JP2007177467A - 土石流止め工及びその施工方法 - Google Patents
土石流止め工及びその施工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007177467A JP2007177467A JP2005375724A JP2005375724A JP2007177467A JP 2007177467 A JP2007177467 A JP 2007177467A JP 2005375724 A JP2005375724 A JP 2005375724A JP 2005375724 A JP2005375724 A JP 2005375724A JP 2007177467 A JP2007177467 A JP 2007177467A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- bed
- debris flow
- floor
- joined
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Revetment (AREA)
Abstract
【解決手段】鋼材からなる四角形の鋼製枠2、及びこの鋼製枠2の下面に設けられた複数の鋼製枠10からなる鋼製ベッド1に、2本の鋼製柱22a,22bを有する門型状の上流側部材21と、2本の鋼製柱26a,26bの上下方向に複数の横梁材27が設けられた梯子状の下流側部材25の上端部が接合され、上流側部材21の下端部が鋼製ベッド1の上流側に接合され、下流側部材25の下端部が鋼製ベッド1の下流側端部に接合された側面ほぼ三角形状又は台形状の鋼製櫓20とを有し、鋼製ベッド1の鋼製枠2の空間部に、床材11により簀の子状又は格子状の床面を設けた。
【選択図】図1
Description
また、上記の鋼製櫓の鋼製柱及び横梁材に鋼管又は形鋼を用いた。
また、上記鋼製ベッドの床面を構成する床材に、形鋼若しくは鋼管又は穴明き鋼板を用い、あるいは、床材を鉄筋コンクリートで形成した。
本発明に係る土石流止め具Aは、基礎部を構成する鋼製ベッド1と、その上面に立設されてスリット部を構成する鋼製櫓20とからなっている。なお、以下の説明では、図の右側を上流側、左側を下流側という。
また、床材11を横、縦方向に配設して簀の子状の床面を構成した場合を示したが、床材11を横方向又は縦方向の一方向のみに配設して簀の子状に形成してもよく、あるいは、格子状に構成してもよい。
本実施の形態においては、床面の床材11間のすき間の合計面積を、鋼製枠2の内のり面積の50%〜60%程度とした。
なお、上記の説明では、土石流止め工Aの各部の寸法などを数値で示したが、これらはその一例を示すもので、設置する河川の状態などにより適宜変更することができる。
土石流止め工Aは、あらかじめ工場等で製造され、前述のように輸送や荷積み、荷卸しに便利なように、プレート7及びフランジ31による接合部で分解され、車輌等により現場へ輸送される。
河川は一般に下流側に向って傾斜しているが、鋼製ベッド1は水平に設置することが望ましいので、杭穴42の底部に均しコンクリート43を打設し、又はプレートを設置するなどして、レベル調整を行う。
ついで、鋼製ベッド1の鋼製枠2の側材3a,3b、連結材4a,4b、横材5及び縦材6の間に床材11を配置し、ボルトによりそれぞれ固定する。最後に、元の河床40の位置まで埋戻して締固めを行い、整地する。
土石流止め工Aを設置した河床の表層を大きな石で覆うのは、河川、特に急勾配の河川では、表層部を大きな石で覆うことにより、細かい砂礫が常時流水により床材11の間から流出しても、大きな石は床材11上に残値されて鋼製ベッド1に安定した重量が加わるようにするためである。
この場合、鋼製ベッド1は複数本の鋼製杭10が河床40の深部に埋設されており、また、床材11の上には大きな石や砂礫などが堆積されて締固めされているので、鋼製櫓20に作用する流体力に対して鋼製ベッド1及びその上に堆積した石や砂礫の重みによって抵抗するため、土石流止め工Aが滑ったり移動したりすることはない。
前述のように、鋼製ベッド1には比較的狭い間隔で床材11が設けられているため、鋼製ベッド1上を覆う大きな石の上にさらに石や土石流が堆積し、遂には、図8に示すように、鋼製櫓20の上部近傍に達するので、鋼製ベッド1にかかる重量が大幅に増大して土石流止め工A全体の固定力が増強され、自然力を利用して河川における土石流止め工Aが安定して固定される。
これにより、土石流止め工Aの滑りや転倒が防止され、鋼製櫓20によって土石や流木の下流側への流出が阻止されるので、河川の氾濫、家屋の倒壊や橋梁の流出を防止することができる。
このように設置することにより、隣接する土石流止め工Aの間から流出する土石や土砂の量を抑制して捕捉することができる。
Claims (7)
- 鋼材からなる四角形の鋼製枠、及び該鋼製枠の下面に設けられた複数の鋼製杭からなる鋼製ベッドと、
2本の鋼製柱を有する門型状の上流側部材に、2本の鋼製柱の上下方向に複数の横梁材が設けられた梯子状の下流側部材の上端部が接合され、前記上流側部材の下端部が前記鋼製ベッドの上流側に接合され、前記下流側部材の下端部が前記鋼製ベッドの下流側端部に接合された側面ほぼ三角形状又は台形状の鋼製櫓とを有し、
