JP2007183376A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成工程では、専用給紙カセット101からの透明フィルムQに原稿の鏡像トナー像を、転写部6・定着部7において転写・定着する。この透明フィルムを両面出力用の搬送路12を利用して通常の搬送路16に戻し、この搬送路16によって搬送されてきた専用給紙カセット101からの白色基体Wを、透明フィルムのトナー像が転写・定着された面に接するようにレジストローラ4で重ね合わせて重合シートとする。この重合シートを、定着部7を通して透明フィルムと白色基体を接着(熱溶着)する。白色基体には予め熱融着性樹脂からなる接着層を塗布する。切換爪102を備えた両面転写用搬送路を用いることによって、透明フィルムと白色基体を同一の専用給紙カセット101から供給することができる。
【選択図】図2
Description
第2の課題は、粒状性という指標で表される画質である。これは画像濃度ムラを表す指標であり、トナーの小粒径化によって電子写真方式画像の粒状性の改善は進んでいるが、まだ銀塩写真と比べると見劣りする。
しかし、第2の課題である粒状性で表される画質は銀塩写真レベルには達していない。また、かなり大掛かりな装置が必要であり、汎用的に展開するには課題が多いだろう。
(1)高光沢で滑らかな面質、かつ高画質な(粒状性が良い)画像を、電子写真方式で実現する。
(2)従来の画像形成装置に対して大幅な変更をせずに、従来の画像形成装置と同様の機能を備えたままで上記目的を実現する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記両面出力用の搬送路に用紙の搬送方向を切換える切換爪を設置して、通常の両面画像出力を行うモードと、透明フィルムと白色基体の間にトナー像が挟まれた形態の画像を出力する(挟持画像出力)モードとで、シート搬送経路を切換えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項4の発明は、請求項1,2または3に記載の画像形成装置において、転写部よりも上流側に位置するレジストローラにおいて透明フィルムと白色基体の重ね合わせを行うことを特徴とする画像形成装置である。
請求項5の発明は、請求項1,2,3または4に記載の画像形成装置において、白色基体表面に熱融着性樹脂からなる接着層を1〜20μmの厚さで塗布して、これを定着部で溶かすことによって、透明フィルムと白色基体の接着を行うことを特徴とする画像形成装置である。
請求項6の発明は、請求項5に記載の画像形成装置において、トナーの軟化点よりも白色基体に塗布する接着層の軟化点が低いことを特徴とする画像形成装置である。
請求項7の発明は、請求項1,2,3,4,5または6に記載の画像形成装置において、透明フィルム上にトナー像を定着する1回目の定着温度よりも、透明フィルムと白色基体を接着する2回目の定着温度の方が低いことを特徴とする画像形成装置である。
(1)高光沢で滑らかな面質、かつ高画質な(粒状性が良い)画像を電子写真方式で実現した。
(2)従来の画像形成装置に対して大幅な変更を施さずに、従来の画像形成装置と同様の機能を備えたままで、上記目的を達成した。
請求項1の発明によれば、高光沢で滑らかな面質、かつ高画質な(粒状性が良い)画像を得ることができる。一度トナー像を透明フィルムに転写・定着することが高画質へとつながる。両面出力用の搬送路を利用することによって、透明フィルムと白色基体を接着するための大掛かりな装置が必要なくなり、従来の画像形成装置に大幅な変更を加えないで済む。
請求項2の発明によれば、従来の画像形成装置に大幅な変更を施すことなく、通常の画像の両面出力と、透明フィルムを利用した高光沢で滑らかな面質、かつ高画質な(粒状性が良い)画像の出力とが、同一の装置で可能である。
請求項3の発明によれば、透明フィルムのトナー像が定着された面側を白色基体と接着するためには、透明フィルムの反転は必要ない。通常の両面画像出力を行うモードでは用紙の反転を行い、透明フィルムと白色基体にトナー像を出力するモードでは透明フィルムの反転を行わないことを可能とする。
請求項4の発明によれば、透明フィルムと白色基体の重ね合わせを、従来の画像形成装置の構成を大きく変えずに行うことができる。その他の場所で重ね合わせようとすると、余分なスペースが必要である。
請求項5の発明によれば、定着部において透明フィルムと白色基体の接着を行うことができる。
請求項6,7の発明によれば、透明フィルム上に形成されたトナー像を乱すことなく、透明フィルムと白色基体の接着を行うことができる。
図2が本発明に係る画像形成装置100の全体構成を説明する図である。上記した従来の画像形成装置1と異なる点は、画像形成装置本体100Aに高光沢・高画質の画像を出力するための専用給紙カセット101が設置されている点と、両面転写ユニット100Bに特別な切換爪102が設けられている点である。このように、従来の画像形成装置に対して大幅な変更をしないことが本発明の特徴である。さらに言うと、従来の画像形成装置と同様の機能を備え、高光沢・高画質の画像を出力することも可能な点が、本発明の特徴である。
通常の用紙に両面プリントする場合には、本発明の両面転写ユニット100Bは従来の画像形成装置と同様に動作する。この場合は、まず図6に示すように用紙Pは、反転ローラ17,18に向かって送られる。用紙が十分に送られた後に、図7に示すように切換爪102の位置が切り替わり(回動する)、用紙が逆向きに送られて用紙の反転が行われる。
(1)高光沢で滑らかな面質
