JP2006131068A - 車両のドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低コスト化を図れ、しかもサッシュの剛性を高めることができ、また、サッシュのデザインの自由度を高める。
【解決手段】 ドアガラスGを保持するためのドアサッシュ20と、ドアサッシュ20が固定されるドア本体1と、を有し、ドアサッシュ20は、押出成形によって複数の閉断面部が一体的に形成されてなり、複数の閉断面部は、少なくとも、車両の車内側に位置して、車両のドア開口周縁部C1に当接する第1の閉断面部21と、車両の車外側に位置して、一部がドア本体1の外装面D1をなす第2の閉断面部22とを備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、押出成形によって形成されたドアサッシュを備えた車両のドア構造に関する。
従来、自動車等の車両のドア構造において、ドアガラスの後端部の上下動をガイドするドアサッシュが設けられたものが知られている。一般的に、ドアサッシュは、ドアガラスの後端部が嵌め込まれるとともにドアガラスの上下動をガイドするランチャンネルと、このランチャンネルに隣接する閉断面からなる膨出部とを有しており、押出成形された部材、ロール成形された部材、あるいはプレス形成された部材からなる部品を複数種類結合させることにより構成されている。
また、ドアサッシュにシール材を一体に形成した車両のドア構造も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−193976号公報(全頁)
前記した従来のドアサッシュは、部品を複数種類結合させて構成されるので、生産コストが嵩むという問題があった。
また、ドアサッシュを有する車両のドア構造において、ドアサッシュの剛性を高めることが望まれていた。
さらに、例えば、末広がりデザインのドアサッシュ等を形成する場合には、デザインに合わせて加工等した部品を複数種類結合させて構成する必要がありドアサッシュの形成が煩雑であった。
そこで、本発明では、低コスト化を図ることができ、しかもドアサッシュの剛性を高めることができる車両のドア構造を提供することを第1の課題とする。
また、ドアサッシュのデザインの自由度を高めることができる車両のドア構造を提供することを第2の課題とする。
前記第1の課題を解決するため、本発明の車両の車体構造は、ドアガラスを保持するためのドアサッシュと、前記ドアサッシュが固定されるドア本体と、を有する車両のドア構造であって、前記ドアサッシュは、押出成形によって複数の閉断面部が一体的に形成されてなり、前記複数の閉断面部は、少なくとも、車両の車内側に位置して、前記車両のドア開口周縁部に当接する第1の閉断面部と、前記車両の車外側に位置して、一部が前記ドア本体の外装面をなす第2の閉断面部とを有することを特徴とする。
このような車両のドア構造によれば、押出成形によって複数の閉断面部が一体的に形成されたドアサッシュを備えてなり、少なくとも第1の閉断面部をドア開口周縁部との当接部として用いることができるとともに、第2の閉断面部の一部をドア本体の外装面として用いることができるのでので、従来のように部品を複数種類結合させてドアサッシュを構成する煩雑さがなく、低コスト化を図ることができるとともに、剛性を高めることができるドア構造が得られる。また、ドアサッシュは、押出成形によって複数の閉断面部が一体的に形成されてなるので、シンプルで意匠性にも優れた車両のドア構造が得られる。
また、前記第1の閉断面部は、その下部が前記ドア本体にインロー結合され、前記第2の閉断面部は、その下部が前記第1の閉断面部よりも下方へ延出されて前記ドア本体に固定される構成とするのがよい。
このような車両のドア構造によれば、第1の閉断面部の下部がドア本体にインロー結合されるので、結合部分における段差をなくすことができるようになり、車両のドア開口周縁部とのシール性を高めることができる。また、第2の閉断面部の下部が、第1の閉断面部よりも下方へ延出されてドア本体に固定される構成とされているので、第1の閉断面部の下部がドア本体にインロー結合されることと相俟って、ドア本体に対するドアサッシュの取付剛性が高められた車両のドア構造が得られる。
さらに、前記第1の閉断面部の側部および前記第2の閉断面部の側部により、ドアランチャンネルを保持するための保持部が形成されている構成とするのがよい。
このような車両のドア構造によれば、ドアランチャンネルを保持するための保持部の剛性を高くすることができ、ドアガラスのスムーズな昇降を実現することができる。また、保持部の剛性が高くなることにより、ドアガラスの振動が抑制され、静粛性も向上されるようになる。
