JP2007175094A - マッサージ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】肩位置検出器に生ずる振動を軽減し、また、肩位置検出器を被施療者の手の届き難い位置に設けることのできるマッサージ機を提供する。
【解決手段】被施療者の患部をマッサージする揉み玉37と、該揉み玉が配備された左右一対の揺動アーム50と、該揺動アーム50を揺動可能に支持する支持アーム40と、支持アーム40を往復運動させる駆動手段80,90と、を具えたマッサージユニット30を、被施療者の腰掛ける椅子の背凭れ12内に上下動可能に配置したマッサージ機において、支持アーム40には、揺動アーム50の後面に当接し、揺動アームの揺動に応じて回転する検出部材61を具え、揺動アームの揺動角度を検知する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、揺動アームの角度を検知して、被施療者の肩位置等をすることのできるマッサージ機に関するものである。
被施療者の肩から腰にかかる患部にマッサージを施す椅子型のマッサージ機がある。
これらマッサージ機では、被施療者の腰掛ける椅子の背凭れにマッサージユニットを昇降可能に内蔵している。マッサージユニットは、上下に揉み玉を有するV字型の揺動アームを、支持アームを介して駆動手段に連繋して構成され、駆動手段の駆動によって、支持アームが往復運動を繰り返し、揺動アーム先端の揉み玉が被施療者の患部に揉みや叩きのマッサージを施す。
被施療者の患部の位置、即ち、肩や背中、腰の位置は、人によって高さが異なるから、被施療者の所望する患部の位置を検出してマッサージを施すために、被施療者の体型、特に肩位置を検出する肩位置検出器を搭載したものがある。これらマッサージ機では、肩位置検出器は、左右の揺動アームの内側や内部に配備されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−238927号公報
肩位置検出器を左右の揺動アームの内側に配備したマッサージ機の場合、当て布等の可撓性カバーを介して、被施療者が肩位置検出器に触れることができるため、外力の影響を受けやすい検出器を使用すると、検出精度が低下してしまうことがあった。
また、肩位置検出器を左右の揺動アームの内部に配備したマッサージ機の場合、揺動アームが厚い構成となるため、揉みマッサージを施したときに、左右の揺動アームどうしが接近すると、揺動アーム間の距離が狭くなってしまい、衣服等が挟み込まれてしまうことがあった。
さらに、上記何れの場合にも、揺動アームは、支持アームに比べて往復運動の振幅や振動数が大きいから、特に叩きマッサージを行なったときに、揺動アームの内側又は内部に取り付けられた肩位置検出器も大きく振動する。このため、検出器に高負荷が加わり、検出器の検出精度や耐久性が低下することがあった。
本発明の目的は、肩位置検出器に生ずる振動を軽減し、また、肩位置検出器を被施療者の手の届き難い位置に設けることのできるマッサージ機を提供することである。
上記課題を解決するために本発明のマッサージ機は、
被施療者の患部をマッサージする揉み玉と、該揉み玉が配備された左右一対の揺動アームと、各揺動アームを揺動可能に支持する左右一対の支持アームと、支持アームを往復運動させる駆動手段と、を具えたマッサージユニットを、被施療者の腰掛ける椅子の背凭れ内に上下動可能に配置したマッサージ機において、
少なくとも一方の支持アームには、揺動アームの揺動角度を検知する検出器を具えており、
該検出器は、揺動アームの後面に当接し、揺動アームの揺動に応じて回転する検出部材を具え、検出部材の回転角度を検知する。
また、本発明のマッサージ機は、
被施療者の患部をマッサージする揉み玉と、該揉み玉が配備された左右一対の揺動アームと、該揺動アームを揺動可能に支持する支持アームと、支持アームを往復運動させる駆動手段と、を具えたマッサージユニットを、被施療者の腰掛ける椅子の背凭れ内に上下動可能に配置したマッサージ機において、
支持アームには、揺動アームの揺動角度を検知する検出器を具えており、
該検出器は、スライド可能な軸部材を具え、軸部材の先端は、揺動アームの後面に接触し、揺動アームの揺動に応じて、軸部材が出没して、揺動アームの揺動角度を検知する。
