JP2006131068A - 車両のドア構造 - Google Patents
車両のドア構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006131068A JP2006131068A JP2004321837A JP2004321837A JP2006131068A JP 2006131068 A JP2006131068 A JP 2006131068A JP 2004321837 A JP2004321837 A JP 2004321837A JP 2004321837 A JP2004321837 A JP 2004321837A JP 2006131068 A JP2006131068 A JP 2006131068A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- vehicle
- closed cross
- sash
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】 ドアガラスGを保持するためのドアサッシュ20と、ドアサッシュ20が固定されるドア本体1と、を有し、ドアサッシュ20は、押出成形によって複数の閉断面部が一体的に形成されてなり、複数の閉断面部は、少なくとも、車両の車内側に位置して、車両のドア開口周縁部C1に当接する第1の閉断面部21と、車両の車外側に位置して、一部がドア本体1の外装面D1をなす第2の閉断面部22とを備える。
【選択図】 図5
Description
また、ドアサッシュを有する車両のドア構造において、ドアサッシュの剛性を高めることが望まれていた。
さらに、例えば、末広がりデザインのドアサッシュ等を形成する場合には、デザインに合わせて加工等した部品を複数種類結合させて構成する必要がありドアサッシュの形成が煩雑であった。
また、ドアサッシュのデザインの自由度を高めることができる車両のドア構造を提供することを第2の課題とする。
また、ドアサッシュのデザインの自由度を高めることができる車両のドア構造が得られる。
図2〜図4に示すように、ドア本体1は、車両の前方側に設けた前枠部材11と、車両の後方側に設けた後枠部材12と、前枠部材11と後枠部材12とを連結して車内側に設けられるアッパインナフレーム13と、アッパインナフレーム13の車外側に設けられるアッパアウタフレーム14と、ドアガラスG(図1参照)を支持するドアサッシュ20と、前枠部材11と後枠部材12とを連結する下部フレーム16と、ドア本体1の補強部材としてのドアビーム17と、ドア本体1を車体に回動自在に設置するためのヒンジ部材18,18とを主として構成されている。ドア本体1は、前枠部材11と、後枠部材12と、アッパインナフレーム13およびアッパアウタフレーム14と、下部フレーム16とで井桁状の枠体を形成している。ドア本体1のこの井桁状の枠体箇所の周縁部には、ヘミング加工と構造用接着剤とを併用して図示しないアウタパネルが固着される。
係合溝11bは、前記サッシュ取付部11aの近傍の下側後方部に形成された略U字状の溝であり、この係合溝11bには、アッパインナフレーム13の前端部13aが構造用接着剤を介して嵌着されるとともに、さらに図示しないリベットを併用して固着されている。
固着面11cは、前記係合溝11bの前側に形成される平らな面であり、この固着面11cには、アッパアウタフレーム14の前端部14aおよびアウタパネルの上端部が構造用接着剤を介して接着されるとともに、図示しないリベットにより固着されている。
後枠部材12は、ドア本体1の後側の骨格を形成する部材であり、例えば、アルミダイキャスト型で成形したアルミダイキャスト品等の軽金属により形成されている。この後枠部材12は、ドアサッシュ20が固着されるサッシュ取付部12aと、アッパインナフレーム13が固着される係合溝12bと、ドアビーム17が固着される固着面12cと、下部フレーム16が固着される連結部12dとを有してなる。
サッシュ取付部12aには、後記するドアサッシュ20の下部21aがインロー結合される平面視略コ字形の結合部が形成されている。
サッシュ取付部12aの下方には、ドアサッシュ20の下部22aが取り付けられる平らな取付部12eが形成されている。係合溝12bは、前記サッシュ取付部12aの近傍の前方部に形成された略U字状の溝であり、この係合溝12bには、アッパインナフレーム13の後端部13bが嵌合されるとともに、構造用接着剤によって固着されている。
固着面12cは、後枠部材12の下側前端部に形成された平らな面であり、この固着面12cには、ドアビーム17の後端部17bが構造用接着剤によって固着されている。
連結部12dは、前記した連結部11eと対称な形状をしたものであり、後枠部材12の下部から前枠部材11に向けて突出形成され、下部フレーム16と図示しないアウタパネルとに固着されている。
ドアサッシュ20は、図5(a)(b)に示すように、押出成形によって2つの閉断面部が一体的に形成された断面略L字形状を呈しており、自動車Cの車内側に位置して、自動車Cのドア開口周縁部C1に当接する第1の閉断面部21と、自動車Cの車外側に位置して、一部がドアの外装面D1をなす第2の閉断面部22とを有している。
図6,図7(a)(b)に示すように、第1の閉断面部21の下部21aには、ドア本体1のサッシュ取付部12aと結合される部分に、縮径された状態の段部21cが形成されており、第1の閉断面部21の下部21aは、ドア本体1のサッシュ取付部12aの内壁12a’にインロー結合可能に設けられている。なお、インロー結合させた状態で、ドア本体1のサッシュ取付部12aの外面と第1の閉断面部21の外面とが略面一(図8(a)(b)参照)となるように、各部の寸法が設定されている。
図9,図10に前記実施形態の変形例を示す。図9は実施形態の変形例に係る車両のドア構造におけるドアサッシュの側面図(ドアサッシュの断面形状との対応関係を一部図示)、図10は同じくドアサッシュの斜視図である。
第2の閉断面部22の外装面D1は、上部側の端部D2Aの寸法L1に比べて下部側の端部D2Bの寸法L2が幅広となるように形成されており、これによって、前記した末広がり状を呈している。
このようなドアサッシュ20’は、第2の閉断面部22の外装面D1の端部を予め幅広(寸法L2を備えた大きさ)に押出形成しておいて、これを末広がり形状となるように斜めにカットすることにより簡単に形作ることができる。したがって、従来のように、予め所定のデザインに合わせて加工等した部品を複数種類結合させて構成するというような煩雑さがなく、デザイン性に優れたドアサッシュ20’を簡単に形成することができる。また、一般的な押出成形によりドアサッシュ20’を形成することができるので、生産性に優れているという利点が得られる。また、カットを行うことにより、外装面D1を任意の形状とすることができるので、デザインの自由度の高い車両のドア構造が得られる。
12a サッシュ取付部
12e 取付部
14 アッパアウタフレーム
20 ドアサッシュ
20’ ドアサッシュ
21a 下部
21 閉断面部
21’ 角部
21b 側部
21c 段部
22 閉断面部
22a 下部
22b 側部
23 保持部
C 自動車
C1 ドア開口周縁部
D1 外装面
D2 端部
G ドアガラス
G1 後端部
Claims (4)
- ドアガラスを保持するためのドアサッシュと、前記ドアサッシュが固定されるドア本体と、を有する車両のドア構造であって、
前記ドアサッシュは、押出成形によって複数の閉断面部が一体的に形成されてなり、
