JP2007178794A - 光導波路装置及び光導波路装置の製造方法 - Google Patents

光導波路装置及び光導波路装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基板上の溝の残渣の発生を防ぐことである。
【解決手段】光ファイバ41〜45を取り付けるためのV溝11を有する基板10と、基板10上に形成された下部クラッド層と、前記下部クラッド層上に形成された光導波路パターンのコア層と、前記下部クラッド層及び前記光導波路パターンのコア層上に形成された上部クラッド層と、を備え、前記下部クラッド層の厚さ及び前記コア層の厚さの和は、18[μm]以上である。
【選択図】図1

Description

本発明は、光導波路装置及び光導波路装置の製造方法に関する。
従来、平面光波回路(PLC:Planar Lightwave Circuit)のように、光導波路を基板上に形成する技術が実施されている。例えば、PLCを用いて、スプリッタ、光スイッチ等が形成される。また、例えば、スプリッタとしてのPLCと、当該PLCの光導波路に光入出力する光ファイバと、を接続可能な光導波路チップが実施されている。
光導波路チップとしては、2つの方式のものが考えられている。第1の方式は、PLC基板と、PLC基板の光導波路及び光入出力用の光ファイバを接続する接続基板と、を備え、PLC基板及び接続基板が別々の別体型である。第2の方式は、PLC部と、接続部と、を備え、PLC部及び接続部が同一の基板上に形成される集積型である(例えば、特許文献1、2参照)。集積型の光導波路チップにおいて、接続部は、光ファイバの位置を固定するためのV溝を有する。
集積型の光導波路チップの製造方法を説明する。先ず、Si等から、一枚の基板が切り出され、その基板の接続部の位置にV溝が形成される。一枚の基板に、複数の光導波路チップが形成されるものとする。そして、その基板上に、下部クラッド層、光導波路になるコア層、が順に形成され、さらにスピンコートによりフォトリソグラフィ用のフォトレジスト層が形成される。この下部クラッド層、コア層、フォトレジスト層は、基板の全面に形成されるため、PLC部分のみでなくV溝上にも形成される。
図13に、フォトレジスト層54が形成された接続部50の縦断面を示す。図13に示すように、上記製造工程により、例えば、光導波路チップの接続部50は、V溝11が形成された基板10と、基板10上に形成された下部クラッド層51と、下部クラッド層51上に形成されたコア層52と、コア層52上に形成されたフォトレジスト層54と、が形成される。
引き続き、PLC部のフォトレジスト層が光導波路パターンのマスク上から露光され、さらに、全面の光導波路パターン以外のコア層(及びフォトレジスト層)がドライエッチングにより除去される。そして、光導波路パターンのフォトレジスト層がウエットエッチングにより除去され、コア層及び下部クラッド層上に上部クラッド層が形成される。そして、光導波路チップ毎に切り離され、その際に接続部(V溝上)の下部クラッド層、コア層、上部クラッド層が除去される。この光導波路チップ上のV溝に光入出力用の光ファイバが接着されて取り付けられ、この光ファイバの固定用のカバーが取り付けられて光導波路モジュールとして使用される。
特開2003−302545号公報 特開平1−126608号公報
しかし、従来の集積型の光導波路チップでは、基板の接続部(V溝上)の下部クラッド層、コア層、上部クラッド層の除去を高精度で行うことができなかった。具体的には、図13に示すように、V溝11の深さが約100[μm]と高段差であるため、フォトレジスト層54の形成時に、V溝11のエッジ部55では、レジスト材料が塗られていない箇所が発生する。この箇所は、レジスト材料が塗られていないため、光導波路パターン以外のコア層52(及びフォトレジスト層54)の除去時に削られ、クラックが発生する。
このクラックはV溝11まで達するため、光導波路パターンのフォトレジスト層54の除去時にウエットエッチングの溶液がV溝11と下部クラッド層51との間に入り込む。V溝11及び下部クラッド層51の間に入り込んだ溶液を完全に除去することは難しいため、V溝11上の上部クラッド層及び下部クラッド層51を除去する際に、それらのクラッド層が残渣としてV溝11上に付着して残ってしまう。この残渣により、V溝11への光ファイバの取り付けの際に、光ファイバの位置ずれが生じ、大きな接続損失の発生原因となっていた。
本発明の課題は、基板上の溝の残渣の発生を防ぐことである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の光導波路装置は、
