JP7108947B2 - パネル - Google Patents
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Description
例えば、下記特許文献1には、矩形状に枠組みされた左右の縦枠部及び上下の横枠部を備えたパネル枠の両面に外面板を設けたフラッシュパネルが開示されている。また、このフラッシュパネルは、縦枠部を構成する複数本の縦桟のうちの内縦桟に、横断面形状が側方に開口した溝形の補強金属板を被せた構成とされている。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の各実施形態では、各実施形態に係るパネルを戸パネルとして施工した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
本実施形態に係るパネル1は、パネル芯材10のパネル厚さ方向両側に面材28を設けた構成とされている。このような構成とすれば、無垢材等によって中実板状とされたものと比べて、軽量化を図ることができる。つまり、パネル1は、中実板状ではなく、中空状のパネル芯材10のパネル厚さ方向両側に面材28を設けたいわゆるフラッシュパネル状とされている。
また、本実施形態では、パネル1は、住居等の建物に設けられ出入口等となる開口部の吊元側に回転自在に支持されて開き戸を構成する戸パネル1とされている。
この戸パネル1の戸高寸法(長さ寸法)H1は、当該戸パネル1によって開閉される開口部の開口高に応じた寸法であればよく、標準的な戸高寸法H1、例えば、1800mm~2100mm程度でもよい。また、戸パネル1は、戸高寸法H1が天井高と略同高さ、例えば、2400mm~3000mm程度とされたハイドアを構成するものでもよい。また、戸パネル1の戸幅(パネル幅)寸法は、開口部の開口幅に応じた寸法であればよく、600mm~1200mm程度でもよい。また、戸パネル1の戸厚(パネル厚さ)寸法は、20mm~40mm程度でもよい。
なお、戸パネル1の吊元側端部に、開口部の吊元側縦枠等に固定される蝶番等の回転連結部材を受け入れる凹所を設けた構成としてもよい。
四周枠11は、上端部に設けられた上横枠部12と、戸幅方向両側に対状に設けられた両側の縦枠部13,13と、下端部に設けられた下横枠部16と、を備えている。また、本実施形態では、四周枠11内に、複数の桟材17,18,19,20と、コア材27と、を設けた構成としている。四周枠11を構成する各枠部12,13,13,16、複数の桟材17,18,19,20及びコア材27の戸厚方向に沿う寸法は、互いに略同寸法とされている。
また、本実施形態では、これら上下の横枠部12,16と両側の縦枠部13,13とをいわゆる縦勝状に接合した構成としている。つまり、両側の縦枠部13,13の上端部及び下端部の互いに向き合う内側面に上横枠部12及び下横枠部16の長手方向の各端面を当接させ、これら上下の横枠部12,16と両側の縦枠部13,13とを接合した構成としている。なお、上横枠部12及び下横枠部16を構成する横桟材同士及び上下の横枠部12,16と両側の縦枠部13,13とは、ステープル(いわゆるU針)等の止具6(図2(b)参照)や接着剤等を用いて接合されたものでもよい。
また、2つの縦桟部14,15のうちの一方の第1縦桟部14を、戸高方向一方側の長尺縦桟材14aと戸高方向他方側の短尺縦桟材14bとを接合した構成としている。また、2つの縦桟部14,15のうちの他方の第2縦桟部15を、戸高方向他方側の長尺縦桟材15aと戸高方向一方側の短尺縦桟材15bとを接合した構成としている。
また、第1縦桟部14を、戸高方向一方側の長尺縦桟材14aと戸高方向他方側の短尺縦桟材14bとを接合した構成とし、第2縦桟部15を、戸高方向他方側の長尺縦桟材15aと戸高方向一方側の短尺縦桟材15bとを接合した構成としている。このような構成とすれば、各縦桟部14,15のそれぞれの接合位置4,5が互いに戸高方向で異なる位置となり、例えば、接合位置4,5を戸高方向で同位置(同高さ位置)としたものと比べて、剛性が低下するようなことを抑制することができる。
