JP2007175911A - ロール紙プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】プリンタ本体側の印字ヘッドと開閉蓋側のプラテン部材のギャップのばらつきを抑制可能なロール紙プリンタを提案すること。
【解決手段】ロール紙プリンタ1では、プリンタ本体2の側にインクジェットヘッド16が搭載されたキャリッジ17が配置され、プリンタ本体2に開閉可能に取り付けた開閉蓋3の側にプラテンガイド33が取り付けられている。開閉蓋3を閉じると、その両側から突出している支軸52の軸端部52aが、プリンタ本体側のヘッドユニットフレーム14の前板部分14cに形成した係合溝14gに嵌り、当該係合溝14gによって案内されて閉じ位置に到る。前板部分14cは、キャリッジ17の上下方向の位置決めと同時に開閉蓋3のプラテンガイド33の上下方向の位置決めも行う。同一部材によって位置決めを行うことにより、プラテンギャップをばらつき無く一定に保持できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、ロール紙の装填作業が簡単に出来るように開閉蓋を開けると紙送り経路が開放状態になるように構成されているロール紙プリンタに関するものである。更に詳しくは、プリンタ本体側の印字ヘッドと開閉蓋側のプラテン部材のギャップのばらつきを抑制可能な機構を備えたロール紙プリンタに関するものである。
レシートなどを発行するロール紙プリンタにおいては、ロール紙の装填作業を簡単に行うことができるようにするために、開閉蓋を開けると、ロール紙収納部から記録紙排出口に到る紙送り経路を開放状態にできる構造のものが知られている。この構造のロール紙プリンタでは、開閉蓋の側に、プラテン部材、紙押えローラなどが搭載されている。
開閉蓋を閉じた状態では、プリンタ本体側のキャリッジに搭載されている印字ヘッドに一定のギャップでプリンタ部材が対峙し、プリンタ本体側の紙送りローラに対して紙押えローラが圧接している。開閉蓋を開けると、これらの部材が離れて記録紙搬送経路が開放状態になる。ロール紙収納部に収納したロール紙から記録紙を引き出した後に、開閉蓋を閉じると、記録紙が紙送りローラと紙押えローラに挟まれ、プラテン部材によって規定される印字位置を通って記録紙排出口から引き出された状態が自動的に形成される。特許文献1にはこのような構成のロール紙プリンタが開示されている。
特開2002−308482号公報
ここで、シリアル型のプリンタでは、印字ヘッドが搭載されているキャリッジがプリンタ本体側のキャリッジフレームによって、主走査方向に往復移動可能な状態で位置決めされており、プラテン部材は開閉蓋の側のフレームに取り付けられている。また、開閉蓋はプリンタ本体側のフレームあるいはベースに対して支軸を中心に回転できるように取り付けられている。したがって、組付け誤差、部品誤差などに起因して、キャリッジに搭載されている印字ヘッドと、開閉蓋に搭載されているプラテン部材との間のギャップにばらつきが発生するおそれがある。かかるプラテンギャップがばらつくと印字品質の低下を招くおそれがある。
本発明の課題は、この点に鑑みて、プリンタ本体側の印字ヘッドと開閉蓋側のプラテン部材のギャップのばらつきを抑制可能なロール紙プリンタを提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のロール紙プリンタは、ロール紙を出し入れするための開口部を封鎖している開閉蓋と、本体側フレームに搭載されている印字ヘッドと、前記開閉蓋に搭載されているプラテン部材と、前記開閉蓋を閉じる際に、当該開閉蓋に係合して、前記プラテン部材の前記印字ヘッドに対するギャップを規定する開閉蓋位置決め部とを有し、前記開閉蓋位置決め部は、前記本体側フレームに形成されていることを特徴としている。
プラテン部材が搭載されている開閉蓋が、印字ヘッドが搭載されている本体側フレームによって位置決めされる。したがって、印字ヘッドとプラテン部材が同一の本体側フレームによって位置決めされるので、部品組付け誤差に起因するプラテンギャップのばらつきを抑制でき、当該プラテンギャップを精度良く一定に保持できる。
