JP2007180570A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
    • H01L29/7841Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate with floating body, e.g. programmable transistors

Abstract

【課題】素子が形成される半導体基板の表面領域に結晶欠陥がより少なく、データを確実に保持でき、並びにコストが低廉な半導体装置および半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置は、半導体基板内にゲルマニウム含有層を形成するステップと、前記基板の表面から前記ゲルマニウム含有層に達するトレンチを形成するステップと、前記ゲルマニウム含有層を除去し、空洞を形成するステップとを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
従来から1T-1C(1 Transistor‐1 Capacitor)型DRAMが広範に使用されている。近年、1T-1C型DRAMのセルサイズの縮小は次第に困難になってきている。このような状況により新たな構造の半導体記憶装置が望まれている。
また、DRAM等の半導体記憶装置とロジックLSIとが同一チップ上に混載されたシステムLSIの開発が進展している。DRAM混載型システムLSIの製造プロセスは、高速化の進むロジックLSIの製造プロセスとDRAMの製造プロセスとの整合性が良いことが望ましい。
上記のような観点からFBCセル(Floating Body transistor Cell)が報告されている。FBCセルは、1T-1C型DRAMに基づいて考案された半導体記憶装置であり、「Memory Design Using One-Transistor Gain Cell on SOI」(T.Ohsawa等によるISSCC2002 講演番号9.1)に掲載されている。図16から図18は、このFBCセルの構造を示す。
図16はFBCセルの一部分の平面図である。図16の横方向にビットラインBLが延在している。ビットラインBLの下方には図16の縦方向(ビットラインBLに対して垂直方向)にワードラインWLおよびソースラインSLが延在している。
図17は、図16に示すX‐X線(ワードラインWL)に沿った断面図である。ビットラインBLはBLコンタクトを介して半導体基板の表面領域に形成されたN型拡散層2に電気的に接続されている。ワードラインWLはゲート絶縁膜5を介して半導体基板の表面領域に形成されたP型拡散層6から電気的に絶縁されている。ソースラインSLは、ワードラインWLに関してN型拡散層2と反対側にあるN型拡散層4に電気的に接続されている。このように、ワードラインWLをゲート電極とし、ビットラインBLをドレイン電極としたMOSトランジスタが形成される。
半導体基板の表面領域10は、N型拡散層2、4およびP型拡散層6が繰り返し隣接することによって形成されている。また、半導体基板の表面領域10は、絶縁層20によって該絶縁層20の下に存在するN型拡散層30やP型基板40から絶縁されたSOI構造となっている。
図18は、図16に示すY−Y線(ワードラインWL)に沿った断面図である。ビットラインBLの下方にはワードラインWLが延在し、ワードラインWLの下にはゲート絶縁膜5を介してP型拡散層6が存在する。この断面においてP型拡散層6は、絶縁材料から成るゲート絶縁膜5、CAP絶縁層12および絶縁層20によって囲まれている。
また、P型拡散層6の近傍のCAP絶縁層12から絶縁層20を貫通してN型拡散層30まで達するN型ポリシリコンピラー50が設けられている。N型ポリシリコンピラー50からP型拡散層6までの距離は、N型拡散層30からP型拡散層6までの距離よりも非常に短い。これにより、N型拡散層30とP型拡散層6との間の容量がN型ポリシリコンピラー50が無い場合よりも非常に大きくなる。
この半導体記憶装置の動作は次の通りである。
図17に示したとおり、ワードラインWLをゲート電極とし、ビットラインBLをドレイン電極としたMOSトランジスタによって、ワードラインWLに正電圧が印加された場合にワードラインWLとソースラインSLとの間に電流が流れる。この電流によってインパクトイオナイゼーションが生じ、P型拡散層6内に正負の電荷が生じる。このとき、図18において示したN型拡散層30およびN型ポリシリコンピラー50に負電圧が印加され、正孔がP型拡散層6に蓄積される。
その後、ワードラインWLへ印加する電圧を負電圧にすることによって、P型拡散層6とN型拡散層2、4との間のPN接合部に逆バイアスが印加されるので、MOSトランジスタがオフした後も正孔がP型拡散層6に保持される。このように、データが半導体記憶装置内に保持される。
この半導体記憶装置では、N型ポリシリコンピラー50をP型拡散層6の近傍に設けることによってP型拡散層6とN型拡散層30との間の容量が大きくなるので、より多くの正孔をP型拡散層6に保持することができる。
米国特許第5427975号明細書 米国特許第5943581号明細書 特開平6−97400号公報 特開平8−102530号公報 特開平11−284065号公報 特開2001−68544号公報
この半導体記憶装置ではSOI基板を用いている。SOI基板の製造方法にはSIMOX法や張り合わせ法がある。
SIMOX法は、シリコン基板の表面から100nmから500nm程度の深さに酸素イオンをイオン注入する。このイオン注入によって、半導体基板の表面領域に形成されるSOI部分に結晶欠陥が生じる。FBCセルは個々のメモリセルが非常に小さいので、微小な結晶欠陥による接合リークの僅かな増加さえも半導体記憶装置の動作不良を引き起こす要因となる。
張り合わせ法による場合には、BOX層(絶縁層20に相当する)を薄するのに限界があるという問題がある。この問題は、技術的にBOX層を薄くするのには限界があるという問題と、システムLSIにおける周辺ロジック回路部ではある程度厚いBOX層が必要であるという問題が含まれる。
即ち、張り合わせ法によれば、一般に、BOX層は薄くとも100nmから150nm程度までが技術的に限界であるということである。
また、システムLSIにおいて、P型拡散層6とN型拡散層30との間の容量をさらに大きくするためには、FBCセル部の下のBOX層(絶縁層20)はより薄い方が良い。一方で、周辺ロジック回路部では、BOX層の下にあるシリコン基板と回路素子との容量カップリングを避ける必要があるので、ある程度の厚さのBOX層が必要となる。従って、システムLSIにおけるFBCセルの性能と周辺ロジック回路部の性能は、BOX層の厚さに関してトレードオフの関係となる。しかし、張り合わせ法によれば、通常、均一の厚さのBOX層が形成される。張り合わせ法によって部分的に厚さの異なるBOX層を形成することは、不可能ではないが、コストが高くなるので実現的ではない。