光ファイバを取り付けるための溝を有する基板と、
前記基板上に形成された下部クラッド層と、
前記下部クラッド層上に形成された光導波路パターンのコア層と、
前記下部クラッド層及び前記光導波路パターンのコア層上に形成された上部クラッド層と、を備え、
前記下部クラッド層の厚さ及び前記コア層の厚さの和は、18[μm]以上であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光導波路装置において、
前記下部クラッド層の厚さ及び前記コア層の厚さの和は、35[μm]以下であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明の光導波路装置の製造方法は、
光ファイバを取り付けるための溝を基板に形成する工程と、
前記基板に下部クラッド層を形成する下部クラッド層工程と、
前記下部クラッド層上にコア層を形成するコア層工程と、
前記コア層上にフォトレジスト層を形成する工程と、
光導波路パターン以外の前記コア層及び前記フォトレジスト層を除去し、残ったフォトレジスト層を除去する工程と、
前記下部クラッド層及び前記光導波路パターンのコア層上に上部クラッド層を形成する工程と、
前記溝上の前記下部クラッド層、前記コア層及び前記上部クラッド層を除去して光導波路装置とする工程と、を含み、
前記下部クラッド層工程及び前記コア層工程において、前記下部クラッド層の厚さ及び前記コア層の厚さの和を18[μm]以上にすることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の光導波路装置の製造方法において、
前記下部クラッド層工程及び前記コア層工程において、前記下部クラッド層の厚さ及び前記コア層の厚さの和は、35[μm]以下にすることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の光導波路装置の製造方法において、
前記下部クラッド層工程及び前記コア層工程において、スピンコート又はスプレーコートにより前記下部クラッド層及び前記コア層を形成することを特徴とする。
請求項1、3に記載の発明によれば、下部クラッド層及びコア層の厚さの和を18[μm]以上にするので、光導波路装置製造時の基板上の溝の残渣の発生を防ぐことができ、溝に固定される光ファイバの位置ずれを防ぎ、接続損失を低減できる。
請求項2、4に記載の発明によれば、下部クラッド層及びコア層の厚さの和を35[μm]以下にして形成するので、下部クラッド層及びコア層の厚さの分布のムラを低減できる。
請求項5に記載の発明によれば、下部クラッド層及びコア層をスピンコート又はスプレーコートにより形成するので、下部クラッド層及びコア層の厚さを容易に調整して形成できる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1〜図12を参照して、本発明に係る実施の形態を説明ずる。先ず、図1〜図3を参照して、本実施の形態の光導波路チップ100の装置構成を説明する。図1に、本実施の形態の光導波路モジュール1の構成を示す。
図1に示すように、集積型の光導波路モジュール1は、光導波路装置としての光導波路チップ100と、光ファイバ41〜45と、を備えて構成される。光導波路チップ100は、Si(シリコン)等の一枚の基板10を含む、PLC(平面光波回路)部20と、光合流側の接続部30Aと、光分岐側の接続部30Bと、を備えて構成される。
本実施の形態において、PLC部20は、1つの光合流部及び4つの光分岐部を有するスプリッタとして説明するが、これに限定されるものではなく、PLC部20を、その他の入出力数のスプリッタとしたり、光スイッチ等の他のPLCとしてもよい。
図2に、PLC部20の一部の斜視構成を示す。図2では、簡単のために、PLC部20の一部の縦断面を示す。図2に示すように、PLC部20は、基板10と、下部クラッド層21と、コア層22と、上部クラッド層23と、を備えて構成される。下部クラッド層21は、フッ素化ポリイミド等を材料とし、基板10上に形成される。コア層22は、光導波路であり、フッ素化ポリイミド等を材料とし、下部クラッド層21上に光導波路パターン状に形成される。上部クラッド層23は、下部クラッド層と同様の材料とし、下部クラッド層21及びコア層22上に形成される。