前記複数の閉断面部は、少なくとも、車両の車内側に位置して、前記車両のドア開口周縁部に当接する第1の閉断面部と、前記車両の車外側に位置して、一部が前記ドア本体の外装面をなす第2の閉断面部とを有することを特徴とする車両のドア構造。 - 前記第1の閉断面部は、その下部が前記ドア本体にインロー結合され、前記第2の閉断面部は、その下部が前記第1の閉断面部よりも下方へ延出されて前記ドア本体に固定されることを特徴とする請求項1に記載の車両のドア構造。
- 前記第1の閉断面部の側部および前記第2の閉断面部の側部により、ドアランチャンネルを保持するための保持部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両のドア構造。
- 前記第2の閉断面部の外装面をなす部位は、車両の前後方向に延設された端部を備えてなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両のドア構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004321837A JP4250134B2 (ja) | 2004-11-05 | 2004-11-05 | 車両のドア構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004321837A JP4250134B2 (ja) | 2004-11-05 | 2004-11-05 | 車両のドア構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006131068A true JP2006131068A (ja) | 2006-05-25 |
JP4250134B2 JP4250134B2 (ja) | 2009-04-08 |
Family
ID=36724998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004321837A Expired - Fee Related JP4250134B2 (ja) | 2004-11-05 | 2004-11-05 | 車両のドア構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4250134B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010120571A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Shiroki Corp | 押出成形車両ドアサッシュ |
JP2013136383A (ja) * | 2013-04-05 | 2013-07-11 | Shiroki Corp | 車両ドアサッシュ |
JP2015033959A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ドア構造 |
JP2015067127A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | アイシン精機株式会社 | 車両用ドアサッシュ |
JP2015098247A (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | シロキ工業株式会社 | サッシュ部材 |
-
2004
- 2004-11-05 JP JP2004321837A patent/JP4250134B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010120571A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Shiroki Corp | 押出成形車両ドアサッシュ |
JP2013136383A (ja) * | 2013-04-05 | 2013-07-11 | Shiroki Corp | 車両ドアサッシュ |
JP2015033959A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ドア構造 |
JP2015067127A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | アイシン精機株式会社 | 車両用ドアサッシュ |
JP2015098247A (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | シロキ工業株式会社 | サッシュ部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4250134B2 (ja) | 2009-04-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6336740B2 (ja) | サッシュ部材 | |
JP5303211B2 (ja) | 車両用ドア構造体およびその製造方法 | |
JP2009012562A (ja) | 車体側部構造 | |
JP5883595B2 (ja) | 車両用ドア及び車両用ドアの製造方法 | |
JP6026091B2 (ja) | 車両用ドアフレーム | |
US20140217772A1 (en) | Vehicle door fram structure | |
JP4781798B2 (ja) | 車両ドア構造 | |
EP1270377B1 (en) | Body upper structure for vehicle | |
JP2012218648A (ja) | 車両用ドア | |
JP5056233B2 (ja) | 車両用ドア構造 | |
JP2016203893A (ja) | ガラスランの固定構造 | |
JP4250134B2 (ja) | 車両のドア構造 | |
JP4885988B2 (ja) | ドアサッシュ | |
JP6467465B2 (ja) | 車両 | |
JP6110624B2 (ja) | 車両用ドアフレーム | |
JP2019209832A (ja) | 車両用ドアのシール構造 | |
KR20190071024A (ko) | 차량용 도어 | |
JP2009262893A (ja) | 車両用ドア | |
JP4765660B2 (ja) | 車両用ドア構造 | |
JP4743761B2 (ja) | 自動車の窓シール構造 | |
JP2015193275A (ja) | 車両用ドア構造 | |
JP2005306365A (ja) | ドアフレーム構造 | |
JP2019209833A (ja) | 車両用ドアのシール構造 | |
JP5217487B2 (ja) | フェンダ端部の遮音構造 | |
JP2019214301A (ja) | 自動車のドア構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20061128 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080424 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080603 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080730 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20090113 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20090116 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120123 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |