JP2007181792A - 除湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒートポンプ118と吸放湿手段119を用い、循環経路111のない単純な構成で、効率の良い除湿が行え、品質を向上した除湿装置を提供する。
【解決手段】ヒートポンプ118と、供給空気から吸湿する吸湿部120および供給空気に放湿する放湿部121を有する吸放湿手段119と、除湿対象空気116を放熱器103と補助加熱手段4、放湿部121、吸熱器105、吸湿部120の順に供給する送風手段1とを備え、吸熱器105をバイバスするEVAバイパス風路5にダンパー6を設けて開閉制御することにより、吸熱器105の着霜や結露による圧損変動に対応して送風量を安定化できる除湿装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮機、放熱器、膨張機構、吸熱器等から構成されるヒートポンプと、吸着剤や吸収剤を用いて吸放湿を行う吸放湿手段を備えた除湿装置に関する。
従来のヒートポンプと吸放湿手段を備えた除湿装置としては、放熱器、吸放湿手段の放湿部、吸熱器の順に空気を循環させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
以下、その除湿装置について図5を参照しながら説明する。
図5に示すように、除湿装置の本体100内には、圧縮機102、放熱器103、膨張機構104、吸熱器105を配管接続した冷媒回路106と、吸着剤107が担持されたハニカムローター108が設けられており、循環ファン109によって送風される循環空気110が、放熱器103、ハニカムローター108の一部、吸熱器105の順に循環するように循環経路111が形成されている。また、ハニカムローター108の他の部分は、吸込口112および吹出口113を開口した供給経路114内に配置されており、供給ファン115によって除湿対象空気116が供給されている。また、冷媒回路106内には冷媒117が充填されており、この冷媒117が、圧縮機102で圧縮されることによって、放熱器103、膨張機構104、吸熱器105の順に冷媒回路106内を循環し、放熱器103において循環空気110に放熱するとともに、吸熱器105において循環空気110から吸熱することによってヒートポンプ118を動作させている。ハニカムローター108は、図示しない駆動手段によって回転しており、この回転に伴いハニカムローター108に担持された吸着剤107が、循環経路111内における循環空気110との接触と供給経路114内における除湿対象空気116との接触を繰り返している。この吸着剤107は、晒される空気の相対湿度が高ければ多くの水分を保持でき、相対湿度が低くなると保持可能な水分量が減少する特性を有しているので、相対湿度の異なる複数の空気との接触を繰り返せば、各々の相対湿度における吸着剤107の保持可能な水分量の差に応じて水分の吸脱着が行われることになる。ここで、循環経路111内で吸着剤107と接触する循環空気110は、放熱器103において冷媒117の放熱により加熱されて除湿対象空気116よりも低い相対湿度の空気となっているので、この相対湿度の差によって、吸着剤107が、除湿対象空気116中の水分を吸着し、吸着した水分を循環空気110中に脱着するように作用する。この吸脱着作用によって吸放湿手段119としての動作がなされることとなり、ハニカムローター108の供給経路114内に位置する部分が除湿対象空気116から吸湿する吸湿部120、ハニカムローター108の循環経路111内に位置する部分が循環空気110へ放湿する放湿部121となる。吸湿部120において吸湿された除湿対象空気116は低湿の空気となって吹出口113から本体101外部に吹出し、放湿部121において放湿された循環空気110は、高湿の空気となって吸熱器105に供給される。吸熱器105に供給された高湿の循環空気110は、冷媒117の吸熱によって露点温度以下まで冷却されて空気中の水分が飽和する。この飽和した水分が凝縮してタンク122に滴下し、このタンク122に溜まった凝縮水の量が除湿装置の除湿量となるのである。
