JP2007177996A - 電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】サービスブレーキに悪影響を与えることなく駐車ブレーキ時に必要とする大きなピストン推力を得ることができる電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキを提供する。
【解決手段】シリンダ24内にピストン26を摺動可能に配設したキャリパ14に、ハウジング30に外付けした電動モータを駆動源として作動する駐車ブレーキ機構32を付加する。駐車ブレーキ機構32は、ピストン26にシール部材36を介して摺動可能に嵌合され、かつピン48とピン穴49との係合によりピストン26に対して回り止めされたナット部材37とナット部材37にねじ係合されたシャフト35を備えた構成とし、サービスブレーキ時には液圧供給によりピストン26のみを推進して小さなピストン推力を発生させ、駐車ブレーキ時には液圧供給に合せて電動モータを回転させ、ピストン26とナット部材37とを一体的に推進し、両者を合せた大きな受圧面積で大きなピストン推力を得る。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の制動に用いられるディスクブレーキに係り、より詳しくは電動式駐車ブレーキ機能を付加した電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキに関する。
車両の制動に用いられるディスクブレーキは、一般にディスクを挟んでその両側に配置される一対のパッドと、有底のシリンダ内に摺動可能に配設したピストンを、前記シリンダ内への液圧導入により推進し、前記一対のパッドをディスクに押圧させて制動力を発生するキャリパとを備えた構造となっているが、最近は、これにさらに電動式駐車ブレーキ機能を付加した、電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキが実用化されている。そして従来、電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキとしては、例えば、特許文献1に記載されるものがあった。このものは、上記シリンダ外に設けた電動モータを駆動源として作動し、前記シリンダ内への液圧供給により推進したピストンを液圧解放後も機械的に制動位置に保持させる構造となっている。
ところで、このような電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキは、ビークルダイナミクスコントロールシステム、アンチロックブレーキシステム(ABS)、トラクションコントロールシステム等の自動ブレーキシステムに組込んで用いられることが多く、この場合は、ディスクブレーキのシリンダに液圧を供給するための液圧源として、自動ブレーキシステム内の液圧ポンプが用いられることになる(特許文献1参照)。なお、この種の自動ブレーキシステムでは、通常、電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキが後輪側に、汎用ディスクブレーキが前輪側に設置されるようになっている。
特表平05−506196号公報
しかるに、上記した自動ブレーキシステムで使用されている液圧ポンプは、あまり高い液圧を発生させることができず、一般的に駐車ブレーキ時に大きな液圧を必要する電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキの液圧源としては能力が不足する場合がある。このため、電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキを自動ブレーキシステムに組込む場合は、ピストン推力を高めるべく、ピストン径を大きくして受圧面積を高める対策を採ることがあった。
しかし、一般的にブレーキシステムおいては、前後のブレーキ配分を適正化するため、後輪側に設置される電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキのピストン径を前輪側に設置される汎用ディスクブレーキのピストン径よりも小さくしており、このため、上記したようにピストン径を大きくする対策を採る場合は、通常のブレーキ、いわゆるサービスブレーキ時に前後の適正配分が崩れてしまい、ブレーキシステム全体に悪影響を与えることになる。