そこで、本発明の目的は、素子が形成される半導体基板の表面領域に結晶欠陥がより少なく、データを確実に保持でき、並びにコストが低廉な半導体装置および半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明に従った実施の形態による半導体装置は、半導体基板内にゲルマニウム含有層を形成するステップと、前記基板の表面から前記ゲルマニウム含有層に達するトレンチを形成するステップと、前記ゲルマニウム含有層を除去し、空洞を形成するステップとを備える。
本発明に従った半導体装置は、素子が形成される半導体基板の表面領域に結晶欠陥がより少なく、データを確実に保持でき、並びにコストが低廉である。
本発明に従った半導体装置の製造方法は、本発明に従った半導体装置を低いコストで製造することができる。
以下、図面を参照し、本発明による実施の形態を説明する。尚、本実施の形態は本発明を限定するものではない。また、以下の実施の形態において、P型の半導体に代えてN型の半導体を用いかつN型の半導体に代えてP型の半導体を用いても本発明または本実施の形態の効果を得ることができる。
図1は、本発明に従った第1の実施の形態による半導体装置100の平面図である。半導体装置100は、同一チップ上にメモリセルおよび周辺ロジックLSIを混載したシステムLSIである。図1においては、一点鎖線を境界に左側にメモリセル領域を、右側に周辺回路領域を示している。長方形の破線Cは半導体基板内の空洞領域Cの位置を示している。
図2は、図1に示す長方形の破線Rの部分を拡大した平面図である。メモリセル領域において、それぞれの空洞領域Cの上方には、2つのワードラインWLが、互いに略平行に、空洞領域Cの長手方向に沿って延在している。また、メモリセル領域において、ワードラインWLの上方には、複数のビットラインBLが、複数の空洞領域Cを横切って、ワードラインWLとほぼ直交するように延在している。1つの空洞領域Cに設けられた2つのワードラインWLの間には、共通ソース106が設けられている。
ワードラインWLは、WLコンタクト102によってビットラインBLと同一平面内にあるWL配線105に電気的に接続されている。ビットラインBLは、BLコンタクト104によってシリコン基板の表面に形成された拡散層(図1では図示せず)に電気的に接続されている。
空洞領域C内には、不純物(例えば、ヒ素(As))を含有したドープトポリシリコン130が設けられ、さらにその内側に空洞140が設けられている。即ち、空洞140の内壁はドープトポリシリコン130によって形成され、このドープトポリシリコン130が延在している方向に連通している。尚、空洞140の上にはシリコン酸化膜から成るキャップ117が存在する。よって、図2に示す平面図において素子表面に現れているのは、実際にはキャップ117である。
ワードラインWLに電圧が印加されることによって、その下にある半導体基板表面のチャネルが反転する。それにより、ビットラインBLと共通ソース106との間が電気的に導通し、データの書き込みおよび読み出しが行われる。
周辺回路領域においては、ゲート電極192の両側にドレイン電極194およびソース電極196が形成されている。ドレイン電極194およびソース電極196のそれぞれはコンタクト193、195によってシリコン基板の表面に形成された拡散層に電気的に接続されている。
図3は、図2に示すZ−Z線に沿った半導体装置100の断面図である。半導体装置100は、シリコン基板110と、シリコン基板110の表面領域において交互に隣接したN型半導体領域122およびP型半導体領域124からなる半導体領域120とを備える。矢印Dは、半導体領域120においてN型半導体領域122およびP型半導体領域124が隣接する方向を示している。
半導体領域120の底面にはシリコン酸化膜150が設けられており、さらにシリコン酸化膜150の下にはN型のドープトポリシリコン130が形成されている。半導体領域120とドープトポリシリコン130とはシリコン酸化膜150によって絶縁されている。
ドープトポリシリコン130の下には空洞140が広がり、空洞140の下にはドープトポリシリコン130およびシリコン酸化膜150が現れている。
このようにドープトポリシリコン130およびシリコン酸化膜150が空洞140を挟んで繰り返し現れるのは、図4(A)または図4(B)に示すように、シリコン酸化膜150およびドープトポリシリコン130が空洞領域Cの内壁にシリコン酸化膜150、ドープトポリシリコン130の順に堆積されているからである。よって、シリコン酸化膜150の内側にドープトポリシリコン130が設けられ、ドープトポリシリコン130内に空洞140が広がっていると換言できる。
P型半導体領域124の上面には、ゲート絶縁膜160を介してP型のドープトポリシリコンから成るワードラインWLがある。ワードラインWLは、絶縁材料から成るサイドウォール162およびシリサイド層164に被覆されている。
一方、N型半導体領域122には、ソース電極106またはBLコンタクトが電気的に接続されている。
ワードラインWLおよび共通ソース電極106の上にはこれらを保護するためにBPSG膜170が設けられ、さらに、その上にシリコン酸化膜180がある。
図2のZ−Z線はビットラインBLに沿っているので、図3においてシリコン酸化膜180の上にビットラインBLが横方向に延在する。ビットラインBLは、N型半導体領域122にBLコンタクト104によって電気的に接続されている。ビットラインBLが接続されたN型半導体領域122とソース電極106が接続されたN型半導体領域122とは、P型半導体領域124に関して互いに反対側にある。
このように、N型半導体領域122とP型半導体領域124とは互いに隣接している。しかし、FBCメモリセルが高度に微細化され、N型半導体領域122のビットラインBLの延在する方向の長さが約0.1μm以下になった場合には、隣接するメモリセル間のバイポーラ動作が無視できなくなる。例えば、本実施の形態によれば、P型半導体領域124、N型半導体領域122およびP型半導体領域124から成るPNPバイポーラ・トランジスタの動作が無視できなくなる。このバイポーラ動作により、メモリセルに記憶されたデータ同士が干渉し合い、データを破壊する可能性がある。
