に影響する前後厚みが10〜20mmとなされ、また、木口部(33)は、ドア(1A)の厚みと同等の30〜40mm程度となされる。
左右各サブフレーム(4L)(4R)は、第1ドアユニット(11)および第2ドアユニット(12)をネジ(51)で接合する際の被接合部として機能するとともに、左右フレーム(3L)(3R)を補完する芯材として機能するものであり、これらの機能を果たすことができるものであればどのような材料で形成されていてもよいが、好適には木質材料が用いられる。具体的には、例えば、合板、集成材、無垢材、パーティクルボード、繊維板等を所定寸法に切断したものが、サブフレーム(4L)(4R)として用いられる。
サブフレーム(4L)(4R)の寸法も、特に限定はされないが、例えば、左右幅が50〜100mm程度となされ、前後厚みがフレーム(3L)(3R)の芯部(31)の厚みと同等の10〜20mm程度となされる。
パネル(2F)(2B)へのフレーム(3L)(3R)およびサブフレーム(4L)(4R)の固定は、組立および分解の容易性に鑑みて、木ネジ等のネジ(52)(53)によって行うのが好ましい。
フレーム(3L)(3R)をネジ(52)によってパネル(2F)(2B)に固定する場合、ネジ(52)の頭部がパネル受け部(32)へのパネル(2F)(2B)縁部の嵌入の妨げとならないように構成する必要があり、例えば、この実施形態では、フレーム(3L)(3R)の芯部(31)の前後側壁のうちパネルと反対側の側壁に、ネジ(52)の頭部を通過させ得る孔(313)があけられ、パネル(2F)(2B)に接する側の側壁にネジ(52)の軸部を挿通させ得る孔(314)があけられている。
サブフレーム(4L)(4R)をパネル(2F)(2B)に固定する場合にも上記フレーム(3L)(3R)の場合と同様の配慮が必要であるが、通常、サブフレーム(4L)(4R)はパネル(2F)(2B)と同じく木質材料によって構成されるため、例えば、頭部が平らな皿木ネジ(53)等を使用すれば、サブフレーム(4L)(4R)に特別な加工を施さなくても、パネル(2F)(2B)とフレーム(3L)(3R)のパネル受け部(32)との嵌合に支障を来すことなく、両者を接合することができる。
スペーサ(6)は、前後パネル(2F)(2B)と左右サブフレーム(4L)(4R)とによってドア(1A)の上下端部に形成される開口部に嵌め込まれ、それによって両ドアユニット(11)(12)が互いに離れる方向に移動するのを阻止して両者の嵌合状態を保持するものである。よって、スペーサ(6)の形状や材料等は、上記の機能を果たせるものであれば特に限定されないが、通常、左右方向に長い中実棒状または中空棒状となされ、サブフレーム(4L)(4R)と同様の木質材料によって形成される。
スペーサ(6)の固定手段も特に限定はされないが、例えば、スペーサ(6)の左右各端部とこれに隣接するサブフレーム(4L)(4R)の端面とにまたがるように、両端部にネジ挿通孔を有する方形板状の連結金具(7)が、木ネジ等のネジ(54)で取り付けられることによって固定される。
上記ドア(1A)の組立手順の一例を図3を参照して説明する。
まず、図3(a)に示すように、後パネル(2B)の左縁部を左フレーム(3L)の後側のパネル受け部(32)に嵌め入れて、後パネル(2B)の内面の左縁部に左フレーム(3L)の芯部(31)をネジ(52)で取り付けるとともに、後パネル(2B)の内面の右縁寄り部分に右サブフレーム(4R)をネジ(53)で取り付けて、第1ドアユニット(11)を形成する。同様に、前パネル(2F)の右縁部を右フレーム(3R)の前側のパネル受け部(32)に嵌め入れて、前パネル(2F)の内面の右縁部に右フレーム(3R)の芯部(31)をネジ(52)で取り付けるとともに、前パネル(2F)の内面の左縁寄り部分に左サブフレーム(4L)をネジ(53)で取り付けて、第2ドアユニット(12)を形成する。