ここで、シリアル型のロール紙プリンタにおいては、前記印字ヘッドが主走査方向に往復移動可能なキャリッジに搭載される。この場合、前記本体側フレームとして、前記キャリッジを主走査方向に往復移動可能な状態で位置決めしているキャリッジ位置決め部が形成されているキャリッジフレームを用いることができる。
また、本発明では、前記開閉蓋は前記プラテン部材が取り付けられている蓋フレームを備え、前記蓋フレームに、前記開閉蓋位置決め部に係合する蓋側係合部が形成されていることを特徴としている。プラテン部材が取り付けられている蓋フレームを、直接、開閉蓋位置決め部によって位置決めできるので、プラテン部材を精度良く位置決めでき、したがって、プラテンギャップのばらつきを確実に抑制できる。
この場合、前記蓋側係合部を、前記開閉蓋の開閉中心軸線に平行な方向に突出している係合軸とすることができ、前記開閉蓋位置決め部を、前記開閉蓋の開き方向の側から前記係合軸を受け入れ可能な係合溝とすることができる。
本発明のロール紙プリンタでは、印字ヘッドあるいは、印字ヘッドを搭載しているキャリッジが配置されている本体側フレームに開閉蓋位置決め部を形成し、開閉蓋に搭載されているプラテン部材と、本体側フレームの側の印字ヘッドとのギャップを規定している。同一の本体側フレームによって印字ヘッドとプラテン部材の位置決めが行われるので、それらのギャップを精度良く一定に保持できる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したプリンタの実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1は本発明を適用したインクジェット式のロール紙プリンタの外観斜視図であり、図2はその開閉蓋を全開にした状態の外観斜視図である。本例のロール紙プリンタ1は全体としてほぼ直方体形状をしたプリンタ本体2と、当該プリンタ本体2の前面に取り付けた開閉蓋3とを有している。プリンタ本体2の外装ケース2aの前面には所定幅の記録紙排出口4が形成されている。記録紙排出口4の下側には排紙ガイド5が前方に突出しており、当該排紙ガイド5の側方には蓋開閉レバー6が配置されている。外装ケース2aにおける排紙ガイド5および蓋開閉レバー6の下側には、ロール紙出し入れ用の矩形の開口部2bが形成されており、この開口部2bが開閉蓋3によって封鎖されている。
蓋開閉レバー6を操作すると開閉蓋3のロックが解除される。排紙ガイド5を前方に引くと、図2に示すように、開閉蓋3が下端部を中心として前方にほぼ水平となるまで開く。開閉蓋3が開くと、プリンタ内部に形成されているロール紙収納部11が開放状態となり、同時に、ロール紙収納部11から記録紙排出口4に到る記録紙搬送経路が開放状態となり、プリンタ前方からロール紙の交換作業などを簡単に行うことができるようになっている。
また、開閉蓋3の右隣にも開口部2cが形成されており、ここには、下端を中心として開閉可能な開閉蓋7が取り付けられている。この開閉蓋7を開けると、インク供給部であるインクカートリッジ装填部18が開放状態となり、インクカートリッジの交換などを行うことができる。開閉蓋3の左隣は操作面2dとなっており、ここには、LEDからなる状態表示ランプ、ペーパーフィードボタンなどが配列されている。
図3はロール紙プリンタ1における外装ケース2aに内蔵されているプリンタ機構部を
示す斜視図であり、図4はプリンタ機構部を前後方向に切断した場合の概略縦断面図である。プリンタ機構部10は、その幅方向の中央部分にロール紙収納部11を備えており、このロール紙収納部11にはロール紙12がプリンタ幅方向に向いた横置き状態で収納される。ロール紙収納部11の上側には、ヘッドユニット13が水平に取り付けられている。ヘッドユニット13はヘッドユニットフレーム14を備え、このヘッドユニットフレーム14の左右の側板部分14a、14bの間にはキャリッジガイド軸15が水平にプリンタ幅方向に架け渡されている。このキャリッジガイド軸15に沿ってインクジェットヘッド16が下向き状態で搭載されているキャリッジ17が往復移動可能となっている。
また、ヘッドユニットフレーム14の前板部分14cはキャリッジフレームであり、この内側面には、プリンタ幅方向(主走査方向)に向けて水平に延びるガイドレール14dが固定されている。このガイドレース14dの上面(キャリッジ位置決め部)にキャリッジ17の前側の下面部分がスライド自在な状態で乗っており、当該ガイドレール14dによってキャリッジ17の上下方向の位置決めが行われている。