特開昭63−1423号公報(第2−3頁、第1図)
以上の例では、吸湿部120において除湿対象空気116から吸湿し、この吸湿した水分を、放熱器103で加熱した高温の循環空気110を放湿部121に供給することによって放湿させ、この放湿させた水分を含んだ高湿の循環空気110を吸熱器105において冷却して水分を飽和させるとことにより除湿するようにしている。したがって循環空気110を放熱器103、放湿部121、吸熱器105に循環させる循環経路111を密閉性よく本体101内に形成する必要があり、装置構成が複雑化するという課題があった。そして循環経路111の密閉度が低い場合には、除湿対象空気116と循環空気110との湿度移行が発生して除湿効率が低下するという課題があった。
また、吸熱器105の着霜や結露による風量の変化に対し温度上昇やヒートポンプ118のバランスが悪くなり、耐久性と安全性が悪化するという課題があった。
本発明は上記課題を解決するものであり、循環経路111のない単純な構成で、効率の良い除湿が行えるとともに、耐久性と安全性を向上した除湿装置を提供することを目的としている。
上記した目的を達成するために、本発明が講じた第1の課題解決手段は、圧縮機、放熱器、膨張機構および吸熱器からなるヒートポンプと、供給空気から吸湿する吸湿部および供給空気に放湿する放湿部からなる吸放湿手段と、除湿対象空気を前記放熱器、前記放湿部、前記吸熱器、前記吸湿部の順に供給する送風手段とを備え、前記吸熱器にバイパス風路を設けたものである。
この手段では、放熱器と吸熱器を備えたヒートポンプと吸湿部と放湿部を備えた吸放湿手段が設けられる。放熱器では除湿対象空気に対してヒートポンプの作動により放熱する。放湿部では放熱器における放熱により加熱した除湿対象空気に対して吸放湿手段が放湿する。吸熱器では放湿部における放湿により加湿した除湿対象空気からヒートポンプの作動により吸熱する。吸湿部では吸熱器における吸熱により冷却した除湿対象空気から吸放湿手段が吸湿する。このようにして放湿部には放熱器で加熱された低い相対湿度の除湿対象空気を供給し、吸湿部には吸熱器において冷却された高い相対湿度の除湿対象空気を供給する。これにより、吸湿部と放湿部に供給される空気の相対湿度の差が拡大する。この相対湿度の差の拡大により吸放湿手段の吸放湿量が増加して除湿効率が向上する。
ここで、吸熱器の着霜や結露による通風抵抗の増加により放熱器の風量が低下するのをバイパス風路によって改善し、ヒートポンプのサイクルバランスを保持する。
また、本発明が講じた第2の課題解決手段は、吸熱器のバイパス風路に風量制御手段と、この風量制御手段を駆動制御する制御部を設けたものである。
この手段では、吸熱器の着霜や結露による通風抵抗の増加により放熱器の風量が低下するのをバイパス風路に設けた風量制御によって改善し、ヒートポンプのサイクルバランスを調整する。
また、本発明が講じた第3の課題解決手段は、除湿対象空気を放熱器と補助加熱手段の双方の放熱により加熱するものである。
この手段では、放湿部に、放熱器で加熱され、さらに補助加熱手段で加熱された低い相対湿度の除湿対象空気を供給することによって、吸湿部と放湿部に供給される空気の相対湿度の差が拡大する。この相対湿度の差の拡大により吸放湿手段)の吸放湿量が増加して除湿効率が向上する。
ここで、吸熱器の着霜や結露による通風抵抗の増加により、放熱器と補助加熱手段の風量が低下するのをバイパス風路によって改善し、ヒートポンプのサイクルバランスを保持しつつ、補助加熱手段の周辺温度が異常温度となるのを防いでいる。
また、本発明が講じた第4の課題解決手段は、補助加熱手段の周辺温度を検出するヒーター温度センサーを設け、このヒーター温度センサーの検出温度を入力信号として、制御部は風量制御手段を駆動してバイパス風路の風量制御を行うものである。
この手段では、吸熱器の着霜や結露による通風抵抗の増加により補助加熱手段の風量が低下するのをバイパス風路に設けた風量制御手段よって調整し、補助加熱手段の周辺温度が異常温度となるのを防ぐ。ここで、風量制御手段は補助加熱手段の周辺温度の検知手段の出力により風量を制御する。
