JP2007185031A - 自動車用の電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気接続箱のケース本体に取り付けるハーネス保護部材をケース本体に取り付けやすくすると共に、ケース本体からの脱落や破損を防止する。
【解決手段】ケース本体に接続されるワイヤハーネスが外方に引き出されると共に、ロアカバーに立設した壁部を前記ケース本体に設けられた開口に沿わせて取り付ける電気接続箱であって、前記開口に沿ったケース本体に、前記ワイヤハーネスを非開口側へとガイドして前記ロアカバーの組付時におけるワイヤハーネスの噛み込みを防止するハーネス保護部材を着脱自在に取り付け、前記ハーネス保護部材は、前記開口側に閉鎖側壁を設けると共に該閉鎖側壁に底壁を連続させる一方、非開口側は開放した形状とし、前記ワイヤハーネスの少なくとも開口側はハーネス保護部材で覆うと共に閉鎖側壁と反対側はワイヤハーネスを引き出し可能としている。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車に搭載する車両用電気接続箱に関し、特に、ケース本体にカバーを取り付ける際に、ケース本体に接続したワイヤハーネスがケース本体とカバーとの間で噛み込まれないようにするものである。
従来、自動車に搭載する電気接続箱には、内部回路を収容したケース本体にアッパーカバー及びロアカバーを被せて防塵や防水を図っている。
一般に、ケース本体の下面側にはワイヤハーネスが接続されており、該ワイヤハーネスをロアカバーに設けた開口から外部に引き出しているが、ケース本体にロアカバーを組み付ける際に、ケース本体とロアカバーとで前記ワイヤハーネスを噛み込んでしまうと、ワイヤハーネスを損傷させてしまうおそれがある。
特に、ケース本体にサブケース嵌合用の開口を設け、ケース本体に被せるロアカバーに前記開口に沿って仕切壁を突設している場合には、ロアカバーをケース本体に被せて結合する際に、サブケースと仕切壁の間にワイヤハーネスが噛み込まれてワイヤハーネスに損傷が発生する場合が多い。
そこで、特開2001−211528号公報(特許文献1)において、図8に示すように、電気接続箱1のケース本体2に接続したワイヤハーネスW/Hをハーネス保護部材3で拘束した後、ケース本体2にロアカバー4を組み付ける構造が提供されている。
これにより、ケース本体2に接続されたワイヤハーネスW/Hがハーネス保護部材3によりロアカバー4に設けた電線引出口4a側へ方向規制されるため、ケース本体2にロアカバー4を組み付ける際にワイヤハーネスW/Hを噛み込んでしまうのを防止することができる。
しかしながら、特許文献1で提供されている構造では、ケース本体2に接続したワイヤハーネスW/Hの径や本数にかかわらず全周をハーネス保護部材3で覆うため、該ハーネス保護部材3がワイヤハーネスW/Hから大きな圧力を受ける。よって、ハーネス保護部材3の組付け作業性が悪く、また、組み付けられてもロアカバー4を組み付けるまでにハーネス保護部材3がワイヤハーネスW/Hからの圧力によりケース本体2から脱落したり、破損したりする問題がある。この現象は、ワイヤハーネスW/Hが大径であったり、ワイヤハーネスW/Hの本数が多い場合に特に顕著である。
特開2001−211528号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、電気接続箱のケース本体に接続したワイヤハーネスをカバーにより噛み込まないようにするためのハーネス保護部材をケース本体に取り付けやすくすると共に、ケース本体からの脱落や破損を防止することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、ケース本体に接続されるワイヤハーネスが外方に引き出されると共に、該ケース本体に被せるカバーに立設した壁部を前記ケース本体に設けられた開口に沿わせて取り付ける電気接続箱であって、
前記開口に沿ったケース本体に、前記ワイヤハーネスを非開口側へとガイドして前記カバーの組付時におけるワイヤハーネスの噛み込みを防止するハーネス保護部材を着脱自在に取り付け、
前記ハーネス保護部材は、前記開口側に閉鎖側壁を設けると共に該閉鎖側壁に底壁を連続させる一方、前記閉鎖側壁と反対側は開放した形状とし、前記ワイヤハーネスを少なくとも前記開口側はハーネス保護部材で覆うと共に開放側からワイヤハーネスを引き出し可能としていることを特徴とする自動車用の電気接続箱を提供している。
前記構成によれば、ケース本体に接続したワイヤハーネスをハーネス保護部材により噛み込みが発生する側へ行かないようにしているため、ケース本体にカバーを組み付ける際にワイヤハーネスの噛み込みを防止することができる。前記ハーネス保護部材は、ワイヤハーネスの接続位置と噛み込みが発生する開口の間に配置される閉鎖側壁と該閉鎖側壁に連続する底壁とからなるため、該底壁によりワイヤハーネスが閉鎖側壁を乗り越えるのを防止でき、ワイヤハーネスの噛み込みを確実に防止できる。
また、ワイヤハーネス全体にハーネス保護部材を被せるのではなく、前記ハーネス保護部材は噛み込みが発生する開口と反対側(非開口側)は側壁及び底壁を設けない開放した形状としているため、ハーネス保護部材に大きな圧力を与えるワイヤハーネスを開放側へ逃がしてやることができ、ハーネス保護部材がワイヤハーネスから受ける圧力を軽減することができる。これにより、ハーネス保護部材のケース本体への取付作業を容易にすることができると共に、取付後においてもハーネス保護部材の脱落や破損を防止することができる。
前記ケース本体に接続するワイヤハーネスのうち、小径のワイヤハーネスは屈曲しやすいため前記ハーネス保護部材により略全体を覆ってもよいが、大径のワイヤハーネスは屈曲しにくくハーネス保護部材で方向を規制しようとすると大きな圧力を受けるため、大径のワイヤハーネスはハーネス保護部材で全周を覆うのではなく、略半周程度を覆って、残り半周側は開放側から引き出していることが好ましい。
このように、ワイヤハーネスの径に応じてハーネス保護部材で覆うワイヤハーネスと開放側から逃がすワイヤハーネスとを分別することが好ましい。
前記ハーネス保護部材には、長さ方向の一端側にヒンジ軸部を突設していると共に、他側にロック部を設けている一方、
前記ケース本体には、前記ハーネス保護部材のヒンジ軸部を回転自在に嵌合するヒンジ受け部と、前記ロック部とロック結合する被ロック部を設けると共に、前記開口周縁に沿って前記ハーネス保護部材の閉鎖側壁の端縁に嵌合するガイド部を設け、
前記ハーネス保護部材の前記ヒンジ軸部を前記ヒンジ受け部に嵌合してヒンジ結合し、該ヒンジ結合部を支点としてハーネス保護部材の内部に前記ワイヤハーネスを収容した状態で回転させて、前記閉鎖側壁の端縁を前記ガイド部と嵌合させると共に前記ロック部を被ロック部とロック結合させていることが好ましい。
前記構成によれば、ケース本体とハーネス保護部材のヒンジ結合部を支点としてハーネス保護部材を回転させ、閉鎖側壁の端縁をガイド部と嵌合させて位置決めし前記ロック部を被ロック部とロック結合しているため、ハーネス保護部材がワイヤハーネスの圧力により変形することなく容易にケース本体に組み付けることができる。
前記従来例のようにケース本体にハーネス保護部材を真っ直ぐに組み付ける構成とすると、ハーネス保護部材がワイヤハーネスの圧力により変形してロック部が位置ズレを起こして組付作業性が低下するが、前記のように本発明ではハーネス保護部材の変形を防止しているためケース本体への組付作業性を向上させることができる。
また、前記ケース本体には、前記ハーネス保護部材のヒンジ軸部の突設側の側壁に干渉する外れ防止リブを突設すると共に、前記ハーネス保護部材のロック部を設けた側壁の外面に当接する押さえリブを突設していることが好ましい。
前記構成によれば、ワイヤハーネスがハーネス保護部材の側壁に当接しても、前記外れ防止リブや押さえリブにより側壁の広がりを防止しているため、ハーネス保護部材のケース本体への取り付けがさらに容易になると共にケース本体とハーネス保護部材とのヒンジ結合やロック結合が外れるのを防止することができる。
前記ケース本体はジャンクションボックスのケース本体からなり、該ケース本体に設けた前記開口は貫通孔または凹部の表面開口からなり、該開口にはリレーボックスが嵌合固定されると共に、前記カバーはケース本体の下部を覆うロアカバーからなり、該ロアカバーに前記開口周縁に沿って突出する前記壁部が設けられている。
前述したように、本発明によれば、ケース本体に接続したワイヤハーネスをハーネス保護部材により噛み込みが発生する側へ行かないようにしているため、ケース本体にロアカバーを組み付ける際にワイヤハーネスの噛み込みを防止することができる。
