JP2007176223A - 車両のドアビーム構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアビームの製造工程の簡素化、並びに歩留り向上及び軽量化を図ることができる車両のドアビーム構造を提供する。
【解決手段】車両のフロントドア2のドア本体3内部に配設されるドアビーム40の構造であって、前記ドアビーム40がプレス成形品とされ、該ドアビーム40には、その延在方向に沿って凹状の溝形成部44が形成されると共に、該溝形成部44の後端部が、前記ドアビーム40の後端部から延在方向に突出して形成される。
【選択図】図5

Description

この発明は、車両のドアのドア本体内部に配設されるドアビームの構造に関する。
従来、上記ドアビーム構造において、歩留り向上及び軽量化を図るために、鋼管製のドアビームの端部を斜めにカットしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−226369号公報
ところで、上記従来の構成においては、先端側に向かうほどドアビーム端部の剛性が低下することから、その剛性低下を抑制するための対策が必要となり、ドアビームの製造工程が複雑化するという課題がある。そこで、ドアビームをプレス成形品として設計自由度を高めることも考えられるが、この場合にも歩留り向上及び軽量化を十分に考慮する必要がある。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ドアビームの製造工程の簡素化、並びに歩留り向上及び軽量化を図ることができる車両のドアビーム構造を提供する。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、車両(例えば実施例の車両1)のドア(例えば実施例のフロントドア2)のドア本体(例えば実施例のドア本体3)内部に配設されるドアビーム(例えば実施例のドアビーム40)の構造であって、前記ドアビームはプレス成形品とされ、該ドアビームには、その延在方向に沿って凹状の溝形成部(例えば実施例の溝形成部44)が形成されると共に、該溝形成部の端部は、前記ドアビームの端部から延在方向に突出して形成されることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記溝形成部は、その延在方向中間部における溝深さと比較して、端部における溝深さが深くなるように形成されることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記溝形成部は、その延在方向中間部では複数列の溝を形成し、端部では前記複数列の溝が徐変して連なる単一の溝を形成することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記ドアビームは、その端部と前記ドア本体との結合部(例えば実施例の後結合部42)より前記溝形成部が延在方向に突出して形成されることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、ドアビームの端部から高剛性の溝形成部のみを突出させることで、該溝形成部の突出分だけドアビームの車体1aとの実質ラップ代を増やすことができるため、ドアビームの軽量化を図った上で、ドア側方からの衝突に対する剛性を高めることができる。また、プレス成形前の基材のカット形状により、プレス成形後のドアビームの端部から溝形成部を突出させることができるため、ドアビームの製造工程の簡素化を図ることができる。
請求項2に記載した発明によれば、ドアビームの延在方向中間部においては溝形成部を浅くして省スペース化を図る一方、端部においては溝形成部を深くしてドア側方からの衝突に対する剛性を高めることができる。
請求項3に記載した発明によれば、ドアビームの延在方向中間部では比較的浅くかつ複数列の溝を形成することで、剛性を確保すると共に省スペース化を図る一方、端部では比較的深い単一の溝を形成することで、ドア本体との固定用の平坦部を広く確保することができる。すなわち、ドアビームの剛性をその延在方向で均等に確保しながらも、その端部幅を広げることなくドア本体との固定代を確保でき、プレス成形時の歩留りを向上させることができる。
請求項4に記載した発明によれば、ドア本体との結合部を過度にドアビームの末端側に設定することなく、ドアビームを安定して固定可能とした上で、突出した溝形成部によりドア側方からの衝突に対する剛性を高めることができる。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1に示す2ボックスタイプの車両1は、パネル部品と車体骨格部品とを一体に接合してなるモノコック構造の車体1aを有し、その車体側部開口がフロントドア2及びリアドア12により開閉される。フロントドア2及びリアドア12は、その下部を構成するドア本体3,13及び上部を構成する窓部4,14を一体に設けてなる。各ドア2,12の窓部4,14は、ドアガラス5,15及びサッシュ6,16を主としてなり、各サッシュ6,16及びドア本体3,13のウエスト部(上縁部)3a,13aで囲まれる領域が、それぞれドアガラス5,15の昇降により開閉される。
