JP4661591B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、ロール紙収納部などの開口部に取り付けられている開閉蓋をその閉じ位置にガタ付き無くロックすることのできる機構を備えたプリンタに関するものである。
レシートなどを発行するロール紙プリンタにおいては、ロール紙の装填作業を簡単に行うことができるようにするために、開閉蓋を開けると、ロール紙収納部から記録紙排出口に到る記録紙搬送経路を開放状態にできる構造のものが知られている。この構造のロール紙プリンタでは、例えば、開閉蓋の側に、印字ヘッドに対峙しているプラテン部材、紙送りローラに当接している紙押えローラ、鋏式記録紙切断装置の可動刃などが搭載されている。開閉蓋を開くと、これらの部材が離れて記録紙搬送経路が開放状態になるので、記録紙収納部に収納したロール紙から記録紙を引き出して開閉蓋を閉じると、自動的に記録紙が記録紙搬送経路に沿ってセットされた状態が形成される。特許文献1にはかかる構造のプリンタが開示されている。
一方、このような開閉蓋を閉じ位置にロックするためのロック機構としては、プリンタ本体の側に係合軸を配置し、開閉蓋の側に係合軸に係合可能なフック部分が先端部に形成されたロックレバーを配置した構成のものが一般的である。開閉蓋を閉じると、ロックレバーの先端部が係合軸に当り、この後は、開閉蓋の閉じ動作に伴ってロックレバーが係合軸によって押し上げられながら、そのフック部分が当該係合軸を乗り越え、開閉蓋の閉じ方向の前方側から当該フック部分が係合軸に係合したロック状態が形成される。
かかるロック機構では、ロックレバーのフック部分がプリンタ本体側の係合軸を乗り越えることができないとロック状態を形成できない。そこで、開閉蓋を、閉じ位置よりも余分に押し込むことができるようにして、ロックレバーのフック部分が確実に係合軸の後側まで移動できるようにしている。
特開2002−308482号公報
このように、開閉蓋を余分に押し込み可能であるので、ロック機構によるロック状態において開閉蓋は開閉方向に僅かに移動可能である。このため、開閉蓋を閉じ位置にガタ付きなく位置決めすることができない場合がある。開閉蓋の閉じ位置がずれると、そこに搭載されている紙押えローラがプリンタ本体側の紙送りローラに正確に当接した状態を形成できない。これらのローラの当接位置がずれると、これらの間に挟まれた状態で搬送される記録紙のニップ位置がずれ、記録紙のニップ力も変動する。この結果、記録紙の送りピッチがばらつき、紙送り精度が低下してしまう。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、開閉蓋をその閉じ位置にガタ付きなくロックすることのできる機構を備えたプリンタを提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のプリンタは、プリンタ本体に開閉可能に取り付けた開閉蓋と、前記開閉蓋を閉じ位置にロックするためのロック機構と、ロック状態における前記開閉蓋の開閉方向の位置決めを行う位置決め機構とを有し、前記ロック機構は、プリンタ本体の側の本体側係合部と、前記開閉蓋の側の蓋側係合部とを備え、前記開閉蓋を閉じると、一方が他方を乗り越えて、本体側係合部に対して、前記蓋側係合部が前記開
閉蓋の閉じ方向の前方側から係合可能となっており、前記位置決め機構は、前記開閉蓋の開閉方向に移動可能な状態で当該開閉蓋に取り付けられている当接部材と、この当接部材を前記開閉蓋の閉じ方向に付勢している付勢部材とを備え、前記開閉蓋を閉じると、前記当接部材は、前記プリンタ本体に当り、前記開閉蓋の開き方向に押圧されるようになっていることを特徴としている。
