JP2002225701A - 電動駐車ブレーキ装置及びその制御方法 - Google Patents

電動駐車ブレーキ装置及びその制御方法

Info

Publication number
JP2002225701A
JP2002225701A JP2001023091A JP2001023091A JP2002225701A JP 2002225701 A JP2002225701 A JP 2002225701A JP 2001023091 A JP2001023091 A JP 2001023091A JP 2001023091 A JP2001023091 A JP 2001023091A JP 2002225701 A JP2002225701 A JP 2002225701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric
brake
rotating body
parking brake
brake device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001023091A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Suzuki
秀俊 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP2001023091A priority Critical patent/JP2002225701A/ja
Publication of JP2002225701A publication Critical patent/JP2002225701A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】パーキング制動時における制動力の確保を図る
ことができる電動駐車ブレーキ装置およびその制御方法
を提供する。 【解決手段】ディスクブレーキ装置10はブレーキコン
トローラ40を有し、そのブレーキコントローラ40に
は操作スイッチ41及びタイマ45が接続されている。
そして、ブレーキコントローラ40は、操作スイッチ4
1の駐車信号によりブレーキパッド22,24をディス
ク25に圧接するよう電動モータ11を作動した後に、
所定時間t経過した毎に、再度、ブレーキパッド22,
24をディスク25に圧接する方向に電動モータ11を
作動させるように制御した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動駐車ブレーキ
装置及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車両用パーキングブレーキ装置に
は、電動モータを駆動源としたアクチュエータで作動す
るものが提案されている。この種のパーキングブレーキ
装置は、電動モータで発生したトルクを、機械的な減速
機構にてディスクブレーキのパッドをディスクロータに
(又はドラムブレーキのシューをドラムに)押し付ける
力に変換するようになっている。つまり、車両の駐車
(または停車)時に電動モータにて直接ブレーキパッド
(又はシュー)を押しパーキングブレーキをかけるよう
になっている。
【0003】例えばディスクブレーキの場合、一般に、
電動パーキングでは、電動モータが無負荷からブレーキ
パッドを駆動して車輪と連動する回転体を押さえてパー
キングブレーキがかかるようになっている。つまり、前
記回転体は電動モータで駆動されるブレーキパッドによ
り拘束され拘束状態に陥る。そのため、前記回転体とブ
レーキパッドとの間では、電動モータの拘束トルクによ
る制動力が発生する。
【0004】また、前記電動モータの作動は、パーキン
グブレーキ装置のブレーキコントローラにより制御され
ている。具体的には、パーキング制動時にブレーキコン
トローラは電動モータに設けられたモータ電流検知セン
サの検知値に基づいて該検知値と比例する電動モータの
拘束トルク(即ち電動パーキングの制動力)が規定値に
なるように電動モータの回転作動を制御するようになっ
ている。この場合、モータ電流検知センサの検知値が所
定値になったとき、ブレーキコントローラは電動パーキ
ングの制動力が規定値になったと判断し電動モータの制
動方向回転を停止させるように制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両運転中
において、ブレーキを用いて減速を繰り返すと、ブレー
キが高温になる。その状態では、ブレーキ全体が熱によ
って膨張している。そして、この状態で駐車状態にした
場合、ディスクブレーキではキャリパーとパッド(また
はドラムブレーキではドラムとシュー)の熱膨張係数の
差によって、時間が経過する(つまりブレーキの温度が
下がる)と制動力が低下する現象が発生するおそれがあ
った。
【0006】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、パーキング制動時にお
ける制動力の確保を図ることができる電動駐車ブレーキ
装置およびその制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、車軸とともに回転する
回転体と該回転体に圧接させる摩擦部材を有するブレー
キ本体と、前記ブレーキ本体を作動させる駆動源である
電動装置と、前記電動装置の作動を制御する制御手段と
を備えた電動駐車ブレーキ装置において、前記制御手段
は、前記摩擦部材を前記回転体に圧接するよう前記電動
装置を作動した後に、再度、前記摩擦部材を前記回転体
に圧接する方向に前記電動装置を作動させるように制御
したことを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、車軸とともに回
転する回転体と該回転体に圧接させる摩擦部材を有する
ブレーキ本体と、前記ブレーキ本体を作動させる駆動源
である電動装置と、前記電動装置の作動を制御する制御
手段と、前記制御手段に接続され前記摩擦部材を前記回
転体に圧接する方向に前記電動装置を作動させる駐車信
号を出す操作スイッチとを備えた電動駐車ブレーキ装置
において、前記制御手段は、前記操作スイッチの駐車信
号により前記摩擦部材を前記回転体に圧接するよう前記
電動装置を作動した後に、再度、前記摩擦部材を前記回
転体に圧接する方向に前記電動装置を作動させるように
制御したことを要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の電動駐車ブレーキ装置において、前記制御手段
には計時手段が接続され、計時手段の計時に基づいて所
定時間経過した毎に、再度、前記摩擦部材を前記回転体
に圧接する方向に前記電動装置を作動させるように制御
したことを要旨とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の電動駐車ブレーキ装置において、前記計時手段の計時
回数が所定回数に達したとき、このときの前記電動装置
の作動による前記回転体に対する前記摩擦部材の圧接状
態を維持させるように制御したことを要旨とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の電動駐車ブレーキ装置において、前記計時手段の総計