次に、図3(b)に示すように、両ドアユニット(11)(12)を前後に重なるように左右方向にスライドさせて、第1ドアユニット(11)の後パネル(2B)の右縁部を第2ドアユニット(12)の右フレーム(3R)の後側のパネル受け部(32)に嵌め入れるとともに、第2ドアユニット(12)の前パネル(2F)の左縁部を第1ドアユニット(11)の左フレーム(3L)の前側のパネル受け部(32)に嵌め入れる。
以上のようにして両ドアユニット(11)(12)を図3(c)に示すように嵌合させた状態で、左右それぞれのフレーム(3L)(3R)とサブフレーム(4L)(4R)とをフレーム(3L)(3R)の外側からネジ(51)で接合する(図1参照)。
最後に、図3(d)に示すように、両ドアユニット(11)(12)を嵌合させた際に前後パネル(2F)(2B)間に形成される上端開口部および下端開口部にスペーサ(6)を嵌め込み、各スペーサ(6)を、連結金具(7)を介して、ネジ(54)によりサブフレーム(4L)(4R)の端面に固定する。
以上のような簡単な作業によって、図1および図2に示すドア(1A)が組み立てられる。また、このドア(1A)を使用後に廃棄処分する際には、上記と逆の手順によって構成部品の分離作業を簡単に行うことができる。
上記のドア(1A)は、例えば、開き戸に適用することができ、その場合、ドア(1A)の所要箇所に、取っ手、ロック装置、ヒンジ等が取り付けられて使用される。
また、上記のドア(1A)は、引き戸に適用することもでき、その場合、ドア(1A)の所要箇所に、引き手、戸車、吊り車等が取り付けられて使用される。ここで、戸車や吊り車等をドア(1A)の下端部や上端部に取り付ける場合、左右フレーム(3L)(3R)の芯部(31)に形成された下孔部(312)を利用して、タッピンネジで取り付けることができるので、組立が容易である。
[第2実施形態]
図4には、本発明の第2実施形態が示されている。この実施形態のドア(1B)は、以下の点を除いて、図1〜3に示す第1実施形態のドア(1A)と実質的に同一である。
即ち、図4のドア(1B)は、左右各フレーム(3L)(3R)が、その外側面に木口取付部(34)を有しているとともに、該木口取付部(34)に、木口材(8)が取り付けられているものである。
木口取付部(34)は、芯部(31)の外側面およびこれに連なる前後両側のパネル受け部(32)の外側面と、前側のパネル受け部(32)外側面の前縁および後側のパネル受け部(32)外側面の後縁からそれぞれ左右方向外方に向かって伸びかつ先端が互いに向かい合うように前後方向内方に折れ曲がった1対の外方突出壁(341)とで構成されている。もっとも、木口取付部(34)の構造は、上記に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
木口材(8)は、通常、木質材料によって形成されるが、それ以外の材料によって形成されていてもよい。木口材を形成する木質材料としては、無垢材の他、無垢材、繊維板または合板の表面に突板シートや樹脂シートを貼り付けてなるもの等が挙げられる。
図4の木口材(8)は、外側の前後両角部が斜めに面取りされた略角棒状のものであって、その前後両側面に、木口取付部(34)の外方突出壁(341)の先端が嵌まり込む垂直溝(81)が形成されている。以上の構成により、木口材(8)は、木口取付部(34)に上下方向からスライド嵌合させられるようになっている。
木口材(8)の木口取付部(34)への固定手段は特に限定されないが、この実施形態では、フレーム(3L)(3R)とサブフレーム(4L)(4R)とを接合するネジ(51)を、木口材(8)の外側からフレーム(3L)(3R)およびサブフレーム(4L)(4R)にねじ込むようになっていて、該ネジ(51)が木口材(8)の固定手段を兼ねている。
また、図4のフレームにおいて、芯部(31)には、その内部を左右に区画するやや厚肉の仕切壁(311)が1つ形成され、該仕切壁(311)に垂直貫通状のタッピンネジ用下孔(311a)があけられている。
[第3実施形態]