図3に、接続部30Aの一部の斜視構成を示す。図1に示すように、接続部30Aは、光合流用の光ファイバ41の端面と、PLC部20の光合流側のコア層22の端面と、が光伝送可能に接続される。図3に示すように、接続部30Aの基板10には、V溝11が形成される。接続部30Aでは、V溝11に光ファイバ41が固定して取り付けられ、UV(Ultra Violet)硬化型接着剤(樹脂)等の接着剤を介してガラス等のカバー31Aが取り付けられている。
接続部30Bは、光分岐用の光ファイバ42〜45と、PLC部20の光分岐側のコア層22と、が光伝送可能に接続される。接続部30Bの基板10には、接続部30Bと同様に4つのV溝11が形成される。接続部30Bでは、各V溝11に光ファイバ42〜45が固定して取り付けられ、樹脂等の接着剤を介してガラス等のカバー31Bが取り付けられている。また、基板10上の溝として、V溝11の他に、PLC部20と、接続部30A,30Bとの間の境界にV字状等の溝を有する構成としてもよい。
次に、図4〜図12を参照して光導波路モジュール1の製造方法を説明する。特に、本実施の形態の特徴がある接続部30Aの製造方法について詳細に説明するが、接続部30Bの製造方法も同様である。
図4(a)に、V溝形成工程でのウェハ200の平面構成を示す。図4(b)に、下部クラッド層形成工程でのウェハ201の平面構成を示す。図5(a)に、コア層形成工程でのウェハ202の平面構成を示す。図5(b)に、フォトレジスト層形成工程でのウェハ203の平面構成を示す。図6(a)に、フォトリゾグラフィ工程でのウェハ204の平面構成を示す。図6(b)に、コア層除去工程でのウェハ205の平面構成を示す。図7(a)に、フォトレジスト層除去工程でのウェハ206の平面構成を示す。図7(b)に、上クラッド層工程でのウェハ207の平面構成を示す。図8に、チップ化工程での光導波路チップ100の平面構成を示す。なお、図4〜図7における各チップの外形線は、各チップの境界を示すために入れたものであり、実際の線ではない。
図9(a)に、V溝形成工程でのウェハの縦断面を示す。図9(b)に、下部クラッド層形成工程でのウェハの縦断面を示す。図9(c)に、コア層形成工程でのウェハの縦断面を示す。図10(a)に、フォトレジスト層形成工程でのウェハの縦断面を示す。図10(b)に、フォトレジスト層除去工程でのウェハの縦断面を示す。図10(c)に、チップ化工程でのウェハの縦断面を示す。
先ず、シリコン等から、基板10のウェハが作成される。そのウェハに対して、図4(a)に示すように、V溝形成工程として、接続部30A,30Bにおける各V溝11がウエットエッチング等での異方性エッチングにより形成され、ウェハ200とされる。また、図示しないが、PLC部20及び接続部30A,30Bの境界の溝がウエットエッチング等により形成される。例えば、図9(a)に示すように、接続部30Aにおいて、V溝11を有する基板10が形成される。
そして、ウェハ200に対して、図4(b)に示すように、下部クラッド層形成工程として、PLC部20及び接続部30A,30Bにおいて、下部クラッド層21の材料が基板10にスピンコートされて、熱処理にて硬化されることにより下部クラッド層21が形成され、ウェハ201とされる。例えば、図9(b)に示すように、接続部30Aにおいて、V溝11を含む基板10上に下部クラッド層21が形成される。下部クラッド層21の厚さ(膜厚)をd1とする。
そして、ウェハ201に対して、図5(a)に示すように、コア層形成工程として、PLC部20及び接続部30A,30Bにおいて、コア層22Aの材料(コア層22の材料)が基板10にスピンコートされて、熱処理にて硬化されることによりコア層22Aが形成され、ウェハ202とされる。例えば、図9(c)に示すように、接続部30Aにおいて、下部クラッド層21上にコア層22Aが形成される。コア層22A(コア層22)の厚さ(膜厚)をd2とする。
図11に、スピンコート時のスピンナー回転数と、膜厚と、の関係を示す。図11での測定条件としては、材料1.5[ml]を、3[inch]のスピンナーに滴下し、0→500[rpm]に約60[s]で達するよう回転駆動したこととする。図11に示すように、スピンナーの回転数[rpm]を変化させることにより、下部クラッド層21、コア層22Aの膜厚[μm]を調整できる。上記スピンナー回転数を利用して、本実施の形態では、下部クラッド層21及びコア層22Aの膜厚(d1+d2)について、従来の集積型の光導波路チップに比べて膜厚(d1+d2)が厚く調整されて形成される。膜厚(d1+d2)が厚く形成されるため、V溝11のエッジ部においても、下部クラッド層21及びコア層22Aが不適切なまでに薄くならない。