また、本発明が講じた第5の課題解決手段は、室内温度を検出する室内温度センサーと、室内湿度を検出する室内湿度センサーを有し、前記室内温度センサーの検出温度と前記室内湿度センサーの検出湿度の双方もしくはどちらか一方を入力信号として、制御部は風量制御手段を駆動してバイパス風路の風量制御を行うものである。
この手段では、吸熱器の着霜や結露による通風抵抗の増加により放熱器の風量が低下するのをバイパス風路に設けた風量制御手段によって改善し、ヒートポンプのサイクルバランスを調整する。ここで、制御部は室内温度センサーと室内湿度センサーの双方もしくはどちらか一方の出力により風量制御手段を制御して、バイパス風路の風量を調整する。
また、本発明が講じた第6の課題解決手段は、放熱器の冷媒温度を検出する凝縮温度センサーを有し、この凝縮温度センサーの検出温度を入力信号として、制御部は風量制御手段を駆動してバイパス風路の風量制御を行うものである。
この手段では、吸熱器の着霜や結露による通風抵抗の増加により放熱器の風量が低下するのをバイパス風路に設けた風量制御手段によって改善し、ヒートポンプのサイクルバランスを調整する。ここで、制御部は放熱器の冷媒温度を検知する凝縮温度センサーの検出温度を受けて、風量制御手段を駆動してバイパス風路の風量を制御する。
また、本発明が講じた第7の課題解決手段は、圧縮機の吐出冷媒圧力を検出する吐出圧力を検出する吐出圧力センサーと、この吐出圧力センサーの検出圧力を入力信号として、制御部は風量制御手段を駆動してバイパス風路の風量制御を行うものである。
この手段では、吸熱器の着霜や結露による通風抵抗の増加により放熱器の風量が低下するのをバイパス風路に設けた風量制御手段によって改善し、ヒートポンプのサイクルバランスを調整する。ここで、制御部は圧縮機の吐出冷媒圧力を検知する吐出圧力センサーの検出圧力を受けて、風量制御手段を駆動してバイパス風路の風量を制御するものである。
また、本発明が講じた第8の課題解決手段は、ヒートポンプの過熱度を入力信号として、制御部は風量制御手段を駆動してバイパス風路の風量制御を行うものである。
この手段では、吸熱器の着霜や結露による通風抵抗の増加により放熱器の風量が低下するのをバイパス風路に設けた風量制御手段によって改善し、ヒートポンプのサイクルバランスを調整する。ここで、制御部はヒートポンプの過熱度を検知する検知手段の検出値を受けて、風量制御手段を駆動してバイパス風路の風量を制御するものである。
本願発明は、かかる構成とすることにより以下に記載されるような効果を奏するものである。
(イ)本願の第1の発明にかかる除湿装置によれば、放湿部には放熱器で加熱された低い相対湿度の除湿対象空気を供給し、吸湿部には吸熱器において冷却された高い相対湿度の除湿対象空気を供給できる。これにより、吸湿部と放湿部に供給される空気の相対湿度の差を拡大することができる。この相対湿度の差の拡大によって吸放湿手段の吸放湿量を増大させ、除湿効率を高めることができる。また、吸熱器の着霜や結露による通風抵抗の増加により放熱器の風量が低下するのをバイパス風路によって改善し、ヒートポンプのサイクルバランスを保持することができる。
(ロ)本願の第2の発明にかかる除湿装置によれば、上記(イ)に記載した効果に加えて、吸熱器の着霜や結露による通風抵抗の増加により放熱器の風量が低下するのをバイパス風路に設けた風量制御手段によって改善し、ヒートポンプのサイクルバランスを調整することができる。
(ハ)本願の第3の発明にかかる除湿装置によれば、上記(イ)または(ロ)に記載した効果に加えて、放湿部に、放熱器で加熱され、さらに加熱手段で加熱された低い相対湿度の除湿対象空気を供給することによって、吸湿部と放湿部に供給される空気の相対湿度の差がさらに拡大する。この相対湿度の差の拡大により吸放湿手段の吸放湿量が増加して除湿効率をさらに向上することができる。また、吸熱器の着霜や結露による通風抵抗の増加により放熱器と補助加熱手段の風量が低下するのをバイパス風路によって改善し、ヒートポンプのサイクルバランスを保持ちつつ、補助加熱手段の周辺温度が異常温度となるのを防ぐことができる。