開閉蓋を閉じる際には、位置決め機構の当接部材がプリンタ本体に当り、開閉蓋の開き方向に押圧される。これと同時に、あるいは前後して、ロック機構の蓋側係合部が本体側係合部を乗り越えて、これらが係合状態になり、開閉蓋のロック状態が形成される。この状態では、開閉蓋の当接部材がプリンタ本体の側から開閉蓋の開き方向に押圧され、当該押圧力が開閉蓋に作用している。したがって、開閉蓋は全体としてその開き方向に押されるので、蓋側係合部が本体側係合部に確実に押し付けられた状態になり、開閉蓋はガタ付きなく閉じ位置にロックされた状態になる。
ここで、ロール紙プリンタなどにおいては、記録紙排出口の近傍に記録紙切断装置が搭載されている。この場合には、前記開閉蓋に固定刃を取り付け、前記プリンタ本体に可動刃を取り付けた構成を採用し、当該固定刃を前記当接部材として利用し、前記付勢部材を、当該固定刃と、前記開閉蓋における前記固定刃よりも前記開閉蓋の閉じ方向に離れた部位との間に、引張り状態で架け渡したばね部材とすることができる。この構成を採用すれば、当接部材を別途、設ける必要がない。
また、本発明をロール紙プリンタに適用する場合には、前記開閉蓋を、前記ロール紙収納部に対してロール紙を出し入れするための開口部を開閉するための開閉蓋として用いることができる。この場合には、ロール紙の装填作業を簡単に行うことができるようにするために、前記プリンタ本体に記録紙搬送用の本体側ローラを配置し、前記開閉蓋に前記本体側ローラに当接している蓋側ローラを配置しておき、当該開閉蓋を開けると、前記ロール紙収納部から前記本体側ローラと前記蓋側ローラの間、および、前記記録紙切断装置の前記固定刃と前記可動刃の間を経由して記録紙を搬送する記録紙搬送路が開放状態になるようにすることが望ましい。
かかるロール紙プリンタでは、位置決め機構によって開閉蓋がガタ付き無くその閉じ位置にロックされた状態を形成できるので、開閉蓋に搭載されている蓋側ローラを本体側ローラに精度良く当接させた状態を形成できる。よって、これらの当接位置のばらつきに起因する紙送りピッチのばらつき等の弊害も発生しない。
本発明のプリンタでは、開閉蓋を閉じ位置にロックすると、プリンタ本体側から開閉蓋に対して当該開閉蓋を開き方向に押圧する力が作用した状態が形成される。この結果、蓋側係合部が開閉蓋の閉じ方向の前側から本体側係合部に確実に押し付けられるので、ガタ付き無く開閉蓋が閉じ位置にロックされる。
したがって、開閉蓋に本体側ローラに当接する蓋側ローラが搭載されている場合などにおいて、開閉蓋のロック状態でのガタ付きに起因して、これらの当接位置がばらついて紙送り精度が低下するなどといった弊害を確実に防止できる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したプリンタの実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1は本発明を適用したインクジェット式のロール紙プリンタの外観斜視図であり、図
2はその開閉蓋を全開にした状態の外観斜視図である。本例のロール紙プリンタ1は全体としてほぼ直方体形状をしたプリンタ本体2と、当該プリンタ本体2の前面に取り付けた開閉蓋3とを有している。プリンタ本体2の外装ケース2aの前面には所定幅の記録紙排出口4が形成されている。記録紙排出口4の下側には排紙ガイド5が前方に突出しており、当該排紙ガイド5の側方には蓋開閉レバー6が配置されている。外装ケース2aにおける排紙ガイド5および蓋開閉レバー6の下側には、ロール紙出し入れ用の矩形の開口部2bが形成されており、この開口部2bが開閉蓋3によって封鎖されている。
蓋開閉レバー6を操作して後述の蓋ロック機構によるロックを解除して、排紙ガイド5を前方に引くと、図2に示すように、開閉蓋3が下端部を中心として前方にほぼ水平となるまで開く。開閉蓋3を開くと、プリンタ内部に形成されているロール紙収納部11が開放状態となり、プリンタ前方からロール紙の交換作業などを行うことができる。