このような問題を回避するために、N型半導体領域122の一部をエッチングしてスリット(図示せず)を形成し、N型半導体領域122をメモリセルごとに分離する。このスリット内には材料を充填せずに用いてもよいが、ポリシリコン、絶縁膜または金属等を充填してもよく、さらに、アモルファスシリコンまたは高濃度不純物拡散層を形成してもよい。これにより、N型半導体領域122に分離層(図示せず)が形成されるので、P型半導体領域124、N型半導体領域122およびP型半導体領域124がPNPバイポーラ・トランジスタを構成しなくなる。これにより、あるメモリセルのN型半導体領域122内の正孔がそれに隣接するメモリセルのN型半導体領域122へ移動することなく消滅する。よって、FBCメモリセルが高度に微細化されてもメモリセル間のデータ干渉が防止され得る。
このようなスリットは、サイドウォール162の側面にさらにシリコン酸化膜等からなる側壁(図示せず)を設け、この側壁をマスクとしてN型半導体領域122を自己整合的にエッチングすることで形成される。スリット内にはポリシリコン、絶縁膜、金属等を充填してもよい。
分離層として、アモルファスシリコンまたは高濃度不純物拡散層を形成する場合には、サイドウォール162の側面にさらにシリコン酸化膜等からなる側壁(図示せず)を設け、この側壁をマスクとしてN型半導体領域122に自己整合的にイオン注入を行えばよい。
図4(A)は、図2に示すX−X線に沿った半導体装置100の断面図である。X−X線はメモリセル領域においてワードラインWLに沿っているので、図4(A)では、ワードラインWLが横方向に延在している。尚、半導体領域120のうち、ワードラインWLの下にあるP型半導体領域124は現れているが、N型半導体領域122は現れていない。
図4(A)に示す断面は図3に示した矢印Dにほぼ垂直な断面である。即ち、半導体領域120においてN型半導体領域122およびP型半導体領域124が隣接する方向に対してほぼ垂直な断面である。この断面における半導体領域120の底面および側面はシリコン酸化膜150によって被覆されている。シリコン酸化膜150は半導体領域120の底面および側面にわたってほぼ均一な膜厚を有する。さらに、半導体領域120の上面にはゲート絶縁膜160が設けられている。よって、図4(A)に示す断面において、半導体領域120は、シリコン酸化膜150およびゲート絶縁膜160によって周囲が被覆されている。即ち、半導体領域120はFBCメモリセルである。
本実施の形態によれば、ゲート絶縁膜160はシリコン酸化膜150よりも薄い。例えば、シリコン酸化膜150は約10nmであり、ゲート絶縁膜160は約5nmである。ゲート絶縁膜160は平坦な面に形成されるが、シリコン酸化膜150は後述するように平坦な面だけでなく、曲面にも形成されるので、シリコン酸化膜150の膜厚はゲート絶縁膜160の膜厚よりも厚く形成されている。
半導体領域120の底面は、テーパを有し、シリコン基板110の表面から下方向へ向かって山なりに凸状をしている。シリコン酸化膜150はこの底面に沿って形成されている。
ドープトポリシリコン130は、シリコン酸化膜150を介して半導体領域120の側面および底面に設けられている。ドープトポリシリコン130は空洞領域Cの内壁に堆積されているので、空洞140の上側および下側にあるドープトポリシリコン130は空洞領域Cの端において繋がっている。同様に、空洞140の上側および下側にあるシリコン酸化膜150も空洞領域Cの端において繋がっている。また、ドープトポリシリコン130にはコンタクトが形成され、それにより外部から電圧が印加され得る。例えば、BPSG膜170、シリコン酸化膜180およびキャップ117を貫通したコンタクトプラグ(図示せず)を形成し、このコンタクトプラグに接続された配線(図示せず)をBLと同層に形成すればよい。
ワードラインWLはサイドウォール162およびシリサイド層164によって被覆されており、さらに、それらの周りにBPSG膜170およびシリコン酸化膜180が設けられている。シリコン酸化膜180上には、ビットラインBLの断面が示されている。また、シリコン酸化膜180上には、WLコンタクト102を介してワードラインWLと接続されたWL配線105が設けられている。
一方で、素子分離領域115によってメモリセル領域と電気的に絶縁された周辺回路領域においては、様々な回路素子が設けられている。図4(A)では、回路素子のうち、代表的なMOSトランジスタの断面が図示されている。
シリコン基板110の表面上にゲート絶縁膜197を介してゲート電極192が形成されている。ゲート電極192は、サイドウォール162およびシリサイド層164によって被覆されており、さらに、それらの周りにBPSG膜170およびシリコン酸化膜180が設けられている。シリコン酸化膜180上には、ドレイン電極194およびソース電極196が形成されている。ドレイン電極194およびソース電極196のそれぞれはコンタクト193、195によってシリコン基板110の表面に形成された拡散層に電気的に接続されている。
図4(B)は、図2に示すY−Y線に沿った半導体装置100の断面図である。Y−Y線はメモリセル領域においてBLコンタクト104の配列に沿っているので、図4(B)では、BLコンタクト104の断面が横並びに配列している様子が示されている。尚、半導体領域120のうち、BLコンタクト104と接続されているN型半導体領域122は現れているが、P型半導体領域124は現れていない。
図4(B)に示すメモリセル領域の他の構成は、図4(A)に示すメモリセル領域の構成と同様であるので説明を省略する。
図4(B)に示す周辺回路領域においては、Y−Y線が図2においてドレイン電極194、ソース電極196およびコンタクト193、195を横切らない。よって、図4(B)には、ドレイン電極194、ソース電極196、およびコンタクト193、195が現れていない。周辺回路領域のそれ以外の構成は、図4(A)において示したものと同様であるので説明を省略する。
次に、半導体装置100のうちメモリセル領域の動作を説明する。
図3に示すように、メモリセル領域においては、ワードラインWLをゲート、ビットラインBLをドレイン、共通ソース電極106をソースとしたMOSトランジスタが構成される。ワードラインWLに正電圧が印加された場合にP型半導体領域124の表面領域にチャネルが形成され ビットラインBLと共通ソース電極106との間に電流が流れる。この電流によってインパクトイオナイゼーションが生じ、P型半導体領域124内に正負の電荷が生じる。
このとき、図3、図4(A)および図4(B)において示したドープトポリシリコン130に負電圧が印加され、正孔がP型半導体領域124内に蓄積される。