揺動アームの角度を検知する検出器を、支持アームに取り付けている。支持アームは、揺動アームに比べて、マッサージ動作における往復運動の振幅、振動数が小さいから、検出器に加わる負荷も低減できる。従って、検出器の検出精度を長期に亘って維持することができる。また、従来よりも振動等に弱い検出器の使用が可能となる。
また、検出器は、揺動アームの後面に接触して、揺動アームの揺動を検出する構成としているから、検出する部分を含めて検出器に被施療者の手が届き難くなり、被施療者から検出器を保護することができる。
本発明を椅子型のマッサージ機(10)に適用した例について説明する。なお、本発明は、椅子型に限定されることなく、例えば、ベッド型のマッサージ機、更には介護用ベッドなどにも適用することができる。
<構造説明>
マッサージ機(10)の椅子は、図1に示すように、被施療者の腰掛ける座部(11)と、該座部(11)の後端から上向きに形成された背凭れ(12)、座部(11)の左右両側に上向きに形成された肘掛け部(14)とから構成される。座部(11)、背凭れ(12)、肘掛け部(14)は、夫々内部に金属製のパイプ、フレーム又はプレート等を連結して形成され、外周は、当て布等の可撓性カバー(13)やクッションにて包囲される。
背凭れ(12)の内部には、図1に示すように、上部及び下部に夫々上フレーム(16)と下フレーム(17)を具えており、上下のフレーム(16)(17)の左右両端部は、上下方向に平行に伸びる左右一対のガイドレール(18)にて連結されている。ガイドレール(18)の上端は、上フレーム(16)を越えて上方へ伸びており、ガイドレール(18)の先端には、被施療者の頭部が当る頭当て部(15)が取り付けられている。ガイドレール(18)の下部は、座部(11)を形成するフレームに枢支される。また、下フレーム(17)には、公知のリクライニング機構(19)に連結され、背凭れ(12)は、座部(11)に対して揺動可能となっている。
左右のガイドレール(18)は、断面形状がコ字状であって、溝が対向するように配置され、該ガイドレール(18)に沿ってマッサージユニット(30)が昇降可能に取り付けられている。
背凭れ(12)の内部には、ガイドレール(18)と平行に枢支されたネジ軸(22)と、該ネジ軸(22)を回転させる昇降モータ(21)からなる昇降手段(20)が配備されている。ネジ軸(22)の下端にはプーリ(23)を具え、昇降モータ(21)の回転軸とベルトを介して連繋されており、昇降モータ(21)を駆動すると、ネジ軸(22)が正回転又は逆回転を行なう。
図2は、マッサージユニット(30)を斜め後方から見た斜視図、図3は、マッサージユニット(30)を斜め前方から見た斜視図である。
マッサージユニット(30)は、図に示すように、被施療者にマッサージを施す施療指(32)(32)と、該施療指(32)(32)を往復運動させる駆動手段(80)(90)をシャーシ(100)上に搭載して構成されている。
シャーシ(100)は、複数の屈曲した金属板(101)(103)(104)をネジ止めやスポット溶接等することによって接続したものであり、シャーシ(100)の前側金属板(101)は、中央に施療指(32)(32)が前方に向けて突出する開口(102)が開設されている。前側金属板(101)の左右両端は、後方に向けて屈曲しており、複数のローラ(34)が軸支されている。各ローラ(34)は、前記ガイドレール(18)に嵌まっている。また、前側金属板(101)は、下端が後方に屈曲し、屈曲した下面部分には、前記ネジ軸(22)に螺合するネジ筒(35)(図1参照)が取り付けられている。ネジ軸(22)を回転させると、ネジ推力により、マッサージユニット(30)が、背凭れ(12)内を昇降する。
前側金属板(101)の背面には、揉み手段(80)及び叩き手段(90)を支持する取付板(103)(104)が間隔をあけて突設されている。
施療指(32)(32)の駆動手段は、施療指(32)(32)に揉み運動をさせる揉み手段(80)と、施療指(32)(32)に叩き運動をさせる叩き手段(90)から構成される。
揉み手段(80)は、施療指(32)(32)が枢支される揉み軸(81)、揉み軸(81)を回転させる揉みモータ(82)及び揉みモータ(82)から揉み軸(81)に動力を伝達するベルト(83)等の減速手段と、を具える。