図3に示すように、ロール紙収納部11の右隣におけるヘッドユニット13の左側部分の下側部位には、インクカートリッジ装填部18およびヘッドメンテナンスユニット20が配置されている。下側に配置されているインクカートリッジ装填部18には不図示のインクカートリッジを装着可能である。上側に配置されているヘッドメンテナンスユニット20は、公知のヘッドメンテナンスユニットと同様に、インクジェットヘッド16のノズル面を払拭するためのワイパおよびノズル面の各ノズルから吐出あるいは排出された廃インクを回収するための回収部(図示せず)が備わっている。ロール紙収納部11の左隣におけるヘッドユニット13の右側部分の下側部位は、制御基板(図示せず)が装着されている基板装着部22となっている。
図4に示すように、プリンタ機構部10の内部においては、ロール紙収納部11とヘッドユニット13の間における後側の部位に、プリンタ幅方向に沿って記録紙ガイド32が水平に配置されている。記録紙ガイド32の前側には、一段高い位置においてプリンタ前後方向に水平に、プラテンガイド33が配置されている。プラテンガイド33の真上には、キャリッジ17に搭載されたインクジェットヘッド16が配置されている。インクジェットヘッド16のノズル面16aは、プラテンガイド33の上面33aに対して一定のギャップで対峙しており、当該上面33aによって印字位置が規定されている。
印字位置を規定しているプラテンガイド33と、記録紙ガイド32との間には、後側紙送りローラ34がプリンタ幅方向に水平に架け渡されている。後側紙送りローラ34には下側から所定幅の後側紙押えローラ35が所定の押圧力で押し付けられている。プラテンガイド33における前端側の部位には、前側紙送りローラ37が配置されている。前側紙送りローラ37には、上側から前側紙押えローラ38が押し付けられている。後側紙送りローラ34および前側紙送りローラ37は、ヘッドユニット13に搭載されている紙送りモータ36によって駆動される。
キャリッジ17は、キャリッジモータ39およびタイミングベルト40を備えたキャリッジ搬送機構によって、プリンタ幅方向(印字幅方向)に往復移動する。キャリッジ17は先に述べたように、ガイドレール14dの上面にスライド可能に乗っており、当該ガイドレール14dによって上下方向の位置決めが行われている。換言すると、キャリッジ17に搭載されているインクジェットヘッド16のノズル面16aの高さ位置が規定されている。キャリッジ17が往復移動すると、そこに搭載されているインクジェットヘッド16により、ロール紙12から繰り出されて印字位置を通過する記録紙12aの表面に印字が行われる。
キャリッジ17にはインクダンバ41が搭載されており、ここには、可撓性のインクチューブ42が接続されている。インクチューブ42を介して、インクカートリッジ装填部18に装着されているインクカートリッジから各色のインクがインクジェットヘッド16に供給され、インクジェットヘッド16によりフルカラー印刷を行うことが可能となっている。
印字後の記録紙12aが排出される記録紙排出口4には、鋏式の記録紙切断装置44が配置されている。記録紙切断装置44の固定刃45は上向き状態で垂直に配置されており、その可動刃46は下向きで垂直に配置されている。可動刃駆動機構47によって可動刃46がプリンタ幅方向の一方の端を支点として上下方向に旋回すると、固定刃45との接触点がプリンタ幅方向に移動して、これらの間に位置する記録紙12aを幅方向に切断できる。
ここで、開閉蓋3には、その蓋フレーム51に、プラテンガイド33、記録紙ガイド32、後側紙押えローラ35、前側紙送りローラ37、および固定刃45が搭載されている。また、蓋フレーム51の前端には、蓋開閉レバー6および記録紙排出ガイド5が取り付けられている。開閉蓋3は、例えば平行リンク機構によって、水平状態を保持したまま開閉するように構成されている。
開閉蓋3を開けると、ロール紙収納部11のロール紙出し入れ用の開口部2bが開放状態になると共に、ロール紙収納部11から記録紙排出口4に到る記録紙搬送経路が開放状態になる。したがって、ロール紙収納部11にロール紙12を収納し、ロール紙12から記録紙12aを所定の長さだけ引き出し、しかる後に開閉蓋3を閉じると、図4において太い一点鎖線で示すように、ロール紙収納部11に収納されているロール紙12から引き出された記録紙12aが、記録紙ガイド32によってガイドされ、第1紙送りローラ34および第1紙押えローラ35の間からプラテンガイド33の上面33a(印字位置)を経由して第2紙送りローラ37および第2紙押えローラ38の間を通って記録紙排出口4から外部に引き出された記録紙セット状態が形成される。
この状態で後側紙送りローラ34および前側紙送りローラ37が回転すると、記録紙12aの搬送が開始される。記録紙12aの搬送に同期させてインクジェットヘッド16が駆動され、印字位置を通過する記録紙12aの表面に印字が行われる。所定の印字が終了した後は、例えば、印字後の記録紙12aが記録紙排出口4から排出された状態で搬送が停止し、記録紙切断装置44によって記録紙12aが切断され、所定長さの印字済みの記録紙片が発行される。
(開閉蓋のロック機構)
図5は、プリンタ機構部10を、ロール紙収納部11と基板装着部22の間の位置で切断した場合の概略断面図である。また、図6は開閉蓋のロック機構を示す説明図である。
これらの図を参照して説明すると、本例の開閉蓋3のロック機構は、蓋フレーム51の前側部分において開閉蓋開閉方向に回転自在の状態で掛け渡されている支軸52と、支軸52の両端部に固定されている蓋側係合部である左右一対のロックレバー53(図においては一方の側のみを示してある。)と、プリンタ本体2の側に設けられている本体側係合部である左右一対の係合軸54(図においては一方の側のみを示してある。)を備えている。支軸52の端には蓋開閉レバー6が固着されており、蓋開閉レバー6を押すと、支軸52が回転して、その両端に固定されているロックレバー53の先端側(プリンタ後側の部分)を上方に旋回させることができる。ロックレバー53は捻りばねなどによって常にロック方向に付勢されている。
ロックレバー53は、支軸52の両端部からプリンタ後方に向けて突出しているほぼ一定幅の垂直板であり、その先端部の下端面はプリンタ後側から前側に向けて下方に傾斜している傾斜端面53aとなっている。傾斜端面53aの下端部分には、係合軸54に対してプリンタ後側(開閉蓋の閉じ方向の前側)から係合可能なフック部分53bが形成されている。すなわち、傾斜端面53aの下端には上方に折れ曲がった係合端面53cが連続し、係合端面53cの上端にはプリンタ前側に折れ曲がって延びる下端面53dが連続している。
プリンタ本体側の左右の係合軸54は、ロール紙収納部11の両側の側板部分55の外側面からプリンタ幅方向の外方に向けて直角に突出している軸である。換言すると、開閉蓋3の回転中心軸線に平行な方向に延びている軸である。開閉蓋3を閉じると、その閉じ動作に伴って、ロックレバー53の傾斜端面53aが係合軸54に当り、この後は、ロックレバー53が上方に押し上げられ、フック部分53bが係合軸54を乗り越え、その係合端面53cがプリンタ後側から係合軸54に係合したロック状態が形成される。
ロック状態において、蓋開閉レバー6を押し込むと、左右のロックレバー53の先端部分が上方に旋回して、それらのフック部分53bが係合軸54から上方に外れ、ロック状態が解除される。
ここで、係合軸54に対してロックレバー53を確実にロックできるように、開閉蓋3はその閉じ位置よりも僅かではあるが余分にプリンタ後方に押し込み可能となっている。したがって、ロック状態においては、開閉蓋3は前後方向にガタ付きのある状態となる。本例のロック機構には次に述べる付勢機構が付設されており、当該付勢機構によってかかるガタ付きが防止されるので、開閉蓋3を閉じ位置に位置決めした状態でロックすることができる。
本例の付勢機構は、開閉蓋3に搭載されている固定刃45と、この固定刃45をプリンタ後方側(開閉蓋の閉じ方向)に引張っている引張りコイルばね61を備えている。固定刃45は、蓋フレーム51の前端部分51aによってプリンタ前後方向(開閉蓋の開閉方向)に僅かに移動可能な状態で取り付けられている。引張りコイルばね61は、固定刃45の左右の端部分に前端が掛止され、それらの後端は、蓋フレーム51における固定刃45よりも後側の部位に形成したバネ掛け51bに掛止されている。これらの引張りコイルばね61によって固定刃45はプリンタ後側(開閉蓋の閉じ方向)に常時、付勢されている。