また、ワイヤハーネス全体にハーネス保護部材を被せるのではなく、前記ハーネス保護部材は噛み込みが発生する開口と反対側(非開口側)は側壁及び底壁を設けない開放した形状としているため、ワイヤハーネスを開放側へ逃がしてやることができ、ハーネス保護部材がワイヤハーネスから受ける圧力を軽減することができる。これにより、ハーネス保護部材のケース本体への取付作業を容易にすることができると共に、取付後においてもハーネス保護部材の脱落や破損を防止することができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図7は、本発明の実施形態を示し、電気接続箱10は、自動車のエンジンルームに搭載されるジャンクションボックスからなり、内部回路を備えたケース本体11に接続したワイヤハーネスW/Hをハーネス保護部材20で方向規制した状態でロアカバー30とアッパーカバー(図示せず)を組み付ける構成としている。
本実施形態の電気接続箱10では、ケース本体11にリレーボックス嵌合用の開口13を設けると共に、ロアカバー30にも開口31を設け、該開口31の周縁に立設した壁部32がケース本体11の開口13の内周縁に沿って挿入され、連通された開口13と31にはリレーボックスが嵌合固定される。
ケース本体11の内部回路は導電性金属板を所要の形状に打ち抜いて形成したバスバーと絶縁板(共に図示せず)とを交互に積層したバスバー積層体からなり、バスバーに設けたタブをケース本体11の下面11aに設けたコネクタ収容部12内に突出させている。該コネクタ収容部12にワイヤハーネスW/Hの端末に接続したコネクタCを嵌合すると、コネクタ内の雌端子(図示せず)とバスバーのタブとが嵌合接続されて、ケース本体11の内部回路とワイヤハーネスW/Hとが接続される構成としている。
また、ケース本体11には下面11aに凹部を設けており、該凹部の下面開口を前記開口13とし、該開口13の周縁に沿って前記コネクタ収容部12を複数設けている。なお、開口13はケース本体11の上面11bから下面11aにかけて上下方向に貫通する貫通孔としてもよい。
詳細には、図3(B)中、ケース本体11の下面11aの上半分の略全域に開口13を設け、該開口13の右側にコネクタ収容部12を1つ設けている。また、図3(B)中、下面11aの下半分には、右側の約3分の2の領域11cに複数のコネクタ収容部12を密集配置し、残りの左側の約3分の1は空き領域11dとしている。
前記ケース本体11に組み付けるハーネス保護部材20は、ケース本体11の下面11aに対して直交方向に延在する側壁21と、該側壁21に連続しケース本体11の下面11aと略平行に延在する底壁22とからなり、ケース本体11のコネクタ収容部12に対して開口13側には前記側壁21を設ける一方、開口13と反対側(非開口側)には側壁を設けずに開放させた形状としている。
詳細には、ハーネス保護部材20の側壁21は、ケース本体11の領域11cと空き領域11dを仕切る側壁21aと、該側壁21aに連続し開口13の長手方向の周縁に沿う閉鎖側壁21bと、該閉鎖側壁21bに連続し開口13の短手方向の周縁に沿う閉鎖側壁21cと、該閉鎖側壁21cに対向する側壁21dと、閉鎖側壁21cの先端と側壁21dとを連結する側壁21eとからなる。
一方、ハーネス保護部材20の底壁22は、ケース本体11のコネクタ収容部12の全体を覆うのではなく、コネクタ収容部12を部分的に覆う形状としている。なお、本実施形態では、開口13の短手方向の周縁に設けたコネクタ収容部12Aのみは底壁22で全体を覆う一方、開口13の長手方向の周縁に設けたコネクタ収容部12Bは底壁22で略半分だけ覆っている。また、開口13から離れた位置に設けた残りのコネクタ収容部12Cは底壁22で覆わずにロアカバー30を組み付けるまで完全に露出させている。これにより、図4に示すように、ケース本体11に接続したワイヤハーネスW/Hの開口側の半分を覆うと共に非開口側からワイヤハーネスW/Hを引き出している。
なお、ハーネス保護部材20の底壁22で完全に覆ったコネクタ収容部12Aには小径のワイヤハーネスW/Hのみを接続する一方、底壁22で部分的に覆ったコネクタ収容部12Bや完全に露出させたコネクタ収容部12Cには小径のワイヤハーネスW/Hと大径のワイヤハーネスW/Hとを混在させて接続している。
前記ケース本体11とハーネス保護部材20との結合は、ヒンジ結合部とロック結合部により行っている。
ハーネス保護部材20の長さ方向の一端側の側壁21aの外面にヒンジ軸部23を突設していると共に、他端側の側壁21dの外面に枠形状のロック部24を設けている。ヒンジ軸部23は、図2に示すように、側壁21aの外面から突出し下方に屈曲する複数の基部23aと、これら基部23aの先端を連結する軸本体部23bとからなる。