そして、ウェハ202に対して、図5(b)に示すように、フォトレジスト層形成工程として、PLC部20及び接続部30A,30Bにおいて、フォトレジスト層24の材料が基板10にスピンコートされることによりフォトレジスト層24が形成され、ウェハ203とされる。フォトレジスト層24の材料は、シリコン含有レジスト等である。例えば、図10(a)に示すように、接続部30Aにおいて、コア層22A上にフォトレジスト層24が形成される。
そして、ウェハ203に対して、図6(a)に示すように、フォトリゾグラフィ工程(コア層形成工程)として、PLC部20において、光導波路パターンのネガ部分又はポジ部分にマスク露光され光導波路パターンが形成され、ウェハ204とされる。
そして、ウェハ204に対して、図6(b)に示すように、コア層除去工程(コア層形成工程)として、PLC部20において、光導波路パターン以外のコア層22A(及びフォトレジスト層24)が反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)等のドライエッチングにより除去されて光導波路パターンのコア層22,フォトレジスト層24が形成され、ウェハ205とされる。接続部30A,30Bのコア層22A,フォトレジスト層24はそのまま残される。
そして、ウェハ205に対して、図7(a)に示すように、フォトレジスト層除去工程として、PLC部20、接続部30A,30Bにおいて、光導波路パターンのフォトレジスト層24がウエットエッチングにより除去され、ウェハ206とされる。例えば、図10(b)に示すように、接続部30Aにおいて、フォトレジスト層24が除去され、下部クラッド層21及びコア層22Aが残される。
膜厚(d1+d2)が厚く形成されているため、フォトレジスト層24形成時にレジスト材料が塗られていない部分が無く、コア層22A(及びフォトレジスト層24)のドライエッチング時にも、V溝11のエッジ部付近の下部クラッド層21にクラックが発生することなく、下部クラッド層21と基板10との間に、コア層22除去時のウエットエッチングの溶液が入り込むことが無い。
図12に、膜厚(d1+d2)と、コア層22A除去のエッチング(RIE)後のクラック発生率と、の関係を示す。図12に示すように、18[μm]≦膜厚(d1+d2)≦35[μm]の条件で、クラックが発生していない。なお、図11のグラフに示すように、膜厚(d1+d2)>35[μm]とすると、スピンコートの回転が約500[rpm]以下となってかなり遅くなり、膜厚分布にムラが多くなるため好ましくない。このため、本実施の形態では、18[μm]≦膜厚(d1+d2)≦35[μm]とする。
また、下部クラッド層21とコア層22との屈折差により最適なコア層22の膜厚d2が決定されるため、下部クラッド層21の膜厚d1の変更が容易であることが好ましい。
そして、ウェハ206に対して、図7(b)に示すように、上部クラッド層形成工程として、PLC部20及び接続部30A,30Bにおいて、上部クラッド層23の材料が基板10にスピンコートされて、熱処理にて硬化されることにより上部クラッド層23が形成され、ウェハ207とされる。
そして、図8に示すように、チップ化工程として、ダイシング等によりウェハ207が各光導波路チップに切り離される。このとき、接続部30A,30Bにおいて、上部クラッド層23、コア層22及び下部クラッド層21がV溝11上から除去され光導波路チップ100とされる。接続部30A,30B上の各層は、チップ切り離し時にまとめて容易に取り外される。これは、下部クラッド層21と、接続部30A,30Bの基板10との間に接着層が無いためである。
チップ化工程において、例えば、図10(c)に示すように、接続部30Aにおいて、上部クラッド層23及び下部クラッド層21が除去され、V溝11を有する基板10が残る。本実施の形態では、膜厚(d1+d2)を厚くしたため、下部クラッド層21にクラックが発生せず、下部クラッド層21を残渣の発生なく高精度に除去できる。
そして、各光導波路チップ100は、光入出力用の光ファイバ41〜45がV溝11に取り付けられて接着剤により接着され、カバー31A,31Bが取り付けられて光導波路モジュール1とされる。
以上、本実施の形態によれば、光導波路モジュール1の製造において、下部クラッド層21及びコア層22Aの膜厚(d1+d2)を18[μm]以上にして形成するので、基板10上のV溝11の残渣の発生を防ぐことができ、V溝11に固定される光ファイバの位置ずれを防ぎ、接続損失を低減できる。
また、下部クラッド層21及びコア層22Aの膜厚(d1+d2)を35[μm]以下にして形成するので、下部クラッド層21及びコア層22Aの膜厚分布のムラを低減できる。