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、サービスブレーキに悪影響を与えることなく駐車ブレーキ時に必要とする大きなピストン推力を得ることができるようにし、もってサービスブレーキと駐車ブレーキとが安定して両立する電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の一つは、ディスクを挟んでその両側に配置される一対のパッドと、ピストンを摺動可能に納めたシリンダ内への液圧供給により該ピストンを推進して、前記一対のパッドをディスクに押圧させて制動力を発生するキャリパと、前記シリンダ内への液圧供給により前記パッドをディスクに押圧するときに、電動モータを駆動源として作動し、前記シリンダからの液圧解放後も機械的に前記ピストンを制動位置に保持させる駐車ブレーキ機構とを備えたディスクブレーキにおいて、前記ピストンは、前記電動モータが駐車ブレーキを解除する回転位置にあるときには前記シリンダへの供給液圧を第1の受圧面積で受けて前記パッドを押圧し、前記電動モータが駐車ブレーキを作動させる回転位置にあるときには前記シリンダへの供給液圧を前記第1の受圧面積よりも大きい第2の受圧面積で受けて前記パッドを押圧することを特徴とする。
上記のように構成された電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキにおいては、電動モータが駐車ブレーキを解除する回転位置にあるサービスブレーキ時には、比較的受圧面積の小さな第1の受圧面積で液圧を受けてピストンが推進し、電動モータが駐車ブレーキを作動させる回転位置にある駐車ブレーキ時には、比較的受圧面積の大きな第2の受圧面積で液圧を受けてピストンが推進するので、サービスブレーキと駐車ブレーキとが安定して両立する。
上記課題を解決するため、本発明の他の一つは、ディスクを挟んでその両側に配置される一対のパッドと、有底のシリンダ内に摺動可能に配設したカップ形状のピストンを液圧源から該シリンダ内への液圧供給により推進し、前記一対のパッドをディスクに押圧させて制動力を発生するキャリパと、前記シリンダ外に設けられた電動モータを駆動源として作動し、前記シリンダ内への液圧供給により推進したピストンを該シリンダ内の液圧解放後も機械的に制動位置に保持させる駐車ブレーキ機構とを備えたディスクブレーキにおいて、前記駐車ブレーキ機構は、前記電動モータの回転に応じて前記ピストン内を摺動し該ピストンを推進方向へ押圧する押圧部材を備えると共に、前記押圧部材と前記ピストンとの間をシールするシール部材を備え、前記押圧部材は、前記電動モータが駐車ブレーキを解除する回転位置にあって前記シリンダ内への液圧供給があったときには前記ピストンの移動方向への移動が制限されることを特徴とする。
上記他の発明としての電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキにおいては、ピストンと押圧部材との間がシール部材によりシールされているので、駐車ブレーキ時に、電動モータにより押圧部材を摺動し、該押圧部材とピストンとを一体的に推進させれば、受圧面積がピストン全体の断面積と等しくなり、大きなピストン推力が得られるようになる。一方、サービスブレーキ時には、電動モータが駐車ブレーキを解除する回転位置にあって押圧部材のピストン移動方向への移動が制限されるので、ピストンのみが推進し、この時の受圧面積はピストン全体の断面積から押圧部材の断面積を減じた値となり、その分、ピストン推力は小さくなる。すなわち、駐車ブレーキ時に必要な大きなピストン推力が得られるようにピストン径を大きくしても、サービスブレーキ時のピストン推力を小さく抑えることができる。
本発明によれば、駐車ブレーキ時に必要な大きなピストン推力が得られるようにピストン径を大きくしても、サービスブレーキ時のピストン推力を小さく抑えることができるので、サービスブレーキと駐車ブレーキとを安定して両立させることができ、好適なブレーキシステムとすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る電動駐車ブレーキ機構付きディスクブレーキを含むブレーキシステムを示したものである。図中、10で示す電動駐車ブレーキ機構付きディスクブレーキ(以下、PKB付きディスクブレーキという)は、ブレーキペダル1の操作に応じて液圧を発生するマスタシリンダ2とブレーキ液通路3を介して接続されると共に、該ブレーキ液通路3から分岐してリザーバ2aに接続される分岐通路3aを介してポンプ4と接続されている。ブレーキ液通路3の途中には、マスタシリンダ2側への逆流を阻止する逆止弁5が介装され、この逆止弁5をバイパスする分岐通路3bに常開の電磁切換弁6が介装されている。また、前記分岐通路3aのポンプ4の吐出側には常閉の電磁切換弁7が介装されている。
本PKB付きディスクブレーキ10は、外付けの電動モータ40を駆動源として作動する後述の駐車ブレーキ機構32(図2)を内蔵しており、駐車ブレーキ時には、前記分岐通路3a内の電磁切換弁7の切換えによりポンプ4から所定の液圧が供給されると共に、この液圧供給に合せて電動モータ40が起動されるようになっている。このとき、前記分岐通路3b内の電磁切換弁6は閉弁切換えされてマスタシリンダ2にポンプ4の液圧が供給されないようになっている。前記電動モータ40および2つの電磁切換弁6、7は別途設置した制御装置8によって制御されるようになっており、制御装置8には、駐車ブレーキ指示信号を出力する駐車ブレーキスイッチ(例えば、押釦等)9が接続されている。なお、ポンプ4は、ここではマスタシリンダ2のリザーバ2a内のブレーキ液を共用するように構成されているが、専用のオイルタンク内のブレーキ液を用いる構成としてもよいことはもちろんである。
本PKB付きディスクブレーキ10は、図2〜4に示されるように、ディスク11を挟んでその両側に配置された一対のパッド12,13と、この一対のパッド12,13をディスク11の両面に押圧させて制動力を発生するキャリパ14とを備えている。本PKB付きディスクブレーキ10は、キャリパ浮動型として構成されており、前記一対のパッド12,13およびキャリパ14は、車両の非回転部(例えば、ナックル等)にボルト止めされたキャリア15にディスク11の軸方向へ移動可能に支持されている。より詳しくは、各パッド12,13は、図3によく示されるように、その両側に設けた左右の耳部16をキャリア15の左右の支柱部15aの内側に対向して設けたガイド溝17に嵌合させることにより、該キャリア15に摺動可能に支持されている。また、キャリパ14は、その左右のアーム部14aにボルト18を用いて取付けたガイドピン(図示略)を前記キャリア15のブリッジ部15b内に設けたガイド穴(図示略)に嵌入させることにより、該キャリア15に摺動可能に支持されている。なお、図3中、19はキャリア15を前記車両の非回転部にボルト止めするためのねじ孔であり、キャリア15の左右二箇所に設けられている。
キャリパ14の主体であるキャリパ本体20は、車両内側のパッド(インナパッド)12に対向する基端側にシリンダ部21を、車両外側のパッド(アウタパッド)13に対向する先端側に爪部22をそれぞれ有している。シリンダ部21には、インナパッド12側を開口部となし、他端が底壁23により閉じられた有底のシリンダ24が形成されており、このシリンダ24内には、ピストンシール25を介してピストン26(第1のピストン部)が摺動可能に内装されている。ピストン26は、ここではカップ形状をなし、その底部がインナパッド12に対向するようにシリンダ24内に収められている。このピストン26と前記底壁(シリンダ底壁)23との間は液圧室27として画成されており、この液圧室27には、シリンダ部21に設けたポート21aを通じて、上記マスタシリンダ2またはポンプ4から液圧が供給されるようになっている。なお、ピストン26は、その底面に設けた凹部26aにインナパッド12の背面に設けた凸部12aを係合させることにより回り止めされている。また、ピストン26の底部とキャリパ本体20との間には、シリンダ24内への異物の進入を防ぐダストブーツ28が介装されている。
本実施形態において、上記キャリパ本体20の後端には、ハウジング30が複数のボルト31を用いて固定されており、このハウジング30内とキャリパ本体20のシリンダ部21内には、シリンダ底壁23を挟んで駐車ブレーキ機構32が配設されている。駐車ブレーキ機構32は、シリンダ24内からシリンダ底壁23に設けた貫通孔33を挿通してハウジング30内に一端側が延ばされ、ピストン26のカップ部内に位置する他端側に雄ねじ34を有するシャフト35と、ピストン26のカップ部内に配置され、内面の雌ねじ36を前記シャフト35の雄ねじ34に噛合わせたナット部材(第2のピストン部,押圧部材)37と、ハウジング30内に配設され、前記シャフト35を回転させる減速機構38とハウジング30にボルト39(図3)を用いて外付けされ、前記減速機構38を駆動する電動モータ40とから概略構成されている。なお、シリンダ底壁23の貫通孔33の内面にはシャフト35との間をシールするシール部材23aが配設されており、これによりシリンダ24内の液圧室27の液密が維持される。
上記シャフト35は、シリンダ24の軸線上に配置されており、その中間部が、シリンダ底壁23の両側に配置した2つの軸受(スラスト軸受)41と42とにより回動可能に支持されている。シャフト35の中間部にはシリンダ24内に配置した一方の軸受41に当接可能なフランジ部43が設けられると共に、ハウジング30内まで延ばされたその一端部にはダブルナット44を螺合可能なねじ部45が設けられており、シャフト35は、そのねじ部45にダブルナット44をねじ込むことにより2つの軸受41と42に対して強固に軸方向へ拘束されている。