図3(a)に示すように、縦枠部13の第1縦桟部14と第2縦桟部15とは、互いに略同長さとされ、戸高寸法H1に応じた長さとされている。つまり、各縦桟部14,15の長尺縦桟材14a,15aの長さ寸法H7と短尺縦桟材14b,15bの長さ寸法H8とを足し合わせた寸法が戸高寸法H1と略同寸法とされている。また、図例では、戸幅方向外側の縦桟部を第1縦桟部14とし、戸幅方向中央側の縦桟部を第2縦桟部15としている。
また、本実施形態では、図1(b)に示すように、2つの縦桟部14,15のそれぞれの縦桟材14a,14b,15a,15bの接合位置4,5を、当該戸パネル1を戸高方向に3等分した中央部以外の位置に設けた構成としている。このような構成とすれば、接合位置4,5を戸高方向中央部に設けたものと比べて、互いの接合位置4,5が戸高方向に離間した位置となり、剛性の低下をより効果的に抑制することができる。
第1縦桟部14は、戸高方向一方側となる下方側に長尺縦桟材14aを設け、この長尺縦桟材14aの上方側に短尺縦桟材14bを接合した構成とされている。つまり、この第1縦桟材14の長尺縦桟材14aと短尺縦桟材14bとの接合位置4は、上端側に片寄るように位置している。また、この接合位置4は、戸パネル1を戸高方向に3等分した上側等分ラインL1よりも上側に位置する。つまり、接合位置4は、戸パネル1の上端面から上側等分ラインL1までの間に位置している。
また、第2縦桟部15は、戸高方向他方側となる上方側に長尺縦桟材15aを設け、この長尺縦桟材15aの下方側に短尺縦桟材15bを接合した構成とされている。つまり、この第2縦桟材15の長尺縦桟材15aと短尺縦桟材15bとの接合位置5は、下端側に片寄るように位置している。また、この接合位置5は、戸パネル1を戸高方向に3等分した下側等分ラインL2よりも下側に位置する。つまり、接合位置5は、戸パネル1の下端面から下側等分ラインL2までの間に位置している。
また、本実施形態では、第1縦桟部14の長尺縦桟材14aを下方側に設け、第2縦桟部15の長尺縦桟材15aを上方側に設けた例を示しているが、これらを逆側に設けた構成としてもよい。つまり、第1縦桟部14の長尺縦桟材14aを上方側に設け、第2縦桟部15の長尺縦桟材15aを下方側に設けた構成としてもよい。なお、第1縦桟部14の縦桟材14a,14b同士、第2縦桟部15の縦桟材15a,15b同士及び縦桟部14,15同士は、ステープル等の止具6(図2(b)参照)や接着剤等を用いて接合されたものでもよい。また、縦枠部13としては、上記のような態様に代えて、各縦桟部14,15の接合位置4,5の両方または一方が戸パネル1を戸高方向に3等分した中央部に位置するように設けられたものでもよい。また、第1縦桟部14の長尺縦桟材14aの長さ寸法H7と第2縦桟部15の長尺縦桟材15aの長さ寸法H7とを異ならせてもよい。また、第1縦桟部14の幅寸法Wと第2縦桟部15の幅寸法Wとを異ならせてもよい。
面材28は、図2(a)に示すように、戸パネル1の四周表面(戸厚方向両面及び戸幅方向両側端面)が化粧面となるようにパネル芯材10の四周表面に貼着されている。また、面材28は、MDF(中密度繊維板)等の木質系ボードやガラス繊維等の強化繊維シートを含んだ繊維強化樹脂層等の基材の表面側に突板や樹脂シート等の化粧シートが貼着された構成とされたものでもよい。また、面材28は、裏面側のパネル芯材10の角部に応じた位置に折曲溝が設けられたものでもよい。また、図例では、パネル芯材10の戸厚方向両側のそれぞれに設けられた二枚の面材28,28によって四周の化粧面を構成した例を示しているが、一枚の面材28によって四周の化粧面を構成する態様としてもよい。この場合は、一方の縦枠部13に差込溝13aを設けていない構成としてもよい。なお、パネル芯材10の四周表面に面材28を設けた態様に代えて、パネル芯材10の戸厚方向両側のみに面材28を設けた態様等としてもよい。
本実施形態では、戸厚方向両側から縦桟材20を挟むように一対の補強材21,21を配した構成としている。このような構成とすれば、一対の補強材21,21の凹溝22,22の溝底を区画する底片部23,23が縦桟材20の戸厚方向両側の各面に沿うように設けられることとなる。これにより、戸幅方向両側から縦桟材20を挟むように一対の補強材21,21を設けたものと比べて、戸パネル1の戸厚方向両面に平行状に設けられる片部(底片部23)を効果的に大きくすることができき、戸パネル1の剛性を効果的に向上させることができる。