図5および6には、本発明の第3実施形態が示されている。この実施形態のドア(1C)は、以下の点を除いて、図1〜3に示す第1実施形態のドア(1A)と実質的に同一である。
即ち、図5および6のドア(1C)では、左フレーム(3L)が、後パネル(2B)内面に取り付けられる芯部第1部分(31X)、前後2つのパネル受け部(32)および木口部(33)を構成する第1部材(301L)と、前パネル(2F)内面に取り付けられかつ第1部材(301)の芯部第1部分(31X)に左右方向にスライド嵌合させられる芯部第2部分(31Y)を構成する第2部材(302L)とよりなる。
同様に、右フレーム(3R)は、前パネル(2F)内面に取り付けられる芯部第1部分(31X)、前後2つのパネル受け部(32)および木口部(33)を構成する第1部材(301R)と、後パネル(2B)内面に取り付けられかつ第1部材(301)の芯部第1部分(31X)に左右方向にスライド嵌合させられる芯部第2部分(31Y)を構成する第2部材(302R)とよりなる。
第1ドアユニット(11)は、後パネル(2B)の左縁部が左フレーム第1部材(301L)の後側のパネル受け部(32)に嵌め入れられるとともに、後パネル(2B)内面に左フレーム第1部材(301L)の芯部第1部分(31X)および右フレーム第2部材(302R)が取り付けられてなる(図6(a)参照)。
また、第2ドアユニット(12)は、前パネル(2F)の右縁部が右フレーム第1部材(301R)の前側のパネル受け部(32)に嵌め入れられるとともに、前パネル(2F)内面に右フレーム第1部材(301R)の芯部第1部分(31X)および左フレーム第2部材(302L)が取り付けられてなる(図6(a)参照)。
これらのドアユニット(11)(12)は、左右方向にスライド嵌合させられた状態、即ち、第1ドアユニット(11)の後パネル(2B)の右縁部が第2ドアユニット(12)の右フレーム第1部材(301R)の後側のパネル受け部(32)に嵌め入れられ、第2ドアユニット(12)の前パネル(2F)の左縁部が第1ドアユニット(11)の左フレーム第1部材(301L)の前側のパネル受け部(32)に嵌め入れられ、かつ左右各フレーム(3L)(3R)の第1部材(301L)(301R)の芯部第1部分(31X)と第2部材(302L)(302R)とが嵌め合わせられた状態(図6(b)参照)で、固定手段により結合一体化されている。
固定手段としては、左右各フレーム(3L)(3R)の第1部材(301L)(301R)と第2部材(302L)(302R)とを第1部材(301L)(301R)の外側から接合する複数本のネジ(図示略)が用いられている(図1参照)。また、詳しい図示は省略したが、第1実施形態と同様に、両ドアユニット(11)(12)を嵌合させた際に前後パネル(2F)(2B)間に形成される上端開口部および下端開口部に嵌め込まれて固定されるスペーサをネジと共に使用してもよく、あるいは、スペーサのみを固定手段として使用してもよい。
左フレーム第1部材(301L)の芯部第1部分(31X)は、左右方向にのびかつ後パネル(2B)前面に木ネジ等のネジ(52)で固定される後壁(315a)と、後壁(315a)の左縁から前方にのびる左側壁(315b)と、左側壁(315b)の前縁から右方に短くのびる前壁(315c)と、後壁(315a)の右縁に連なって形成されかつ左方に開口した略C形の断面を有する嵌合凸部(315d)とを備えている。この嵌合凸部(315d)は、タッピンネジ用下孔部を兼ねている。また、前壁(315c)、左側壁(315b)、および後壁(315a)における前壁(315c)と対向する部分によって、断面コ字形の嵌合凹部(315e)が形成されている。左フレーム第1部材(301L)の前後2つのパネル受け部(32)および木口部(33)は、図1〜3に示したドア(1A)におけるものとほぼ同一である。