前記第2の課題を解決するために、本発明の車両のドア構造は、前記第2の閉断面部の外装面をなす部位が、車両の前後方向に延設された端部を備えてなる構成とした。
このような車両のドア構造によれば、第2の閉断面部の外装面をなす部位が、車両の前後方向に延設された端部を備えてなるので、延設された端部を任意の形状にカットして外装面の形状を形作ることができ、ドアサッシュのデザインの自由度を高めることができる。例えば、延設された端部をテーパ状にカットすることによって、ドアサッシュを末広がりデザインとすることもできる。したがって、従来のように、予め所定のデザインに合わせて加工等した部品を複数種類結合させて構成するというような煩雑さがなくなり、デザイン性に優れたドアサッシュを簡単に形成することができる。
本発明によれば、低コスト化を図ることができ、しかもドアサッシュの剛性を高めることができる車両のドア構造が得られる。
また、ドアサッシュのデザインの自由度を高めることができる車両のドア構造が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。参照する図面において、図1は本発明の一実施の形態に係る車両のドア構造が適用された自動車の側面図、図2は同じく車両のドア構造を示す図で、車外側から見たドアサッシュおよびドア本体の拡大斜視図、図3は同じく車内側から見たドアサッシュおよびドア本体の拡大斜視図、図4は同じく車両のドア構造を説明するための拡大分解斜視図である。なお、以下の説明で、「前」は車両の進行方向側、「後」は車両の後退方向側、「上」は鉛直上方側、「下」は鉛直下方側、「左右」は車幅方向側とする。
図1に示すように、本実施の形態では、車体の左右に配置されるヒンジ式ドア(以下では左前側のドア、以下、単にドアと称す)を例にとって説明する。なお、ドアの形式としては、特に限定せず、スライド式ドアや車体の後部に配置されるガルウイング式ドア等にも適用可能である。
ドアは、ドアガラスGを保持するためのドアサッシュ20と、ドアサッシュ20が固定されるドア本体1とを備えている。また、ドアには、ドア本体1の車外側に設置される図示しないアウタパネル、ドアガラスGを昇降させるための図示しないウインド装置、ドア本体1の車内側に設置される図示しないライニング等を備えている。
ドア本体1は、ドアの骨格となる部材であり、例えば、アルミニウム合金やマグネシウム合金等の軽金属から形成されている。
図2〜図4に示すように、ドア本体1は、車両の前方側に設けた前枠部材11と、車両の後方側に設けた後枠部材12と、前枠部材11と後枠部材12とを連結して車内側に設けられるアッパインナフレーム13と、アッパインナフレーム13の車外側に設けられるアッパアウタフレーム14と、ドアガラスG(図1参照)を支持するドアサッシュ20と、前枠部材11と後枠部材12とを連結する下部フレーム16と、ドア本体1の補強部材としてのドアビーム17と、ドア本体1を車体に回動自在に設置するためのヒンジ部材18,18とを主として構成されている。ドア本体1は、前枠部材11と、後枠部材12と、アッパインナフレーム13およびアッパアウタフレーム14と、下部フレーム16とで井桁状の枠体を形成している。ドア本体1のこの井桁状の枠体箇所の周縁部には、ヘミング加工と構造用接着剤とを併用して図示しないアウタパネルが固着される。
はじめに、ドア本体1を構成する各部材を説明する。前枠部材11は、ドア本体1の前側の骨格を構成する部材であり、例えば、アルミダイキャスト型で成形したアルミダイキャスト品等の軽金属により形成されている。この前枠部材11は、前側ドアサッシュ15が固着されるサッシュ取付部11aと、アッパインナフレーム13が固着される係合溝11bと、アッパアウタフレーム14および図示しないアウタパネルが固着される固着面11cと、ドアビーム17が固着されるブラケット19と、下部フレーム16が固着される連結部11eと、ヒンジ部材18,18が設けられる前側面11fと、図示しないアウタパネルが固着される外側周縁部11hとを有してなる。前枠部材11の上端部には、サッシュ取付部11a、係合溝11b、固着面11c、ブラケット19および上側のヒンジ部材18が配設され、前枠部材11の下部には、連結部11eおよび下側のヒンジ部材18が配設され、前枠部材11の前側最端および下端には、外側周縁部11hが配設されている。