前記鋼製ベッドの鋼製枠の空間部に、床材により簀の子状又は格子状の床面を設けたことを特徴とする土石流止め工。 - 前記鋼製ベッドの鋼製枠を構成する鋼材に、形鋼又は鋼管を用いたことを特徴とする請求項1記載の土石流止め工。
- 前記鋼製櫓の鋼製柱及び横梁材に、鋼管又は形鋼を用いたことを特徴とする請求項1記載の土石流止め工。
- 前記鋼製ベッドの床面を構成する床材に、形鋼若しくは鋼管又は穴明き鋼板を用いたことを特徴とする請求項1記載の土石流止め工。
- 前記構成ベッドの床面を構成する床材を、鉄筋コンクリートで形成したことを特徴とする請求項1記載の土石流止め工。
- 前記構成ベッド及び構成櫓を構成する部材を複数に分割し、プレート又はフランジによりボルト接合することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の土石流止め工。
- 工場等で製造された請求項1〜6のいずれかの土石流止め工を分解して設置現場に輸送する工程と、
前記設置現場の河床に鋼製ベッドの外形より若干大きい床掘り穴及び杭穴を掘削する工程と、
前記床掘り穴に前記分解した土石流止め工を搬入して組立てる工程と、
前記杭穴及び床掘り穴を組立てられた土石流止め工の鋼製ベッドの下まで埋戻す工程と、
前記鋼製ベッドに床材を取付ける工程と、
前記床掘り穴を河床の位置まで埋戻す工程とを有することを特徴とする土石流止め工の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005375724A JP2007177467A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 土石流止め工及びその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005375724A JP2007177467A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 土石流止め工及びその施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007177467A true JP2007177467A (ja) | 2007-07-12 |
Family
ID=38302919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005375724A Pending JP2007177467A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 土石流止め工及びその施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007177467A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011149220A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Jfe Metal Products & Engineering Inc | 砂防構造物用鋼製枠、これにより構築された砂防構造物およびその構築方法 |
CN102535384A (zh) * | 2012-02-21 | 2012-07-04 | 浙江大学 | 一种沟内水石分离虹吸排水防治泥石流方法 |
CN104314084A (zh) * | 2014-09-17 | 2015-01-28 | 中国地质环境监测院 | 特大高位泥石流小口径组合肋底桩快速防护技术 |
CN104314045A (zh) * | 2014-09-17 | 2015-01-28 | 中国地质环境监测院 | 特大高位泥石流桩梁组合结构及防治方法 |
JP2017072020A (ja) * | 2015-10-06 | 2017-04-13 | Jfe建材株式会社 | 捕捉体の設置方法及び堰堤構造物 |
JP2019143298A (ja) * | 2018-02-16 | 2019-08-29 | 日鉄建材株式会社 | 流木捕捉工 |
JP2020165103A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-08 | 日鉄建材株式会社 | 流木捕捉工 |
WO2021097934A1 (zh) * | 2019-11-22 | 2021-05-27 | 嘉兴金喜莱科技有限公司 | 一种泥石流防治系统 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0387260A (ja) * | 1989-08-31 | 1991-04-12 | Toppan Moore Co Ltd | 印刷装置 |
-
2005
- 2005-12-27 JP JP2005375724A patent/JP2007177467A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0387260A (ja) * | 1989-08-31 | 1991-04-12 | Toppan Moore Co Ltd | 印刷装置 |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011149220A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Jfe Metal Products & Engineering Inc | 砂防構造物用鋼製枠、これにより構築された砂防構造物およびその構築方法 |
