JP2007176428A - 車両用前照灯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】旋回路進入前の直線部分において光軸方向の急激な変化を抑制しつつ先行して前照灯をスイブル動作させることが可能な車両用前照灯装置を提供する。
【解決手段】自車位置前方に存在する旋回路の一定曲率半径Rを取得し、旋回路の一定曲率半径Rに基づいて一定曲率半径Rよりも大きい仮想半径Rcを設定し、旋回路の入口より手前の直線区間において仮想半径Rcに応じたスイブル角θに基づいてヘッドランプ10L,10Rをスイブル動作させる。よって、旋回路進入前にヘッドランプ10L,10Rの光軸方向が急激に変化することを抑制しつつ、運転者の視線方向における視認性を向上させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の前照灯の光軸を水平方向に変化させるスイブル動作を実行可能に構成された車両用前照灯装置に関するものである。
従来より、ヘッドランプの照射方向(すなわち、光軸)を変化させることにより、運転者が見たい方向を照射するためにAFS(アダプティブ・フロントライティングシステム)が提案されている。AFSは、ヘッドランプの光軸変化方向の違いからレベリング機能(鉛直方向変化)及びスイブル機能(水平方向変化)の二つの機能を包括している。
これらのうち、スイブル機能では、ヘッドランプ点灯信号・車速・操舵角等を入力させてスイブル角を演算し、ヘッドランプ光軸を変化させるアクチュエータをスイブル角へ駆動する制御が行われる。例えば、右旋回路なら右方向、左旋回路なら左方向にヘッドライトの光軸を変化させて、夜間走行時等において車両進行方向における視認性が向上される(例えば、特許文献1参照。)。
ところが、前記従来のシステムでは、ステアリングの操舵角によってヘッドランプ光軸が左右方向に作動制御されるため、例えば、前方に旋回路が存在する道路を走行する場合、車両が旋回路手前の位置にあって直進状態にある時は運転者は前方旋回路の内側を見る行動をとり、そして、車両が旋回路入口付近になってステアリング操作を開始する関係上、この旋回路入口付近でステアリング操作に伴ってヘッドランプ光軸が旋回路内側となるように作動しても照射タイミングが遅れてしまうという問題がある。このような問題に鑑みて、ナビゲーション装置との協調により、自車が旋回路進入を行う少し手前からヘッドランプ光軸を旋回路内側方向に先行スイブル動作させる旨の技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この従来技術によれば、運転者が視認したい所に事前にヘッドランプ光を照射できて視認性をより向上させることができるという利点がある。図7は、従来技術における先行スイブル動作を示す模式図であり、先行スイブル動作が有る場合と無い場合とを表している。
特開2003−72460号公報 特開2002−52976号公報
しかしながら、上述したナビゲーション装置と協調して先行スイブル動作を行う従来技術では、自車が道路の直線部分を走行中にヘッドランプ光軸方向が前方旋回路の一定曲率半径に基づくスイブル角まで一気に変化するため、対向車の運転者にヘッドランプの眩しさを与えたり(図7参照)、急激なヘッドランプ光軸の変化によって自車の運転者にも違和感を与える可能性があるという問題が考えられる。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、旋回路進入前の直線部分において光軸方向の急激な変化を抑制しつつ先行して前照灯をスイブル動作させることが可能な車両用前照灯装置を提供することを解決すべき課題とする。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段につき、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
1.車両前方を照明する前照灯と、その前照灯の光軸方向を水平方向にスイブル動作させるためのアクチュエータと、車両前方の前方道路情報を検出する道路情報検出手段とを備え、自車位置前方に存在する旋回路の入口より手前で予め前記前照灯をスイブル動作させるようにした車両用前照灯装置であって、
自車位置前方に存在する旋回路の一定曲率半径を取得する旋回路曲率半径取得手段と、
前記旋回路の一定曲率半径に基づいて、その一定曲率半径よりも大きい仮想半径を設定する仮想半径設定手段と、
前記旋回路の入口より手前の所定区間において前記仮想半径に応じたスイブル角に基づいて前記前照灯をスイブル動作させる先行スイブル制御手段と
を備えたことを特徴とする車両用前照灯装置。
手段1によれば、旋回路曲率半径取得手段が、自車位置前方に存在する旋回路の一定曲率半径を取得し、仮想半径設定手段が、旋回路の一定曲率半径に基づいて一定曲率半径よりも大きい仮想半径を設定し、先行スイブル制御手段が、旋回路の入口より手前の所定区間において仮想半径に応じたスイブル角に基づいて前照灯をスイブル動作させる。よって、旋回路進入前に前照灯の光軸方向が急激に変化することを抑制しつつ、運転者の視線方向における視認性を向上させることができる。これにより、対向車の運転者に前照灯の眩しさを与えたり、急激な前照灯光軸の変化によって自車の運転者にも違和感を与えることを防止することができる。
2.前記仮想半径設定手段は、前記所定区間において前記旋回路に接続可能な緩和曲線を仮想的に設定すると共に、前記緩和曲線上の自車位置における曲率半径を前記仮想半径として設定することを特徴とする手段1に記載の車両用前照灯装置。
手段2によれば、仮想半径設定手段が、所定区間において旋回路に接続可能な緩和曲線を仮想的に設定すると共に、緩和曲線上の自車位置における曲率半径を仮想半径として設定するので、現実に緩和曲線が接続されている旋回路はもとより、現実には緩和曲線が接続されていない旋回路に対しても、仮想的に接続した緩和曲線の形状に応じて緩やかに前照灯をスイブル動作させることができる。
3.前記緩和曲線は、前記旋回路の一定曲率半径及び設計速度に基づいて設定されたクロソイド曲線であり、
前記仮想半径設定手段は、前記クロソイド曲線上の自車位置における曲率半径を前記仮想半径として設定することを特徴とする手段2に記載の車両用前照灯装置。
手段3によれば、仮想半径設定手段が、旋回路の一定曲率半径及び設計速度に基づいて設定されたクロソイド曲線上の自車位置における曲率半径を仮想半径として設定するので、旋回路に仮想的に接続したクロソイド曲線の形状に応じて緩やかに前照灯をスイブル動作させることができる。
4.前記仮想半径設定手段は、前記旋回路の一定曲率半径に所定の演算を施した結果を前記仮想半径として設定することを特徴とする手段1に記載の車両用前照灯装置。
手段4によれば、仮想半径設定手段が、旋回路の一定曲率半径に所定の演算を施した結果を仮想半径として設定するので、複雑な計算処理を行うことなく一定曲率半径よりも大きい仮想半径を簡単に設定することができ、スイブル制御手段は、仮想半径に応じたスイブル角に基づいて前照灯をスイブル動作させることができる。
5.前記仮想半径設定手段は、前記所定区間において自車位置が前記旋回路の入口に接近するのに従って前記仮想半径の大きさを漸減させることを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載の車両用前照灯装置。
手段5によれば、仮想半径設定手段が、所定区間において自車位置が旋回路の入口に接近するのに従って仮想半径の大きさを漸減させることにより、先行スイブル制御手段が、自車位置が旋回路の入口に接近するのに従ってスイブル角を漸増させつつ前照灯をスイブル動作させるので、旋回路進入前に前照灯の光軸方向が急激に変化することを抑制しつつ、運転者の視線方向における視認性を確実に向上させることができる。
以下、本発明を具体化した車両用前照灯装置の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態の車両用前照灯装置1のシステム構成を示すブロック図である。
図1において、車両の前面には前照灯として左右のヘッドランプ10L,10Rが配設されている。また、車両室内には、ヘッドランプ10L,10Rを点灯/消灯するためのヘッドランプ点灯スイッチ17が配設されている。尚、ヘッドランプ10L,10Rが本発明の前照灯を構成するものである。
ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)20は、周知の各種演算処理を実行する中央処理装置としてのCPU21、制御プログラムを格納したROM22、各種データを格納するRAM23及び入出力回路25等からなり、ヘッドランプ10L,10Rの各アクチュエータ12L,12Rの駆動制御を行うための制御回路として構成されている。