一方、シャフト35に噛合うナット部材37は、ピストン26の内面にシール部材46を介して摺動可能に嵌合されている。ナット部材37はまた、その後端に設けたフランジ部47に軸方向へ延ばして植立したピン48を、ピストン26に設けた軸方向のピン穴49に摺動可能に嵌入させることにより、その回転が規制され、ピストン26と相対回転不能に回り止めされている。ナット部材37は、シャフト35の回転に応じて直動し、そのフランジ部47(当接部分)をピストン26の後端26b(当接部分)に当接させて該ピストン26に推進方向の押圧力を加える。なお、ナット部材37の先端開口部には蓋板50が装着されている。また、ピストン26には、該ピストン26の内底と前記蓋板50を含むナット部材37の先端との間のエアを抜くためのエア抜孔51が半径方向に貫設されている。なお、本形態においては、ナット部材37のピン48とピストン26のピン孔49とでナット部材37とピストン26との回り止めを行っているが、これに限らず、ナット部材37はキャリパ本体20に対して回り止めされていてもよい。
ここで、シャフト35の雄ねじ34とナット部材37の雌ねじ36とは、図5によく示されるように台形ねじからなっている。また、雄ねじ34と雌ねじ36とは、軸方向に所定の遊び(クリアランス)δを有するように噛合わされており、ナット部材37にかかる液圧と制動力の発生に応じてピストン26からナット部材37にかかる軸力(図中、右方への力)とのバランスにより、液圧が軸力より勝っている場合、例えばサービスブレーキ時には、図5(a)に示されるように雄ねじ34のねじ山の背面に雌ねじ36のねじ山の前面が当接し、軸力が液圧より勝っている場合、例えば駐車ブレーキ時には、同図(b)に示されるように雄ねじ34のねじ山の前面が雌ねじ36のねじ山の背面に当接する状態となる。なお、前記遊びδは、ブレーキ解除時にシリンダ24の液圧室27の液圧解除によるピストン26およびナット部材37の戻り量よりも大きな値に設定され、一例として0.8mm程度に設定されている。台形ねじは可逆ねじとなっており、前記ナット部材37に軸力が伝達された状態では、この軸力によりシャフト35が回転しようとするが、後述する減速機構38が非可逆であるため、減速機構38内で大きな摩擦力が発生し、電動モータ40を停止させてもシャフト35の回転が規制される。
一方、シャフト35を回転させる減速機構38は、電動モータ40の回転軸52に固定されたウォーム53と、シャフト35の一端部にキー54を介して回転不能に取付けられると共に、前記ウォーム53に噛合わされたウォームホイール55とからなっている。ウォームホイール55は、前後一対の軸受56を介してハウジング30に回動可能に支持されている。本実施形態において、電動モータ40の回転軸50は、ハウジング30内を横断して下側から上方向へ延ばされている(図3)。前記回転軸52の先端部は、ハウジング30を貫通してその外部(上部)に延出されており、その延出端部52aは、回転治具の把持に適するように二面幅加工されている。この二面幅加工された回転軸52の延出端部52aは、常時はキャップ57により覆われている。なお、図2は、中心線の上側と下側とを異なる切り口(断面)で示している。
以下、上記のように構成されたPKB付きディスクブレーキ10の作用を説明する。
本PKB付きディスクブレーキ10を通常ブレーキすなわちサービスブレーキとして作動させる場合は、ブレーキペダル1の踏込みに応じてマスタシリンダ2からキャリパ14内の液圧室27に液圧が供給される。このとき、電動モータ40は駐車ブレーキを解除する回転位置まで戻された状態で停止しているので、この電動モータ40の停止によりナット部材37はピストン26の移動方向への移動を制限されて不動となっている(図5(a))。したがって、ピストン26のみが図2中左方に推進してインナパッド12をディスク11に押圧し、その反力でキャリパ本体20が車両内側へ移動して、液圧に応じた制動力が発生する。この時、ピストン26の受圧面積(第1の受圧面積)は、ピストン26全体の断面積Aからナット部材37の断面積Bを減じた値[A−B]となり、したがって、ピストン推力はそれほど高くならない。すなわち、本PKB付きディスクブレーキ10をリア側ブレーキとして用いても、適正なブレーキ配分が得られるようになる。なお、液圧室27の液圧が解放されると、ピストンシール25の弾性復元力によりピストン26が後退し、これに応じて一対のパッド12,13がディスク11から離間し、ブレーキが解放される。
なお、上記作動時にナット部材37にかかる液圧でシャフト35にシリンダ24内への引込み方向(図2中、左方)の力が加わるが、シャフト35は、ハウジング30内に配置した軸受42によって引込み方向への移動が規制されているので、その位置は安定する。
