JP2007186089A - 車両用機器の暖機装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車載機器の冷却システムにおいて、車両重量の増加を抑えつつ、熱媒体を良好に加熱する。
【解決手段】車載機器の冷却システムにおいて、電子制御装置30は、熱媒体を加熱するために必要な熱量Qaが大きいほど、ウォータポンプ21の回転数を高くして圧力損失、ひいては熱媒体に付与される熱量を増やしている。したがって、車両重量の増加を抑えつつ、熱媒体を良好に加熱することができる。
【選択図】図1
【解決手段】車載機器の冷却システムにおいて、電子制御装置30は、熱媒体を加熱するために必要な熱量Qaが大きいほど、ウォータポンプ21の回転数を高くして圧力損失、ひいては熱媒体に付与される熱量を増やしている。したがって、車両重量の増加を抑えつつ、熱媒体を良好に加熱することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、車搭機器と熱交換する熱媒体を加熱する暖機装置に関する。
従来のハイブリット車においては、外気温が極めて低いときでも、走行用エンジンの始動開始後に短期間で高出力を得るために、エンジン冷却水(すなわち、熱媒体)を加熱する暖機装置として電気ヒータが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−179375号公報
しかし、上述の電気ヒータは、重量が大きいので、車両重量の増加を招き、ひいては、燃費を悪化させる問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、車両重量の増加を抑えつつ、熱媒体を良好に加熱することができるようにした車両用機器の暖機装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、車載機器(10)と熱交換する熱媒体を循環させる循環回路(20)中に配置され、熱媒体の流れを発生させる電動ポンプ(21)と、熱媒体を加熱することが必要であると判定したとき、熱媒体を加熱するために熱媒体に与えることが必要な熱量(Qa)が大きいほど熱媒体の流れを速くするように電動ポンプを制御して循環回路内の圧力損失を増やすようにする制御装置(30)と、を備えることを特徴とする。
したがって、熱媒体に与えることが必要な熱量が大きいほど熱媒体の流れを速くするので、熱媒体に与えることが必要な熱量が大きいほど循環回路内の圧力損失を増える。ここで、圧力損失は熱エネルギーに変化して熱媒体を加熱する役割を果たすため、熱媒体に与えることが必要な熱量が大きいほど熱媒体に与えられる熱エネルギーが増え、熱媒体を良好に加熱することができる。
また、熱媒体を加熱するために電動ポンプを用いるため、車両重量の増加を抑えることができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係る車載機器の暖機装置を適用した車載機器の冷却システムの構成図である。
本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係る車載機器の暖機装置を適用した車載機器の冷却システムの構成図である。
図1に示すように、冷却システムは、ハイブリット自動車の走行用エンジン10に熱媒体を循環させるための主循環回路20を備えている。なお、熱媒体としては、一般的な不凍液冷却水を用いることができる。
主循環回路20中には、ラジエータ21に熱媒体を供給する循環回路20aが設けられている。ラジエータ21は、空気と熱交換して熱媒体を冷却する熱交換器である。
主循環回路20中には、循環回路20aをバイパスして熱媒体を流すバイパス回路20bが設けられている。循環回路20aとバイパス回路20bとの合流部には、切換弁22が設けられている。切換弁22は、周知のサーモスタット弁であって、熱媒体の温度に基づいて、自動的に、回路20a、20bのうち一方の回路の出口を開放し、他方の回路の出口を閉鎖する弁である。
主循環回路20中には、ヒータコア25が配置されており、ヒータコア25は、熱媒体により空気を加熱する暖房用熱交換器である。主循環回路20中には、熱媒体の流れを発生させる電動式のウォータポンプ21が配置されている。主循環回路20中には、ウォータポンプ21の作動により、熱媒体が図中の矢印Aの向きに流れるようになっている。