開閉蓋3の右隣にも開口部2cが形成されており、ここには、下端を中心として開閉可能な開閉蓋7が取り付けられている。この開閉蓋7を開けると、インク供給部であるインクカートリッジ装填部が開放状態となり、インクカートリッジの交換などを行うことができる。開閉蓋3の左隣は操作面2dとなっており、ここには、LEDからなる状態表示ランプ、ペーパーフィードボタンなどが配列されている。
図3はロール紙プリンタ1における外装ケース2aに内蔵されているプリンタ機構部を示す斜視図である。プリンタ機構部10は、その幅方向の中央部分にロール紙収納部11を備えており、このロール紙収納部11にはロール紙12がプリンタ幅方向に向いた横置き状態で収納されるようになっている。ロール紙収納部11の上側には、ヘッドユニット13が水平に取り付けられている。ヘッドユニット13はヘッドユニットフレーム14を備え、このヘッドユニットフレーム14の左右の側板部分14a、14bの間にはキャリッジガイド軸15が水平に架け渡されており、このキャリッジガイド軸15に沿ってインクジェットヘッド16(図4参照)が下向き状態で搭載されているキャリッジ17が往復移動可能となっている。
ロール紙収納部11の右隣におけるヘッドユニット13の左側部分の下側部位には、インクカートリッジ装填部18およびヘッドメンテナンスユニット20が配置されている。下側に配置されているインクカートリッジ装填部18には不図示のインクカートリッジを装着可能である。上側に配置されているヘッドメンテナンスユニット20は、公知のヘッドメンテナンスユニットと同様に、インクジェットヘッド16のノズル面を払拭するためのワイパおよびノズル面の各ノズルから吐出あるいは排出された廃インクを回収するための回収部(図示せず)が備わっている。ロール紙収納部11の左隣におけるヘッドユニット13の右側部分の下側部位は、制御基板(図示せず)が装着されている基板装着部21となっている。
図4はプリンタ機構部10を前後方向に切断した場合の概略縦断面図である。この図を参照してプリンタ内部構造を説明すると、ロール紙収納部11とヘッドユニット13の間における後側の部位には、プリンタ幅方向に沿って記録紙ガイド32が水平に配置されている。記録紙ガイド32の前側には、一段高い位置においてプリンタ前後方向に水平に、プラテンガイド33が配置されている。プラテンガイド33の真上には、キャリッジ17に搭載されたインクジェットヘッド16が配置されている。インクジェットヘッド16のノズル面16aは、プラテンガイド33の上面33aに対して一定のギャップで対峙しており、当該上面33aによって印字位置が規定されている。
印字位置を規定しているプラテンガイド33と、記録紙ガイド32との間には、第1紙送りローラ34がプリンタ幅方向に水平に架け渡されている。第1紙送りローラ34には
下側から所定幅の第1紙押えローラ35が所定の押圧力で押し付けられている。第1紙送りローラ34は、ベルト・プーリ式の伝達機構36a(図5参照)を介してヘッドユニット13に搭載されている紙送りモータ36によって駆動される。プラテンガイド33における前端側の部位には、第2紙送りローラ37が配置されている。第2紙送りローラ37には、上側から第2紙押さえローラ38が押し付けられている。
キャリッジ17は、キャリッジモータ39およびタイミングベルト40を備えたキャリッジ搬送機構によって、プリンタ幅方向(印字幅方向)に往復移動される。キャリッジ17が往復移動すると、そこに搭載されているインクジェットヘッド16により、ロール紙12から繰り出されて印字位置を通過する記録紙12aの表面に印字が行われる。
