JP2007181378A - 電源装置およびそれを搭載した画像形成装置 - Google Patents

電源装置およびそれを搭載した画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】擬似負荷の消費電力を大きくすることなく、精度の良いスイッチング電源装置およびそれを搭載した画像形成装置を提供する。
【解決手段】二次電圧Vbの出力がツェナーダイオード35のツェナー電圧Vzで設定される電圧以上になるとトランジスタ36がオンし、二次電圧Vbがフィードバックされる。抵抗37で決まる電流によりフィードバックされたVbが二次電圧Vaのフィードバックとバランスをとりながら電源コントローラ32のFB端子電流を制御する。二次電圧Vaの精度を許容範囲内に抑えつつ、二次電圧Vbの急激な上昇を抑制することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は電源装置およびそれを搭載した画像形成装置に関する。詳細には、1つの電源トランスが複数の出力を有するスイッチング電源、特に、それぞれの出力の負荷変動範囲が大きい複数の出力を有するスイッチング電源およびそれを搭載した画像形成装置に関するものである。
入力商用電源電圧を全波整流のダイオードブリッジを介して、一次平滑コンデンサに入力され、前記一次平滑コンデンサで平滑された電圧から複数の二次電圧を出力する構成とする場合がある。ここで、平滑電圧を電源トランスおよび電源制御回路を介して、二次電圧に変換する低電圧発生回路、即ち低圧電源回路において、複数の二次電圧が出力される。
複数の二次電圧を出力する場合、1次側から電源トランスを介して、1つの二次電圧を生成し、その二次電圧からDC−DCコンバータやシリーズドロッパを介して複数の二次電圧を生成する構成とする。あるいは、電源トランスの1次巻線に対して2次側に複数の巻線を施し、複数の二次電圧を出力する構成とする。もしくは、それらを混合した構成とする。
電源トランスの一次巻線に対して二次側に複数の巻線を施し、複数の二次電圧を出力する場合、二次側のそれぞれの出力電圧の比率は、二次側の各々の巻線数比率にほぼ従う。1つの電源トランスから複数の二次電圧を出力する場合、相互の巻線が干渉し合うため、例えば、一方の二次側出力の負荷を大きくすると他方の二次側出力が大きくなったり、一方の二次側出力の負荷を小さくすると他方の二次側出力が小さくなったりする。このような場合、複数の出力のうち、最も精度を必要とする第1の二次側出力にフィードバック制御を主にかけて1次側の電源制御回路に戻し出力を制御する。他の第2の二次側出力にはメインのフィードバック制御より小比率でフィードバック制御をかけて一次側電源制御回路に戻し、または、第2の二次側出力にはフィードバック制御をかけずに、第1の出力とのクロス特性により第2の二次側出力が制御され出力される。(特許文献1,特許文献2,特許文献3,特許文献4,特許文献5)。
特開2004−208379号公報 特開2004−117811号公報 特開2000−102248号公報 特開平11−215690号公報 特開平10−52032号公報
それぞれの二次出力の負荷がある範囲内にある場合は、フィードバック制御により、二次側出力は所定の精度内に制御される。しかしながら、それぞれの二次側出力が不均衡な状態になると、メインの制御をかけていない出力が所定精度に対して急激に外れる、例えば、第1の出力の負荷が大きく、他方の第2の出力が小さくなると、第2出力が上記精度に対して急激に大きくなる場合がある。
このような場合、第2出力に抵抗等の擬似負荷を接続し、第2出力の負荷を小さくしても所定の負荷をひけるようにするこで精度を維持する方法がある。しかし、この方法の場合、第2出力に接続した擬似負荷が常に電力を消費するため、効率に影響を及ぼす可能性がある。
そこで、本発明の目的は、上記のような問題点を解決し、擬似負荷の消費電力を大きくすることなく、精度の良い電源装置およびそれを搭載した画像形成装置を提供することである。