駐車ブレーキとして作動させる場合は、駐車ブレーキスイッチ9の操作による制御装置8からの指令で、ポンプ4が回転すると共に分岐通路3a内の電磁切換弁7が開弁、分岐通路3b内の電磁切換弁6が閉弁し、これによってポンプ4から液圧室27に液圧が供給される。また、この液圧供給とほぼ同時に制御装置8からの指令で電動モータ40が起動する。この電動モータ40の起動により、減速機構38を介してシャフト35が回転し、雄ねじ34のねじ山と雌ねじ36のねじ山との噛合部が、図5(a)に示す噛合い状態から、両噛合部が離間した離間状態となる。このとき、ナット部材37には液圧がかかっているので、該液圧によってナット部材37が前記両噛合部の離間分を詰めるように前進し、ナット部材37のフランジ部47がピストン26の後端26bに当接して、上記ピストン26とナット部材37とが共に図2中左方に推進する。なお、このとき、雄ねじ34のねじ山の背面に雌ねじ36のねじ山の前面が接しないか、わずかに接する(雄ねじ34を押圧しない)ようにシャフト35を回転させるようにすることで、シャフト35の円滑な回転が保証される。
そして、上記ピストン26とナット部材37とが推進することで、通常ブレーキ時と同様に制動力が発生する。このとき、ナット部材37を含むピストン26の受圧面積(第2の受圧面積)は、ピストン26全体の断面積Aとなり、この結果、ピストン推力が高くなって、大きな制動力が得られるようになる。また、制動力が発生してからもモータ40が回転しているため、シャフト35は、雄ねじ34と雌ねじ36との噛合部が図5(b)の噛合い状態となるまで回動する。この噛合い状態となったときの電動モータ40の回転位置が駐車ブレーキを作動させる回転位置となっている。
その後、電動モータ40のトルクが飽和した後に、制御装置8からの指令で分岐通路3a内の電磁切換弁7を閉じると同時に分岐通路3b内の電磁切換弁6を開き、液圧室27の液圧を解放する。また、これとほぼ同時に、電動モータ40を停止させる。このとき、雄ねじ34と雌ねじ36との噛合部が、図5(b)に示す噛合い状態となっているので、ピストン26から受ける軸力で、シャフト35が回転しようとする。しかし、減速機構38が非可逆であるので、シャフト35の回転は阻止され、ナット部材37がその位置に保持される。すなわち、液圧を解放しかつ電動モータ40を停止させてもピストン26は制動位置に保持され、これによって駐車ブレーキが確立する。本実施形態においては特に、ウォーム53とウォームホイール55とからなる減速機構38が非可逆となっているので、シャフト35の回転が確実に規制され、駐車ブレーキが安定して維持される。また、この時、ピストン26からシャフト35に大きな軸力がかかるが、シャフト35はシリンダ24内に配置した軸受41によってシリンダ24からの抜け方向の移動が規制されているので、その位置は安定する。なお、上記においては、減速機構38を非可逆として駐車ブレーキの維持を図っているが、これに代えて、シャフト35の雄ねじ34とナット部材37の雌ねじ36とを非可逆として駐車ブレーキの維持を行ってもよい
駐車ブレーキを解除するには、駐車ブレーキ作動時と同様に、駐車ブレーキスイッチ9の操作による制御装置8からの指令で、ポンプ4が回転すると共に分岐通路3a内の電磁切換弁7を開弁、分岐通路3b内の電磁切換弁6を閉弁してポンプ4から液圧室27に液圧が供給され、この液圧供給とほぼ同時に電動モータ40が起動して、電動モータ40が逆方向に回転駆動される。すると、減速機構38を介してシャフト35が回転し、ナット部材37が後退しようとする。しかし、駐車ブレーキ時を超えるピストン推力が得られるような高液圧になるまでは、シャフト35に軸力が作用しているため(図5(b))、モータ40のトルクではシャフト35を回転させることはできない。そして、駐車ブレーキ時を超えるピストン推力が得られるまで液圧が高まると、ピストン26からナット部材37にかかる軸力が急減してシャフト35が回転し、雄ねじ34が前記遊びδ分だけ移動し、雄ねじ34と雌ねじ36との噛合部が、図5(a)に示す噛合い状態となる。これにタイミングを合せて分岐通路3a内の電磁切換弁7および分岐通路3b内の電磁切換弁6の切換えにより液圧室27の液圧を解放すると、ピストン26が後退し始め、これに合せてナット部材37も後退する。その後、ピストン26およびナット部材37がピストン26の戻り量分だけ移動して初期位置に戻ると同時に電動モータ40の回転が停止され、これにて駐車ブレーキは完全に解除される。
なお、前述のとおり、前記遊びδはピストン26およびナット部材37の戻り量よりも大きく設定されていることから、ピストン26およびナット部材37の戻り時に、ナット部材37の雌ねじ36のねじ山がシャフト35の雄ねじ34のねじ山に当接する図5(b)の噛合い状態にはならない(後述の図8の状態となる)ので、ピストン26およびナット部材37の戻りを阻害することがない。