時時間が所定時間に達したとき、このときの前記電動装
置の作動による前記回転体に対する前記摩擦部材の圧接
状態を維持させるように制御したことを要旨とする。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の電動駐車ブレーキ装置において、前記制御手段
には前記摩擦部材を前記回転体に圧接するときの制動力
を検知する制動力検知手段が接続され、前記制動力検知
手段から検知された制動力が所定限界値までに低下した
たびに、再度、前記摩擦部材を前記回転体に圧接する方
向に前記電動装置を作動させるように制御したことを要
旨とする。
【0013】請求項7に記載の発明は、車軸とともに回
転する回転体と該回転体に圧接させる摩擦部材を有する
ブレーキ本体と、前記ブレーキ本体を作動させる駆動源
である電動装置とを備えた電動駐車ブレーキ装置の制御
方法であって、前記摩擦部材を前記回転体に圧接するよ
う前記電動装置を作動した後に、再度、前記摩擦部材を
前記回転体に圧接する方向に前記電動装置を作動させる
ようにしたことを要旨とする。
【0014】(作用)請求項1、2および7に記載の発
明によれば、制御手段は、摩擦部材を回転体に圧接する
よう電動装置を作動した後に、再度、摩擦部材を回転体
に圧接する方向に電動装置を作動させるように制御し
た。従って、従来技術に比べ、時間が経過する(つまり
ブレーキの温度が下がる)と、電動駐車ブレーキ装置の
駐車制動力が低下する現象の発生を防止することができ
る。その結果、電動駐車ブレーキ装置のパーキング制動
時における制動力の確保を図ることができる。
【0015】請求項3及び6に記載の発明によれば、請
求項1及び2に記載の発明の作用に加えて、電動駐車ブ
レーキ装置の駐車制動力が低下する現象の発生を容易に
防止することができる。その結果、電動駐車ブレーキ装
置のパーキング制動時における制動力の確保を容易に図
ることができる。
【0016】請求項4及び5に記載の発明によれば、請
求項3に記載の発明の作用に加えて、制動力の確保を前
提とした電力消耗の低減を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を電動駐車ブレーキ装置としてのディスクブレーキ装置
に具体化した第1の実施形態を図1〜図4に従って説明
する。
【0018】図1に示すように、本実施形態のディスク
ブレーキ装置10の電動装置としての電動モータ11
は、電機子12と、該電機子12を収容支持するモータ
ハウジング13とを備えている。電機子12の回転軸1
4の出力端には、回転軸14と一体回転するウォーム1
5が設けられている。そのウォーム15は、ウォームハ
ウジング16に支軸17aにより回転可能に設けたウォ
ームホイール17と噛合されている。
【0019】また、ウォームホイール17の支軸17a
には、ウォーム軸18が一体回転するように連結されて
いる。ウォームハウジング16には、スライダハウジン
グ19が固定されている。スライダハウジング19に
は、スライダ20が前記ウォームホイール17の支軸1
7aの軸方向に往復動可能に収容されている。スライダ
20にはナット部20aが形成されている。スライダ2
0は、ナット部20a及び複数個のローラネジ21を介
して前記ウォーム軸18と作動連結されるようになって
いる。ローラネジ21は、スライダハウジング19側に
固定された図示しない支軸に回転可能に、且つ、前記支
軸17aの軸方向に移動しないように設けられている。
【0020】スライダハウジング19にはキー溝19a
が形成されている。このキー溝19aには、スライダ2
0に形成された図示しないキーが係合するようになって
おり、この係合によって、スライダ20がスライダハウ
ジング19に対して回転不能に保持されるようになって
いる。
【0021】スライダ20のナット部20aが形成され
ていない方の先端20bには、ブレーキパッド22が固
着されている。スライダハウジング19に対して相対移
動不能に連結されたパッド固定部材23には、ブレーキ
パッド24が設けられている。両ブレーキパッド22,
24間には、車両の車軸に固定されたブレーキロータと
してのブレーキディスク25が配置されている。
【0022】上述のように構成したことにより、回転軸
14の回転運動が、ウォーム15、ウォームホイール1
7、支軸17a、ウォーム軸18及びローラネジ21を
介してスライダ20の直線運動に変換されるようになっ
ている。このスライダ20の直線運動によって、両ブレ
ーキパッド22,24の間隔が狭くなり、ブレーキディ
スク25がブレーキパッド22,24により押圧(挟
持)されると、ブレーキが掛かった状態となる。
【0023】次に、本実施形態のディスクブレーキ装置
10の電気的構成について説明する。図2において、制
御手段としてのブレーキコントローラ40は、ブレーキ
操作スイッチ41、駆動電源42、モータ駆動回路4
3、モータ電流検知センサ44及び計時手段としてのタ
イマ45と接続されている。
【0024】操作スイッチ41は、車両に装備されてい
る駐車ブレーキ操作レバーの操作に基づいてオン・オフ
し、そのオン・オフ信号をブレーキコントローラ40に
出力する。つまり、駐車ブレーキ操作レバーを駐車位置
に操作すると、操作スイッチ41はオン信号をブレーキ
コントローラ40に出力する。また、駐車ブレーキ操作
レバーを駐車解除位置に操作すると、操作スイッチ41
オフ信号をブレーキコントローラ40に出力する。
【0025】ブレーキコントローラ40は、操作スイッ
チ41のオフ信号からオン信号の立ち上がりに応答して
駐車ブレーキモードを実行するとともに、操作スイッチ
41のオン信号からオフ信号の立ち下がりに応答して駐
車ブレーキ解除モードを実行する。
【0026】駐車ブレーキモードは、電動モータ11を
正回転させてブレーキパッド22,24をディスク25
に挟持圧接させるモードである。詳述すると、電動モー
タ11が正回転すると、その正回転はウォーム15及び
ウォームホイール17にて減速されるとともに、ウォー
ム軸18、ローラネジ21及びスライダ20にてブレー
キパッド22,24が挟持方向に移動するように直線移
動に変換される。
【0027】また、駐車ブレーキ解除モードは、電動モ
ータ11を逆回転させてブレーキパッド22,24をデ
ィスク25に反挟持圧接させるモードである。詳述する
と、電動モータ11が逆回転すると、その逆回転はウォ
ーム15及びウォームホイール17にて減速されるとと
もに、回転ウォーム18、ローラネジ21及びスライダ
20にてブレーキパッド22,24が反挟持方向に移動
するように直線移動に変換される。
【0028】そして、ブレーキコントローラ40は、駐
車ブレーキモードにはモータ駆動回路43に対して電動
モータ11を正回転させるためのパーキング制御信号を
出力する。反対に、ブレーキコントローラ40は、駐車
解除ブレーキモードにはモータ駆動回路43に対して電
動モータ11を逆回転させるためのパーキング解除制御
信号を出力する。
【0029】モータ電流検知センサ44は、電動モータ
11と接続され、電動モータ11の通電時における供給
電流の電流値をリアルタイムで検知し、検知した電流値
をブレーキコントローラ40に入力するようになってい