本発明の他の目的は、上記のような問題点を解決し、擬似負荷の消費電力を大きくすることなく、高精度、かつ高効率な電源装置およびそれを搭載した画像形成装置を提供することである。
本発明の他の目的は、上記のような問題点を解決し、擬似負荷の消費電力を大きくすることなく、高精度、かつ高効率な出力の負荷範囲の大きい電源装置およびそれを搭載した画像形成装置を提供することである。
本発明の他の目的は、上記のような問題点を解決し、擬似負荷の消費電力を大きくすることなく、高精度、かつ高効率な出力の負荷変動範囲の大きい電源装置およびそれを搭載した画像形成装置を提供することである。
本発明の他の目的は、上記のような問題点を解決し、擬似負荷の消費電力を大きくすることなく、高精度、かつ高効率な出力の負荷変動範囲の大きく、それぞれの出力が独立して変動する電源装置およびそれを搭載した画像形成装置を提供することである。
本発明の他の目的は、上記のような問題点を解決し、擬似負荷の消費電力を必要なときだけ消費させ、精度調整が容易な電源装置およびそれを搭載した画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、商用電源出力を平滑する手段、該平滑電圧から第1の出力電圧および少なくとも第2の出力電圧を生成するトランス手段、および、該手段の一次側に前記第1の出力電圧を負帰還するフィードバック手段を備えた電源装置において、前記第2の出力電圧が所定電圧値を超えたことを検出する検出手段、および、該超えた前記第2の出力電圧を、前記フィードバック手段によりさらに負帰還させる帰還制御手段を備えた。
ここで、前記帰還制御手段は、前記第2の出力電圧が前記所定電圧値以下のときは、前記第2の出力電圧を、前記フィードバック手段により負帰還させないものであってよい。
ここで、前記帰還制御手段は、前記第2の出力電圧が前記所定電圧値以下のときは、前記第2の出力電圧を、前記第1の出力電圧に対するよりも小さい帰還率で前記フィードバック手段により負帰還させるものであってよい。
ここで、前記帰還制御手段は、前記第2の出力電圧が前記所定電圧値を超えたときは、前記帰還率を前記第1の出力電圧に対するよりも小さい範囲で増大させて前記フィードバック手段により負帰還させるものであってよい。
ここで、前記所定の電圧値が、上限値または下限値を有する電圧範囲、もしくは上限値および下限値を有する電圧範囲であってよい。
ここで、前記帰還制御手段は、前記第2の出力電圧の負荷が小さく、前記第1の出力電圧の負荷が大きいもしくは小さい程、前記第2の出力電圧が大きくなるように制御するものであってよい。
ここで、前記帰還制御手段は、前記第2の出力電圧が前記所定電圧値を超えたときは、該出力電圧に対し負荷を接続するものであってよい。
ここで、前記負荷は、前記第2の出力電圧と前記第1の出力電圧の間に対し接続されるものであってよい。
ここで、前記負荷は、前記第2の出力電圧とグランド間に接続されるものであってよい。
上記目的を達成するために、本発明はまた、画像データに基づいて形成されて記録材に転写されたトナー像を所定の定着条件で加熱定着する定着手段を備えた画像形成装置において、駆動系または制御系の低圧電源として、上記したいずれかの電源装置を備えた。
(実施形態1)
図1は電子写真プロセスを用いた画像形成装置の概略構成図であり、例えばレ−ザプリンタの場合を示す。
レーザビームプリンタ本体101は、記録紙Sを収納するカセット102を有する。レーザビームプリンタ本体101には、カセット102の記録紙Sの有無検出用のカセット有無センサ103、カセット102の記録紙Sのサイズ検出用のカセットサイズセンサ104、カセット102から記録紙Sを繰り出す給紙ローラ105等が設けらる。カセットサイズセンサ104は復数個のマイクロスイッチで構成される。
給紙ローラ105の下流には、記録紙Sを同期搬送するレジストローラ対106が設けられる。レジストローラ対106の下流には、レーザスキャナ部107からのレーザ光に基づいて記録紙S上にトナー像を形成する画像形成部108が設けられる。画像形成部108の下流には、記録紙S上に形成されたトナー像を熱定着する定着器109が設けられる。