(ニ)本願の第4の発明にかかる除湿装置によれば、上記(ハ)に記載した効果に加えて、風量制御手段を補助加熱手段の周辺温度の検知手段出力により制御することによって、補助加熱手段の周辺温度が異常温度となるのを精度良く防止することができる。
(ホ)本願の第5の発明にかかる除湿装置によれば、上記(イ)、(ロ)、(ハ)または(ニ)に記載した効果に加えて、風量制御手段を室内温度と湿度の双方もしくはどちらか一方の検知手段の出力により制御することによって、ヒートポンプのサイクルバランスを精度良く調整することができる。
(ヘ)本願の第6の発明にかかる除湿装置によれば、上記(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)または(ホ)に記載した効果に加えて、風量制御手段を放熱器の冷媒温度の検知手段の出力により制御することによって、ヒートポンプのサイクルバランスを精度良く調整することができる。
(ト)本願の第7の発明にかかる除湿装置によれば、上記(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ)または(ヘ)に記載した効果に加えて、風量制御手段を圧縮機の吐出冷媒圧力の検知手段の出力により制御することによって、ヒートポンプのサイクルバランスを精度良く調整することができる。
(チ)本願の第8の発明にかかる除湿装置によれば、上記(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ)、(ヘ)または(ト)に記載した効果に加えて、風量制御手段をヒートポンプの過熱度の検知手段の出力により制御することによって、ヒートポンプのサイクルバランスを精度良く調整することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、従来の例と同一の構成要素については同一の符号を用い、詳細な説明は省略する。
(実施の形態1)
ここでは、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる除湿装置の概略構成を示した図である。
図1に示すように、除湿装置の本体101内に、圧縮機102、放熱器103、膨張機構104および吸熱器105を配管接続した冷媒回路106と、供給空気から吸湿する吸湿部120および供給空気に放湿する放湿部121を有する吸放湿手段119を設け、冷媒回路106内に冷媒117を充填している。また、本体101には吸込口112と吹出口113を開口し、送風手段としてのメイン送風ファン1とサブ送風ファン2の運転によって、吸込口112から除湿対象空気116と加熱対象空気3を本体101内に供給する構成としている。そして、本体101内に供給された除湿対象空気116が、メイン送風ファン1によって放熱器103、放湿部121、吸熱器105、吸湿部120に順に供給されて吹出口113より本体101外部に流出し、また、加熱対象空気3が、サブ送風ファン2によって、除湿対象空気116と同一方向から放熱器103に供給されて吹出口113より本体101外部に流出するように風路を形成している。また、除湿対象空気116はその一部または全てを放湿部121の前に補助加熱手段として設けたヒーター4にて加熱できるように構成されている。また、吸熱器105の側方にEVAバイパス風路5を設け、除湿対象空気116がEVAバイパス風路5によって吸熱器105を通過する流れとバイパスする流れに分けられ、EVAバイパス風路5には通過風量を制御する風量制御手段としてダンパー6が設けられている。このダンパー6は制御部としてのマイコン7の出力によって制御される。マイコン7は、ヒーター4の周囲温度を検知するヒーター温度センサー8の検知値と、放熱器103の冷媒温度を検知する凝縮温度センサー9の検知値と、圧縮機102の吐出圧力を検知する吐出圧力センサー10の検知値と、ヒートポンプ118の過熱度検知手段による計算値のいずれか1つ以上を制御入力としている。