一方、ケース本体11には、ハーネス保護部材20のヒンジ軸部23を回転自在に嵌合するヒンジ受け部14と、前記ロック部24とロック結合する爪状の被ロック部15を設けている。ヒンジ受け部14は、ケース本体11の領域11cと空き領域11dの境界位置に立設する隔壁部14aと、該隔壁部14aの空き領域11d側の側面に突設した軸受爪14bとからなる。
ケース本体11にハーネス保護部材20を組み付ける際には、ハーネス保護部材20のヒンジ軸部23の軸本体部23bをケース本体11のヒンジ受け部14の軸受爪14bの下面に係止させた状態でケース本体11の下面11a側に回転させ、ハーネス保護部材20のロック部24とケース本体11の被ロック部15とをロック結合する構成としている。
また、ハーネス保護部材20には、閉鎖側壁21bと側壁21dに補強用の凹部25を設けており、該凹部25の角部にはワイヤハーネスW/Hを傷付けないように大きなアールを設けている。さらに、閉鎖側壁21bの外面には後述するケース本体11のガイド部17の上端面と当接するリブ26を設け、側壁21cにはケース本体11のコネクタ収容部12Aの開口13側の周壁と嵌合する切欠27を設けている。
また、ケース本体11には、ハーネス保護部材20の側壁21aと閉鎖側壁21bとの境界部分の内面に沿う円弧状のガイド壁16と、開口13周縁に沿ってハーネス保護部材20の閉鎖側壁21bの端縁に嵌合する一対のガイド壁からなるガイド部17を設けている。
さらに、ケース本体11には、ヒンジ受け部14の両側にハーネス保護部材20の側壁21aに干渉する外れ防止リブ18を突設すると共に、被ロック部15の近傍にハーネス保護部材20の側壁21dの外面に当接する押さえリブ19を突設している。
次に、ケース本体11へのハーネス保護部材11及びロアカバー30の組付方法について説明する。
まず、内部回路を備えたケース本体11のコネクタ収容部12にワイヤハーネスW/Hの端末に接続したコネクタCを嵌合接続し、ケース本体11の内部回路とワイヤハーネスW/Hとを接続する。
次いで、ケース本体11の下面11a側にハーネス保護部材20を傾斜させた状態で配置し、図5(A)に示すように、ケース本体11の空き領域11d上をヒンジ受け部14側に向けてスライドさせ、ヒンジ受け部14の軸受爪14bの下面にハーネス保護部材20の軸本体部23bを係止する。この状態で、ワイヤハーネスW/Hをケース本体11の外方へ引き出しておき、図5(B)に示すように、軸本体部23bと軸受爪14bとを係止させたヒンジ結合部を支点としてハーネス保護部材20をケース本体11の下面11aに被せるように回転させて、ハーネス保護部材20のロック部24とケース本体11の被ロック部15とをロック結合する。このハーネス保護部材20の回転開始からロック結合するまでの間に、ハーネス保護部材20の側壁21aと閉鎖側壁21bの境界部分をケース本体11に設けたガイド壁16に沿わせると共に、閉鎖側壁21bの端縁をガイド部17に嵌合させてガイドしているため、ハーネス保護部材20がワイヤハーネスW/Hの圧力により変形することがない。
このように、ケース本体11に取り付けたハーネス保護部材20により、ワイヤハーネスW/Hがケース本体11の開口13側にいかないようにしている。
次いで、図6に示すように、ケース本体11にロアカバー30を組み付ける。このとき、図7に示すように、ロアカバー30に立設した壁部32がケース本体11の開口13の内周縁に沿うように挿入されるが、ケース本体11に接続したワイヤハーネスW/Hはハーネス保護部材20により開口13と反対側に方向規制されている。よって、ケース本体11の開口13の内周縁とロアカバー30の壁部32によってワイヤハーネスW/Hを噛み込むことなくケース本体11にロアカバー30を組み付けることができる。
前記構成によれば、ハーネス保護部材20は、ワイヤハーネスW/Hを接続するコネクタ収容部12と開口13の間に配置される閉鎖側壁21b、21cと該閉鎖側壁21b、21cに連続する底壁22とからなるため、該底壁22によりワイヤハーネスW/Hが閉鎖側壁21b、21cを乗り越えるのを防止でき、ワイヤハーネスW/Hの噛み込みを確実に防止できる。