フロントドア2及びリアドア12は、それぞれの前端側(基端側)における概ね上下方向に沿うヒンジ軸を中心に開閉する。フロントドア2のドア本体3の後部上側及びリアドア12の窓部14の後端部には、車外側からこれらの開閉操作を行うためのドアアウタハンドル7,17がそれぞれ設けられる。なお、フロントドア2における窓部4の前端部には、ドアミラー8を支持するミラーベースプレート9が取り付けられる。なお、図中符号18は、車体後部開口を開閉するテールゲートを示す。
図2を併せて参照し、フロントドア2のドア本体3は、その車外側(左右外側)を構成する鋼板プレス成形品であるドアスキン(アウターパネル)21と、車内側(左右内側)を構成する同じく鋼板プレス成形品であるドアインナ(インナーパネル)22とを、これらの前後縁部及び下縁部でのヘミング加工を主に一体的に結合してなるモナカ構造を有する。ドア本体3の上縁部(ウエスト部3a)においては、ドアスキン21及びドアインナ22が互いに離間しており、その隙間を通じてドアガラス5がドア本体3内の空間(ドア内空間)に出入可能とされる。
サッシュ6は、所定の異型断面を有するパイプ状部材に屈曲加工等を施してなるもので、その前後下端部がドア本体3のウエスト部3aの前後端部に上方から差し込まれた状態で、これらが溶接等により一体的に結合される。なお、前記ミラーベースプレート9は、サッシュ6の前端部及びドア本体3のウエスト部3aの前端部に跨ってこれらに溶接等により一体的に結合される。
ドア本体3のドアインナ22の前端部(基端部)は、車体側部開口の前端部に上下ドアヒンジ23,24を介して回動自在に支持される。一方、ドア本体3の後端部(遊端部)の内側には、車体側部開口の後端部にラッチ係合可能な電動ロックユニット25が取り付けられる。この電動ロックユニット25が車体1aにラッチ係合した状態(フロントドア2の全閉状態)において、ドア本体3の遊端部が車体側部開口の後端部に支持される。なお、ドアインナ22における中央領域には、各種ドア機能部品(前記電動ロックユニット25及び不図示のガラス昇降装置等)をドア本体3内に挿入するための中央開口部27が形成されると共に、該中央開口部27の前端部下方には、不図示のドアスピーカ取り付け用の開口28が形成される。
ここで、ドア本体3の内部には、その基端部と遊端部との間に渡るドアスティフナ30及びドアビーム40が配設される。
ドアスティフナ30は、ドア本体3の前端部における上下略中央部から後端部における上下略中央部に向けて、やや後下がりに延びる。一方、ドアビーム40は、ドア本体3の前端部におけるドアスティフナ30の直ぐ下方となる部位から後端部下側に向けて、ドアスティフナ30よりも傾斜を急にして後下がりに延びる。
図3を併せて参照し、ドアスティフナ30は、その延在方向に直交する断面形状を所謂ハット形とし、該断面形状を概ね一定にして前後に延在する。このドアスティフナ30は、鋼板にプレス成形を施してなるもので、その前後端部がドアインナ22の前後端部にそれぞれ一箇所のスポット溶接により接合される。ドアスティフナ30における前記ハット形の断面形状は、ドアスキン21の内側面に沿う上下フランジ31間に車内側へ突出する断面コ字状の突部32が形成されてなり、前記上下フランジ31の複数箇所が、軟質接着性シーラを介してドアスキン21の内側面に適宜接合される。
一方、ドアビーム40は、その延在方向(長手方向、略前後方向)での中間部(前後中間部)においては、該延在方向に直交する断面形状を略一定にして前後に延在し、前記延在方向での両側部(前後側部)においては、前記中間部とは異なる断面形状を有して前記延在方向での両端(前後端)に至る。このドアビーム40もドアスティフナ30と同様、鋼板にプレス成形を施してなるもので、その延在方向での両端部(前後端部)がドアインナ22の前後端部にそれぞれ上下に並ぶ四箇所のスポット溶接により接合される。以下、当該前後のスポット溶接部を、前後結合部41,42として説明する。なお、前結合部41の内の最上段のものは、ドアスティフナ30前端部とドアインナ22との結合部を兼ねている。
ドアビーム40は、ドア側面に概ね沿う平坦部43及びこれに対してドアスキン21側に凹状となる溝形成部44を形成してなり、これらがドアビーム40の全長に渡りその延在方向に沿うように形成される。平坦部43及び溝形成部44は、ドアビーム40の断面形状と同様に前記延在方向で変化する。以下、平坦部43及び溝形成部44におけるドアビーム40の前後中間部における部位を中間平坦部43a及び中間溝形成部44a、前後側部における部位を前後平坦部43b,43c及び前後溝形成部44b,44cということがある。
中間溝形成部44aは、ドアビーム40の上下中間部において上下二段に形成されるもので、ドアスキン21の内側面に沿う上下の中間平坦部43aに対し、それぞれドアスキン21側へ突出する断面U字状をなしている。これら各中間溝形成部44aにおけるドアスキン21側の頂部は、それぞれの複数箇所がドアスキン21の内側面に軟質接着性シーラを介して適宜接合されている。