図6は、駐車ブレーキ作動時における液圧と電動モータ40の電流(モータ電流)の関係を、図7は、駐車ブレーキ解除時における同様の関係をそれぞれ示したものである。両図において、(a)、(b)で表わす区間は、図5の(a)、(b)に示したねじ機構の噛合い状態に対応しており、両区間(a)と(b)との間では、雄ねじ34のねじ山と雌めじ36のねじ山とが遊びδの範囲内で両噛合部が離間した離間状態にある。モータ電流は、前記離間状態では大きく低下し、その後にストール電流に達する。したがって、液圧が所定大きさに到達した後の電動モータ40のストール電流を監視し、ストール電流に到達した後にモータ停止および液圧解放を行うことで、駐車ブレーキの完全確立および完全解放を実現できることになる。
ところで、上記した駐車ブレーキ解除時に、液圧室27の液圧が解放されると、パッド12,13、シリンダ部21、シール部材25,46等の弾性変形が解除されることによって、ナット部材37がピストン26と共に図2の右方向にわずか移動する。これにより、雄ねじ34と雌ねじ36との噛合部は、図8に示すように隙間δ’が空いた離間状態となり、このままにしておくと、サービスブレーキ時にナット部材37が図8中の左方に前進し、ナット部材37のフランジ部47がピストン26の後端に当接し、ピストン26の受圧面積が実質拡大して、必要以上の制動力が発生する虞がある。また、フランジ部47がピストン26の後端26aに当接しない場合でも、ナット部材37の移動分だけ液量損失が発生し、ブレーキフィーリングが悪化してしまう。
そこで、本実施形態においては、上記離間状態を解消するため、上記した駐車ブレーキ解除を行った後、電動モータ40に所定時間電流を供給して、シャフト35の回転によりナット部材37を移動させ、図5(a)に示す噛合い状態に戻すようにしている。前出図7中、モータ電流を表す波形(点線)の後段部分Sは、この戻し操作が行われていることを表しており、一定電流値で隙間δ’分ナット部材37が移動して上記離間状態が解消された後、緩やかな電流値上昇をもってナット部材37が移動してナット部材37のフランジ部47とピストン26の後端26bとの当接が解除されていく。このとき、緩やかに電流値が上昇していくのは、ナット部材37の移動に伴ってシール部材46が弾性変形し、この弾性変形に応じてナット部材37のピストン26に対する摺動抵抗が増えていくためである。そして、駐車ブレーキ解除後、所定時間経過したときに電動モータ40への電流供給を停止する。これによって、シャフト35とナット部材37との離間状態が解消され、かつ、ナット部材37のフランジ部47とピストン26の後端26aとが離れた状態となって上記した不具合の発生が防止される。なお、上記においては、電動モータ40が完全に停止する前に電球供給を行うようにしたが、これに限らず、一旦、電動モータ40が完全に停止してから電動モータ40へ電流を再供給するようにしてもよい。
本発明の他の実施形態として、図9に示すように上記した駐車ブレーキ解除後、電動モータ40に電流を供給して、その供給電流が所定の電流値Isとなった時点で電流供給を停止するようにしてもよい。
図9においては、駐車ブレーキ解除時に、液圧室27の液圧の解放とともに、一旦電動モータ40への電流供給を一旦停止する。完全に液圧室27の液圧が解放された後に、電動モータ40へ電流を再供給する。電動モータ40へ電流を再供給すると、シャフト35とナット部材37との隙間δ’によってシャフト35が抵抗なく回転できるため、最初に突入電流が発生して上記隙間δ’が埋まっていく。そして、雄ねじ34と雌ねじ36との噛合部が、図5(a)に示すように噛合い状態となると、上記図7と同様に、緩やかな電流値上昇をもってナット部材37が移動してナット部材37のフランジ部47とピストン26の後端26bとの当接が解除されていく。この後、電動モータ40への供給電流が所定の電流値Isとなったときに電流供給を停止する。ここで、所定の電流値Isは、上記フランジ部47とピストン26の後端26bとが十分に離間したときの電流値を実験的に求めて制御装置8に記憶されているものである。また、電動モータ40への供給電流が所定の電流値Isとなったか否かを、電動モータ40へ電流を再供給して突入電流発生時間分の所定微小時間を経過してから判定を行うこと、または、電動モータ40への電流供給の再開後、所定の電流値Isを2度検出したことで判定を行うことにより、突入電流によって所定の電流値Isとなった場合の誤判定を防止するようにしている。したがって、このようにしても雄ねじ34と雌ねじ36とを確実に、図5(a)に示す噛合い状態とすることができ、これによって上記した不具合の発生がより確実に防止される。
なお、駐車ブレーキ中、万一電動モータ40が故障した場合は、液圧室27に液圧を供給した後、ハウジング30の外部に突出して配置されている回転軸50の延出端部50aに適宜の回転治具を係合させて、外部から回転軸50を強制的に回転させる。これにより減速機構38を介してシャフト35が回転し、ナット部材37が後退して駐車ブレーキが解除される。このとき、回転軸50は減速機構38の1次側に設けられているため、減速機構38の2次側に設けられているシャフト35を手動で回転させるよりも小さな力で駐車ブレーキを解除することができる。すなわち、手動で簡単に駐車ブレーキを解除することができる。