サッシュ取付部11aは、前側ドアサッシュ15の前側下部15aが前枠部材11の上端部に係合され、構造用接着剤で固着される箇所である。そのサッシュ取付部11aには、前側ドアサッシュ15の前側下部15aが嵌入される切欠部11gが形成されている。このサッシュ取付部11aには、構造用接着剤が塗付され、この構造用接着剤によって前側ドアサッシュ15が固定されている。なお、構造用接着剤としては、例えば、エポキシ系等のアルミニウム合金用接着剤が用いられる。
係合溝11bは、前記サッシュ取付部11aの近傍の下側後方部に形成された略U字状の溝であり、この係合溝11bには、アッパインナフレーム13の前端部13aが構造用接着剤を介して嵌着されるとともに、さらに図示しないリベットを併用して固着されている。
固着面11cは、前記係合溝11bの前側に形成される平らな面であり、この固着面11cには、アッパアウタフレーム14の前端部14aおよびアウタパネルの上端部が構造用接着剤を介して接着されるとともに、図示しないリベットにより固着されている。
次に、図2〜図4を参照して後枠部材12を説明する。
後枠部材12は、ドア本体1の後側の骨格を形成する部材であり、例えば、アルミダイキャスト型で成形したアルミダイキャスト品等の軽金属により形成されている。この後枠部材12は、ドアサッシュ20が固着されるサッシュ取付部12aと、アッパインナフレーム13が固着される係合溝12bと、ドアビーム17が固着される固着面12cと、下部フレーム16が固着される連結部12dとを有してなる。
後枠部材12は、上部に前記サッシュ取付部12a、係合溝12bが配設され、下部に固着面12cおよび連結部12dが配設されている。
サッシュ取付部12aには、後記するドアサッシュ20の下部21aがインロー結合される平面視略コ字形の結合部が形成されている。
サッシュ取付部12aの下方には、ドアサッシュ20の下部22aが取り付けられる平らな取付部12eが形成されている。係合溝12bは、前記サッシュ取付部12aの近傍の前方部に形成された略U字状の溝であり、この係合溝12bには、アッパインナフレーム13の後端部13bが嵌合されるとともに、構造用接着剤によって固着されている。
固着面12cは、後枠部材12の下側前端部に形成された平らな面であり、この固着面12cには、ドアビーム17の後端部17bが構造用接着剤によって固着されている。
連結部12dは、前記した連結部11eと対称な形状をしたものであり、後枠部材12の下部から前枠部材11に向けて突出形成され、下部フレーム16と図示しないアウタパネルとに固着されている。
次に、図5〜図8を参照して本発明の特徴的構成であるドアサッシュ20を説明する。図5(a)は図1のa−a線におけるドアサッシュの拡大断面図、図5(b)は図1のa−a線における自動車のドア開口周縁部およびドアサッシュの拡大断面図、図6はサッシュ取付部に対するドアサッシュの取り付けを示す斜視図、図7(a)(b)は図6のb−b線で第1の閉断面部およびサッシュ取付部を切断して表した、インロー結合の説明図、図8はサッシュ取付部におけるドアサッシュの取付状態を示す図で、(a)は斜め上方から見た斜視図、(b)は斜め下方から見た斜視図である。
本実施形態のドアサッシュ20は、前記したように、その下部21aをドア本体1のサッシュ取付部12aにいわゆるインロー結合することで一体化される。インロー結合については、後記する。
ドアサッシュ20は、図5(a)(b)に示すように、押出成形によって2つの閉断面部が一体的に形成された断面略L字形状を呈しており、自動車Cの車内側に位置して、自動車Cのドア開口周縁部C1に当接する第1の閉断面部21と、自動車Cの車外側に位置して、一部がドアの外装面D1をなす第2の閉断面部22とを有している。
第1の閉断面部21は、図5(b)に示すように、ドア開口周縁部C1に取り付けられた車体側ウェザーストリップW1に当接する側(側面)が平面視凹凸状に形成された断面略五角形状を呈しており、突状部分となる角部21’に車体側ウェザーストリップW1が当接するようになっている。
図6,図7(a)(b)に示すように、第1の閉断面部21の下部21aには、ドア本体1のサッシュ取付部12aと結合される部分に、縮径された状態の段部21cが形成されており、第1の閉断面部21の下部21aは、ドア本体1のサッシュ取付部12aの内壁12a’にインロー結合可能に設けられている。なお、インロー結合させた状態で、ドア本体1のサッシュ取付部12aの外面と第1の閉断面部21の外面とが略面一(図8(a)(b)参照)となるように、各部の寸法が設定されている。