図5に示すように、本発明によって得られる画像は最表面が透明フィルムであるため、この透明フィルムの光沢度を反映して高光沢な画像を得ることができる。高光沢によって色が濃く鮮やかになることは良く知られている。
これに対し、本発明によって得られる画像は図10のように平滑に密着しており、またトナーとフィルムの屈性率の差は小さいので、トナーとフィルムの境界面を光はほとんど散乱・反射されずに素通りする。これによって、非常に滑らかな面質を達成できる。
粒状性とは、画像濃度ムラによる「ざらつき感」を表すもので、写真等の画像を評価する時に最も重要視される指標である。これは、粒状度として数値化できる。すなわち上記粒状性は、「均一であるべき画像がどれだけざらついているかを表す主観評価値」と定義される。この主観的な評価値である粒状性を客観的に表した量が粒状性の評価尺度であり、「粒状度」である。この粒状度として標準化されているものにRMS粒状度があり、ANSI・PH−2.40−1985で標準化されている。
電子写真方式の画像形成装置では、トナーという大きな粒子を用いるために、ドットのサイズ・位置がばらつくことから、粒状性の良い画質を達成することが難しい。本発明では、透明フィルムにトナーを転写・定着することによって、従来の画像形成装置よりも粒状性の良い画像を達成できる。以下これについて説明する。
[実施例1]
市販の電子写真方式の複写機を改造して、図2に示す本発明の画像形成装置とした。透明フィルムは厚さ80μmのPETフィルムを用いた。白色基体の基板にはリコー製のFC光沢紙<厚口>を用いて、そのうえに厚さが約10μmとなるように接着層を塗布した。接着層に用いる樹脂は、ポリエステル樹脂、トルエン、メチルエチルケトンを適切に混合して、使用するトナーよりも軟化点がおおよそ20度低くなるようにし、透明フィルムと白色基体を接着する2回目の定着温度は、通常の定着温度よりも20度低くなるように制御した。
○:非常に滑らかである。
△:滑らかである。
×:滑らかでない。
実施例1の画像形成装置において、通常の画像出力モードを用いて、リコー製のFC光沢紙<厚口>に画像を出力した。得られた画像の測定結果を下記表1に示す。滑らかさの指標は測定方法がないため、目視によって上記基準で判断した。
実施例1の画像形成装置において、通常の画像出力モードを用いて、リコー製のFC光沢紙<厚口>に画像を出力した後に、市販のラミネート機で表面をラミネートした。得られた画像の測定結果を下記表1に示す。滑らかさの指標は測定方法がないため、目視によって上記基準で判断した。
1A 画像形成装置本体
1B 両面転写ユニット
3 給紙カセット
4 レジストローラ
5a 感光体
5 作像部
6 転写部
6a 転写ローラ
7 定着部
8 転写紙搬送ガイド部材
9 切換爪
10 排紙路
11 排紙トレー
12 両面用搬送経路
13 排紙ローラ
14 開口部
15 退避路
16 搬送路
17,18 反転ローラ
19 切換爪
20 開口部
100 画像形成装置
100A 画像形成装置本体
100B 両面転写ユニット
101 専用給紙カセット
102 切換爪
A 接着層
B 白色基板
G トナー画像が記録された積層体
P 転写紙(転写材、用紙)
Q 透明フィルム
W 白色基体
Claims (7)
- 透明フィルムに原稿の鏡像のトナー像を転写部・定着部において転写・定着後に、該透明フィルムを、両面出力用のシート搬送路を利用して通常のシート搬送路に戻し、該通常のシート搬送路によって搬送されてきた白色基体と、前記透明フィルムのトナー像が転写・定着された面が接するように重ね合わせて重合シートとし、該重合シートを、前記定着部を通して透明フィルムと白色基体を接着することにより、透明フィルムと白色基体の間にトナー像が挟まれた形態の画像を得ることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1に記載の画像形成装置において、通常の両面画像出力を行うモードと、透明フィルムと白色基体の間にトナー像が挟まれた形態の画像を出力するモードとを備えていることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2に記載の画像形成装置において、前記両面出力用の搬送路に用紙の搬送方向を切換える切換爪を設置して、通常の両面画像出力を行うモードと、透明フィルムと白色基体の間にトナー像が挟まれた形態の画像を出力するモードとで、シート搬送経路を切換えることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1,2または3に記載の画像形成装置において、転写部よりも上流側に位置するレジストローラにおいて透明フィルムと白色基体の重ね合わせを行うことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1,2,3または4に記載の画像形成装置において、白色基体表面に熱融着性樹脂からなる接着層を1〜20μmの厚さで塗布して、これを定着部で溶かすことによって、透明フィルムと白色基体の接着を行うことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項5に記載の画像形成装置において、トナーの軟化点よりも白色基体に塗布する接着層の軟化点が低いことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1,2,3,4,5または6に記載の画像形成装置において、透明フィルム上にトナー像を定着する1回目の定着温度よりも、透明フィルムと白色基体を接着する2回目の定着温度の方が低いことを特徴とする画像形成装置。
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