揉み軸(81)は、シャーシ(100)の取付板(103)(104)に軸支されており、揉み軸(81)には、図2に示すように、施療指(32)(32)を互いに対称的に傾斜して枢支するカム体(84)(84)が固定されている。揉み軸(81)の一端には、図2に示すように、ウォームホイール(85)が取り付けられており、該ウォームホイール(85)は、一方の取付板(103)に設けられたギアボックス(105)内のウォーム(86)と噛合している。ウォーム(86)は、ウォーム軸(87)に嵌まっており、ウォーム軸(87)の上端には、プーリ(88)が取り付けられている。プーリ(88)は、ベルト(83)を介して他方の取付板(104)に固定された揉みモータ(82)のプーリ(89)と連繋されており、揉みモータ(82)を回転すると、揉み軸(81)が回転する。
叩き手段(90)は、揉み軸(81)の下方に配備された叩き軸(91)と、叩き軸(91)を回転させる叩きモータ(92)及び叩きモータ(92)から叩き軸(91)に動力を伝達するベルト(93)等の減速手段と、を具える。
叩き軸(91)は、シャーシ(100)の取付板(103)(104)に軸支されており、叩き軸(91)と施療指(32)(32)は、後述するように、連結杆(36)(36)によって連繋されている。連結杆(36)(36)は、一端が球関節(43)(43)を介して施療指(32)(32)と連繋し、他端が叩き軸(91)にエキセン機構(94)等により位相が180°異なった状態で偏心して枢支されている。叩き軸(91)には、図3に示すように、プーリ(95)が嵌まっており、プーリ(95)はベルト(93)を介して取付板(103)に固定された叩きモータ(92)のプーリ(96)と動力伝達可能に連繋されている。
施療指(32)(32)は、図2、図4及び図5に示すように、前記揉み軸(81)に揺動可能に支持される左右一対の支持アーム(40)と、該支持アーム(40)に連繋される揺動アーム(50)、該揺動アーム(50)の上下に取り付けられた揉み玉(37)(38)から構成される。
図示の実施例では、支持アーム(40)は、外側の第1アーム(41)と内側の第2アーム(42)から構成している。第1アーム(41)と第2アーム(42)は、互いに接着やネジ止め等により固定しておらず、単に面接触した状態であり、揺動アーム(50)に平行な面内で摺接可能としている。
第1アーム(41)及び第2アーム(42)は、柔軟性を具備するために、夫々樹脂から作製することが望ましい。樹脂として、POM(ポリアセタール、登録商標「ジュラコン」)やナイロン等を例示することができる。
支持アーム(40)は、揉み軸(81)に傾斜且つ互いに偏心したカム体(84)に枢支されており、揉み軸(81)に対して左右対称に傾斜した状態で取り付けられている。支持アーム(40)の後端は、球関節(43)を介して前記連結杆(36)に接続されている。左右の連結杆(36)(36)どうしは、図2に示すように、振動を抑えるためのバネ(97)によって互いに引き合う方向に付勢されている。
第1アーム(41)の外側には、図4及び図5に示すように、金属板(45)が取り付けられている。金属板(45)には、肩位置を検知する検出器(60)を取り付けるためのホルダー(70)が装着可能となっている。金属板(45)は、図6乃至図8に示すように、揉み軸(81)に余裕をもって嵌まる切欠き(46)と、該切欠き(46)の周囲にホルダー(70)の爪片(73)が係合する係合溝(47)が複数開設されている。
図6乃至図8は、肩位置を検知する検出器(60)を取り付けるためのホルダー(70)及び前記金属板(45)を取り出して示す図である。
ホルダー(70)は、図6乃至図8に示すように、側方から見ると略C字状の部材であって、第1アーム(41)に取り付けられる金属板(45)と対向する内側に、該金属板(45)の中央の切欠き(46)に嵌まるリング(71)が突設されている。リング(71)の外側端縁には、リング側に向けて開口する凹部(72)が形成されている。凹部(72)は、後端側が切断されて凹部断面が露出している。
ホルダー(70)の周面には、ホルダー取付用の爪片(73)が内側に向けて複数突設されている。さらに、ホルダー(70)の外側、即ち、凹部(72)の底面側と、凹部(72)の両端縁には、後述する検出器(60)のリード線(64)を固定するための結束バンド(65)を通す取付孔(74)が開設されている。