定着器109の下流には、排紙部の搬送状態を検出する排紙センサ110、記録紙Sを排紙する排紙ローラ111、記録の完了した記録紙Sを積載する積載トレイ112が設けられる。この記録紙Sの搬送基準は、記録紙Sの画像形成装置の搬送方向に直交する方向の長さ、つまり記録紙Sの幅に対して中央になるように設定される。
レーザスキャナ107は、レーザユニット113、ポリゴンモータ114、結像レンズ115、折り返しミラー116等により構成される。レーザユニット113は、パーソナルコンピュータ等の外部装置131から送出される画像信号(画像信号VDO)に基づいて変調されたレーザ光を出射する。ポリゴンモータ114は、レーザユニット113からのレーザ光を感光ドラム117上に走査するためのモータである。
画像形成部108は、公知の電子写真プロセスに必要な、感光ドラム117、1次帯電ローラ119、現像器120、転写帯電ローラ121、クリーナ122等から構成される。定着器109は定着フィルム109a、弾性加圧ローラ109b、定着フィルム内部に設けたセラミック面発ヒータ109c、セラミック面発ヒータ109cの表面温度を検出するサーミスタ109dから構成される。
メインモータ123は、給紙ローラ105に対しては給紙ローラクラッチ124を介して、レジストローラ対106に対してはレジストローラ125を介して駆動力を与える。メインモータ123は、さらに感光ドラム117を含む画像形成部108の各ユニット、定着器109、排紙ローラ111にも駆動力を与える。
エンジンコントローラ126は、レーザスキャナ部107、画像形成部108、定着器109による電子写真プロセスの制御、レーザビームプリンタ本体101内の記録紙の搬送制御を行なう。
ビデオコントローラ127は、外部装置131と汎用のインタフェース(セントロニクス、RS232C等)130で接続される。ビデオコントローラ127は、この汎用インタフェースから送られてくる画像情報をビットデータに展開し、そのビットデータをVDO信号として、エンジンコントローラ126へ送出する。
図2に本実施形態における低圧電源部を構成するスイッチング電源の回路図を示す。
この低圧電源部は、AC入力電圧1を整流ダイオード3と平滑コンデンサ4により直流化され、スイッチング素子5,6と絶縁トランス8を介して、二次側に二次電圧Va,Vbを生成する回路である。二次電圧Vbは、例えば24V電源であり、主にモータやアクチュエータなどの駆動系用の電源である。二次電圧Vaは、例えば3.3V電源であり、主にセンサ,ASICやCPU、つまり、エンジンコントローラ,ビデオコントローラなどの装置制御のためのロジック系用の電源である。
AC入力電源1はACフィルタ2を介して整流ダイオード3に入力され、全波整流される。整流された入力電圧は、平滑コンデンサ4により、直流化される。直流化された入力電圧は、絶縁トランス8とスイッチング5,6により、二次側に電圧を生成する。スイッチング5,6は電源コントローラ32により制御される。本スイッチング電源回路は、共振コンデンサ7と絶縁トランス8の1次巻線との共振を利用した電流共振電源方式となっているが、当然他の電源方式であっても構わない。電源コントローラ32の駆動用電源Vccには、スイッチング素子5,6がスイッチング動作することにより出力される絶縁トランス8の補助巻線からの出力を制限抵抗15を介して,整流ダイオード16と平滑コンデンサ17により整流平滑した電圧を使用する。電源コントローラ32の起動時は、スイッチング動作をしていないため、起動抵抗18を介してVccが供給される。抵抗19は、平滑コンデンサ17の放電用と抵抗18の分圧用を兼ねている。
絶縁トランス8には、2出力分の二次巻線が巻回されており、それぞの巻線比率に概ね応じた電圧値が出力される。二次電圧Va用のトランス出力は、ダイオード12,13により全波整流され、コンデンサ14により平滑されて、二次電圧Vaが生成される。二次電圧Vb用のトランス出力は、ダイオード9,10により全波整流され、コンデンサ11により平滑されて、二次電圧Vbが生成される。