る。そして、ブレーキコントローラ40はモータ電流検
知センサ44からの検知値(以下、モータ電流検知値と
いう)を、該ブレーキコントローラ40に予め記憶され
ているロック電流値又はロック解除電流値と照合比較す
るようになっている。なお、本実施形態では、ブレーキ
コントローラ40は駐車ブレーキモードにおいてはモー
タ電流検知値を前記ロック電流値と照合比較し、駐車解
除ブレーキモードにおいてはモータ電流検知値を前記ロ
ック解除電流値と照合比較するようになっている。ま
た、前記ロック電流値は、前記ブレーキパッド22,2
4をディスク25に圧接する駐車ブレーキモード(ロッ
ク状態)における駐車制動トルクが所定理想制動トルク
K0(図3参照)に達したときのモータ電流値に設定さ
れている。前記ロック解除電流値は、前記ブレーキパッ
ド22,24がディスク25から離間する駐車解除ブレ
ーキモード(ロック解除状態)において前記スライダ2
0がスライダハウジング19に当接しそれ以上図1に示
すP方向に移動できないときのモータ電流値に設定され
ている。
【0030】前記タイマ45は、ブレーキコントローラ
40の計時開始指令を受けて計時を開始し、予め定めた
計時時間(所定時間)tとなった旨をブレーキコントロ
ーラ40に出力するようになっている。本実施形態で
は、ブレーキコントローラ40は、操作スイッチ41が
オンされてからモータ電流検知値がロック電流値に達し
たと判断した瞬間にタイマ45に計時開始指令を出力
し、操作スイッチ41がオフされた瞬間又は計時時間t
に達した瞬間にタイマ45の計時をリセットさせるよう
になっている。また、前記計時時間tは、運転後の発熱
状態で前記ブレーキパッド22,24をディスク25に
圧接する駐車ブレーキモード(ロック状態)において、
駐車制動トルクが前記所定理想制動トルクK0から所定
限界制動トルクK(図3参照)までに低下するときの所
要時間(例えば、1時間)に設定されている。なお、本
実施形態では、所定限界制動トルクKは、車両が滑り出
さない最低限の制動トルクをいう。
【0031】以下、ブレーキコントローラ40によるデ
ィスクブレーキ装置10の駐車制御方法について図3に
示すグラフ及び図4に示すフローチャートに従って説明
する。
【0032】ブレーキコントローラ40は、操作スイッ
チ41がオンされると、ディスクブレーキ装置10に対
する駐車制御を開始する。そして、図4に示すように、
ステップ101において、ブレーキコントローラ40は
前記モータ駆動回路43を介して電動モータ11をブレ
ーキ制動方向に正回転させるように制御する。
【0033】ステップ102において、ブレーキコント
ローラ40はモータ電流検知センサ44からのモータ電
流検知値がロック電流値に達したかどうかについて判断
する。そして、ブレーキコントローラ40は、そのモー
タ電流検知値がロック電流値に達していないと判断する
と、電動モータ11の回転を停止せずブレーキ制動方向
に正回転させつづけるように制御する。やがて、このス
テップ102において、ブレーキコントローラ40は、
そのモータ電流検知値がロック電流値に達したと判断す
ると、ステップ103に移り、ステップ103において
直ちに電動モータ11の回転を停止するように制御す
る。その後、ステップ104に移る。このとき、ディス
クブレーキ装置10は、駐車制動トルクが所定理想制動
トルクK0となる(図3参照)ように制動をかける。
【0034】ステップ104において、ブレーキコント
ローラ40は、操作スイッチ41がオンしているかどう
かについて確認し、操作スイッチ41がオンしている場
合ステップ105に移る。
【0035】ステップ105において、ブレーキコント
ローラ40は、前記モータ電流検知値がロック電流値に
達してから時間t経過したかどうかについて判断する。
ブレーキコントローラ40は、タイマ45の信号を受け
とると時間t経過しているため、タイマ45の計時をリ
セットするとともに、ステップ101に戻る。つまり、
再びモータ電流検知値がロック電流値に達するまで電動
モータ11を正回転させる。また、このステップ105
において、ブレーキコントローラ40は、タイマ45の
信号を受けない場合時間t経過してないため、ステップ
103に戻り電動モータ11の停止状態を維持させる。
そして、ステップ101からステップ105までの制御
は操作スイッチ41がオフされるまで繰り返して行うよ
うになっている。この場合、ディスクブレーキ装置10
の駐車制動トルクは、図3で示す曲線A1のように変化
する。
【0036】一方、操作スイッチ41がオフされ、つま
り、ステップ104において、ブレーキコントローラ4
0は操作スイッチ41がオンしていないと判断すると、
ステップ106に移る。
【0037】ステップ106において、ブレーキコント
ローラ40は、前記モータ駆動回路43を介して電動モ
ータ11をブレーキ制動解除方向に逆回転させるように
制御する。
【0038】ステップ107において、ブレーキコント
ローラ40はモータ電流検知センサ44からのモータ電
流検知値が前記ロック解除電流値に達したかどうかにつ
いて判断する。そして、ブレーキコントローラ40はそ
のモータ電流検知値がロック解除電流値に達していない
と判断すると、電動モータ11の回転を停止せずブレー
キ制動解除方向に逆回転させつづけるように制御する。
【0039】やがて、ステップ107において、ブレー
キコントローラ40はそのモータ電流検知値がロック解
除電流値に達したと判断すると、ステップ108に移
り、ステップ108において直ちに電動モータ11の回
転を停止するように制御する。その後、ブレーキコント
ローラ40の制御が終了する。
【0040】本実施形態のディスクブレーキ装置10に
よれば、以下のような特徴を得ることができる。 (1)本実施形態では、ディスクブレーキ装置10はブ
レーキコントローラ40を有し、そのブレーキコントロ
ーラ40には操作スイッチ41及びタイマ45が接続さ
れている。そして、ブレーキコントローラ40は、操作
スイッチ41の駐車信号によりブレーキパッド22,2
4をディスク25に圧接するよう電動モータ11を作動
した後に、所定時間t経過した毎に、再度、ブレーキパ
ッド22,24をディスク25に圧接する方向に電動モ
ータ11を作動させるように制御した。
【0041】従って、従来技術に比べ、時間が経過する
(つまりブレーキの温度が下がる)と、ディスクブレー
キ装置10の駐車制動トルクが所定限界制動トルクKよ
り低下する現象の発生を防止することができる。その結
果、ディスクブレーキ装置10のパーキング制動時にお
ける制動力の確保を図ることができる。
【0042】(2)本実施形態では、所定時間tは、ブ
レーキパッド22,24をディスク25に圧接する駐車
ブレーキモード(ロック状態)において駐車制動トルク
が所定理想制動トルクK0から所定限界制動トルクKま
でに低下するときの所要時間に設定されている。
【0043】従って、従来技術に比べ、時間が経過する
(つまりブレーキの温度が下がる)と、図3に曲線B
(破線)で示すように駐車制動トルクが所定限界制動ト
ルクK以下に低下することによってディスクブレーキ装
置10の駐車制動力が低下する現象の発生を防止するこ
とができる。その結果、ディスクブレーキ装置10のパ
ーキング制動時における制動力の確保を確実に図ること