リング(71)は、ホルダー(70)を第1アーム(41)に取り付ける際のガイドとなり、また、リング(71)は、成形時に金型から抜く際の補強部材となる。
ホルダー(70)の前端側は、前方に向けて延びており、検出器(60)を取り付けるための取付孔(75)が開設されている。
ホルダー(70)は、樹脂材料から形成することが望ましい。ホルダー(70)を樹脂製とすることによって、駆動手段(80)や当て布等の可撓性カバー(13)から静電気が検出器(60)に放出されることを防止できる。特に、検出器(60)のホルダー(70)への取付位置を、可撓性カバー(13)や駆動手段(80)から15mm程度以上離れるように調整することにより、静電気から検出器(60)を効果的に保護でき、検出器(60)の誤作動等を効果的に防ぐことができる。
ホルダー(70)の前端の検出器取付孔(75)には、図2、図4及び図5に示すように、検出器(60)が配置される。検出器(60)は、揺動アーム(50)に当接する検出部材(61)を有している。
図に示す検出器(60)は、回転式のポテンショメータ(可変抵抗器)であり、該ポテンショメータの軸(66)にカム形状の検出部材(61)がネジ止め(62)により取り付けられている。検出部材(61)は、カム面が、後述するように揺動アーム(50)の後面のガード(52)に当接している。検出部材(61)は、揺動アーム(50)に常に当接するように、バネ(63)により付勢されている。
検出部材(61)は、カム形状に限定されることはないが、揺動アーム(50)の初期の揺動角度変化を的確に捉えるために、揺動アーム(50)の揺動角度が小さい位置で、大きく回転して、検出器(60)に大きな検出変化をもたらすようにすることが望ましい。揺動アーム(50)の揺動角度が大きくなってからは、検出部材(61)の回転角度が小さくなっても構わない。ここで、揺動アーム(50)の揺動角度とは、揺動アーム(50)が最も前傾した状態からの起伏角度を意味しており、揺動角度が小さいとは、前傾状態にある場合を指し、揺動角度が大きいとは、揺動アーム(50)が後方に回転して、起伏した状態を指す。
検出器(60)に接続されるリード線(64)は、図2に示すように、ホルダー(70)の凹部(72)を通って凹部(72)の開口から他方の凹部(72)の先端(76)を経由するよう延びている。
リード線(64)は、ホルダー(70)の要所に、夫々結束バンド(65)で固定されいている。リード線(64)は、ホルダー(70)から離れた後、U字状に屈曲させ、シャーシ(100)の取付板(103)に結束バンド(65)によって固定されている。リード線(64)は、ホルダー側に固定されている部分と、取付板側に固定されている部分が略平行となるように、結束バンド(65)で固定することが望ましい。これにより、リード線(64)のねじれや断線を防止できる。このように、リード線(64)を所定の角度で維持するためには、結束バンド(65)は、夫々複数箇所でリード線(64)を結束することが望ましい。
ホルダー(70)は、図6乃至図8に示すように、爪片(73)を金属板(45)の係合溝(47)に嵌めて取り付ける。
支持アーム(40)は、揺動アーム(50)に比して、マッサージ動作の振幅、振動数が小さいから、上記のように、検出器(60)を支持アーム(40)に取り付けたことにより、検出器(60)に伝達される振動を軽減することができる。また、揺動アーム(50)の後面に検出器(60)を取り付けた構成としたことにより、被施療者の手が、検出器(60)に届くようなことはない。従って、従来に比べて、検出精度を高めることができ、また、耐久性も向上できる。さらに、振動等に弱い検出器を用いることも可能となる。
支持アーム(40)には、揉み玉(37)(38)を具えた揺動アーム(50)が揺動可能に取り付けられる。揺動アーム(50)は、図2、図4及び図5に示すように、中央が略くの字型に屈曲したものを例示できる。揺動アーム(50)の上下先端には、揉み玉(37)(38)が内側向きに軸支されている。揺動アーム(50)も支持アーム(40)と同様の樹脂で作製することができる。
揺動アーム(50)は、中央の屈曲部分にて、支持アーム(40)に軸支されている。また、揺動アーム(50)は、図示しないバネ等の付勢手段によって、支持アーム(40)に対して、上側の揉み玉(37)が前方に押し出される方向に付勢されており、揺動アーム(50)の揺動角度は、揺動アーム(50)に突設された当たり片(51)が支持アーム(40)と衝突する範囲に規制されている。