また、下部クラッド層21及びコア層22Aをスピンコートにより形成するので、下部クラッド層21及びコア層22Aの膜厚を容易に調整して形成できる。
なお、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る光導波路装置及び光導波路装置の製造方法の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、本実施の形態では、クラッド層、コア層、フォトレジスト層の形成をスピンコートで行うこととしたが、これに限定されるものではなく、スプレーコート等で塗布することとしてもよい。
その他、上記各実施の形態におけるの細部構成及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る実施の形態の光導波路モジュール1の構成を示す図である。 PLC部20の一部の構成を示す斜視図である。 接続部30Aの一部の構成を示す斜視図である。 (a)は、V溝形成工程でのウェハ200の平面図である。(b)は、下部クラッド層形成工程でのウェハ201の平面図である。 (a)は、コア層形成工程でのウェハ202の平面図である。(b)は、フォトレジスト層形成工程でのウェハ203の平面図である。 (a)は、フォトリゾグラフィ工程でのウェハ204の平面図である。(b)は、コア層除去工程でのウェハ205の平面図である。 (a)は、フォトレジスト層除去工程でのウェハ206の平面図である。(b)は、上クラッド層工程でのウェハ207の平面図である。 チップ化工程での光導波路チップ100の平面図である。 (a)は、V溝形成工程でのウェハの縦断面図である。(b)は、下部クラッド層形成工程でのウェハの縦断面図である。(c)は、コア層形成工程でのウェハの縦断面図である。 (a)は、フォトレジスト層形成工程でのウェハの縦断面図である。(b)は、フォトレジスト層除去工程でのウェハの縦断面図である。(c)は、チップ化工程でのウェハの縦断面図である。 スピンコート時のスピンナー回転数と、膜厚と、の関係を示す図である。 膜厚(d1+d2)と、コア層除去のエッチング(RIE)後のクラック発生率と、の関係を示す図である。 フォトレジスト層54が形成された接続部50の縦断面図である。
符号の説明
1 光導波路モジュール
100 光導波路チップ
10 基板
11 V溝
20 PLC部
30A,30B,50 接続部
21,51 下部クラッド層
22,22A,52 コア層
23 上部クラッド層
24,54 フォトレジスト層
31A,31B カバー
41〜45 光ファイバ
200〜207 ウェハ

Claims (5)

  1. 光ファイバを取り付けるための溝を有する基板と、
    前記基板上に形成された下部クラッド層と、
    前記下部クラッド層上に形成された光導波路パターンのコア層と、
    前記下部クラッド層及び前記光導波路パターンのコア層上に形成された上部クラッド層と、を備え、
    前記下部クラッド層の厚さ及び前記コア層の厚さの和は、18[μm]以上であることを特徴とする光導波路装置。
  2. 前記下部クラッド層の厚さ及び前記コア層の厚さの和は、35[μm]以下であることを特徴とする請求項1に記載の光導波路装置。
  3. 光ファイバを取り付けるための溝を基板に形成する工程と、
    前記基板に下部クラッド層を形成する下部クラッド層工程と、
    前記下部クラッド層上にコア層を形成するコア層工程と、
    前記コア層上にフォトレジスト層を形成する工程と、
    光導波路パターン以外の前記コア層及び前記フォトレジスト層を除去し、残ったフォトレジスト層を除去する工程と、
    前記下部クラッド層及び前記光導波路パターンのコア層上に上部クラッド層を形成する工程と、
    前記溝上の前記下部クラッド層、前記コア層及び前記上部クラッド層を除去して光導波路装置とする工程と、を含み、
    前記下部クラッド層工程及び前記コア層工程において、前記下部クラッド層の厚さ及び前記コア層の厚さの和を18[μm]以上にすることを特徴とする光導波路装置の製造方法。
  4. 前記下部クラッド層工程及び前記コア層工程において、前記下部クラッド層の厚さ及び前記コア層の厚さの和は、35[μm]以下にすることを特徴とする請求項3に記載の光導波路装置の製造方法。
  5. 前記下部クラッド層工程及び前記コア層工程において、スピンコート又はスプレーコートにより前記下部クラッド層及び前記コア層を形成することを特徴とする請求項3又は4に記載の光導波路装置の製造方法。
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