その後、ワードラインWLへ印加する電圧を負電圧にすることによって、P型半導体領域124とN型半導体領域122との間のPN接合部に逆バイアスが印加される。それによって、図3に示すMOSトランジスタがオフした後であっても、正孔がP型拡散層6に保持される。このようにして、データが半導体記憶装置内に保持される。ここで、ドープトポリシリコン130はP型半導体領域124内に電荷を滞留させるために用いられる1つの電極として作用する。
従来のFBCセルでは、図18に示すように、P型拡散層6に電荷を効率的に蓄積するために、CAP絶縁層12および絶縁層20を介したP型拡散層6とN型拡散層30との間の容量カップリングを利用していた。しかし、絶縁層20は100nm以上の膜厚のBOX層から成るので、P型拡散層6とN型拡散層30との間の容量のほとんどがCAP絶縁層12を介して得られる容量であった。
本実施の形態によれば、半導体領域120の底面および側面を被覆するシリコン酸化膜150の膜厚は約10nmであり、従来の絶縁層20に比較して非常に薄い。よって、半導体領域120の側壁だけでなく底面をも介して容量が得られる。その結果、P型半導体領域124とドープトポリシリコン130との間の容量は従来のFBCセルにおけるP型拡散層6とN型拡散層30との間の容量に比べ大きくなる。それにより、メモリセルにおけるデータ保持能力が従来よりも向上する。
図4(A)および図4(B)に示すように、半導体領域120の底面はその下方へ向かって山なりに凸状をしているので、本実施の形態による半導体領域120は、底面が平坦な半導体領域と比較して底面の面積が広くなる。よって、P型半導体領域124とドープトポリシリコン130との間の容量がさらに大きくなる。
本実施の形態によれば、図2に示したとおり、空洞領域Cのそれぞれに対して2本のワードラインWLが設けられている。空洞領域Cごとにドープトポリシリコン130が設けられており、隣り合う空洞領域C内のドープトポリシリコン130同士は電気的に導通していない。よって、本実施の形態によれば、空洞領域Cごとにドープトポリシリコン130の電位を制御することができる。
従来のFBCセルにおいては、絶縁層(BOX層)20の下にあるN拡散層30はメモリセル領域のセルアレイ全体にわたって形成されていたので、あるメモリセルの読み出し時にN拡散層30の電位を昇圧させた場合に、他のメモリセルのリテンション特性を劣化させるおそれがあった。
しかし、本実施の形態によれば、あるメモリセルの読み出し時に、必要なドープトポリシリコン130のみを昇圧させることが可能となるので、他のメモリセルのリテンション特性を劣化させることが防止できる。
この観点からは、各ワードラインWLに対して空洞領域Cを個別に設けることがより好ましい。
しかし、メモリセルのコストを低下させるためには、単位面積当たりのワードラインWLの本数を増加させて半導体チップ上のメモリセル占有率を上昇させる必要がある。従って、各ワードラインWLに空洞領域Cを個別に設けた場合には、ワードラインWLと同数の空洞領域Cを非常に狭い領域に形成しなければならない。その結果、空洞領域Cの幅が非常に狭くなってしまう。空洞領域Cの幅が狭いと、ドープトポリシリコン130の幅も同様に狭くなるので、ドープトポリシリコン130の抵抗が上昇してしまう。さらに、ワードラインWLにはシリサイドが頻繁に用いられる一方で、半導体装置100の信頼性を維持するためにはドープトポリシリコン130にシリサイドを使用することが極めて困難である。よって、ワードラインWLと比較しドープトポリシリコン130の抵抗が高くなってしまう。
これにより、ワードラインWLを昇圧する時間よりも、ドープトポリシリコン130を昇圧する時間が遅れてしまう。ワードラインWLとドープトポリシリコン130とは同期制御されることが好ましいが、このドープトポリシリコン130のRC遅延によって、半導体装置100のメモリセル全体の動作が律速されてしまうおそれがある。
即ち、ワードラインWLの制御性とメモリセルの動作速度とはトレードオフの関係にある。
本実施の形態によれば一本のドープトポリシリコン130に適用するワードラインWLの本数を調節することができるので、メモリセルの動作の高速性とメモリセルの低コスト化の両立が可能になる。例えば、ドープトポリシリコン130の抵抗値を下げるためにはドープトポリシリコン130に対応するワードラインWLの本数を増加させる。一方、ワードラインWLの制御性を改善するためにはドープトポリシリコン130に対応するワードラインWLの本数を減少させる。
尚、ドープトポリシリコン130に適用するワードラインWLの本数はドープトポリシリコン130の幅により制限される。よって、メモリセルの動作の高速性とメモリセルの低コスト化の両立のために、ドープトポリシリコン130の幅とワードラインWLの本数との両方を設計変更してもよい。
本実施の形態によれば、半導体領域120の下方に空洞140が存在する。これにより、半導体領域120に加わる応力が緩和され、N型半導体領域122とP型半導体領域124との間の接合リークのばらつきが抑制できる。
次に、半導体装置100の製造方法について説明する。
図5(A)から図6(D)は、半導体装置100の製造方法をプロセス順に示した断面図である。図5(A)において、まず、バルクシリコン基板110を用意し、シリコン基板110の表面を保護するために約5nmのシリコン酸化膜201を形成する。シリコン酸化膜201の上にシリコン窒化膜203をCVD法により約150nmの厚さに堆積する。フォトリソグラフィ法およびRIE法を用いて、シリコン酸化膜201およびシリコン窒化膜203をパターニングする。
シリコン窒化膜203をマスクとして、シリコン基板110をRIE法によりエッチングし、FBCメモリセル領域にトレンチ205が形成される。トレンチ205の深さはシリコン基板110の表面から約300nmである。本実施の形態において、トレンチ205の幅およびトレンチ205間のシリコン領域の幅はともに約150nmである。
トレンチ205を形成した後のシリコン基板110の平面図が図7(A)に示されている。図7(A)に示すように、トレンチ205は、シリコン基板110の平面において長方形の開口205aを有し、開口205aの短手方向に横並びに配列されている。さらに、トレンチ205の横並びの配列が開口205aの長手方向に配列されている。尚、図6(A)に示す断面は、図7(A)のS−S線に沿った断面である。
図5(B)において、例えば、TEOS等のシリコン酸化膜を約50nmの厚さにCVD法により堆積する。次に、RIE法によりシリコン酸化膜を選択的にエッチングすることによって、トレンチ205の側壁にシリコン酸化膜から成る被覆膜207が形成される。