また、図6に示すように、第2の閉断面部22は、略長四角形状を呈しており、外装面D1の端部D2が自動車Cの後方へ向けて延設され、車体側ウェザーストリップW2(図5(b)参照)に当接するようになっている。なお、本実施形態では、外装面D1の端部D2は、ドアサッシュ20の長手方向(上下方向)に亘って、自動車Cの後方へ一定の長さだけ延設されている。
第2の閉断面部22は、その下部22aが第1の閉断面部21よりも下方へ長く延出されており、図8(a)(b)に示すように、ドア本体1の側部に対して図示しない構造用接着剤とリベットとを併用して固着されている。本実施の形態では、図8(b)に示すように、第2の閉断面部22の下部22aに沿って、第1の閉断面部21の側部21bが残存する状態に、第1の閉断面部21が切り欠かれて設けられており、連結部21dがドア本体1の角部1aに略密着した状態で沿うようにされている。なお、ドア本体1の張出部1bとの干渉を回避すべく、第2の閉断面部22の下部22aにおいて端部D2が切り欠かれている。
このような、第1の閉断面部21の側部21bおよび第2の閉断面部22の側部22bで囲まれる部分には、図5(b)に示すように、ドアガラスGの後端部G1が配置されるようになっており、ドアガラスGの後端部G1を挾持して上下方向に摺動案内する図示しないドアランチャンネルを係合保持するための保持部23が形成されている。
ここで、前記車体側ウェザーストリップW1は、図5(b)に示すように、ドアサッシュ20の第1の閉断面部21に弾性をもって当接する中空状のインナーシール部W11と、ドア開口周縁部C1に保持される複数の保持片W12aを有する保持部W12とを備えて構成されている。また、車体側ウェザーストリップW2は、ドアサッシュ20の第2の閉断面部22の端部D2に弾性をもって当接する中空状のシール部W21を備えており、複数の保持片W22により図示しないドア開口周縁部に取り付けられている。
本実施形態では、ドアサッシュ20の上端部が、前側ドアサッシュ15に溶接によって連結されるように構成した。なお、このドアサッシュ20に前側ドアサッシュ15を一体的に形成してもよい。
また、図4に示すように、アッパインナフレーム13は、前枠部材11に前端部13aが固着され、後枠部材12に後端部13bが固着されて取り付けられ、上端に、ドアガラスG(図1参照)のガイド部13cが一体形成されている。
アッパアウタフレーム14は、アッパインナフレーム13の車外側に略平行に配置され、前端部14aが前枠部材11に固着され、後端部14bが後枠部材12に固着され、複数箇所に設けられた接着性シール部材によって図示しないアウタパネルに下部14cが固着されるようになっている。
また、ドアビーム17は、例えば、アルミニウム合金等の軽金属からなる補強部材であり、ドア本体1に対して斜めに配置した断面が略四角形な管状部材から形成されている。ドアビーム17は、前端部17aの取付位置が後端部17bの取付位置よりも高くされた状態に連結されている。
以上説明した車両のドア構造によれば、押出成形によって複数の閉断面部が一体的に形成されたドアサッシュ20を備えてなり、第1の閉断面部21をドア開口周縁部C1との当接部として用いることができるとともに、第2の閉断面部22の一部をドア本体1の外装面D1として用いることができるので、従来のように部品を複数種類結合させてドアサッシュを構成する煩雑さがなく、低コスト化を図ることができるとともに、剛性を高めることができるドア構造が得られる。また、ドアサッシュ20は、押出成形によって2つの閉断面部21,22が一体的に形成されてなるので、シンプルで意匠性にも優れた車両のドア構造が得られる。
また、第1の閉断面部21は、その下部21aがドア本体1のサッシュ取付部12aにインロー結合されるので、結合部分における段差をなくすことができ、車両のドア開口周縁部C1(図5(b)参照)とのシール性を高めることができる。
さらに、第2の閉断面部22は、その下部22aが第1の閉断面部21よりも下方へ延出されてドア本体1に固定される構成であるので、第1の閉断面部21の下部21aがドア本体1のサッシュ取付部12aにインロー結合されることと相俟って、ドア本体1に対するドアサッシュ20の取付剛性が高められた車両のドア構造が得られる。
また、第1の閉断面部21の側部21bおよび第2の閉断面部22の側部22bにより、ドアランチャンネルを保持するための保持部23が形成されているので、保持部23の剛性を高くすることができ、ドアガラスGのスムーズな昇降を実現することができる。また、保持部23の剛性が高くなることにより、ドアガラスGの振動が抑制され、静粛性も向上されるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されることなく適宜変形して実施することが可能である。