冷却システムは、電子制御装置30を備えており、電子制御装置30には、水温センサ31、外気温センサ32、およびエンジン制御用電子制御装置からの各信号が入力されるようになっている。電子制御装置30は、センサ31、32、およびエンジン制御用電子制御装置からの各信号に基づいてウォータポンプ21を制御する。
水温センサ31は、走行用エンジン10に流入する熱媒体の温度を検出し、外気温センサ32は、車室外の空気温度を検出する。エンジン制御用電子制御装置から電子制御装置30に与えられる信号は、走行用エンジン10に対して供給される燃料の供給量を示す信号である。
次に、本実施形態の作動について図2を参照して説明する。以下、極めて低い外気温の環境下で当該ハイブリット自動車が停車していると仮定して、電子制御装置30の制御処理について説明する。
運転者がイグニッションスイッチIGをオンすると、走行用エンジン10が始動して、アイドリング状態になる。また、イグニッションスイッチIGのオンに伴い、電子制御装置30が、図2に示すフローチャートにしたがって、コンピュータプログラムの実行を開始する。
まず、ステップ100において、水温センサ31の検出温度が目標温度T1(第1の温度)以上である否かを判定する。このとき、熱媒体の温度は極めて低いため、水温センサ31の検出温度が目標温度T1未満であるとして、NOと判定する。ここで、熱媒体の温度が目標温度T1未満であるとき、切替弁22が循環回路20aの出口を閉鎖し、バイパス回路20bの出口を開放する。
次に、ステップ110において、外気温センサ32の検出温度が温度T2(第2の温度)以上であるか否かを判定する。このとき、外気が極めて低いため、外気温センサ32の検出温度が温度T2未満であるとしてNOと判定する。
次に、ステップ120において、走行用エンジン10の発熱量が一定レベルT3以上であるか否かを判定する。
ここで、図3に示すように、一定期間の燃料供給量の平均値(すなわち、平均燃料供給量)が大きくなるほど、走行用エンジン10の発熱量は大きくなり、一定期間の燃料供給量の平均値と1対1で特定される関係にある。そこで、本実施形態では、エンジン制御用電子制御装置から与えられる信号に基づいて一定期間毎に燃料供給量の平均値を算出し、この平均値に基づいて走行用エンジン10の発熱量を求める。
ここで、走行用エンジン10がアイドリングの状態であると、平均燃料供給量が少なく、走行用エンジン10の発熱量が一定レベルT3未満であるとしてステップ120においてNOと判定する。
以上のようにステップ100、110、120のそれぞれでNOと判定することによって、熱媒体を加熱することが必要であると判定することになる。
次に、ステップ130において、熱媒体を加熱するために熱媒体に与えることが必要である熱量Qaを算出する。熱量Qaは、「ヒータコア25による車室内の暖房に必要な熱量」、および「走行用エンジン10の暖機に必要な熱量」を含むもので、本実施形態では、熱媒体の目標温度をT1、水温センサ31の検出温度をTk、係数をθとして、熱量Qaを、[Qa=(T1−Tk)×θ]で示される数式で算出する。
次に、ステップ130において、ウォータポンプ21の運転を開始する。これに伴って、熱媒体は、走行用エンジン10→主循環回路20→バイパス回路20b→切替弁22→ウォータポンプ21→走行用エンジン10の経路で循環する。これに加えて、熱媒体は、走行用エンジン10→ヒータコア25→走行用エンジン10の経路で循環する。
ここで、ウォータポンプ21の回転数(すなわち、熱冷媒の流速)は、熱量Qaを基づいて制御される。具体的には、図4の特性図に示すように、熱量Qaが大きいほどウォータポンプ21の回転数を大きくなる関係にある。このため、熱量Qaが大きいほど熱媒体の流速が速くなるため、圧力損失が大きくなる。ここで、圧力損失は、熱エネルギーに変化して熱媒体に与えられる。したがって、熱量Qaが大きいほど、熱媒体には多くの熱エネルギーが与えられることになる。
その後、熱冷媒の温度が目標温度T1未満で、外気温が温度T2未満で、かつ、走行用エンジン10の発熱量が一定レベルT3未満である状態が継続すると、熱冷媒温度判定(ステップ100:NO)、外気温判定(ステップ110:NO)、発熱量判定(ステップ120:NO)、熱量算出(ステップ130)およびポンプ制御(ステップ140)を実行することを繰り返す。
このため、熱媒体は、走行用エンジン10→主循環回路20→バイパス回路20b→切替弁22→ウォータポンプ21→走行用エンジン10の経路で循環するとともに、走行用エンジン10→ヒータコア25→走行用エンジン10の経路で循環する。このとき、熱媒体には、圧力損失による熱エネルギーが与えられるとともに、走行用エンジン10から排出される熱エネルギーも与えられ、熱媒体の温度が上昇する。