ができる。
【0044】(第2の実施形態)以下、本発明を電動駐
車ブレーキ装置としてのディスクブレーキ装置に具体化
した第2の実施形態を図5〜図7に従って説明する。な
お、本実施形態は第1の実施形態とは、ディスクブレー
キ装置10の電気的構成及び駐車制御方法が相違するた
め、説明の便宜上、相違する部分のみ説明し、ディスク
ブレーキ装置10の機械的構成及び電気的構成の相同す
る部分の説明を省略する。
【0045】図5は、本実施形態のディスクブレーキ装
置10の電気的構成を示す。図5において、制御手段と
してのブレーキコントローラ40は、ブレーキ操作スイ
ッチ41、駆動電源42、モータ駆動回路43、モータ
位置検知センサ46及び制動力検知手段としての加圧セ
ンサ47と接続されている。
【0046】モータ位置検知センサ46は、電動モータ
11の回転時における回転位置を検知し、検知した回転
位置をブレーキコントローラ40に入力するようになっ
ている。そして、ブレーキコントローラ40はモータ位
置検知センサ46からの検知値(以下、モータ位置検知
値という)を、該ブレーキコントローラ40に予め記憶
されているロック解除モータ位置設定値(以下、設定値
という)と照合比較するようになっている。なお、本実
施形態では、ブレーキコントローラ40は駐車解除ブレ
ーキモードのみにおいてモータ位置検知値を前記設定値
と照合比較するようになっている。また、前記設定値
は、前記ブレーキパッド22,24がディスク25から
離間する駐車解除ブレーキモード(ロック解除状態)に
おいて前記スライダ20がスライダハウジング19に当
接しそれ以上前記P方向に移動できないときのモータ回
転位置の値に設定されている。
【0047】前記加圧センサ47は、ブレーキ本体(例
えば、ブレーキパッド22,24)と接続され、ブレー
キパッド22,24をディスク25に圧接するときの加
圧値をリアルタイムで検知し、検知した加圧値をブレー
キコントローラ40に入力するようになっている。そし
て、ブレーキコントローラ40は加圧センサ47からの
検知値(以下、ブレーキ加圧検知値という)を、該ブレ
ーキコントローラ40に予め記憶されているロック加圧
値又は所定限界値と照合比較するようになっている。ま
た、そのロック加圧値は、前記ブレーキパッド22,2
4をディスク25に圧接する駐車ブレーキモード(ロッ
ク状態)における駐車制動トルクが所定理想制動トルク
K0(図6参照)に達したときのブレーキ加圧値に設定
されている。前記所定限界値は、前記ブレーキパッド2
2,24をディスク25に圧接する駐車ブレーキモード
(ロック状態)において駐車制動トルクが所定限界制動
トルクK(図6参照)となるときのブレーキ加圧値に設
定されている。
【0048】以下、ブレーキコントローラ40による本
実施形態のディスクブレーキ装置10の駐車制御方法に
ついて図6に示すグラフ及び図7に示すフローチャート
に従って説明する。
【0049】ブレーキコントローラ40は、操作スイッ
チ41がオンされると、ディスクブレーキ装置10に対
する駐車制御を開始する。そして、図7に示すように、
ステップ201において、ブレーキコントローラ40は
前記モータ駆動回路43を介して電動モータ11をブレ
ーキ制動方向に正回転させるように制御する。
【0050】ステップ202において、ブレーキコント
ローラ40は加圧センサ47からのブレーキ加圧検知値
がロック加圧値に達したかどうかについて判断する。そ
して、ブレーキコントローラ40は、そのブレーキ加圧
検知値がロック加圧値に達していないと判断すると、電
動モータ11の回転を停止せずブレーキ制動方向に正回
転させつづけるように制御する。やがて、このステップ
202において、ブレーキコントローラ40は、そのブ
レーキ加圧検知値がロック加圧値に達したと判断する
と、ステップ203に移り、ステップ203において直
ちに電動モータ11の回転を停止するように制御する。
その後、ステップ204に移る。このとき、ディスクブ
レーキ装置10は、駐車制動トルクが所定理想制動トル
クK0となる(図6参照)ように駐車される。
【0051】ステップ204において、ブレーキコント
ローラ40は、操作スイッチ41がオンしているかどう
かについて確認し、操作スイッチ41がオンしている場
合ステップ205に移る。
【0052】ステップ205において、ブレーキコント
ローラ40は、前記ブレーキ加圧検知値が前記所定限界
値までに低下したかどうかについて判断する。ブレーキ
コントローラ40は、前記ブレーキ加圧検知値が前記所
定限界値までに低下したと判断すると、ステップ201
に戻る。つまり、再びブレーキ加圧検知値がロック加圧
値に達するまで電動モータ11を正回転させる。また、
このステップ205において、ブレーキコントローラ4
0は、前記ブレーキ加圧検知値が前記所定限界値までに
低下していないと判断すると、ステップ203に戻り電
動モータ11の停止状態を維持させる。そして、ステッ
プ201からステップ205までの制御は操作スイッチ
41がオフされるまで繰り返して行うようになってい
る。この場合、ディスクブレーキ装置10の駐車制動ト
ルクは、図6で示す曲線A2のように変化する。
【0053】一方、操作スイッチ41がオフされ、つま
り、ステップ204において、ブレーキコントローラ4
0は操作スイッチ41がオンしていないと判断すると、
ステップ206に移る。
【0054】ステップ206において、ブレーキコント
ローラ40は、前記モータ駆動回路43を介して電動モ
ータ11をブレーキ制動解除方向に逆回転させるように
制御する。
【0055】ステップ207において、ブレーキコント
ローラ40はモータ位置検知センサ46からのモータ位
置検知値が前記設定値に達したかどうかについて判断す
る。そして、ブレーキコントローラ40はそのモータ位
置検知値が前記設定値に達していないと判断すると、電
動モータ11の回転を停止せずブレーキ制動解除方向に
逆回転させつづけるように制御する。
【0056】やがて、ステップ207において、ブレー
キコントローラ40はそのモータ位置検知値が前記設定
値に達したと判断すると、ステップ208に移り、ステ
ップ208において直ちに電動モータ11の回転を停止
するように制御する。その後、ブレーキコントローラ4
0の制御が終了する。
【0057】本実施形態のディスクブレーキ装置10に
よれば、以下のような特徴を得ることができる。 (1)本実施形態では、ディスクブレーキ装置10はブ
レーキコントローラ40を有し、そのブレーキコントロ
ーラ40には操作スイッチ41及び加圧センサ47が接
続されている。そして、ブレーキコントローラ40は、
操作スイッチ41の駐車信号によりブレーキパッド2
2,24をディスク25に圧接するよう電動モータ11
を作動した後に、加圧センサ47から検知された加圧値
が所定限界値までに低下したたびに、再度、ブレーキパ
ッド22,24をディスク25に圧接する方向に電動モ
ータ11を作動させるように制御した。
【0058】従って、従来技術に比べ、時間の経過(つ
まりブレーキの温度が下がる)とともにディスクブレー
キ装置10の駐車制動力が低下する現象の発生を防止で
きる。その結果、ディスクブレーキ装置10のパーキン
グ制動時における制動力の確保を図ることができる。