図9,図10に前記実施形態の変形例を示す。図9は実施形態の変形例に係る車両のドア構造におけるドアサッシュの側面図(ドアサッシュの断面形状との対応関係を一部図示)、図10は同じくドアサッシュの斜視図である。
図9,図10に示すように、この変形例の車両のドア構造は、ドアサッシュ20’が、上部から下部へ幅広に形成された末広がり状に形成されている点が異なる。
第2の閉断面部22の外装面D1は、上部側の端部D2Aの寸法L1に比べて下部側の端部D2Bの寸法L2が幅広となるように形成されており、これによって、前記した末広がり状を呈している。
このようなドアサッシュ20’は、第2の閉断面部22の外装面D1の端部を予め幅広(寸法L2を備えた大きさ)に押出形成しておいて、これを末広がり形状となるように斜めにカットすることにより簡単に形作ることができる。したがって、従来のように、予め所定のデザインに合わせて加工等した部品を複数種類結合させて構成するというような煩雑さがなく、デザイン性に優れたドアサッシュ20’を簡単に形成することができる。また、一般的な押出成形によりドアサッシュ20’を形成することができるので、生産性に優れているという利点が得られる。また、カットを行うことにより、外装面D1を任意の形状とすることができるので、デザインの自由度の高い車両のドア構造が得られる。
前記実施形態では、ドアサッシュ20,20’に形成される閉断面部を2つとした例を示したが、これに限られることはなく、3つ以上設けてもよい。また、閉断面部の形状は、適宜の形状を採用し得る。
本発明の一実施の形態に係る車両のドア構造が適用された自動車の側面図である。 同じく車両のドア構造を示す図で、車外側から見たドアサッシュおよびドア本体の拡大斜視図である。 同じく車内側から見たドアサッシュおよびドア本体の拡大斜視図である。 同じく車両のドア構造を説明するための拡大分解斜視図である。 (a)は図1のa−a線におけるドアサッシュの拡大断面図、(b)は図1のa−a線における自動車のドア開口周縁部およびドアサッシュの拡大断面図である。 サッシュ取付部に対するドアサッシュの取り付けを示す斜視図である。 (a)(b)は図6のb−b線で第1の閉断面部およびサッシュ取付部を切断して表した、インロー結合の説明図である。 サッシュ取付部におけるドアサッシュの取付状態を示す図で、(a)は斜め上方から見た斜視図、(b)は斜め下方から見た斜視図である。 実施形態の変形例に係る車両のドア構造におけるドアサッシュの側面図(ドアサッシュの断面形状との対応関係を一部図示)である。 同じくドアサッシュの斜視図である。
符号の説明
1 ドア本体
12a サッシュ取付部
12e 取付部
14 アッパアウタフレーム
20 ドアサッシュ
20’ ドアサッシュ
21a 下部
21 閉断面部
21’ 角部
21b 側部
21c 段部
22 閉断面部
22a 下部
22b 側部
23 保持部
C 自動車
C1 ドア開口周縁部
D1 外装面
D2 端部
G ドアガラス
G1 後端部

Claims (4)

  1. ドアガラスを保持するためのドアサッシュと、前記ドアサッシュが固定されるドア本体と、を有する車両のドア構造であって、
    前記ドアサッシュは、押出成形によって複数の閉断面部が一体的に形成されてなり、
    前記複数の閉断面部は、少なくとも、車両の車内側に位置して、前記車両のドア開口周縁部に当接する第1の閉断面部と、前記車両の車外側に位置して、一部が前記ドア本体の外装面をなす第2の閉断面部とを有することを特徴とする車両のドア構造。
  2. 前記第1の閉断面部は、その下部が前記ドア本体にインロー結合され、前記第2の閉断面部は、その下部が前記第1の閉断面部よりも下方へ延出されて前記ドア本体に固定されることを特徴とする請求項1に記載の車両のドア構造。
  3. 前記第1の閉断面部の側部および前記第2の閉断面部の側部により、ドアランチャンネルを保持するための保持部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両のドア構造。
  4. 前記第2の閉断面部の外装面をなす部位は、車両の前後方向に延設された端部を備えてなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両のドア構造。
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