左フレーム第2部材(302L)は、左右方向にのびかつ前パネル(2F)後面に木ネジ等のネジ(52)で固定される前壁(316a)と、前壁(316a)の右縁から後方にのびる右側壁(316b)と、右側壁(316b)の後縁から左方に短くのびる後壁(316c)と、前壁(316a)の左縁に連なって形成されかつ右方に開口した略C形の断面を有する嵌合凸部(316d)とを備えている。嵌合凸部(316d)は、タッピンネジ用下孔部を兼ねている。また、後壁(316c)、左側壁(316b)、および前壁(316a)における後壁(316c)と対向する部分によって、断面コ字形の嵌合凹部(316e)が形成されている。
そして、2つのドアユニット(11)(12)を互いに重なるように左右方向にスライドさせることによって、第1部材(301L)の嵌合凸部(315d)が第2部材(302L)の嵌合凹部(316e)に、第2部材(302L)の嵌合凸部(316d)が第1部材(301L)の嵌合凹部(315e)に、それぞれ嵌め入れられるようになっている。
右フレーム第1部材(301R)の芯部第1部分(31X)は、左右方向にのびかつ前パネル(2F)後面に木ネジ等のネジ(52)で固定される前壁(315a)と、前壁(315a)の右縁から後方にのびる右側壁(315b)と、右側壁(315b)の後縁から左方に短くのびる後壁(315c)と、前壁(315a)の左縁に連なって形成されかつ右方に開口した略C形の断面を有する嵌合凸部(315d)とを備えている。この嵌合凸部(315d)は、タッピンネジ用下孔部を兼ねている。また、後壁(315c)、右側壁(315b)、および前壁(315a)における後壁(315c)と対向する部分によって、断面コ字形の嵌合凹部(315e)が形成されている。右フレーム第1部材(301R)の前後2つのパネル受け部(32)および木口部(33)は、図1〜3に示したドア(1A)におけるものとほぼ同一である。
右フレーム第2部材(302R)は、左右方向にのびかつ後パネル(2B)前面に木ネジ等のネジ(52)で固定される後壁(316a)と、後壁(316a)の左縁から前方にのびる左側壁(316b)と、左側壁(316b)の前縁から右方に短くのびる前壁(316c)と、後壁(316a)の右縁に連なって形成されかつ左方に開口した略C形の断面を有する嵌合凸部(316d)とを備えている。嵌合凸部(316d)は、タッピンネジ用下孔部を兼ねている。また、前壁(316c)、左側壁(316b)、および後壁(316a)における前壁(316c)と対向する部分によって、断面コ字形の嵌合凹部(316e)が形成されている。
そして、2つのドアユニット(11)(12)を前後に重なるように左右方向にスライドさせることによって、第1部材(301R)の嵌合凸部(315d)が第2部材(302R)の嵌合凹部(316e)に、第2部材(302R)の嵌合凸部(316d)が第1部材(301R)の嵌合凹部(315e)に、それぞれ嵌め入れられるようになっている。
上記ドア(1C)の組立手順の一例を図6を参照して説明する。
まず、図6(a)に示すように、後パネル(2B)の左縁部を左フレーム第1部材(301L)の後側のパネル受け部(32)に嵌め入れて、後パネル(2B)内面の左縁部に左フレーム第1部材(301L)の芯部第1部分(31X)をネジ(52)で取り付けるとともに、後パネル(2B)内面の右縁部に右フレーム第2部材(302R)をネジ(52)で取り付けて、第1ドアユニット(11)を形成する。同様に、前パネル(2F)の右縁部を右フレーム第1部材(301R)の前側のパネル受け部(32)に嵌め入れて、前パネル(2F)内面の右縁部に右フレーム第1部材(301R)の芯部第1部分(31X)をネジ(52)で取り付けるとともに、前パネル(2F)内面の左縁部に左フレーム第2部材(302L)をネジ(52)で取り付けて、第2ドアユニット(12)を形成する。