図5(C)において、トレンチ205の底部からシリコン基板110をCDE(Chemical Dry Etching)法により等方的にエッチングする。このエッチングは等方的なエッチングであるので、シリコン基板110はトレンチ205の底部からシリコン基板110の表面に対して垂直方向だけでなく、水平方向へもエッチングされる。
このエッチング工程において、シリコン単結晶を約200nmエッチングする。トレンチ205間のシリコン領域の幅は約150nmであるので、このエッチングによってトレンチ205間のシリコン領域は除去され、隣り合うトレンチ205は底部において繋がる。その結果、空洞領域Cが形成される。それによって、シリコン基板110の表面に対して水平方向および垂直方向への広がりを有する中空の空洞領域Cがシリコン基板110内に形成される。
一方、トレンチ205の深さは約300nmであるので、このエッチングにより隣り合うトレンチ205間にあるシリコン領域はシリコン基板110の表面近傍において残存する。この残存したシリコン領域が半導体領域120になる。シリコン領域はシリコン領域の両側にあるトレンチ205の底部から等方的にエッチングされるので、半導体領域120の底面にはテーパ120aが形成される。テーパ120aによって半導体領域120の底面は下方向へ山なりに凸状になる。
半導体領域120の側面はトレンチ205により決定され、半導体領域120の底面は空洞領域Cにより決定される。よって、半導体領域120が図5(C)に示す断面において浮遊状態になるので、半導体領域120にFBCメモリセルを形成することができる。
空洞領域Cを形成した後のシリコン基板110の平面図が図7(B)に示されている。空洞領域Cは図7(B)において破線で示されている。図7(B)に示すように、空洞領域Cは、シリコン基板110の平面において、開口205aの短手方向に延在している。さらに、空洞領域Cは開口205aの長手方向に配列するように設けられる。尚、図6(C)に示す断面は、図7(B)のS−S線に沿った断面である。
図5(D)において、被覆膜207をフッ酸により除去し、さらに、半導体領域120の側面および底面、並びに、空洞領域Cの内壁を酸素雰囲気中でアニールする。アニール処理によって、半導体領域120の側面および底面、並びに、空洞領域Cの内壁にシリコン酸化膜150が形成される。シリコン酸化膜150の膜厚は約10nmである。
図6(A)において、砒素がドープされたポリシリコンをCVD法により堆積する。さらに、シリコン基板110の表面に堆積されたポリシリコンをCDE法によりシリコン基板110の表面から約70nmの深さまでエッチバックする。それによって、半導体領域120の側面および底面、並びに、空洞領域Cの内壁を被覆するドープトポリシリコン130が形成される。この工程によって、空洞領域C内には、ドープトポリシリコン130によって囲まれた空洞140が形成される。
図6(B)において、フォトリソグラフィ法およびRIE法によってシリコン酸化膜201およびシリコン窒化膜203をパターニングする。さらに、シリコン窒化膜203をマスクとして、シリコン基板110の周辺回路領域にトレンチ209を形成する。
図6(C)において、シリコン酸化膜を堆積し、これをシリコン酸化膜201およびシリコン窒化膜203とともにCMP法またはウェットエッチング法により除去する。これによりシリコン酸化膜により埋め込まれた素子分離部115が形成される。図6(A)に示した工程においてドープトポリシリコン130はシリコン基板110の表面から約70nmの深さにエッチバックされている。よって、本工程において、メモリセル領域のドープトポリシリコン130の上部にはシリコン酸化膜から成るキャップ117が形成される。
図6(D)において、シリコン基板110の表面を酸素雰囲気中でアニールする。それによって、シリコン基板110の表面に犠牲酸化膜(図示せず)を形成する。次に、フォトリソグラフィ法とイオン注入技術により、メモリセル領域および周辺回路領域にウェルおよびチャネルを形成する。メモリセル領域においては、本工程においてP型半導体領域124が形成される。
次に、犠牲酸化膜をフッ酸により除去した後、ゲート絶縁膜160をシリコン基板110の表面に形成する。本実施の形態によれば、ゲート絶縁膜160は、膜厚約5nmのシリコン酸化窒化膜から成る。
次に、ゲート絶縁膜160上にポリシリコンを堆積し、さらに、フォトリソグラフィ法およびRIE法を用いることによって、周辺回路領域のトランジスタのゲート電極192およびメモリセル領域のワードラインWLを形成する。
次に、ゲート電極192およびワードラインWLのパターンを用いて自己整合的にLDD拡散層(図示せず)が形成される。
次に、シリコン窒化膜からなるサイドウォール162が形成される。サイドウォール162を用いて周辺回路領域に自己整合的にソース・ドレイン拡散層(図示せず)を形成する。メモリセル領域においては、このソース・ドレイン拡散層を形成する工程において、N型半導体領域122が形成される。
次に、ゲート電極194およびワードラインWL上にコバルト膜を堆積し、熱処理することによって、シリサイド層164が形成される。
さらに、BPSG膜170を堆積し、BPSG膜170の表面をCMP法により平坦化する。その後、フォトリソグラフィ法とRIE法とによりBPSG膜170およびゲート絶縁膜160をパターニングし、Nポリシリコンを堆積する。このNポリシリコン膜の上部をCDE法により除去することによって、共通ソース電極106が形成される。尚、図6(D)はワードラインWLに沿った断面であるので、共通ソース電極106が現れていない。
図4(A)を参照して、シリコン酸化膜180を堆積し、コンタクト102、104、193、195を形成する。次に、シリコン酸化膜180上に、ビットラインBL、ソース配線105、ドレイン電極194、ソース電極196を形成する。さらに、シリコン酸化膜180上に保護膜190を堆積することによって半導体装置100が完成する。
本実施の形態による半導体装置の製造方法によれば、バルクシリコン基板110を用いており、SIMOXのように酸素のイオン注入に依ることなく、シリコン酸化膜150が形成される。よって、SIMOXを用いてBOX領域を形成する場合よりも、半導体領域120、即ち、SOI領域に結晶欠陥および結晶転移が少なくなる。
周辺回路領域にSOI構造を設ける場合には、予めフォトリソグラフィ法によりメモリセル領域を保護し、SIMOX法により周辺回路領域のみにSOI構造を作成する。その後、図5(A)から図6(D)に示したプロセスを経ることによって、周辺回路領域には比較的厚いBOX酸化膜(例えば、150nm)を形成し、メモリセル領域には薄いシリコン酸化膜150(例えば、10nm)を形成することができる。それにより、メモリセル領域においては、半導体領域120とドープトポリシリコン130との間の距離が狭くなるので、半導体領域120とドープトポリシリコン130との間の容量が大きくなる。周辺回路領域においては、厚いBOX酸化膜によって、BOX酸化膜の下のシリコン基板110の影響を受けることなく、SOI領域に形成されるトランジスタが高速に動作することができる。