キャリッジ17にはインクダンバ41が搭載されており、ここには、可撓性のインクチューブ42が接続されている。インクチューブ42を介して、インクカートリッジ装填部18に装着されているインクカートリッジから各色のインクがインクジェットヘッド16に供給され、インクジェットヘッド16によりフルカラー印刷を行うことが可能となっている。
印字後の記録紙12aが排出される記録紙排出口4には、鋏式の記録紙切断装置44が配置されている。記録紙切断装置44の固定刃45は上向き状態で垂直に配置されており、その可動刃46は下向きで垂直に配置されている。可動刃駆動機構47によって可動刃46がプリンタ幅方向の一方の端を支点として上下方向に旋回すると、固定刃45との接触点がプリンタ幅方向に移動して、これらの間に位置する記録紙12aを幅方向に切断できる。
ここで、本例の開閉蓋3は、その蓋フレーム51に、プラテンガイド33、記録紙ガイド32、第1紙押えローラ35、第2紙送りローラ37、および固定刃45が搭載されている。また、蓋フレーム51の前端部には、蓋開閉レバー6および記録紙排出ガイド5が取り付けられている。開閉蓋3を開くと、ロール紙収納部11のロール紙出し入れ用の開口部2bが開放状態になると共に、ロール紙収納部11から記録紙排出口4に到る記録紙搬送経路が開放状態になる。したがって、ロール紙収納部11にロール紙12を収納し、ロール紙12から記録紙12aを所定の長さだけ引き出し、しかる後に開閉蓋3を閉じると、図4において太い一点鎖線で示すように、ロール紙収納部11に収納されているロール紙12から引き出された記録紙12aが、記録紙ガイド32によってガイドされ、第1紙送りローラ34および第1紙押えローラ35の間からプラテンガイド33の上面33a(印字位置)を経由して第2紙送りローラ37および第2紙押えローラ38の間を通って記録紙排出口4から外部に引き出された記録紙セット状態が形成される。
この状態で第1紙送りローラ34および第2紙送りローラ37が回転すると、記録紙12aの搬送が開始される。記録紙12aの搬送に同期させてインクジェットヘッド16が駆動され、印字位置を通過する記録紙12aの表面に印字が行われる。所定の印字が終了した後は、例えば、印字後の記録紙12aが記録紙排出口4から排出された状態で搬送が停止し、記録紙切断装置44によって記録紙12aが切断され、所定長さの印字済みの記録紙片が発行される。
(開閉蓋のロック機構および位置決め機構)
次に、図4ないし図6を参照して、開閉蓋のロック機構およびその位置決め機構を説明する。図5はプリンタ機構部10を示す斜視図であり、紙送りモータの動力伝達系以外のヘッドユニット部分、左右のインクカートリッジ装着部、ヘッドメンテナンスユニットおよび基板装着部を取り外した状態で示してある。図6はロック機構および位置決め機構の主要部分を示す説明図である。
開閉蓋3を閉じ位置にロックするためのロック機構は、蓋フレーム51の前側部分において開閉蓋開閉方向に回転自在の状態で掛け渡されている支軸52と、支軸52の両端部に固定されている左右一対のロックレバー53(蓋側係合部)と、プリンタ本体2の側に設けられている左右一対の係合軸54を備えている。支軸52の端には蓋開閉レバー6が固着されており、蓋開閉レバー6を押すと、支軸52が回転して、その両端に固定されているロックレバー53の先端側部分を上方に旋回させることができる。
ロックレバー53は、支軸52の両端部からプリンタ後方に向けて突出しているほぼ一定幅の垂直板であり、その先端部の下端面はプリンタ後側から前側に向けて下方に傾斜している傾斜端面53aとなっている。傾斜端面53aの下端部分には、係合軸54に対してプリンタ後側(開閉蓋の閉じ方向の前側)から係合可能なフック部分53bが形成されている。すなわち、傾斜端面53aの下端には上方に折れ曲がった係合端面53cが連続し、係合端面53cの上端にはプリンタ前側に折れ曲がって延びる下端面53dが連続している。