次に、図6(b)に示すように、両ドアユニット(11)(12)を前後に重なるように左右方向にスライドさせて、第1ドアユニット(11)の後パネル(2B)の右縁部を第2ドアユニット(12)の右フレーム第1部材(301R)の後側のパネル受け部(32)に嵌め入れ、第2ドアユニット(12)の前パネル(2F)の左縁部を第1ドアユニット(11)の左フレーム第1部材(301L)の前側のパネル受け部(32)に嵌め入れるとともに、左右各フレーム(3L)(3R)における第1部材(301L)(301R)および第2部材(302L)(302R)の各嵌合凸部(315d)(316d)を他方の部材の嵌合凹部(316e)(315e)に嵌め入れる。
以上のようにして両ドアユニット(11)(12)を図6(c)に示すように嵌合させた状態で、左右それぞれのフレーム(3L)(3R)の第1部材(301L)(301R)と第2部材(302L)(302R)とを第1部材(301L)(301R)の外側からネジ(図示略)で接合する(図1参照)。
最後に、両ドアユニット(11)(12)を嵌合させた際に前後パネル(2F)(2B)間に形成される上端開口部および下端開口部にスペーサを嵌め込み、各スペーサを、連結金具を介して、例えばタッピンネジにより両フレーム(3L)(3R)の第2部材(302L)(302R)の端面に固定する(図1、図3(d)参照)。
以上のような簡単な作業によって、図5に示すドア(1C)が組み立てられる。また、このドア(1C)を使用後に廃棄処分する際には、上記と逆の手順によって構成部品の分離作業を簡単に行うことができる。
特に、この実施形態のドア(1C)の場合、サブフレームを使用していないため、組立および分解がし易く、また、ドアの総重量が抑えられるという利点もある。
[第4実施形態]
図7には、本発明の第4実施形態が示されている。この実施形態のドア(1D)は、以下の点を除いて、図5、6に示す第3実施形態のドア(1C)と実質的に同一である。
即ち、図7のドア(1D)では、左右各フレーム(3L)(3R)における第1部材(301L)(301R)の木口部(33)が、幅中央部に上下方向にのびる内部拡大溝(332)を有している。左右各フレーム(3L)(3R)の第1部材(301L)(301R)と第2部材(302L)(302R)とを接合しているネジ(55)は、これらの頭部(551)が内部拡大溝(332)の底面に位置させられている。そして、内部拡大溝(332)に、垂直薄板状の化粧部材(9)が上下方向から嵌め込まれて固定されている。この化粧部材(9)により、ネジ(55)の頭部(551)が隠れて外から見えないようになっているので、外観上の体裁が良い。化粧部材(9)の材料は特に限定されないが、通常、合成樹脂が用いられる。また、化粧部材(9)の固定手段としては、接着剤や両面粘着テープ等が用いられる。
なお、この実施形態では、左右各フレーム(3L)(3R)が第1部材(301L)(301R)と第2部材(302L)(302R)とに分割されている態様のものが示されているが、図1〜3に示す第1実施形態のドア(1A)の左右各フレーム(3L)(3R)の外側面に、上記と同様の内部拡大溝を形成してこれに化粧部材を嵌め込むように構成することも可能である。
[第5実施形態]
図8には、本発明の第5実施形態が示されている。この実施形態のドア(1E)は、以下の点を除いて、図5、6に示す第3実施形態のドア(1C)と実質的に同一である。
即ち、図8のドア(1E)では、左右各フレーム(3L)(3R)の第1部材(301L)(301R)が、その外側面に木口取付部(34)を有しており、該木口取付部(34)に木口材(8)が取り付けられている。
この実施形態では、木口取付部(34)は、垂直な平坦面となされている。また、木口材(8)は、内側幅狭部(82)と外側幅広部(83)とを有する断面略凸字形のものであって、通常、木質材料によって形成されている。そして、木口材(8)は、左右各フレーム(3L)(3R)の第1部材(301L)(301R)と第2部材(302L)(302R)とを接合するためのネジ(51)によって木口取付部(34)に取り付けられている。なお、図示は省略したが、ネジ(51)の頭部(511)は、シールまたはキャップによって隠されている。