各中間溝形成部44aは、ドアビーム40の剛性を効果的に確保するべく溝深さ及び上下幅を大きく確保しており、これにより、上下の中間平坦部43aは、ドアビーム40の上下縁部に若干残るのみとされ、各中間溝形成部44a間に位置する部位は、該各中間溝形成部44aとドア内外方向で向きを逆にした断面U字状に形成されている。すなわち、ドアビーム40の前後中間部においては、その断面形状が概ね波形に形成されている。なお、上下の中間平坦部43aは、ドアインナ22のドアスキン21側の面から所定量離間して設けられる。
以下、図示都合上、ドアビーム40の後側部における詳細形状について説明を行う。
図4を併せて参照し、後溝形成部44cは、ドアビーム40の上下中央部において単一に形成されるもので、ドアインナ22前後側部における後ビーム接合部47に沿う上下の後平坦部43cに対し、ドアスキン21側へ突出する断面U字状をなしている。上下の後平坦部43cにおける後端部は、ドアインナ22の後ビーム接合部47に前記スポット溶接により接合される。なお、後溝形成部44cにおけるドアスキン21側の頂部は、それぞれドアスキン21の内側面から所定量離間している。
中間平坦部43a及び中間溝形成部44aと後平坦部43c及び後溝形成部44cとは、ドアビーム40の前後中間部と後側部との間において、互いに徐変しながら他方に滑らかに連なっている。
ここで、図3,4に示すように、後溝形成部44cにおけるドア内外方向での成形深さ(溝深さ)F1は、中間溝形成部44aの成形深さF2に対して深くなるように設定される。これは、溝の本数がドアビーム40の前後中間部と後側部との間で異なることに対応するものであり、これにより、ドア側方からの衝突に対するドアビーム40の剛性が、その後端に至るまで概ね一定に保たれる。
なお、上記ドアビーム40の後側部の構成は、前側部においても前後対称をなして適用される。
図5(a),(b)に示すように、ドアビーム40の後端形状は、平坦部43の面直視で延在方向外側(後方)に凸の山形をなすように形成されている。これにより、ドアインナ22の後端部下側における湾曲形状に整合し易くなると共に(図2参照)、ドアビーム40の上下中間部に位置する溝形成部44の後端部が、ドアビーム40のベース部分である上下平坦部43の後端部から延出方向外側(後側)に突出する。
ドアビーム40の後端部は、ドアインナ22の後ビーム接合部47に上下平坦部43を当接させた状態で溶接される。上下平坦部43の後端は、平坦な後ビーム接合部47周辺のR形状を避けるべく該R形状の手前で終端する。このような上下平坦部43の後端部すなわちドアインナ22との後結合部42に対し、ドア側方からの衝突に対する主たる剛体となり得る溝形成部44がさらに後方へ延びることで、ドアビーム40の延在方向における該ドアビーム40と車体1aとの実質上のラップ代L1を増加させる。
図6(a),(b)は、プレス成形により形成された従来のドアビーム140の後側部を示し、本図に示すように、当該ドアビーム140における上下中央部に形成される溝形成部144は、該ドアビーム140の後端に至るまでほぼ一定の上下幅及び溝深さとなるように(ほぼ一定断面となるように)形成される。
また、ドアビーム140における上下平坦部143は、ドアビーム140の後側部においてそれぞれ上下方向外側に張り出すことで、その上下幅を広げるように形成される。これは、ドアビーム140の前後中間部においては必要最小限の断面寸法として軽量化を図った上で、ドアビーム140の後側部におけるスポット溶接代を確保するためである。なお、図中符号148はドアビーム140溶接時のロケート孔を示す。
ドアビーム140の後端形状は、平坦部143の面直視で前記延在方向との直交方向に対してやや傾斜した直線状をなすように形成される。すなわち、溝形成部144は、その後端がドアビーム140の後端位置から突出せず、換言すれば上下平坦部143の後端位置から突出せず、該上下平坦部143と同様に後ビーム接合部47周辺のR形状の手前で終端するため、ドアインナ22との後結合部142からさらに延びて車体1aとのラップ代L2を増加させることはない。
ところで、図中鎖線で示すように、当該ドアビーム140のプレス成形前の展開形状すなわちプレス成形前の基材140aの外形状において、該基材140aの前後中間部における上下縁部には、ドアビーム140前後の上下平坦部143を幅広に形成することに伴う余剰部分が発生する。
これに対し、図5に示すように、本実施例のドアビーム40においては、その前後中間部における複数列の溝形成部44が後側部へ至る際に徐変して上下幅を狭めた単一の溝形成部44となることから、ドアビーム40の後側部における上下平坦部43の上下幅が上下方向内側に向けて広がることとなり、該後側部における上下平坦部43が上下方向外側へ張り出すことなく、ドアビーム40後端部におけるスポット溶接代が確保される。
また、ドアビーム40においては、その前後中間部と後側部とで溝の本数及び深さが変化することから、図中鎖線で示すプレス成形前の展開形状すなわちプレス成形前の基材40aの外形状において、該基材40aの上下縁部がその全長に渡りほぼ直線状に形成される。
これにより、前記従来のドアビーム140と比べて、プレス成形時の余剰部分の発生が大幅に抑えられる。なお、図中符号48はドアビーム40溶接時のロケート孔を示す。