固定刃45の左右の端部分には上方に突出した左右一対の当接板部分45a(蓋側当接部)が形成されている。これらの当接板部分45aは、ヘッドユニット13におけるユニットフレーム14の前板部分14cの両端側下縁部分の前面部分(本体側当接部)にプリンタ前方から当接可能となっている。本例では、開閉蓋3を閉じる際における、ロック機構のロックレバー53のフック部分53bが係合軸54に掛止する直前の時点において、当接板部分45aが前板部分14cの前面部分に当接するように設定されている。
開閉蓋3を閉じる際には、ロック機構の左右のロックレバー53のフック部分53bがプリンタ本体2側の左右の係合軸54に掛止する直前の時点で、固定刃45の左右の当接板部分45aが、プリンタ本体側の前板部分14cの前面部分に当たる。開閉蓋3を押し込み、ロック機構によるロック状態が形成されると、固定刃45は所定の押圧力によってプリンタ本体2側から前方に押された状態になる。固定刃45は左右一対の引張りコイルばね61によって、開閉蓋3の蓋フレーム51に支持されている。したがって、固定刃45に加わるプリンタ本体2側からの押圧力によって、開閉蓋3は全体としてプリンタ前方に引張られた状態になる。この結果、ロック機構における左右のロックレバー53のフッ
ク部分53bの係合端面53cが後側から左右の係合軸54に押し付けられた状態になる。すなわち、開閉蓋3は、閉じ位置に、ガタ付き無く位置決めされた状態でロックされる。
したがって、開閉蓋3の閉じ状態において、開閉蓋3に搭載されている後側紙押えローラ35および前側紙送りローラ37は、プリンタ本体2側の後側紙送りローラ34および前側紙押えローラ38に対して確実に位置決めされた状態で当接する。よって、これらの記録紙ニップ力を一定に保持できるので、ローラ当接位置のばらつきに起因してニップ力が変動して紙送りピッチがばらつき、印字品位が低下するなどの弊害を防止できる。
次に、閉じ位置にロックされている開閉蓋3を開ける場合の付勢機構の作用を説明する。蓋開閉レバー6を下方に押し込むと、ロック機構の左右のロックレバー53が旋回して、それらのフック部分53bが上方に移動して、プリンタ本体2の側の左右の係合軸54から外れて、ロックが解除される。
開閉蓋3には、付勢機構によって、プリンタ本体2の側から、その開き方向に所定の押圧力が作用している。ロックが解除されると、当該押圧力によって、開閉蓋3は前方(開き方向)に自動的に蹴り出される。この結果、ロック機構のロックレバー53のフック部分53bが係合軸54よりもプリンタ前方の位置に移動するので、蓋開閉レバー6の操作を解除しても、開閉蓋3が再びロック状態になることはない。
前方に蹴り出された開閉蓋3は、その下端部を中心として自重により全開状態まで自動的に開く。開閉蓋3の開き速度を調整するためには、開閉蓋3を閉じ方向に所定の力で付勢するコイルばねを、開閉蓋3の支とプリンタ本体2の間に架け渡しておけばよい。あるいは、開閉蓋3の回転中心を規定している支軸に捻りばねなどを配置しておけばよい。
このように、本例では、蓋開閉レバー6を一回だけ押し込むという簡単な操作によって、開閉蓋3のロックが解除され、開閉蓋3が開き方向に自動的に送り出される。したがって、開閉蓋3を開き際の操作性が改善される。
(プラテンガイドの位置決め機構)
次に、図5を主に参照して、開閉蓋3を閉じた状態におけるプラテンガイド33を、キャリッジ17に搭載されているインクジェットヘッド16に対して精度良く位置決めするための位置決め機構を説明する。
ヘッドユニットフレーム14の前板部分14cの両端部には、開閉蓋3の両側面に沿って下方に延びた腕部14eが形成されている。これらの腕部14eには、プリンタ後方に延びる垂直板部分14fが形成されている。各垂直板部分14fには、プリンタ前方(開閉蓋3の開き方向の側)に開いた水平な係合溝14g(開閉蓋位置決め部)が形成されている。
開閉蓋3に取り付けられている支軸52の両側の軸端部52aは、開閉蓋3が閉じ位置に到る手間の時点でこれら係合溝14gに嵌り、当該係合溝14gに沿って後方に案内されるようになっている。支軸52は開閉蓋3の蓋フレーム51に取り付けられており、当該蓋フレーム51にはプラテンガイド33が取り付けられている。