二次電圧Vaの出力は抵抗20,21,22により、分圧されてエラーアンプ、例えば、シャントレギュレータ23に入力される。シャントレギュレータ23は、検知される二次電圧が基準電圧より大きれば、フォトカプラ26のダイオード電流の電流量を増加させ、検知される二次電圧が基準電圧より小さければ、フォトカプラ26のダイオード電流の電流量を減少させる。抵抗25はフォトカプラ26のダイオード電流の制限抵抗であり、抵抗24はシャントレギュレータ23へのバイアス電流用の抵抗である。抵抗27とコンデンサ28は位相補償用である。
フォトカプラ26は、一次二次間を絶縁する素子であり、発光ダイオードの発光に応じ、つまり、通電電流に応じて受光トランジスタがオンする。フォトカプラ23の受トランジスタは、抵抗31を介して、電源コントローラ32のFB端子に接続されており、シャントレギュレータ23の制御電流に応じたFB端子電流が流れるようにシャントレギュレータ23がフィードバック制御される。抵抗29とコンデンサ30は位相補償用である。
また、二次電圧Vbの出力は、抵抗33とツェナーダイオード35を介して、トランジスタ36のベースに入力され、トランジスタ36は、二次電圧Vbの出力を抵抗37,抵抗21を介してシャントレギュレータ23に入力する。二次電圧Vbの出力が、ツェナーダイオード35のツェナー電圧Vzで設定される電圧以上の場合、トランジスタ36がオンし、二次電圧Vaのフィードバックとバランスをとりながら、電源コントローラ32のFB端子電流を制御する。二次電圧Vbの出力が、ツェナー電圧Vzで設定される電圧以下の場合、トランジスタ36がオフし、二次電圧Vaのフィードバックのみで、電源コントローラ32のFB端子電流を制御する。コンデンサ34は、二次電圧Vbの急峻な変化を吸収するためのものである。
通常、抵抗33,コンデンサ34,トランジスタ36,ツェナーダイオード35が無く、かつ、検出抵抗37が直接二次電圧Vbに接続されるか、もしくは、検出抵抗37自体が無い場合が多い。ロジック部用の電源Vaは、高精度を要求されることが多いため、二次電圧Vaのみにフィードバックをかける場合がある。この場合、二次電圧Vbには、概ね巻線比率に応じた電圧が出力される。しかしながら、二次電圧出力の負荷条件によって、出力電圧にばらつきが生じることが多い。例えば、図3の破線で示す従来例のように二次電圧Vaのみでフィードバック制御しているので、二次電圧Vaの精度は、Va及びVbの負荷によらずに非常に良い。しかしながら、二次電圧Vbの出力は、Vbの負荷が小さく、Vaの負荷が大きいほど、出力値が上昇する。つまり、特定の条件において、出力値が上昇し、所定の精度以下で制御できない。
上述した通り、図3中の実線の様に、二次電圧Vbの出力がツェナーダイオード35のツェナー電圧Vzで設定される電圧以上になるとトランジスタ36がオンし、二次電圧Vbがフィードバックされる。抵抗37で決まる電流によりフィードバックされたVbが二次電圧Vaのフィードバックとバランスをとりながら電源コントローラ32のFB端子電流を制御する。本実施形態では、この様な制御により、二次電圧Vaの精度を許容範囲内に抑えつつ、二次電圧Vbの急激な上昇を抑制することができる。
(実施形態2)
本発明における第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と重複する点については、説明を省略する。
図4に第2の実施形態を説明する回路図を示す。
抵抗38は、二次電圧Vbの出力をエラーアンプであるシャントレギュレータ23に入力する抵抗であり、二次電圧Vaの抵抗20に流れる電流比率でフィードバックの重み率が決定される。ロジック部用の電源である二次電圧Vaの方がより精度を要するため、抵抗38と抵抗20の抵抗値の比率は100倍程度以上に設定する。また、第1の実施形態と同様に、二次電圧Vbの出力がツェナーダイオード35のツェナー電圧Vzで設定される電圧以上になるとトランジスタ36がオンし、抵抗37を介してフィードバック量が増えるように設定される。さらに、トランジスタ36がオンしたときに二次電圧Va出力に電流を供給するように抵抗39が接続される。