CN102535384A (zh) * | 2012-02-21 | 2012-07-04 | 浙江大学 | 一种沟内水石分离虹吸排水防治泥石流方法 |
CN102535384B (zh) * | 2012-02-21 | 2014-06-04 | 浙江大学 | 一种沟内水石分离虹吸排水防治泥石流方法 |
CN104314084A (zh) * | 2014-09-17 | 2015-01-28 | 中国地质环境监测院 | 特大高位泥石流小口径组合肋底桩快速防护技术 |
CN104314045A (zh) * | 2014-09-17 | 2015-01-28 | 中国地质环境监测院 | 特大高位泥石流桩梁组合结构及防治方法 |
JP2017072020A (ja) * | 2015-10-06 | 2017-04-13 | Jfe建材株式会社 | 捕捉体の設置方法及び堰堤構造物 |
JP2019143298A (ja) * | 2018-02-16 | 2019-08-29 | 日鉄建材株式会社 | 流木捕捉工 |
JP7039128B2 (ja) | 2018-02-16 | 2022-03-22 | 日鉄建材株式会社 | 流木捕捉工 |
JP2020165103A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-08 | 日鉄建材株式会社 | 流木捕捉工 |
JP7240796B2 (ja) | 2019-03-28 | 2023-03-16 | 日鉄建材株式会社 | 流木捕捉工 |
WO2021097934A1 (zh) * | 2019-11-22 | 2021-05-27 | 嘉兴金喜莱科技有限公司 | 一种泥石流防治系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007177467A (ja) | 土石流止め工及びその施工方法 | |
JP6785056B2 (ja) | 捕捉体の設置方法及び堰堤構造物 | |
CN107542108A (zh) | 一种建筑物地下室结构的逆向施工方法 | |
JP7118710B2 (ja) | 堰堤構造物 | |
JP3087260B2 (ja) | 土石流止め工 | |
JP2009167656A (ja) | 河床防護構造体 | |
JP7112875B2 (ja) | 堰堤および捕捉体 | |
KR101117924B1 (ko) | 복합형 강가시설 및 그 시공방법 | |
KR102490872B1 (ko) | 강봉 억지말뚝의 인장력을 이용한 보강토 옹벽 및 시공방법 | |
JP7182864B2 (ja) | 流木捕捉工の設置構造 | |
CN115075289B (zh) | 装配式弧形生态框挡墙快速施工方法 | |
JP6997250B2 (ja) | 堰堤 | |
JP2009068203A (ja) | 親杭横矢板からなる土留め壁、親杭横矢板からなる土留め壁の止水構造、及び親杭横矢板からなる土留め壁の構築方法、並びに親杭横矢板からなる土留め壁の止水工法 | |
JP6292028B2 (ja) | 盛土補強構造 | |
JP6931876B2 (ja) | 法面補強用透水壁の構築方法 | |
KR100744972B1 (ko) | 건축용 조립식 흙막이 구조 | |
JPS642727B2 (ja) | ||
JP4274898B2 (ja) | 地下水流動保全工法 | |
JP7370147B2 (ja) | 堰堤及び堰堤の構築方法 | |
JP7214904B2 (ja) | 堰堤および捕捉体 | |
JP7341928B2 (ja) | 地下構造物の施工方法 | |
KR102571246B1 (ko) | Pc 흙막이 파일을 이용한 지하 영구 벽체 및 이의 시공 방법 | |
KR101150795B1 (ko) | 고심도 조립식 가설 흙막이 구조물 설치 방법 | |
JP2022143543A (ja) | 鋼管壁体及び堰堤構造体 | |
KR101217078B1 (ko) | Η 빔의 연결방법 및 이를 이용한 무가시설 지하구조물 시공방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080919 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20100407 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100420 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20100609 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110331 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110510 |