【0059】(2)本実施形態では、所定限界値は、ブ
レーキパッド22,24をディスク25に圧接する駐車
ブレーキモード(ロック状態)における駐車制動トルク
が所定限界制動トルクKとなるときの加圧値に設定され
ている。
【0060】従って、従来技術に比べ、時間が経過する
(つまりブレーキの温度が下がる)と、図6に曲線B
(破線)で示すように駐車制動トルクが所定限界制動ト
ルクK以下に低下することによってディスクブレーキ装
置10の駐車制動力が低下する現象の発生を防止でき
る。その結果、ディスクブレーキ装置10のパーキング
制動時における制動力の確保を確実に図ることができ
る。
【0061】なお、上記両実施形態は以下のように変更
してもよい。 ○第1の実施形態においては、計時時間tを、1時間以
上(例えば1時間30分、2時間)に設定してもよい。
また、計時時間tを変数にし、1回目を1時間、2回目
を2時間、n回目をn時間にするように設定してもよ
い。さらに、タイマ45による計時は所定回数まで(例
えば、図3に示すように3回まで)設定し、3回以降は
操作スイッチ41がオフされるまで3回目の制動状態の
ままで電動モータ11の停止状態を維持させるように制
御してもよい。または、図3に示すように、タイマ45
による計時のトータル計時時間が所定時間T1に達した
ときに操作スイッチ41がオフされるまで前回目の制動
状態のままで電動モータ11の停止状態を維持させるよ
うに制御してもよい。その結果、制動力の確保を前提と
した電力消耗の低減を図ることができる。
【0062】○第1の実施形態では、ブレーキコントロ
ーラ40は、操作スイッチ41がオンされてからモータ
電流検知値がロック電流値に達したと判断した瞬間にタ
イマ45に計時開始指令を出力するようにしたが、ブレ
ーキコントローラ40は、操作スイッチ41がオンされ
た瞬間にタイマ45に計時開始指令を出力するようにし
てもよい。
【0063】○第1の実施形態においては、計時手段を
タイマ45以外のものにて実施してもよい。また、ブレ
ーキコントローラ40が計時するようにしてもよい。 ○第1の実施形態では、ステップ105において、ブレ
ーキコントローラ40は、タイマ45の信号を受けてい
ない場合時間t経過してないため、ステップ103に戻
り電動モータ11の停止状態を維持させるようにした
が、ステップ105において、ブレーキコントローラ4
0は、タイマ45の信号を受けていない場合時間t経過
してないため、ステップ104に戻り電動モータ11の
停止状態を維持させるようにしてもよい。
【0064】○第1の実施形態では、ステップ102に
おいて、ブレーキコントローラ40は、電動モータ11
をロック電流値に達した後、停止させたが、ステップ1
02において、時間tと時間tとの間にわずかな短い時
間t1を設定し、電動モータ11をt1時間分正回転し
た後停止させてもよい。
【0065】○第2の実施形態では、モータ位置検知セ
ンサ46を設け、ブレーキコントローラ40はモータ位
置検知センサ46からのモータ位置検知値が設定値に達
したと判断するときに電動モータ11の回転を停止する
ように制御した。それを、モータ位置検知センサ46の
代わりにモータ電流検知センサ44を設け、第1の実施
形態のように、ブレーキコントローラ40はモータ電流
検知センサ44からのモータ電流検知値がロック解除電
流値に達したと判断したときに電動モータ11の回転を
停止するように制御してもよい。
【0066】○第2の実施形態においては、制動力検知
手段を加圧センサ47以外のものにて実施してもよい。 ○第2の実施形態では、ステップ205において、ブレ
ーキコントローラ40は、ブレーキ加圧検知値が所定限
界値までに低下していないと判断すると、ステップ20
3に戻り電動モータ11の停止状態を維持させるように
したが、ステップ205において、ブレーキコントロー
ラ40は、ブレーキ加圧検知値が所定限界値までに低下
していないと判断すると、ステップ204に戻り電動モ
ータ11の停止状態を維持させるようにしてもよい。
【0067】○また、第2の実施形態においては、ブレ
ーキコントローラ40にはタイマ45が接続し、図6に
示すように、タイマ45による計時時間が所定時間T2
に達したとき操作スイッチ41がオフされるまで前回目
の制動状態のままで電動モータ11の停止状態を維持さ
せるように制御してもよい。
【0068】○上記両実施形態においては、ブレーキコ
ントローラ40には警告手段としてのブザーやランプな
どを接続し、操作スイッチ41がオンして一定時間経過
後、または、ブレーキ加圧検知値が所定限界値までに低
下したときブザーが鳴る(又はランプが点灯する)こと
にしてもよい。
【0069】○上記両実施形態では、摩擦部材はブレー
キパッド22,24にて実施し、回転体はディスク25
にて実施したが、摩擦部材をシューにて実施し、回転体
をドラムにて実施してもよい。つまり、電動駐車ブレー
キ装置を、ドラムブレーキに具体化して実施してもよ
い。この場合、上記両実施形態の特徴(1)及び(2)
に記載の効果と同様な効果を得ることができる。
【0070】前記実施形態及び別例(各図面を含む)か
ら把握される技術的思想を、以下に記載する。 (1)請求項3に記載の電動駐車ブレーキ装置におい
て、前記所定時間は、摩擦部材(22,24)を回転体
(25)に圧接する駐車状態における駐車制動トルクが
所定理想制動トルク(K0)から所定限界制動トルク
(K)までに低下するときの所要時間に設定され、予め
制御手段に記憶させるようにしたことを特徴とする電動
駐車ブレーキ装置。
【0071】(2)請求項3に記載の電動駐車ブレーキ
装置において、前記所定時間は、前記操作スイッチ(4
1)がオンした後、駐車制動トルクが所定理想制動トル
ク(K0)から所定限界制動トルク(K)までに低下す
るときの所要時間に設定され、予め制御手段に記憶させ
るようにしたことを特徴とする電動駐車ブレーキ装置。
【0072】(3)請求項3に記載の電動駐車ブレーキ
装置において、前記所定時間は、前記操作スイッチ(4
1)がオンした後、駐車制動トルクが所定理想制動トル
ク(K0)に達した時点から駐車制動トルクが所定限界
制動トルク(K)までに低下する時点までの所要時間に
設定され、予め制御手段に記憶させるようにしたことを
特徴とする電動駐車ブレーキ装置。
【0073】(4)請求項3に記載の電動駐車ブレーキ
装置において、前記計時手段は、タイマ(45)であ
る。 (5)請求項6に記載の電動駐車ブレーキ装置におい
て、前記所定限界値は、摩擦部材(22,24)を回転
体(25)に圧接する駐車状態における駐車制動トルク
が所定限界制動トルク(K)となるときの制動力に設定
され、予め制御手段に記憶させるようにしたことを特徴
とする電動駐車ブレーキ装置。
【0074】(6)請求項6に記載の電動駐車ブレーキ
装置において、前記制動力検知手段は、加圧センサ(4
7)である。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜7に記
載の発明によれば、電動駐車ブレーキ装置のパーキング
制動時における制動力の確保を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の電動駐車ブレーキ装置の要部
断面図。