一方、二次電圧Vbの出力がツェナー電圧Vzで設定される電圧以下の場合、トランジスタ36がオフし、抵抗39を介して二次電圧Va出力に電流は流れない。
図5に本実施形態における二次電圧Va,Vbの各負荷条件における概略特性を示す。抵抗38で常に二次電圧Vbにフィードバックをかけているため、二次電圧Vbの負荷がある程度大きい状態において、二次電圧Vaの負荷によって、若干Vaの出力値がばらつく。一方、トランジスタ36のオンにより抵抗39を介して二次電圧Vbの電圧値が大きい時に擬似負荷を引く状態となる。この場合、二次電圧Vbが所定電圧以下になるような負荷電流が流れるように、抵抗値を設定する。本実施形態の場合、従来例の特性から1A程度流れる設定とすれば、抵抗37がなくても所定電圧以下にすることが可能である。しかしながら、抵抗39やトランジスタ36の電力が大きくなり、サイズも大きくなってしまう。
本実施形態において、二次電圧Vbを抵抗38で決まる電流で常にフィードバックし、このフィードバック量が所定電圧以上で抵抗38で決まる電流分だけ増えるように設定することにより、抵抗39,トランジスタ36の電力を軽減することができる。所定電圧以上でフィードバック量を増やす設定は、擬似負荷39、ツェナーダイオード35,トランジスタ36,抵抗34,37からなる回路で行える。さらに、負荷全体として二次電圧Va,Vbの精度の調整ができ、精度の向上を図ることが可能となる。
(実施形態3)
本発明における第3の実施形態について説明する。第1及び第2の実施形態と重複する点については、説明を省略する。
図6に第3の実施形態を説明する回路図を示す。
二次電圧Vbの出力は、抵抗43とツェナーダイオード45を介して、トランジスタ46のベースに入力され、トランジスタ46は、二次電圧Vbの出力を抵抗47,抵抗48を介してトランジスタ50のベースに入力する。抵抗49は、トランジスタ50のベース−エミッタ間抵抗であり、トランジスタ50は、抵抗51,抵抗21を介して、二次電圧Vbの出力をシャントレギュレータ23に入力する。
二次電圧Vbの出力が、ツェナーダイオード45のツェナー電圧Vz2(<Vz)で設定される電圧以下の場合、トランジスタ46がオフしており、抵抗47,48によりトランジスタ50がオンする。これにより、抵抗51で決まる電流分の二次電圧Vbのフィードバックと二次電圧Vaのフィードバックのバランスをとりながら、電源コントローラ32のFB端子電流が制御される。
二次電圧Vbの出力がツェナー電圧Vz2で設定される電圧以上の場合、トランジスタ46がオンし、トランジスタ50がオフする。このため、二次電圧Vaのフィードバックと抵抗37で決まる電流による二次電圧Vbのフィードバックで、電源コントローラ32のFB端子電流を制御する。
ツェナー電圧Vz2は、前述括弧書きの通りツェナー電圧Vzよりも小さく、二次電圧Vbの下限値程度以下の値に設定される。
本実施形態の構成により、二次電圧Vbが所定電圧範囲内にある場合は、抵抗20で決まる電流のみのフィードバック制御で二次電圧Vaの高精度な制御が可能となる。したがって、所定条件の場合に、二次電圧Vbを効率よくフィードバック制御し、起動時や負荷急変時の制御応答を速くしたり、所定電圧以上にならないようにしたりすることが可能となる。所定条件の場合とは、電源トランスの特性によりある特定の負荷条件の二次電圧Vbが上昇/減少する場合や、起動時や負荷急変時の二次電圧Vbが所定電圧以上に変化する場合である。
(実施形態4)
本発明における第4の実施形態について説明する。第1から第3までの実施形態と重複する点については、説明を省略する。
図7に第4の実施形態を説明する回路図を示す。
素子43〜51により、二次電圧Vbが所定電圧以上になると、二次電圧Vbをフィードバック制御することができる。