図8は、本発明に従った第2の実施の形態による半導体装置200の断面図である。半導体装置200は、空洞領域Cの内部にシリコン酸化膜150およびドープトポリシリコン130が充填され、空洞140が設けられていない点で第1の実施の形態と異なる。図8に示す断面は、半導体装置100における図4(A)に示す断面に相当する。本実施の形態の平面図および図8以外の断面図は省略する。
本実施の形態によれば、空洞領域C内には空洞140が存在しないので、空洞領域Cの上からの機械的な力に対する耐性が向上する。
図9は、本発明に従った第3の実施の形態による半導体装置300の断面図である。半導体装置300は、空洞領域C内において空洞140が連続することなくドープトポリシリコン130が延在している方向に断続的に散在している点で第1の実施の形態と異なる。本実施の形態によれば、空洞140は隣り合う半導体領域120の間の下方に存在する。一方、半導体領域120の下方には、空洞140が存在せず、ドープトポリシリコン130が存在している。
図9に示す断面は、半導体装置100における図4(A)に示す断面に相当する。第2の実施の形態と同様に、本実施の形態の平面図および図9以外の断面図は省略する。
本実施の形態によれば、半導体領域120の直下にはドープトポリシリコン130が存在するので、半導体領域120は下方からも支持される。それによって、半導体領域120が構造的に安定である。また、隣り合う半導体領域120間の下方には空洞140が存在するので、半導体領域120に加わる応力が緩和される。
半導体装置200、300は、図5(A)および図7(B)に示すトレンチ205の開口205aの幅を変化させることによって半導体装置100と同様の製造方法で製造することができる。例えば、半導体装置100を製造するときの開口205aは比較的狭く形成する。それにより、ドープトポリシリコンを堆積する工程において、半導体領域120の側壁に堆積されるドープトポリシリコンが開口205aを比較的早く塞ぐ。開口205aが塞がれると空洞領域C内にはそれ以上ドープトポリシリコンが堆積され得ないので、図6(A)に示すように、空洞140が維持される。
半導体装置200を製造するときのトレンチ205の開口は、トレンチ205の開口205aが塞がれる前に空洞領域C内にドープトポリシリコンが充填されるように、半導体装置100を製造するときの開口よりも広く形成する。
半導体装置300を製造するときのトレンチ205の開口は、半導体装置100を製造するときのトレンチ205の開口よりも広く、半導体装置200を製造するときのトレンチ205の開口よりも狭く形成する。それによって、トレンチ205の開口が塞がれたときに、半導体領域120の直下にはドープトポリシリコン130が存在し、一方で、隣り合う半導体領域120間の下方には空洞140が存在するようにする。
このように、本実施の形態による半導体装置の製造方法によれば、トレンチ205の開口幅を調節するだけで、第1から第3の実施の形態のいずれをも製造することができる。
図10は、本実施の形態に従った第4の実施の形態による半導体装置400の断面図である。本実施の形態はシリコン基板114、BOX層113およびSOI層112から成るSOI基板111を使用している。
本実施の形態において、空洞領域Cは、第1から第3の実施の形態のようにシリコン基板110をエッチングして形成されるのではなく、シリコン酸化膜から成るBOX層113をエッチングして形成される。よって、半導体領域120の底面はテーパを有さず平坦である。
しかし、本実施の形態においては、第1の実施の形態と同様に、BOX層113に比較して非常に薄いシリコン酸化膜150を介してドープトポリシリコン130が形成されている。また、ドープトポリシリコン130の内側には、空洞140が形成されている。さらに、SOI基板111の表面上に形成されている各要素も、第1の実施の形態と同様である。
よって、本実施の形態による半導体装置400は、第1の実施の形態が有する効果のうち、半導体領域120底面のテーパによる効果以外の効果を有する。さらに本実施の形態は以下の効果を有する。
本実施の形態によれば、張り合わせ法によるSOI基板111が使用されている。よって、周辺回路領域にBOX層113を残存させることによって、周辺回路領域に形成された素子の動作速度を第1から第3の実施の形態に比較して速くすることができる。
図11(A)から図11(C)は、半導体装置400の製造方法をプロセス順に示した断面図である。本実施の形態も張り合わせ法によるSOI基板111を使用する。
図11(A)において、まず、SOI基板111を用意し、シリコン基板110の表面を保護するために約5nmのシリコン酸化膜201を形成する。シリコン酸化膜201の上にシリコン窒化膜203をCVD法により約150nmの厚さに堆積する。フォトリソグラフィ法およびRIE法を用いて、シリコン酸化膜201およびシリコン窒化膜203をパターニングする。
シリコン窒化膜203をマスクとしてSOI層112をRIE法によりエッチングし、FBCメモリセル領域にトレンチ205が形成される。トレンチ205の深さはSOI層112の表面から約300nmである。本実施の形態において、トレンチ205の幅およびトレンチ205間のシリコン領域の幅はともに約150nmである。
図11(B)において、次に、フッ酸によるウェットエッチングを施し、メモリセル領域のBOX層113を選択的に除去する。BOX層113のエッチング膜厚は、約200nmとする。これにより、空洞領域Cおよび半導体領域120が形成される。図11(B)における半導体装置400の平面図は図7(B)と同様である。
図11(C)において、半導体領域120の側面および底面、並びに、空洞領域Cの内壁を酸素雰囲気中でアニールする。このアニール処理によって、半導体領域120の側面および底面、並びに、空洞領域Cの内壁にシリコン酸化膜150が形成される。シリコン酸化膜150の膜厚は約10nmである。
その後、図6(A)から図6(D)に示す工程を経ることによって、図10に示す半導体装置400が完成する。
この製造方法によれば、張り合わせ法によるSOI基板111が使用されている。よって、張り合わせ法によるSOI基板に適合された周辺回路領域の素子の設計を変更することなく、そのまま適用することが可能となる。