なお、図1〜3に示す第1実施形態のドア(1A)の左右各フレーム(3L)(3R)の外側面に、上記と同様の木口取付部を形成して、これに木口材を取り付けるように構成することも可能である。
[第6実施形態]
図9には、本発明の第6実施形態が示されている。この実施形態のドア(1F)は、以下の点を除いて、図5、6に示す第3実施形態のドア(1C)と実質的に同一である。
即ち、図8のドア(1F)では、その前後パネル(2F)(2B)における所要高さ位置のパネル部材(21)に孔または切欠きよりなる開口部(213)が形成されるとともに、該開口部(213)に透光板(214)が嵌め込まれることによって、明かり窓(215)が形成されている。
開口部(213)を形成するパネル部材(21)は特に限定されないが、例えば、最上位または上から2〜3番目のパネル部材(21)に開口部(213)が形成される。開口部(213)を構成する孔または切欠きの形状は特に限定されないが、通常、方形状となされる。
透光板(214)の材料としては、透明または半透明のガラス板や合成樹脂板が挙げられる。透光板(214)は、少なくとも1枚あればよいが、前後各パネル(2F)(2B)における最上位のパネル部材(21)内面の開口部(213)周縁に、透光板(214)を取り付けるようにしてもよい。
図9に示すように、この実施形態では、明かり窓(215)を形成すべき前後パネル(2F)(2B)のパネル部材(21)に、方形孔よりなる開口部(213)が形成されている。そして、前後各パネル(2F)(2B)における最上位のパネル部材(21)内面の開口部(213)周縁に、透明合成樹脂板よりなる透光板(214)がネジ(56)で取り付けられている。また、各透光板(214)の外面には、開口部(213)を取り囲むように額縁材(216)が配されてネジ(57)で固定されている。
なお、図1〜3に示す第1実施形態のドア(1A)に、上記と同様の明かり窓を形成することも勿論可能である。
[第7実施形態]
図10および図11には、本発明の第7実施形態が示されている。この実施形態のドア(1G)は、特に引き戸として適用されるものであって、以下の点を除いて、図1〜3に示す第1実施形態のドア(1A)と実質的に同一である。
即ち、図10、11のドア(1G)では、左フレーム(3L)における長さ中間部の内側に左フレーム(3L)と同一の金属形材または樹脂形材よりなる垂直な引き手形成用フレーム(3P)が取り付けられるとともに、引き手形成用フレーム(3P)のパネル受け部(32)に嵌め入れられるように前後パネル(2F)(2B)の対応する左縁部が矩形状に切り欠かれることによって、前後パネル(2F)(2B)の表面に、左フレーム(3L)および引き手形成用フレーム(3P)の露出部分よりなる凹状の引き手部(22)が形成されている。
図10に示すように、この実施形態では、引き手形成用フレーム(3P)は、前後パネル(2F)(2B)における高さ中央およびその上下両隣の3枚のパネル部材(21)に対応する高さ位置に配されている。したがって、これら3枚のパネル部材(21)は、その他のパネル部材(21)と比べて、引き手形成用フレーム(3P)の左右幅の分だけ左右の長さが短くなっている。引き手形成用フレーム(3P)のパネル受け部(32)には、前記3枚のパネル部材(21)の左縁部が嵌め入れられている。この引き手形成用フレーム(3P)は、ビス等のネジ(57)によって左フレーム(3L)の芯部(31)の右側壁に固定されているとともに、後パネル(2B)前面に木ネジ等のネジ(52)によって固定されており、第1ドアユニット(11)の一構成要素となっている。なお、この実施形態では、左右各フレーム(3L)(3R)および引き手形成用フレーム(3P)は、芯部(31)に形成される仕切壁(311)が、左右方向外側の1つだけとなっている。