ここで、ヒートポンプ118の過熱度検知手段としては、吸熱器105の冷媒温度を検知する蒸発温度センサー11と、圧縮機102の吸入温度を検知する吸入温度センサー12を用いており、それぞれの検出温度差を加熱度としてマイコン7に入力している。
そして、圧縮機102により冷媒117を圧縮することによって、冷媒117が、放熱器103、膨張機構104、吸熱器105の順に冷媒回路106内を循環し、放熱器103に供給される除湿対象空気116および加熱対象空気3に対して放熱するとともに吸熱器105に供給される除湿対象空気116から吸熱することによってヒートポンプ118を作動させる構成となっている。
図2は、吸放湿手段119の詳細構成を示した図である。吸放湿手段119は、吸着剤107が担持された軸方向に通風可能な円筒状のハニカムローター108を備えており、このハニカムローター108を回動自在に回転軸123で支持している。そして、ハニカムローター108の外周にギア124を形成し、このギア124と回転駆動する駆動モーター125の歯車部126にベルト127を巻装している。また、ハニカムローター108を、吸湿部120と放湿部121に区分して各々に供給される空気の相互流通を抑制するように風路を仕切っている。そして、メイン送風ファン1を運転すると、吸湿部120に吸熱器105を通過した除湿対象空気116が供給され、放湿部121には放熱器103とヒーター4を通過した除湿対象空気116が供給される。ここで、駆動モーター125を駆動するとベルト127を介してギア124に駆動力が伝達してハニカムローター108が回転し、この回転によって吸着剤107が、除湿対象空気116と除湿対象空気116の順に接触を繰り返すことになる。この吸着剤107は、晒される空気の相対湿度が高ければ多くの水分を保持でき、相対湿度が低くなると保持可能な水分量が減少する特性を有しているので、相対湿度の異なる複数の空気との接触を繰り返せば、各々の相対湿度における吸着剤107の保持可能な水分量の差に応じて水分の吸脱着が行われることになる。ここで、吸湿部120で吸着剤107と接触する除湿対象空気116は、吸熱器105において冷媒117の吸熱により冷却された低温かつ高い相対湿度の空気であり、放湿部121において吸着剤107と接触する除湿対象空気116は、放熱器103において冷媒117の放熱により加熱された高温かつ低い相対湿度の空気とヒーター4で加熱された高温かつ低い相対湿度の空気であるので、この各々の空気の相対湿度差によって、吸着剤107の吸脱着作用が為されて吸放湿手段119が作動することになる。
次に除湿装置の動作を説明する。
図3は、図1に示した除湿装置の冷媒117の状態変化を示すモリエル線図(圧力−エンタルピ線図)である。図3に示した点A、点B、点C、点Dを矢符で結んだサイクルは、冷媒回路106内を循環する冷媒117の状態変化を示しており、冷媒117は圧縮機102において圧縮されることにより圧力とエンタルピが上昇して点Aから点Bの状態変化を行い、放熱器103において供給される除湿対象空気116に対して放熱することによりエンタルピが減少して点Bから点Cの状態となる。次に膨張機構104において膨張して減圧することにより圧力が低下して点Cから点Dの状態変化を行い、吸熱器105において供給される除湿対象空気116から吸熱することによりエンタルピが増加して点Dから点Aの状態に戻る。このような冷媒117の状態変化により、吸熱器105において吸熱し、放熱器103において放熱するヒートポンプ118が動作し、この時、点Bと点Cのエンタルピ差に冷媒117の循環量を乗じた値が放熱器103における放熱量、点Aと点D(点C)のエンタルピ差に冷媒117の循環量を乗じた値が吸熱器105における吸熱量となり、放熱量と吸熱量の差、即ち点Bと点Aのエンタルピ差に冷媒117の循環量を乗じた値が圧縮機102の圧縮仕事量になる。
図4は、図1に示した除湿装置において、ダンパー6を閉じた場合の除湿対象空気116の状態変化を示す湿り空気線図である。図4に示した湿り空気線図において、各点における除湿対象空気116を( )内に各点をあらわす記号を入れて除湿対象空気116( )と表すこととする。まず、点aの状態の除湿対象空気116(a)が放熱器103に供給され、冷媒117の放熱により加熱されて点b1の状態の除湿対象空気116(b1)となる。点b1の状態となった除湿対象空気116(b1)は、一部がヒーター4によってさらに加熱され除湿対象空気116(b2)となり、それぞれ放湿部121に供給されてハニカムローター108に担持された吸着剤107が保有している水分を脱着することにより加湿されて、湿度が上昇するとともに温度が低下してそれぞれ点c1と点c2の状態となる。放湿部121において加湿された点c1および点c2の状態の除湿対象空気116(c)は次に吸熱器105に供給され、冷媒117の吸熱により露点温度以下まで冷却されて点dの飽和状態となる。この時に飽和した水分は凝縮水としてタンク122に回収される。点dの飽和状態となった除湿対象空気116(d)は、次に吸湿部120に供給され、吸着剤107に水分を吸着されることによって除湿されて湿度が低下するとともに温度が上昇し、点eの状態の乾燥空気となる。点eの状態となった除湿対象空気116(e)は、メイン送風ファン1に吸引されて装置外部に排出される。以上の除湿対象空気116の状態変化において、吸熱器105において回収される凝縮水の量は、点c1と点dの絶対湿度差に除湿対象空気116(b1)の重量換算風量を乗じた値と、点c2と点dの絶対湿度差に除湿対象空気116(b2)の重量換算風量を乗じた値との加算値となり、放湿部121における放湿量は、点b1と点c1の絶対湿度差に除湿対象空気116(b1)の重量換算風量を乗じた値と、点b2と点c2の絶対湿度差に除湿対象空気116(b2)の重量換算風量を乗じた値との加算値となる。また、吸湿部120における吸湿量は、点dと点eの絶対湿度差に吸湿部120に供給される除湿対象空気116(e)の重量換算風量を乗じた値となる。
以上の動作において、理想状態では、放湿部121の出口空気状態を示す点c1および点c2は、吸湿部120の入口空気状態を示す点dと同一の相対湿度である点c1’および点c2’に近づき、吸湿部120の出口空気状態を示す点eは、放湿部121の入口空気状態を示す点b1と点b2の空気の混合した点hと同一の相対湿度である点e’に近づく。したがって点dの相対湿度を上昇させ、点b1および点b2の相対湿度を低下させること、即ち、点dで示した吸湿部120への供給空気と点b1および点b2で示した放湿部121への供給空気との相対湿度差を拡大することが吸放湿量を高めることになり、結果的に除湿効率が向上することになるのである。
また、点aと点bのエンタルピ差に放熱器103に供給される除湿対象空気116(b)と加熱対象空気3の重量換算風量を乗じた値が放熱器103における放熱量、点c1と点dのエンタルピ差に除湿対象空気116(b1)の重量換算風量を乗じた値と、点c2と点dのエンタルピ差に除湿対象空気116(b2)の重量換算風量を乗じた値との加算値が吸熱器105における吸熱量となり、この放熱器103における放熱量および吸熱器105における吸熱量は、図3の冷媒117の状態変化から得られる放熱量および吸熱量と等しくなる。
ここで、点aの空気がより高温でより高湿に変化すると、点c1と点c2はより理想状態に近い点c1’および点c2’に近づき、潜熱交換量が増加するので吸熱器105は結露量が増加し、その結露水が空気抵抗となって除湿対象空気116の風量が低下する。このとき、吸熱器105は高温高湿の空気からの吸熱となるため吸熱能力が高く、逆に放熱器103は高温空気への放熱でありしかも除湿対象空気116の風量が低下していることによって放熱能力が弱まる。この吸熱能力と放熱能力のアンバランスを解消するためにヒートポンプ118は放熱能力を向上するために冷媒圧力を上昇させ、冷媒の温度を高めてバランスを保つように動作する。この冷媒圧力の上昇を抑えるために、EVAバイパス風路5が作用する。除湿対象空気116がEVAバイパス風路5と吸熱器105に分かれると、吸熱器105の風量が減り吸熱能力が低下する。逆にEVAバイパス風路5によって、除湿対象空気116がEVAバイパス風路5と吸熱器105を通過する空気抵抗が減少し、除湿対象空気116の風量の減少が改善され、放熱能力が改善される。このように吸熱能力と放熱能力のアンバランスを解消する方向に作用するため、冷媒圧力の上昇を抑えることができ、ヒートポンプ118の耐久性を向上することができる。実際の動作としてEVAバイパス風路5を設けたことで、バイパス風路がない場合に比べて、吸熱器105の空気抵抗の増減とEVAバイパス風路5の風量が通風抵抗のバランスによって変化し、吸熱器105の着霜や結露で通風抵抗が増加しても、トータルとして除湿対象空気116の風量低下を改善することができる。
また、EVAバイパス風路5にダンパー6を設けたことにより、通常はダンパー6を閉鎖して使用するが、冷媒圧力の上昇があるときにダンパー6を開けて除湿対象空気116の風量低下を改善することができるものである。具体的には、冷媒圧力の上昇の検知には、室内温度センサー13aの検知値が35℃以上、かつ/または室内湿度センサー13bが湿度60%以上のときに、冷媒圧力が高い状態であると判断してダンパー6を開け、同様に凝縮温度センサー9の検知値が55℃以上のとき、および吐出圧力センサー10の検知値が高いときにダンパー6を開けるようにする。
ただし、EVAバイパス風路5を設けることにより、吸熱能力が低下して液バックする可能性があるが、ヒートポンプ118の過熱度検知手段の検知値に応じて、過熱度が取れていない場合はダンパー6を閉じるとともに、過熱度が取れている場合は冷媒圧力の上昇を検知して任意の設定値以上となった場合のみにダンパー6を開けるように制御することで、無理のないヒートポンプ118の運転が可能となり、耐久性と安全性を向上した運転ができるものである。
また、点aの空気がより低温に変化すると、全体の温度が下がり特に点dの温度が0℃以下になると、吸熱器105は着霜し、閉塞状態となる。このとき、除湿対象空気116の風量は大幅に低下し、ヒーター4の風量も低下することによってヒーター4周辺の温度が上昇する。この温度上昇を抑えるために、EVAバイパス風路5が作用する。除湿対象空気116は吸熱器105が着霜などによって閉塞状態となってもEVAバイパス風路5を通る風路が確保されるため、除湿対象空気116の風量の減少が改善される。このように除湿対象空気116の風量が一定量以上確保できるため、ヒーター4周辺の温度上昇を抑えることができる。実際の動作として、EVAバイパス風路5にダンパー6を設けない場合は、吸熱器105の空気抵抗の増減とEVAバイパス風路5の風量が通風抵抗のバランスによって変化し、トータルとして除湿対象空気116の風量低下を改善する。
また、EVAバイパス風路5にダンパー6を設けた場合は、通常はダンパー6を閉め、必要に応じダンパー6を開けて除湿対象空気116の風量低下を改善する。具体的にはヒーター4の周辺温度を検知するヒーター温度センサー8の検知値が任意の設定値以上となった場合にダンパー6を開ける。このようにしてヒーター4の周辺温度が異常に上昇することのない安全な運転状態を保つことができる。
なお、本実施の形態では圧縮機102の吐出冷媒圧力を検知する吐出圧力センサー10を用いたが、放熱器103の冷媒圧力を検知するようにしてもよい。
また、本実施の形態では送風手段としてメイン送風ファン1とサブ送風ファン2と分けて設けているが、一つの送風ファンとして、2つの風路を吸気側で結合するようにしてもよい。
なお、ハニカムローター108に担持する吸着剤107としては、吸湿性があってハニカムローター108に担持でき、さらに水分脱着のためにある程度の耐熱性がある物質であれば良く、例えば、シリカゲル、ゼオライトなどの無機質の吸着型吸湿剤、有機高分子電解質(イオン交換樹脂)などの吸湿剤、塩化リチウムなどの吸収型吸湿剤等を用いることができる。さらに吸着剤107は1種類に限るものではなく、上述した吸着剤107の2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