ナビゲーション装置30は、道路情報を記憶する図示しない記憶装置や車両室内の運転席から見易い位置に配置されたタッチパネル式ディスプレイ30a等を有し、GPS(Global Positioning System、全地球測位システム)を利用して自車位置を予測し、タッチパネル式ディスプレイ30aに地図及び自車位置を表示するように構成した装置である。また、ナビゲーション装置30において記憶される道路情報には、旋回路の位置、長さ、一定曲率半径に関する情報が含まれており、自車位置の前方に存在する旋回路を検出可能となっている。
ECU20には、車速を検出する車速センサ14からの出力信号、ステアリングホイール15の操舵角を検出する操舵角センサ16からの出力信号、ヘッドランプ10L,10Rを点灯するヘッドランプ点灯スイッチ17からの出力信号、ナビゲーション装置30より出力される旋回路の位置、長さ、一定曲率半径に関する情報、その他の各種センサ信号が入力されている。そして、ECU20は、車速センサ14からの出力信号及び操舵角センサ16からの出力信号とに基づいて目標スイブル角(アクチュエータ12L,12R駆動後のヘッドランプ10L,10Rの光軸が車両軸に対してなす角)を演算し、その出力信号が車両の左右のヘッドランプ10L,10Rの各アクチュエータ12L,12Rに入力されて駆動されることにより、左右のヘッドランプ10L,10Rの光軸方向が車両のステアリング操作に連動して運転者の視線方向へ調整される。尚、車速及び操舵角に基づいてスイブル角を求める方法は、公知となっている従来の演算方法と同様であるので、本明細書では詳細な説明を省略する。
次に、ECU20内のCPU21によって実行される旋回路手前の直線区間における先行スイブル制御処理の内容について、図2乃至図6を参照しつつ説明する。図2は、車両用前照灯装置1における先行スイブル制御処理の流れを示すフローチャートである。図3は、車両が前方の旋回路に向かって走行する様子を示す模式図である。図4は、後述するクロソイド曲線の始点P1からの距離Xとクロソイド曲線の曲率半径Rcとの関係を示すグラフである。図5は、曲率半径とスイブル角θとの関係を表すマップの一例である。図6は、アクチュエータ12L,12Rの駆動によるヘッドランプ10L,10Rの光軸方向の変化の一例を示す模式図であり、同図(a)は図3のP1における状態を、同図(b)はP2における状態を、同図(c)はP3における状態をそれぞれ示している。また、図2のフローチャートの内容を記述した制御プログラムは、ROM22に格納されており、CPU21はこの制御プログラムをROM22より読み出して実行する。
図2のフローチャートにおいて、まず、ナビゲーション装置30から自車位置前方に存在する旋回路の一定曲率半径Rの情報を取得する(ステップ1。以下、S1と略記する。他のステップも同様。)。続いて、一定曲率半径R情報の有無を判定し(S2)、一定曲率半径R情報無しと判定された場合(S2:No)、本ルーチンの処理を終了する。
S2で、一定曲率半径R情報有りと判定された場合(S2:Yes)、一定曲率半径Rが閾値Rth以下であるか否かが判定される(S3)。ここで、閾値Rthは、例えば、200mに設定される。S2で、一定曲率半径Rが閾値Rthを超えている場合(S3:No)、本ルーチンの処理を終了する。尚、一定曲率半径Rが閾値Rthを超えている場合にヘッドランプ10L,10Rのスイブル動作を実行しないのは、一定曲率半径Rの大きな旋回路に進入する場合には運転者の視線方向の移動角度が小さく、先行してヘッドランプ10L,10Rをスイブル動作させる必要性が低いからである。
S2で、曲率一定半径Rが閾値Rth以下である場合(S3:Yes)、クロソイド計算処理を実行する(S4)。クロソイド計算処理は、自車位置前方に存在する旋回路に仮想的に接続されるクロソイド曲線のパラメータ及び曲線長を求めると共に、クロソイド曲線上の自車位置における曲率半径Rcを求める処理である。尚、クロソイド曲線とは、緩和曲線の一種であって、車速を一定としステアリングを一定の角速度で旋回したときに車両が描く軌跡である。クロソイド曲線は、曲率半径Rcと曲線長Lとが反比例し、Rc×L=A2と表される(Aは定数であり、パラメータと称される)。以下、クロソイド計算処理の内容についてより具体的に説明する。