図12は、本実施の形態に従った第5の実施の形態による半導体装置500の断面図である。図12には半導体装置500の周辺回路領域の断面図を示し、メモリセル領域については省略している。尚、メモリセル領域にはFBCメモリセルを形成してもよく、他の従来のメモリセルを形成してもよい。さらに、本実施の形態は、メモリセル領域を有しないロジックLSIに適用することもできる。
図12中の破線の右側に示したトランジスタは第1の実施の形態の周辺回路領域に形成されたトランジスタと同様の構成を有する。破線の左側に示したトランジスタは半導体領域120(以下、SOI領域120ともいう)に形成されている。尚、図12では、ソース-ドレイン拡散層を省略せずに示している。
SOI領域120は交互に隣接したN型半導体領域122およびP型半導体領域124からなる。SOI領域120の下には空洞領域Cがあり、空洞領域Cの内壁にはシリコン酸化膜150が形成されている。さらに、空洞領域Cの内部にはシリコン酸化膜150を介してドープトポリシリコン130が充填されている。
SOI領域120の側面にはシリコン酸化物から成る素子分離部115が設けられている。このように、SOI領域120は、その底面および側面が絶縁され、浮遊状態となっている。
SOI領域120の上面にはゲート絶縁膜160が設けられ、ゲート絶縁膜160上にゲート電極192が設けられている。ゲート絶縁膜160の下にはSOI領域120のうちP型半導体領域124があり、P型半導体領域124に隣接するように2つのN型半導体領域122がある。2つのN型半導体領域122のうち一方はソース電極195に接続され、他方はドレイン電極193と接続されている。これにより、P型半導体領域124をチャネル領域としたトランジスタが構成される。
ドープトポリシリコン130は、バックゲート電極として作用する。即ち、ドレイン電極193およびドープトポリシリコン130に電圧が印加されることによって、P型半導体領域124のうち、ドレイン電極193の近傍だけでなくドープトポリシリコン130の近傍にもチャネルが形成される。
次に、半導体装置500の製造方法を説明する。図13(A)から図14(D)は半導体装置500の製造方法をプロセス順に示した断面図である。
図13(A)において、バルクシリコン基板110を用意し、シリコン基板110の表面に約5nmの膜厚の酸化膜201を形成する。次に、SOIが形成される領域にゲルマニウム(Ge)イオンをシリコン基板110の表面から約100nmから200nmの深さにイオン注入する。それにより、Ge不純物層310が形成される。尚、注入される材料はゲルマニウムに限定することなく、他の不純物であってもよい。ゲルマニウムを注入する深さも約100nmから200nmに限定しない。
図13(B)において、シリコン酸化膜201の上にシリコン窒化膜203をCVD法により約150nmの厚さに堆積する。フォトリソグラフィ法およびRIE法を用いて、シリコン酸化膜201およびシリコン窒化膜203をパターニングする。さらに、シリコン窒化膜203をマスクとして、不純物層310の上に存在する半導体領域をエッチングすることによって、約300nmの径を有し、かつ不純物層310に達するトレンチ205が形成される。
次に、例えば、TEOS等のシリコン酸化膜を約50nmの厚さにCVD法により堆積する。さらに、RIE法によりシリコン酸化膜を選択的にエッチングする。それによって、トレンチ205の側壁にシリコン酸化膜から成る被覆膜207が形成される。
図13(C)において、不純物層310を選択的に等方的にエッチングする。このエッチングはCFガスを用いたCDE法によるエッチングである。不純物層310のエッチング速度は、不純物を含まないシリコン結晶に対して約10倍以上であることが好ましい。これにより、不純物層310が選択的にエッチングされ、SOIを形成する領域の下に中空の空洞領域Cが形成される。
図13(D)において、被覆膜207をフッ酸により除去し、さらに、空洞領域Cの内壁を酸素雰囲気中でアニールする。このアニール処理によって、空洞領域Cの内壁にシリコン酸化膜150が形成される。シリコン酸化膜150の膜厚は約10nmである。
図13(E)において、砒素がドープされたポリシリコンをCVD法により堆積する。さらに、シリコン基板110の表面に堆積されたポリシリコンをCDE法によりエッチバックする。それによって、空洞領域C内にドープトポリシリコン130が充填される。この工程によって、空洞領域C内には、SOI領域に形成されるトランジスタのバックゲートとして作用するドープトポリシリコン130が形成される。
図14(A)において、フォトリソグラフィ法およびRIE法によってシリコン酸化膜201およびシリコン窒化膜203をパターニングする。さらに、シリコン窒化膜203をマスクとしてシリコン基板110をエッチングしてトレンチ209が形成される。
図14(B)において、シリコン酸化膜を堆積し、これをシリコン酸化膜201およびシリコン窒化膜203とともに、CMP法またはウェットエッチング法により除去する。これによりシリコン酸化膜から成る素子分離部115が形成される。本工程においてトレンチ205の開口部にシリコン酸化膜から成るキャップ117も同時に形成される。
図14(C)において、シリコン基板110の表面を酸素雰囲気中でアニールする。それによって、シリコン基板110の表面に犠牲酸化膜(図示せず)を形成する。
次に、フォトリソグラフィ法とイオン注入技術により、ウェル・チャネル領域を形成する。この工程においてP型半導体領域124が形成される。
次に、犠牲酸化膜をフッ酸により除去し、その後、ゲート絶縁膜160をシリコン基板110の表面に形成する。本実施の形態によれば、ゲート絶縁膜160は、膜厚約5nmのシリコン酸化窒化膜から成る。
次に、シリコン基板110上にポリシリコンを堆積し、さらに、フォトリソグラフィ法およびRIE法を用いることによって、ゲート電極192が形成される。
次に、ゲート電極192のパターンを用いて自己整合的にLDD拡散層(図示せず)が形成される。
次に、シリコン窒化膜からなるサイドウォール162が形成される。サイドウォール162を用いて周辺回路領域に自己整合的にソース・ドレイン拡散層(図示せず)を形成する。本工程において、N型半導体領域122が形成される。
次に、ゲート電極194上にコバルト膜を堆積し、熱処理することによって、シリサイド層164が形成される。
図14(D)において、BPSG膜170を堆積し、BPSG膜170の表面をCMP法により平坦化する。その後、BPSG膜170にコンタクト193、195を形成する。さらに、電極194、196を形成し、電極194、196上に保護膜190を形成する。このようにして、半導体装置500が形成される。