また、二次電圧Vbの出力が、ツェナーダイオード35のツェナー電圧Vzで設定される電圧以上の場合、トランジスタ36がオンし、二次電圧Va出力に電流を供給するように抵抗39が接続される。二次電圧Vbの出力が、ツェナー電圧Vzで設定される電圧以下の場合、トランジスタ36がオフし、抵抗39を介して、二次電圧Va出力に電流が流れなくなる。また、トランジスタ36の出力は、エミッタフォロワとなっているトランジスタ56に接続される。抵抗55は、トランジスタ56へのベース抵抗であり、ツェナーダイオード58の電流制限抵抗である。トランジスタ56のエミッタ出力は、抵抗57を介して二次電圧Va出力に接続される。ツェナー電圧Vzで設定される電圧以上となり、トランジスタ36がオンしたときに、トランジスタ56に流れる電流は、ツェナーダイオード58でツェナー電圧Vz3とトランジスタ56のベースエミッタ電圧Vbeと抵抗57で決定される値以下となる。ツェナーダイオード58でツェナー電圧Vz3とトランジスタ56のベースエミッタ電圧Vbeと抵抗57で決定される値は((Vz3+Vbe−Va)/R57)である。
また、抵抗57,59に電流が流れる場合、抵抗57,59,トランジスタ36,56に電力を分散することができ、電力の集中を防ぐことができる。さらに、二次電圧Vbの負荷が小さく、二次電圧Vaの負荷が大きいほど、二次電圧Vbの出力値が上昇する特性を電源トランスが有する場合、二次電圧Vbの出力が概ツェナー電圧Vz以上にならないように、トランジスタ36が二次電圧Vaへの電流を制御する。
(効果のまとめ)
以上説明したように、複数の出力を1つのトランスから出力するスイッチング電源において、少なくとも1つの第1の出力に対して負帰還をかけて出力電圧を制御しており、上記第1の出力以外の第2の出力が、所定の電圧限度値外になったことを検知して、該第2の出力に負帰還をかける、もしくは負帰還率を増やすことで、擬似負荷の消費電力を大きくすることなく、精度の良いスイッチング電源装置が得られる。
また、上記第2の出力が上記所定の電圧限度値内であった場合は、上記第2の出力には負帰還をかけずに動作させることで、擬似負荷の消費電力を大きくすることなく、高精度、かつ高効率なスイッチング電源装置が得られる。
また、上記第2の出力が上記所定の電圧限度値内であった場合でも上記第2の出力に所定の負帰還がかかっており、該負帰還率を前記第1の出力にかけている負帰還率よりも小さくすることで、擬似負荷の消費電力を大きくすることなく、高精度、かつ高効率な出力の負荷範囲の大きいスイッチング電源装置が得られる。
また、上記所定の電圧限度値を、上限値、もしくは下限値、もしくは上下限値を有する電圧範囲とすることで、擬似負荷の消費電力を大きくすることなく、高精度、かつ高効率な出力の負荷変動範囲の大きいスイッチング電源装置が得られる。
また、前記第2の出力の負荷が小さく、前記第1の出力の負荷が大きい、もしくは、小さい程、前記第2の出力の電圧が大きくなる特性を有することで、擬似負荷の消費電力を大きくすることなく、高精度、かつ高効率な出力の負荷変動範囲の大きく、それぞれの出力が独立して変動するスイッチング電源装置が得られる。
また、前記第2の出力が、上記所定の電圧限度値外になったことを検知して、該第2の出力に負帰還をかける、もしくは負帰還率を増やすともに、前記第2の出力と地電位間に対して、もしくは前記第2の出力と前記第1の出力の間に対して、擬似負荷を接続することで、擬似負荷の消費電力を必要なときだけ消費させ、精度調整が容易なスイッチング電源装置が得られる。