クロソイド計算処理では、まず、表1に示すパラメータA参照テーブルを用いて、旋回路の設計速度に対応するクロソイド曲線CのパラメータAを求める。例えば、道路構造令に基づいて旋回路が設計速度60[km/h]に設定されている場合、パラメータAの値は90となる。
Figure 2007176428
次に、パラメータA及び一定曲率半径Rを用いて、クロソイド曲線Cの曲線長Lを、L=A2/Rによって算出する。例えば、上述した例で、旋回路の一定曲率半径R=70[m]である場合、クロソイド曲線Cの曲線長L=902/70≒115.7[m]と算出される。図3の模式図では、旋回路にクロソイド曲線Cを仮想的に接続した様子が示されている。
次に、クロソイド曲線C上の自車位置における曲率半径Rcを求める。クロソイド曲線Cの曲率半径Rcは、クロソイド曲線Cの始点P1から自車位置までの距離Xの関数として表現可能であり、例えば、Rc=F(X)のように表現され、XとRcとの関係は図4に示すグラフのように表される。尚、関数FをパラメータA及び曲線長Lに基づいて求める計算方法は公知であるため、ここでは詳述しない。
ここで、クロソイド曲線Cの始点P1では、曲率半径Rc=F(0)=∞となり、クロソイド曲線Cの終点P3では、曲率半径Rc=F(L)=Rとなる(図4参照)。上述した例では、クロソイド曲線Cの曲率半径Rcは、クロソイド曲線Cの始点P1(旋回路の入口から115.7[m]手前の位置)から終点P3(旋回路の入口)に向かうに従って無限大から70[m」まで漸減する。
次に、S4のクロソイド計算処理で求められた曲率半径Rcに基づいてスイブル角θを求める(S5)。スイブル角θは、例えば、図5に示す曲率半径とスイブル角θとの関係を表すマップによって求められる。
最後に、S5で求められたスイブル角θに基づいて各アクチュエータ12L,12Rを駆動してヘッドランプ10L,10Rのスイブル動作を実行し(S6)、本ルーチンの処理を終了する。
そして、自車位置前方に旋回路が存在する直線区間を走行している間、本ルーチンが繰り返し呼び出されて実行されることにより、自車位置が旋回路の入口に接近するのに従ってスイブル角θを漸増させつつヘッドランプ10L,10Rの先行スイブル動作が実行されることになる。すなわち、図6(a)に示すように、自車位置が図3におけるクロソイド曲線Cの始点P1にあるとき、スイブル角θ=0である。また、図6(b)に示すように、自車位置が図3のP2にあるとき、スイブル角θ=θm(但し、0<θm<θr、θrは曲率一定半径Rに対応するスイブル角)である。さらに、図6(c)に示すように、自車位置が図3のP3にあるとき、スイブル角θ=θrである。
尚、S1の処理が、本発明の旋回路曲率半径取得手段として、S4の処理が、仮想半径設定手段として、S5及びS6の処理が、先行スイブル制御手段としてそれぞれ機能するものである。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態によれば、自車位置前方に存在する旋回路の一定曲率半径Rを取得し(図2フローチャートS1)、旋回路の一定曲率半径Rに基づいて一定曲率半径Rよりも大きい仮想半径Rcを設定し(S4)、旋回路の入口より手前の直線区間において仮想半径Rcに応じたスイブル角θに基づいてヘッドランプ10L,10Rをスイブル動作させる(S5〜S6)。よって、旋回路進入前にヘッドランプ10L,10Rの光軸方向が急激に変化することを抑制しつつ、運転者の視線方向における視認性を向上させることができる。これにより、対向車の運転者に前照灯の眩しさを与えたり、急激なヘッドランプ10L,10Rの光軸変化によって自車の運転者にも違和感を与えることを防止することができる。
特に、直線区間において旋回路に接続可能な緩和曲線として旋回路の一定曲率半径R及び設計速度に基づくクロソイド曲線Cを仮想的に設定すると共に、クロソイド曲線C上の自車位置における曲率半径Rcを仮想半径として設定するので(S4)、現実に緩和曲線が接続されている旋回路はもとより、現実には緩和曲線が接続されていない旋回路に対しても、仮想的に接続した緩和曲線(すなわち、クロソイド曲線C)の形状に応じて緩やかにヘッドランプ10L,10Rをスイブル動作させることができる。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能である。