しかも、溝形成部44の後端部を前記延在方向外側に突出させることに伴い、ドアビーム40の後端形状が平坦部43の面直視で山形に形成されることで、該山形の傾斜に沿ってドアインナ22との後結合部42を配設すれば、該後結合部42間のピッチを確保し易くなるため、ドアビーム40の後端形状が直線状をなす従来のものに対し、ドアビーム40の後側部における平坦部43の上下幅をさらに抑えることが可能である。
以上説明したように、上記実施例におけるドアビーム構造は、車両1のフロントドア2のドア本体3内部に配設されるドアビーム40に適用されるものであって、前記ドアビーム40がプレス成形品とされ、該ドアビーム40には、その延在方向に沿って凹状の溝形成部44が形成されると共に、該溝形成部44の後端部が、前記ドアビーム40の後端部から延在方向に突出して形成されるものである。
この構成によれば、ドアビーム40の後端部から高剛性の溝形成部44のみを突出させることで、該溝形成部44の突出分だけドアビーム40の車体1aとの実質ラップ代を増やすことができるため、ドアビーム40の軽量化を図った上で、ドア側方からの衝突に対する剛性を高めることができる。また、プレス成形前の基材40aのカット形状により、プレス成形後のドアビーム40の後端部から溝形成部44を突出させることができるため、ドアビーム40の製造工程の簡素化を図ることができる。
また、上記ドアビーム構造においては、前記溝形成部44が、その延在方向中間部における溝深さと比較して、後端部における溝深さが深くなるように形成されることで、ドアビーム40の延在方向中間部においては溝形成部44を浅くして省スペース化を図る一方、後端部においては溝形成部44を深くしてドア側方からの衝突に対する剛性を高めることができる。
さらに、上記ドアビーム構造においては、前記溝形成部44が、その延在方向中間部では複数列の溝を形成し、後端部では前記複数列の溝が徐変して連なる単一の溝を形成することで、ドアビーム40の延在方向中間部では比較的浅くかつ複数列の溝を形成することとなり、剛性を確保すると共に省スペース化を図る一方、後端部では比較的深い単一の溝を形成することで、ドア本体3との固定用の平坦部43を広く確保することができる。すなわち、ドアビーム40の剛性をその延在方向で均等に確保しながらも、その後端部幅を広げることなくドア本体3との固定代を確保でき、プレス成形時の歩留りを向上させることができる。
しかも、上記ドアビーム構造においては、前記ドアビーム40が、その後端部と前記ドア本体3との後結合部42より前記溝形成部44が延在方向に突出して形成されることで、ドア本体3との後結合部42を過度にドアビーム40の後端側に設定することなく、ドアビーム40を安定して固定可能とした上で、突出した溝形成部44によりドア側方からの衝突に対する剛性を高めることができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えばドアビーム40の前側部も同様の構成としたり、リアドア12にも適用できる等、該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
この発明の実施例における車両の側面図である。 上記車両の右ドアを車内側から見た側面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 上記右ドアのドアビームの後側部を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C断面図である。 従来のドアビームの後側部を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のD−D断面図である。
符号の説明
1 車両
2 フロントドア
3 ドア本体
40 ドアビーム
42 後結合部(結合部)
44 溝形成部

Claims (4)

  1. 車両のドアのドア本体内部に配設されるドアビームの構造であって、前記ドアビームはプレス成形品とされ、該ドアビームには、その延在方向に沿って凹状の溝形成部が形成されると共に、該溝形成部の端部は、前記ドアビームの端部から延在方向に突出して形成されることを特徴とする車両のドアビーム構造。
  2. 前記溝形成部は、その延在方向中間部における溝深さと比較して、端部における溝深さが深くなるように形成されることを特徴とする請求項1に記載の車両のドアビーム構造。
  3. 前記溝形成部は、その延在方向中間部では複数列の溝を形成し、端部では前記複数列の溝が徐変して連なる単一の溝を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両のドアビーム構造。
  4. 前記ドアビームは、その端部と前記ドア本体との結合部より前記溝形成部が延在方向に突出して形成されることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の車両のドアビーム構造。

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