また、画像データに基づいて形成されて記録材に転写されたトナー像を所定の定着条件で加熱定着する定着手段を備えた画像形成装置において、上記したスイッチング電源装置で構成することで、擬似負荷の消費電力を大きくすることなく、高精度、かつ高効率な出力の負荷変動範囲の大きく、それぞれの出力が独立して変動するスイッチング電源装置を具備する画像形成装置が得られる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置内部の側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るスイッチング電源の回路図である。 本発明の第1の実施形態に係るスイッチング電源の出力特性を説明する特性図である。 本発明の第2の実施形態に係るスイッチング電源の回路図である。 本発明の第2の実施形態に係るスイッチング電源の出力特性を説明する特性図である。 本発明の第3の実施形態に係るスイッチング電源の回路図である。 本発明の第4の実施形態に係るスイッチング電源の回路図である。
符号の説明
5,6 スイッチング素子
8 電源トランス
23 エラーアンプ
26 フォトカプラ
32 電源コントローラIC
101 画像形成装置
109 熱定着器
109c セラミックヒータ
109d 温調制御用の温度検出素子
126 エンジンコントローラ
109b 定着フィルム
109c 加圧ローラ

Claims (10)

  1. 商用電源出力を平滑する手段、該平滑電圧から第1の出力電圧および少なくとも第2の出力電圧を生成するトランス手段、および、該手段の一次側に前記第1の出力電圧を負帰還するフィードバック手段を備えた電源装置において、
    前記第2の出力電圧が所定電圧値を超えたことを検出する検出手段、および、
    該超えた前記第2の出力電圧を、前記フィードバック手段によりさらに負帰還させる帰還制御手段を
    備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1の装置において、
    前記帰還制御手段は、前記第2の出力電圧が前記所定電圧値以下のときは、前記第2の出力電圧を、前記フィードバック手段により負帰還させないことを特徴とする電源装置。
  3. 請求項1の装置において、
    前記帰還制御手段は、前記第2の出力電圧が前記所定電圧値以下のときは、前記第2の出力電圧を、前記第1の出力電圧に対するよりも小さい帰還率で前記フィードバック手段により負帰還させることを特徴とする電源装置。
  4. 請求項3の装置において、
    前記帰還制御手段は、前記第2の出力電圧が前記所定電圧値を超えたときは、前記帰還率を前記第1の出力電圧に対するよりも小さい範囲で増大させて
    前記フィードバック手段により負帰還させることを特徴とする電源装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項の装置において、
    前記所定の電圧値が、上限値または下限値を有する電圧範囲、もしくは上限値および下限値を有する電圧範囲であることを特徴とする電源装置。
  6. 請求項1から4のいずれか一項の装置において、
    前記帰還制御手段は、前記第2の出力電圧の負荷が小さく、前記第1の出力電圧の負荷が大きいもしくは小さい程、前記第2の出力電圧が大きくなるように制御することを特徴とする電源装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項の装置において、
    前記帰還制御手段は、前記第2の出力電圧が前記所定電圧値を超えたときは、該出力電圧に対し負荷を接続することを特徴とする電源装置。
  8. 請求項7の装置において、
    前記負荷は、前記第2の出力電圧と前記第1の出力電圧の間に対し接続されることを特徴とする電源装置。
  9. 請求項7の装置において、
    前記負荷は、前記第2の出力電圧とグランド間に接続されることを特徴とする電源装置。
  10. 画像データに基づいて形成されて記録材に転写されたトナー像を所定の定着条件で加熱定着する定着手段を備えた画像形成装置において、
    駆動系または制御系の低圧電源として、請求項1〜9のいずれか一項の電源装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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