ここで、熱媒体の温度が目標温度T1以上となると、切替弁22が循環回路20aの出口を開放し、バイパス回路20bの出口を閉鎖する。このため、熱媒体は、走行用エンジン10からバイパス回路20bに流れるのではなく、走行用エンジン10→ラジエータ21→切替弁22→ウォータポンプ21→走行用エンジン10の経路で循環するとともに、走行用エンジン10→ヒータコア25→走行用エンジン10の経路で循環する。
また、熱媒体の温度が目標温度T1以上になると、ステップ100でYESと判定する。これに伴って、ステップ150に進んで、ウォータポンプ21の通常回転数制御を行う。このとき、走行用エンジン10の発熱量が大きいほど、ウォータポンプ21の回転数を高くする。このため、走行用エンジン10の発熱量が大きいほど、ラジエータ21およびヒータコア25に供給される熱媒体の流量が増加することになる。これに伴い、ラジエータ21およびヒータコア25から放出される熱エネルギーが増えることになる。なお、発熱量は、上述の如く、走行用エンジン10に対する一定期間の燃料供給量の平均値によって決まる。
その後、当該ハイブリット自動車が走行を開始し、熱媒体の温度が目標温度T1以上を維持すると、熱冷媒温度判定(ステップ100:YES)およびポンプの通常回転数制御(ステップ150)を繰り返す。これに伴って、熱媒体は、走行用エンジン10→ラジエータ21→走行用エンジン10の経路で循環するとともに、走行用エンジン10→ヒータコア25→走行用エンジン10の経路で循環する。
また、当該ハイブリット自動車の走行用エンジン10が停止して、走行用電動モータにより駆動輪を駆動するようになると、走行用エンジン10から熱媒体に対する廃熱が停止されるので、熱媒体の温度が低下する。これに伴って、熱冷媒の温度が目標温度T1未満になると、切替弁22が循環回路20aの出口を閉鎖し、バイパス回路20bの出口を開放する。
また、熱冷媒の温度が目標温度T1未満になると、ステップ100でNOと判定する。このとき、外気温が温度T2未満であるとステップ110においてNOと判定して、ステップ120に進む。
ここで、上述のように走行用エンジン10が停止していると、走行用エンジン10の発熱量が一定レベルT3未満であるとして、ステップ120でNOと判定する。これに伴い、熱量算出(ステップ130)およびポンプ制御(ステップ140)を実行するので、熱媒体には、圧力損失による熱エネルギーが与えられ、熱媒体の温度が上昇する。
その後、熱冷媒の温度が目標温度T1未満である状態が継続すると、熱冷媒の温度が目標温度T1以上になるまで、熱冷媒温度判定(ステップ100:NO)、外気温判定(ステップ110:NO)、発熱量判定(ステップ120:NO)、熱量算出(ステップ130)、およびポンプ制御(ステップ140)の実行を繰り返す。
また、熱冷媒の温度が目標温度T1未満であってステップ100でNOと判定しても、外気温が温度T2以上であるときには、ステップ110でYESとなり、ステップ150でウォータポンプ21の通常回転数制御を行う。
この場合、切替弁22が循環回路20aの出口を閉鎖し、バイパス回路20bの出口を開放する。このため、熱媒体は、走行用エンジン10→主循環回路20→バイパス回路20b→切替弁22→ウォータポンプ21→走行用エンジン10の経路で循環するとともに、走行用エンジン10→ヒータコア25→走行用エンジン10の経路で循環する。
このとき、熱冷媒の温度が一時的に目標温度T1未満になっても、ウォータポンプ21の通常回転数制御を行う理由は、外気温が高いため、ウォータポンプ21により熱媒体を加熱しなくても、走行用エンジン10からの廃熱等により熱冷媒の温度が短期間で目標温度T1以上なることを想定しているからである。
以上説明した本実施形態によれば、電子制御装置30は、熱媒体を加熱するために必要な熱量Qaが大きいほど、ウォータポンプ21の回転数を高くして圧力損失、ひいては熱媒体に付与される熱エネルギーを増やしている。したがって、熱媒体を良好に加熱することができる。また、熱冷媒を加熱するためにウォータポンプ21を用いているため、車両重量の増加を抑えることができる。
また、本実施形態では、外気温が温度T2以上であるときには、上述のごとく、ウォータポンプ21により熱媒体を加熱しなくても、走行用エンジン10からの廃熱等により熱冷媒の温度が短期間で目標温度T1以上なることを想定して、ウォータポンプ21による熱媒体の加熱を行っていない。したがって、省電力化を図ることができる。
上述の各実施形態では、車載機器として走行用エンジン10を用いた例について説明したが、これに限らず、電気自動車の電源となる燃料電池を用いてもよい。この場合、図2のステップ120では、走行用エンジン10の発熱量に代えて、燃料電池の発熱量を用いる。
上述の各実施形態では、ステップ100、110、120のそれぞれでNOと判定することによって、熱媒体を加熱することが必要であると判定した例について説明したが、これに代えて、(1)ステップ100、110のそれぞれでNOと判定することによって、熱媒体を加熱することが必要であると判定してもよく、あるいは(2)ステップ100でNOと判定することによって、熱媒体を加熱することが必要であると判定してもよい。
(第2実施形態)
本第2実施形態では、ウォータポンプ21に対して電気ヒータを補助的に用いて熱媒体の加熱に際する例について説明する。
本第2実施形態では、ウォータポンプ21に対して電気ヒータを補助的に用いて熱媒体の加熱に際する例について説明する。
本実施形態の冷却システムの構成を図5に示す。図5において、図1と同一符号のものは、同一のものを示す。当該冷却システムは、図1の構成に電気ヒータ23が追加されたものであり、電気ヒータ23は、バイパス回路20b中に配置されて熱媒体を加熱する。
電気ヒータ23は、例えばニクロム線やセラミックからなるもので、入力電圧により熱媒体に与える熱量を変えることが可能なものである。
次に、本実施形態の作動について説明する。図6に本実施形態の電子制御装置による制御処理を示す。図6中で、図3と同一ステップは同一処理を示す。
この制御処理では、熱媒体を加熱するために熱媒体に与えることが必要な熱量Qaをステップ130で算出したとき、熱量Qaがウォータポンプ21による最大発生熱量Qmaxよりも大きいか否かにより、電気ヒータ23をオンするか否かを判定する(ステップ135)。最大発生熱量Qmaxは、ウォータポンプ21を最大回転数で回転させて熱媒体に与えることが可能である最大の熱エネルギーである。
ステップ135において、熱量Qa>最大発生熱量Qmaxのときには、YESと判定し、電気ヒータ23をオンする(ステップ143)。このとき、熱量Qaと最大発生熱量Qmaxとの差ΔQ(Qa−Qmax)に相当する相当する熱量を電気ヒータ23により発生させて、熱媒体を加熱する。その後、ウォータポンプ21を最大回転数で駆動する。
これに伴い、熱冷媒の圧力損失によって最大発生熱量Qmaxが発生して最大発生熱量Qmaxが熱媒体に加えられる。
また、ステップ135において、熱量Qa<最大発生熱量Qmaxのときには、NOと判定して、ステップ140において、上述の第1実施形態と同様、熱量Qaに対応する回転数でウォータポンプ21回転させる。これに伴い、熱冷媒の圧力損失によって熱量Qaが発生して熱量Qaが熱媒体に加えられる。
上述の第2実施形態では、ウォータポンプ21に対して補助的に用いるヒータとして、電気ヒータ23を用いた例について説明したが、これに限らず、燃焼式ヒータ、ヒート電動ポンプ等を用いることができる。
上述の第2実施形態では、熱量Qa>ウォータポンプ21の最大発生熱量Qmaxのとき、ウォータポンプ21により最大発生熱量Qmaxを発生させて、電気ヒータ23により熱量ΔQ(=Qa−Qmax)を発せさせるようにした例について説明したが、これに代えて、次のようにしてもよい。
すなわち、電気ヒータ23により発生させることが可能である最大発熱量を最大発生熱量QHmaxとし、熱量Qa>最大発生熱量QHmaxのとき、電気ヒータ23により最大発生熱量QHmaxを発生させるとともに、ウォータポンプ21により熱量ΔQ(=Qa−QHmax)を発させる。また、熱量Qa≦最大発生熱量QHmaxのとき、電気ヒータ23により熱量Qaを発させる。
この場合、熱媒体を加熱するために必要な熱量Qaのすべてを電気ヒータ23により発生させる場合に比べて、電気ヒータ23の熱発生能力を小さくすることが可能になるので、電気ヒータ23自体の大きさ、ひいては重量をも軽くすることが可能になる。したがって、重量の増加を抑えつつ、熱媒体を良好に加熱することができる。
(第3実施形態)
上述の第1実施形態では、熱媒体を加熱するために、ウォータポンプ21を制御する例について説明したが、これに加えて、ウォータポンプ21の電動モータから発生する熱を用いる例について説明する。図7に本第3実施形態のウォータポンプ21の構成を示す。
上述の第1実施形態では、熱媒体を加熱するために、ウォータポンプ21を制御する例について説明したが、これに加えて、ウォータポンプ21の電動モータから発生する熱を用いる例について説明する。図7に本第3実施形態のウォータポンプ21の構成を示す。
ウォータポンプ21は、熱媒体の流れを回転により発生させる羽根車21aと、羽根車21aを回転させる電動モータ21bとから構成されている。図中Yは羽根車21aによる熱媒体の流れを示す。
電動モータ21bは、固定子210と、この固定子210のシャフト210aに対して軸受け200aによって回転可能に支持されている回転子200とから構成されている。
ここで、固定子210には、通電により回転子200の磁石201に磁界を与えるコイル211が配置されており、回転子200および固定子210の間には熱媒体が介在している。このため、コイル211は、通電に伴って発生する熱を熱媒体に与えるようになっている。このため、コイル211から発生する熱により熱媒体を加熱することができる。
上述の各実施形態では、切替弁21として周知のサーモスタット弁を用いる例について説明したが、これに変えて、ステッピングの駆動により弁の切り替えを行う電動弁を用いるようにしてもよい。
10…走行用エンジン、20…主循環回路、20a…循環回路、
21…ウォータポンプ、22…切換弁、25…ヒータコア、
30…電子制御装置、31…水温センサは、32…外気温センサ。
21…ウォータポンプ、22…切換弁、25…ヒータコア、
30…電子制御装置、31…水温センサは、32…外気温センサ。
Claims (5)
- 車載機器(10)と熱交換する熱媒体を循環させる循環回路(20)中に配置され、前記熱媒体の流れを発生させる電動ポンプ(21)と、
前記熱媒体を加熱することが必要であると判定したとき、前記熱媒体を加熱するために前記熱媒体に与えることが必要な熱量(Qa)が大きいほど前記熱媒体の流れを速くするように前記電動ポンプを制御して前記循環回路内の圧力損失を増やすようにする制御装置(30)と、
を備えることを特徴とする車両用機器の暖機装置。 - 前記熱媒体の温度を検出する第1の温度検出手段(31)を備え、
前記制御装置は、前記第1の温度検出手段により検出された温度が第1の温度よりも低いとき、前記熱媒体を加熱することが必要であると判定することを特徴とする請求項1に記載の車両用機器の暖機装置。 - 車室外の温度を検出する第2の温検出手段(32)を備え、
前記制御装置は、前記第2の温検出手段による検出温度が第2の温度よりも低く、かつ前記第1の温度検出手段の検出温度が前記第1の温度よりも低いときに、前記熱媒体を加熱することが必要であると判定し、
前記第2の温検出手段による検出温度が第2の温度よりも高く、かつ前記第1の温度検出手段の検出温度が前記第1の温度よりも低いときに、前記熱媒体を加熱することが必要でないと判定することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用機器の暖機装置。 - 前記電動ポンプは、前記熱媒体の流れを回転により発生させる羽根車と、前記羽根車を回転させる電動モータを備え、
前記電動モータは、その運転に伴って発生する熱を前記熱媒体に放出するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1つに記載の車両用機器の暖機装置。 - 車載機器(10)と熱交換する熱媒体を循環させる循環回路(20)中に配置され、前記熱媒体の流れを発生させる電動ポンプ(21)と、
前記熱媒体の温度が所定温度未満であるとき、前記熱媒体の流れを速くするように前記ポンプを制御する制御装置(30)を備えることを特徴とする車両用機器の暖機装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010095229A (ja) * | 2008-10-20 | 2010-04-30 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
CN102529642A (zh) * | 2012-01-09 | 2012-07-04 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种用于增程式电动车的空调供热系统及控制方法 |
JP2014024383A (ja) * | 2012-07-25 | 2014-02-06 | Tokyo R & D Co Ltd | 電気自動車の温調装置 |
-
2006
- 2006-01-13 JP JP2006005846A patent/JP2007186089A/ja not_active Withdrawn
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