また、引き手形成用フレーム(3P)が付加されたことに伴い、左サブフレーム(4L)は、引き手形成用フレーム(3P)の上側に隣接して配される上フレーム部材(41)と、引き手形成用フレーム(3P)の下側に隣接して配される下フレーム部材(42)と、引き手形成用フレーム(3P)の左右方向内側に隣接して配される中フレーム部材(43)とに分割されている。中フレーム部材(43)は、その上下両端部が上下フレーム部材(41)(42)と重なるような長さを有している。
引き手部(22)を形成している左フレーム(3L)の前後2つのパネル受け部(32)には、該パネル受け部(32)を埋めるようにテープ状のカバー(35)が取り付けられている。カバー(35)は、通常、合成樹脂製であって、接着剤または両面粘着テープによってパネル受け部(32)に接合されている。
本発明の第1実施形態を示すものであって、ドアの平面図である。 図1のII−II線に沿うドアの水平断面図である。 図1のドアの組立工程を順次示すものであって、(a)〜(c)は平面図、(d)は部分斜視図である。 本発明の第2実施形態を示すものであって、ドアの部分水平断面図である。 本発明の第3実施形態を示すものであって、ドアの水平断面図である。 図5のドアの組立工程を順次示す水平断面図である。 本発明の第4実施形態を示すものであって、(a)は組立前の状態のドアの部分水平断面図、(b)は組立後の状態のドアの部分水平断面図である。 本発明の第5実施形態を示すものであって、(a)は組立前の状態のドアの部分水平断面図、(b)は組立後の状態のドアの部分水平断面図である。 本発明の第6実施形態を示すものであって、ドアの水平断面図である。 本発明の第7実施形態を示すものであって、ドアの正面図である。 図10のXI−XI線に沿うドアの部分水平断面図である。
符号の説明
(1A)(1B)(1C)(1D)(1E)(1F)(1G):ドア
(11):第1ドアユニット
(12):第2ドアユニット
(2F):前パネル
(2B):後パネル
(21):パネル部材
(213):開口部
(214):透光板
(215):明かり窓
(22):引き手部
(3L):左フレーム
(3R):右フレーム
(3P):引き手形成用フレーム
(301L)(301R):第1部材
(302L)(302R):第2部材
(31):芯部
(32):パネル受け部
(33):木口部
(34):木口取付部
(31X):芯部第1部分
(31Y):芯部第2部分
(4L):左サブフレーム
(4R):右サブフレーム
(6):スペーサ
(8):木口材

Claims (14)

  1. 木質板材よりなる前後2枚のパネルと、金属形材または樹脂形材よりなりかつ前後パネルを保持する左右1対の垂直なフレームとを備えてなり、
    左フレームは、前後パネル内面の左縁部間に介在される芯部と、芯部に連なってその前後両側に設けられかつ前後パネルの左縁部がそれぞれ嵌め入れられる断面溝形の2つのパネル受け部とを有し、
    右フレームは、前後パネル内面の右縁部間に介在される芯部と、芯部に連なってその前後両側に設けられかつ前後パネルの右縁部がそれぞれ嵌め入れられる断面溝形の2つのパネル受け部とを有していることを特徴とする、ドア。
  2. 前後いずれか一方のパネルの左縁部が左フレームのパネル受け部に嵌め入れられるとともに同パネルの内面に左フレームの芯部が取り付けられてなる第1ドアユニットと、前後いずれか他方のパネルの右縁部が右フレームのパネル受け部に嵌め入れられるとともに同パネルの内面に右フレームの芯部が取り付けられてなる第2ドアユニットとが、左右方向にスライド嵌合させられて組み立てられていることを特徴とする、請求項1記載のドア。
  3. 第1ドアユニットを構成する前記一方のパネルの内面に、両ドアユニットを嵌合させた際に右フレームの芯部と隣接するように左サブフレームが取り付けられ、
    第2ドアユニットを構成する前記他方のパネルの内面に、両ドアユニットを嵌合させた際に左フレームの芯部と隣接するように右サブフレームが取り付けられていることを特徴とする、請求項2記載のドア。