【図2】第1の実施形態の電動駐車ブレーキ装置の電気
的構成を示すブロック図。
【図3】第1の実施形態の電動駐車ブレーキ装置の駐車
制動トルクの変化を示す説明図。
【図4】第1の実施形態の電動駐車ブレーキ装置の制御
方法を示すフローチャート。
【図5】第2の実施形態の電動駐車ブレーキ装置の電気
的構成を示すブロック図。
【図6】第2の実施形態の電動駐車ブレーキ装置の駐車
制動トルクの変化を示す説明図。
【図7】第2の実施形態の電動駐車ブレーキ装置の制御
方法を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…電動駐車ブレーキ装置としてのディスクブレーキ
装置、11…電動装置としての電動モータ、22,24
…摩擦部材としてのブレーキパッド、25…回転体とし
てのブレーキディスク、40…制御手段としてのブレー
キコントローラ、41…操作スイッチ、45…計時手段
としてのタイマ、47…制動力検知手段としての加圧セ
ンサ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸とともに回転する回転体(25)と
    該回転体(25)に圧接させる摩擦部材(22,24)
    を有するブレーキ本体と、 前記ブレーキ本体を作動させる駆動源である電動装置
    (11)と、 前記電動装置(11)の作動を制御する制御手段(4
    0)とを備えた電動駐車ブレーキ装置において、 前記制御手段(40)は、前記摩擦部材(22,24)
    を前記回転体(25)に圧接するよう前記電動装置(1
    1)を作動した後に、再度、前記摩擦部材(22,2
    4)を前記回転体(25)に圧接する方向に前記電動装
    置(11)を作動させるように制御したことを特徴とす
    る電動駐車ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 車軸とともに回転する回転体(25)と
    該回転体(25)に圧接させる摩擦部材(22,24)
    を有するブレーキ本体と、 前記ブレーキ本体を作動させる駆動源である電動装置
    (11)と、 前記電動装置(11)の作動を制御する制御手段(4
    0)と、 前記制御手段(40)に接続され前記摩擦部材(22,
    24)を前記回転体(25)に圧接する方向に前記電動
    装置(11)を作動させる駐車信号を出す操作スイッチ
    (41)とを備えた電動駐車ブレーキ装置において、 前記制御手段(40)は、前記操作スイッチ(41)の
    駐車信号により前記摩擦部材(22,24)を前記回転
    体(25)に圧接するよう前記電動装置(11)を作動
    した後に、再度、前記摩擦部材(22,24)を前記回
    転体(25)に圧接する方向に前記電動装置(11)を
    作動させるように制御したことを特徴とする電動駐車ブ
    レーキ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の電動駐車ブレー
    キ装置において、 前記制御手段には計時手段(45)が接続され、計時手
    段(45)の計時に基づいて所定時間経過した毎に、再
    度、前記摩擦部材(22,24)を前記回転体(25)
    に圧接する方向に前記電動装置(11)を作動させるよ
    うに制御したことを特徴とする電動駐車ブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電動駐車ブレーキ装置
    において、 前記計時手段(45)の計時回数が所定回数に達したと
    き、このときの前記電動装置(11)の作動による前記
    回転体(25)に対する前記摩擦部材(22,24)の
    圧接状態を維持させるように制御したことを特徴とする
    電動駐車ブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の電動駐車ブレーキ装置
    において、 前記計時手段(45)の総計時時間が所定時間(T1)
    に達したとき、このときの前記電動装置(11)の作動
    による前記回転体(25)に対する前記摩擦部材(2
    2,24)の圧接状態を維持させるように制御したこと
    を特徴とする電動駐車ブレーキ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載の電動駐車ブレー
    キ装置において、 前記制御手段には前記摩擦部材(22,24)を前記回
    転体(25)に圧接するときの制動力を検知する制動力
    検知手段(47)が接続され、前記制動力検知手段(4
    7)から検知された制動力が所定限界値までに低下した
    たびに、再度、前記摩擦部材(22,24)を前記回転
    体(25)に圧接する方向に前記電動装置(11)を作
    動させるように制御したことを特徴とする電動駐車ブレ
    ーキ装置。
  7. 【請求項7】 車軸とともに回転する回転体(25)と
    該回転体(25)に圧接させる摩擦部材(22,24)
    を有するブレーキ本体と、 前記ブレーキ本体を作動させる駆動源である電動装置
    (11)とを備えた電動駐車ブレーキ装置の制御方法で
    あって、 前記摩擦部材(22,24)を前記回転体(25)に圧
    接するよう前記電動装置(11)を作動した後に、再
    度、前記摩擦部材(22,24)を前記回転体(25)
    に圧接する方向に前記電動装置(11)を作動させるよ
    うにしたことを特徴とする電動駐車ブレーキ装置の制御
    方法。
JP2001023091A 2001-01-31 2001-01-31 電動駐車ブレーキ装置及びその制御方法 Pending JP2002225701A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001023091A JP2002225701A (ja) 2001-01-31 2001-01-31 電動駐車ブレーキ装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001023091A JP2002225701A (ja) 2001-01-31 2001-01-31 電動駐車ブレーキ装置及びその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002225701A true JP2002225701A (ja) 2002-08-14

Family

ID=18888417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001023091A Pending JP2002225701A (ja) 2001-01-31 2001-01-31 電動駐車ブレーキ装置及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002225701A (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004360907A (ja) * 2003-05-30 2004-12-24 Robert Bosch Gmbh 機械的な自己倍力装置を備えた摩擦ブレーキ及び摩擦ブレーキを作動させる方法