したがって、開閉蓋3は、その支軸52がプリンタ本体2側の係合溝14gに沿って案内されて、上下方向に位置決めされた状態で、閉じ位置に到る。支軸52が上下方向に位置決めされると、それが取り付けられている蓋フレーム51に搭載されているプラテンガイド33が上下方向の位置が規定される。
一方、係合溝14gは、プリンタ本体2側のヘッドユニットフレーム14における前板部分14cに形成されている。当該前板部分14cには、インクジェットヘッド16を搭載したキャリッジ17の上下方向の位置決めを行うためのガイドレール14dが取り付けられている。
したがって、本例においては、ヘッドユニットフレーム14の前板部分14cに取り付けたガイドレール14dによってキャリッジ17の上下方向の位置決めが行われると同時に、当該前板部分14cに形成した係合溝14gによって開閉蓋3のプラテンガイド33の上下方向の位置決めも行われる。この結果、プリンタ本体側のキャリッジ17に搭載されているインクジェットヘッド16のノズル面16aと、開閉蓋側のプラテンガイド33の上面33aとの間のギャップが規定される。
以上説明したように、本例では、インクジェットヘッド16が搭載されているキャリッジ17を位置決めしている前板部分14cに、開閉蓋3の上下方向の位置決め部である係合溝14gを形成してある。したがって、プラテンギャップのばらつきを抑制でき、当該ギャップを一定に保持することができる。
なお、本例はシリアル型ロール紙プリンタに関するものであるが、本発明の位置決め機構をライン型のロール紙プリンタに適用することもできる。
本発明を適用したロール紙プリンタの外観斜視図である。 開閉蓋を開いた状態のロール紙プリンタの外観斜視図である。 ロール紙プリンタのプリンタ機構部を示す斜視図である。 プリンタ機構部の概略縦断面図である。 プリンタ機構部を、基板装着部とロール紙収納部の間の位置で切断した場合の概略断面図である。 開閉蓋のロック機構を示す説明図である。
符号の説明
1 ロール紙プリンタ、2 プリンタ本体、2a 外装ケース、2b 開口部、3 開閉蓋、4 記録紙排出口、5 排紙ガイド、6 蓋開閉レバー、11 ロール紙収納部、12 ロール紙、12a 記録紙、13 ヘッドユニット、14 ヘッドユニットフレーム、14c 前板部分、14d ガイドレール、14e 腕部、14f 垂直板部分、14g 係合溝、32 記録紙ガイド、33 プラテンガイド、34 後側紙送りローラ、34a ローラ軸、35 後側紙押えローラ、37 前側紙送りローラ、37a ローラ軸、38 前側紙押えローラ、44 記録紙切断装置、45 固定刃、45a 当接板部分、46 可動刃、51 蓋フレーム、51b ばね掛け、52 支軸、53 ロックレバー、53b フック部分、54 係合軸、61 引張りコイルばね

Claims (4)

  1. ロール紙を出し入れするための開口部を封鎖している開閉蓋と、
    本体側フレームに搭載されている印字ヘッドと、
    前記開閉蓋に搭載されているプラテン部材と、
    前記開閉蓋を閉じる際に、当該開閉蓋に係合して、前記プラテン部材の前記印字ヘッドに対するギャップを規定する開閉蓋位置決め部とを有し、
    前記開閉蓋位置決め部は、前記本体側フレームに形成されていることを特徴とするロール紙プリンタ。
  2. 請求項1において、
    前記印字ヘッドを搭載したキャリッジを有し、
    前記本体側フレームは、前記キャリッジを主走査方向に往復移動可能な状態で位置決めしているキャリッジ位置決め部が形成されているキャリッジフレームであることを特徴とするロール紙プリンタ。
  3. 請求項1または2において、
    前記開閉蓋は前記プラテン部材が取り付けられている蓋フレームを備え、
    前記蓋フレームには、前記開閉蓋位置決め部に係合する蓋側係合部が形成されていることを特徴とするロール紙プリンタ。
  4. 請求項3において、
    前記蓋側係合部は、前記開閉蓋の開閉中心軸線に平行な方向に突出している係合軸であり、
    前記開閉蓋位置決め部は、前記開閉蓋の開き方向の側から前記係合軸を受け入れ可能な係合溝であることを特徴とするロール紙プリンタ。
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