また、本実施形態では、一対の補強材21,21及びこれらに嵌め込まれる縦桟材20を、戸幅方向両側部位に設けた構成としている。このような構成とすれば、戸パネル1の戸幅方向両側の反りを抑制することができる。なお、戸先側の縦桟材20及び補強材21,21と吊元側の縦桟材20及び補強材21,21とは、互いに同様の構成であるので、以下では、一方を例にとって説明する。
補強材21,21の長さ寸法H4は、ラッチ部3の高さ等に応じて、また、反りを抑制する観点や軽量化を図る観点等から適宜の長さ寸法としてもよい。これら補強材21,21の長さ寸法H4は、例えば、戸高寸法H1の3/5~17/20程度の寸法としてもよく、さらには、戸高寸法H1の20/27~5/6程度の寸法としてもよい。例えば、これら補強材21,21の長さ寸法H4を、2000mm程度とした場合には、戸高寸法H1を、2400mm~2700mm程度等としてもよい。また、戸厚方向両側の補強材21,21は、互いに略同長さとされている。図例では、これら補強材21,21の長さ寸法H4を、上記した縦枠部13の各縦桟部14,15の長尺縦桟材14a,15aの長さ寸法H7と略同長さとし、戸高寸法H1の3/4程度の寸法とした例を示している。
また、下端側に片寄って設けられる補強材21,21の高さ位置(戸パネル1の長手方向における位置)は、ラッチ部3の高さ等に応じて、適宜の高さ位置とすればよい。これら戸厚方向両側の補強材21,21は、互いに略同高さに位置するように設けられている。また、本実施形態では、これら補強材21,21を長手方向に3等分した中央部がラッチ部3の高さとなるように、これら補強材21,21を設けた構成としている。つまり、戸幅方向に見て、ラッチ部3と補強材21,21を長手方向に3等分した中央部とが重なり合う位置となるように補強材21,21を設けた構成としている。
また、縦桟材20の上端部を、上横枠部12の下方側に戸高方向に間隔を空けて設けられた上横桟としての横桟17に接合した構成としている。このような構成とすれば、横桟17によってパネル芯材10の剛性を向上させることができる。また、補強材21,21及びこれらに嵌め込まれた縦桟材20を共通部品として戸高寸法H1の異なる複数の戸パネル1に対して適用することができる。つまり、戸パネル1の横桟17よりも上側部位の寸法を異ならせることで、戸高寸法H1の異なる戸パネル1を容易に実現することもできる。
また、上側の横桟17と両側の縦枠部13,13と上横枠部12とによって囲まれた中空部に、戸幅方向及び戸高方向に沿う寸法が中空部の戸幅方向及び戸高方向に沿う寸法に応じた寸法とされたコア材27を収納させた構成としている。つまり、上側の横桟17と両側の縦枠部13,13と上横枠部12とによって囲まれた中空部には、桟材等が設けられておらず、コア材27が略全域に亘って収納されている。このような構成とすれば、中空にしたものと比べて、戸パネル1の上端側部位の厚さ方向の強度の低下を抑制することができる。また、上側の横桟17と両側の縦枠部13,13と上横枠部12とによって囲まれた中空部に複数の桟材を設けたようなものと比べて、戸パネル1の上端側部位の軽量化を図ることができ、戸パネル1の重心を効果的に低くすることができる。また、このような中空部に収納されるコア材27は、桟材に比べて加工性が良いため、上端側部位の寸法を異ならせて戸高寸法H1の異なる戸パネル1を容易に実現することもできる。
なお、図例では、下側の横桟17と両側の縦枠部13,13と下横枠部16とによって囲まれた中空部にコア材27を収納させていない例を示しているが、この中空部にもコア材27を収納させた構成としてもよい。
また、縦桟材20の長手方向に間隔を空けて複数(図例では、戸先側に3つ、吊元側に4つ)の短尺横桟18を設けた構成としている。また、図例では、吊元側の複数の短尺横桟18を、上下の横桟17,17間において戸高方向に略等間隔を空けて設けた例を示している。また、ラッチ錠装置2と概ね同高さに位置するように設けられた吊元側の短尺横桟18以外の3つの吊元側の短尺横桟18と略同高さに位置するように、戸先側の3つの短尺横桟18を設けた例を示している。また、ラッチ錠装置2の近傍には、戸先側の縦枠部13と縦桟材20との間に位置するように、ラッチ錠装置2の取付下地18Aが設けられている。
また、これら中横桟19によって上下に区画された中空部のそれぞれに、上記同様なコア材27を収納させた構成としている。
なお、短尺横桟18によって上下に区画された中空部にコア材27を収納させていない例を示しているが、これら中空部にもコア材27を収納させた構成としてもよい。
なお、パネル芯材10の枠体を構成する縦桟材20や各枠部12,13,13,16を構成する桟材14,15、各横桟17,18,19は、合板やLVL(単板積層材)等の木質積層板や、PB(パーティクルボード)等の木質ボード、MDF(中密度繊維板)やハードボード等の木質繊維板などの木質系材料から形成されたものとしてもよい。また、木質系材料としては、合成樹脂系材料に、木粉や無機フィラー、相溶化剤、着色剤などを所定の含有割合で含有させた木粉・プラスチック複合材(WPC)としてもよい。
この補強材21は、凹溝22の底側を区画する底片部23と、凹溝22の溝幅方向両側を区画する両側片部24,24と、を備えている。これら底片部23及び両側片部24,24は、薄板状とされている。図例では、底片部23及び両側片部24,24の厚さ寸法を互いに略同寸法としている。これら底片部23及び両側片部24,24の厚さ寸法は、強度上の観点や軽量化を図る観点等から適宜の厚さ寸法としてもよく、例えば、0.5mm~3.0mm程度でもよく、好ましくは、1.0mm~2.0mm程度でもよい。
凹溝22の戸厚方向に沿う溝深さ寸法は、縦桟材20の戸厚方向の一部の受け入れが可能なように、縦桟材20の戸厚方向に沿う寸法の1/2未満の寸法とされている。この凹溝22の溝深さ寸法は、補強材21の強度上の観点や軽量化を図る観点等から適宜の寸法としてもよい。例えば、この凹溝22の溝深さ寸法を、縦桟材20の戸厚方向に沿う寸法の1/10~2/5程度としてもよく、図例では、1/3程度とした例を示している。
また、これら開口25,25は、上記のように戸高方向に間隔を空けて設けられた複数の短尺横桟18及び中横桟19に応じた個数及び位置となるように設けられている。また、これら開口25,25の底片部23の幅方向に沿う寸法や戸高方向に沿う寸法は、止具6の挿通が可能なように、また、補強材21の強度上の観点等から適宜の寸法とすればよい。また、開口25の形状等は図例のようなものに限られず、種々の変形が可能である。
縦桟材20とこれの両側の短尺横桟18及び中横桟19とは、図2(b)、(c)に示すように、開口25,25を介して縦桟材20と短尺横桟18及び中横桟19とに止着された止具6によって接合される。なお、縦桟材20とこれの両側の短尺横桟18及び中横桟19とは、止具6に加えて、接着剤等を併用して互いに固定されるものでもよい。
なお、以下の実施形態では、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
図4は、第2実施形態に係るパネルの一例を模式的に示す図である。
また、戸パネル9を、当該戸パネル9の略全長に亘って板材30が設けられた二方框状パネルとした例を示しているが、上下に横框部が設けられた四方框状パネルとしてもよい。
また、両側の縦框部1A,1Aは、上記した戸パネル1と概ね同様、パネル芯材10A,10A(図4(b)参照)の戸厚方向両側に面材28,28を設けた構成とされている。戸厚方向両側の面材28は、戸幅方向一方側の端部がパネル芯材10Aの戸幅方向外側面に設けられた差込溝13aに差し込まれ、戸幅方向他方側の端部が接合溝29の開口縁を構成するように設けられたものでもよい。
また、これら両側の縦框部1A,1Aのパネル芯材10A,10Aのうちの少なくとも戸先側のパネル芯材10Aに、一対の補強材21,21及びこれらに嵌め込まれる縦桟材20が設けられている。本実施形態では、これら両側の縦框部1A,1Aに、一対の補強材21,21,21,21及び縦桟材20,20を設けた構成としている。なお、これら両側の縦框部1A,1Aのパネル芯材10A,10Aは、互いに略同様の構成であるので、以下では、一方を例にとって説明する。
また、図例では、上横枠部12の下方側に4本の横桟材を積み重ねるように設け、下横枠部16の上方側に2本の横桟材を積み重ねるように設けた例を示しているが、上記同様、このような本数に限られない。
戸幅方向外側の縦枠部13と縦桟材20との間には、上記同様、短尺横桟18及び取付下地18Aが設けられている。なお、吊元側のパネル芯材10Aには、取付下地18Aに代えて短尺横桟18を設けた構成としてもよい。
戸幅方向中央側(板材30側)の縦枠部13Aと縦桟材20との間には、中横桟19が設けられている。また、上記と概ね同様、中横桟19によって上下に区画された中空部のそれぞれに、コア材27を収納させた構成としている。
一対の補強材21,21及びこれらに嵌め込まれる縦桟材20は、上記と概ね同様の構成とされている。
また、一対の補強材21,21及びこれらに嵌め込まれる縦桟材20を、戸幅方向両側のパネル芯材10A,10Aのうちの少なくとも戸先側のパネル芯材10Aに設けた構成としている。このような構成とすれば、少なくとも戸先側の反りを抑制することができ、また、戸パネル9が閉鎖される際に生じる戸先側端部の上端側の戸厚方向への振動を効果的に抑制することができる。また、本実施形態では、戸幅方向両側のパネル芯材10A,10Aのそれぞれに一対の補強材21,21及びこれらに嵌め込まれる縦桟材20を設けた構成としている。このような構成とすれば、戸パネル9の戸幅方向両側の反りを抑制することができる。なお、このような態様に代えて、戸幅方向一方側(例えば、戸先側)のパネル芯材10Aのみに、一対の補強材21,21及びこれらに嵌め込まれる縦桟材20を設けた構成としてもよい。
また、上記した各実施形態に係る戸パネル1,9における互いに異なる構成を、適宜、組み替えたり、組み合わせたりして適用するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、一対の補強材21,21を、戸厚方向(パネル厚さ方向)両側から縦桟材20を挟むように設けた構成とした例を示しているが、戸幅方向(パネル幅方向)両側から縦桟材20を挟むように設けた構成としてもよい。この場合は、上記のような開口25,25を側片部24に設け、挿通孔26を底片部23に設けた構成等としてもよい。さらには、このような開口25及び挿通孔26の両方または一方を設けていない構成としてもよい。この場合は、組付時に適宜、下孔等を設けるようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、一対の補強材21,21を、戸パネル1(縦框部1A)の下端側に片寄るように設けた例を示しているが、このような態様に限られず、戸パネル1(縦框部1A)の略全長に亘って設けた構成等としてもよい。
また、上記各実施形態では、戸パネル1,9を、開き戸とした例を示しているが、引戸や折戸等の他の建具としたり、パーティション等の間仕切パネルとしたりしてもよく、さらには、家具材や内装パネル等を構成するものとしたりしてもよい。上記各実施形態に係るパネル1,1Aは、その他、種々のパネルとして用いられるものでもよい。
1A 縦框部(パネル)
10,10A パネル芯材
18 短尺横桟(隣接する桟材)
19 中横桟(隣接する桟材)
20 縦桟材
21 補強材
22 凹溝
25 開口
26 挿通孔
28 面材
6 止具
Claims (3)
- 木質系材料から形成された縦桟材を有したパネル芯材と、
前記パネル芯材のパネル厚さ方向両側に設けられた面材と、
パネル厚さ方向両側またはパネル幅方向両側から前記縦桟材を挟むように配され、かつ前記縦桟材が嵌め込まれる凹溝が互いに向き合う方向に開口するように設けられた一対の金属製の補強材と、
を備えており、
前記縦桟材の長手方向に見た四隅部には、面取り部が設けられて おり、
前記一対の補強材は、前記凹溝の底側を区画する底片部と、前記凹溝の溝幅方向両側を区画する両側片部と、をそれぞれに備え、これら一対の補強材の前記底片部及び前記両側片部のいずれかの片部が前記縦桟材のパネル厚さ方向両面及びパネル幅方向両面に沿わせられており、
前記パネル芯材は、前記縦桟材のパネル幅方向両側のそれぞれに接合され、パネル長手方向に間隔を空けて設けられた複数の横桟を備えて いることを特徴とするパネル。 - 請求項1において、
当該パネルの長さ寸法が2400mm~3000mmであり、前記補強材の長さが当該パネルの長さ寸法の3/5~17/20であることを特徴とするパネル。 - 請求項1または2において、
前記縦桟材は、パネル幅方向に沿う寸法よりもパネル厚さ方向に沿う寸法が大とされていることを特徴とするパネル。
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