揺動アーム(50)の中央の屈曲部分の後面には、図4及び図5に示すように、前記検出器(60)の検出部材(61)が当接する。検出部材(61)が確実に揺動アーム(50)と接触するようにするために、揺動アーム(50)の屈曲部分は、幅広に形成することが望ましい。また、検出部材(61)との接触による摩耗を防止するために、屈曲部分に金属板のガード(52)を取り付けることが望ましい。ガード(52)により、検出部材(61)に被施療者等の手が届くことはなく、検出器(60)を保護できる。
ソフトなマッサージ効果を提供するために、揺動アーム(50)を、上記のように、POM等の柔軟な樹脂で作製した場合でも、揺動アーム(50)の屈曲部分にはガード(52)を取り付けているから、揺動アーム(50)のマッサージ時の撓みや曲げの影響は、検出器(60)には及ばない。従って、従来よりも正確な揺動アーム(50)の角度検知を行なうことができる。
揺動アーム(50)の上下端に取り付けられる揉み玉(37)(38)は、外形が樹脂製の扁平球体を例示でき、揺動アーム(50)に軸支されている。
上記構成のマッサージ機(10)は、図示しない制御手段によって、動作がコントロールされる。制御手段は、マッサージ機(10)の適所に配置される。
制御手段は、マイコンを主体として構成され、被施療者からの操作、又は、記憶されたプログラムに基づいて、マッサージユニット(30)の各駆動手段(80)(90)、昇降手段(20)等が制御される。
制御手段には、前記検出器(60)がリード線(64)を介して電気的に接続されており、検出器(60)から送出される出力に基づいて、支持アーム(40)に対する揺動アーム(50)の揺動角度を検知し、被施療者の患部の位置、例えば肩位置が特定される。
図9乃至図11は、揺動アーム(50)の揺動動作と検出器(60)の動作を図示したものであり、これらの関係を図12にグラフ化して示している。
揺動アーム(50)は、無負荷の状態では、図9に示すように、上側の揉み玉(37)が前方に突出した状態で付勢されている。この状態で、マッサージユニット(30)を降下させると、上側の揉み玉(37)が被施療者の肩に当たり、図10に示すように、揺動アーム(50)が図10の矢印A方向に回転する。
揺動アーム(50)が角度変化すると、揺動アーム(50)に当接している検出器(60)の検出部材(61)が、揺動アーム(50)の屈曲面に沿って矢印B方向に回転し、検出器(60)の軸(66)を回転させ、検出器(60)(ポテンショメータ)の抵抗値が変化し、リード線(64)を介して制御手段(図示せず)に伝達される。図10は、図9の状態から揺動アーム(50)を矢印方向に約30°回転した状態を示している。
図12に示すように、揺動アーム(50)が0°〜30°回転するまでの間に、検出部材(61)は、約29°角度変化していることがわかる。
図11に示すように揺動アーム(50)がさらに角度変化すると、検出部材(61)も回転する。図11は、揺動アーム(50)の回転角度が約60度の状態を示している。
本実施例では、検出部材(61)をカム形状としているから、揺動アーム(50)の回転角度に対する検出部材(61)の回転角度は、比例するのではなく、図12に示すように、揺動アーム(50)の回転角度が大きくなるにつれて、検出部材(61)の角度変化は小さくなっている。このように、揺動アーム(50)の回転角度が小さいときに、検出部材(61)の回転角度を大きくしたのは、被施療者の患部の位置、特に肩位置を検知する際に、揉み玉(37)が被施療者に当たって揺動アーム(50)が回転したことを検出し易くするためである。
上記のように、検出部材(61)をカム形状としたことにより、揺動アーム(50)の最初の角度変化を確実に検出することができる。
制御手段は、検出器(60)から送出される抵抗値の変化を揺動アーム(50)の角度変化量に換算し、被施療者の患部の位置、例えば肩位置を特定し、種々のマッサージ動作やマッサージプログラムに患部の位置情報を取り込んで、マッサージを行なう。