プリンタ本体2側の左右の係合軸54は、ロール紙収納部11の両側の側板部分55、56の外側面からプリンタ幅方向の外方に向けて直角に突出している軸である。開閉蓋3を閉じると、閉じ動作に伴って、ロックレバー53の傾斜端面53aが係合軸54に当り、この後は、係合軸54が上方に押し上げられ、フック部分53bが係合軸54を乗り越え、その係合端面53bがプリンタ後側から係合軸54に係合したロック状態が形成される。
ロック状態において、蓋開閉レバー6を押し込むと、左右のロックレバー53の先端部分が上方に旋回して、それらのフック部分53bが係合軸54から上方に外れ、ロック状態が解除され、開閉蓋3を開くことができる。
ここで、係合軸54に対してロックレバー53を確実にロックできるように、開閉蓋3はその閉じ位置よりも僅かではあるが余分にプリンタ後方に押し込み可能となっている。したがって、ロック状態においては、開閉蓋3は前後方向にガタ付きのある状態となる。本例では、かかるガタ付きを防止して、開閉蓋を閉じ位置に位置決めした状態でロックできるようにするための位置決め機構が備わっている。
本例の位置決め機構は、開閉蓋3に搭載されている固定刃45と、この固定刃45をプリンタ後方(開閉蓋の閉じ方向)に引張っている引張りコイルばね61を備えている。固定刃45は、その左右の端部分が蓋フレーム51の前端部分によってプリンタ前後方向(開閉蓋の開閉方向)に僅かに移動可能な状態で取り付けられている。引張りコイルばね61は、固定刃45の左右の端部分に前端が掛止され、それらの後端は、蓋フレーム51における固定刃45よりも後側の部位に形成したバネ掛け51bに掛止されている。これらの引張りコイルばね61によって固定刃45はプリンタ後側(開閉蓋の閉じ方向)に常時、付勢されている。
ここで、固定刃45の左右の端部分には上方に突出した左右一対の当接板部分45aが形成されている。これらの当接板部分45aは、ヘッドユニット13における前板部分14cの両端下縁部分の前面部分14dにプリンタ前方から当接可能となっている。本例では、開閉蓋3を閉じる際における、ロック機構のロックレバー53のフック部分53bが係合軸54に嵌る前の時点において、当接板部分63が前板部分14cに当接するように設定されている。
このように構成されたロック機構および位置決め機構の動作を説明する。図6に示すよ
うに、開閉蓋3を閉じる際には、ロック機構の左右のロックレバー53のフック部分53bがプリンタ本体側の左右の係合軸54に掛止する直前の時点で、位置決め機構の固定刃45の左右の当接板部分45aが、プリンタ本体2側の前板部分14cの左右の前面部分14dに当たる。開閉蓋3を押し込み、ロック機構によるロック状態が形成されると、固定刃45は所定の押圧力によってプリンタ本体2側から前方に押された状態になる。
固定刃45は左右一対の引張りコイルばね61を介して、開閉蓋3の蓋フレーム51に連結されている。したがって、固定刃45に加わるプリンタ本体2側からの押圧力によって、開閉蓋3は全体としてプリンタ前方に引張られた状態になる。この結果、ロック機構における左右のロックレバー53のフック部分53bの係合面53cが後側から左右の係合軸54に押し付けられた状態になる。すなわち、開閉蓋3は、閉じ位置に、ガタ付き無く位置決めされた状態でロックされる。
したがって、開閉蓋3の閉じ状態において、開閉蓋3に搭載されている紙押えローラ35および紙送りローラ37は、プリンタ本体2側の紙送りローラ34および紙押えローラ38に対して確実に位置決めされた状態で当接する。よって、これらの記録紙のニップ力を一定に保持できるので、ローラ当接位置のばらつきに起因してニップ力が変動して紙送りピッチがばらつき、印字品位が低下するなどの弊害を防止できる。
(その他の実施の形態)
上記の例は、本発明をロール紙プリンタに適用したものである。ロール紙プリンタ以外のプリンタにおける開閉蓋に本発明を適用することもできる。