JP2005537176A (ja) * 2002-08-13 2005-12-08 コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト 電気機械式駐車ブレーキを操作する方法
JP2006096323A (ja) * 2004-08-31 2006-04-13 Hitachi Ltd 電動ディスクブレーキ装置
JP2006199280A (ja) * 2005-01-11 2006-08-03 Messier Bugatti 電気ブレーキが装備された乗物用ブレーキシステムによって発生されるパーキング力を管理する方法
JP2006232263A (ja) * 2005-01-28 2006-09-07 Hitachi Ltd 電動ブレーキ装置
JP2006298191A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Nissan Motor Co Ltd 駐車ブレーキ装置
US7140697B2 (en) 2002-11-27 2006-11-28 Advics Co., Ltd. Electric parking brake apparatus
JP2007177996A (ja) * 2005-11-30 2007-07-12 Hitachi Ltd 電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ
EP1870311A1 (en) 2006-06-19 2007-12-26 Jtekt Corporation Vehicle steering apparatus
JP2008128389A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Hi-Lex Corporation 車両の電動パーキングブレーキシステム
JP2008189063A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Toyota Motor Corp 電動パーキングブレーキ制御装置、電動パーキングブレーキ装置、及び、電動パーキングブレーキ制御装置の制御方法
JP2009126180A (ja) * 2007-11-19 2009-06-11 Hitachi Ltd 電動ブレーキ装置
JP2009190504A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Advics Co Ltd 駐車ブレーキ制御装置
US7597407B2 (en) 2005-01-28 2009-10-06 Hitachi, Ltd. Motor-driven brake system
DE102011084065A1 (de) 2010-10-06 2012-04-12 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Scheibenbremse
WO2013021424A1 (ja) * 2011-08-10 2013-02-14 トヨタ自動車株式会社 電動パーキングブレーキ制御装置
CN104136288A (zh) * 2012-02-27 2014-11-05 罗伯特·博世有限公司 用于提供由驻车制动器产生的夹紧力的方法
CN104828059A (zh) * 2014-02-06 2015-08-12 罗伯特·博世有限公司 用于提供通过自动驻车制动器产生的夹紧力的方法
KR101653298B1 (ko) * 2015-03-23 2016-09-01 이래오토모티브시스템 주식회사 전자식 주차 브레이크의 제어 방법
JP2018086868A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 トヨタ自動車株式会社 電動ブレーキ制御装置

Cited By (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005537176A (ja) * 2002-08-13 2005-12-08 コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト 電気機械式駐車ブレーキを操作する方法
US7140697B2 (en) 2002-11-27 2006-11-28 Advics Co., Ltd. Electric parking brake apparatus
JP2004360907A (ja) * 2003-05-30 2004-12-24 Robert Bosch Gmbh 機械的な自己倍力装置を備えた摩擦ブレーキ及び摩擦ブレーキを作動させる方法
JP2006096323A (ja) * 2004-08-31 2006-04-13 Hitachi Ltd 電動ディスクブレーキ装置
JP4569762B2 (ja) * 2004-08-31 2010-10-27 日立オートモティブシステムズ株式会社 電動ディスクブレーキ装置
JP2006199280A (ja) * 2005-01-11 2006-08-03 Messier Bugatti 電気ブレーキが装備された乗物用ブレーキシステムによって発生されるパーキング力を管理する方法
JP4511474B2 (ja) * 2005-01-11 2010-07-28 メシエ−ブガッティ 電気ブレーキが装備された乗物用ブレーキシステムによって発生されるパーキング力を調節する方法
US7597407B2 (en) 2005-01-28 2009-10-06 Hitachi, Ltd. Motor-driven brake system
JP2006232263A (ja) * 2005-01-28 2006-09-07 Hitachi Ltd 電動ブレーキ装置
DE102006003811B4 (de) * 2005-01-28 2020-10-15 Hitachi, Ltd. Steuerungsverfahren eines Bremssystems mit Motorantrieb
JP2006298191A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Nissan Motor Co Ltd 駐車ブレーキ装置
JP4600133B2 (ja) * 2005-04-21 2010-12-15 日産自動車株式会社 駐車ブレーキ装置
JP2007177996A (ja) * 2005-11-30 2007-07-12 Hitachi Ltd 電動駐車ブレーキ付きディスクブレーキ
EP1870311A1 (en) 2006-06-19 2007-12-26 Jtekt Corporation Vehicle steering apparatus
US7962262B2 (en) 2006-06-19 2011-06-14 Jtekt Corporation Vehicle steering apparatus
JP2008128389A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Hi-Lex Corporation 車両の電動パーキングブレーキシステム
JP2008189063A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Toyota Motor Corp 電動パーキングブレーキ制御装置、電動パーキングブレーキ装置、及び、電動パーキングブレーキ制御装置の制御方法
US8366211B2 (en) 2007-02-01 2013-02-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electric parking brake control apparatus, electric parking brake system, and method for controlling electric parking brake system
JP2009126180A (ja) * 2007-11-19 2009-06-11 Hitachi Ltd 電動ブレーキ装置
JP2009190504A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Advics Co Ltd 駐車ブレーキ制御装置
DE102011084065A1 (de) 2010-10-06 2012-04-12 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Scheibenbremse
US8985284B2 (en) 2010-10-06 2015-03-24 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Disk brake
US8892328B2 (en) 2011-08-10 2014-11-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electric parking brake control device
DE112011105513B4 (de) 2011-08-10 2019-07-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Elektrische Parkbremssteuervorrichtung
CN103079915A (zh) * 2011-08-10 2013-05-01 丰田自动车株式会社 电动泊车制动器控制装置
CN103079915B (zh) * 2011-08-10 2014-12-10 丰田自动车株式会社 电动泊车制动器控制装置
WO2013021424A1 (ja) * 2011-08-10 2013-02-14 トヨタ自動車株式会社 電動パーキングブレーキ制御装置
JP5304951B2 (ja) * 2011-08-10 2013-10-02 トヨタ自動車株式会社 電動パーキングブレーキ制御装置
US10239503B2 (en) 2012-02-27 2019-03-26 Robert Bosch Gmbh Method for providing the application force generated by a parking brake
CN104136288B (zh) * 2012-02-27 2017-02-22 罗伯特·博世有限公司 用于提供由驻车制动器产生的夹紧力的方法
CN104136288A (zh) * 2012-02-27 2014-11-05 罗伯特·博世有限公司 用于提供由驻车制动器产生的夹紧力的方法
JP2015508035A (ja) * 2012-02-27 2015-03-16 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング パーキングブレーキによって生ぜしめられた締付力を供給するための方法
CN104828059A (zh) * 2014-02-06 2015-08-12 罗伯特·博世有限公司 用于提供通过自动驻车制动器产生的夹紧力的方法
CN104828059B (zh) * 2014-02-06 2019-08-27 罗伯特·博世有限公司 用于提供通过自动驻车制动器产生的夹紧力的方法
KR101653298B1 (ko) * 2015-03-23 2016-09-01 이래오토모티브시스템 주식회사 전자식 주차 브레이크의 제어 방법
JP2018086868A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 トヨタ自動車株式会社 電動ブレーキ制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002225701A (ja) 電動駐車ブレーキ装置及びその制御方法
JP5243383B2 (ja) 電気ブレーキを備えた乗物用ブレーキシステムにおける保護方法
JP5501462B2 (ja) 駐車ブレーキにより与えられる締付力の設定方法
US10974711B2 (en) Electronic parking brake system and control method thereof
US6173820B1 (en) Electric-motor brake apparatus
JP3796930B2 (ja) 車両用電動ブレーキ装置
WO2014058015A1 (ja) 電動パーキングブレーキ装置
JP4831315B2 (ja) 電動ブレーキ装置
US6456032B2 (en) Method for controlling a motor roller
JP2002104152A (ja) 車両用ブレーキの制御装置
JP2005133941A5 (ja)
JP5129176B2 (ja) 乗り物のホイールブレーキ及びそれ用の不可逆アクチュエータへの電力供給を管理するための方法
JP2004360907A (ja) 機械的な自己倍力装置を備えた摩擦ブレーキ及び摩擦ブレーキを作動させる方法
JP2009190504A (ja) 駐車ブレーキ制御装置
JP2003083373A (ja) 電動ブレーキ制御方法
US7424358B2 (en) Method for adjusting the play of a disc brake
JP2004010041A (ja) 常用ブレーキ装置とパーキングブレーキ装置とを備えた電子機械式ブレーキ装置のパーキングブレーキ装置を作動させる方法および電子機械式ブレーキ装置
JP4495621B2 (ja) 車両用電動ブレーキ装置
JPH11321599A (ja) 電気駆動ブレーキ装置
JP7130321B2 (ja) 電動パーキングブレーキ装置
JP2009067264A (ja) 電動駐車ブレーキ装置
JP4385164B2 (ja) 電動ディスクブレーキ装置
JP2002505733A (ja) 自動遊び調節を有する電気駆動式ブレーキ
JP2010203561A (ja) 電動ブレーキ
KR20150117544A (ko) 전자식 주차 브레이크 시스템의 모터 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060404

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060822