例えば、前記実施形態では、直線区間において旋回路に接続可能なクロソイド曲線Cを仮想的に設定し、クロソイド曲線C上の自車位置における曲率半径Rcを仮想半径として設定する例を示したが、より簡単な処理で仮想半径Rcを設定する構成としてもよい。例えば、上述したフローチャートにおけるS4の処理に代えて、旋回路の一定曲率半径Rに所定の演算を施した結果を仮想半径Rcとして設定する処理を行うようにしてもよい。具体的には、一定曲率半径Rに1以上である所定の係数値を乗じた結果を仮想半径Rcとして設定してもよい。或いは、一定曲率半径Rに0以上である所定の加算値を加えた結果を仮想半径Rcとして設定してもよい。本変形例によれば、複雑な計算処理を行うことなく一定曲率半径Rよりも大きい仮想半径Rcを簡単に設定することができる。
尚、これらの演算処理では、自車位置が旋回路の入口に接近するのに従って仮想半径Rcの大きさが漸減するように、上述した所定の係数値や所定の加算値を変化させることが好ましい。直線区間において自車位置が旋回路の入口に接近するのに従って仮想半径の大きさを漸減させることによりスイブル角θが漸増するので、旋回路進入前にヘッドランプ10L,10Rの光軸方向が急激に変化することを抑制しつつ、運転者の視線方向における視認性を確実に向上させることができる。
本発明は、ナビゲーション装置との協調により前照灯の光軸を水平方向に変化させるスイブル動作を実行可能に構成された車両用前照灯装置に適用可能である。
本発明の一実施形態の車両用前照灯装置のシステム構成を示すブロック図である。 先行スイブル制御処理の流れを示すフローチャートである。 車両が前方の旋回路に向かって走行する様子を示す模式図である。 クロソイド曲線の始点からの距離とクロソイド曲線の曲率半径との関係を示すグラフである。 曲率半径とスイブル角との関係を表すマップの一例である。 アクチュエータの駆動によるヘッドランプの光軸方向の変化の一例を示す模式図であり、(a)は図3のP1における状態を、(b)はP2における状態を、(c)はP3における状態をそれぞれ示している。 従来技術における先行スイブル動作を示す模式図である。
符号の説明
1 車両用前照灯装置
10L ヘッドランプ(前照灯)
10R ヘッドランプ(前照灯)
12L アクチュエータ
12R アクチュエータ
30 ナビゲーション装置

Claims (5)

  1. 車両前方を照明する前照灯と、その前照灯の光軸方向を水平方向にスイブル動作させるためのアクチュエータと、前記車両の前方の前方道路情報を検出する道路情報検出手段とを備え、自車位置前方に存在する旋回路の入口より手前で予め前記前照灯をスイブル動作させるようにした車両用前照灯装置であって、
    自車位置前方に存在する旋回路の一定曲率半径を取得する旋回路曲率半径取得手段と、
    前記旋回路の一定曲率半径に基づいて、その一定曲率半径よりも大きい仮想半径を設定する仮想半径設定手段と、
    前記旋回路の入口より手前の所定区間において前記仮想半径に応じたスイブル角に基づいて前記前照灯をスイブル動作させる先行スイブル制御手段と
    を備えたことを特徴とする車両用前照灯装置。
  2. 前記仮想半径設定手段は、前記所定区間において前記旋回路に接続可能な緩和曲線を仮想的に設定すると共に、前記緩和曲線上の自車位置における曲率半径を前記仮想半径として設定することを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯装置。
  3. 前記緩和曲線は、前記旋回路の一定曲率半径及び設計速度に基づいて設定されたクロソイド曲線であり、
    前記仮想半径設定手段は、前記クロソイド曲線上の自車位置における曲率半径を前記仮想半径として設定することを特徴とする請求項2に記載の車両用前照灯装置。
  4. 前記仮想半径設定手段は、前記旋回路の一定曲率半径に所定の演算を施した結果を前記仮想半径として設定することを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯装置。
  5. 前記仮想半径設定手段は、前記所定区間において自車位置が前記旋回路の入口に接近するのに従って前記仮想半径の大きさを漸減させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車両用前照灯装置。
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