  4. 左右それぞれのフレームとサブフレームとが、フレームの外側からネジによって接合されていることを特徴とする、請求項3記載のドア。
  5. 左フレームが、前後いずれか一方のパネルの内面に取り付けられる芯部第1部分および前後2つのパネル受け部を構成する第1部材と、前後いずれか他方のパネルの内面に取り付けられかつ第1部材の芯部第1部分に左右方向にスライド嵌合させられる芯部第2部分を構成する第2部材とよりなり、
    右フレームが、前記他方のパネルの内面に取り付けられる芯部第1部分および前後2つのパネル受け部を構成する第1部材と、前記一方のパネルの内面に取り付けられかつ第1部材の芯部第1部分に左右方向にスライド嵌合させられる芯部第2部分を構成する第2部材とよりなり、
    前記一方のパネルの左縁部が左フレーム第1部材のパネル受け部に嵌め入れられるとともに同パネルの内面に左フレーム第1部材の芯部第1部分および右フレーム第2部材が取り付けられてなる第1ドアユニットと、前記他方のパネルの右縁部が右フレーム第1部材のパネル受け部に嵌め入れられるとともに同パネルの内面に右フレーム第1部材の芯部第1部分および左フレーム第2部材が取り付けられてなる第2ドアユニットとが、左右方向にスライド嵌合させられて組み立てられていることを特徴とする、請求項1記載のドア。
  6. 左右各フレームの第1部材と第2部材とが、第1部材の外側からネジによって接合されていることを特徴とする、請求項5記載のドア。
  7. 両ドアユニットを嵌合させた際に前後パネル間に形成される上端開口部および下端開口部に、スペーサが嵌め込まれて固定されていることを特徴とする、請求項2〜6のいずれか1つに記載のドア。
  8. 左右各フレームが、その外側面に木口部を有していることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1つに記載のドア。
  9. 左右各フレームが、その外側面に木口取付部を有しているとともに、該木口取付部に、木口材が取り付けられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1つに記載のドア。
  10. 前後各パネルが、上下方向に並べられた複数枚のパネル部材よりなることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1つに記載のドア。
  11. 上下に隣り合うパネル部材の縁部どうしが、本実または相じゃくりによって接合されていることを特徴とする、請求項10記載のドア。
  12. 前後パネルにおける所要高さ位置のパネル部材に孔または切欠きよりなる開口部が形成されるとともに、該開口部に透光板が嵌め込まれることによって、明かり窓が形成されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1つに記載のドア。
  13. 前後パネルにおける最下位のパネル部材に切欠きまたは孔よりなる開口部が形成されるとともに、該開口部の縁に扉が取り付けられることによって、ペット用出入口が形成されていることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1つに記載のドア。
  14. 左右いずれか一方のフレームにおける長さ中間部の内側に該フレームと同一の金属形材または樹脂形材よりなる垂直な引き手形成用フレームが取り付けられるとともに、引き手形成用フレームのパネル受け部に嵌め入れられるように前後パネルの対応する縁部が矩形状に切り欠かれることによって、前後パネルの表面に、前記一方のフレームおよび引き手形成用フレームの露出部分よりなる凹状の引き手部が形成されていることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1つに記載のドア。
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