図13は、検出器(60)の異なる実施例であり、検出器(60)として内部にコイルを巻回した磁界式のセンサを用いた実施例である。検出器(60)は、揺動アーム(50)に向けて付勢されたコアからなる軸部材を検出部材(61a)として有しており、軸部材は、検出器(60)の内蔵コイル内をスライド可能となっている。制御手段は、軸部材の出没に伴うコイルのインダクタンス変化を検知し、揺動アーム(50)の角度変化量を検知する。
本実施例の場合も、肩位置検知のために、揺動アーム(50)の回転角度が小さいときに、検出部材(61a)の回転角度を大きくするには、検出部材(61a)である軸部材の先端が、揺動アーム(50)が無負荷の状態において、屈曲部分の終端近傍に当接するように配置し、揺動アーム(50)が回転するにつれて、屈曲部分に侵入するように配置することが望ましい。
本発明は、被施療者の患部の位置を検知して、被施療者にマッサージを施すことのできるマッサージ機として有用である。
本発明のマッサージ機の断面図である。 マッサージユニットを斜め後方から見た斜視図である。 マッサージユニットを斜め前方から見た斜視図である。 施療指の斜視図である。 検出器の取付部分を拡大して示す斜視図である。 ホルダー及び金属板の斜視図である。 ホルダー及び金属板の斜視図である。 ホルダーを金属板に取り付けた状態を示す斜視図である。 揺動アームの回転角度が0°の状態を示す側面図である。 揺動アームの回転角度が30°の状態を示す側面図である。 揺動アームの回転角度が60°の状態を示す側面図である。 揺動アームの角度と、検出部材の角度との関係を示すグラフである。 本発明の異なる実施例を示す検出器の取付部分を拡大して示す斜視図である。
符号の説明
(10) マッサージ機
(30) マッサージユニット
(32) 施療指
(40) 支持アーム
(50) 揺動アーム
(60) 検出器
(61) 検出部材
(70) ホルダー
(80) 揉み手段
(90) 叩き手段

Claims (10)

  1. 被施療者の患部をマッサージする揉み玉と、該揉み玉が配備された左右一対の揺動アームと、各揺動アームを揺動可能に支持する左右一対の支持アームと、支持アームを往復運動させる駆動手段と、を具えたマッサージユニットを、被施療者の腰掛ける椅子の背凭れ内に上下動可能に配置したマッサージ機において、
    少なくとも一方の支持アームには、揺動アームの揺動角度を検知する検出器を具えており、
    該検出器は、揺動アームの後面に当接し、揺動アームの揺動に応じて回転する検出部材を具え、検出部材の回転角度を検知することを特徴とするマッサージ機。
  2. 検出部材は、カム形状である請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 検出部材は、揺動アームの揺動角度が小さいときに、検出部材の回転角度が大きく、揺動アームの揺動角度が大きくなるにつれて、検出部材の回転角度が小さくなるようにしている請求項2に記載のマッサージ機。
  4. 揺動アームは、検出部材が当接する後面に幅広のガードを有している請求項1乃至請求項3の何れかに記載のマッサージ機。
  5. 被施療者の患部をマッサージする揉み玉と、該揉み玉が配備された左右一対の揺動アームと、該揺動アームを揺動可能に支持する支持アームと、支持アームを往復運動させる駆動手段と、を具えたマッサージユニットを、被施療者の腰掛ける椅子の背凭れ内に上下動可能に配置したマッサージ機において、
    支持アームには、揺動アームの揺動角度を検知する検出器を具えており、
    該検出器は、スライド可能な軸部材を具え、軸部材の先端は、揺動アームの後面に接触し、揺動アームの揺動に応じて、軸部材が出没して、揺動アームの揺動角度を検知することを特徴とするマッサージ機。
  6. 検出器は、支持アームの外側に配備される請求項1乃至請求項5の何れかに記載のマッサージ機。
  7. 検出器は、ポテンショメータである請求項1乃至請求項6の何れかに記載のマッサージ機。
  8. 検出器は、支持アームの外側に装着可能なホルダーに取り付けられる請求項1乃至請求項7の何れかに記載のマッサージ機。
  9. ホルダーは、樹脂製である請求項8に記載のマッサージ機。
  10. 支持アームは、樹脂製であり、ホルダーは、支持アームに金属板を介して装着される請求項8又は請求項9に記載のマッサージ機。
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