また、冷媒回路106に充填する冷媒117としては、HCFC系冷媒(分子中に塩素、水素、フッ素、炭素の各原子を含む)、HFC系冷媒(分子中に水素、炭素、フッ素の各原子を含む)、炭化水素、二酸化炭素等を用いることができる。
以上のように本発明にかかる除湿装置は、循環経路111を要しない簡易な構成で、多様な環境下で効率の良い除湿を品質と安全を確保しつつ行うものであり、除湿機、乾燥機、空調機、溶剤回収装置等の高効率な除湿機能が所望される用途に適している。
本発明の実施形態1にかかる除湿装置の概略構成を示した図 同、除湿装置の吸放出手段概略図 同、除湿装置の冷媒117の状態変化を示すモリエル線図(圧力−エンタルピ線図) 同、除湿装置における基本的な空気の状態変化を示す湿り空気線図 従来の除湿装置の概略構成を示した図
符号の説明
1 メイン送風ファン(送風手段)
2 サブ送風ファン(送風手段)
3 加熱対象空気
4 ヒーター(補助過熱手段)
5 EVAバイパス風路(バイパス風路)
6 ダンパー(風量制御手段)
7 マイコン(制御部)
8 ヒーター温度センサー
9 凝縮温度センサー
10 吐出圧力センサー
11 蒸発温度センサー(過熱度検知手段)
12 吸入温度センサー(過熱度検知手段)
13a 室内温度センサー
13b 室内湿度センサー
102 圧縮機
103 放熱器
104 膨張機構
105 吸熱器
112 吸込口
116 除湿対象空気
117 冷媒
118 ヒートポンプ
119 吸放湿手段
120 吸湿部
121 放湿部
122 タンク

Claims (8)

  1. 圧縮機、放熱器、膨張機構および吸熱器からなるヒートポンプと、供給空気から吸湿する吸湿部および供給空気に放湿する放湿部からなる吸放湿手段と、除湿対象空気を前記放熱器、前記放湿部、前記吸熱器、前記吸湿部の順に供給する送風手段とを備え、前記吸熱器にバイパス風路を設けたことを特徴とする除湿装置。
  2. 吸熱器のバイパス風路に風量制御手段と、この風量制御手段を駆動制御する制御部を設けたことを特徴とする請求項1記載の除湿装置。
  3. 除湿対象空気を放熱器と補助加熱手段の双方の放熱により加熱することを特徴とする請求項1または2記載の除湿装置。
  4. 補助加熱手段の周辺温度を検出するヒーター温度センサーを設け、このヒーター温度センサーの検出温度を入力信号として、制御部は風量制御手段を駆動してバイパス風路の風量制御を行うことを特徴とする請求項3記載の除湿装置。
  5. 室内温度を検出する室内温度センサーと、室内湿度を検出する室内湿度センサーを有し、前記室内温度センサーの検出温度と前記室内湿度センサーの検出湿度の双方もしくはどちらか一方を入力信号として、制御部は風量制御手段を駆動してバイパス風路の風量制御を行うことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の除湿装置。
  6. 放熱器の冷媒温度を検出する凝縮温度センサーを有し、この凝縮温度センサーの検出温度を入力信号として、制御部は風量制御手段を駆動してバイパス風路の風量制御を行うことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の除湿装置。
  7. 圧縮機の吐出冷媒圧力を検出する吐出圧力を検出する吐出圧力センサーと、この吐出圧力センサーの検出圧力を入力信号として、制御部は風量制御手段を駆動してバイパス風路の風量制御を行うことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の除湿装置。
  8. ヒートポンプの過熱度を入力信号として、制御部は風量制御手段を駆動してバイパス風路の風量制御を行うことを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の除湿装置。
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