本発明に係る電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキを含むブレーキシステムの一例を示す系統図である。 本電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキの全体構造を示す断面図である。 本電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキを一部断面として示す正面図である。 本電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキを構成するピストン内部の構造を示す断面図である。 本電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキを構成するねじ機構の噛合い状態を示す断面図である。 本電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキにおける駐車ブレーキ作動時の液圧とモータ電流との関係を示すグラフである。 本電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキにおける駐車ブレーキ解除時の液圧とモータ電流との関係を示すグラフである。 本電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキにおける駐車ブレーキ解除時のねじ機構の両噛合部が離間した離間状態を示す断面図である。 本電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキの他の実施形態における駐車ブレーキ解除時の液圧とモータ電流との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 ブレーキペダル、 2 マスタシリンダ
4 ポンプ、 9 制御装置
10 電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ
11 ディスク、 12,13 パッド
14 キャリパ、 15 キャリア
23 シリンダの底壁、 24 シリンダ
26 ピストン(第1のピストン部)、 27 液圧室
30 ハウジング
32 駐車ブレーキ機構
34 雄ねじ
35 シャフト
36 雌ねじ
37 ナット部材(押圧部材、第2のピストン部)
38 減速機構
40 電動モータ
41,42 スラスト軸受
47 ピストンのフランジ
48 回り止め用ピン
49 ピン穴

Claims (15)

  1. ディスクを挟んでその両側に配置される一対のパッドと、ピストンを摺動可能に納めたシリンダ内への液圧供給により該ピストンを推進して、前記一対のパッドをディスクに押圧させて制動力を発生するキャリパと、前記シリンダ内への液圧供給により前記パッドをディスクに押圧するときに、電動モータを駆動源として作動し、前記シリンダからの液圧解放後も機械的に前記ピストンを制動位置に保持させる駐車ブレーキ機構とを備えたディスクブレーキにおいて、前記ピストンは、前記電動モータが駐車ブレーキを解除する回転位置にあるときには前記シリンダへの供給液圧を第1の受圧面積で受けて前記パッドを押圧し、前記電動モータが駐車ブレーキを作動させる回転位置にあるときには前記シリンダへの供給液圧を前記第1の受圧面積よりも大きい第2の受圧面積で受けて前記パッドを押圧することを特徴とする電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ。
  2. 前記ピストンは、前記第1の受圧面積を有する第1のピストン部と、前記第1の受圧面積と前記第2の受圧面積との差分の受圧面積を有する第2のピストン部とからなることを特徴とする請求項1に記載の電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ。
  3. 前記第1のピストン部と前記第2のピストン部とは、相対移動に応じて当接する部分を互いに有し、前記シリンダへの液圧供給時において、前記電動モータが駐車ブレーキを解除する回転位置にあるときには前記当接部分が離間しており、前記電動モータが駐車ブレーキを作動させる回転位置にあるときには前記当接部分が当接することを特徴とする請求項2に記載の電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ。
  4. ディスクを挟んでその両側に配置される一対のパッドと、有底のシリンダ内に摺動可能に配設したカップ形状のピストンを液圧源から該シリンダ内への液圧供給により推進し、前記一対のパッドをディスクに押圧させて制動力を発生するキャリパと、前記シリンダ外に設けられた電動モータを駆動源として作動し、前記シリンダ内への液圧供給により推進したピストンを該シリンダ内の液圧解放後も機械的に制動位置に保持させる駐車ブレーキ機構とを備えたディスクブレーキにおいて、前記駐車ブレーキ機構は、前記電動モータの回転に応じて前記ピストン内を摺動し該ピストンを推進方向へ押圧する押圧部材を備えると共に、前記押圧部材と前記ピストンとの間をシールするシール部材を備え、前記押圧部材は、前記電動モータが駐車ブレーキを解除する回転位置にあって前記シリンダ内への液圧供給があったときには前記ピストンの移動方向への移動が制限されることを特徴とする電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ。
  5. 前記押圧部材は、その移動方向において前記ピストンに当接可能となっており、前記押圧部材と前記ピストンとは、前記電動モータが駐車ブレーキを解除する回転位置にある時には離間しており、前記電動モータが駐車ブレーキを作動させる回転位置にある時には当接していることを特徴とする請求項4に記載の電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ。
  6. 前記押圧部材は、その一端部に前記ピストンの端面に当接可能なフランジを有していることを特徴とする請求項5に記載の電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ。
  7. 前記押圧部材は、前記ピストンと相対回転不能に回り止めされていることを特徴とする請求項4乃至6の何れか1項に記載の電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ。
  8. 前記押圧部材は、前記フランジに設けたピンをピストンに設けたピン穴に摺動可能に挿入させて該ピストンに対して回り止めされていることを特徴とする請求項6に記載の電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ。
  9. 前記押圧部材は、内面に雌ねじを有しピストンと相対回転不能に回り止めされたナット部材からなり、前記駐車ブレーキ機構は、シリンダ底壁を貫通してシリンダ内外へ延ばされ前記ナット部材にねじ係合するシャフトを介して該ナット部材を駆動するようになっていることを特徴とする請求項4に記載の電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ。
  10. 前記ナット部材と前記シャフトとのねじ係合のねじ山間には、軸方向にクリアランスが設定されており、該クリアランスは、前記シリンダ内の液圧解除による前記ナット部材の戻り量よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項9に記載の電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ。
  11. 前記シャフトは、前記シリンダ底壁に対してその両側に配置した2つの軸受を介して回動可能にかつ軸方向移動不能に支持されていることを特徴とする請求項9または10に記載の電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ。
  12. 前記電動モータは、駆動軸を有し、該駆動軸は、前記キャリパの外部から回動操作可能に配置されていることを特徴とする請求項9乃至11の何れか1項に記載の電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ。
  13. 駐車ブレーキの解除時に、前記シリンダ内への液圧供給と同時にまたはその後に前記電動モータが回転され、前記シリンダ内が所定液圧となった後で該電動モータの電流がストール電流となったときに、前記シリンダ内の液圧が解放されることを特徴とする請求項9乃至12の何れか1項に記載の電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ。
  14. 駐車ブレーキの解除時に、前記シリンダ内への液圧が解放された後に、前記電動モータが所定時間回転されることを特徴とする請求項13に記載の電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ。
  15. 駐車ブレーキの解除時に、前記シリンダ内への液圧が解放された後に、前記電動モータの回転が開始され、該電動モータの電流値が所定電流となったときに、該電動モータの回転が停止されることを特徴とする請求項13に記載の電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ。
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