本実施の形態によれば、図13(A)において示すようにゲルマニウムのイオン注入によってSOI領域120を形成するので、SOI領域120を任意の広さおよび深さに形成することができる。例えば、薄くかつ広いSOI領域120が必要な場合には、SOI領域120を形成する広い領域に、比較的低いエネルギーでゲルマニウムをイオン注入すればよい。それによって、動作速度の速いトランジスタが任意の位置に形成され得る。
本実施の形態によれば、SIMOX基板よりもSOI領域120の端に作用する応力が小さい。SIMOX法では、BOX層を形成したい部分に酸素を注入し、その後、熱処理によってシリコン酸化膜を形成する。このシリコン酸化膜の堆積膨張により、SOI領域とバルク領域との境界に大きな応力が作用する。一方、本実施の形態によれば、空洞内にポリシリコンを堆積させるので、SOI領域とバルク領域との境界に作用する応力は小さい。
図13(A)から図14(D)に示した半導体装置の製造方法を応用することによって図15に示す半導体装置600も製造され得る。
図15は、本実施の形態に従った第6の実施の形態による半導体装置600の断面図である。半導体装置600は、互いに厚さの異なるSOI領域120aおよび120bを有する点で図12に示す半導体装置500と異なる。SOI領域120aおよび120bの厚さが異なるのは、SOI領域120aおよび120bのそれぞれの下に設けられた空洞領域CおよびCのシリコン基板110の表面からの深さが異なるからである。尚、空洞領域CおよびCのそれぞれに含まれるドープトポリシリコン130aおよび130bにはコンタクトが形成され、それにより外部から電圧が印加され得る。例えば、BPSG膜170およびキャップ117を貫通したコンタクトプラグ(図示せず)を形成し、このコンタクトプラグに接続された配線(図示せず)をBLと同層に形成すればよい。
互いに深さの異なる空洞領域CおよびCを形成するためには、図13(A)において示したイオン注入における注入エネルギーを変化させればよい。即ち、比較的浅い空洞領域Cを形成する領域には、比較的低い注入エネルギーでゲルマニウムをイオン注入し、比較的深い空洞領域Cを形成する領域には、比較的高い注入エネルギーでゲルマニウムをイオン注入する。
さらに、図13(B)から図14(D)の工程を経ることによって半導体装置600が形成され得る。
トランジスタの役割によって適切なSOI領域120の厚さが異なる。本実施の形態によれば、このような役割の異なるトランジスタを同一基板上に形成することができる。
上述の実施の形態において、ドープトポリシリコン130はポリシリコンに限らず、他の導電膜、例えば、金属を使用してもよい。また、ドープトポリシリコン130を電極として使用する必要のない場合、ドープトポリシリコン130を酸化することによって、厚いBOX酸化膜を形成することもできる。
さらに、第5および第6の実施の形態において、空洞領域Cにドープトポリシリコン130を形成することなく、シリコン酸化膜150および空洞140のみを形成してもよい。これにより、空洞領域Cの誘電率が低くなり、半導体領域120がシリコン基板114から低誘電率で分離できる。それによって、半導体領域120に形成されるトランジスタの動作を高速化することができる。
本発明に従った第1の実施の形態による半導体装置100の平面図。 図1に示す破線の長方形Rの部分を拡大した平面図。 図2に示すZ−Z線に沿った半導体装置100のメモリセル領域の断面図。 図4(A)は図2に示すX−X線に沿った半導体装置100の断面図であり、図4(B)はY−Y線に沿った半導体装置100の断面図。 半導体装置100の製造方法をプロセス順に示した断面図。 図5に続いて半導体装置100の製造方法をプロセス順に示した断面図。 図7(A)はトレンチ205を形成した後のシリコン基板110の平面図であり、図7(B)は空洞領域Cを形成した後のシリコン基板110の平面図。 本発明に従った第2の実施の形態による半導体装置200の断面図。 本発明に従った第3の実施の形態による半導体装置300の断面図。 本実施の形態に従った第4の実施の形態による半導体装置400の断面図。 半導体装置400の製造方法をプロセス順に示した断面図。 本実施の形態に従った第5の実施の形態による半導体装置500の断面図。 半導体装置500の製造方法をプロセス順に示した断面図。 図13に続いて半導体装置500の製造方法をプロセス順に示した断面図。 本実施の形態に従った第6の実施の形態による半導体装置600の断面図。 FBCセルの一部分の平面図。 図16に示すX‐X線(ワードラインWL)に沿った断面図。 図16に示すY−Y線(ワードラインWL)に沿った断面図。
符号の説明
100、200、300、400、500、600 半導体装置
110 シリコン基板
122 N型半導体領域
124 P型半導体領域
120 半導体領域
130 ドープトポリシリコン
140 空洞
150 シリコン酸化膜
160 ゲート絶縁膜
170 BPSG膜
180 シリコン酸化膜
190 保護膜
192 ゲート電極
193、195 コンタクト
194 ドレイン電極
196 ソース電極
201 シリコン酸化膜
203 シリコン窒化膜
205 トレンチ
207 被覆膜
C 空洞領域
WL ワードライン
BL ビットライン

Claims (5)

  1. 半導体基板内にゲルマニウム含有層を形成するステップと、
    前記基板の表面から前記ゲルマニウム含有層に達するトレンチを形成するステップと、
    前記ゲルマニウム含有層を除去し、空洞を形成するステップと、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記空洞は前記基板表面に対して水平方向に一定の厚さで形成されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記空洞内壁に絶縁膜を形成するステップと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記絶縁膜内壁にシリコン層を形成するステップと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記基板表面と前記空洞との間にソース・ドレイン拡散層を形成するステップと、
    前記基板表面上にゲート電極を形成するステップと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項2乃至4のひとつに記載の半導体装置の製造方法。
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