また、上記の例はインクジェット式のロール紙プリンタであるが、インクジェット式以外の形式の印字ヘッドを備えたプリンタに対しても本発明を適用可能である。
さらに、上記の例では記録紙切断装置の固定刃を利用して開閉蓋の位置決め機構を構成しているが、固定刃以外の開閉蓋の側の部位、あるいは部品を利用してもよい。
さらにまた、上記の例のロック機構では、開閉蓋の側にロックレバーを配置してあるが、プリンタ本体側にロックレバーを配置し、開閉蓋の側に係合軸を配置してもよい。また、これらの本体側係合部および蓋側係合部は、各種の形状、構造のものを採用することができる。
本発明を適用したロール紙プリンタの外観斜視図である。 開閉蓋を開いた状態のロール紙プリンタの外観斜視図である。 ロール紙プリンタのプリンタ機構部を示す斜視図である。 プリンタ機構部の概略縦断面図である。 プリンタ機構部を、一部を省略した状態で示す斜視図である。 開閉蓋のロック機構および位置決め機構を示す説明図である。
符号の説明
1 ロール紙プリンタ、2 プリンタ本体、2a 外装ケース、2b 開口部、3 開閉蓋、4 記録紙排出口、5 排紙ガイド、6 蓋開閉レバー、11 ロール紙収納部、12 ロール紙、12a 記録紙、13 ヘッドユニット、14 ヘッドユニットフレーム、14c 前板部分、14d 前面部分、16 インクジェットヘッド、17 キャリッジ、33 プラテンガイド、34 第1紙送りローラ、35 第1紙押えローラ、37 第2紙送りローラ、38 第2紙押えローラ、44 記録紙切断装置、45 固定刃、45a 当接板部分、46 可動刃、51 蓋フレーム、51b ばね掛け、52 支軸、
53 ロックレバー、54 係合軸、61 引張りコイルばね

Claims (2)

  1. プリンタ本体に開閉可能に取り付けられた開閉蓋と、
    前記開閉蓋を閉じ位置にロックするためのロック機構と、
    ロック状態における前記開閉蓋の開閉方向の位置決めを行う位置決め機構と
    前記開閉蓋に取り付けた固定刃と、前記プリンタ本体に取り付けた可動刃とを備えた記録紙切断装置とを有し、
    前記ロック機構は、プリンタ本体の側の本体側係合部と、前記開閉蓋の側の蓋側係合部とを備え、前記開閉蓋を閉じると、一方が他方を乗り越えて、前記本体側係合部に対して、前記蓋側係合部が前記開閉蓋の閉じ方向の前方側から係合
    前記位置決め機構は、前記開閉蓋の開閉方向に移動可能な状態で前記開閉蓋に取り付けられている当接部材と、この当接部材を前記開閉蓋の閉じ方向に付勢している付勢部材とを備え、前記開閉蓋を閉じると、前記当接部材は、前記プリンタ本体に当り、前記開閉蓋の開き方向に押圧されるようになっており、
    前記当接部材は、前記固定刃であり、
    前記付勢部材は、前記開閉蓋における前記固定刃よりも前記開閉蓋の閉じ方向に離れた部位と前記固定刃との間に、引張り状態で架け渡されたばね部材であることを特徴とするプリンタ。
  2. 請求項において、
    前記プリンタ本体に形成されているロール紙収納部を有し、
    前記開閉蓋は、前記ロール紙収納部に対してロール紙を出し入れするための開口部を開閉するための開閉蓋であり、
    前記ロール紙収納部に収納されたロール紙から引き出された記録紙を搬送するための本体側ローラおよび蓋側ローラを有し、前記本体側ローラは前記プリンタ本体に配置され、前記蓋側ローラは前記開閉蓋に配置されており、
    前記開閉蓋を開けると、前記ロール紙収納部から前記本体側ローラと前記蓋側ローラの間、および、前記記録紙切断装置の前記固定刃と前記可動刃の間を経由する記録紙搬送路が開放状態になることを特徴とするプリンタ。
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