また、ワイヤハーネス全体にハーネス保護部材20を被せるのではなく、ハーネス保護部材20は噛み込みが発生する開口13と反対側(非開口側)は側壁及び底壁を設けない開放した形状としているため、ハーネス保護部材20に大きな圧力を与えるワイヤハーネスW/Hを開放側へ引き出して逃がしてやることができる。これにより、ハーネス保護部材20がワイヤハーネスW/Hから受ける圧力を軽減することができ、ハーネス保護部材20のケース本体11への取付作業を容易にすることができると共に、取付後においてもハーネス保護部材20の脱落や破損を防止することができる。
また、ケース本体11とハーネス保護部材20のヒンジ結合部を支点としてハーネス保護部材20を回転させ、ケース本体11に設けたガイド壁16やガイド部17により閉鎖側壁21bをガイドしながら組み付けているため、ハーネス保護部材20がワイヤハーネスW/Hの圧力により変形することなく容易にケース本体11に組み付けることができる。
このような組付方法では、作業員がハーネス保護部材20を片手で持って作業を行うことができるため、もう片方の手でワイヤハーネスW/Hを非開口側に引っ張って引き出しておくことができ、ケース本体11にハーネス保護部材20を組み付ける際にワイヤハーネスW/Hが邪魔になることがなく効率良く組付作業を行うことができる。
本発明の実施形態の電気接続箱の下面側斜視図である。 ハーネス保護部材の斜視図である。 (A)はケース本体にハーネス保護部材を取り付けた状態を示す底面図、(B)はケース本体にハーネス保護部材を取り付ける前の状態を示す底面図である。 ケース本体にワイヤハーネスを接続した状態を示す底面図である。 (A)(B)はケース本体にハーネス保護部材を取り付ける方法を示す図面である。 ケース本体にロアカバーを取り付ける方法を示す図面である。 ケース本体にロアカバーを取り付けた状態を示す断面図である。 (A)(B)は従来例を示す図面である。
符号の説明
10 電気接続箱
11 ケース本体
12 コネクタ収容部
13 開口
14 ヒンジ受け部
15 被ロック部
16 ガイド壁
17 ガイド部
18 外れ防止リブ
19 押さえリブ
20 ハーネス保護部材
21b、21c 閉鎖側壁
22 底壁
23 ヒンジ軸部
24 ロック部
30 ロアカバー
32 壁部

Claims (4)

  1. ケース本体に接続されるワイヤハーネスが外方に引き出されると共に、該ケース本体に被せるカバーに立設した壁部を前記ケース本体に設けられた開口に沿わせて取り付ける電気接続箱であって、
    前記開口に沿ったケース本体に、前記ワイヤハーネスを非開口側へとガイドして前記カバーの組付時におけるワイヤハーネスの噛み込みを防止するハーネス保護部材を着脱自在に取り付け、
    前記ハーネス保護部材は、前記開口側に閉鎖側壁を設けると共に該閉鎖側壁に底壁を連続させる一方、前記閉鎖側壁と反対側は開放した形状とし、前記ワイヤハーネスを少なくとも前記開口側はハーネス保護部材で覆うと共に開放側からワイヤハーネスを引き出し可能としていることを特徴とする自動車用の電気接続箱。
  2. 前記ハーネス保護部材には、長さ方向の一端側にヒンジ軸部を突設していると共に、他側にロック部を設けている一方、
    前記ケース本体には、前記ハーネス保護部材のヒンジ軸部を回転自在に嵌合するヒンジ受け部と、前記ロック部とロック結合する被ロック部を設けると共に、前記開口周縁に沿って前記ハーネス保護部材の閉鎖側壁の端縁に嵌合するガイド部を設け、
    前記ハーネス保護部材の前記ヒンジ軸部を前記ヒンジ受け部に嵌合してヒンジ結合し、該ヒンジ結合部を支点としてハーネス保護部材の内部に前記ワイヤハーネスを収容した状態で回転させて、前記閉鎖側壁の端縁を前記ガイド部と嵌合させると共に前記ロック部を被ロック部とロック結合させている請求項1に記載の自動車用の電気接続箱。
  3. 前記ケース本体には、前記ハーネス保護部材のヒンジ軸部の突設側の側壁に干渉する外れ防止リブを突設すると共に、前記ハーネス保護部材のロック部を設けた側壁の外面に当接する押さえリブを突設している請求項1または請求項2に記載の自動車用の電気接続箱。
  4. 前記ケース本体はジャンクションボックスのケース本体からなり、該ケース本体に設けた前記開口は貫通孔または凹部の表面開口からなり、該開口にはリレーボックスが嵌合固定されると共に、前記カバーはケース本体の下部を覆うロアカバーからなり、該ロアカバーに前記開口周縁に沿って突出する前記壁部が設けられている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の自動車用の電気接続箱。
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